JP2865695B2 - 窓口業務処理方法および取引指定端末装置 - Google Patents

窓口業務処理方法および取引指定端末装置

Info

Publication number
JP2865695B2
JP2865695B2 JP6364689A JP6364689A JP2865695B2 JP 2865695 B2 JP2865695 B2 JP 2865695B2 JP 6364689 A JP6364689 A JP 6364689A JP 6364689 A JP6364689 A JP 6364689A JP 2865695 B2 JP2865695 B2 JP 2865695B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transaction
terminal device
list
deposit
customer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP6364689A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02244264A (ja
Inventor
廣太郎 山下
政彰 広谷
訓弘 野村
明宏 川岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP6364689A priority Critical patent/JP2865695B2/ja
Priority to KR1019900003543A priority patent/KR0150790B1/ko
Publication of JPH02244264A publication Critical patent/JPH02244264A/ja
Priority to US07/839,078 priority patent/US5214269A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP2865695B2 publication Critical patent/JP2865695B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q40/00Finance; Insurance; Tax strategies; Processing of corporate or income taxes
    • G06Q40/02Banking, e.g. interest calculation or account maintenance
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F8/00Arrangements for software engineering

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Accounting & Taxation (AREA)
  • Finance (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Development Economics (AREA)
  • Technology Law (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • Strategic Management (AREA)
  • Marketing (AREA)
  • Economics (AREA)
  • Software Systems (AREA)
  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、預入,払出,振込,換金等の各種銀行窓口
取引を一括して行うのに好適な金融窓口処理システムに
関する。
【従来の技術】
従来の窓口取引方法は、顧客が所定用紙に取引内容を
一件一葉で記載し、窓口のテラーに現金,有価証券,印
鑑,通帳,銀行カードなどと一緒に提出することによっ
て、その取引が受付れられ、テラーもしくは複数の銀行
員が窓口業務処理用の端末を操作して取引を完結させる
ものであった。この方法では、一件一葉で記載された伝
票をもとに事務処理を行なっていることから、顧客対応
の取引処理でなく取引種別対応の取引処理になってい
る。複数の取引(例えば、預金を払い出して、その一部
を送金するなど)を行なう場合に顧客はそれぞれの取引
用窓口(この場合は、預金窓口と為替窓口)に別々に伝
票を提出しなければならなかった。また、伝票を用いた
事務処理のため、管理事務量(伝票種類別精査,法規制
期間の保存・管理)が大きな負担となっていた。これに
対し、特開昭62−23757の記載によれば、顧客がテラー
に取引内容を口頭で伝え、テラーが取引処理端末を操作
して、取引内容の入力および有価証券類の授受を指示す
ることにより、伝票を用いずに窓口取引を行える取引手
段を提供するものがある。
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術の取引システムでは、(a)顧客がテラ
ーに口頭で取引内容を指定し、テラーがその取引内容を
入力装置に入力する手続きと、 (b)指定された取引内容に関連して顧客とテラーの間
で授受する金品を確認及び収納する手続きが同一の窓口
で同時に行われる。したがって、テラーの処理負担が増
大し、処理時間が長くなる結果、窓口が混雑するという
問題があった。 また取引内容を指定するためには、必ず取引内容に関
連して顧客とテラーの間で授受される金品を取引指定時
に保有していなければならない。それゆえに、多科目取
引が行なえる銀行窓口システムでも、金品を保有しない
取引指定は金品を保有する時点まで出来ないという問題
があった。さらに、銀行に金品を持参し、一時的にプー
ルした後にその金品の処分方法(各種預金,振込,支払
など)を指定する場合には、一度窓口で実際に現金化し
てからでないと取引指定が出来ないという問題があっ
た。 本発明の目的は、テラーの負担軽減(テラーは自動機
になじまない有価証券類の授受と公的な領収価発行程度
の負荷)および伝票を用いることなく複数取引を自動機
化することによって顧客の店内待ち時間を短縮して窓口
の混雑を緩和する窓口業務処理方法を提供することにあ
る。 また、本発明の他の目的は、有価証券類を扱う高額な
現金入出金機を効率良く用い、窓口取引処理に必要な装
置構成全体の投資額を安価に抑える窓口業務処理方法を
提供することにある。 本発明のさらに他の目的は、取引に必要な金品が手元
にないもしくは口座残高が不足している場合(以下、財
的裏付けがない場合と呼ぶ)でも、取引に必要な金品が
手元にあるもしくは口座に残高が十分ある場合(以下、
財的裏付けがある場合と呼ぶ)と同様に取引内容の指定
を可能にし、財的裏付けが成立した時点で所定の取引を
実行・完結させる窓口業務処理方法を提供することにあ
る。 本発明のさらに他の目的は、取引内容の指定を受ける
ことなく現金・有価証券類を受理して別段預金などの特
定口座もしくは一時的な記憶域に一旦プールしておき、
後にその受理額を窓口で現金化することなく、受理額の
処分方法(取引内容)を指定できる銀行窓口処理システ
ムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、窓口取引の処理手続き
で、顧客が取引内容を指定する手続きと、この取引内容
に関する有価証券類(金品)の授受・確認手続きを分離
するとともに、これらの処理を行う場所も分離する。 本発明はこれを実現するために、(1)取引指定端末
装置、(2)金品取扱端末装置及び (3)顧客識別用媒体によりシステムを構成する。 (1)取引指定端末装置は、(a)取引内容や本人確認
のための識別情報を入力、(b)入力された取引内容を
表示、(c)取引内容を印字、 (d)顧客識別用媒体に記録されている内容の読み取
り,書き込み、(e)利用者が保有する顧客識別用媒体
に記録された情報や本人確認のための入力情報などを用
いて利用者の特定、(f)顧客識別用媒体を保有しない
操作者に顧客識別用情報を記録した顧客識別用媒体の発
行(g)取引内容の実行可能性の判断、(h)取引の完
結のために次にどの装置もしくは窓口に行くべきかを操
作者に示して誘導するガイド、(i)ホストコンピュー
タや他の装置との通信などを実行する。 (2)金品取扱端末装置は、(a)有価証券類を取り込
み、払い出し、(b)有価証券類の取扱高や取引内容な
どの指示入力、(c)有価証券類の取扱高や取引内容な
どの表示、(d)有価証券類の取引内容や取扱高・領収
の証などの印字、 (e)顧客識別用媒体に記録されている内容の読み取
り,書き込み、(f)利用者が保有する顧客識別用媒体
に記録された情報や本人確認のための入力情報などを用
いて利用者の特定、(g)顧客識別用媒体を保有しない
操作者に顧客識別情報を記録した顧客識別用媒体の発
行、(h)取引内容の実行可能性の判断、(i)取引の
完結のために次にどの装置もしくは窓口に行くべきかを
操作者に示して誘導するガイド、(j)ホストコンピュ
ータや他の装置との通信などを実行する。 (3)両装置を利用する利用者の同一性を識別する顧客
識別用媒体を用いる。 取引指定端末装置や金品取扱端末装置に、酒券・切手
類など自動検収になじまない有価証券類の受領に関し
て、人手を介して金品を受領したことを指示する金品受
領確認キーを設けてテラーを介在させる方法もある。 取引指定端末装置および金品取扱端末装置は、各装置
を利用する順番に関係なく、取引指定端末装置で指定さ
れた取引内容の合計金額と取扱可能残高(金品取扱端末
装置に挿入された金額と預金残高などの既在口座残高の
合計)を比較して、取引内容の実行可能性を判断し、取
引指定直後に実行可能である取引リストと、取引実行を
一時停止すべき一時停止取引リストに該取引内容を分離
し、取引リストはホストコンピュータと通信して取引を
実行完結する。一時停止取引リストは、定期もしくは不
定期な期間単位で集めて一時停止取引ファイルとして作
成保有する。 また、一時停止取引リスト中の取引で残高不足の口座
を財源として利用しているものがある場合、該口座残高
が振込みなどによって変化した際に、該取引が実行可能
になったかどうかを調べ、残高が取引を行うに十分にな
っていたら、一時停止されていた該取引を実行するため
の手段を口座残高を記憶するコンピュータに持たせる。 さらに、即時実行不能である一時停止取引リストを格
納する記憶手段を口座残高を記憶するコンピュータに持
たせるかわりに、該記憶手段を各営業店に設け、各営業
店が管轄する区域内にある端末とLAN,VANなどの通信手
段によって接続する方法もある。 前記の顧客の口座残高を格納する記憶手段と、一時停
止取引リストを格納する手段を1つにまとめる方法もあ
る。
【作用】
顧客は取引指定端末装置を用いて一種以上の取引内容
を指定して顧客識別用媒体を受け取り、次に該顧客識別
媒体と有価証券類を金品取扱端末装置に投入して取引を
完結する。金品取扱端末装置を先に利用して顧客識別用
媒体を受け取り、顧客識別用媒体を取引指定端末装置に
挿入して取引内容を指定しても良い。自動機になじまな
い切手や酒券などの有価証券類を扱う場合や自動車税納
付のように後日(車検時)のために公的領収証印が必要
な場合には、取引指定端末装置や金品取扱端末装置に、
入手を介して金品を受領したことを指示する金品受領確
認キーを設けてテラーを介在させても良い。 取引内容を取引指定端末装置を利用した顧客と、金品
取扱端末装置利用した顧客の対応付けの手段として、顧
客識別用媒体を利用する。取引指定端末装置及び金品取
扱端末装置は挿入された該顧客識別用媒体から識別情報
を読み取り、その情報を利用して該顧客の取引内容や残
高などを取得する該顧客識別用媒体が挿入されていない
場合は、新たに該利用者を特定する顧客識別用媒体を発
行する。この場合、銀行カードなどをもとに本人確認し
ても良い。また、銀行カードを顧客識別用媒体としてIC
カードなどを用いて、指定された取引内容や関連する口
座残高などの情報を記録しても良い。各装置の利用者を
ユニークに識別する情報を記録した顧客識別用媒体用い
ることにより、取引指定端末装置で取引内容を指定した
顧客と金品を授受する顧客との対応付けが可能になる。
物理的な顧客識別用媒体を用いず、パスワードなどの暗
証記号用いても両装置の利用者の同一性を識別すること
もできる。 また、金品取扱端末装置や取引指定端末装置に、別段
預金などの予め指定した口座や一時的預かり口座を取引
財源留保に用いることを指示する手段を設けることで、
金品取扱端末装置に投入された金額を別段預金などの指
定口座に一旦プールしておき、後で該口座を財源として
取引内容を指定することが可能になる。その結果、取引
内容の指定とは独立に金品を受理することが可能にな
る。 さらに取引指定端末装置で入力された取引内容は、該
取引に関連する財源に裏付けがある場合(例えば、財源
として普通預金を指定し、該預金の残高が取引を遂行す
るに十分である場合など)即時実行される。一方、財源
に裏付けがない場合(例えば、取引財源として現金が選
択され該現金がまだ入金されていない場合や、財源とし
て選択された預金残高が不足している場合など)には、
該取引の実行は一時停止され、該取引内容は一時停止取
引ファイルに格納される。該取引は、財源として選択さ
れた現金が窓口から入金されたり、財源として指定され
た預金口座が、入金や振込などにより、取引実行に十分
な残高になったときに実行される。入金による取引実行
可能時点は、現金・有価証券類を受理した時点、または
テラーが有価証券類を受け取り金品取扱端末装置の金品
受領確認キーを押下した時点とする。また顧客の各種口
座残高に関するデータに一時停止取引ファイル中の取引
財源として該口座が利用されているかどうかを示す情報
を付加しておき、預金口座の残高が入金や振込などで更
新される時に該情報を調べ、該口座が該一時停止取引の
財源として利用されていることを示す状態になっている
場合には、該一時停止取引の実行可能性を調べることに
よって取引実行可能時点を捕え、該取引を実行する。こ
のことから財的な裏付けのない取引でも指定することが
可能になる。
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面を用いて説明する。 第1図は本発明のハードウェア構成の概略図である。
図中において、1は取引指定端末、2は金品取扱端末、
3はホストコンピュータ、4は預金残高ファイル、5は
一時停止取引ファイル、6は汎用端末である。各端末1,
2及び6とホストコンピュータ3は通信回線で結ばれて
おり、預金残高ファイル4や一時停止取引ファイル5と
いった外部記憶装置もホストコンピュータ3に接続され
ている。 第2図は、取引指定端末装置1のハードウエア構成図
である。図中において11は記憶装置、12は表示装置、13
は入力装置、14は顧客識別装置、15は顧客識別用媒体発
行装置、16は印字装置、17は通信装置、18は前記各装置
を制御したり、取引データを処理を行なう処理装置であ
る。 第3図は金品取扱端末装置2のハードウェア構成図で
あり、21は記憶装置、22は表示装置、23は入力装置、24
は顧客識別装置、25は印字装置、26は顧客識別用媒体発
行装置、27は入出金装置、28は処理装置、29は通信装置
である。 以下、引取内容の種別に応じて、具体的に動作を説明
する。 (a)普通預金の預入および振込に関する実施例顧客が
普通預金口座に5万円を預け入れる場合について説明す
る。第4図は、取引指定端末装置1の処理手順を表すフ
ローチャートである。 顧客は、操作しようとしている取引指定端末装置1を管
理している銀行(以下、取引銀行と呼ぶ)が発行した顧
客識別用記憶媒体を、保有しているか否かを入力装置13
に入力する(ステップ110)。表示装置12上にメニュー
や操作手順などを表示して、入力装置13に対する顧客の
取引入力操作を支援するための情報を提供する。顧客は
メニューの選択肢に対応する入力装置13のタッチパネル
に触れることにより、入力操作をする。顧客が既に顧客
識別用媒体を保有する場合にはその媒体が顧客識別装置
14に挿入される。保有していなければ銀行預金カードが
顧客識別装置14に挿入され、暗号番号の入力など顧客を
識別するための情報が入力装置13から入力される。顧客
識別装置14は顧客識別用媒体もしくは銀行預金カードか
ら顧客識別情報(例えば顧客識別番号)を読み取り、そ
の情報を記憶装置11に格納し、顧客を識別するための処
理(例えば、入力された暗証番号を暗証照合のためにホ
ストコンピュータに送信するなど)を行う(ステップ12
0)。ホストコンピュータ3を通じてその顧客の預金残
高を預金残高ファイル4から読み込み、記憶装置11に格
納する(ステップ130)。 第5図は、預金残高ファイル4中の残高リスト50であ
る。 残高リスト50は、顧客識別番号,口座種別,口座番
号,枝番,残高,満期日及びフラグの各欄から構成され
る。なお、枝番は口座番号の枝番である。フラグについ
ては後述する。入力装置13の入力操作支援処理はメニュ
ー作成時に顧客が保有する口座に関する情報を利用する
ことにより、メニュー上に顧客が保有しない口座の種類
は表示しない。 (a−1)既に顧客識別用媒体を保有しない場合 ここでは、顧客識別番号は「0001」であるとする。銀
行預金カード顧客識別装置14に挿入されると、表示装置
12に取引項目のメニューが表示される(ステップ14
0)。取引項目には、「預入」,「払出」,「振込」,
「解約」,「公共料金支払」,「税金支払」,「換金」
などがある。「預入」が選択されると口座の種類のメニ
ューが表示され、「普通預金」が選択(現在残高を10万
円と仮定する)される。顧客が普通預金口座しか持たな
い場合には、口座種別を選択するメニューは表示され
ず、その次の選択項目のメニューが表示される。次に預
入のための財源を選択するメニューが表示される。金品
取扱端末装置2から「現金入金」するか、「特殊有価証
券類で入金」するか、「別段預金」など他の既設口座を
利用するかが選択される。「現金入金」が選択される
と、預入金額を入力するように指示が出され、画面上に
数字キーが表示される。「5万円」と入力されると、次
に次取引科目の有無を尋ねるメニューが表示される。
「振込」が選択されると、振込金額,振込先,財源など
を入力するように指示が出され、画面上に数字・文字キ
ーや過去の振込先リストが表示される。前記手順と同様
の操作によって振込金額は「15万円」、振込先銀行名は
「A」、振込先口座番号は「8236」、財源は「普通預
金」などと入力すると、また次取引科目の有無を尋ねる
メニューが表示される。本実施例では他に取引がないの
で「なし」が選択され、取引内容の入力操作が終了す
る。入力された取引内容は取引内容リスト51(第6図)
として記憶装置11に格納される。以上の一連の入力処理
がステップ140で実行される。 処理装置18は取引内容リスト51を、取引財源に財的裏
付けがある実行可能取引と取引財源に財的裏付けがない
一時停止取引に分類し、実行可能取引リストと一時停止
取引リスト52(第7図)を作成する(ステップ150)。 第8図は、実行可能取引リストと一時停止取引リスト
52を作成する手順を表すフローチャートである。取引内
容リスト51の行を示す変数Nに1をセットする(ステッ
プ200)。残高リスト80(第9図(a))わ利用して、
取引内容リスト51のN番目の口座種別を口座番号に変換
する(ステップ210)。本実施例では、「普通預金」を
口座番号「1001」に変換する。実行可能取引の分類基準
は、取引内容に窓口における金品の受け渡しがなく(ス
テップ220)、かつ取引財源である預金残高が、取引実
行に際して必要とされる金額よりも大きいことであり
(ステップ230)、それ以外は一時停止取引に分類され
る。本実施例の取引内容は普通預金への預入と振込であ
り、取引内容には窓口からの入金手続きが含まれてい
る。したがって、実行可能取引リストは空で、一時停止
取引リスト52の条件部には「窓口から5万円納入され
る」が入り、取引内容部には「1001を+5万円する」が
入る(ステップ260)。次にNをインクリメントする
(ステップ270)。N=2の取引は、普通預金を財源と
した振込取引なので、金品授受はない(ステップ22
0)。本取引の財源である普通預金残高は10万円なの
で、取引内容リスト51のN=2の欄に示される取引金額
15万円より小さい(ステップ230)。したがって、本取
引も一時停止取引リスト52に追加される(ステップ26
0)。第7図に示すように、一時停止取引リスト52の条
件部には「1001の残高≧15万円」が入り、取引内容部に
は「1001を−15万円する」と「B銀行8236を+15万円す
る」が入る。Nをさらにインクリメントすると(ステッ
プ270)、N=3の取引は取引内容リスト51中にないの
で(ステップ280)、実行可能取引リストを口座番号ご
とにまとめる(ステップ290)。本実施例の実行可能取
引リストは空なので、何も行なわない。以上で実行可能
取引リスト及び、一時停止取引リスト52の作成を終了す
る。 なお、取引内容リスト51中に取引に金品授受がなく、
かつ取引金額≦取引財源である取引がある場合には、こ
の取引を記憶装置11中の実行可能取引リストに追加し
(ステップ240)、記憶装置11中の残高リストを更新す
る(ステップ250)。ここで更新とは、前記実行可能取
引を実行した結果生じる新しい残高に書き改めることで
ある。 一時停止取引リスト52は顧客の識別番号と一緒にホス
トコンピュータ3に送信される(ステップ160)。ホス
トコンピュータ3は、顧客識別番号「0001」を検索キー
として付して、一時停止取引リスト52をホストコンピュ
ータ3に接続されている一時停止取引ファイル5に格納
する。最後に取引指定端末装置は取引内容を印字装置16
で印字し(ステップ170)、顧客識別用媒体を発行して
(ステップ180)、取引指定処理を終了する。 次に顧客は金品取扱端末装置2の顧客識別装置24に顧
客識別用媒体を挿入する。また入出金装置27に現金5万
円を挿入する。第10図は、金品取扱端末装置の処理手順
を表すフローチャートである。顧客は顧客識別用媒体を
顧客識別装置24に挿入する(ステップ400)。顧客識別
装置24は顧客識別用媒体から顧客識別番号を読み取る
(ステップ420)。処理装置28は通信装置29を介して、
読み取った識別番号「0001」に対応する一時停止取引リ
スト52と残高リスト80の送信をホストコンピュータ3に
要求する。ホストコンピュータ3は顧客識別番号「000
1」に対応する一時停止取引リスト52を一時停止取引フ
ァイル5から検索する。また、顧客識別番号「0001」に
対応する残高リスト80を預金残高ファイル4から検索す
る。検索した一時停止取引リスト52及び残高リスト80を
金品取扱端末装置2に送信する。金品取扱端末装置2は
受信した2種類のリストを記憶装置21に格納する(ステ
ップ430)。処理装置28は、一時停止取引リスト52か
ら、窓口で授受する金品のリスト(以下、受け渡し金品
リストを呼ぶ)を作成し(ステップ440)、表示装置22
に表示する(ステップ450)。本実施例では、第7図の
条件部に示す「窓口から現金5万円納入される」が受け
渡し金品リストの内容になる。受け渡し金品リストに現
金の入金項目がある場合(ステップ460)には、処理装
置28が入出金装置27に対して現金挿入口を開けるように
指示する(ステップ470)ので、顧客は現金を挿入口に
挿入する。入出金装置27は現金を数え(ステップ48
0)、その結果を表示装置22に表示する(ステップ49
0)。顧客は挿入した金品と表示内容が一致しているか
を確認する(ステップ500)。この場合、挿入した金品
が受け渡し金品リストの内容を満足しているので、預入
と振込の取引が実行される。 第11図は、金品取扱端末装置2が実行可能取引リスト
と一時停止取引リストを作成する手順を表すフローチャ
ートである。リスト内の行わ示すポインタをまず初期化
する(ステップ610)。金品が挿入・確認されると、一
時停止取引リスト52の条件部である「5万円納入され
る」が満たされる(ステップ620)ので、「1001を+5
万円する」わ実行可能取引リストとして記憶装置21に記
憶する(ステップ630)。記憶装置21中の残高リスト80
を更新し(ステップ640)、記憶装置21中の一時停止取
引リスト52から削除し(ステップ650)、Nをインクリ
メントする(ステップ660)。第9図(b)は更新後の
残高リスト81である。N=2の取引の条件部は、1001の
残高が15万円となったことにより満足されるので(ステ
ップ620)、その取引内容部にある「1001を−15万円す
る」と「B銀行8236を+15万円する」を実行可能取引リ
ストに追加する(ステップ630)。次に残高リストを更
新して、1001の残高を0にする(ステップ640)。第9
図(c)は更新後の残高リスト82である。N=2の取引
を一時停止取引リスト52から削除し(ステップ650)、
Nをインクリメントする(ステップ660)。N=3の取
引は取引リスト中にないので、実行可能取引リストを口
座番号ごとにまとめる(ステップ680)。本実施例で
は、「1001を+5万円する」と「1001を−15万円する」
を、「1001を−10万円にする」にまとめる。以上で、実
行可能取引リスト及び一時停止取引リストの作成を終了
する。第12図は実行可能取引リスト53である。 処理装置28は、出金項目があるならば(ステップ52
0)、入出金装置27より出金し(ステップ530)、一時停
止取引ファイル5から顧客識別番号に対応する一時停止
取引リスト52を削除する要求と、実行可能取引リスト53
をホストコンピュータ3に送信する(ステップ540)。
ホストコンピュータ3は受信した実行可能取引リスト53
の内容に対応して、顧客の普通預金残高(口座番号100
1)を10万円減少させ、B銀行8236の残高を15万円増加
させる。その後、取引実行完了の通知を金品取引端末2
に送る。金品取扱端末装置2は取引実行完了の通知を受
け取ると、取引内容を印字装置25で印字し(ステップ55
0)、顧客識別用媒体を取り込んで(ステップ560及び57
0)、処理を終了する。最後に顧客は印字物を受け取
る。 (a−2)顧客識別用媒体を保有しない場合 取引指定端末装置1に顧客識別用媒体が挿入された場
合、即ち、先に現金5万円を金品取扱端末装置2に投入
して顧客識別用媒体を受け取ってから取引指定端末装置
1を利用する場合について説明する。 顧客識別用媒体が顧客識別装置14に挿入されると、表
示装置12に取引項目のメニューが表示される。取引項目
には、「預入」,「払出」,「振込」,「解約」,「公
共料金支払」,「税金支払」,「換金」などがある。
「預入」が選択されると口座の種類のメニューを表示
し、「普通預金」が選択(現在残高を10万円と仮定す
る)される。顧客が普通預金口座しか持たない場合に
は、口座種別を選択するメニューは表示されず、その次
の選択項目のメニューが表示される。既に金品取扱端末
装置2から現金(5万円)が入金されているので、預入
金額を入力するように指示が出され、表示装置12の画面
上に数字キーが表示される。「5万円」と入力される
と、次に次取引科目の有無を尋ねるメニューが表示され
る。「振込」が選択されると、振込金額,振込先,財源
などを入力するように指定が出され、表示装置12の画面
上に数字・文字キーや過去の振込先リストが表示され
る。前記手順と同様の操作によって振込金額は「15万
円」、振込先銀行名「B」、振込先口座番号「8236」、
財源は「普通預金」などを入力すると、また次取引科目
の有無を尋ねるメニューが表示される。本実施例では他
に取引がないので「なし」が選択され、取引内容の入力
作業が終了する。入力された取引内容は取引内容リスト
として記憶装置11に格納される。処理装置18はこの取引
内容リストを、取引財源に財的裏付けがある実行可能取
引と取引財源に財的裏付けがない一時停止取引に分類
し、実行可能取引リストと一時停止取引リストを作成す
る。 第8図は、実行可能取引リストと一時停止取引リスト
を作成する手順を表すフローチャートである。実施例の
取引内容は普通預金への預入と振込であり、その取引内
容には既に財的裏付けがあるので、一時停止取引リスト
の条件部は「取引内容の指定待ち」である。また実行可
能取引リストの取引内容部には「1001を+5万円す
る」、「1001を−15万円する」と「B銀行2836を+15万
円する」が入る。ここで1001は、その顧客の普通預金口
座番号であり、残高リスト80を利用して「普通預金」を
「1001」に変換する。取引財源の財的裏付けがある取引
内容が確認されると、一時停止取引リストの条件部であ
る「取引内容の指定待ち」が満たされる。そこで「1001
を+5万円する」、「1001を−10万円する」と「B銀行
8236を+15万円する」を実行可能取引リストとして記憶
装置21に記憶させる。一時停止取引リストが無効になる
ので、実行可能取引リストを口座番号ごとにまとめる。
処理装置28は、一時停止取引ファイル5から顧客識別番
号の一時停止取引リストを削除すると要求と、実行可能
取引リストをホストコンピュータ3に送信する。ホスト
コンピュータ3は実行可能取引リストの内容に対応し
て、顧客の普通預金(口座番号1001)の残高を10万円減
少させ、取引実行完了の通知を取引指定端末装置1に送
る。取引指定端末装置1は取引実行完了の通知を受け取
ると、取引内容を印字装置16で印字し、顧客識別用媒体
を取り込んで処理を終了する。最後に顧客は印字物を受
け取る。 以上本発明により、取引指定手続きにテラーの介在を
必要としないので、テラーの負担が軽減される。 (b)普通預金口座を財源として他口座に振込み に関する実施例 普通預金口座(口座番号1002)を財源として他口座
(顧客識別番号0123,口座番号1234)に3万円振込む場
合について説明する。但し口座1002の預金残高は10万
円、口座1234は1万5千円であるとする。 取引指定端末装置1の入力装置13の初期メニューにお
いて、取引銀行の顧客識別用媒体を「保有しない」が顧
客によって選択され(ステップ110)、銀行預金カード
が挿入され、さらに顧客を識別するために必要な情報が
入力されると、顧客識別装置14はこの銀行預金カードか
ら顧客識別番号を読み取り、読み取った番号を記憶装置
11に格納し、顧客を識別するための処理を行う(ステッ
プ120)。処理装置18はホストコンピュータ3を通じて
この顧客の残高リスト83(第13図)を預金残高ファイル
4から読み込み、記憶装置11に格納する(ステップ13
0)。第5図は、預金残高ファイル4中の残高リスト50
である。次に顧客により入力装置13から取引内容が入力
される(ステップ140)。まず取引項目として「振込」
が選択され、次に財源として「普通預金」か選択され
る。振込の財源としては、窓口からの「入金」,「普通
預金」,「別段預金」の3つがある。そして振込金額
「3万円」を入力し、振込先口座番号「1234」を入力す
る。振込先指定に際し、振込先が他銀行である場合には
銀行名はメニューで選択する。最後に次取引科目「な
し」を入力して入力作業を終了する。入力された取引内
容は記憶装置11に取引内容リスト54(第14図)として記
憶される。 処理装置18は、取引指定端末装置の記憶装置に格納さ
れている顧客の普通預金残高(10万円)と、取引内容リ
スト54の内容(3万円の振込)を比較し(ステップ23
0)、取引の実行可能性を確かめる。本実施例では、振
込金額(3万円)<普通預金残高(10万円)なので取引
実行可能であると処理装置(18)が判断する。これによ
り実行可能取引リスト55(第15図)は、「1002を−3万
円する」と「1234を+3万円する」となる(ステップ24
0)。他に取引がないので、一時停止取引リストは空と
なる。以上がステップ150の処理である。実行可能取引
リスト55はホストコンピュータ3に送られ(ステップ16
0)、預金残高ファイル4を更新するのに利用される。
ホストコンピュータ3は更新完了を取引指定端末装置1
に送信し、それを受信したら印刷装置16で取引内容を印
刷して(ステップ170)、銀行預金カードを返却して
(ステップ180)、処理を終了する。 この取引では金品授受が行なわれないので、以上で取
引が完結する。取引指定端末装置1が銀行店外ら設置さ
れていれば、顧客は銀行店に行く必要がなくなり、銀行
店内の混雑が緩和される。また取引指定端末装置1がデ
パートなどに設置されている場合には、顧客は買物など
のついでに前記取引を行なうことが可能になる。 (c)特別な有価証券類(切手)による入金と 振込に関する実施例 取引銀行の顧客識別用媒体を保有しない顧客が、窓口
に切手を持ち込んで振込入金を行なう場合について説明
する。 取引指定端末装置1の入力装置13の初期メニューにお
いて、顧客により顧客識別用媒体を「保有しない」が選
択される。顧客識別用媒体が挿入されず、銀行預金カー
ドが顧客識別装置14に挿入されると、入力画面上に取引
項目のメニューが現われる。取引項目には、「預入」,
「払出」,「振込」,「解約」,「公共料金支払」,
「税金支払」,「換金」などがある。「預入」が選択さ
れると口座の種類のメニューが表示され、「普通預金」
が選択(現在残高を30万円と仮定する)される。次に預
入のための財源を選択するメニューが表示され、金品取
扱端末装置2から「現金入金」するか、「特殊有価証券
類で入金」するか、「別段預金」など他の既設口座を利
用するかが選択される。「特殊有価証券類で入金」が選
択されると、預入金額を入力するように指示が出され、
画面上に数字キーが表示される。「50万円」と入力され
ると次に次取引科目の有無を尋ねるメニューが表示され
る。「振込」が選択されると、振込金額・振込先・財源
などを入力するように指示が出され、画面上に数字・文
字キーや過去の振込先リストが表示される。前記手順と
同様の操作によって振込金額は「75万円」、振込先
「B」、財源は「普通預金」などと入力すると、また次
取引科目の有無を尋ねるメニューが表示される。本実施
例では他に取引がないので「なし」が選択され、取引内
容の入力作業が終了する。入力された取引内容は取引内
容リスト56(第16図)として記憶装置11に格納される。 処理装置18は取引内容リスト56を、取引財源ら財的裏
付けがある実行可能取引と取引財源に財的裏付けがない
一時停止取引に分類し、実行可能取引リストと一時停止
取引リスト57(第17図)を作成する。第8図は、実行可
能取引リストと一時停止取引リストを作成する手順を表
すフローチャートである。実行可能取引の分類基準は、
取引内容に窓口における金品の受け渡しがなく、かつ取
引財源である預金残高が、取引実行に際して必要とされ
る金額よりも大きいことであり、それ以外は一時停止取
引に分類される。本実施例の取引内容は普通預金への預
入と振込であり、取引内容には窓口からの入金手続きが
含まれているので、実行可能取引リストは空で、一時停
止取引リスト57の1番目の取引の条件部には「有価証券
類で50万円納入される」が入り、その取引内容部には
「1005を+50万円する」が入る。また2番目の取引の条
件部には「1005の残高≧75万円」が入り、その取引内容
部には「1005を−75万円する」と「C銀行3456を+75万
円する」が入る。ここで1005は、顧客の普通預金口座番
号であり、残高リストを利用して「普通預金」を「100
5」に変換する。またC銀行3456は、振込先Bの銀行及
び口座番号で、この顧客の過去の振込先リストを利用し
て変換する。 一時停止取引リスト57は顧客の識別番号と一緒にホス
トコンピュータ3に送信される。ホストコンピュータ3
は、顧客識別番号0234を検索キーとして一時停止取引リ
スト57をホストコンピュータ3に接続されている一時停
止取引ファイル5に格納する。最後に取引指定端末装置
1は取引内容を印字装置16で印字し、顧客識別用媒体を
発行して、金品取引窓口のテラーの所に顧客を誘導して
取引指定処理を終了する。 次に顧客は金品取引窓口でテラーに顧客識別媒体と特
殊有価証券類50万円を手渡す。第10図は、金品取扱端末
装置2の処理手順の概略を表すフローチャートである。
テラーは顧客識別媒体を顧客識別装置24に挿入する。顧
客識別装置24は顧客識別媒体から顧客識別番号を読み取
り、通信装置29がその識別番号の一時停止取引リストと
残高リストの送信要求をホストコンピュータ3に送る。
ホストコンピュータ3はその顧客識別番号(0234)の一
時停止取引リスト57を一時停止取引ファイル5で検索・
抽出し、顧客識別番号の残高リスト84(第18図)を預金
残高ファイル4で検索・抽出して、金品取扱端末装置2
に送信する。金品取扱端末装置2は、送信されてきたリ
ストを記憶装置21に格納する。制御装置28は、一時停止
取引リスト57から、窓口で授受する金品のリストを作成
し、表示装置22に表示する。本実施例では、「窓口から
特殊有価証券類で50万円納入される」が受け渡し金品リ
ストの内容になる。この受け渡し金品リストには入金項
目があるのでテラーによって顧客から受け取った有価証
券類の合計額が入力される。テラーは顧客から受け取っ
た金品の内容と受け渡し金品リストの内容が一致するか
を確認し、確認した場合には入力装置23にある金品受領
確認キーを押す。第19図は、金品取扱端末装置2が実行
可能取引リストと一時停止取引リストを作成する手順を
表すフローチャートである。まずN=1とする(ステッ
プ710)。確認キーが押されると、記憶装置21中の一時
停止取引リスト57の条件部である「窓口から特殊有価証
券類50万円納入される」が満たされる(ステップ72
0)。したがって、「1001を+50万円する」を実行可能
取引リストに追加し(ステップ730)、残高リストを更
新する(ステップ740)。次に一時停止取引リスト57か
ら第1番目の取引を削除する(ステップ750)。Nをイ
ンクリメントする(ステップ760)。一時停止取引リス
ト57の条件部にある「1001の残高≧75万円」が満たされ
るので、「1001を−75万円する」と「C銀行3456を+75
万円」も実行可能取引リストに追加すする(ステップ73
0)。記憶装置21中の残高リストを更新し(ステップ74
0)、記憶装置21中の一時停止取引リストから該当する
取引を削除する(ステップ750)。さらに一時停止取引
リストが空になった(ステップ770)ので、処理装置28
は一時停止取引ファイルから顧客識別番号の一時停止取
引リスト57を削除する命令と、実行可能取引リスト58
(第20図)をホストコンピュータ3に送信する。ホスト
コンピュータ3は実行可能取引リストを利用して、顧客
の普通預金(口座番号1005)残高を50万円増加させた
後、75万円の振込取引を実行して預金残高を75万円減少
させ、取引実行完了を金品取引端末装置2に送る。金品
取扱端末装置2はそれを受けて、取引内容を印字装置25
で印字し、顧客識別媒体を取り込んで、処理を終了す
る。最後にテラーが顧客に印字物わ手渡す。以上本発明
により、特殊な有価証券類での取引であっても、取引指
定手続きにテラーの介在を必要としないので、テラーの
負担が軽減される。 (d)領収書印が必要な取引(自動車税の支払) に関する実施例 取引銀行の顧客識別用媒体を保有しない顧客が、窓口
から現金を入金して自動車税4万円を神奈川県に支払う
場合について説明する。 取引指定端末装置1の入力装置13の初期メニューにお
いて、顧客なより顧客識別用媒体を「保有しない」が選
択される。銀行預金カードを保有している場合は銀行預
金カードが顧客識別装置14に挿入され、暗証番号の入力
など顧客を識別するための情報が入力装置から入力され
る。顧客識別装置14は銀行顧金カードから顧客識別情報
(例えば顧客識別番号)を読み取り、読み取った情報を
記録装置11に格納し、顧客を識別するための処理(例え
ば、入力された暗証番号を暗証照合のためにホストコン
ピュータ3に送信するなど)を行うと同時にホストコン
ピュータ3を通じて顧客の預金残高を預金残高ファイル
4から読み込み、記憶装置11に格納する(ステップ13
0)。第5図は、預金残高ファイル4中の残高リストで
ある。入力装置13の入力操作支援部はメニュー作成時に
顧客が保有する口座に関する情報を利用することによ
り、メニュー上に顧客が保有しない口座の種類は表示し
ない。銀行預金カードも保有していない顧客に対しては
取引に必要な個人識別情報(住所,氏名など)の入力を
要求する。次に入力画面上に取引項目のメニューが現わ
れる。取引項目には、「預入」,「払出」,「振込」,
「解約」,「公共料金支払」,「税金支払」,「換金」
などがあり、「税金支払」が選択される。銀行預金カー
ドを保有しない場合には取引項目が「振込」,「公共料
金支払」,「税金支払」,「換金」などに限定される。
取引項目として「税金支払」が選択されると、税金項目
が現われ「自動車税」が選択される。税金項目として
は、「住民税」,「固定資産税」,「自動車税」などが
ある。それに引き続き、納付先として「神奈川県」を選
択し、財源として「入金」を選択し、その金額「4万
円」を入力する。銀行預金カードを保有しない場合には
財源の選択項目も銀行預金カードを保有する場合に比べ
て限定され、窓口からの「入金」と金品取扱端末装置2
で予め現金をプールしておいた「別段預金」のみがメニ
ュー上に現われ、「普通預金」や「当座預金」は選択メ
ニューに現われない。最後に次取引科目「なし」を入力
して、入力作業を終える。入力された取引内容は記憶装
置11に取引内容リスト59(第21図)として記憶される。
取引指定端末装置1は、入力された取引内容リスト59の
実行可能わ調べ、取引内容リストに「窓口からの入金」
があるので、処理装置18は一時停止取引であると判断
し、「窓口から4万円納入される」を条件部、「8888を
+4万円する」を取引内容部とする一時停止取引リスト
60(第22図)を作成し、さらに顧客識別番号を顧客識別
装置14で生成し、その番号を一時停止取引リスト60とと
もにホストコンピュータ3に送り、一時停止取引ファイ
ル5に格納する。ここで8888は神奈川県の自動車税口座
であり、口座番号表などを利用して検索する。口座番号
表は、公共料金や税金の振込先口座番号に関するもので
記憶装置11やホストコンピュータ3の記憶装置に格納さ
れている。印字装置16で取引内容を印字するとともに、
顧客に窓口のテラーの所まで行くように誘導情報を与え
る。顧客識別用媒体発行装置15は顧客識別番号を記録し
た顧客識別用媒体を発行し、顧客がこれを受け取ること
で、取引指定手続きは終了する。 顧客は金品取扱窓口に行い、顧客識別用媒体を金品取
扱端末装置2に投入する。顧客識別装置24は挿入された
顧客識別用媒体に記録されている顧客識別番号を読み取
り、番号を検索キーとしてホストコンピュータ3から一
時停止取引リスト60と残高リストを記録装置21に読み込
む(ステップ430)。処理装置28は一時停止取引リスト6
0から受け渡し金品リスト「窓口から4万円納入され
る」わ作成し(ステップ440)、リストを表示装置23に
表示し(ステップ450)、入出金装置27の現金投入口を
開ける(ステップ470)。その投入口に現金が投入され
ると、現金を数えて(ステップ480)、その結果を表示
装置22に表示する(ステップ490)。受け取った現金と
受け渡し金品リストの内容が一致していることがテラー
により確認され、金品受領確認キー押される(ステップ
500)と、一時停止取引リストの条件部「窓口から現金
4万円納入される」が満たされるので(ステップ62
0)、それに付随する取引内容部「8888を+4万円す
る」は実行可能取引リストとして記憶装置21に格納され
(ステップ630)、記憶装置21中の残高リストを更新し
(ステップ640)、記憶装置21中の一時停止取引リスト
から削除される(ステップ650)。記憶装置21中の一時
停止取引リスト60が空になったので、実行可能取引リス
ト61(第23図)をホストコンピュータ3に送信する(ス
テップ540)。記憶装置21中の一時停止取引リストが空
なので、一時停止取引ファイル5から顧客の一時停止取
引リスト60を削除する命令を送る(ステップ540)。ホ
ストコンピュータは実行可能取引リスト61を利用して88
88の預金残高を4万円増加させ、残高更新完了を金品取
扱端末装置2に送る。金品取扱端末装置2は表示装置22
上に取引完了を表示する。テラーはそれを確認すると顧
客から受け取った自動車税の請求書に銀行固有の受領印
を押し、顧客に手渡して取引を終了する。取引指定端末
装置1で発行した顧客識別用媒体は金品取扱端末装置2
が回収する。 税金や公共料金の領収書は、地域・各公共事業体によ
って様式が異なり、また収入印紙を必要に応じて貼付け
ねばならず、完全機械化が容易でない。本発明では、機
械化が容易な取引指定手続きと、機械化が容易でない受
領書・領収書などの発行手続きを分離することにより、
テラーの負担を軽減するとともに、機械化のためのコス
トの増加を押さえることができる。 (e)多科目間取引に関する実施例 取引銀行の銀行預金カードを保有する顧客が、満期に
なった2年定期預金(口座番号2001,預金番号2,残高50
万円(利子含み))を解約して、15万円をA銀行の口座
番号8765に振込み、5万円を自動車税(神奈川県)の支
払に当て、10万円を現金で払出し、残りの20万円と手元
にある額面20万円の小切手の合計40万円を3年定期預金
に新規預入する場合について説明する。但し、この顧客
には取引指定時に別段預金がないものとする。 取引指定端末装置1の入力装置13のイニシャルメニュ
ーにおいて、取引銀行の顧客識別用媒体を「保有しな
い」が選択され(ステップ110)、銀行預金カードが顧
客識別装置14に挿入されると、顧客識別装置14は顧客識
別処理を行なう(ステップ120)と同時に、顧客の残高
リスト62(第24図(a))を預金残高ファイル4から読
み込み、記憶装置11に格納する(ステップ130)。第25
図は、預金残金ファイル4中の残高リスト68である。次
に入力装置13は取引指定のためのメニューを表示し入力
を促す(ステップ140)。取引項目として「解約」、口
座種別として「定期預金」が選択され、解約する定期預
金の識別番号「2」が入力される。続いて、解約金の処
理方法をして「別段預金」が選択され、次取引科目「有
り」が選択される。すると再び取引項目選択メニューが
現われるので「振込」を選択し、財源項目として「別段
預金」を選択し、金額「15万円」を入力し、振込先口座
番号「A銀行8765」を入力し、次取引科目「有り」を選
択する。引き続き、選択項目として「税金」を、税金項
目として「自動車税」を、納め先として「神奈川県」
を、財源として「別段預金」を選択し、支払額「5万
円」を入力し、次取引科目「有り」を選択する。さら
に、取引項目として「払出」を、財源とマ招「別段預
金」を選択し、出金金額「10万円」を入力し、次取引
「有り」を選択する。更に引き続いて、取引科目として
「換金」、換金物として「小切手」を選択し、額面「20
万円」を入力し、現金の処理方法として「別段預金」を
選択し、次取引科目「有り」を選択する。最後に、取引
項目として「預入」、口座種類として「3年定期預
金」、財源として「別段預金」を選択し、預入金額「40
万円」を入力し、次取引科目「なし」を指定して入力操
作を終了する。入力された取引内容は、記憶装置11に取
引内容リスト63(第26図)として格納される。 処理装置18は、取引内容リスト63の最初の取引内容で
ある2年定期預金口座の残高と満期日を残高リスト62を
利用して調べ、取引指定日が満期日以降であれば、実行
可能取引リストとして「2001−2を解約する」と「8010
を+50万円する」を記憶装置11に格納し(ステップ24
0)、同時に残高リストを更新する(ステップ250)。第
24図(b)は、更新された顧客の残高リスト64である。
ここで8010は顧客の別段預金口座に割り当てられた番号
で、処理装置18もしくはホストコンピュータ3によって
生成される。次に取引内容リスト63の2番目の取引内容
の財源である別段預金口座(8010)の残高が振込金額
(15万円)以上であるかどうかを残高リスト64を利用し
て調べる(ステップ230)。第1番目の取引により口座
番号8010の残高が50万円になっているので、この条件は
満たされ、「8010を−15万円する」と「A銀行8765を+
15万円する」が実行可能リストに追加され(ステップ24
0)、同時に残高リスト71(第24図(c))も更新され
て(ステップ250)、口座番号8010の残高は35万円にな
る。3番目の取引内容も同様にして、財源である口座番
号8010の残高が税金の支払金額(5万円)よりも大きい
ので、「8010を−5万円する」と「8888を+5万円す
る」が実行可能取引リストに追加され(ステップ24
0)、残高リスト72(第24図(d))の別段預金残高が3
0万円に更新される(ステップ250)。ここで8888は神奈
川県の自動車税口座番号で、記憶装置11中の振替口座番
号表から読み出される。4番目の取引内容には窓口での
金品の授受が含まれており即時実行不能である(ステッ
プ220)ので、「出金要求」と「8010の残高≧10万円」
を条件部とし、その条件部に対応する取引内容部が「80
10を−10万円する」と「窓口から10万円出金する」から
なる一時停止取引リストが作成され、記憶装置11に格納
される(ステップ260)。5番目の取引内容にも窓口に
おける金品授受が含まれているので、「20万円の小切手
が納入される」を条件部とし、この条件部に対応する取
引内容部が「<当座預金口座番号>を−20万円する」と
「8010を+20万円する」からなるリストを一時停止取引
リストに追加する(ステップ260)。<当座預金番号>
は小切手を振り出した当座預金番号であり、金品取扱窓
口にてテラーがこの番号を打ち込んだときに代入され
る。6番目の取引は、定期預金の財源である別段預金残
高(30万円)が預入金額(40万円)よりも小さいために
即時実行不能であるので(ステップ230)、条件部が「8
010の残高≧40万円」で、対応する取引内容部を「8010
を−40万円する」と「2001−3を+40万円する」とする
リストを一時停止取引リストに追加する(ステップ26
0)。取引内容リストの全ての取引内容の分類が終了す
ると(ステップ280)、処理装置18は記憶装置11内の実
行可能取引リストを口座ごとにまとめ、記憶装置11に格
納する(ステップ290)。第27図(a)は分類終了時の
実行可能取引リスト65、第27図(b)は口座ごとにまと
めた実行可能リスト66、第28図は分類終了時の一時停止
取引リスト67である。処理装置18は、記憶装置に格納さ
れている口座ごとにまとめられた実行可能取引リスト66
と一時停止取引リスト67をホストコンピュータ3に送信
する(ステップ160)。ホストコンピュータ3は、実行
可能取引リスト66わ利用して預金残高ファイル5を更新
し、一時停止取引リスト67は一時停止取引ファイル5に
格納する。取引指定端末装置1は、顧客に金品取扱窓口
のテラーの所に行くよう誘導情報を与えると共に、取引
内容を印字装置16で印字し(ステップ170)、銀行預金
カードを返却して顧客識別用媒体を発行して返却して
(ステップ190)、取引指定処理を終了する。 次に顧客が金品取扱窓口にて、金品取扱端末装置2の
顧客識別装置24に顧客識別用媒体を挿入すると、顧客識
別用媒体から顧客識別番号を読み取り(ステツプ42
0)、この識別番号を利用して預金残高ファイル4から
顧客の残高リスト72を読み込み、一時停止取引ファイル
5から顧客の一時停止取引リスト67を読み込み、記憶装
置21に格納する(ステップ430)。処理装置28は一時停
止取引リスト67から金品取扱窓口で顧客とテラーの間で
授受する金品のリスト(以下、受け渡し金品リストと呼
ぶ)を作成し(ステップ440)、表示装置22に表示する
(ステップ450)。第29図は受け渡し金品リスト69であ
る。受け渡し金品リストの項目が複数ある場合には、当
該項目が番号で選択され、この項目が有価証券での納入
に関するものであれば「金品受領確認キー」が押され、
この項目が出金に関するものであれば「出金要求キー」
が押される(ステップ500)。この項目に小切手の納入
が含まれている場合には、振り出された小切手の口座番
号を入力するよう表示装置22に表示される。口座番号は
入力装置23の「数字キー」により入力される。本実施例
では、まず項目1が選択された出金要求キーが押され
る。次にテラーは額面20万円の小切手を顧客から受け取
り、項目2が選択され受領確認キーが押され、振り出さ
れた当座預金の口座番号3001が入力される。すべての項
目が選択されるか「入力終了キー」が押されると、処理
装置28は記憶装置21中の一時停止取引リスト67の実行可
能性を調べる(ステップ510)。第11図は、金品取扱端
末装置2が実行可能取引リストと一時停止取引リストを
作成する手順わ表わすフローチャートである。記憶装置
21中の一時停止取引リストの第1項目の条件部である
「出金要求」と「8010の残高>=10万円」は、金品取扱
端末装置2からの出金要求と、8010の残金が30万円であ
ることから満足されるので(ステップ620)、対応する
取引内容部「8010を−10万円する」と「窓口から10万円
を出金する」が実行可能取引リストとして記憶装置21に
格納され(ステップ630)、同時に記憶装置21中の残高
リスト64が20万円に更新され(ステップ640)、この項
目が一時停止取引リストから67削除される(ステップ65
0)。第2番目の項目の条件部である「20万円の小切手
が納入される」も金品取引端末からの金品受領確認キー
が押されたことにより満足されるので(ステップ62
0)、対応する取引内容部の〈当座預金口座〉に3001を
代入した「3001を−20万円する」と「8010を+20万円す
る」が実行可能リストに追加され(ステップ630)、該
残高リストは40万円に更新され(ステップ640)、この
項目が一時停止取引リスト67から削除される。但し、小
切手が他の銀行振り出しの場合など現金化の確認に時間
がかかるものは、3001の財的裏付けが取れるまでは、残
高変更は行なわれても利用できないホールド状態にして
おく。第3番目の項目の条件部「8010の残高≧40万円」
は、8010の残高40万円のうち20万円がホールド状態であ
るのでそのままにしておく。一時停止取引リスト67の全
ての項目を調べたので、処理装置28は記憶装置21中の実
行可能取引リストを出金に関係する部分「10万円現金で
出金する」を抽出し(ステップ520)、入出金装置27に
送る。入出金装置27は10万円を出金する(ステップ53
0)。処理装置28は残りの実行可能取引リスト73(第30
図)と一時停止取引リスト74(第31図)と顧客識別番号
(0003)をホストコンピュータ3に送信する(ステップ
540)。ホストコンピュータ3は実行可能取引リスト73
を利用して預金残高ファイル4を更新し、8010のフラグ
を1に設定する。この一時停止取引リスト74を一時停止
取引ファイル5に格納する。金品取扱端末装置2は、取
引内容を印字装置25で印字し(ステップ550)、顧客識
別用媒体わ取り込んで(ステップ570)、金品取扱処理
が終了する。 後日、8010のホールドされていた20万円が利用可能状
態に更新(現金化)されると、ホストコンピュータ3
は、8010を含む顧客識別番号0003の一時停止取引リスト
を一時停止取引ファイル5から読み込み、その条件部で
ある「8010の残高≧40万円」が満たされているのを確認
し、対応する取引内容部「8010を−40万円する」と「20
01−3を+40万円し、その満期日を指定日の3年後とす
る」を実行し、全ての取引が完了する。 以上本発明により、取引指定に即実行可能である取引
と、即実行不能である取引をまとめ、一括して取引指定
することが可能になる。 (f)有価証券類・現金を一旦プールした後に 汎用端末を利用して取引指定する実施例取引銀行の銀
行預金カードを保有する顧客が、まず金品取扱窓口にお
いて小切手50万円を別段預金にプールしておき、後日、
自宅などにある汎用端末6を利用して取引指定を行なう
場合について説明する。ここでは預金をA銀行5432口座
に15万円,B銀行6543口座に10万円を振込み、残りの25万
円を2年定期預金に預入る場合を取り上げる。 顧客はまず金品取扱窓口において銀行預金カードを金
品取扱端末装置2の顧客識別装置24に挿入する。顧客識
別装置24は銀行預金カードから顧客識別番号を読み取
り、記憶装置21に格納する(ステップ420)。顧客から
小切手を受け取ったテラーは、受け取り金額の合計わ入
力し、金品受領確認キーを押す(ステップ500)。まだ
取引内容の指定が行なわれていないので、別段預金への
入金として記憶装置21に格納されている顧客識別番号と
金額がホストコンピュータ3に送られ(ステップ54
0)、預金残高ファイル4に格納される。ホストコンピ
ュータ3から格納終了メッセージを金品取扱端末装置が
受信すると、銀行預金カードを返却して顧客識別用媒体
を発行し(ステップ580)、取引(受付)内容を印字し
て金品取扱手続きを終了する。 その後、パーソナルコンピュータなどの汎用端末6か
らホストコンピュータ3が呼び出されると、ホストコン
ピュータ3は顧客識別処理を行ない、顧客の残高リスト
を預金残高ファイル4から読み込んだ後に、汎用端末6
に取引内容の入力手順や取引内容を指定するための選択
肢などを送信し、汎用端末6の表示部に表示する。取引
内容はパーソナルコンピュータなどの端末装置の入力部
より入力手順に従って入力される。まず取引項目として
「振込」が選択され、財源項目として「別段預金」が選
択され、振込金額「15万円」と振込先「A銀行5432」が
入力され、「次取引科目有り」が選択される。同様にし
て「振込」と「別段預金」が選択され、振込金額「10万
円」と振込先「B銀行6543」が入力される。さらに「次
取引科目有り」の選択に引き続き、「預入」,「定期預
金」,「2年」,「別段預金」が選択され、預入金額と
して「25万円」が選択される。最後に「次取引項目な
し」を選択することにより、取引指定手続きが終了す
る。入力した取引内容は取引内容リスト75(第32図)と
してホストコンピュータ3の記憶装置に格納される。 ホストコンピュータ3は、取引内容リスト75から実行
可能取引リスト76(第33図)と一時停止取引リストを作
成し、記憶装置に格納する。実行可能取引リストは、
「8233(別段預金)を−50万円する」、「A銀行5432を
+15万円する」、「B銀行6543を+10万円する」、「20
07/1を+25万円する」で構成され一時停止取引リストは
空である。ホストコンピュータ3はこの実行可能取引リ
スト76を利用して、預金残高ファイル4を更新した後、
取引終了を汎用端末6に送信し、取引指定手続きおよび
取引は終了する。汎用端末6に印字装置が接続されてい
る場合には、取引内容を印字することが可能である。 尚、本発明の実行に際して、金品取扱端末装置2で取
引内容を印字する時に取引識別用の暗証記号も同時に印
字しておき、取引識別用の暗証記号の一致を本取引指定
の受付可否の判断情報としても良い。また、金品取扱端
末装置2で発行した顧客識別用媒体に印刷もしくは刻印
された符号を用いて本取引指定の受付可否の判断情報と
しても良い。 また、パーソナルコンピュータなどの汎用端末6を用
いて取引内容を指定した後、金品取扱端末装置で発行し
た顧客識別用媒体を取引指定端末装置1に挿入された場
合を考慮して、顧客識別用媒体に対する有効無効情報を
本取引処理システム内に保持し、無効な顧客識別用媒体
が挿入された場合には該顧客識別用媒体を装置内に取り
込むようにしてもよい。 以上により顧客は一旦現金・有価証券類を金品取扱窓
口に預ければ、それを財源とすることにより、自宅など
銀行店以外の場所から該預金の処理方法を指定できる。
また一度銀行に預け入れた預金を現金化することなく取
引財源として利用できるので、取引の都度に預金を現金
化して複数の銀行窓口を立ち歩く必要がなくなる。ま
た、現金の出入れに伴う現金の確認・収納作業が一回に
減少するので、テラーの処理負担も軽減する。 (g)銀行預金カードで顧客識別用媒体を代用 する取引の例 これまで述べた実施例では、銀行預金カードと顧客識
別用媒体を別のものとして扱っているが、銀行預金カー
ドで顧客識別用媒体を代用しても同様の機能を実現する
ことができる。この場合、各実施例での「顧客識別用媒
体」を「銀行預金カード」と読み変えれば良い。
【発明の効果】
本発明によれば取引内容の指定と金品の授受を分離
し、有価証券類を一種類以上払出もしくは預け入れを行
う金品取扱端末装置と、預金の預入・払出や口座振込・
振替などの各種取引内容を一種類以上指定する取引指定
端末装置とを別個に設けたことにより、両装置を任意の
順で顧客自身が利用できるのでテラーの負担が軽減され
るとともに、顧客の待ち時間を短縮することができる。
また、人手を介して金品を受領したことを指示する金品
受領確認キーを設けているので、自動機になじまない切
手や酒券などの有価証券類の扱いや自動車税納付のよう
に後日(車検時)のために公的領収証印が必要な場合に
も対応できる。また、取引内容を記載する伝票を用いな
いため、伝票のハンドリングにまつわる事務作業を排除
することができる。 また、取引内容の指定と金品授受の分離によって、金
品を受理と取引内容の指定を独立に扱うことができ、取
引内容を指定するための端末装置を銀行以外のデパート
や公共施設に設置したり、パーソナルコンピュータなど
により家庭から取引内容を指定することが可能になるた
め営業店内の混雑を緩和することができる。 また、一時停止取引ファィルを設けたことにより、財
的な裏付けのない取引でも指定することができ、財的な
裏付けが成立した時点で取引を完結する取引の予約・自
動実行が可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による窓口業務処理システム構成に関
する概略図である。第2図は、取引指定端末装置のハー
ドウェア構成図である。第3図は、金品取扱端末装置の
ハードウェア構成図である。第4図は、取引指定端末装
置の処理手順の概略を表すフローチャートである。第5
図及び第25図は、預金残高ファイル中の残高リストであ
る。第6図,第7図,第9図(a)〜(c)、及び第12
図は、それぞれ実施例(a−1)の取引内容リスト,一
時停止取引リスト,残高リスト、及び実行可能取引リス
トである。第8図は、取引指定端末装置1が実行可能取
引リストと、一時停止取引リストを作成する手順を表す
フローチャートである。第10図は、金品取扱装置の処理
手順の概略を表すフローチャートである。第11図及び第
19図は、金品取扱端末装置が実行可能取引リストと一時
停止取引リストを作成する手順を表すフローチャートで
ある。第13図,第14図、及び第15図はそれぞれ実施例
(b)の残高リスト,取引内容リスト、及び実行可能取
引リストである。第16図,第17図,第18図、及び第20図
は、それぞれ実施例(c)の取引内容リスト、一時停止
取引リスト,残高リスト、及び実行可能取引リストであ
る。第21図,第22図、及び第23図は、それぞれ実施例
(d)の取引内容リスト,一時停止取引リスト,実行可
能取引リストである。第24図(a)〜(d)、及び第26
図から第31図までは、実施例(e)の説明図であり、第
24図は残高リスト、第26図は取引内容リスト、第27図及
び第30図は実行可能取引リスト、第28図及び第31図は一
時停止取引リスト、第29図は金品受け渡しリストであ
る。第32図及び第33図は、それぞれ実施例(f)の取引
内容リスト及び実行可能取引リストである。
フロントページの続き (72)発明者 野村 訓弘 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株式会社日立製作所システム開発研究所 内 (72)発明者 川岡 明宏 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株式会社日立製作所システム開発研究所 内 (56)参考文献 特開 昭63−244267(JP,A) 特開 昭59−77573(JP,A) 特開 昭61−23292(JP,A) 特開 昭59−71574(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 19/00 G07D 9/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】預金残高を含む金融取引情報を保有するコ
    ンピュータと接続して、現金および有価証券である有価
    証券類のうち少なくとも一方の取引を行う窓口業務処理
    システムにおいて、 前記有価証券類を払出および預入の少なくとも一方を行
    う金品取扱端末装置と、預金の預入を含む取引内容の指
    定の入力を受付け、前記コンピュータに通知する取引指
    定端末装置と、前記金品取扱端末装置および前記取引指
    定端末装置の顧客の同一性を識別する情報が格納された
    顧客識別用媒体とを有し、 前記金品取扱端末装置および前記取引指定端末装置に、
    前記顧客の有する所定の口座を取引財源留保に用いるこ
    とを指示し、 前記金品取扱端末装置に預入された有価証券類の金額を
    前記所定の口座に格納し、 前記所定の口座を財源として、前記取引指定端末装置で
    指定された取引内容を行うことを特徴とする窓口業務処
    理方法。
  2. 【請求項2】預金残高を含む金融取引情報を保有するコ
    ンピュータと、現金および有価証券である有価証券類の
    うち少なくとも一方の預入を行う金品取扱端末装置とに
    接続され、預金の預入を含む取引内容の指定の入力を受
    付ける取引指定端末装置において、 利用者の指定を入力する入力手段と、 前記入力手段で入力された利用者の指示により設定し
    た、取引財源留保に用いる顧客の有する所定の口座に、
    前記金品取扱端末装置に預入された有価証券類の金額を
    格納手段と、 前記格納手段に格納された前記所定の口座を財源とし
    て、指定された取引内容を行う処理手段とを有すること
    を特徴とする取引指定端末装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の取引指定端末装置におい
    て、 前記処理手段は、前記指定された取引内容と、保有され
    ている預金残高および前記金品取引端末装置から預入さ
    れた有価証券類の金額から前記取引の実行可能性を判断
    し、実行可能である取引リストと、取引実行を一時停止
    すべき一時停止取引リストに前記取引内容を分離し、 前記取引リストを前記コンピュータに送信する通信装置
    を有することを特徴とする取引指定端末装置。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の取引指定端末装置におい
    て、 前記一時停止取引リストは、所定の単位期間で前記コン
    ピュータに送信され、 前記コンピュータにおいて、前記一時停止取引リストが
    格納されることを特徴とする取引指定端末装置。
  5. 【請求項5】請求項2に記載の取引指定端末装置におい
    て、 前記処理手段は、 前記入力手段で取引内容が指定されるまでに、前記金品
    取扱端末装置に預入れられた有価証券類の合計金額のう
    ち、取引内容が指定された合計金額を引いた金額である
    残余差額合計を、前記所定の口座への入金として処理す
    ることを特徴とする取引指定端末装置。
  6. 【請求項6】請求項2に記載の取引指定端末装置におい
    て、 前記取引指定端末装置と前記金品取扱端末装置における
    取引者の同一性を識別する情報が格納された顧客識別用
    媒体を発行する顧客識別用媒体手段を有することを特徴
    とする取引指定端末装置。
  7. 【請求項7】請求項2に記載の取引指定端末装置におい
    て、 前記処理手段は、前記入力手段から入力される暗証番号
    を用いて、前記取引指定端末装置と前記金品取扱端末装
    置における取引者の同一性を識別することを特徴とする
    取引指定端末装置。
JP6364689A 1989-03-17 1989-03-17 窓口業務処理方法および取引指定端末装置 Expired - Fee Related JP2865695B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6364689A JP2865695B2 (ja) 1989-03-17 1989-03-17 窓口業務処理方法および取引指定端末装置
KR1019900003543A KR0150790B1 (ko) 1989-03-17 1990-03-16 창구업무처리방법 및 장치
US07/839,078 US5214269A (en) 1989-03-17 1992-02-24 Method for performing transaction

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6364689A JP2865695B2 (ja) 1989-03-17 1989-03-17 窓口業務処理方法および取引指定端末装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02244264A JPH02244264A (ja) 1990-09-28
JP2865695B2 true JP2865695B2 (ja) 1999-03-08

Family

ID=13235324

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6364689A Expired - Fee Related JP2865695B2 (ja) 1989-03-17 1989-03-17 窓口業務処理方法および取引指定端末装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2865695B2 (ja)
KR (1) KR0150790B1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4877412B2 (ja) * 2000-05-17 2012-02-15 大日本印刷株式会社 手続システムの端末装置及び記憶媒体
JP2002123673A (ja) * 2000-10-17 2002-04-26 Hitachi Ltd 窓口業務装置および窓口業務管理方法
JP2007140893A (ja) * 2005-11-18 2007-06-07 Hitachi Ltd 営業店システムにおける取引連携方法

Also Published As

Publication number Publication date
KR900015018A (ko) 1990-10-25
KR0150790B1 (ko) 1998-10-15
JPH02244264A (ja) 1990-09-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8700412B2 (en) Methods and systems for coordinating pooled financial transactions
US8271382B2 (en) Systems and methods of introducing and receiving information across a computer network
US7424455B2 (en) Method and systems for providing merchant services with right-time creation and updating of merchant accounts
US8494956B2 (en) Internet funds transfer system using ATM pickup
JPS63244267A (ja) 窓口取引処理システム
KR20130084645A (ko) 은행원 서포트형 창구 접수 시스템 및 창구 처리 방법
US5214269A (en) Method for performing transaction
KR101484300B1 (ko) 은행 업무를 위한 전자문서 처리 장치
JPH11232362A (ja) 金融店舗システム
JP3868612B2 (ja) 経理システム
JP2865695B2 (ja) 窓口業務処理方法および取引指定端末装置
JPH0416824B2 (ja)
JP5484159B2 (ja) 自動取引装置入金制御システム
JPH1153612A (ja) 振込管理装置 および振込管理方法
JP3044674B2 (ja) 自動取引装置
JP6419060B2 (ja) 送金システム、方法、およびプログラム
JPS62169678A (ja) 自動取引装置
JP3018299U (ja) 銀行のワンタッチ式振込みシステム
JP3035979U (ja) 銀行の現金自動取引装置
JP2000306142A (ja) 現金自動預払システム
JP2008250575A (ja) 現金処理システムにおける渉外データ処理方法、現金処理システム、現金処理機、渉外処理端末及び自動取引装置
JPS62184569A (ja) 取引実行システム
JPH08249404A (ja) 募金機能付き現金自動取引装置
JPH11154187A (ja) 自動投票システム
JPH09102059A (ja) 会員カードを用いた会員カード発行元会社の指定口座への振込方法及び会員カードを用いた会員カード発行元会社の指定口座への振込が可能な銀行の現金自動取引装置

Legal Events

Date Code Title Description
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees