JP2861782B2 - 画情報記録装置 - Google Patents

画情報記録装置

Info

Publication number
JP2861782B2
JP2861782B2 JP5350730A JP35073093A JP2861782B2 JP 2861782 B2 JP2861782 B2 JP 2861782B2 JP 5350730 A JP5350730 A JP 5350730A JP 35073093 A JP35073093 A JP 35073093A JP 2861782 B2 JP2861782 B2 JP 2861782B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image information
decoder
printing
page
buffer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP5350730A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07195762A (ja
Inventor
俊男 中田
克成 田中
淳二 鈴木
哲司 森本
芳治 岡崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP5350730A priority Critical patent/JP2861782B2/ja
Publication of JPH07195762A publication Critical patent/JPH07195762A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2861782B2 publication Critical patent/JP2861782B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
  • Record Information Processing For Printing (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Storing Facsimile Image Data (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は画情報記録装置に関
し、特に、ページメモリを必要とすることなく、印字速
度を向上させることができる画情報記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のある種の画情報記録装置は、符号
化により圧縮された画情報を復号化してページメモリに
格納し、その後該ページメモリから画情報を読出してプ
リンタに送る構成を採用している。このプリンタとして
は、例えばレーザプリンタが使用されている。このレー
ザプリンタでは、周知のように、記録用紙は用紙供給カ
セットに収容されており、用紙引き込みの指令が制御装
置からくると、用紙搬送路へ送出される。送出された記
録用紙はレジスト位置まで送られ、待機させられる。一
方、デコーダ(復号器)によって復号化された画情報は
光情報に変換されて、定速で回転している感光体上にス
キャンされる。該感光体は該光情報の照射を受けると、
その表面に静電潜像を形成し、該静電潜像は回動途中で
現像器によって現像される。現像された画情報は、さら
に感光体が回転することによって、転写部に導かれ、該
感光体の回転と同期して前記レジスト位置から搬送され
てきた記録用紙上に転写される。画情報が転写された記
録用紙は、用紙の搬送路上を定着部へ送られ、定着後排
出トレイに排出される。
【0003】次に、この従来の画情報記録装置の動作の
概要を、図7および図8を参照して説明する。図7は該
動作のタイミングチャート、図8はフローチャートを示
す。
【0004】図7、図8に示されているように、時刻t
1に例えばスタートボタンをオンする等のプリント開始
の操作がなされると、デコーダにより、符号化されてい
る画情報の復号化が開始される(ステップS1)。ま
た、これと同時に、プリンタは記録用紙の引き込みを開
始する(ステップS2)。次に、該記録用紙の引き込み
が終了したか否かの判断が行われ(ステップS3)、こ
の判断が肯定になると、時刻t2で用紙の引き込みを終
了し(ステップS4)、該用紙引き込みに寄与したロー
ラ等の駆動を停止する。続いて、1ページの復号化の動
作が終了したか否かの判断が行われ(ステップS5)、
この判断が肯定になると、時刻t3で復号化を停止す
る。この時点で、復号化された画情報はページメモリに
展開されたことになる。画情報のページメモリへの展開
が終了すると、プリントが開始され(ステップS7)、
時刻t7において1ページの印字が終了すると(ステッ
プS8が肯定)、プリントを停止する(ステップS
9)。
【0005】この従来装置では、図7に示されているよ
うに、プリントの指示があると、画情報の復号化を行
い、該復号化が終了するとプリントを開始するようにな
されているので、プリントの開始後プリント終了まで
に、t1〜t7の時間がかかることになる。
【0006】なお、符号化により圧縮された画情報を復
号化し、これをページメモリに展開して等速で動作する
プリンタで印字する技術を開示した先行文献として、例
えば、特開昭60−48358号公報がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来は、前記したよう
に、画情報の復号化の終了を待ってプリントを開始する
ようにしていたため、動作速度が遅いという問題があっ
た。また、連続ページの印字を高速で行おうとすると、
ページメモリが多数個必要になり、装置が高価になると
いう問題があった。
【0008】本発明の目的は、前記した従来技術の問題
点を除去し、ページメモリを用いることなく1枚あるい
は連続ページの印字を高速に行うことができる画情報記
録装置を提供することにある。
【0009】また、本発明の他の目的は、ページメモリ
を用いることなく高速にプリントすることができる画情
報記録装置において、ジャム等のプリントに関わる異常
が発生した場合に、高速プリントのための先行動作を解
除し、プリント以外の機能を実行できるようにした画情
報記録装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、記憶手段と、デコーダと、バッ
ファと、プリンタとを備えた画情報記録装置において、
プリント開始操作がされると、前記デコーダの復号化と
前記プリンタの記録紙の引込みを開始する指示を行う手
段と、前記バッファに蓄積されたデータが一杯になった
ことを検知する手段と、前記記録紙の所定位置への引込
み完了と前記バッファの蓄積データの一杯の両条件が成
立した時に、前記プリンタにプリント起動をかける手段
とを具備した点に特徴がある。
【0011】また、請求項2の発明は、請求項1の画情
報記録装置において、プリンタに起動をかけた後、前記
記憶手段から次ページの画情報信号を読出し、次ページ
の画情報信号があるか否かを検出する手段と、次ページ
の画情報信号がある場合に、現ページのプリント動作終
了後直ちに記録紙の所定位置への引込みと前記デコーダ
の復号化動作の開始を指示する手段とを具備した点に特
徴がある。
【0012】また、請求項3の発明は、請求項2の画情
報記録装置において、現ページの用紙排出完了後、直ち
に次ページのプリント起動をかける手段とを具備した点
に特徴がある。
【0013】さらに、請求項5の発明は、請求項2の画
情報記録装置において、装置に異常が発生した場合に、
前記記憶手段の文書ファイルを閉じ、前記デコーダの動
作を停止し、バッファを初期化する手段を具備した点に
特徴がある。
【0014】
【作用】請求項1の発明によれば、記録紙の所定位置へ
の引込み完了とバッファの蓄積データの一杯の両条件が
成立した時に、プリンタにプリント起動がかけられる。
この結果、プリンタのプリント開始時間が従来の装置よ
り早められ、高速プリントが可能になる。
【0015】請求項2の発明によれば、次ページの画情
報信号がある場合に、現ページのプリント動作終了後直
ちに記録紙の所定位置への引込みと前記デコーダの復号
化動作が開始される。このため、次ページの印字準備が
現ページのプリント終了前に行われることになり、複数
ページの画情報の連続プリントを高速で行うことが可能
になる。
【0016】請求項3の発明によれば、現ページの用紙
排出完了後、直ちに次ページのプリントが起動されるこ
とになる。このため、複数ページの画情報の連続プリン
トを高速で行うことが可能になる。
【0017】請求項5の発明によれば、装置に異常が発
生すると、高速プリントのために先行して動作していた
手段が解放されるので、これらの手段を他の機能に使え
るようになる。このため、使用効率の高い画情報記録装
置を提供することができるようになる。
【0018】
【実施例】以下に、図面を参照して、本発明を詳細に説
明する。まず、本発明の画情報記録装置の一例であるフ
ァクシミリ装置のハード構成を、図6のブロック図を参
照して説明する。
【0019】図において、1は原稿を読取り電気信号に
変換するスキャナ、2は電気信号に変換された画情報を
記憶するバッファ、3は該画情報を符号化して圧縮処理
する符号器、4は前記符号化された画情報を記憶する記
憶装置である。また、5は符号化された画情報を復号化
するデコーダ(復号器)、6はデコーダ5の復号化速度
に応じて印字原稿1ページ分より少ない復号化データを
一時的に格納するバッファ、7は該バッファ6を介して
送られてきた画情報をプリントするプリンタである。ま
た、8はファクシミリ装置全体の制御処理、ファクシミ
リ伝送制御手順処理等を行うCPU、9はファクシミリ
装置全体を制御するプログラム等を格納しているプログ
ラムROM、10は前記プログラムの実行中に必要とさ
れるワーク領域を提供したり、パネル制御部14等から
の要求に従って各種のデータを記憶したりするRAMで
ある。また、11はファクシミリ装置を公衆網に接続す
る等の制御を行う回線制御部、12は送受信信号を変復
調するモデム、13はバッファ、15はファクシミリ装
置の操作パネル上に配置されたキー入力部、16は表示
部である。
【0020】上記の構成を有するファクシミリ装置にお
いて、スキャナ1から読み込まれた画情報は符号器3で
符号化され記憶装置4に記憶される。また、通信回線を
介して受信した画情報はモデム12で復調された後記憶
装置4に記憶される。スキャナ1にセットされた原稿を
コピーする場合、あるいは受信した画情報をプリントア
ウトする場合には、前記記憶装置4に記憶された画情報
は記憶装置4から読出され、デコーダ5で復号化され
る。復号化された画情報はバッファ6に蓄積され、蓄積
量が所定量に達すると、プリンタ7は起動され、プリン
トが開始される。
【0021】次に、本実施例の要部の構成を図1のブロ
ック図を参照して説明する。図1において、図6と同一
の符号は同一または同等物を示す。なお、図には本実施
例の説明に必要な制御信号のみが記入されており、他の
制御信号の記載は省略されている。
【0022】記憶装置4には、前記のように、符号化さ
れた画情報が格納されており、制御部8から起動信号4
1が出力されると、記憶装置4の画情報の読み出しが開
始される。記憶装置4からは、1ページ分の画情報が読
み出される毎に次ページ信号43が出力される。1文書
または全部の文書の読出しが終了すると、記憶装置4か
ら終了信号42が出力される。デコーダ5は制御部8か
らの起動/停止信号51により起動および停止を行い、
デコードを終了すると、終了信号52を出力する。バッ
ファ6は制御部8からの起動信号61によって起動し、
入力してくるデータを記憶すると共に、プリンタ7から
の要求に応じてデータを出力する。そして、バッファ6
に記憶されたデータ量が一杯になると、フル信号を出力
し、逆に0になると、エンプティ信号62を出力する。
また、プリンタ7は制御部8からの引込み起動信号71
により、記録用紙を用紙供給カセットから送出する。送
出された用紙は、レジスト位置まで送られ、そこで待機
する。プリント起動信号72が制御部8から出力される
と、プリンタ7はプリントを開始する。この時、前記レ
ジスト位置に待機中の用紙は転写部の方へ送出される。
周知のように、プリンタ7の記録用紙の搬送路には複数
個の用紙検知センサが配置されているが、これらのセン
サからの信号73は制御部8に入力される。また、プリ
ンタ7はプリント中であることを示すプリント信号74
を出力する。
