JP2858243B2 - 集成木材の製造方法 - Google Patents

集成木材の製造方法

Info

Publication number
JP2858243B2
JP2858243B2 JP8248681A JP24868196A JP2858243B2 JP 2858243 B2 JP2858243 B2 JP 2858243B2 JP 8248681 A JP8248681 A JP 8248681A JP 24868196 A JP24868196 A JP 24868196A JP 2858243 B2 JP2858243 B2 JP 2858243B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wood
press
pipe
press plate
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP8248681A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1071609A (ja
Inventor
孝 高杉
義機 馬場
行夫 高杉
良昌 永井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYODOKUMIAI TAMAHARA KURAFUTO
Original Assignee
KYODOKUMIAI TAMAHARA KURAFUTO
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KYODOKUMIAI TAMAHARA KURAFUTO filed Critical KYODOKUMIAI TAMAHARA KURAFUTO
Priority to JP8248681A priority Critical patent/JP2858243B2/ja
Publication of JPH1071609A publication Critical patent/JPH1071609A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2858243B2 publication Critical patent/JP2858243B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Chemical And Physical Treatments For Wood And The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の木材を接着
する集成木材の製造方法に関する。本明細書において
「集成木材」はとくに広義に解釈する。本明細書におい
て「集成木材」とは、複数の木材を集合させて接着し、
全体の形状を柱状ないし板状に成形してなる全てのもの
を含む意味に使用する。
【0002】
【従来の技術】膨大な量の間伐材が有効に利用されない
で廃棄されている。間伐材が有効利用されない理由の一
つとして、密度が低くて充分な強度がないことがある。
間伐材を充分な強度にできるなら、用途が著しく増加す
る。たとえば、ツーバイフォーの枠材として、間伐材で
あるスギ等はほとんど使用されず、ピーラやベイマツが
使用されているが、間伐材を充分な強度に加工できるな
ら、この種の用途にも使用できる。低密度で充分な強度
のない間伐材を、高密度にして充分な強度にできるな
ら、高品質な木材として有効に利用できる。間伐材に限
らず、低密度の木材は、充分な強度がないために用途が
制限されて、有効に利用されていないのが実状である。
【0003】木材を加熱した状態でプレスすると、低密
度の木材を高密度にして強靱にできる。木材は夏目と冬
目からなる年輪がある。木材を加熱して圧縮すると、柔
らかい夏目の部分が薄く押し潰されて強くなる。冬目
は、硬い部分で充分な強度がある。夏目は冬目に比べて
弱い部分である。夏目を高密度にプレスして硬くする
と、木材全体は強くなる。
【0004】木材は、主成分であるリグニンやヘミセル
ロースをガラス転移温度よりも高く加熱して、湿潤状態
とすることによって、プレスして高密度にできる。木材
のガラス転移温度は、乾燥状態で130℃〜250℃で
あるが、湿潤状態で80℃〜250℃に低下する。木材
を湿潤状態で加熱すると、ガラス転移温度が低下して、
圧縮しやすい状態となる。
【0005】圧縮された木材は、密度が高くなって強靱
になる。このため、間伐材を充分な強度として、たとえ
ば、柱等の構造材に使用できる。ただ、圧縮すると木材
は細くなるので、太い間伐材を使用して圧縮する必要が
ある。とくに、充分な強度とするためには、相当に小さ
く圧縮する必要があるので、太い木材を使用する必要が
ある。このことは、細い間伐材を有効に使用できなくな
る。細い間伐材は、図1に示すように接着して、集成木
材16として有効使用できる。図1に示す集成木材16
は、細い間伐材28を圧縮して強靱な角材29とし、こ
れを接着して角柱状に加工している。この集成木材16
は、細い間伐材28を柱等の構造材として有効に使用で
きる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図1に示すように集成
木材16を製造するには、間伐材28を加熱して細い角
柱状に圧縮し、これを接着して全体として角柱状の柱等
に加工する。この方法は、間伐材28を圧縮するのに手
間がかかる欠点がある。集成木材16として接着する角
材29の本数が多くなると、圧縮回数が多くなる。たと
えば、図1に示すように、4本の角材29を接着する集
成木材16は、間伐材28を4回圧縮した後に、これを
集合して接着する必要がある。
【0007】さらに、図1に示すように、角柱にプレス
した木材を接着して集成木材16とする方法は、木材の
表面に硬い節等があると、その部分で無理なく均一に圧
縮するのが難しくなる。節等の硬い部分は圧縮されない
ので、その近傍を無理に圧縮して、木目が不連続にな
り、あるいは、局部破壊されることがある。このため、
圧縮された木材の強度が部分的に弱くなることがある。
【0008】本発明は、さらにこの欠点を解決すること
を目的に開発されたものである。本発明の重要な目的
は、細い木材を有効利用して強靱な集成木材が製造でき
ると共に、集成木材を能率よく製造でき、さらに、木材
を無理なく均一に圧縮して全体として強靱な集成木材を
製造する方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の集成木材の製造
方法は、前述の目的を達成するために、下記のようにし
て集成木材を製造する。本発明の集成木材の製造方法
は、複数本の木材を平行に並べて接着する方法を改良し
たもので、本発明の方法は、木材30を一次加熱機1で
一次加熱した後、加熱された木材30を、一次加熱機1
から取り出し、取り出された複数本の木材30を、複数
に分割されると共に、複数本の木材30を4方向から圧
縮できるプレスユニットUを互いに隣接して直列に直線
状に連結しているプレス機2に搬入し、搬入された複数
本の木材30を平行に並べて外側の4方向から圧縮し、
体積を減少させて全体の外形を角柱状ないし板状に成形
する。集合して一緒に圧縮される複数本の木材30は、
互いに隣接する木材30の接触面を凹凸面として密着さ
れ、この密着面を接着して集成木材16とする。すなわ
ち、本発明の集成木材の製造方法は、複数本の木材30
を一緒にプレスして、その全体の外形を角柱ないしは板
状に成形するが、それぞれの木材30を、正確な角柱や
板状には成形しない。それぞれの木材30は、圧力が均
一に分散されるように、たとえば、硬い部分は突出し、
突出部に密着する隣接木材には凹部を設けて互いに密着
させる。
【0010】
【作用】本発明の集成木材の製造方法は、たとえば、図
2と図3に示すように木材30を圧縮して集成木材16
を製造する。図2は5本の木材30を平行にして一緒に
圧縮し、図3に示すように、外形を柱状に成形してい
る。圧縮して接着された図3に示す集成木材16は、全
体の外形を柱状とするが、それぞれの木材30は外形を
角柱状とはしない。木材30の硬い部分、あるいは木材
30の間に隙間ができる部分で木材表面が突出して、隣
接する木材30に密着する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するための集成木材の製造方法を例
示するものであって、本発明は製造方法を下記の方法に
特定しない。
【0012】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解し易いように、実施例に示される部材に対応する番
号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決す
るための手段の欄」に示される部材に付記している。た
だ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に
特定するものでは決してない。
【0013】本発明の集成木材の製造方法に使用するプ
レス装置を図4ないし図6に示す。このプレス装置は、
木材30を蒸気で一次加熱する一次加熱機1と、図5と
図6に示すように、一次加熱された木材30を全周でプ
レスして高密度な柱状に圧縮するプレス機2と、一次加
熱機で加熱された木材30をプレス機2に挿入すると共
に、プレス機2で圧縮された木材30をプレス機2から
排出する押出ロッド31と、プレス機2で柱状に圧縮さ
れた木材30を冷却する冷却保形パイプ32とを備え
る。
【0014】一次加熱機1は、図4の概略図に示すよう
に、複数本に分離されている筒状の一次加熱パイプ3
と、複数本の一次加熱パイプ3に独立して、加圧、加熱
蒸気を圧入するボイラー4と、ボイラー4から排出され
る加熱、加圧蒸気を一次加熱パイプ3に供給する配管5
とを備える。
【0015】一次加熱パイプ3は、図7の斜視図と図8
の断面図で示すように、円筒状で金属製のパイプ3Aで
ある。図に示すパイプ3Aは、一端を気密に閉塞し、他
端を開口している。一次加熱パイプ3は、この開口部を
木材30の出入口3Bとしている。さらに、一次加熱パ
イプ3は、図に示すように、パイプ3Aを気密に閉塞す
る開閉蓋6を装備している。
【0016】一次加熱パイプ3は、内部に複数本の木材
30を挿入して、パイプ内の木材30を蒸気で加熱す
る。一次加熱パイプ3は、プレスされる複数本の木材3
0を一緒に加熱する。このため、パイプ3Aは、一緒に
加熱して、1本の柱、あるいは1枚の板状の集成木材と
なる複数本の木材30を挿入できる太さと長さに設計さ
れる。また、パイプ3Aは、加圧、加熱蒸気を圧入して
も変形することのない強度を有する。一次加熱パイプ3
は、一緒に圧縮する複数本の木材30を一緒に入れられ
る太さに設計すると、全体の数を少なくできる。ただ、
木材はそれぞれを一次加熱パイプで別々に加熱すること
もできる。
【0017】一次加熱パイプ3は、図に示すように、円
筒状とすることが好ましい。円筒状のパイプ3Aは、内
部から加わる圧力を均一にできるからである。ただ、一
次加熱パイプは、角柱状とすることもできる。
【0018】開閉蓋6は、円形の金属板で、パイプ3A
を気密に閉塞する。パイプ3Aを閉塞する方法は、例え
ば、図7と図8に示すように、パイプ3Aの出入口3B
の周縁に鍔7を設け、この部分で開閉蓋6を連結して固
定する構造である。したがって、開閉蓋6は、外径をこ
の鍔7の外径とほぼ等しくしている。さらに、開閉蓋6
は、外周部であって鍔7に接触する部分に複数個の貫通
孔6Aを設けている。パイプ3Aの鍔7も、開閉蓋6の
貫通孔6Aに対向する位置に、複数個の貫通孔7Aを設
けている。開閉蓋6は、これらの貫通孔6A、7Aにボ
ルト等の連結具8を挿通して連結されて固定される。さ
らに、開閉蓋6は、外周縁の一部分で、折曲自在な蝶番
9を介して、鍔7の外周縁に連結している。したがっ
て、開閉蓋6は、図の矢印Aで示すように開閉できる構
造となっている。ただ、開閉蓋は、蝶番を設けずに、脱
着自在とすることもできる。
【0019】さらに、開閉蓋6は、パイプ3Aと接触す
る部分にパッキン10を配設している。この部分にパッ
キン10を有する開閉蓋6は、パイプ3Aに固定された
状態で、パイプ3Aを気密に閉塞する。一次加熱パイプ
3は、圧入される加熱、加圧蒸気を密閉する必要があ
る。このため、開閉蓋6は、このようにパイプ3Aを気
密に閉塞できる構造とする。ただ、開閉蓋がパイプを気
密に閉塞する方法は、この方法に特定しない。図示しな
いが、開閉蓋は、パイプに鍔を設けて連結せず、開閉蓋
とパイプの出入口に雄ねじと雌ねじを設けて、ねじ込み
式の蓋とすることもできる。さらには、一次加熱パイプ
は、出入口を気密に閉塞できる他の様々な構造で開閉蓋
を連結することができる。
【0020】また、図7と図8に示す一次加熱パイプ3
は、パイプ3Aの一端に木材30の出入口3Bを開口し
ているが、一次加熱パイプは、パイプの両端に出入口を
開口することもできる。両端に出入口を有する一次加熱
パイプは、図示しないが、両端に開閉蓋を装備してパイ
プを気密に閉塞する構造とする。この構造の一次加熱パ
イプは、一方の開口部を木材の挿入口に、他方を木材の
排出口に、それぞれ区別して使用できる。
【0021】さらに、一次加熱パイプ3は、加熱、加圧
蒸気を吸入する圧入部3Cを有する。圧入部3Cは、図
7と図8において、パイプ3Aの側面に対して垂直に、
側面から突出させて設けられた圧入管11である。圧入
管11は、金属製のパイプで、その一端を、一次加熱パ
イプ3の側面に設けられた開口部に溶接等により固定さ
れる。圧入管11は、一次加熱パイプ3に気密に溶着さ
れると共に、一次加熱パイプ3の内部に連通されてい
る。圧入管11の他の一端は、ソケット(図示せず)と
圧力ホースを介して、配管に連結される。さらに、圧入
管11は、開閉弁12を装備している。開閉弁12は、
開閉により、圧入される蒸気の吸入、停止を調節する。
ただ、図に示す圧入部3Cは、一次加熱パイプ3の側面
に圧入管11を配設しているが、圧入管11の位置は、
この位置に特定しない。さらには、圧入部は、図示しな
いが、一次加熱パイプに加熱、加圧蒸気を供給できる他
のすべての構造とすることができる。
【0022】さらに、図4に示す一次加熱機1は、6本
の一次加熱パイプ3を配設しているが、一次加熱機1に
配設する一次加熱パイプ3の本数は、木材30の本数、
太さ、種類、形状等により調節する。それは、木材の加
熱時間や木材のプレス時間が、木材の本数、太さ、種
類、形状等により変化するからである。たとえば、太い
木材は、加熱に要する時間が長くなる。プレス装置に配
設する一次加熱パイプの本数は、木材の加熱時間と、加
熱された木材のプレス時間によって決定される。加熱時
間が長い木材、あるいは、プレス時間が短い木材を加工
するときは、一次加熱パイプの本数を多くし、加熱時間
が短い木材、あるいは、プレス時間が長い木材を加工す
るときには、一次加熱パイプの本数を少なくする。例え
ば、木材を一次加熱パイプで加熱する時間が30分、プ
レス機で木材をプレスする時間が5分であるとすれば、
一次加熱パイプを6本配設する。
【0023】ボイラー4は、水を加熱して蒸気を発生さ
せる。ボイラー4で発生した蒸気は、例えば、130〜
250℃、好ましくは130〜200℃に設定する。ボ
イラー4から送り出される加熱、加圧蒸気は、図4に示
すように、配管5を通って一次加熱パイプ3に圧入され
る。ボイラー4の出口には、蒸気止め弁13を取り付け
てあり、開閉によりボイラー4から排出される加熱、加
圧蒸気の供給、停止を調節する。
【0024】配管5は、ボイラー4から排出される加
熱、加圧蒸気を一次加熱パイプ3に供給するパイプであ
る。配管5は、複数本の一次加熱パイプ3に独立して、
加圧、加熱蒸気を供給できるように、複数に分岐されて
いる。配管5は、複数に分岐された配管5の先端に、開
閉弁14を介して連結管15を設けている。連結管15
は、ソケット(図示せず)等を介して、一次加熱パイプ
3の圧入部3Cである圧入管11の先端に連結されて連
通される。この構造の配管5は、連結管15の部分で一
次加熱パイプ3を取り外しができる特長がある。一次加
熱パイプ3を簡単に脱着できるこの構造の配管5は、配
設される一次加熱パイプ3の本数に応じて便利に使用で
きる。
【0025】一次加熱パイプ1で充分に加熱された木材
30は、一次加熱パイプ1から取り出されて、プレス機
2に搬入される。木材30をプレス機2の成形室2Aに
挿入するために、図5と図6の矢印Aで示すように、プ
レス機2の供給側であって、押出ロッド31の前面に木
材30をセットする。押出ロッド31は、プレス機2の
供給側に、プレス機2の成形室2Aに対して直線状に配
設されたシリンダーである。押出ロッド31の前面にセ
ットされた木材30は、押出ロッド31を伸長させるこ
とにより、プレス機2の成形室2Aに挿入される。
【0026】プレス機2は、一次加熱された木材30を
プレスする。プレス機2は、図9と図10に示すよう
に、複数に分割されたプレスユニットUを互いに隣接し
て直列に直線状に連結している。プレス機2は、プレス
する木材の全長に合わせて連結する台数を調整する。長
い木材をプレスするプレス機2は、プレスユニットUの
連結台数を多くする。
【0027】例えば、プレスユニットUのプレス面の長
さを50cmに設計すると、図9と図10に示すプレス
機2は、8台のプレスユニットUを直列に連結している
ので、4mの木材をプレスすることができる。また、図
5と図6に示すプレス機2は、6台のプレスユニットU
を直列に連結しているので、3mの木材をプレスするこ
とができる。さらに、プレス機は、プレスユニットの連
結台数を変更して、長さの違う木材をプレスすることが
できる。
【0028】プレスユニットUは、図11ないし図14
に示すように、木材30の表面を角柱状にプレスする4
枚のプレス板17A、17B、17C、17Dと、対向
するプレス板を押圧する縦シリンダー19および横シリ
ンダー18とを備える。プレス板は、木材30を直角4
方向に押圧する第1プレス板17Aと、第2プレス板1
7Bと、第3プレス板17Cと、第4プレス板17Dと
からなる。それぞれのプレス板は、隣接するプレス板に
対して直角に配設されて、その表面に平行な方向に平行
に移動できるように装着されている。
【0029】縦、横シリンダー19、18は、第1プレ
ス板17Aと第3プレス板17Cを互いに接近させる横
シリンダー18と、第2プレス板17Bと第4プレス板
17Dを互いに接近させる縦シリンダー19からなる。
【0030】プレス板17A、17B、17C、17D
は、木材30を加圧しても変形しない強度の金属板であ
る。第1プレス板17Aと第3プレス板17Cは互いに
対向し、第2プレス板17Bと第4プレス板17Dは互
いに対向する位置に配設されている。第1プレス板17
Aは木材30の下面を、第3プレス板17Cは木材30
の上面を押圧する。したがって、第1プレス板17Aと
第3プレス板17Cは、水平に配設されて、木材30の
上下面を押圧できるように、第2プレス板17Bと第4
プレス板17Dを介して互いに接近できるように配設さ
れている。
【0031】第2プレス板17Bと第4プレス板17D
は対向して鉛直に配設されており、木材30の両側面を
押圧する。図において、第2プレス板17Bは木材30
の左面を、第4プレス板17Dは木材30の右面を押圧
する。
【0032】4枚のプレス板17A、17B、17C、
17Dは、互いに隣接するプレス板に対して同じ構造で
連結されている。第1プレス板17Aと第2プレス板1
7B、第2プレス板17Bと第3プレス板17C、第3
プレス板17Cと第4プレス板17D、第4プレス板1
7Dと第1プレス板17Aは同じ構造で連結されてい
る。
【0033】以下、第1プレス板17Aと第2プレス板
17Bの連結構造を詳述する。その他のプレス板の連結
構造は、第1プレス板17Aと第2プレス板17Bの連
結構造と同じである。第2プレス板17Bは、図15に
示すように、第1プレス板17Aに隣接して、直角に配
設されている。第2プレス板17Bは、垂直に立つ姿勢
で、水平に配設された第1プレス板17Aの表面に平行
な方向に水平方向に平行移動して木材をプレスする。
【0034】第2プレス板17Bは、図16の断面図に
示すように、直動ベアリング20を介して第1プレス板
17Aに連結されている。図16は、図15のA−A線
断面図である。直動ベアリング20は、第2プレス板1
7Bを木材のプレス方向に移動させる。直動ベアリング
20は、第2プレス板17Bをプレス方向と直交する方
向には移動させない。直動ベアリング20は、第2プレ
ス板17Bの背面に突出するアーム21を第1プレス板
17Aに連結している。アーム21は、第1プレス板1
7Aの表面に平行な方向に、これと平行に固定されてい
る。アーム21と第2プレス板17Bの背面には、三角
形の補強リブ22を固定している。補強リブ22はアー
ム21が第2プレス板17Bに対して折曲しないように
連結する。第2プレス板17Bに固定されたアーム21
が、直動ベアリング20を介して第1プレス板17Aに
沿って移動できるように連結されている。直動ベアリン
グ20は、複数本を平行に並べて、アーム21と第1プ
レス板17Aとの間に配設している。
【0035】直動ベアリング20は、第2プレス板17
Bを第1プレス板17Aに対して軽く移動できる。第2
プレス板17Bと第1プレス板17Aは、必ずしも直動
ベアリング20を介して連結する必要はない。第2プレ
ス板17Bを第1プレス板17Aの表面に平行な方向
に、プレス方向に移動できる全ての機構が使用できる。
たとえば、第1プレス板のアーム対向面に複数本のガイ
ドをプレス方向に延長して固定し、このガイドに沿って
摺動する摺動子をアームに固定することもできる。摺動
子は、ガイドに沿って移動するが、アームから外れない
構造とする。
【0036】プレスユニットUは、第2プレス板17B
と第4プレス板17Dを木材のプレス方向に押圧する横
シリンダー18を、第1シリンダー18Aと第3シリン
ダー18Bで構成する。第1シリンダー18Aは、後端
を第1プレス板17Aに固定して、ロッドの先端を第2
プレス板17Bに連結している。第1シリンダー18A
は、第2プレス板17Bのプレス方向に平行な姿勢で、
第1プレス板17Aに固定されている。第1シリンダー
18Aは、第2プレス板17Bを平行に移動させて、木
材を強く押圧する。第3シリンダー18Bは、第1シリ
ンダー18Aと同じ構造で、第3プレス板17Cに固定
されている。
【0037】縦シリンダー19は、第2シリンダー19
Aと第4シリンダー19Bからなり、第2シリンダー1
9Aは、第1シリンダー18Aと同じ構造で、第2プレ
ス板17Bに固定されており、第4シリンダー19Bは
第1シリンダー18Aと同じ構造で、第4プレス板17
Dに固定されている。
【0038】以上の図に示すプレスユニットUは、一つ
のユニットに横シリンダー18及び縦シリンダー19を
それぞれ一対ずつ設けている。図示しないが、プレスユ
ニットは、それぞれ複数対の横シリンダー及び縦シリン
ダーを設けることもできる。複数対のシリンダーを有す
るプレスユニットは、1台のシリンダーにかかるプレス
圧を低くしてプレスできる。
【0039】さらに、図17に示すプレスユニットU
は、図14に示す装置の第3シリンダー18Bと、第4
シリンダー19Bを省略して、横シリンダー18を第1
シリンダー18Aで、縦シリンダー19を第2シリンダ
ー19Aで構成する。この構造の装置は、第1シリンダ
ー18Aが第2プレス板17Bと第4プレス板17Dで
木材30を両側からプレスし、第2シリンダー19Aが
第3プレス板17Cと第1プレス板17Aで木材30を
上下からプレスする。この構造のプレスユニットUは、
直動ベアリング20を介して、隣接するプレス板17
A、17B、17C、17Dを互いにプレス方向に移動
できるように連結している。このプレスユニットUは、
シリンダーの数を少なくして、構造を簡単にできる特長
がある。
【0040】以上の構造のプレスユニットUは、図11
と図12に示すように、第1プレス板17Aの底面を基
台26に固定している。プレスユニットUは、基台26
に固定された状態で、複数台が直列に連結されている。
互いに隣接する複数のプレスユニットUが、直列に直線
状に連結されて、プレス機2を構成している。
【0041】さらに、図9ないし図12に示すプレス機
2は、プレスされる木材の表面に熱板27を配設してい
る。熱板27は、プレス板の表面であって、木材と接触
する面に配設している。熱板27は、各プレス板の表面
に密着して配設されている。すなわち、第1プレス板か
ら第4プレス板まで、4枚の熱板27が、それぞれ隣接
する熱板27に対して直角に配設されている。これらの
4枚の熱板27に囲まれてできる正方形の空間が、プレ
スされる木材の成形室2Aとなる。
【0042】さらに、熱板27は、複数のプレスユニッ
トUを連結したプレス機2の全長と等しい長さを有す
る。すなわち、熱板27は、その背面を隣接するプレス
板の表面に接触する状態に延長されて、直線状に連結さ
れた複数のプレスユニットUのプレス板を連結してい
る。この状態に配設される4枚の熱板27は、熱板27
の表面が、プレスされる木材の四つの側面を覆う状態で
木材に接触する。したがって、木材は、対向する側面が
熱板27に挟まれた状態で、4方向からプレス板にプレ
スされる。木材の全周を、熱板27を介してプレスする
プレス機2は、プレスユニットUの連結部分に生じる継
ぎ目の段差をなくし、木材の表面を平らに直線状に加工
できる。
【0043】さらに、図に示すプレス機2は、対向する
熱板27の表面に電極板25を配設している。電極板2
5は、高周波電源23に接続している。高周波電源23
に接続されて、木材30の表面に接触する電極板25
は、高周波エネルギーで木材30を加熱する。このと
き、プレス板と電極板25は、互いに絶縁する必要があ
る。プレス板を絶縁する簡単な構造は、図18に示すよ
うに、熱板27の表面にプラスチック等の絶縁材24を
介して電極板25を固定し、電極板25の周囲にも絶縁
材24を設けることである。電極板25は、絶縁材24
に埋設される状態でプレス板から絶縁される。電極板2
5は、木材30のプレス面にあって、高周波電源23に
接続される。この構造のプレス機2は、あらかじめ加熱
され、あるいは、加熱されない木材を、加熱してプレス
できる特長がある。あらかじめ加熱された木材は、プレ
ス機2にセットするまでに多少は冷却される。プレス板
で木材を高周波加熱できるプレス機2は、セットするま
でに多少木材が冷えても、再加熱して効率よくプレスで
きる。さらに、全く加熱されない木材をセットして加熱
した後に、プレスすることもできる。
【0044】プレス機2で柱状に圧縮された木材30
は、非冷却状態で、押出ロッド31によってプレス機2
の成形室2Aから押し出されて、冷却保形パイプ32に
挿入される。冷却保形パイプ32は、図5と図6に示す
ように、プレス機2の成形室2Aと、押出ロッド31に
対して直線状に配設される。冷却保形パイプ32は、図
19の斜視図で示すように、角柱状のステンレス製パイ
プである。冷却保形パイプ32は、ステンレス以外の金
属で製造することもできる。また、冷却保形パイプ32
は、圧縮状態にある成形室2Aとほぼ同じ内径を有す
る。圧縮された木材を圧縮成形状態に保形するためであ
る。さらに、冷却保形パイプ32は、図に示すように、
両端を開口しており、一方の開口部の周縁に鍔33を設
けている。この鍔33を有する開口部を、プレス機2の
排出側に配設して、木材の供給口32Aとし、また、他
方の開口部を、木材の排出口32Bとしている。供給口
32Aの周縁に鍔33を有する冷却保形パイプ32は、
図5と図6に示すように、この鍔33を基台34に係止
させる状態で、プレス機2の成形室2Aに、直線状に位
置させて木材30を挿入する。したがって、基台34は
上面の所定の位置に、鍔33を係止するための係止部
(図示せず)を設けている。押出ロッド31によりプレ
ス機2の成形室2Aから押し出される木材30は、冷却
保形パイプ32の内面を摺動しながら冷却保形パイプ3
2に挿入される。
【0045】圧縮された木材30を非冷却状態で挿入さ
れた冷却保形パイプ32は、数時間ないし数十時間を、
加熱状態に保持した後、冷却手段35により冷却され
る。冷却保形パイプ32を加熱状態に保持するために、
木材を挿入した冷却保形パイプ32は加熱室(図示せ
ず)に搬入される。加熱室から取り出した後、冷却保形
パイプ32を冷却手段35で冷却する。冷却手段は、た
とえば水冷式の冷却装置36で、図5に示すように、水
洗ノズル37を複数機配設している。冷却保形パイプ3
2は、この水洗ノズル37から噴射される水により冷却
される。ただ、冷却保形パイプ32の冷却手段35は、
水冷式の冷却装置36に特定しない。冷却保形パイプ
は、他の様々な方法で冷却することができる。
【0046】冷却保形パイプ32は、挿入された木材3
0の表面を冷却保形パイプ32の内面に密着させて木材
30を冷却する。木材30は、冷却保形パイプ32によ
って、圧縮成形状態に保形されて冷却される。冷却保形
パイプ32に熱を奪われて、80℃以下に冷却された木
材30は、ガラス転移状態を解除されて、圧縮成形され
た形状に固定される。
【0047】冷却された冷却保形パイプ32は、図6の
矢印Bで示すように、排出ロッド38の前面に移動され
る。冷却保形パイプ32は排出ロッド38に対して直線
状に配置される。排出ロッド38は、ロッドを伸長し
て、冷却された木材30を冷却保形パイプ32から押し
出す。冷却されて形状の固定された木材30が、排出口
32Bから排出される。
【0048】以上の装置を使用して、次のようにして集
成木材を製造する。 (1) 1本の集成木材16となる複数本の木材30を、
一次加熱パイプ3に入れて出入口3Bを開閉蓋6で気密
に密閉する。閉鎖された一次加熱パイプ3に加熱、加圧
蒸気を圧入して、木材30全体を加熱する。木材30の
加熱温度は、たとえば、80℃〜250℃、好ましくは
100〜200℃、さらに好ましくは、150〜200
℃とする。木材30の加熱温度は、木材30の種類およ
び太さと、プレス機2の加熱状態を考慮して最適値に調
整する。木材に、直径約9cmのスギの間伐材を使用
し、プレス機で加熱しない場合、加熱温度は、たとえば
約180℃とする。プレス機2で、搬入された木材30
を高周波加熱する方法は、一次加熱パイプ3で加熱する
温度を低くできる。
【0049】一次加熱パイプ3に入れる木材30は、た
とえば、表面を円柱状または角柱状に加工し、あるい
は、表皮を除去しものである。円柱状に加工した木材
は、全体を同じ直径に加工し、あるいは、先端を次第に
細くする形状に加工する。先端を細く加工した木材は、
同じ向きに揃えて一次加熱パイプに挿入しない。たとえ
ば、4本の木材で1本の集成木材を製作する場合、2本
の木材の先端を逆にして一次加熱パイプに挿入する。集
成木材となった状態で、全体の密度を均一にするためで
ある。
【0050】円柱状に切削した複数の木材を一緒にプレ
スして角柱状に圧縮する方法は、原木の廃棄量を少なく
して、有効に利用できる特長がある。さらに、原木を次
第に細くなるテーパー状に加工し、この木材の方向を逆
にして集合して集成木材とする方法は、さらに原木の廃
棄量を少なくできる。原木が、先端に向かって次第に細
くなっているからである。さらに、切削加工しない複数
本の原木を、一緒にプレスして角柱状に圧縮することも
できる。切削しない原木を角柱状にプレスした集成木材
は、表面が独特の表面模様となるので、床柱等の装飾材
として使用できる。
【0051】(2) 次の一次加熱パイプ3に複数本の木
材30を入れて、(1)と同じようにして加熱する。この
工程を、5分おきに繰り返し、すべての一次加熱パイプ
3に木材30を入れて加熱する。
【0052】(3) 最初の一次加熱パイプ3に挿入した
木材30が充分に加熱されると、加熱された複数本の木
材30を一緒に取り出して、プレス機2に搬入する。一
次加熱パイプ3で加熱された木材30は、冷えないよう
に速やかにプレス機2に搬入する。空の状態となって一
次加熱パイプ3には、加熱されていない次の木材30を
入れて気密に密閉した後、加熱、加圧蒸気を圧入して木
材30を加熱する。
【0053】(4) 加熱された木材30をプレス機2に
搬入するには、一次加熱された木材30を押出ロッド3
1の前面にセットする。このとき、押出ロッド31は収
縮させておき、プレス機2はシリンダーを収縮させて、
プレス板の間を広く開いて、成形室2Aを拡開してお
く。押出ロッド31を伸長させて、一次加熱された木材
30をプレス機2の成形室2Aに挿入する。プレス機2
に搬入された複数の木材30を一緒にプレスする。プレ
スされた木材30は、全体の形状が角柱状ないし板状と
なる。
【0054】(5) 高周波電源23を備えるプレス機
は、高周波で再び木材30を加熱してプレスする。この
とき木材30の内部温度は、例えば130〜250℃、
好ましくは約180℃とする。プレス機2の縦、横シリ
ンダー19、18で木材30を4方向からプレスして圧
縮する。プレス機は、たとえば10〜30kg/c
2、好ましくは約20kg/cm2の圧力で木材を圧縮
する。複数本の木材30は、全周をプレス機2でプレス
して、高密度な柱状に圧縮される。
【0055】(6) 複数本の木材30を一緒にプレスし
て成形した後、縦、横シリンダー19、18のロッドを
収縮させて解圧する。押出ロッド31を伸長させて、複
数の木材30を一緒にプレス機2の成形室2Aから押し
出し、プレス機2の排出側にセットされた冷却保形パイ
プ32に挿入する。複数の木材30は、非冷却状態で冷
却保形パイプ32に一緒に挿入される。
【0056】(7) 複数本の木材30が一緒に挿入され
た冷却保形パイプ32は、加熱室に搬入される。加熱室
において、冷却保形パイプ32を介して木材30は、約
180℃に約10時間静置される。加熱室における木材
温度は、130〜250℃とすることもできる。また、
加熱室で加熱状態に保持する時間は、3〜24時間とす
ることもできる。木材が、高温で長い時間加熱状態に保
持されると、冷却した後の変形を少なくできる特長があ
る。
【0057】(8) 一定時間加熱状態に保持した後、複
数本の木材を一緒に挿入している冷却保形パイプ32を
加熱室から冷却手段35に移送する。冷却手段35は、
複数基の水洗ノズル37から噴射する水で冷却保形パイ
プ32を冷却する。冷却保形パイプ32は、挿入された
木材30の表面を冷却保形パイプ32の内面に密着させ
て木材30を冷却する。複数の木材30は、冷却保形パ
イプ32によって、圧縮成形状態に保形されて冷却され
る。冷却保形パイプ32に熱を奪われて、80℃以下に
冷却された木材30は、ガラス転移状態を解除されて、
圧縮成形された形状に固定される。
【0058】(9) 冷却保形パイプ32で充分に冷却さ
れた木材30は、排出ロッド38によって冷却保形パイ
プ32から押し出される。
【0059】(10) 搬出された木材30を分離して、接
着面に接着剤を塗布する。接着剤には、酢酸ビニル系、
ウレタン系、エポキシ系等の木材用の接着剤が使用され
る。接着剤は、互いに接着する面に塗布され全面に塗布
される。
【0060】(11) 接着剤を塗布した木材を、プレス状
態に集合し、再び外周の4面をプレスして接着剤を硬化
させる。このときのプレス圧は、木材の密着面を隙間な
く押圧する圧力であって、たとえば、1〜10kg/c
2と低くできる。複数本の木材が接着されて集成木材
16となる。
【0061】以上の実施例は、4本の木材を一緒に柱状
にプレスして集成木材を製造する。本発明の集成木材の
製造方法は、図2と図3に示すように、5本の木材を一
緒にプレスすることも、さらには、図20〜図24に示
すように、複数本の木材30を柱状ないし板状に圧縮
し、木材30を接着して集成木材16とすることもでき
る。また、本発明の集成木材の製造方法は、図24に示
すように、長さが異なる木材30を組み合わせて集成木
材16を製造できる特長もある。
【0062】
【発明の効果】本発明の集成木材の製造方法は、細い木
材を有効利用して強靱な集成木材を能率よく製造でき
る。それは、本発明の製法が、複数本の木材を一緒に圧
縮して、全体の形状を柱状ないし板状とし、この状態で
木材を接着して集成木材とするからである。とくに、本
発明の製法は、複数本の木材を一緒にプレスして、全体
の外形は柱状ないし板状に成形するが、それぞれの木材
の密着面を平面とはしない。隣接する木材の接着面は、
木材の硬い部分は突出し、この突出部分に密着する面は
凹凸となる。このため、複数の木材を無理なく圧縮し
て、局部的な破損等を少なくして、全体として強靱な集
成木材にできる特長も実現する。
【0063】さらに、本発明の方法で製造された集成木
材は、互いに隣接する木材を隙間なく確実に接着できる
特長も実現する。それは、複数の木材を一緒にプレスし
て接触面を互いに密着する凹凸面に成形し、この凹凸面
を接着剤で接着するからである。複数の木材が互いに強
固に接着される集成木材は、全体としての強度を著しく
強くすると共に、接着剤の剥離を有効に防止できる特長
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の集成木材の製造方法を示す概略斜視図
【図2】本発明の集成木材の製造方法で木材をプレスす
る状態を示す断面図
【図3】本発明の集成木材の製造方法でプレスされた木
材を示す断面図
【図4】本発明の集成木材の製造方法に使用する一次加
熱機の概略図
【図5】本発明の集成木材の製造方法に使用するプレス
装置の正面図
【図6】図5に示すプレス装置の概略平面図
【図7】図4に示す一次加熱パイプの斜視図
【図8】図4に示す一次加熱パイプの断面図
【図9】本発明の集成木材の製造方法に使用するプレス
機の斜視図
【図10】図9に示すプレス機の正面図
【図11】図9に示すプレスユニットの側面図
【図12】図9に示すプレスユニットの斜視図
【図13】図11に示すプレスユニットの概略斜視図
【図14】図11に示すプレスユニットの概略断面図
【図15】図11に示すプレスユニットの第1プレス板
と第2プレス板の連結部分を示す断面図
【図16】隣接するプレス板をプレス方向に移動させる
直動ベアリング部分を示す図15のA−A線断面図
【図17】プレスユニットの他の具体例を示す断面図
【図18】高周波電源に接続する電極板を有する熱板の
断面図
【図19】図5に示す冷却保形パイプの斜視図
【図20】本発明の製造方法で木材をプレスする工程の
他の一例を示す断面図
【図21】本発明の製造方法で木材をプレスする工程の
他の一例を示す断面図
【図22】本発明の製造方法で木材をプレスする工程の
他の一例を示す断面図
【図23】本発明の製造方法で木材をプレスする工程の
他の一例を示す断面図
【図24】本発明の製造方法で製造された集成木材の一
例を示す斜視図
【符号の説明】
1…一次加熱機 2…プレス機 2A…成形室 3…一次加熱パイプ 3A…パイプ 3B…出入口 3C…圧入部 4…ボイラー 5…配管 6…開閉蓋 6A…貫通孔 7…鍔 7A…貫通孔 8…連結具 9…蝶番 10…パッキン 11…圧入管 12…開閉弁 13…蒸気止め弁 14…開閉弁 15…連結管 16…集成木材 17A…第1プレス板 17B…第2プレス板 17C…第3プレス板 17D…第4プレス板 18…横シリンダー 18A…第1シリンダ
ー 18B…第3シリンダー 19…縦シリンダー 19A…第2シリンダ
ー 19B…第4シリンダー 20…直動ベアリング 21…アーム 22…補強リブ 23…高周波電源 24…絶縁材 25…電極板 26…基台 27…熱板 28…間伐材 29…角材 30…木材 31…押出ロッド 32…冷却保形パイプ 32A…供給口
32B…排出口 33…鍔 34…基台 35…冷却手段 36…冷却装置 37…水洗ノズル 38…排出ロッド U…プレスユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−32325(JP,A) 特開 平6−234104(JP,A) 特開 平7−112407(JP,A) 特開 平9−314514(JP,A) 特開 平9−314515(JP,A) 特開 平9−314517(JP,A) 実開 平3−59804(JP,U) 特許2727432(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B27K 5/00 B27M 1/02 B27M 3/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の木材(30)を平行に並べて接着す
    る集成木材の製造方法において、 木材(30)を一次加熱機(1)で一次加熱した後、加熱され
    た木材(30)を、一次加熱機(1)から取り出し、取り出さ
    れた複数本の木材(30)を、複数に分割されると共に、複
    数本の木材(30)を4方向から圧縮できるプレスユニット
    (U)を互いに隣接して直列に直線状に連結しているプレ
    ス機(2)に搬入し、搬入された複数本の木材(30)を平行
    に並べて外側の4方向から圧縮し、体積を減少させて全
    体の外形を角柱状ないし板状として、互いに隣接する木
    材(30)の接触面を凹凸面として密着させ、木材(30)の密
    着面を接着することを特徴とする集成木材の製造方法。
JP8248681A 1996-08-31 1996-08-31 集成木材の製造方法 Expired - Fee Related JP2858243B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8248681A JP2858243B2 (ja) 1996-08-31 1996-08-31 集成木材の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8248681A JP2858243B2 (ja) 1996-08-31 1996-08-31 集成木材の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1071609A JPH1071609A (ja) 1998-03-17
JP2858243B2 true JP2858243B2 (ja) 1999-02-17

Family

ID=17181755

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8248681A Expired - Fee Related JP2858243B2 (ja) 1996-08-31 1996-08-31 集成木材の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2858243B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3855334B2 (ja) * 1996-04-01 2006-12-06 富士ゼロックス株式会社 テキスト印刷システム及びテキスト処理システム
KR100272768B1 (ko) * 1998-09-09 2000-12-01 안선태 통나무의 압축가공을 위한 성형틀의 구조
JP5060791B2 (ja) * 2007-01-26 2012-10-31 独立行政法人森林総合研究所 木材の乾燥方法、木材への薬剤浸透方法及び乾燥装置
JP6448738B1 (ja) 2017-09-29 2019-01-09 大建工業株式会社 高密度木質積層材の製造方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2727432B2 (ja) 1995-09-22 1998-03-11 良昌 永井 木材のプレス装置

Family Cites Families (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6223704A (ja) * 1985-07-24 1987-01-31 南原 光博 圧縮成型木材の製造方法
JPH06234104A (ja) * 1993-02-10 1994-08-23 Hitachi Zosen Corp 木材圧縮成形装置
JPH0732325A (ja) * 1993-07-12 1995-02-03 Ibiden Co Ltd 集成材及び集成材の製造方法
JPH07112407A (ja) * 1993-10-18 1995-05-02 Ibiden Co Ltd 集合材及び集合材の製造方法
JPH07112408A (ja) * 1993-10-18 1995-05-02 Ibiden Co Ltd 集合材及び集合材の製造方法
JPH07124910A (ja) * 1993-10-28 1995-05-16 Ibiden Co Ltd 集合材
JPH07148714A (ja) * 1993-11-29 1995-06-13 Ibiden Co Ltd 車載式集合材生産装置
JPH07195309A (ja) * 1993-12-28 1995-08-01 Isel Kk 丸太材の圧縮成形装置
JPH07124911A (ja) * 1993-12-28 1995-05-16 Ibiden Co Ltd 建築用構造部材、建築用開口部材、建築用内外装材、室内生活用品、遊戯具、文具、工事用品
JPH07214517A (ja) * 1994-02-01 1995-08-15 Ibiden Co Ltd 集合材
JPH0890520A (ja) * 1994-07-29 1996-04-09 Ibiden Co Ltd 集合材及び集合材の製造方法
JPH0866905A (ja) * 1994-08-30 1996-03-12 Ibiden Co Ltd 集合材およびその製造方法
JPH08155916A (ja) * 1994-11-30 1996-06-18 Ibiden Co Ltd 集合材の製造方法
JPH08155915A (ja) * 1994-11-30 1996-06-18 Ibiden Co Ltd 集合材及びその製造方法
JPH08155919A (ja) * 1994-11-30 1996-06-18 Ibiden Co Ltd 集合材の製造方法
JP3447134B2 (ja) * 1994-11-30 2003-09-16 イビデン株式会社 集合材の製造方法
JPH08155917A (ja) * 1994-11-30 1996-06-18 Ibiden Co Ltd 集合材の製造方法
JPH08155922A (ja) * 1994-12-12 1996-06-18 Ibiden Co Ltd 集合材の製造方法
JPH08155921A (ja) * 1994-12-12 1996-06-18 Ibiden Co Ltd 集合材の製造方法
JP2774085B2 (ja) * 1995-10-03 1998-07-09 光彦 棚橋 集合材及び集合材の製造方法
JP2750848B2 (ja) * 1996-05-31 1998-05-13 良昌 永井 木材のプレス装置
JP2750847B2 (ja) * 1996-06-01 1998-05-13 良昌 永井 木材を加熱してプレスする方法とこの方法に使用するプレス装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2727432B2 (ja) 1995-09-22 1998-03-11 良昌 永井 木材のプレス装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1071609A (ja) 1998-03-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3759164B2 (ja) リグノセルロースボードの製造方法
US6287410B1 (en) System and method for making compressed wood product
JPH0857803A (ja) 集合体の熱圧成形方法
DE19652527A1 (de) Absorber zum Absorbieren akustischer Schallwellen
CA2313069A1 (en) Semisolid product dispensing head
JP2858243B2 (ja) 集成木材の製造方法
FR2810795B1 (fr) Plaque bipolaire a deux plaques metalliques pour pile a combustible et son procede de fabrication
CA2270849A1 (en) Method and apparatus for joining veneer pieces with lap joint having square cut edges and reduced thickness
JP2972330B2 (ja) 木粉で成形物体を製造する方法および装置
JP2720085B2 (ja) 木質系の板材の接着方法
CA2260552A1 (en) Method of fabricating bamboo slats for venetian blinds
US5772830A (en) Method for bonding wood materials
JP2750847B2 (ja) 木材を加熱してプレスする方法とこの方法に使用するプレス装置
JP2750849B2 (ja) 木材を加熱してプレスする方法とこの方法に使用するプレス装置
WO1996003262A1 (en) Shaping wood substitutes
JPH0999409A (ja) 集合材及び集合材の製造方法
JP2002086408A (ja) 集合木材
CA2152009A1 (en) Dielectric-Heated, Continuous Layup Laminated Veneer Lumber Press
JP2750848B2 (ja) 木材のプレス装置
JP2727432B2 (ja) 木材のプレス装置
JP2000153510A (ja) 圧縮木材及びその製造方法
JPS6251721B2 (ja)
JPH10211607A (ja) 圧縮木材の製造方法とその成形装置
CN217144967U (zh) Pe膜贴合设备
JP3066395B2 (ja) 強化積層木材並びにその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees