JP2862837B2 - 99Mo−99mTcジェネレータ用Mo吸着剤およびその製造方法 - Google Patents

99Mo−99mTcジェネレータ用Mo吸着剤およびその製造方法

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JP2862837B2 JP8186053A JP18605396A JP2862837B2 JP 2862837 B2 JP2862837 B2 JP 2862837B2 JP 8186053 A JP8186053 A JP 8186053A JP 18605396 A JP18605396 A JP 18605396A JP 2862837 B2 JP2862837 B2 JP 2862837B2
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    • G21G1/00Arrangements for converting chemical elements by electromagnetic radiation, corpuscular radiation or particle bombardment, e.g. producing radioactive isotopes
    • G21G1/001Recovery of specific isotopes from irradiated targets
    • G21G2001/0036Molybdenum

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  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、99Mo-99mTcジ
ェネレータ用Mo吸着剤およびその製造方法に関し、特
に核医学等の分野において、癌などの核医学診断に 99m
Tcを利用するための99Mo-99mTcジェネレータ用M
o吸着剤およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】99mTcは、その半減期が6.02時間
と短く、γ線のみを放出するため、人体に投与した場合
の被爆線量が少なく、また、放射性核種を標識体として
投与し、放射線を体外から測定して放射能の人体内での
分布や動態を観察する場合には、対象とする臓器や病変
組織と親和性が大きいとともに集積しやすく、更に多く
の他の物質と結合して安定な標識体を作ることができる
という特性を有している。
【0003】99mTcは99Moの娘核種として得られ、
大量に製造され、種々の化合物と結合していわゆる放射
線医薬として癌などの核医学的診断に利用されており、
例えば日本原子力学会誌(四方英治、井口明、日本原子
力学会誌、vol.26, No.8(1984) 662−670)等に示さ
れている。また、その普及は、 99mTcを有効に利用す
るための、いわゆるジェネレータの開発、さらにはシン
チカメラ等の診断用機器の発達に負うところが大きい。
【0004】99mTcを放射性医薬として利用するため
に、従来より、99Moから 99mTcを取り出す方法とし
て、ジェネレータと溶液型の2つの方法が採用されてき
た。
【0005】ジェネレータは、Mo吸着剤としてアルミ
ナを充填したカラムに99MoをMoO4 2- の形で吸着さ
せ、鉛の遮蔽体容器に収めた装置で、カラムに滅菌した
生理食塩水を流すことにより99Moから生成した 99m
cのみが 99mTcO4-の形で洗出されてくるものであ
る。かかる操作をミルキングと称す。99Moと 99mTc
とは1日で放射平衡に達するので、99Moが残存してい
る間は毎日ミルキングが可能であり、これを利用して各
種の製品が製造されている。
【0006】一方、溶液型は、99MoO4 2- を含有する
水溶液から、例えばメチルエチルケトンのような溶媒で
99mTcを抽出し、溶媒を蒸発させて 99mTcを回収
し、回収された 99mTcを各種の標識体の合成に使用し
て、合成された標識体の溶液として供給されるものであ
る。従って、半減期の短い 99mTcを抽出する点及び、
標識体への転換操作を必要としない点から、ジェネレー
タのほうが溶液型と比較して有利である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】99mTcを利用するた
めには99Moが必要であり、99Moを大量に製造するた
めには、天然のMoを原子炉で照射する(n,γ)方法
と、 235Uの核***生成物から99Moを取り出す(n,
f)法がある。
【0008】(n,γ)法はMoの98Mo(n,γ)99
Mo反応を利用するもので、工程が簡単な上、取り扱う
放射能も99Moと 99mTcだけであるため放射線の遮蔽
が容易であり、放射性廃棄物が発生しないという大きな
利点を有する。
【0009】しかしその反面、98Moの天然存在比が2
4.1%と低く、(n,γ)法で得られたMoの比放射
能が2Ci/g前後と低いので、ジェネレータとして必
要な約500mCiの99Moを確保するためには、Mo
の吸着能が2mg/gである低いアルミナを使用する
と、アルミナが約130g必要となる。また仮に100
%の98Moを用いてもアルミナは約30g必要となり、
その結果(n,γ)法は実用的に好ましくない。
【0010】そのために、(n,f)法による約105
Ci/gという比放射能の高い99Moを用い、ジェネレ
ータの小型計量化を図り、取り扱い易さ、価格、輸送の
問題を解決し製品化しているのが現状である。
【0011】しかし、(n,f)法では、 235Uの核分
裂反応を利用するため、各種の核***生成物から複雑な
工程を経て99Moを取り出さねばならず、また多量の放
射性廃棄物ができるという欠点がある。
【0012】従って、(n,γ)法で生成する99Moを
用い、しかも実用的な大きさのジェネレータを開発する
ための研究が行われ(J.V.Evans, P.W.Moore, M.E.Shyi
ngand J.M.Sodeau,Appl.Radioat.Isot.,vol.38, No.1(1
987)19-23)、いわゆるゲル・ジェネレータが中国で実用
化されている。この方法によれば、(n,γ)でMoO
3 から製造されたNa2 99MoO4 と、ZrOCl2
るいはZrO(NO 3)2 とを反応させてZrO99MoO
4 ・xH2 Oを合成し、このゲルを乾燥し、粉砕してカ
ラムに充填し、ミルキングにより 99mTcを溶出させる
ことができる。
【0013】しかし、この方法では、ゲルのろ過、乾燥
が難しく、またジェネレータとしてのMoのブレークス
ルーが多いなどの、解決しなければならない課題が指摘
されている。そこで、天然のMoから(n,γ)法を利
用して、実用的なジェネレータを開発するためには、M
o吸着能の高いMo吸着剤が必要である。
【0014】本発明の発明者らは、天然のMoから
(n,γ)法を利用して、実用的なジェネレータを開発
するために、Mo吸着能の高いジルコニウム系無機高分
子のMo吸着剤を発明した(特願平7−14684
4)。このMo吸着剤は、吸着剤1gあたり200mg
以上のMoを吸着することが可能で、99Moから生成す
99mTcを80%以上溶離することができる。しかし
ながら、このジルコニウム系無機高分子のMo吸着剤
は、機械的強度が一般的に小さく、また耐加水分解性も
低いために、Moの水溶液からMoを吸着する場合、破
壊して吸着剤の微粒子や、吸着剤の加水分解によるゲル
状物を生成し易いため、ジェネレータ用のMo吸着剤と
するには、最終的に行われる熱処理を狭い温度範囲と狭
い時間内で実施しなければならなかった。また、Mo吸
着量はMo水溶液のpHが大きくなるにつれて小さくな
り、ジェネレータが実際に使用される中性付近では必ず
しも十分な吸着量が得られない場合があった。
【0015】従って、本発明の目的は、上記問題点を解
決し、天然Moから(n,γ)法により、実用的なジェ
ネレータを安定して製造するための優れた99Mo-99m
cジェネレータ用Mo吸着剤及びその製造方法を提供す
るにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の発明者らは、前
記の目的を達成するため、鋭意研究を行った結果、特定
の構造を有するブロック(I)とブロック(II)とから
構成されることにより、従来のジルコニウム系無機高分
子のMo吸着剤よりも優れたMo吸着能とTcジェネレ
ータとして十分なTcの溶離効率を有し、しかも優れた
機械的強度と耐加水分解性を有するとともに、Mo吸着
量がMo水溶液のpHに影響されない、新規な無機高分
子系Mo吸着剤が得られることを見出し、本発明に至っ
た。
【0017】すなわち、本発明の99Mo-99mTcジェネ
レータ用Mo吸着剤は、次の化7
【化7】 (式中、Xはハロゲン、アルコキシ基及び水酸基から成
る群より選ばれる1種で、10%以上のXがハロゲンを
示す)で表わされる繰返し単位から主としてなる骨格構
造を有し、繰返し単位 (A), (B), (C) の含有量によ
り分岐構造が制御されたブロック(I)と、次の化8;
【化8】 (式中Mはケイ素又はチタン、Yはハロゲン、アルコキ
シ基及び水酸基から成る群より選ばれる1種を示す)で
表わされる繰返し単位から主としてなる骨格構造を有す
るメタロキサンブロック(II)とから成ることを特徴と
する。
【0018】更に本発明の99Mo-99mTcジェネレータ
用Mo吸着剤は、上記ブロック(I)とブロック(II)
とが無機系共重合体を構成することを特徴とする。
【0019】更に本発明の99Mo-99mTcジェネレータ
用Mo吸着剤の製造方法は、ジルコニウムのハロゲン化
合物の少なくとも1種と、1価アルコールとを反応させ
る第一工程と、得られた反応生成物を加熱して上記ブロ
ック(I)を生成させる第二工程と、前記ブロック
(I)をケイ素又はチタンのアルコキシドと反応させる
第三工程と、得られた反応生成物を加熱して上記ブロッ
ク(II)を生成し、ブロック(I)とブロック(II)と
を結合させる第四工程とからなることを特徴とする。
【0020】また、本発明の99Mo-99mTcジェネレー
タ用Mo吸着剤の製造方法は、ジルコニウムのハロゲン
化合物の少なくとも1種と、ケイ素又はチタンのアルコ
キシドの少なくとも1種とを反応させる第一工程と、得
られた反応生成物を加熱して、上記ブロック(I)とブ
ロック(II)とを同時に生成せしめる第二工程とからな
ることを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の99Mo-99mTcジェネレ
ータ用Mo吸着剤の第一の製造方法について以下に説明
する。第一工程で用いるジルコニウムのハロゲン化物に
はハロゲン化ジルコニウムやハロゲン化酸化ジルコニウ
ムが含まれ、ハロゲン化物としては、フッ化物、塩化
物、臭化物、ヨウ化物等が使用できるが、特に塩化物が
好ましく、ZrCl4 が好適である。もう一方の出発原
料である1価アルコールは、炭素数が1〜6個までのア
ルコールで、水溶性であるものが好ましい。当該ハロゲ
ン化ジルコニウム、ハロゲン化酸化ジルコニウムに対す
るアルコールの混合モル比は0.5以上がアルコールを
溶媒として利用できる点から好ましい。
【0022】第一工程の反応は無溶媒で進行するが、生
成物が固体となるために反応が不均一となる恐れがある
場合には、反応に不活性な溶媒、例えばテトラヒドロフ
ラン、ジイソプロピルエーテルなどを使用することがで
き、また、上記アルコールを過剰に用いて未反応のアル
コールを溶媒として利用することもできる。第一工程の
反応温度は室温でよいが、未反応のアルコールや溶媒を
除去するために、150℃以下で加熱してもよい。15
0℃以下としたのは、反応が進みすぎてMo吸着剤のM
o吸着量が少なくなることを防ぐためである。
【0023】この第一工程において、必要により、少量
の水を加えることができる。これは、生成した前駆体中
のアルコキシ基を加水分解して水酸基を生成させたり、
あるいはジルコニウムに水を配位させて、第二工程での
前駆体間の架橋を効果的に行わせることを目的とするも
のである。この場合においても、第一工程の反応温度は
室温でよいが、加水分解で生成したアルコール、未反応
の水、アルコール及び溶媒を除去する場合には、これら
が蒸留される温度まで加熱してもよいが、150℃以下
がMo吸着剤のMo吸着量が低下しない点から好まし
い。
【0024】第二工程は、第一工程で得られた前駆体を
架橋して分子量を増加させ、繰返し単位 (A), (B),
(C) の含有量により分岐構造が制御された上記化7で
表わされる繰り返し単位から主としてなる骨格構造を有
するブロック(I)を生成させる工程である。具体的に
は、第一工程で得られた前駆体を、空気、酸素、窒素な
どの酸化性雰囲気中あるいは窒素、アルゴンなどの非酸
化性雰囲気中で加熱して、前駆体中のアルコキシ基を熱
分解することによりブロック(I)を生成する。必要に
応じて、前記雰囲気中に水分を含有させて加熱し、前駆
体中のアルコキシ基の熱分解に加えて加水分解をするこ
とによりブロック(I)の生成を促進することができ
る。加熱温度は、ブロック(I)のMo吸着量を低下さ
せないために100〜250℃が好適であり、加熱雰囲
気中の水分濃度を高くするほど加熱温度を低くすること
ができる。加熱時間も同様に、加熱雰囲気中の水分濃度
が高いほど短くすることができるが、一般的にMo吸着
量を低下させないために1時間以内が好適である。
【0025】第三工程は、第二工程で生成したブロック
(I)を、ケイ素又はチタンのアルコキシドの少なくと
も1種と反応させる。ケイ素又はチタンのアルコキシド
には、例えばテトラメトキシシラン、テトラエトキシシ
ラン、チタンテトライソプロポキシドやチタンテトライ
ソブトキシドなどを用いることができる。前記アルコキ
シドはブロック(I)中の水酸基のみと反応すると考え
られるので、前記アルコキシドを過剰に加えてよい。
【0026】かかる反応は無溶媒で進行するが、ケイ素
やチタンのアルコキシドが固体の場合には、溶液にして
反応を均一に行なわせるために、また、ケイ素やチタン
のアルコキシドが液状であっても、その粘度が高く、反
応後、過剰のアルコキシドをろ過によって除去すること
が十分できない場合には、粘度を低下させる目的で溶媒
を用いることもできる。かかる溶媒としては、ベンゼン
やエーテル等の、ブロック(I)に対して不活性な溶媒
を使用することができるが、テトラメトキシシラン、テ
トラエトキシシラン、チタンテトライソプロポキシドや
チタンテトラブトキシドなどの液状のアルコキシドを用
いた場合には、粘度を低下させる必要がなければ溶媒は
必ずしも必要ではない。
【0027】反応温度は室温でよいが、反応を早く進行
させるために加熱してもよく、その温度は100℃以下
が好ましい。
【0028】また、反応を早く進行させるために、さら
に反応系に水を添加してもよいが、水分を含んだ雰囲気
下で反応させれば十分である。反応時間は水を添加した
場合としない場合とで異なるが、通常5分以上2時間以
内である。次いでろ過することにより得られた反応生成
物から、過剰のアルコキシドと反応により生成したアル
コールおよび溶媒を除去する。
【0029】第四工程は、第三工程で得られた反応生成
物を、空気中、酸素中などの酸化性雰囲気あるいは窒素
やアルゴンなどの非酸化性雰囲気中で加熱して、例えば
脱アルコール、脱水、脱炭化水素により、上記化8で表
わされるブロック(II)を生成し、上記ブロック(I)
とブロック(II)とを強固に結合させる工程である。反
応温度は、例えば脱アルコール、脱水、脱炭化水素を促
進するために50〜150℃が好ましい。また、反応を
早く進行させるために水分を含んだ雰囲気下で反応させ
ることができる。反応時間は水を添加した場合としない
場合で異なるが、通常5分以上2時間以内である。
【0030】本発明の99Mo-99mTcジェネレータ用M
o吸着剤の第二の製造方法について説明する。第一工程
で用いるジルコニウムのハロゲン化物にはハロゲン化ジ
ルコニウムやハロゲン化酸化ジルコニウムが含まれ、ハ
ロゲン化物としては、フッ化物、塩化物、臭化物、ヨウ
化物等が使用できるが、特にZrCl4 が好適である。
もう一方の出発原料であるケイ素又はチタンのアルコキ
シドには、例えばテトラメトキシシラン、テトラエトキ
シシラン、チタンテトライソプロポキシド、チタンテト
ラブトキシド等の少なくとも1種を用いることができ
る。ハロゲン化ジルコニウム、ハロゲン化酸化ジルコニ
ウムに対するアルコキシドの量は、ジルコニウムに対す
るアルコキシド中の金属元素Mの原子比M/Zrが0.
1〜2.0となるような量である。0.1未満では未反
応のハロゲン化ジルコニウムが残留し、2.0より多い
と、Mo吸着量が少なくなり実用的でない。
【0031】前記反応は無溶媒で進行するが、生成物が
固体となるために反応が不均一となる恐れがある場合に
は、反応に不活性な溶媒、例えばテトラヒドロフラン、
ジイソプロピルエーテルなどを使用することができる。
また、必要により、反応系に水を添加して行われ、その
添加量は原料混合物がゲル化する量を加えればよいが、
反応温度が低い時は多く、高い時は少なくてよいかある
いは加えなくてもよい。水の添加量が過剰となりすぎる
と、Mo吸着剤のMo吸着量が少なくなるので、原料ア
ルコキシドの当モル以下が好ましい。
【0032】反応温度は、反応が室温でも進行するので
特に高くする必要はないが、反応を早く進行させるため
に、あるいは、原料混合物が固体であったり、粘稠な液
体で均一に混合しにくいときは、加熱することができ
る。また、使用した溶媒や、反応で生成したアルコール
などを除去するために加熱することもできるが、Mo吸
着剤のMo吸着量が少なくなるので150℃以下が好ま
しい。
【0033】溶媒は反応に対して不活性な溶媒、例えば
ベンゼンやエーテル等を使用することができるが、テト
ラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、チタンテト
ラブトキシド及びチタンテトライソプロポキシドなどの
液状のアルコキシドを用いる場合は溶媒は必ずしも必要
ではない。
【0034】第二工程では、こうして得られた反応生成
物を、空気中、酸素中などの酸化性雰囲気あるいは窒素
やアルゴンなどの非酸化性雰囲気中で加熱して、例えば
脱アルコール、脱水、脱炭化水素により、ブロック
(I)と(II)を同時に生成させる工程である。
【0035】反応温度は、溶媒の除去や、アルコール、
脱水、脱炭化水素等を促進するために50〜150℃が
好ましい。また、反応を低温で早く進行させるために、
上記雰囲気中に水分を含有させることができる。反応時
間は水を添加した場合としない場合とで異なるが、通常
5分以上2時間以内である。
【0036】このようにして得られる本発明による99
o-99mTcジェネレータ用Mo吸着剤は、次の化9:
【化9】 (式中、Xはハロゲン、アルコキシ基及び水酸基から成
る群より選ばれる1種で、10%以上のXがハロゲンを
示す)で表わされる繰返し単位から主としてなる骨格構
造を有するブロック(I)が、メタロキサン結合を介し
て、次の化10:
【化10】 (式中、Xはハロゲン、アルコキシ基及び水酸基から成
る群より選ばれる1種で、10%以上のXがハロゲンを
示す)で表わされる繰返し単位から主としてなるブロッ
ク(II)と結合したいわゆるブロック共重合体である。
【0037】本発明の99Mo-99mTcジェネレータ用M
o吸着剤の第一と第二の製造方法により得られたMo吸
着剤の構造の違いは、ブロック(I)の分子量が第一の
製造方法のほうが第二の製造方法に比べ大きいというこ
とであり、Mo吸着能は基本的には同じである。
【0038】上記繰返し単位 (C), (G) は、高分子量
化したMo吸着剤分子の末端を形成する単位である。本
発明のMo吸着剤は水に不溶であり、有機溶媒にも不溶
であるので分子量を測定することはできないが、Mo吸
着剤分子が高度に架橋した高分子であり、繰返し単位
(C), (G) は非常に少ない。繰返し単位 (B), (D),
(E)が多くなると架橋が発達し高度に分岐した構造で
あることを意味し、ブロック(I)中の(A)/(B)
は0〜1.0,ブロック(II)中の (D), (E),(F)の
含有量は(D)>(E)>(F)の順である。ブロック
(I)中のXはハロゲン、アルコキシ基、水酸基のいず
れかであるが、Mo吸着を十分とするために少なくとも
30%以上のXがハロゲンである。またブロック(II)中
のYはハロゲン、アルコキシ基、水酸基のいずれかであ
るが、その大部分は水酸基であり、例えば80%以上を
占める。
【0039】本発明のMo吸着剤の中のブロック(I)
とブロック(II)との割合は、ブロック(I)に対する
ブロック(II)の割合がジルコニウムに対するアルコキ
シド中の金属元素Mの原子比、M/Zrで0.02〜
2.0となるような割合である。0.02より小さいと
ブロック(II) の効果が発現せず、2.0より大きいと
Mo吸着量が低くなり好ましくない。
【0040】本発明の99Mo-99mTcジェネレータ用M
o吸着剤は、ブロック(I)とブロック(II)とが結合し
たいわゆるブロック共重合体であり、ブロック(I)
は、本発明の99Mo-99mTcジェネレータ用Mo吸着剤
のMoの吸着を担う部分であり、Mo吸着能を高くする
ためには後述するようにZr−Clが十分な量必要であ
る。しかし、その一方Zr−Clのみが多量にあると重
合が十分進行せず、得られるMo吸着剤は機械的強度に
乏しく、耐加水分解性にも優れず好ましくない。従っ
て、本発明の99Mo-99mTcジェネレータ用Mo吸着剤
は、このブロック(I)がブロック(II)で架橋されるか
または、ブロック(I)の周囲をブロック(II)が覆う
ようなコーティング構造を有しているため、機械的強度
が極めて大きく、また耐加水分解性も非常に優れてお
り、Moの水溶液からMoを吸着する場合に、Mo吸着
剤を破壊して吸着剤の微粒子を生成したり、吸着剤の加
水分解によるゲル状物を生成することがない。
【0041】本発明のMo吸着剤は、Mo吸着剤1gあ
たり通常200g以上のMoを吸着でき、そのMo吸着
量は、Mo水溶液のpHにほとんど依存せず、ジェネレ
ータが実際に使用される中性付近でも十分な吸着量が得
られ、更に99Moから生成する99Tcを80%以上溶離
することができる。
【0042】本発明の99Mo-99mTcジェネレータ用M
o吸着剤のMo吸着機構は、例えば次の化11で表わさ
れるように、隣接するZr−ClによりMoO4 2- が化
学結合で吸着されるものと考えられるが、下記化11で
表わされたMo吸着機構により、本発明が制限を受ける
ものではなく、他の機構も考えられる。
【化11】 次いで、Zrに化学結合した99Moが 99mTcに変換す
ると、Zrとの化学結合力が弱い 99mTcは、99m Tc
4 - として溶出してくると考えられる。
【0043】本発明の99Mo-99mTcジェネレータ用M
o吸着剤は、ブロック(I)がブロック(II)で架橋され
た構造を有しているため、ブロック(I)間の距離が適
度に確保されており、Moを吸着する表面積が、従来の
ジルコニウム系無機高分子のMo吸着剤より大きく、し
たがってZr1原子あたりのMo吸着能が高くなったと
推定される。Mo吸着量がMo水溶液のpHにほとんど
依存せず、ジェネレータが実際に使用される中性付近で
も十分な吸着量が得られる理由も、ブロック(I)間の
距離が適度に確保されていることによると考えられる。
【0044】
【実施例】本発明を次の実施例及び比較例により説明す
る。実施例1 500mlの三つ口フラスコに攪拌機、乾燥窒素ガス導入
管、温度計をセットし、系内を窒素雰囲気とし、ZrC
4 46.6g(0.2 mol)に対して、イソプロピル
アルコールを24g(0.4 mol)加え、溶媒としてテ
トラヒドロフランを用いて攪拌しながら室温で反応させ
た。反応はただちに開始し、混合物の温度は約50℃に
上昇した後、徐々に低下した。その後7.2g(0.2
mol)の水を添加し90℃まで加熱して、Mo吸着剤の
前駆体を合成した。次いで、大気中140℃で30分加
熱して、本発明のMo吸着剤の第一の製造方法における
ブロック(I)を合成した。
【0045】このブロック(I)1gを、過剰のテトラ
エトキシシラン(TEOS)の95%プロピルアルコー
ル溶液にそれぞれ混合し、1時間反応させた。その後未
反応のアルコキシドをろ過により除去して、大気中で1
00℃で1時間熱処理してMo吸着剤得た。
【0046】実施例2 実施例1におけるブロック(I)を合成する際の大気中
での加熱温度を140℃から160℃に変えた以外は、
実施例1と同様にしてMo吸着剤を得た。
【0047】実施例3 実施例1において、テトラエトキシランをテトラブトキ
シチタン(TBOT)に変えた以外は、実施例1と同様
にしてMo吸着剤を得た。
【0048】実施例4 実施例1におけるブロック(I)を合成する際の大気中
での加熱温度を140℃から160℃に変え、またテト
ラエトキシシランをテトラブトキシチタンに変えた以外
は、実施例1と同様にしてMo吸着剤を得た。
【0049】実施例5 500mlの三つ口フラスコに攪拌機、乾燥窒素ガス導入
管、温度計をセットし、系内を窒素雰囲気とし、ZrC
4 46.6g(0.2モル)に対して、テトラエトキ
シシラン(TEOS)の95%プロピルアルコール溶液
を、0.1モル加え、さらに水を0.1モル加えて攪拌
しながら温度70℃まで加熱して反応させた。その後、
大気中で100℃で30分加熱して、Mo吸着剤を得
た。
【0050】実施例6 実施例5においてテトラエトキシシランの添加量を0.
1モルから0.2モルとし、水分の添加量を0.1モル
から0.2モルに変えた以外は、実施例5と同様にして
Mo吸着剤を得た。
【0051】実施例7 実施例5においてテトラエトキシシランの添加量を0.
1モルから0.3モルとし、また水分を添加せず、更に
熱処理温度を70℃から90℃に変えた以外は、実施例
5と同様にしてMo吸着剤を得た。
【0052】実施例8 実施例5においてテトラエトキシシランをテトラブトキ
シチタン(TBOT)に変え、熱処理温度を70℃から
90℃に変えた以外は、実施例5と同様にしてMo吸着
剤を得た。
【0053】実施例9 実施例5においてテトラエトキシシランをテトラブトキ
シチタンに変え、その添加量を0.2モルとし、水分添
加量を0.1モルから0.2モルとし、熱処理温度を7
0℃から100℃に変えた以外は、実施例5と同様にし
てMo吸着剤を得た。
【0054】比較例1 実施例1におけるブロック(I)を合成する際の大気中
での熱処理を140℃から160℃に変えて、実施例1
で得られたMo吸着剤の前駆体を、ジルコニウム系Mo
吸着剤とした。
【0055】比較例2 比較例1における熱処理温度を180℃に変えた以外
は、比較例1と同様にしてMo吸着剤を得た。
【0056】上記実施例1〜4及び比較例1〜2の調製
条件を下記表1に、実施例5〜9の調製条件を下記表2
に示し、実施例2で得られた吸着剤と比較例2で得られ
た吸着剤のMo吸着量のpH依存性を図1に示す。
【0057】
【試験例】試験例1 得られたMo吸着剤について(n,γ)法で得られた比
放射能14.8mCi(99Mo)/g(Mo)のモリブ
デン酸ナトリウム水溶液を用いてMoを吸着させ、Mo
吸着剤1gあたりのMo吸着量と99m Tcの溶離効率を
測定した。Moの吸着は、モリブデン酸ナトリウム水溶
液にMo吸着剤1gを添加し、90℃で約2時間飽和吸
着させた。1日放置後放射平衡に達した後、ミルキング
を生理食塩水で行って、99m Tcの溶離効率を測定し
た。Mo吸着剤の機械的強度、耐加水分解性について
は、飽和吸着後の水溶液の濁りの有無で評価した。その
結果を表1及び2に示す。
【0058】
【表1】
【0059】
【表2】
【0060】このように、本発明のMo吸着剤は、比較
例の従来のジルコニウム系Mo吸着剤と同等のMo吸着
量を有すると同時に、Mo吸着後の水溶液の濁りがな
く、機械的強度、耐加水分解性に優れていることがわか
った。また、図1に示したように、Mo吸着量のMo水
溶液のpHに対する依存性がほとんどないことが明らか
となった。更に本発明で得られたMo吸着剤からの99m
Tcの溶離は2回目以降のミルキングでも安定した性能
を示し、ジェネレータ用吸着剤として極めて優れている
ことが明らかとなった。
【0061】
【発明の効果】本発明の99Mo-99mTcジェネレータ用
Mo吸着剤は、1gあたり通常200mg以上のMoを吸
着でき、従来のジルコニウム系無機高分子に比べ、Zr
1原子あたりのMo吸着能が高く、機械的強度が極めて
大きく、また耐加水分解性も非常に優れており、Moの
水溶液からMoを吸着する場合、Mo吸着剤を破壊して
吸着剤の微粒子を生成したり、吸着剤の加水分解による
ゲル状物を生成することがなく、また、Mo吸着量がM
o水溶液のpHにほとんど依存せず、ジェネレータが実
際に使用される中性付近でも十分な吸着量が得られる。
【0062】本発明の99Mo-99mTcジェネレータ用M
o吸着剤の第一と第二の製造方法は、原料であるジルコ
ニウムのハロゲン化物と一価アルコールおよびアルコキ
シド、あるいは、ジルコニウムのハロゲン化物とアルコ
キシドとの反応で生成する前駆体を低温で熱処理するこ
とにより、天然の98Moおよび100%の98Moの
(n,γ)法から得られる99Moを利用し、水に不溶の
高分子体である99Mo-99mTcジェネレータ用Mo吸着
剤を容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明で得られたMo吸着剤と従来の
Mo吸着量のpH依存性を示す一例の線図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 幸治 茨城県水戸市堀町1044番地 株式会社 化研水戸研究所内 (72)発明者 蓼沼 克嘉 茨城県水戸市堀町1044番地 株式会社 化研水戸研究所内 (72)発明者 棚瀬 正和 茨城県那珂郡東海村白方2番4号 日本 原子力研究所東海研究所内 (72)発明者 黒沢 清行 茨城県那珂郡東海村白方2番4号 日本 原子力研究所東海研究所内 (56)参考文献 特開 平8−186053(JP,A) 特開 昭49−113999(JP,A) 特開 昭54−16096(JP,A) 特開 平8−66631(JP,A) 特表 昭56−500312(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B01J 20/00 - 20/34 B01D 59/26 C08G 79/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の化1; 【化1】 (式中、Xはハロゲン、アルコキシ基及び水酸基から成
    る群より選ばれる1種で、10%以上のXがハロゲンを
    示す)で表わされる繰返し単位から主としてなる骨格構
    造を有し、繰返し単位 (A), (B), (C) の含有量によ
    り分岐構造が制御されたブロック(I)と、次の化2; 【化2】 (式中Mはケイ素又はチタン、Yはハロゲン、アルコキ
    シ基及び水酸基から成る群より選ばれる1種を示す)で
    表わされる繰返し単位から主としてなる骨格構造を有す
    るメタロキサンブロック(II)とから成ることを特徴と
    する99Mo-99mTcジェネレータ用Mo吸着剤。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の99Mo-99mTcジェネレ
    ータ用Mo吸着剤において、ブロック(I)とブロック
    (II)とが無機系共重合体を構成することを特徴とする
    99Mo-99mTcジェネレータ用Mo吸着剤。
  3. 【請求項3】 i)ジルコニウムのハロゲン化物の少な
    くとも1種と、1価アルコールとを反応させる第一工程
    と、 ii)得られた反応生成物を加熱して、次の化3: 【化3】 (式中、Xはハロゲン、アルコキシ基及び水酸基から成
    る群より選ばれる1種で、10%以上のXがハロゲンを
    示す)で表わされる繰返し単位から主としてなる骨格構
    造を有し、繰返し単位 (A), (B), (C) の含有量によ
    り分岐構造が制御されたブロック(I)を生成させる第
    二工程と、 iii)前記ブロック(I)をケイ素又はチタンのアルコキ
    シドと反応させる第三工程と、 iv) 得られた反応生成物を加熱して次の化4: 【化4】 (式中Mはケイ素又はチタン、Yはハロゲン、アルコキ
    シ基及び水酸基から成る群より選ばれる1種を示す)で
    表わされる繰返し単位から主としてなる骨格構造を有す
    るメタロキサンブロック(II)を生成し、前記ブロック
    (I)とブロック(II)とを結合させる第四工程とから
    なることを特徴とする99Mo-99mTcジェネレータ用M
    o吸着剤の製造方法。
  4. 【請求項4】 i)ジルコニウムのハロゲン化物の少な
    くとも1種と、ケイ素又はチタンのアルコキシドの少な
    くとも1種とを反応させる第一工程と、 ii) 加熱して次の化5: 【化5】 (式中、Xはハロゲン、アルコキシ基及び水酸基から成
    る群より選ばれる1種で、10%以上のXがハロゲンを
    示す)で表わされる繰返し単位から主としてなる骨格構
    造を有し、繰返し単位 (A), (B), (C) の含有量によ
    り分岐構造が制御されたブロック(I)と、次の化6: 【化6】 (式中Mはケイ素又はチタン、Yはハロゲン、アルコキ
    シ基及び水酸基から成る群より選ばれる1種を示す)で
    表わされる繰返し単位から主としてなる骨格構造を有す
    るメタロキサンブロック(II)とを同時に生成せしめる
    第二工程とからなることを特徴とする99Mo-99mTcジ
    ェネレータ用Mo吸着剤の製造方法。
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