【0023】次に、本実施例の制御部8の動作を、図2
を参照して説明する。時刻t1において、プリントのス
タートボタンが押されると、記憶装置4、デコーダ5お
よびバッファ6に起動信号41、51および61が印加
される。この結果、デコーダ5およびバッファ6は起動
される。また、プリンタ7には用紙引込み起動信号71
が印加され、用紙の引込みが開始される。デコーダ5は
起動されると、記憶装置4からの符号化されている画情
報を復号化する。プリンタ7からのセンサ信号73によ
り時刻t2に用紙の引込みが終ったことが検知され、時
刻t3において、バッファ6が一杯になったことを示す
フル信号が制御部8に入力すると、制御部8からプリン
ト起動信号72が出力され、プリンタ7はプリントを開
始する。プリンタ7はプリント中はプリント信号74を
出力する。
【0024】前記時刻t3以降は、デコーダ5による復
号化の動作と、プリンタ7のプリント動作とが並行して
行われる。復号化の速度は画情報の内容により変動する
が、時刻t4でバッファ6に蓄積されたデータが一杯に
なったとすると、制御部8はデコーダ5に停止信号51
を出力し、デコーダ5の動作を一時停止させる。そし
て、所定時間後のt5になったら、制御部8はデコーダ
5に起動信号を送って、デコーダ5の動作を再開する。
以上の動作が繰り返し行われ、デコーダ5が復号化を終
了すると、制御部8は停止信号51を出力してデコーダ
5の動作を停止する。プリンタ7はバッファ6からデー
タを引込んでプリント動作を続行し、バッファ6のデー
タがなくなると、時刻t7でプリントを終了する。以上
の制御部8の動作をフローチャートでまとめると、図3
のようになる。すなわち、ステップS1ではスタートボ
タンがオンされたか否かの判断が行われ、この判断が肯
定になると、ステップS2、S3、S4に進んで、制御
部8は、バッファ6の起動指示、デコーダ5の動作開始
指示および用紙引込みの開始指示を行う。ステップS5
ではバッファ6が一杯になったか否かの判断、ステップ
S6では用紙の引込みが終了したか否かの判断を行い、
これらの判断が肯定になると、ステップS8に進んでプ
リントの開始指示を行う。
【0025】ステップS9では、1ページの復号化処理
が終了したか否かの判断が行われ、この判断が否定の時
には、ステップS10に進み、バッファ6が復号化され
たデータで一杯になったか否かの判断が行われる。バッ
ファ6が一杯になるまでは(ステップS10が否定)、
ステップS9の復号化処理が続行され、ステップS10
が肯定になると、ステップS11に進んでデコーダ5の
動作を一時停止する。ステップS12ではバッファ6の
一杯の状態が解消したか否かの判断がなされ、この判断
が肯定になると、ステップS13に進んでデコーダ5の
動作が再開される。以上の動作により、1ページの復号
化処理が終了すると(ステップS9が肯定)、ステップ
S14に進んで、デコーダ5の動作を停止する。ステッ
プS15では、バッファ6が空になったか否かの判断が
行われ、この判断が肯定になると、ステップS16に進
んでプリント動作を停止する。
【0026】前記バッファ6のデータは、プリント中は
空になることは許されない。そこで、該バッファ6の容
量の決定方法について説明する。いま、プリンタ7は1
ライン当り約1m秒(1m秒/ライン)の速度でプリン
トする装置であったとし、デコーダ5の最も遅い復号化
速度は1.25m秒/ライン、最高速度は0.5m秒/
ラインであったとする。バッファ6はリングバッファと
して動作させられるので、デコーダ5の処理がプリンタ
7の処理に間に合わない場合はバッファ6中の画情報が
減り続け、逆にデコーダ5の処理がプリンタ7の処理よ
り早い場合はバッファ6中の画情報が増え続ける。した
がって、バッファ6の容量はデコーダ5が最も遅い速度
で動作しても空にならないように決定すればよい。
【0027】前記プリンタ7のプリント速度1m秒/ラ
インと、デコーダ5の最も遅い復号化速度は1.25m
秒/ラインとから、デコーダ5が最も遅い復号化速度で
動作している場合は、1m秒当り、0.25m秒分の画
情報が処理しきれずに残る。その量は、バイト数で表す
と、下記のようになる。 4864×(1.25−1)÷1.25÷8=121.
6バイト さて、最大原稿をA3サイズとすると、400PPIの
場合、6614ラインが読込まれることになる。1ライ
ンの読込みごとに、121.6バイトのデータがバッフ
ァ6から減少していくので、A3サイズ全体では、プリ
ント終了時に最大で、下記のバイト数が減少することに
なる。 121.6バイト×6614=804262.4バイト
=785.4125Kバイト したがって、本実施例の方式をとると、バッファ6の容
量として、約800Kバイトにすればよい。これは、A
3原稿1ページ分の3927Kバイトよりも相当少ない
バッファ量である。換言すれば、A3原稿1ページ分の
容量を有するページメモリよりも、はるかに少ないバッ
ファ量で、復号化とプリントが実現することができるよ
うになる。
【0028】なお、図2(a) はプリント操作が行われた
当初のデコーダ5の復号化速度が遅く、復号化されたデ
ータがバッファ6を一杯にする時間が、用紙がカセット
からレジスト位置に引込まれる時間より大きい場合を示
したが、これとは逆に、デコーダ5によって復号化され
たデータがバッファ6を一杯にする時間が、用紙がカセ
ットからレジスト位置に引込まれる時間より小さい場合
には、同図(b) のようになる。すなわち、時刻t3でバ
ッファ6が一杯になると、デコーダ5は動作を一旦停止
し、用紙の引込みが終了すると、プリント起動がかけら
れプリント動作に入ることになる。
【0029】以上の説明から明らかなように、本実施例
によれば、従来の方式に比べて、1ページのプリント時
間を、図7の時間Tだけ短縮することができ、プリント
動作を大幅に高速化することができる。
【0030】次に、本発明の第2実施例の動作を、図1
および図4のタイミングチャートを参照して説明する。
この実施例は、複数枚のプリントを連続して行う時の高
速化を図ったものである。図4において、時刻t1にプ
リントのスタートボタンが押されると、デコーダ5は動
作を開始し、記録用紙は用紙供給カセットからレジスト
位置への引込みを開始される。次いで、符号化された画
情報がバッファ6を一杯にするかあるいは用紙の引込み
が終了するかのいずれか遅い方の時刻と同期して、制御
部8からプリンタ7へプリント起動信号72が出力さ
れ、プリンタ7はプリント動作を開始する。プリンタ7
はプリント動作を開始すると、プリント信号74を制御
部8に出力する。
【0031】前記プリント起動信号72が出力された時
から所定時間後の時刻t3からは、プリンタ7の用紙排
出信号がオンになり、プリンタ7は用紙の排出動作を開
始する。以上の動作により、プリントされる文書の第1
ページ目の印字が実行される。なお、デコーダ5はプリ
ントと並行して画情報の復号化を行い、バッファ6に蓄
積されるデータが一杯になると、所定の期間符号化の動
作を停止し、該所定期間後に復号化動作を再開する。こ
の動作は、第1実施例で説明した動作と同様である。
【0032】第1ページ目のプリントが終了する時刻t
4になると、制御部8はプリンタ7に2枚目の用紙の引
込み信号を出力する。デコーダ5はこの時刻t4と同時
または所定時間後に、前記記憶装置4から得たページ情
報によりパラメータ(例えば、MH、MR等の符号化デ
ータを復号化するためのパラメータ)を設定され、第2
ページ目の画情報の復号化を開始する。通常は、該用紙
の引込みが完了する時刻およびデコーダ5の動作により
バッファ6が一杯になる時刻は、用紙が排出完了される
時刻t5より早くなる。したがって、制御部8はプリン
タ7の用紙排出完了を時刻t5に検知すると、第2ペー
ジ目の画情報のプリント起動をかける。これにより、該
プリント動作が開始すると、所定時間後の時刻t6に前
記2枚目の用紙の排出が開始される。時刻t7におい
て、第2ページ目の画情報のプリントが終了すると、3
枚目の用紙の引込み開始と第3ページ目の画情報の復号
化が開始される。以下、第3ページ目、第4ページ目、
…のプリント動作は、前記と同様に実行される。
【0033】前記の動作をフローチャートで表すと、図
5のようになる。なお、このフローチャートは、第2実
施例の制御部8の動作を示す。プリント開始の操作が行
われると、制御部8は、ステップS31において、プリ
ントを行う文書ファイルを開く。ステップS32では、
該文書ファイルの最初のページ情報を記憶装置4から取
り出す。ステップS33では、デコーダ5にページ情報
から得たパラメータを設定する。例えば、記憶装置4に
記憶されていたデータがMR符号化方式で符号化された
データであれば、これを復号化するためのパラメータが
デコーダ5に設定される。ステップS34では、前記ペ
ージ情報から記録紙のサイズを決定し、プリンタ7にそ
の用紙の引込み起動をかける。ステップS35では、デ
コーダ5の動作を開始させる。
【0034】次いで、ステップS36でバッファ6がデ
ータで一杯になったか否かの判定をし、続いてステップ
S37で用紙の引込みが終了したか否かの判断をする。
両判断が肯定になると、ステップS38に進んでプリン
ト起動をかけてプリントを開始する。ステップS39で
は、次ページがあるか否かの判断がなされ、この判断が
肯定の場合には、ステップS40に進んで、次のページ
のページ情報を記憶装置から取り出す。一方、前記ステ
ップS39の判断が否定の時には、ステップS41に進
んで、1ページの復号が終了したか否かの判断をする。
この判断が肯定になると、ステップS42ではデコーダ
5の動作を停止する。ステップS43では、1ページの
プリントが終了したか否かの判断をし、この判断が肯定
になると、ステップS44に進んで、プリントを停止す
る。ステップS45では、次ページがあるか否かの判断
をし、この判断が肯定の場合には、ステップS46に進
んで前記ページ情報から記録紙を決定し、引込みを開始
する。
【0035】ステップS47では、デコーダ5に前記ペ
ージ情報から得たパラメータが設定され、ステップS4
8では、該デコーダ5の動作を開始させる。ステップS
49では、バッファ6がデータで一杯になったか否かの
判断がなされ、この判断が肯定になると、ステップS5
0に進んで、記録し引込みが終了したか否かの判断が行
われる。この判断が肯定になると、ステップS51にお
いて、1ページ目の記録紙の排出が終了したか否かの判
断がなされ、この判断が肯定になるとステップS52で
次ページがあるか否かの判断を行い、次ページが有る場
合にはステップS38に進んで、直ぐにプリントを開始
する。一方、ステップS52で次ページがないと判断さ
れた時には、ステップS53に進んで、文書ファイルを
閉じる。そして、プリント動作を終了する。
【0036】以上のように、この実施例では、あるペー
ジのプリントに起動をかけた後、次ページがあるか否か
を判断し、次ページがあればそのページの画情報の復号
化をしている間に、次のページの情報を取出すようにし
ている(前記ステップS39、S40)。そして、プリ
ントが停止されると(前記ステップS44)、次ページ
の記録のための用紙の引込みを開始する。したがって、
本実施例では、1ページ目の記録紙の排出が終了するま
でに、次ページの記録紙を引込むことができる。換言す
れば、記録紙の先行引込みを行うことができる。この結
果、次ページのプリント開始を早めることができ、複数
ページのプリント速度を向上するこができる。なお、本
実施例では、記録紙の排出終了前にプリントを開始する
と、該記録紙と次ページの記録紙とが干渉してジャムを
起こす虞れがあるので、該記録紙の排出終了と次ページ
の記録紙がレジセンサに到達したことの二つの条件が成
立するのを待って、次ページのプリントを開始するよう
にしている。このためには、制御部8はプリンタの排出
センサとレジセンサの両方を監視するようにすればよ
い。
【0037】次に、本実施例の画情報記録装置におい
て、記録紙にジャムが起きる等の異常が起きた場合の、
前記制御部8の異常処理について説明する。例えば、記
録紙が排出処理中あるいは引込み処理中にジャムを起こ
すことが考えられるが、このようなジャムが起きるタイ
ミングは図5のステップS49とS50の間である場合
が多い。このタイミングでは、画情報記録装置の動作状
態は下記のようになっている。
【0038】(1) 文書ファイルは開かれている。 (2) 次ページのファイルも開かれて、途中まで画情報は
読み出されている。 (3) デコーダ5は動作を開始し、一旦停止状態にある。 (4) バッファ6はデータが一杯で、いつでも読み出せる
状態にある。
【0039】前記ジャムが起きた場合、オペレータが装
置の近くに居て、ジャムを除去した場合には、プリント
動作は直ぐに再開できるが、オペレータが装置の近く居
なくてジャムが除去されない場合には、いつジャムが除
去されるかわからない。そして、このジャムが除去され
るまでは、画情報記録装置を使用することができない。
したがって、ジャムが除去されるまで、前記(1) 〜(4)
の状態を保存するのは、資源の有効利用から見て無駄が
ある。そこで、本実施例の制御部8は、ジャム等の異常
が発生した場合には、即時あるいは所定時間後に、前記
(1) 〜(4) の状態を解除するようにする。すなわち、文
書ファイルを閉じ、デコーダ5の動作を完全に停止し、
バッファを初期化する等の動作をする。
【0040】制御部8が、上記のような異常処理を実行
することにより、該画情報記録装置をプリンタを使用し
ない他の用途に使用できるようになる。例えば、記憶装
置4中の文書を送信するという動作を行うことができる
ようになる。また、通常はデコーダは符号器3と同一の
ユニットであるので、スキャナ1から原稿情報を読取
り、符号化蓄積ができるようになる。
【0041】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、ページメモリ
を用いることなく、印字原稿1ページ分より少ない復号
化データを一時的に格納するバッファを用いることによ
り、安価にかつ高速でプリントできる画情報記録装置を
提供することができる。
【0042】請求項2〜4の発明によれば、複数枚の画
情報データを連続してプリントする場合に、次ページの
プリント開始に先行して、記録紙の所定位置への引込み
および復号化を実行することができるので、複数ページ
のプリントを高速で行うことができる。
【0043】請求項5の発明によれば、高速プリント中
に何らかの異常が発生した場合に、先行動作をした手段
をプリント動作から解放することができるので、該異常
が続いても他の機能は実行することが可能となり、使用
効率の高い画情報記録装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画情報記録装置の主要部の構成を示
すブロック図である。
【図2】 本発明の第1実施例の動作を説明するための
タイミングチャートである。
【図3】 前記第1実施例の動作を示すフローチャート
である。
【図4】 本発明の第2実施例の動作を説明するための
タイミングチャートである。
【図5】 前記第2実施例の動作を示すフローチャート
である。
【図6】 本発明の画情報記録装置を組込んだファクシ
ミリ装置の構成を示すブロック図である。
【図7】 従来装置の動作を説明するためのタイミング
チャートである。
【図8】 従来装置の動作を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
4…記憶装置、5…デコーダ、6…バッファ、7…プリ
ンタ、8…制御部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森本 哲司 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士 ゼロックス株式会社内 (72)発明者 岡崎 芳治 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士 ゼロックス株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−49079(JP,A) 特開 平4−123223(JP,A) 特開 平4−235460(JP,A) 特開 平4−65258(JP,A) 特開 平7−156471(JP,A) 特開 平6−292023(JP,A) 特開 平5−122532(JP,A) 特開 平5−75873(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 5/30 B41J 2/505 G06F 3/12 H04N 1/00 108 H04N 1/21

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 符号圧縮された画情報信号をページ毎に
    管理して蓄積する記憶手段と、前記符号圧縮された画情
    報信号を復号するデコーダと、該デコーダの復号化速度
    に応じて印字原稿1ページ分より少ない復号化データを
    一時的に格納するバッファと、連続的に動作して等速度
    で画像を印字するプリンタとを備えた画情報記録装置に
    おいて、 プリント開始操作がされると、前記デコーダの復号化と
    前記プリンタの記録紙の引込みとを開始する指示を行う
    手段と、 前記バッファに蓄積されたデータが一杯になったことを
    検知する手段と、 前記記録紙の所定位置への引込み完了と前記バッファの
    蓄積データの一杯の両条件が成立した時に、前記プリン
    タにプリント起動をかける手段とを具備したことを特徴
    とする画情報記録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画情報記録装置におい
    て、 前記プリンタに起動をかけた後、前記記憶手段から次ペ
    ージの画情報信号を読出し、次ページの画情報信号があ
    るか否かを検出する手段と、 次ページの画情報信号がある場合に、現ページのプリン
    ト動作終了後直ちに記録紙の所定位置への引込みと前記
    デコーダの復号化動作の開始を指示する手段とを具備し
    たことを特徴とする画情報記録装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の画情報記録装置におい
    て、 現ページの用紙排出完了後、直ちに次ページのプリント
    起動をかける手段とを具備したことを特徴とする画情報
    記録装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3記載の画情報記録装置にお
    いて、 前記デコーダは、前記バッファに蓄積されたデータが一
    杯になると、所定時間復号化動作を停止し、該所定時間
    後に該復号化動作を再開するようにしたことを特徴とす
    る画情報記録装置。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の画情報記録装置におい
    て、 装置に異常が発生した場合に、前記記憶手段の文書ファ
    イルを閉じ、前記デコーダの動作を停止し、バッファを
    初期化する手段を具備したことを特徴とする画情報記録
    装置。
JP5350730A 1993-12-28 1993-12-28 画情報記録装置 Expired - Fee Related JP2861782B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5350730A JP2861782B2 (ja) 1993-12-28 1993-12-28 画情報記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5350730A JP2861782B2 (ja) 1993-12-28 1993-12-28 画情報記録装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07195762A JPH07195762A (ja) 1995-08-01
JP2861782B2 true JP2861782B2 (ja) 1999-02-24

Family

ID=18412468

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5350730A Expired - Fee Related JP2861782B2 (ja) 1993-12-28 1993-12-28 画情報記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2861782B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008049503A (ja) * 2006-08-22 2008-03-06 Fujitsu Component Ltd プリント装置およびサーマルヘッド装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07195762A (ja) 1995-08-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5722781A (en) Printing apparatus
JP3573863B2 (ja) 白紙ぺージ検出・識別方法,白紙ページ検出・識別システム,それを用いたプリント・システム,それを用いたファクシミリ装置およびそれを用いたコンピュータ・プログラム製品
JP2001103255A (ja) 画像処理システム
US7190484B2 (en) Cash operated image forming apparatus and its control method
JP2861782B2 (ja) 画情報記録装置
US5253079A (en) Facsimile apparatus having improved error check function of reception data
JPH1198332A (ja) 画像形成装置
JP3098755B2 (ja) 文書受信出力方法および装置
JP3277672B2 (ja) ディジタル複写機
JP3125687B2 (ja) 多機能周辺装置
JP3147704B2 (ja) ファクシミリ装置
US6947165B1 (en) Communication terminal device
JPH06227100A (ja) プリンタ装置
JP3205994B2 (ja) ファクシミリ装置
JP3412478B2 (ja) 画像形成装置
JP3151818B2 (ja) ファクシミリ装置
JP3175524B2 (ja) ファクシミリ装置
JPH08216484A (ja) プリンタのジャムリカバリー方法及び装置
JP4508445B2 (ja) 画像形成装置、その制御方法、および、プログラム
JPH07156471A (ja) 画情報印刷装置
JP3703962B2 (ja) 印刷装置
JP3449200B2 (ja) 画像形成装置
JPH07162611A (ja) 画情報印刷装置
JP2768307B2 (ja) プリンタ装置
JPH0426270A (ja) ファクシミリ装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees