JP2853890B2 - 自動調剤システムにおけるキャリーストッカー - Google Patents

自動調剤システムにおけるキャリーストッカー

Info

Publication number
JP2853890B2
JP2853890B2 JP19361290A JP19361290A JP2853890B2 JP 2853890 B2 JP2853890 B2 JP 2853890B2 JP 19361290 A JP19361290 A JP 19361290A JP 19361290 A JP19361290 A JP 19361290A JP 2853890 B2 JP2853890 B2 JP 2853890B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carry
carrier
receiving
stocker
shelf
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP19361290A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0480107A (ja
Inventor
一人 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP19361290A priority Critical patent/JP2853890B2/ja
Publication of JPH0480107A publication Critical patent/JPH0480107A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2853890B2 publication Critical patent/JP2853890B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)
  • Intermediate Stations On Conveyors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野: 本発明は病院等比較的規模の大きい薬局で、調剤処理
を自動的に行う自動調剤システムにおけるキヤリーのス
トッカーに関する。
発明の背景: 近時比較的規模の大きい病院の薬局では、患者に対す
る投薬が多大で、かつ多種類にわたるため、処方箋の受
付から投薬までの間の各種作業に要する経費を合理化に
よって削減する手段として、これらの作業を自動化しよ
うとする傾向にある。
しかしながら、作業の内容からして全てを自動化する
ことは困難で、当然のことながら処方箋に従い所要の薬
剤を調製する作業は人手によらねばならない。そのため
に調剤作業をシステム化するに際しては、薬剤としての
散剤と錠剤並びにカプセル入りなど、さらには水薬、貼
り薬など取扱薬剤の形態により別個に処理される方式が
多く、これらが複合して調剤する必要のあるときは、そ
れぞれが別個の部署で処方に従い調剤することになる。
したがつて、この各部署で調製された薬剤はそのまま直
接に搬送ラインに送り出すと、処方箋との照合並びに監
査作業が非常に複雑化し、システムとしての機能を損な
うことになる。これを効率よく処理するために各調剤部
署で調製された薬剤は、それぞれの部署ごとにストッカ
ーで一時的に保管されて待機させる。
これら各部署で全ての調剤が完了するまで、処方箋に
基づく投薬を受け入れるためのキヤリーを待機させて、
処方箋に従った調剤が整うとコンベアによって各調剤部
署のストッカーに順次移動して、所要の調製された薬剤
を受け取って、監査工程まで運び、監査を終えた後に投
薬・会計カウンターまで運搬する方式が考えられる。こ
の調製薬を受け入れて搬送するためのキヤリーとして
は、たとえばバーコードを付された箱体のようなものが
便利である。もちろん、そのキヤリーは1個づつ予め設
定された番号を有し、各作業箇所で識別されるようにす
る必要がある。
そこで、このようなキヤリーを多数個用意して、順次
出し入れしながら運用するためには、キヤリーを都合よ
く保管しておく装置が要求されることになる。
解決しようとする課題: このような観点から、自動調剤システムを構築するに
際して、キヤリーの保管をコンベアラインと直結し、立
体的に操作して搬入・搬出が無駄なく、据え付けスペー
スを小さくできて有効な運用ができることになると考え
られる。
本発明では、自動調剤システムの要所に設置して、操
作指令部からの指示により、キヤリーの出し入れを容易
にし、かつ保管できるようにした縦型のキヤリーストッ
カーを提供することにある。
課題を解決するための手段: 本発明による自動調剤システムにおけるキャリースト
ッカーは、 (a)縦長の箱形に形成される本体、 (b)この本体内に設けられ、所要の間隔で多段に配設
される各棚にキャリーの受け入れ・払い出しを行う受払
い駆動ユニットを有する保管棚、 (c)この保管棚の一方側にて前記本体内をガイドレー
ルに沿って昇降し、キャリーをその保管棚との間で受渡
しする移載機構を有する搬器を備える昇降装置および (d)この昇降装置の前面に配され、前記本体の外側に
上下二段に配される各コンベアラインに対してキャリー
の受け入れと排出とをそれぞれ行う受け入れ機構および
排出機構 を備え、前記昇降装置における移載機構は、キャリーの
受払い方向に正逆駆動される駆動体を備え、前記保管棚
における受払い駆動ユニットは、各棚のキャリー搭載部
の両側に設けられ、それぞれ単独で作動されるとともに
キャリーを両側から挟んで受払い方向に移動させる構成
とされ、この受払い駆動ユニットと前記移載機構の駆動
体とが連動して駆動されて前記保管棚に対するキャリー
の受け入れ・払い出しが行われるように構成される ことを特徴とするものである。
本発明における保管棚としては、各棚のキヤリー搭載
部の両側には、一方にキヤリーの受払い方向に正・逆転
駆動されるベルトが、他方に複数個所でローラが、相対
向して設けられ、これらローラとベルトとでキヤリーを
挟んで棚上に受け入れ、あるいは排出される駆動ユニッ
トを備えたものが望ましい。なお、前記キヤリーの駆動
ユニットとしてはこのほかに両側にベルトを張架して駆
動されるようにする方式、あるいは複数の駆動ローラを
両側に配設しておく方式などが採用できる。もちろん、
昇降装置からのキヤリー受け入れ側は、キヤリーの受け
入れが容易なように広げられて、キヤリーの導入が容易
なようにしておくことが望ましい。また、棚上へのキヤ
リー受払い停止位置を決めるために、センサーを付設し
ておくことが好ましい。
また、昇降装置の搬器上には保管棚との受払い方向に
正逆駆動される移載機構が付設され、この移載機構によ
って搭載した、あるいは搭載されるキヤリーを進退でき
るようにしておくことが望ましい。この移載機構として
は、エンドレスベルト、エンドレスチエーンあるいは多
数の駆動ローラなどが採用できる。
更に、本発明ストッカーの排出機構に連接してコンベ
ア上には、キヤリーが送り出される際にコンベアの走行
駆動体と接触しないで昇降搬器からコンベア上に移載さ
れる上下可動形の移載機構を設けておくことが望まし
い。
作用: 本発明ストッカーは、このような構成であるから、こ
れを自動調剤システムの所要位置に配置して、処方に基
づく調剤が各調剤部署で終わって、これらを取りまとめ
て監査に移す指令が主操作部から与えられると、待機し
ていた昇降装置の搬器が所要番号のキヤリーを保管して
いる棚位置まで上昇する。当該位置の棚上面と搬器上の
移載機構上面とが同じレベルになると、棚の駆動ユニッ
トと移載機構とが同方向に駆動されて、保管棚上から搬
器上にキヤリーが移される。搬器上のセンサーにてキヤ
リーの受け入れ完了を確認すると移載機構の駆動が停止
されて排出部まで搬器を下降させる。この間にキヤリー
が送り出された棚の駆動ユニットは停止されている。排
出位置に達した搬器上のキヤリーは、移載機構が逆作動
して、キヤリーを受け取るために待機しているコンベア
上の移載機構に移されて、コンベア上を監査部署まで搬
送される。
キヤリーがストッカー内に受け入れられる際には、排
出側コンベアの上側に位置するコンベアから本体内で待
機している搬器上に送り込まれる。このキヤリーの本体
内受け入れ部にも前記した排出部におけるコンベアライ
ン上に組み込まれたような上下可動型の移載機構を付設
して、これによりコンベアラインの駆動力と一旦絶縁し
て搬器上へキヤリーを移載するようにし、自動的に操作
できる。
なお、キヤリーを保管棚に保管させる際は、制御部か
らの指示により空き番地の棚に送り込むのであり、キヤ
リーは搬器上の移載機構により底面を支えられて横送り
され、キヤリーの側部が棚側の駆動ベルト等に接すると
当該両側部を挟持されて棚上に引き込まれて移載保管さ
れる。
発明の効果: 本発明ストッカーによれば、調剤される薬剤を受け取
るまで待機保管されるキヤリーは、保管棚と搬送ライン
との間での受払いが、1基の搬器によって受け入れ側と
払い出し側とを上下2段に分別して行われるようにし、
コンベア上と昇降装置の搬器と保管棚とがいずれも独立
した横移動する機構によって連携しながら個々に作動し
て、キヤリーを順次移動させるように構成され、複雑な
機構を要することなく狭いスペースで有効に処理するこ
とができる。
実施例: 以下本発明を一実施例について図面により説明すれ
ば、次の通りである。
第1図は本発明ストッカー10の概要を示す一部切欠き
全体斜視図であって、多段に設けられた保管棚20を一部
のみ表してある。この図において、11は所要高さに形成
した縦長の箱形をした本体で、その前下部(一応この面
を前面として説明するがこれに限定されない)を膨出さ
せて、この膨出部12の内部に、上下2段でキヤリー受け
入れ部13と排出部14とが設けられ、それぞれ調剤システ
ムを繋いでいるコンベアラインと接続されるようになつ
ている。また、本体11の内部には、奥の位置に保管棚20
が多段に設けられ、手前側に昇降装置30が設けてある。
第2図に示すのは保管棚20を構成する一つの棚21部を
表しており、この棚21は棚板22の両脇に駆動ユニット25
を保持する断面コ字形のフレーム23,23′が配され、こ
の両フレーム23,23′によって本体11内部に所要の間隔
で上下方向多段に配設されている。この棚21の側部に設
けられた駆動ユニット25は、一方のフレーム23内に駆動
モータ26′によって正・逆転駆動されるベルト26が、キ
ヤリー60受け入れ側を棚21中心線に平行するにして複数
個所に配設されたプーリーにて巻掛け張架されている。
この駆動ベルト26に対向する他方のフレーム23′内に
は、適宜間隔で縦方向に取り付けられた複数本の軸27′
に、それぞれ遊動するローラ27が設けてある。この各ロ
ーラ27と前記駆動ベルト26の駆動面側(ローラ27と対向
する側)とによって、棚21に受け入れるキヤリー60の両
外側を挟持して移動させることができないようにされて
いる。なお、棚21の棚板22面前端側はキヤリー60の受け
入れを容易にできるよう、傾斜を付してあり、また駆動
ベルト26並びに遊動するローラ27の前端側部分も外広が
りにされている。図中28は駆動モータ26′軸上のプーリ
ー26″からベルト駆動軸26a上のプーリー26bに動力を伝
達するベルトである。29はキヤリー60の受け入れを確認
するセンサー、29′はキヤリー60の払い出しを確認する
センサーである。
保管棚20を構成する上記したような駆動ユニット25を
有する棚21は、許容される範囲でキヤリー60が受け入れ
られる高さよりやや高くなる間隔で多数段設けることが
好ましい。
第3図に示すのは、昇降装置30の要部を表しており、
搬器31は本体11内に配設されたラツクギヤ33付きガイド
レール32にて案内され、かつ本体11内上部に設けられた
スプロケット34′(または滑車)に巻き掛けられて他方
にカウンターウエイト34″を吊下げられたチエーン34
(または吊下げロープ)端を繋ぎ、昇降用駆動モータ33
m(第1図参照)により前記ラツクギヤ33に噛合するピ
ニオン(図示省略)を駆動して昇降するようになされて
いる。さらに搬器31上には、キヤリー60の移載機構35と
して複数のエンドレスベルト36(表面に幅方向の突条、
あるいは多数の突起などを備えたキヤリー底面との接触
摩擦力が高いものであることが好ましい)が保管棚20に
対して進退する方向に軸36′,36″上のプーリ36a,36aに
巻き掛けられて並列配設され、そのエンドレスベルト36
は搬器搭載のモータ36mにより駆動軸36′に動力伝達さ
れて正・逆転駆動されるようになっている。なお、フレ
ーム37上にはキヤリー60の受け入れ・排出を検知するセ
ンサー37′,37′が付されている。また、搬器31の前端
または後端に、位置センサー38が配置され、これに対向
する本体11内に、保管棚20の各棚21位置を検知するセン
サーパネル39が配設されている。
前記した保管棚20の各棚21に対して、昇降装置30の搬
器31は、昇降時接触しない程度の間隙をおいて棚21に接
近した位置で昇降できるように関係付けられている。
次に第4図に示すのは本体11の膨出部12内に設けられ
たキヤリーの受け入れ部13と排出部14とに連接して配さ
れているキヤリーの受け入れ機構40と排出機構50との態
様を表している。この両機構40,50はほぼ同様の構成に
なっていて、下側がストッカー10内への受け入れ機構40
で、上側が監査部署へ繋がるコンベア70と接続される排
出機構50である。
キヤリーの受け入れ機構40は、調剤システムにおける
送り込み側のコンベア70(第5図参照)と連結されるよ
うにした複数のローラコンベア41と、そのコンベアロー
ラ42を所要の間隔で配列したローラコンベア41と、その
ローラコンベア41を支持する一対のフレーム43と、ロー
ラコンベア41の中間位置でローラコンベア41の流れ方向
に直交するように配置された2条の移載ベルト45および
その支持フレーム46、並びに支持フレーム46を介して前
記移載ベルト45を上下動させる昇降手段47とで構成され
ている。
コンベアローラ42はフレーム43に取り付くモータ44で
1本のローラ軸42′に動力が伝達され、このローラ軸4
2′から他の各ローラ軸に対して順次ベルト掛け等周知
の手段で動力が伝達されて一斉に回転するようにされて
いる。移載ベルト45は、支持フレーム46に付設されたモ
ータ45mからの動力を受けて正・逆駆動されるようにな
っている。移載ベルト45の支持フレーム46は、複数本の
支柱46′によって上下動可動に支持されて、昇降手段47
を構成するベース47′上の減速モータ47mにて上下操作
カム48(これに限定されるものではなく、例えばパンタ
グラフ式のジャッキなどを採用することができる)を駆
動して、支持フレーム46が下限位置にあるとき、移載ベ
ルト45上面がコンベアローラ42による搬送面より下がっ
た位置に保たれ、支持フレーム46が上限位置になると移
載ベルト45上面がコンベアローラ42による搬送面より上
側に位置するようにされている。49は支持フレーム46に
付設されたキヤリー60のストッパーである。
キヤリー60の排出機構50は前記した受け入れ機構40と
同様の構成であり、調剤システムにおける戻り側のコン
ベア70(第5図参照)と連結されるようにした複数のコ
ンベアローラ52を所要の間隔で配列したローラコンベア
51と、受け板52上に配設された前記ローラコンベア51を
支持する一対のフレーム53と、ローラコンベア51の中間
位置でコンベアの流れ方向に直交して配置された2条の
移載ベルト55およびその支持フレーム56と、該支持フレ
ーム56を介して移載ベルト55を上下動させる昇降手段57
とで構成されている。なお、移載ベルト55の駆動部及び
上下動操作する昇降手段57は、前記受け入れ機構40のも
のと同じであるから、その詳細な説明は省略する。
上記したように構成された本発明ストッカー10は、た
とえば第5図に示すような調剤システムの調剤部署から
離れた位置に、所要数基、コンベア70ラインに沿って設
置した調剤システムの制御部からの支持に従い、例えば
薬袋印刷部署で所要事項を記入された薬袋を受け入れた
キヤリー60が調剤を受け入れるまで、待機保管するのに
使用される。なお、コンベア70ラインは上下2段に配さ
れて、下段はキヤリー60の送り工程に、上段はキヤリー
60が各調剤部署での調製薬を受け入れて監査部へ戻る工
程に、使用されている。
ストッカー10がキヤリー60を受け入れて保管するに
は、キヤリー60が下段のコンベア70によってストッカー
10位置まで送られ、そのコンベア70に連接する受け入れ
機構40のローラコンベア41上に進入すると、予め制御部
からの指示によって、移載ベルト45の支持フレーム46に
付設されているストッパー49が搬送面より上方に突き出
しているので、このストッパー49によりキヤリー60はロ
ーラコンベア41上に受け止められる。そこで移載ベルト
45は昇降手段47の作動で上昇して、ローラコンベア41上
から移載ベルト45上に移されて持ち上げられる。次い
で、移載ベルト45が正転駆動されると、該移載ベルト45
上のキヤリー60は本体11の受け入れ部13から予め待機し
ていた昇降装置30の搬器31上に移載される。この際搬器
31上の移載機構35も正転駆動して、エンドレスベルト36
上にキヤリー60を受け取る。なお、センサー37′,37′
の作動によって、キヤリー60が搬器31上に正しく受け取
られたことを確認されると、当該移載機構35は作動停止
し、次いで制御部からの指示により搬器31が保管棚20の
所要の棚21位置まで上昇する、 昇降装置30の搬器31が昇降するには、上記したように
搬器31に搭載の昇降用駆動モータ33mによってガイドレ
ール32に付設のラツクギヤ33とピニオンとの噛合により
作動し、このガイドレール32に対向する位置でカウンタ
ーウエイト34″と繋がる吊下げチエーン34によってバラ
ンスを取って昇降する。このようにすることで狭い空間
を有利利用して小動力でキヤリー60の昇降が行える。も
ちろん、平行する2本のガイドレールによって搬器31の
昇降ガイドとすることもできる。
所要棚21位置に搬器31が達すると、位置センサー38に
よつて、当該棚21と搬器31の移載機構35上面とのレベル
合わせが行われて搬器31の上昇が停止する。次いで搬器
31上の移載機構35が正転駆動し、これに応じて棚21に付
属の駆動ユニット25も作動する。したがつて、搬器31に
搭載されたキヤリー60は、エンドレスベルト36の駆動に
よって第6図に示すように棚21側に進行し、棚21側の駆
動ユニット25の駆動ベルト26とローラ27とによってキヤ
リー60がその両側面を挟持され、駆動ベルト26の走行に
よってキヤリー60を棚板22上に所定位置まで導入する。
この際キヤリー60は駆動ベルト26によって移動力が与え
られ、対するローラ27はキヤリー60側面と駆動ベルト26
との接触力を維持して移動を容易にする働きをしてい
る。キヤリー60が棚21に確実に受け入れられたか否かは
センサー29,29′により確認され、キヤリー60の移載が
完了すると駆動ベルト26の作動並びに搬器31上のエンド
レスベルト36の作動が停止し、搬器31は待機位置まで下
降復帰する。なお、搬器31の上昇開始と同時に、受け入
れ機構40の移載ベルト45昇降手段47は下降操作され、次
のキヤリー60の受け入れ状態に戻っている。
保管棚20内に保管されているキヤリー60を調剤済みの
薬剤受取のために、ストッカー10から取り出すには、制
御部からの指示により、前記と逆の作動で、空の搬器31
が取り出し所要の棚21位置まで移動し、その後棚21の駆
動ユニット25が逆作動して、駆動ベルト26の逆転駆動で
棚21上のキヤリー60は搬器31側に送り出される。この棚
21からキヤリー60が排出されると、センサー29,29′に
よって排出が確認される。搬器31はキヤリー60が完全に
移載されると、本体11の排出部14まで下降する。当該排
出部14では対向位置の排出機構50が指令によって、移載
ベルト55をローラコンベア51の搬送面より上に上昇して
待機しており、この移載ベルト55の上面にレベルが合致
した状態で搬器31のエンドレスベルト36を排出方向に作
動させることにより、取り出されたキヤリー60は搬器31
上から排出機構50の移載ベルト55上に移される。なお、
この間ローラコンベア51には移載ベルト55の支持フレー
ム56と連動するストッパー(図示省略)が搬送面より突
き出していて、移載ベルト55が最下限まで下降しない限
りキヤリー60がローラコンベア51によりコンベア70の上
段側に送り出されない。
キヤリー60がローラコンベア51上に移載された後スト
ッパーによる移動阻止力が除かれると、戻り工程のコン
ベア70に移されて、各調剤部署の調剤受取位置に送られ
ることになる。
搬器31はキヤリー60を送り出せば、次の指示に従って
新たなキヤリー60の保管操作または取り出し操作を行う
ことになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明キヤリーストッカーの概要を示す一部切
欠き全体斜視図、第2図は保管棚を構成する一つの棚部
を表した斜視図、第3図は昇降装置の要部を示す斜視
図、第4図はストッカーのキヤリー受け入れ・排出部を
透視図的に表した斜視図、第5図はストッカーの配置の
一態様を示す図、第6図は保管棚部と搬器との間でのキ
ヤリーの移載態様を示す図である。 10……ストッカー、11……本体 12……膨出部、13……受け入れ部 14……排出部、20……保管棚 21……棚、22……棚板 23,23′……フレーム、25……駆動ユニット 26……ベルト、26′……駆動モータ 27……ローラ、29,29′……センサー 30……昇降装置、31……搬器 32……ガイドレール、33……ラツクギヤ 33m……昇降用駆動モータ 34……チエーン、34′……スプロケット 34″……カウンターウエイト 35……移載機構、36……エンドレスベルト 36m……移載機構のベルト駆動用のモータ 37……フレーム、37′……センサー 38……保管棚の位置を知る位置センサー 39……センサーパネル 40……キヤリーの受け入れ機構 41,51……ローラコンベア 42,52……コンベアローラ 43,53……フレーム、45,55……移載ベルト 46,56……支持フレーム 47,57……昇降手段、44,45m,47m……モータ 46′……支柱、47′……ベース 48……上下操作カム、49……ストッパー 50……排出機構、60……キヤリー 70……コンベア

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)縦長の箱形に形成される本体、 (b)この本体内に設けられ、所要の間隔で多段に配設
    される各棚にキャリーの受け入れ・払い出しを行う受払
    い駆動ユニットを有する保管棚、 (c)この保管棚の一方側にて前記本体内をガイドレー
    ルに沿って昇降し、キャリーをその保管棚との間で受渡
    しする移載機構を有する搬器を備える昇降装置および (d)この昇降装置の前面に配され、前記本体の外側に
    上下二段に配される各コンベアラインに対してキャリー
    の受け入れと排出とをそれぞれ行う受け入れ機構および
    排出機構 を備え、前記昇降装置における移載機構は、キャリーの
    受払い方向に正逆駆動される駆動体を備え、前記保管棚
    における受払い駆動ユニットは、各棚のキャリー搭載部
    の両側に設けられ、それぞれ単独で作動されるとともに
    キャリーを両側から挟んで受払い方向に移動させる構成
    とされ、この受払い駆動ユニットと前記移載機構の駆動
    体とが連動して駆動されて前記保管棚に対するキャリー
    の受け入れ・払い出しが行われるように構成される ことを特徴とする自動調剤システムにおけるキャリース
    トッカー。
  2. 【請求項2】前記保管棚におけるキャリーの受払い駆動
    ユニットは、一方のキャリーの受払い方向に正・逆転駆
    動されるベルトが、他方に複数個所でローラが、相対向
    して設けられ、これらローラとベルトとでキャリーを挟
    んで移動させるようにした請求項1に記載の自動調剤シ
    ステムにおけるキャリーストッカー。
  3. 【請求項3】前記保管棚におけるキャリーの受払い駆動
    ユニットは、両側にキャリーの受払い方向に移動するベ
    ルトが配設され、その一方もしくは両方のベルトが正・
    逆転駆動されるようにしてある請求項1に記載の自動調
    剤システムにおけるキャリーストッカー。
JP19361290A 1990-07-21 1990-07-21 自動調剤システムにおけるキャリーストッカー Expired - Fee Related JP2853890B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19361290A JP2853890B2 (ja) 1990-07-21 1990-07-21 自動調剤システムにおけるキャリーストッカー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19361290A JP2853890B2 (ja) 1990-07-21 1990-07-21 自動調剤システムにおけるキャリーストッカー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0480107A JPH0480107A (ja) 1992-03-13
JP2853890B2 true JP2853890B2 (ja) 1999-02-03

Family

ID=16310841

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19361290A Expired - Fee Related JP2853890B2 (ja) 1990-07-21 1990-07-21 自動調剤システムにおけるキャリーストッカー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2853890B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109607144A (zh) * 2018-12-10 2019-04-12 深圳市大满包装有限公司 一种轨道输送线及输送方法

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3299152B2 (ja) * 1997-11-11 2002-07-08 日本電気株式会社 マイクロ波試験用大電力ダミーロード形成方法および装置
JP4066278B2 (ja) * 1998-01-22 2008-03-26 株式会社トーショー 調剤監査支援システム
JP4066280B2 (ja) * 1998-02-12 2008-03-26 株式会社トーショー 散薬供給装置
TWI246501B (en) * 2003-02-03 2006-01-01 Murata Machinery Ltd Overhead traveling carriage system
CN102367094A (zh) * 2011-11-16 2012-03-07 苏州艾隆科技有限公司 快速发药***出药顶出机构
CN114620401A (zh) * 2022-02-22 2022-06-14 苏州艾隆科技股份有限公司 一种一体化智能库

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109607144A (zh) * 2018-12-10 2019-04-12 深圳市大满包装有限公司 一种轨道输送线及输送方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0480107A (ja) 1992-03-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN109733881B (zh) 一种静脉药品配置中心及其运行方法
JP2853890B2 (ja) 自動調剤システムにおけるキャリーストッカー
JP5204357B2 (ja) 自動倉庫
JPS62185646A (ja) デイスタツカ
JP5383640B2 (ja) 薬品払出装置
CN211469621U (zh) 一种智能药筐传输***
CN113213050A (zh) 一种医院大型智能化药品派发管理监督***
JP2853888B2 (ja) 調剤システムにおけるサブストッカー
JP2886635B2 (ja) 自動調剤システムにおける監査装置
CN211812118U (zh) 一种石墨物料输送装置
JPH07242143A (ja) 物品配達車両
JP2771745B2 (ja) 物品の搬送装置
JPS61257806A (ja) 自動倉庫
JP4082063B2 (ja) 物品処理設備
CN218173855U (zh) 一种配置有储料车的自动上下料设备
CN219057898U (zh) 一种缓冲式智能箱式医疗发送站
JPH04352629A (ja) 搬送ラインにおける反転移送装置
JPH0636026Y2 (ja) 刷版移送機
CN218113858U (zh) 一种自动上药式自动发药机构
JP2679284B2 (ja) 天井走行車
JP3403769B2 (ja) ガスボンベの移送装置
CN114620401A (zh) 一种一体化智能库
JPH06171702A (ja) ゴミの分別搬送装置
JP3506091B2 (ja) 物品収納装置
JP2583404Y2 (ja) 物品保管棚の入出庫口のトレー昇降装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071120

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081120

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081120

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091120

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees