JP2854156B2 - オートトラッキング装置 - Google Patents

オートトラッキング装置

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JP2854156B2
JP2854156B2 JP3077864A JP7786491A JP2854156B2 JP 2854156 B2 JP2854156 B2 JP 2854156B2 JP 3077864 A JP3077864 A JP 3077864A JP 7786491 A JP7786491 A JP 7786491A JP 2854156 B2 JP2854156 B2 JP 2854156B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はHiFiVTRの映像信
号と音声信号を最良のトラッキング位置に制御するオー
トトラッキング制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】VHS(登録商標)方式HiFiVTR
は、磁気テープに開設された横トラックに音声信号を記
録し、磁気テープの傾斜トラックの表層部に映像信号を
記録すると共に深層部に音声信号を記録する所謂音声信
号の深層記録方式を採用し、該深層記録方式は回転ヘッ
ドシリンダに映像用ヘッドと音声用ヘッドを配設して、
前記各ヘッドにより夫々の信号を記録再生するシステム
である。
【0003】このため、磁気テープの傾斜トラックに記
録される映像信号と音声信号の再生時のトラッキング制
御で、自己録再(即ち、磁気テープに記録したVTRと
同じVTRで再生する)はトラッキング位置が夫々のエ
ンベロープ最大値付近に制御される。即ち、同じVTR
の自己録再ではトラッキング制御位置に対して映像信号
と音声信号のエンベロープ最大値の位置差が小さくなる
ため、前記各エンベロープ最大値の位置とトラッキング
制御位置とのずれに基づく再生時の画質低下及び音質低
下の問題は生じない。
【0004】しかし、他己録再(即ち、磁気テープに記
録したVTRと異なるVTRで再生する)では磁気ヘッ
ドとヘッドトラック幅及びヘッド取付けのばらつき等に
よりVTR間の同一性が損なわれ、トラッキング制御位
置に対して映像信号と音声信号のエンベロープ最大値の
位置差が大きくなる。即ち、一般のHiFiVTRは、
VTRメーカーの磁気ヘッド仕様に基づいて映像用磁気
ヘッドの幅(約40〜58μm)と音声用磁気ヘッドの
幅(約26〜28μm)による相違、また、記録と再生
のVTR間についても夫々に磁気ヘッドの取付け公差に
基づくばらつき等により、再生時の映像信号と音声信号
のエンベロープ最大値の位置に応じたトラッキング制御
が成されると、該トラッキング制御位置と各エンベロー
プレベルによって映像の画質低下或るいは音声の音質低
下を生じる。
【0005】この様なことから、従来のオートトラッキ
ング(以下ATRと略す)制御は、映像信号と音声信号
のエンベロープ最大値の位置差において一定比率(例え
ば1:1)による係数(重み付け)を付加するトラッキ
ング制御を行う、所謂トラッキング制御位置を各エンベ
ロープレベル最大値の位置に対して中間位置に制御する
ATR制御が一般に賞用されている。
【0006】図4に従来例によるATR制御を示し、映
像と音声の各エンベロープ変化特性とトラッキング位置
制御を動作原理図に基づいて説明する。
【0007】図4で、縦軸は前記映像と音声の各エンベ
ロープ変化特性によるエンベロープ出力レベルの関係を
示し、該エンベロープレベルに基づくノイズ発生の限界
点は映像信号をVG 、音声信号をAG とする。また、横
軸は前記映像と音声の各トラッキング制御位置によるト
ラッキング量の関係を示し、該トラッキング量に基づく
エンベロープレベル最大値の位置は映像信号をTV 、音
声信号をTA とし、そのトラッキング制御位置をTO と
する。
【0008】図4Aは映像信号と音声信号の各エンベロ
ープレベルの最大値の位置が一致している場合で、トラ
ッキング制御位置が各エンベロープレベルの最大値の位
置に一致していることを示す。図4のB、C、及びDは
いづれも映像信号と音声信号の各エンベロープレベルの
最大値に位置差がある場合で、該位置差に対する前記係
数に基づいて映像信号と音声信号の中間位置にトラッキ
ング制御されることを示し、図4Bはトラッキング制御
