JP2857549B2 - 板金製ルーフ - Google Patents

板金製ルーフ

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JP2857549B2
JP2857549B2 JP4296080A JP29608092A JP2857549B2 JP 2857549 B2 JP2857549 B2 JP 2857549B2 JP 4296080 A JP4296080 A JP 4296080A JP 29608092 A JP29608092 A JP 29608092A JP 2857549 B2 JP2857549 B2 JP 2857549B2
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JP
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roof
sheet metal
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範之 宮丸
昌明 浜
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両のキャビンの屋根
等に使用される板金製ルーフに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、トラクタ用のキャビンの屋根装
は、運転者居住空間の上方を覆っていて、インナルー
フの上にエアーコンデショナー(以下、エアコンと略称
する)を配置し、その上側をアウタルーフで施蓋してい
る。このアウタルーフは、天壁部と、この天壁部から下
方向に延設された左右側壁部及び後側壁部とを有してお
り、板金で一体形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術において
は、アウタルーフは略箱形状であるため、板金を一体形
成するには大きい金型を必要とし、設備コストもかかる
ので、少量生産には不向きである。本発明は、後側の左
右コーナ部を、その他の部分を形成した本体部材と別個
に形成して連結することにより、小さな金型で安価に製
作できるようにした板金製ルーフを提供することを目的
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明における課題解決
のための第1の具体的手段は、屋根装置10を構成すべ
く車体に固定の支柱8上端の天枠体9に対して装着して
いて、天壁部2と、この天壁部2の左右側部及び後部か
ら下方向に折曲形成した左右側壁部3及び後側壁部4と
を有する板金製ルーフであって、前記左右側壁部3と後
側壁部4との接続部で形成される左右後コーナ部を、そ
の他の部分を形成した本体部材Aに別途形成したコーナ
部材Bを連結して形成していることである。
【0005】本発明における課題解決のための第2の具
体的手段は、屋根装置10を構成すべく車体に固定の支
柱8上端の天枠体9に対して装着していて、天壁部2
と、この天壁部2の左右側部及び後部から下方向に折曲
形成した左右側壁部3及び後側壁部4とを有する板金製
ルーフであって、前記天壁部2の左右後部及び左右側壁
部3と後側壁部4との接続部で形成される左右後コーナ
部を、その他の部分を形成した本体部材Aに別途形成し
たコーナ部材Bを連結して形成していることである。
【0006】
【作用】板金製ルーフ1は本体部材Aの左右後部にコー
ナ部材Bを連結して形成されており、本体部材Aは1枚
の板金を左右後コーナ部分を除く左右側部と後部とを、
それぞれ小さい金型で2次元的な折曲加工をして、天壁
部2から下方向に延設された左右側壁部3及び後側壁部
4と、左右側壁部3から延設された雨樋部5とを形成す
る。コーナ部材Bは3次元的な折曲加工となるが、更に
小さな金型で形成する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜3において、7はトラクタのキャビンで、
トラクタ車体に固定の前・後・中支柱8の上端に天枠体
9を固着し、これらの上に屋根装置10を取り付けてい
る。
【0008】前記屋根装置10は支柱8及び天枠体9に
上下合わせ状にインナルーフ11とアフタルーフ1とを
固定し、インナルーフ11に固定のエアコン12をアフ
タルーフ1で施蓋している。アフタルーフ1は板金製で
あり、本体部材Aと左右一対のコーナ部材Bとを有す
る。本体部材Aは略平坦な天壁部2と、この天壁部2か
ら左右外下向きに延設された左右側壁部3と、後外下向
きに延設された後側壁部4と、左右側壁部3から外方へ
延設された雨樋部5とを有しており、前記天壁部2の左
右後部及び左右側壁部3と後側壁部4との接続部で形成
される左右後コーナ部は切り欠かれている。なお、アフ
タルーフ1は左右側壁部3と後側壁部4との接続部で左
右後コーナ部が形成されると認識することもできる。
【0009】コーナ部材Bは本体部材Aの切り欠かれた
左右後コーナ部を補完するものであり、本体部材Aとは
別個に板金で別途形成した後、溶着又はロウ付けで連結
されている。前記アウタルーフ1の製作は、1枚の板金
の左右後部のコーナを切断し、側壁部3を成形する金型
を用意して、この金型で切り欠き後の板金の左右側部及
び後部の3辺を折曲加工し、その後、雨樋部5を形成す
る金型で板金の折曲した左右側部の縁部を折曲加工して
本体部材Aを形成する。
【0010】また、最初に切断した板金片又は新たな小
板金を金型で曲げ加工してコーナ部材Bを形成し、この
コーナ部材Bを本体部材Aの切り欠き部分に配置して、
縁部をオーバラップさせて溶着等で固着する。前記天壁
部2には後半分に脱出用の開口16が形成されており、
この開口16を施蓋する蓋体17の後部が横軸を有する
蝶番18を介して天壁部2の上面に連結されている。
【0011】この蓋体17は前部に天壁部2に固定の係
合部19と係脱自在な係合手段20と、開閉動作及び開
放角度を制御するダンパ21とを有し、係合手段20を
操作して開放することにより、脱出及び換気が可能にな
る。図1〜4において、アウタルーフ1の前部にはシー
ルド材24を介在して天枠体9に固定される支持板25
と、その前方でルーフ前面を形成する前面板26とが固
定されている。前面板26には外気取り入れ口27が形
成され、この外気取り入れ口27にフイルタ28が配置
され、このフイルタ28の後部を支持板25が受持して
いる。
【0012】29は前面板26の前面に着脱自在に取り
付けられたカバーで、フイルタ28の抜け止めをすると
共に、雨水及び洗車水の浸入を防止している。このカバ
ー29は前板30に多数の空気流通孔31が形成され、
その背面に間隔をおいて固定された後板32にも多数の
孔33が形成され、両板30、32によって空気は通す
が水は通さないようになっており、水は両板30、32
間で捕捉されて天枠体9の前で落ちる。
【0013】アウタルーフ1は左右側壁部3、後側壁部
4及び前面板26の左右側部のそれぞれの内周下部に、
底壁35を溶着又はロウ付けしている。この底壁35は
前・中・後部にボルト36を有し、天枠体9にシールド
材24を介して載置し、天枠体9から内方に突出したL
字状のブラケット37にボルト36を貫通して、ナット
38を螺合して固定している。
【0014】天枠体9の内側はインナルーフ11によっ
て閉鎖されており、ナット38を螺合するために、前部
では図4に示すように、インナルーフ11にボルト36
と対向する孔を形成し、この孔からナット38を挿入す
るようになっており、この孔はゴムグルメット39で閉
鎖するようになっている。左右側部のボルト36は、図
6に示すように中支柱8に対向しており、この中支柱8
と分離状態にすることによりナット38を着脱できるよ
うになっている。尚、39は天壁部2と底壁35とを連
結している補強板で、側壁部3及び後側壁部4に沿って
多数又は連続して設けられており、シールド24の押さ
えとなっている。
【0015】また、後部では図7に示すように、インナ
ルーフ11に内気フィルタ40を取り付ける開口41が
形成されているので、この開口41からナット38を着
脱できるようになっている。前述したアウタルーフ1の
取り付け構造によれば、取り付け部を天枠体9より内側
に配置しているので、外部から見えなくでき、デザイン
が良好になると共に、シールド材24を低くでき、防水
性も良くなる。
【0016】図8は取り付け部を天枠体9より外側に配
置しても外部から見えなくした例を示しており、天枠体
9の外面からヘの字状のブラケット43を立設し、雨樋
部5の外壁凹部5aに固着のボルト36をブラケット4
3に貫通しており、雨樋部5の外壁凹部5aから更にナ
ット38を覆い隠せるようにスカート部44が延設され
ている。
【0017】尚、本発明は前記実施例に限定されるもの
ではなく、種々変形することができる。例えば、本体部
材Aは左右側壁部3に雨樋部5を延設しているが、後側
壁部4のように雨樋部を持たないものでも良く、逆に、
後側壁部4及びコーナ部材Bに雨樋部5を形成しても良
い。また、本体部材Aに前側壁部を形成しかつ前用のコ
ーナ部材を設けることは可能である。更に、本発明は脱
出口のない屋根装置のインナルーフ又は日除け装置のル
ーフ等にも適用可能である。
【0018】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、天壁部2
から左右側壁部3及び後側壁部4を下方向に折曲形成し
た板金製ルーフは、コーナ部材Bを本体部材Aと別途形
成するので、本体部材Aの3辺を小さな金型で折曲加工
することができ、また、コーナ部材Bは更に小さな金型
で加工でき、ルーフ全体を一体成形するような大きな金
型が不要になるので、製作コストが安価になり、少量生
産が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す全体分解斜視図である。
【図2】同一部切欠平面図である。
【図3】同断面側面図である。
【図4】前部の拡大断面側面図である。
【図5】アウタルーフの底面図である。
【図6】ルーフ側部取り付け構造を示す断面図である。
【図7】ルーフ後部取り付け構造を示す断面図である。
【図8】ルーフ取り付け構造の他の例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 板金製ルーフ(アウタルーフ) 2 天壁部 3 側壁部 4 後側壁部 5 雨樋部 7 キャビン 9 天枠体 11 インナルーフ A 本体部材 B コーナ部材

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋根装置(10)を構成すべく車体に固
    定の支柱(8)上端の天枠体(9)に対して装着してい
    て、天壁部(2)と、この天壁部(2)の左右側部及び
    後部から下方向に折曲形成した左右側壁部(3)及び後
    側壁部(4)とを有する板金製ルーフであって、 前記左右側壁部(3)と後側壁部(4)との接続部で形
    成される左右後コーナ部を、その他の部分を形成した本
    体部材(A)に別途形成したコーナ部材(B)を連結し
    て形成していることを特徴とする板金製ルーフ。
  2. 【請求項2】 屋根装置(10)を構成すべく車体に固
    定の支柱(8)上端の天枠体(9)に対して装着してい
    て、天壁部(2)と、この天壁部(2)の左右側部及び
    後部から下方向に折曲形成した左右側壁部(3)及び後
    側壁部(4)とを有する板金製ルーフであって、 前記天壁部(2)の左右後部及び左右側壁部(3)と後
    側壁部(4)との接続部で形成される左右後コーナ部
    を、その他の部分を形成した本体部材(A)に別途形成
    したコーナ部材(B)を連結して形成していることを特
    徴とする板金製ルーフ。
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JP4704995B2 (ja) * 2006-10-10 2011-06-22 株式会社クボタ キャビンのシール構造
JP6149837B2 (ja) * 2014-10-01 2017-06-21 株式会社豊田自動織機 バックドアダンパステー格納構造

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