JP2860871B2 - 魚釣用スピニングリ−ル - Google Patents

魚釣用スピニングリ−ル

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JP2860871B2
JP2860871B2 JP6014033A JP1403394A JP2860871B2 JP 2860871 B2 JP2860871 B2 JP 2860871B2 JP 6014033 A JP6014033 A JP 6014033A JP 1403394 A JP1403394 A JP 1403394A JP 2860871 B2 JP2860871 B2 JP 2860871B2
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    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01KANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
    • A01K89/00Reels
    • A01K89/01Reels with pick-up, i.e. with the guiding member rotating and the spool not rotating during normal retrieval of the line
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    • A01K89/01142Reciprocating mechanisms for reciprocating the guiding member
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01KANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Animal Husbandry (AREA)
  • Biodiversity & Conservation Biology (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、スプ−ルを前後動さ
せる摺動子のオシレ−ティング機構を改善した魚釣用ス
ピニングリ−ルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来ハンドルの回転を前後動運動に変換
するリ−ル本体内に設けたオシレ−ティング機構の摺動
子には、先端部にスプ−ルを有するスプ−ル軸の後部が
取り付けられると共に、摺動子を前後動運動させるため
には、例えば特公昭50−21390 号公報のように、駆動
歯車の軸に歯車を嵌合固定してこの歯車に噛合する歯車
にピンを固定して摺動子を前後動運動させたり、実公
昭55−39976 号公報のように、駆動歯車の側部に設けた
カムで摺動子に連結した連結板を作動させて摺動子を前
後動運動させたり、実公昭61−6766号公報や実開平
4−38266 号公報のように、トラバ−スカム軸に嵌合し
た摺動子を前後動運動させる方式が知られている。前記
のように摺動子を前後動運動させながら釣糸をスプ−ル
に巻き上げる時、釣糸に負荷が加わった条件下での摺動
となるので、スプ−ル軸の回転方向にガタが発生し、こ
のガタ発生により起こる耐久性の低下、係合部の変形等
によるオシレ−ト機能の低下が発生する。
【0003】前記スプ−ル軸の回転方向のガタを少なく
して、ガタ発生により起こる耐久性の低下、係合部の変
形等によるオシレ−ト機能の低下を防止するために、
実公昭55−39976 号公報では、摺動子にピンを設けてリ
−ル本体の溝に挿入している。又、実公昭61−6766号
公報では、摺動子の下端部をリ−ル本体内の筐体底面に
形成した案内レ−ルを跨ぐように摺動自在に嵌合してい
る。更に実開平4−38266 号公報では、摺動子内にリ
−ル本体に取り付けた案内杆を貫通させている。しか
し、前記構成ではピンと溝及び案内レ−ルや案内杆と摺
動子とは摺動方式のため、摩擦抵抗が大きく、釣糸に負
荷が加わった条件下での摺動となるので巻上効率が悪か
った。更にスプ−ル軸線に対して溝や案内レ−ルや案内
杆の間隔方向のy方向や横方向のz方向の平行度が要求
される。
【0004】平行度が悪いとピンと溝及び案内レ−ルや
案内杆とスプ−ル軸の後部が取り付けられた摺動子との
嵌合精度が悪くなり、摩擦抵抗が増大され、前後動性に
悪影響をきたし、円滑なオシレ−ト機能が得られないと
共に、この不具合を解消するために、成形又は加工上、
及び部品において寸法的に誤差が生じた場合を考慮して
スプ−ル軸との平行度を維持する嵌合精度を多少ラフに
形成すると、スプ−ル軸つまり、摺動子の回転方向のガ
タが大きくなり、前記のようにオシレ−ト機能が低下す
る問題点が発生する。又、摩擦抵抗が増大されると、釣
糸の巻き上げ操作が重くなり、摺動部が摩耗し易く、耐
久性に劣り、長期間、安定したオシレ−ト機能が得られ
ない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、前後方向に移動する際に摺動子がリ−ル本体に摺
接した状態で支持案内されるため、摩擦抵抗が大きく、
釣糸に負荷が加わった条件下での摺動となるので巻上効
率が悪く、摺動部が摩耗し易く、耐久性に劣り、長期
間、安定したオシレ−ト機能が得られない。更にスプ−
ル軸線に対して摺動子の高い平行度が要求されるが、難
しく、平行度が悪いと摩擦抵抗が増大され、釣糸の巻き
上げ操作が重くなり、一層安定したオシレ−ト機能が得
られない。スプ−ル軸との平行度を維持する嵌合精度を
多少ラフに形成されると、摺動子の回転方向のガタが大
きくなり、オシレ−ト機能が低下することである。
【0006】本発明の目的は前記欠点に鑑み、摺動方式
の滑り摩擦に対して転がり摩擦にすると共に、スプ−ル
軸線に対する平行度の影響を緩和して軽快で円滑な巻取
り操作性が得られる魚釣用スピニングリ−ルを提供する
ことである。
【0007】
【問題を解決するための手段】本発明は、かかる目的を
達成するために、請求項1に係わる発明は、ハンドルの
回転を前後動運動に変換するリ−ル本体内に設けたオシ
レ−ティング機構の摺動子に先端部にスプ−ルを有する
スプ−ル軸の後部を取り付けて該スプ−ル軸を前後動し
て成る魚釣用スピニングリ−ルにおいて、前記摺動子と
リ−ル本体との間にころがり部材を介在させ、前記摺動
子を前後方向にころがり案内させたことを要旨とするも
のである。請求項2に係わる発明は、前記リ−ル本体内
に前後方向の溝を設け、該溝内の壁面に前記摺動子に設
けた前記ころがり部材を摺接させて前記摺動子を前後方
向にころがり案内させたことを要旨とするものである。
請求項3に係わる発明は、前記リ−ル本体内に前記スプ
−ル軸と平行に前後方向の案内杆を取り付け、前記摺動
子に前後方向の凹部を形成し、該凹部に前記案内杆を挿
通して摺動子を前後移動可能とし、前記案内杆外周と前
記凹部内周との間にころがり部材を設けて前記摺動子を
前後方向にころがり案内させたことを要旨とするもので
ある。請求項4に係わる発明は、前記リ−ル本体内に前
後方向の凸堤を設け、該凸堤の壁面に前記摺動子に設け
た前記ころがり部材を摺接させて前記摺動子を前後方向
にころがり案内させたことを要旨とするものである。請
求項5に係わる発明は、前記摺動子のオシレ−ティング
機構をハンドルに連動回転するトラバ−スカム溝を設け
たトラバ−スカム軸に該トラバ−スカム溝に係合する係
合ピンを設けた摺動子を嵌合して構成し、前記摺動子を
前後方向にころがり案内させたことを要旨とするもので
ある。
【0008】
【作用】請求項1に係る魚釣用スピニングリ−ルによれ
ば、摺動子5とリ−ル本体1との間に介在させたころが
り部材により、摺動子5は前後方向にころがり案内され
る。請求項2に係る魚釣用スピニングリ−ルによれば、
リ−ル本体1に設けた前後方向の溝内の壁面に摺動子5
に設けたころがり部材が摺接される。請求項3に係る魚
釣用スピニングリ−ルによれば、リ−ル本体1に設けた
前後方向の案内杆に摺動子に設けたころがり部材が摺動
される。請求項4に係る魚釣用スピニングリ−ルによれ
ば、リ−ル本体1に設けた前後方向の凸堤の壁面に摺動
子に設けたころがり部材が摺接される。請求項5に係る
魚釣用スピニングリ−ルによれば、摺動子のオシレ−テ
ィング機構がハンドルに連動回転するトラバ−スカム溝
を設けたトラバ−スカム軸にトラバ−スカム溝に係合す
る係合ピンを設けた摺動子を嵌合して前後方向に摺動さ
れる。前記のように摺動子が摺接されると、摺動子5の
摺接は転がり摩擦となり、スプ−ル軸線に対して摺動子
5のy方向の平行度は、ころがり部材がリ−ル本体1の
上下方向(y方向)に拘束されていないから、平行度の
不具合による摩擦抵抗の増大は発生しない。更にz方向
の平行度は仮に平行度に誤差があってもころがり部材の
微量回転と自動調芯作用で吸収されて摩擦抵抗の増大と
ならない。
【0009】
【実施例】以下、図示の実施例によって本発明を説明す
ると、図1から図4は第1実施例で、図1は魚釣用スピ
ニングリ−ルの要部断面側面図、図2はリ−ル本体の要
部拡大断面側面図、図3はリ−ル本体の一部拡大平面
図、図4はリ−ル本体の拡大断面背面図である。
【0010】魚釣用スピニングリ−ルは、リ−ル本体1
と蓋体2に駆動歯車3の回動軸3aが図示しない軸受で軸
支され、回動軸3aの中心多角形孔にハンドル10が固定さ
れたハンドル軸11が左右交換自在に挿入嵌合されてい
る。リ−ル本体1の前部には軸受12で回転軸筒4が回転
自在に軸受されると共に前側に突出されている。軸受12
より前側の回転軸筒4の外周にスペ−サリング13が嵌合
されてその前側にロ−タ−14が嵌合されてナット15で固
定されている。回転軸筒4の基端は軸受16で回転自在に
軸承され、基端の前側に一体的に形成されたピニオン4a
に駆動歯車3が噛合されてロ−タ−14はハンドル10の回
転に連動して回転されるように支持されている。前記回
転軸筒4の中心孔には先端にスプ−ル17が取り付けられ
たスプ−ル軸18が前後往復動可能に摺動自在に挿入さ
れ、スプ−ル軸18の後部には摺動子5がビス19で固着さ
れている。
【0011】前記リ−ル本体1内の回転軸筒4のピニオ
ン4aより前側に連動歯車20と逆転防止爪車21が回転軸筒
4に回り止め嵌合されている。リ−ル本体1内にはスプ
−ル軸18と平行にトラバ−スカム軸6が支承されてい
る。トラバ−スカム軸6の先端には小歯車22が回り止め
嵌合されて小歯車22は前記連動歯車20に噛合されてい
る。前記トラバ−スカム軸6には前記摺動子5が嵌合さ
れて摺動子5内に設けた係合子23がトラバ−スカム溝6a
に係合されている。リ−ル本体1内の底面には前後方向
の凹部の底面1aと縦壁面1bと、蓋体2の突出板2aの先端
縦壁面2bで溝aが形成されている。
【0012】前記摺動子5にはスプ−ル軸18の後部が回
り止め嵌合される貫通孔5aとトラバ−スカム軸6が貫通
される貫通孔5bと係合子23が挿入される穴5cが形成され
て一側に止め板24がビス25で固定されている。摺動子5
の下側には凸軸5dが形成されてボ−ルベアリングからな
るころがり部材7が嵌合されてビス26で取り付けられて
いる。ころがり部材7はリ−ル本体1の溝aに挿入され
ている。摺動子5は金属や合成樹脂で形成されている。
【0013】前記魚釣用スピニングリ−ルの動作は、ハ
ンドル10が回転されると、駆動歯車3が回転されてピニ
オン4aを介して回転軸筒4が回転され、ロ−タ−14が回
転される。更に連動歯車20と小歯車22を介してトラバ−
スカム軸6が連動回転されて摺動子5とスプ−ル軸18が
前後に往復動される。回転軸筒4が回転され、スプ−ル
軸18が前後に往復動される時、摺動子5はころがり部材
7がリ−ル本体1の溝aに挿入されているので、ころが
り案内支持される。
【0014】摺動子5がころがり案内支持される時、リ
−ル本体1と摺動子5の摺接は転がり摩擦となり、スプ
−ル軸線に対して摺動子5のy方向の平行度は、ころが
り部材7がリ−ル本体1の溝aに挿入されて上下方向
(y方向)に拘束されていないから、平行度の不具合に
よる摩擦抵抗の増大は発生しない。更にz方向の平行度
は仮に平行度に誤差があってもころがり部材7の微量回
転と自動調芯作用で吸収されて摩擦抵抗の増大とならな
い。凸軸5dは細く形成して弾性を持たせて平行度の誤差
を吸収してもよい。この時金属の摺動子5に細い合成樹
脂製の凸軸5dを一体的に固定して積極的に弾性を持たせ
てもよい。
【0015】前記のように魚釣用スピニングリ−ルが構
成されると、摺動子5がころがり案内支持されることで
転がり摩擦となると共に、平行度の不具合による摩擦抵
抗の増大は発生せず、軽快で円滑な巻取り操作性が得ら
れ、摺動子5の回転方向のガタが極力防止できるので、
耐久性が向上し、長期間、安定したオシレ−ト機能が得
られる。
【0016】図5は第1実施例の変形例で、図5はリ−
ル本体の要部拡大断面背面図である。
【0017】変形例では、リ−ル本体1の溝a′はリ−
ル本体1内の底面の前後方向の凹部の底面1aと縦壁面1
b、1cとで形成されている。他の構成は前記第1実施例
と略同一である。
【0018】図6は第2実施例で、図6はリ−ル本体の
要部拡大断面背面図である。
【0019】第2実施例では、摺動子5の下側に2本の
細い凸軸5e、5fが形成されてボ−ルベアリングからなる
ころがり部材7′が夫々嵌合されてEリング27で抜け止
めされている。ころがり部材7′はリ−ル本体1の溝a
に挿入されている。他の構成は前記第1実施例と略同一
である。
【0020】2本の凸軸5e、5fが細く形成されること
で、z方向の平行度が更に向上される。摺動子5は金属
や合成樹脂で形成され、金属で形成されて弾性が弱い時
には合成樹脂製の凸軸を一体的に固定して積極的に弾性
を持たせてもよい。
【0021】図7は第3実施例で、図7はリ−ル本体の
要部拡大断面背面図である。
【0022】第3実施例では、摺動子5の下側に2本の
細い凸軸5e、5fが形成されて一方の凸軸5eにボ−ルベア
リングからなるころがり部材7′が嵌合されてEリング
27で抜け止めされている。他方の凸軸5fにはスベリ軸受
からなるころがり部材7″が嵌合されてEリング27で抜
け止めされている。ころがり部材7′ところがり部材
7″はリ−ル本体1の溝aに挿入されている。他の構成
は前記第1実施例と略同一である。
【0023】図8は第4実施例で、図8はリ−ル本体の
要部拡大断面背面図である。
【0024】第4実施例では、摺動子5の下側に2本の
細い凸軸5e、5fが形成されている。凸軸5e、5fにはゴム
などの弾性体からなるころがり部材8が回転自在に夫々
嵌合されてEリング27で抜け止めされている。ころがり
部材8はリ−ル本体1の溝aの間に挿入されている。他
の構成は前記第1実施例と略同一である。
【0025】図9は第5実施例で、図9はリ−ル本体の
要部拡大断面背面図である。
【0026】第5実施例では、摺動子5の下側に凸軸5g
が形成されて鋼球からなるころがり部材8′が回転自在
に取り付けられてころがり部材8′はリ−ル本体1の溝
a″の間に嵌合されている。他の構成は前記第1実施例
と略同一である。凸軸5gは2点鎖線のようにスリ割して
積極的に弾性を持たせてもよい。
【0027】図10から図14は第6実施例で、図10は魚釣
用スピニングリ−ルの要部断面側面図、図11はリ−ル本
体の要部拡大断面側面図、図12はリ−ル本体の一部拡大
平面図、図13はリ−ル本体の拡大断面背面図、図14は摺
動子の拡大断面背面図である。
【0028】第6実施例では、摺動子5の下側に凹部5h
が形成されてダブルボ−ル型のボ−ルベアリングからな
るころがり部材9が挿入されている。リ−ル本体1に一
体的に前後方向に案内杆28が取り付けられてEリング29
で抜け止めされている。案内杆28の外周にはころがり部
材9の中心が移動自在に嵌合されている。他の構成は前
記第1実施例と略同一である。ころがり部材9は案内杆
28の外周方向に一列に並べられたボ−ル30とボ−ル30を
位置決めする円筒31と外輪32とで構成されて、円筒31の
孔の中でボ−ル30が回転される。ころがり部材9のボ−
ル30は案内杆28外周の長手方向に循環式に設けてもよい
し、非循環式としてもよい。
【0029】前記魚釣用スピニングリ−ルの動作は、ハ
ンドル10が回転されると、駆動歯車3が回転されてピニ
オン4aを介して回転軸筒4が回転され、ロ−タ−14が回
転される。更に連動歯車20と小歯車22を介してトラバ−
スカム軸6が連動回転されて摺動子5とスプ−ル軸18が
前後に往復動される。スプ−ル軸18が前後に往復動され
る時、ころがり部材9で摺動子5が案内杆28の外周をこ
ろがり案内支持される。
【0030】摺動子5がころがり案内支持される時、リ
−ル本体1と摺動子5の摺接は転がり摩擦となり、スプ
−ル軸線に対して摺動子5のy方向の平行度は、ころが
り部材9が摺動子5の凹部5hに挿入されて上下方向(y
方向)に拘束されていないから、平行度の不具合による
摩擦抵抗の増大は発生しない。更にz方向の平行度は仮
に平行度に誤差があってもころがり部材9の微量回転と
自動調芯作用で吸収されて摩擦抵抗の増大とならない。
【0031】図15は第7実施例で、図15はリ−ル本体の
要部拡大断面背面図である。
【0032】第7実施例では、前記第2実施例から第4
実施例と略同様に、摺動子5の下側に2本の細い凸軸5
e、5fが形成されてボ−ルベアリングからなるころがり
部材7′が夫々嵌合されてEリング27で抜け止めされて
いる。リ−ル本体1内の底面には前後方向の凸堤1dが形
成されている。ころがり部材7′は、ころがり部材7′
間にリ−ル本体1の凸堤1dが挾まれるように挿入されて
いる。他の構成は前記第1実施例と略同一である。
【0033】摺動子5がころがり案内支持される時、リ
−ル本体1と摺動子5の摺接は転がり摩擦となり、スプ
−ル軸線に対して摺動子5のy方向の平行度は、ころが
り部材7′がリ−ル本体1の凸堤1dを挾むように挿入さ
れて上下方向(y方向)に拘束されていないから、平行
度の不具合による摩擦抵抗の増大は発生しない。更にz
方向の平行度は仮に平行度に誤差があってもころがり部
材7の微量回転と自動調芯作用で吸収されて摩擦抵抗の
増大とならない。2本の凸軸5e、5fが細く形成されるこ
とで、z方向の平行度が更に向上される。
【0034】前記第2実施例から第4実施例に於て、溝
に変えて凸堤1dを設けてもよい。前記各実施例の説明で
は、摺動子のオシレ−ティング機構をトラバ−スカム軸
で構成説明したが、前記説明の駆動歯車の軸に歯車を
嵌合固定してこの歯車に噛合する歯車にピンを固定して
摺動子を前後動運動させる構成や、駆動歯車の側部に
設けたカムで摺動子に連結した連結板を作動させて摺動
子を前後動運動させる構成で摺動子のオシレ−ティング
機構としてもよい。前記請求項5のように発明が構成さ
れると、トラバ−スカム軸を使用したオシレ−ティング
機構の摺動子がころがり案内支持されることにより、ロ
ングストロ−クの場合に前記やを実施するとリ−ル
が大型化するが、トラバ−スカム軸を使用するとリ−ル
の大型化を極力防止しながらスプ−ルのロングストロ−
ク化及び平行巻き化を図れると共に、軽快な巻取り性及
び安定したオシレ−ティング機能を得ることが可能とな
る。
【0035】
【発明の効果】本発明は前述のように構成されたから、
各請求項に記載の発明によれば、摺動子がころがり案内
支持されることで転がり摩擦となると共に、平行度の不
具合による摩擦抵抗の増大は発生せず、軽快で円滑な巻
取り操作性が得られ、摺動子の回転方向のガタを極力防
止できるので、耐久性が向上し、長期間、安定したオシ
レ−ト機能が得られる。又、請求項5の発明によれば更
にリ−ルの大型化を極力防止しながらスプ−ルのロング
ストロ−ク化及び平行巻き化を図れると共に、軽快な巻
取り性及び安定したオシレ−ティング機能を得ることが
可能となる等優れた効果を奏する魚釣用スピニングリ−
ルを提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例で、魚釣用スピニングリ−ルの要部
断面側面図である。
【図2】同リ−ル本体の要部拡大断面側面図である。
【図3】同リ−ル本体の一部拡大平面図である。
【図4】同リ−ル本体の拡大断面背面図である。
【図5】第1実施例の変形例で、リ−ル本体の要部拡大
断面背面図である。
【図6】第2実施例で、リ−ル本体の要部拡大断面背面
図である。
【図7】第3実施例で、リ−ル本体の要部拡大断面背面
図である。
【図8】第4実施例で、リ−ル本体の要部拡大断面背面
図である。
【図9】第5実施例で、リ−ル本体の要部拡大断面背面
図である。
【図10】第6実施例で、魚釣用スピニングリ−ルの要部
断面側面図である。
【図11】同リ−ル本体の要部拡大断面側面図である。
【図12】同リ−ル本体の一部拡大平面図である。
【図13】同リ−ル本体の拡大断面背面図である。
【図14】同摺動子の拡大断面背面図である。
【図15】第7実施例で、リ−ル本体の拡大断面背面図で
ある。
【符号の説明】
1 リ−ル本体 1b、1c、2b 壁面 1d 凸堤 5 摺動子 5h 凹部 7、7′、7″、8、8′、9 ころがり部材 10 ハンドル 17 スプ−ル 18 スプ−ル軸 28 案内杆 a、a′、a″ 溝

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドルの回転を前後動運動に変換する
    リ−ル本体内に設けたオシレ−ティング機構の摺動子に
    先端部にスプ−ルを有するスプ−ル軸の後部を取り付け
    て該スプ−ル軸を前後動して成る魚釣用スピニングリ−
    ルにおいて、前記摺動子とリ−ル本体との間にころがり
    部材を介在させ、前記摺動子を前後方向にころがり案内
    させたことを特徴とする魚釣用スピニングリ−ル。
  2. 【請求項2】 前記リ−ル本体内に前後方向の溝を設
    け、該溝内の壁面に前記摺動子に設けた前記ころがり部
    材を摺接させたことを特徴とする請求項1記載の魚釣用
    スピニングリ−ル。
  3. 【請求項3】 前記リ−ル本体内に前記スプ−ル軸と平
    行に前後方向の案内杆を取り付け、前記摺動子に前後方
    向の凹部を形成し、該凹部に前記案内杆を挿通して摺動
    子を前後移動可能とし、前記案内杆外周と前記凹部内周
    との間にころがり部材を設けたことを特徴とする請求項
    1記載の魚釣用スピニングリ−ル。
  4. 【請求項4】 前記リ−ル本体内に前後方向の凸堤を設
    け、該凸堤の壁面に前記摺動子に設けた前記ころがり部
    材を摺接させたことを特徴とする請求項1記載の魚釣用
    スピニングリ−ル。
  5. 【請求項5】 前記摺動子のオシレ−ティング機構をハ
    ンドルに連動回転するトラバ−スカム溝を設けたトラバ
    −スカム軸に該トラバ−スカム溝に係合する係合ピンを
    設けた摺動子を嵌合して構成したことを特徴とする請求
    項1記載の魚釣用スピニングリ−ル。
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