JP2864465B2 - 湾曲操作装置用アングル - Google Patents

湾曲操作装置用アングル

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JP2864465B2 JP1214223A JP21422389A JP2864465B2 JP 2864465 B2 JP2864465 B2 JP 2864465B2 JP 1214223 A JP1214223 A JP 1214223A JP 21422389 A JP21422389 A JP 21422389A JP 2864465 B2 JP2864465 B2 JP 2864465B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、内視鏡等の湾曲操作装置に用いられるア
ングル、特に一方向へのみ湾曲せしめられるアングルに
関する。
[従来の技術] 従来のこの種のアングルとしては、例えば第8図およ
び第9図に示すアングルaがある。このアングルaは、
多数の筒体bからなるものであり、各筒体bの後端部
(右端部)には、筒体bの周方向に180゜離間した2つ
の連結片cが突出形成されている。各連結片cは、それ
に隣接する筒体bの先端部(左端部)にリベットd等に
よって回動自在に連結されている。これによって、隣接
する2つの筒体b,bが回動自在に連結されている。この
場合、筒体bの両端部のうち略半周に渡る範囲が傾斜し
て切り落とされており、他の半周の端面が隣接する筒体
bの端面に接触せしめられている。したがって、各筒体
bは、第8図において反時計回り方向に回動することが
できず、時計回り方向にだけ回動可能になっている。
また、各筒体bの内周面で、切り落とされた半周のほ
ぼ中央部に対応する箇所には、案内筒eが固定されてい
る。各案内筒eには、操作ワイヤfが挿通されている。
この操作ワイヤfの先端部は、最も先端側に位置する筒
体bに、あるいはその筒体bに固定された先端構成部
(図示せず)に固定されている。したがって、操作ワイ
ヤfを第8図の右方へ引っ張ると、各筒体bが時計回り
方向に回動し、これによってアングルaが上方へ向かっ
て湾曲する。
なお、このようなアングルaが内視鏡に用いられる場
合には、筒体bの内部に鉗子チャンネル、照明光伝送用
および画像伝送用の光ファイバ束(いずれも図示せず)
等が挿通される。
[発明が解決しようとする課題] 上記従来のアングルaにおいては、連結片cを有する
筒体bの加工が困難であるのみなら、案内筒eの筒体b
に対する固定およびリベットdの加締に多大の手間を要
する。このため、アングルaの製造費が高騰するという
問題があった。特に、筒体bが小径の場合には、製造費
の高騰という問題が顕著であった。
また、筒体bの内部に固定された案内筒eが筒体bの
内周面から突出しているため、アングルaの湾曲操作中
にその内部に挿通した光ファイバ束等が案内筒eの端部
によって損傷を受けるおそれがあった。
この発明は、上記問題を解決するためになされたもの
で、製造費を低減することができ、しかもアングルの内
部に挿通される光ファイバ束等が損傷を受けるおそれの
ない湾曲操作装置用アングルを提供することを目的とす
る。
[課題を解決するための手段] この発明は、上記の目的を達成するために、操作ワイ
ヤをその基端側へ向かって引っ張ることによって一方向
へ湾曲せしめられる湾曲操作装置用アングルにおいて、
直径が互いに異なる大小2つのコイルを備え、前記2つ
のコイルは、それぞれの一側部において一方のコイルの
線材が他方のコイルの線材間に差し込まれた状態で小径
コイルが、大径コイルの内部に位置するように組み合わ
され、他側部における大径コイルの内周面と小径コイル
の外周面との間に前記操作ワイヤが挿入される空間が形
成されたことを特徴とするものである。
[作用] 操作ワイヤを引っ張った場合、小径コイルと大径コイ
ルとの各一側部においては、小径コイルの線材と大径コ
イルの線材とが互いの間に差し込まれているので、全長
が短くなるように縮むことはない。一方、小径コイルお
よび大径コイルの他側部においては、操作ワイヤの引っ
張り量に応じて縮む。この結果、アングルが小径コイル
および大径コイルの他側部を湾曲の曲率中心側に向けた
状態で湾曲する。
[実施例] 以下、この発明の実施例について第1図ないし第7図
を参照して説明する。
第1図ないし第3図はこの発明の一実施例を示すもの
で、第1図はその要部の拡大断面図、第2図は第1図の
II−II矢視断面図、第3図はこの発明に係るアングルを
備えた内視鏡の一部を省略して示す側面図である。
まず、第3図に基づいて内視鏡Aの全体構成を説明す
ると、符号1は操作基体であり、その先端部には柔軟性
を有する挿入部2が設けられている。この挿入部2の先
端部には湾曲部3が設けられ、湾曲部3の先端部には、
観察窓41、照明光用窓42(第1図参照)および鉗子出入
口(図示せず)等を有する先端構成部4が設けられてい
る。操作基体1には、観察窓41に光学的接続された接眼
筒11、鉗子(図示せず)が挿入される鉗子挿入口12、お
よび操作ダイヤル13等が設けられるとともに、観察窓41
と接眼筒11とを光学的に接続する光ファイバ(図示せ
ず)、照明光用窓42を照明光発生源(図示せず)に光学
的に接続するための光ファイバ(図示せず)等が挿通さ
れている。
なお、後述するように、操作ダイヤル13を第3図にお
いて時計回り方向へ回動させると、湾曲部3が上方へ向
かって湾曲するようになっている。
上記挿入部2は、第1図に示すように、螺旋帯21を備
えている。この螺旋帯21は、挿入部2の基体たるもので
あり、その後端部(右端部)は操作基体1に固定されて
いる。また、螺旋帯21の内部の第1図の上側の部分に
は、螺旋管22が挿入されている。この螺旋管22は、後端
部が操作基体1の固定され、先端部が連結筒23に固定さ
れている。
上記湾曲部3は、第1図および第2図に示すように、
アングル3Aを備えている。アングル3Aは、大径コイル31
と小径コイル32とから構成されている。コイル31,32
は、同一直径の線材31a,32aからなるものであり、いず
れも線材31a(32a)のほぼ2倍のピッチを有している。
そして、大径コイル31と小径コイル32とは、次のように
組み合わされている。すなわち、各コイル31,32の線材3
1a,32aは、一側部(第1図の下側部)においてコイル3
1,32の軸線方向に交互に並ぶよう、互いに他方の線材間
に差し込まれている。しかも、小径コイル32は、大径コ
イル31の内側に位置せしめられている。この結果、大径
コイル31および小径コイル32の一側部(下側部)は軸線
方向へ縮小不能であるが、他側部(上側部)は軸線方向
へ縮小可能になっている。
また、大径コイル31の内径は、小径コイル32の外径よ
りも大径に形成されている。したがって、上記のように
組み合わされた状態においては、大径コイル31の内周面
の上側の部分と小径コイル32の外周面の上側の部分との
間には、直径差の分の間隔を有する空間Sが形成される
ことになる。この空間Sには、操作ワイヤ5が挿通され
ている。この操作ワイヤ5の先端部は、先端構成部4の
フレーム43にろう付け等によって固定されており、操作
ワイヤ5の後端部は、螺旋管22を貫通して操作基体1の
内部に達し、操作ダイヤル13によって回動せしめられる
プーリ(図示せず)に固定されている。そして、操作ダ
イヤル13を時計方向へ回動させると操作ワイヤ5が引っ
張られ、操作ダイヤル13を反時計方向へ回動させると操
作ワイヤ5が緩められるようになっている。
なお、小径コイル32の内部には、前述した光ファイバ
等が挿通されている。
また、挿入部2の螺旋帯21、螺旋管22および連結筒2
3、湾曲部3のコイル31,32、並びに先端構成部4のフレ
ーム43は、プラスチックあるいはゴム等の柔軟性を有す
る樹脂からなる筒状の被覆体6の内部に埋設されてお
り、これによって挿入部2、湾曲部3および先端構成部
4が一体化されるとともに、コイル31,32が組み合わさ
れた状態に保持されている。
上記構成の内視鏡Aの湾曲部3を湾曲させる場合に
は、操作ダイヤル13を時計回り方向へ回動させ、操作ワ
イヤ5を引っ張る。すると、アングル3Aを構成する2つ
のコイル31,32は、それぞれの上側の部分だけがその軸
線方向に縮小する。この結果、アングル3Aが上方へ向か
って湾曲し、ひいては湾曲部3が同方向へ向かって湾曲
する。湾曲した状態で操作ダイヤル13を反時計回り方向
へ回動させると、コイル31,32の弾性力および被覆体6
の弾性力等により、湾曲部3が真っすぐな元の状態に復
帰する。
ここで、上記のアングル3Aは、製造が容易な2つのコ
イル31,32から構成されており、しかも2つのコイル31,
32を単に組み合わせただけである。したがって、アング
ル3Aを安価に製造することができ、湾曲部3の製造費を
低減することができる。
また、操作ワイヤ5が2つのコイル31,32の間に形成
される空間Sに配設されており、各コイル31,32の線材3
1a,32aが操作ワイヤ5を案内している。したがって、従
来のアングルにおいて用いられていた案内筒が不要にな
る。よって、光ファイバ等が損傷を受けるのを確実に防
止することができる。
次に、第4図ないし第7図に示すこの発明の他の実施
例について説明する。
第4図に示す実施例は、コイル31,32の外側および挿
入部2の螺旋管21の外側に筒状をなすブレード7を設け
たものであり、ブレード7の後端部は操作基体1に固定
され、その先端部は先端構成部4のフレーム43に固定さ
れている。
このようにブレード7を設けると、挿入部2、湾曲部
3および先端部構成部4が被覆体6のみならずブレード
7によって一体化されるので、それらの引っ張り強度を
向上させることができる。なお、引っ張り強度を向上さ
せることができるので、螺旋帯21については設けなくと
もよい。
第5図に示す実施例は、操作ワイヤ5の先端部を大径
コイル31の先端部に固定したものである。勿論、操作ワ
イヤ5の先端部を小径コイル32に固定するようにしても
よく、また操作ワイヤを2本用い、各操作ワイヤの先端
部を大径コイル31と小径コイルとにそれぞれ固定し、2
本の操作ワイヤを同時に操作するようにしてもよい。
第6図および第7図に示すアングル3Bは、小径コイル
32の一側部に大径コイル31の線材31aの直径と同一量も
しくはそれより若干大きく突出する突出部32bを形成
し、各突出部32bを大径コイル31の線材31a間に差し込ま
せたものである。また、この実施例においては、大径コ
イル31と小径コイル32とが突起32bの近傍において柔軟
性を有する接着剤33によって固定されている。
このアングル3Bにおいては、突出部32bを形成したの
で、上記アングル3Aに比して、大径コイル31と小径コイ
ル32との接触範囲を狭くすることができる。したがっ
て、アングル3Bについては、その湾曲をスムースに行う
ことができる。また、大径コイル31と小径コイル32とを
接着剤33によって一体化しているので、アングル3Bを組
み付ける際に便利である。
なお、この発明は上記の実施例に限定されるものでな
く、その要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能で
ある。
例えば、上記の実施例はこの発明のアングルを内視鏡
に適用したものであるが、カテーテルにも適用してもよ
い。
また、上記の実施例においては、コイル31,32を円形
にしているが、楕円形その他の形状にしてもよい。
さらに、コイル31,32の各線材31a,32aの直径を互いに
同一にしているが、互いに異なる直径にしてもよい。ま
た、コイル31(32)のピッチを線材31a(32a)の直径の
2倍にし、線材31a,31a(32a,32a)間に形成される隙間
に他方の線材32a(31a)を差し込むようにしているが、
コイル31(32)のピッチを線材31a(32a)の直径と同一
にしてもよい。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明の湾曲操作装置用アン
グルによれば、大小2つのコイルの各線材の側部どうし
を互いの間に差し込むとともに、大径コイルと小径コイ
ルとの間に形成される空間に操作ワイヤを挿通するよう
にしたものであるから、製造費を低減することができ、
しかもアングルの内部に挿通される光ファイバ束等が損
傷を受けるのを防止することができる等の効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図はこの発明の一実施例を示すもの
で、第1図はその要部の拡大断面図、第2図は第1図の
II−II矢視断面図、第3図は内視鏡の一部省略側面図、
第4図および第5図はそれぞれこの発明の他の実施例を
示す要部の拡大断面図、第6図および第7図はこの発明
のさらに他の実施例を示すもので、第6図はアングルの
側面図、第7図は第6図のVII−VII矢視断面図、第8図
および第9図は従来のアングルの一例を示すもので、第
8図は一部省略側面図、第9図は第8図のIX矢視図であ
る。 3A,3B……アングル、31……大径コイル、31a……線材、
32……小径コイル、32a……線材、5……操作ワイヤ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】操作ワイヤをその基端側へ向かって引っ張
    ることによって一方向へ湾曲せしめられる湾曲操作装置
    用アングルにおいて、直径が互いに異なる大小2つのコ
    イルを備え、前記2つのコイルは、それぞれの一側部に
    おいて一方のコイルの線材が他方のコイルの線材間に差
    し込まれた状態で小径コイルが大径コイルの内部に位置
    するように組み合わされ、他側部における大径コイルの
    内周面と小径コイルの外周面との間に前記操作ワイヤが
    挿入される空間が形成されたことを特徴とする湾曲装置
    用アングル。
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