位置が音声信号のエンベロープレベルのノイズ発生の限
界点にある。そして、図4Cはトラッキング制御位置が
音声信号のエンベロープレベルのノイズ発生の限界点を
越えた位置にあり、このときの映像信号のエンベロープ
レベルは最大値レベルに対して70〜80%である。ま
た、図4Dのトラッキング制御位置は前記図4Cより更
に各エンベロープレベルの最大値との間に位置差が生じ
た場合で、映像信号のエンベロープレベルはノイズ発生
の限界点にあるため再生画像にもノイズが発生して画質
が低下する。
【0009】この様なトラッキング位置制御による欠点
に対し従来のATR制御では更に、トラッキング制御位
置が映像信号又は音声信号の各エンベロープレベルにつ
いてノイズが発生する限界点を越える場合(主として音
声信号のトラッキング位置のエンベロープレベルが低下
する)は、再生音声について傾斜トラックから横トラッ
クによる音声信号に切換え制御することで前記欠点を解
決していた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記ATR制
御によっても、映像信号と音声信号のエンベロープ変化
特性は映像信号に有利な関係(即ち、エンベロープレベ
ルに対するノイズの発生する限界点に至るエンベロープ
変化特性の余裕度は映像信号が音声信号に比べて大き
い。)であるため、各エンベロープレベル最大値の位置
差が大きくなるにしたがって音声はノイズ発生と共に音
質低下に不利になる。また、前記ATR制御のトラッキ
ング制御位置と映像信号のエンベロープレベル最大値の
位置が必要以上に離間することになるため再生画像にも
ノイズが発生する。
【0011】そして、図4Dに示すように、各エンベロ
ープレベル最大値の位置が大きく離間し、トラッキング
制御位置によるエンベロープレベルが映像信号はノイズ
発生の限界点にあり音声信号はノイズ発生の限界点を越
える位置にあるときは、音声信号を傾斜トラックによる
音声信号から横トラックによる音声信号に切換え制御さ
れるが、このときの映像信号のトラッキング制御位置は
ノイズ発生の限界点のエンベロープレベルに固定される
という欠点があり、これによる再生画像の画質低下を防
止することも課題となっていた。
【0012】そこで、本発明は前記課題を解決するもの
で、その目的とするところは、映像ヘッドが音声ヘッド
に比べそのトラック幅が広くトラッキング位置ずれに対
する映像のトラッキング制御範囲に余裕があることに着
目し、映像信号と音声信号の各エンベロープレベル最大
値の位置を夫々検出し、前記各エンベロープレベルの夫
々にノイズが発生する限界点(例えば、映像信号に対し
てはエンベロープレベル最大値の60〜70%、音声信
号に対してはエンベロープレベル最大値の70〜80
%)を設けてこれを検知し、前記各エンベロープレベル
最大値と該最大値の位置におけるトラッキングのずれ量
を所定範囲と判別するように成し、前記トラッキングの
ずれ量に基づいて映像信号と音声信号の各エンベロープ
変化特性におけるトラッキング変化量に所定の係数(重
み付け)を付加すると共に、前記各エンベロープレベル
最大値の位置差に応じて前記トラッキングのずれ量が所
定範囲内にあるときは音声信号のトラッキング変化量を
映像信号のトラッキング変化量に優先してトラッキング
位置を制御し、トラッキングのずれ量が所定範囲を越え
るときはトラッキング位置を映像信号のエンベロープレ
ベル最大値の位置に制御すると共に横トラックより再生
される音声信号に切換え制御するオートトラッキング装
置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】よって本発明では、記録
媒体の横トラックより再生される音声信号と共に、記録
媒体の傾斜トラックより再生される映像信号およびHi
Fi音声信号と、該映像信号及びHiFi音声信号にも
とづいて最良のトラッキング位置を制御するオートトラ
ッキング装置において、映像信号およびHiFi音声信
号の各エンベロープレベルのトラッキング最良位置を夫
々検出する手段と、HiFi音声信号のエンベロープレ
ベルのトラッキング限界点を検出する手段と、映像信号
の最良位置とHiFi音声信号の最良位置のズレ量に基
づいて映像信号とHiFi音声信号の各エンベロープ特
性におけるトラッキング変化量に所定の計数を付加する
計数付加手段とを備え、該計数付加手段で付加された計
数にもとづいてトラッキング位置を制御し、HiFi音
声信号のトラッキング位置が限界点を超える場合にはト
ラッキング位置を映像信号の最良位置に制御するととも
にHiFi音声信号を無効にして横トラックより再生さ
れる音声信号に切り換えることを特徴とする。
【0014】
【作用】本発明は上述の如く、映像信号と音声信号の各
エンベロープレベルの限界点を検知すると共に各エンベ
ロープレベル最大値の位置差を検出し、前記各エンベロ
ープレベルの限界点に基づいて映像信号と音声信号の夫
々のトラッキング変化量に所定の係数(重み付け)を付
加すると共に、前記各エンベロープレベル最大値の位置
差に応じてトラッキング位置を制御するので、他己録再
時のATR制御を映像信号と音声信号の各エンベロープ
レベルに応じて実用上最良のトラッキング位置に制御す
ることが出来る。
【0015】
【実施例】以下、図面に従い本発明の実施例を説明す
る。図1は本発明のATR制御による動作原理説明図、
図2は本発明の一実施例によるATR制御装置の回路ブ
ロック図、図3は、図2のトラッキングマイコンの動作
機能ブロック図、図4は従来例のATR制御による動作
原理説明図である。
【0016】まず、図1に示す本発明のトラッキングマ
イコンによるATR制御を、従来例と同様に、映像と音
声のエンベロープ変化特性とトラッキング位置制御を動
作原理図で説明する。
【0017】図1Aは映像信号と音声信号の各エンベロ
ープレベルの最大値の位置が一致している場合で、トラ
ッキング制御位置が各エンベロープレベルの最大値の位
置に一致していることを示す。図1のB、及びCはいづ
れも映像信号と音声信号の各エンベロープレベルの最大
値に位置差がある場合で、映像信号と音声信号の夫々に
対して所定の係数に基づいてトラッキング制御されるこ
とを示し、図1Bはトラッキング制御位置が音声信号の
エンベロープ変化特性を映像信号に優先したトラッキン
グ制御である。そして、図1Cはトラッキング制御位置
が音声信号のエンベロープレベルのノイズ発生の限界点
にあり、このときの映像信号のエンベロープレベルは最
大値レベルに対して60〜70%である。
【0018】また、図1Dのトラッキング制御は前記図
1Cより更に各エンベロープレベルの最大値との間に位
置ずれが生じた場合で、トラッキング制御位置を映像信
号のエンベロープレベル最大値の位置に制御すると共に
音声信号のトラッキング制御か無効にされ横トラックに
よる音声信号に切換え制御される。
【0019】次に、図2によりATR制御装置の回路ブ
ロック図に従って説明する。
【0020】図中、1はAM音声信号の記録再生用固定
ヘッド、2はFM音声信号の記録再生用回転ヘッド、3
は映像信号の記録再生用回転ヘッド、4は前記回転ヘッ
ド2によるFM音声信号の再生出力を増幅するプリアン
プ、5は前記回転ヘッド3による映像信号の再生出力を
増幅するプリアンプである。
【0021】前記固定ヘッド1により再生される音声信
号は、ノーマル音声信号処理部6により磁気テープの横
トラックに記録されたAM音声信号が固定トラッキング
位置制御に基づいてスイッチ回路20に出力される。
【0022】また、磁気テープの傾斜トラックに記録さ
れたFM音声信号は、前記回転ヘッド2により再生され
前記プリアンプ4で増幅された後、一方を音声エンベロ
ープ検波回路7に出力し該音声エンベロープ検波回路に
よりFM音声信号がエンベロープレベルに検波される。
他方はFM音声信号処理部8に出力され該FM音声信号
処理部によりFM音声信号がFM復調処理されると共に
FM音声信号を判別してFM音声又はノーマル音声を指
示する判別制御信号が生成される。そして、前記FM復
調処理された音声信号はスイッチ回路20に出力され
る。
【0023】また、磁気テープの傾斜トラックに記録さ
れた映像信号は、前記回転ヘッド3により再生され前記
プリアンプ5で増幅された後、一方を映像エンベロープ
検波回路9に出力し該映像エンベロープ検波回路により
映像信号がエンベロープレベルに検波される。他方は映
像信号処理部10に出力され該映像信号処理部により映
像信号がFM復調処理され再生出力される。
【0024】また、前記音声エンベロープ検波回路7に
よりエンベロープレベルに検波された音声信号と前記F
M音声信号処理部8により生成されたFM音声又はノー
マル音声を指示する判別制御信号、および、前記映像エ
ンベロープ検波回路9によりエンベロープレベルに検波
された映像信号は、夫々トラッキングマイコン30に入
力される。そして、トラッキングマイコン30により再
生音声がノーマル音声信号を判別したときの映像と音声
のトラッキング制御処理と共に再生音声がFM音声信号
を判別したときの映像と音声のトラッキング制御処理が
おこなわれる。
【0025】次に、前記トラッキングマイコン30によ
るトラッキング位置制御を、図3の動作機能ブロック図
に従って説明する。
【0026】前記映像エンベロープ検波回路9より入力
される映像エンベロープ信号は映像トラッキング位置検
出部31に入力され、該トラッキング位置検出部により
前記映像エンベロープ信号の変化特性に基づいてエンベ
ロープレベル最大値の位置と該位置によるトラッキング
量が検出される。そしてこれらのデータは、前記映像ト
ラッキング位置検出部31より前記エンベロープレベル
最大値のレベルに対して映像信号にノイズが発生するエ
ンベロープレベルの限界点を設定(実施例では60%〜
70%)し該限界点を検知する映像エンベロープ限界点
検知部32と、前記エンベロープレベル最大値の位置に
おけるトラッキング量が後述するトラッキング位置制御
部38に出力されると共に、前記映像信号のエンベロー
プレベル最大値の位置と音声信号のエンベロープレベル
最大値の位置との位置差を検出する位置差検出部33に
も出力され、該位置差検出部33と前記映像エンベロー
プ限界点検知部32による夫々のデータが、後述するト
ラッキングずれ量判別部36に入力される。
【0027】また、前記音声エンベロープ検波回路7よ
り入力される音声エンベロープ信号も前記映像エンベロ
ープ信号と同様に音声トラッキング位置検出部34に入
力され、該トラッキング位置検出部により前記音声エン
ベロープ信号の変化特性に基づいてエンベロープレベル
最大値の位置と該位置によるトラッキング量が検出され
る。そしてこれらのデータは、前記音声トラッキング位
置検出部34より前記エンベロープレベル最大値のレベ
ルに対して音声信号にノイズが発生するエンベロープレ
ベルの限界点を設定(実施例では70%〜80%)し該
限界点を検知する音声エンベロープ限界点検知部35
と、前記エンベロープレベル最大値の位置におけるトラ
ッキング量が後述するトラッキング位置制御部38にさ
れると共に、前記映像信号のエンベロープレベル最大値
の位置と音声信号のエンベロープレベル最大値の位置と
の位置差を検出する位置差検出部33にも出力され、該
位置差検出部33と前記音声エンベロープ限界点検知部
35による夫々のデータが、後述するトラッキングずれ
量判別部36に入力される。
【0028】前記トラッキングずれ量判別部36は、前
記映像信号と音声信号の各エンベロープレベル限界点と
最大値の位置差のデータを入力し、該データに基づいて
前記トラッキング量のずれが任意に設定される所定範囲
と比較判別され、該比較判別により前記トラッキング量
のずれが所定範囲内にあることを指示するずれ量小信号
と前記トラッキング量のずれが所定範囲を越えることを
指示するずれ量大信号を生成する。そして、該ずれ量大
信号はFM/ノーマル切換え制御部37とトラッキング
位置制御部38に出力され前記ずれ量小信号はトラッキ
ング位置制御部38に出力される。
【0029】前記FM/ノーマル切換え制御部37は、
前記FM音声信号処理部8より出力される判別制御信号
と前記比較判別によるずれ量大信号を入力し、該ずれ量
大信号と前記判別制御信号がノーマル音声を指示すると
きに、音声出力を傾斜トラックより再生される音声信号
から横トラックより再生される音声信号に切換える音声
出力切換え信号を生成し前記スイッチ回路20に出力さ
れる。
【0030】また、前記トラッキング位置制御部38
は、前記映像トラッキング位置検出部31と前記音声ト
ラッキング位置検出部34より各エンベロープレベル最
大値の位置における夫々のトラッキング量が入力される
と共に前記比較判別によるずれ量大信号又はずれ量小信
号が入力され、トラッキングのずれ量に基づいて前記ず
れ量小信号のときは映像信号と音声信号の各トラッキン
グ変化量に所定の係数(例えば本実施例では、映像の変
化量2に対し音声の変化量をとする重み付け)を付加し
たトラッキング位置に制御し、前記ずれ量大信号のとき
は前記映像トラッキング位置検出部31によるエンベロ
ープレベル最大値の位置のトラッキング量に基づくトラ
ッキング位置に制御されると共に前記音声トラッキング
位置検出部34及び前記トラッキング量に関するデータ
が無効にされる。
【0031】前記トラッキング位置制御部38による前
記ずれ量小信号のときのトラッキング位置制御データ、
及び、前記ずれ量小信号のときのトラッキング位置制御
データは、図示説明を省略する磁気テープのテープ走行
駆動を制御するサーボ回路にキャプスタンモータ等の制
御信号として出力される。
【0032】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、映像信号
と音声信号の各エンベロープレベル最大値の位置を夫々
検出し、前記各エンベロープレベルの夫々にノイズが発
生する限界点(例えば、映像信号に対してはエンベロー
プ最大値レベルの60〜70%、音声信号に対してはエ
ンベロープ最大値レベルの70〜80%)を設けてこれ
を検知し、前記各エンベロープレベル最大値の位置差に
おいてトラッキング量のずれを検出するように成し、前
記各エンベロープレベルの限界点に基づいて映像信号と
音声信号の各エンベロープ変化特性におけるトラッキン
グ変化量に所定の係数(重み付け)を付加すると共に、
前記各エンベロープレベル最大値の位置差に応じて前記
トラッキング量のずれが所定範囲内にあるときは音声信
号のトラッキング変化量を映像信号のトラッキング変化
量に優先してトラッキング位置を制御し、トラッキング
量のずれが所定範囲を越えるときはトラッキング位置を
映像信号のエンベロープレベル最大値の位置に制御する
と共に横トラックより再生される音声信号に切換え制御
するようにしたため、他己録再時のATR制御を映像信
号と音声信号の各エンベロープレベルに応じて実用上最
良のトラッキング位置に制御することが可能になり、前
記他己録再の他に映像信号と音声信号の夫々に最適トラ
ッキング位置のずれた磁気テープを再生したとき、その
トラッキング位置ずれによる画質低下及び音質低下を最
小限に抑えることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のオートトラッキング(ATR)制御に
よる動作原理説明図
【図2】本発明の一実施例によるATR制御装置の回路
ブロック図
【図3】図2のトラッキングマイコンの動作機能ブロッ
ク図
【図4】従来例のATR制御による動作原理説明図
【符号の説明】
6 ノーマル音声信号処理部 7 音声エンベロープ検波回路 8 FM音声信号処理部 9 映像エンベロープ検波回路 10 映像信号処理部 20 スイッチ回路30 トラッキングマイコン 31 映像トラッキング位置検出部 32 映像エンベロープ限界点検知部 33 位置差検出部 34 音声トラッキング位置検出部 35 音声エンベロープ限界点検知部 36 トラッキングずれ量判別部 37 FM/ノーマル切換え制御部 38 トラッキング位置制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 15/467

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体の横トラックより再生される音
    声信号と共に、記録媒体の傾斜トラックより再生される
    映像信号およびHiFi音声信号と、該映像信号及びH
    iFi音声信号にもとづいて最良のトラッキング位置を
    制御するオートトラッキング装置において、 映像信号およびHiFi音声信号の各エンベロープレベ
    ルのトラッキング最良位置を夫々検出する手段と、 HiFi音声信号のエンベロープレベルのトラッキング
    限界点を検出する手段と、 映像信号の最良位置とHiFi音声信号の最良位置のズ
    レ量に基づいて映像信号とHiFi音声信号の各エンベ
    ロープ特性におけるトラッキング変化量に所定の計数を
    付加する計数付加手段とを備え、 該計数付加手段で付加された計数にもとづいてトラッキ
    ング位置を制御し、HiFi音声信号のトラッキング位
    置が限界点を超える場合にはトラッキング位置を映像信
    号の最良位置に制御するとともにHiFi音声信号を無
    効にして横トラックより再生される音声信号に切り換え
    ることを特徴とするオートトラッキング装置。
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