JP2852861B2 - 動力伝達装置 - Google Patents

動力伝達装置

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JP2852861B2
JP2852861B2 JP486194A JP486194A JP2852861B2 JP 2852861 B2 JP2852861 B2 JP 2852861B2 JP 486194 A JP486194 A JP 486194A JP 486194 A JP486194 A JP 486194A JP 2852861 B2 JP2852861 B2 JP 2852861B2
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吉田重信
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、動力伝達装置に関し、
特に射出成形機やプレス加工機などの大出力を要する産
業用機械に動力を伝達し、その駆動を制御できるように
した動力伝達装置である。
【0002】
【従来の技術】機械装置の自動化を図る上で、電気モー
タ、油圧モータ、油圧シリンダ、エアシリンダなどのア
クチュエータが多用されている。
【0003】これらのアクチュエータは、駆動系の仕様
によって停止精度、速度精度、出力性能などが要求され
る。
【0004】例えば、射出成形機やプレス加工機などの
大出力、速応性が要求されるものには、主として、油圧
モータや油圧ポンプなどを用いた油圧サーボ系が利用さ
れている。
【0005】一方、産業用ロボットや工作機械などの停
止精度、速度精度が要求されるものにあっては、サーボ
モータやスピンドルモータなどの制御用モータを主とし
て利用している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、油圧や
空気圧を利用した駆動系では、大きな出力と良好な停止
精度を得られる反面、発生するトルクが温度条件などに
よって変化するため、安定した速度精度を確保できない
という欠点がある。
【0007】一方、サーボモータなどの制御用モータを
利用した駆動系によれば、安定した速度精度や高い応答
性が得られるものの、大きな出力を発生させることがで
きないため、中容量機などを対象に利用されているにす
ぎない。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みて成されたもの
であり、大きな出力を駆動系に伝達し、なお且つ、その
速度や停止位置などを制御し得るようにした動力伝達装
置を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、外部動力が伝
達されるフライホイールと、このフライホイールの動力
が伝達されて相互に逆向きの回転を行う並列状に配置さ
れた正転・逆転用ドラムと、この双方のドラムの外周に
装備される巻き方向が相互に逆向きのコイルと、そのコ
イルの一端が係止されるとともに正逆回転可能な制御用
モータで駆動される変速ギヤと、前記コイルの他端が係
止されるドライブホイールと、このドライブホイールに
よって駆動される出力軸とを備えた動力伝達装置を提供
することにより、上記課題を達成するものである。
【0010】また、本発明は、外部動力が伝達されるフ
ライホイールと、このフライホイールの動力がクラッチ
を介して伝達されるサンギヤを含む遊星歯車機構と、前
記フライホイールの動力が伝達されて相互に逆向きの回
転を行う並列状に配置された正転・逆転用ドラムと、こ
の双方のドラムの外周に装備される巻き方向が相互に逆
向きのコイルと、このコイルの一端が係止され且つ正逆
回転可能な制御用モータで駆動される変速ギヤと、前記
コイルの他端が係止され且つ前記遊星歯車機構のリング
ギヤに連繋されるドライブホイールと、前記遊星歯車機
構の遊星ギヤに連繋される出力軸とを備えた動力伝達装
置を提供することにより、上記課題を達成するものであ
る。
【0011】また、本発明は、入力軸の一端に回転自在
に設けられるフライホイールと、このフライホイールに
動力を伝達するモータと、そのフライホイールの動力を
前記入力軸へ伝達するクラッチと、前記入力軸の他端に
設けられるサンギヤを含む遊星歯車機構と、前記入力軸
に並列する支持軸の一端にそれぞれ回転自在に設けられ
るとともに前記フライホイールの動力が伝達されて相互
に逆向きの回転を行う並列状に配置された正転・逆転用
ドラムと、この双方のドラムに回転自在に設けられ正逆
回転可能な制御用モータで駆動される変速ギヤと、前記
支持軸の他端にそれぞれ回転自在に設けられ前記遊星歯
車機構のリングギヤに連繋されるドライブホイールと、
前記双方のドラムの外周に装備され一端が前記変速ギヤ
に他端がドライブホイールにそれぞれ係止される巻き方
向が相互に逆向きのコイルと、前記遊星歯車機構の遊星
ギヤに連繋される出力軸とを備えた動力伝達装置を提供
することにより、上記課題を達成するものである。
【0012】
【作用】本発明の請求項1に係わる動力伝達装置によれ
ば、外部動力をフライホイールに与えてやると、その動
力が正転・逆転用ドラム双方に伝達し、この双方のドラ
ムが互いに逆向きの回転をするようになる。
【0013】そこで、制御用モータを正転、即ちフライ
ホイールと同方向に回転させると、その動力がピニオン
を介して変速ギヤに伝達する。
【0014】そうすると、正転用ドラム(または逆転用
ドラム)側のコイルの一端に制御用モータの出力トルク
と、制御用モータ−変速ギヤ間の減速比を乗じた値が引
っ張り力として作用する。
【0015】即ち、その引っ張り力をF、制御用モータ
の出力トルクをT、減速比をNとすれば、次式のように
なる。
【0016】
【数1】
【0017】一方、引っ張り力Fがコイルの一端に作用
すると、ドライブホイールがその他端で引っ張られて回
転する。
【0018】なお、コイルの他端によるドライブホイー
ルの引っ張り力をF′とすれば、この引っ張り力F′は
次式のようになる。
【0019】
【数2】
【0020】ここで、符号nはコイルの巻き数、μはド
ラムとコイル間の摩擦係数、πは円周率である。
【0021】従って、ドライブホイールには極大の引っ
張り力が作用し、これによって出力軸が駆動される。
【0022】また、本発明の請求項1、2に係わる動力
伝達装置によれば、外部動力をフライホイールに与えて
やると、その動力がクラッチを介して遊星歯車機構のサ
ンギヤに伝達する。
【0023】そうすると、遊星ギヤがサンギヤの周りを
旋回し、その運動が回転盤を介して出力軸に伝達する。
【0024】一方、フライホイールの動力は同時に正転
・逆転用ドラム双方に伝達し、この双方のドラムが互い
に逆向きの回転をする。
【0025】そこで、制御用モータを正転、即ちフライ
ホイールと同方向に回転させてやると、その動力がピニ
オンを介して変速ギヤに伝達する。
【0026】そうすると、正転用ドラム(または逆転用
ドラム)側のコイルの一端に前式(数1)のような引っ
張り力が作用する。
【0027】また、引っ張り力Fがコイルの一端に作用
すると、ドライブホイールがその他端で引っ張られて回
転する。
【0028】なお、コイルの他端によるドライブホイー
ルの引っ張り力は前式(数2)に示す通りである。
【0029】従って、ドライブホイールには極大の引っ
張り力が作用し、これによってドライブホイールに噛合
するリングギヤは回転される。
【0030】斯くして、遊星歯車機構は差動装置として
働き、リングギヤがサンギヤと同方向に回転されると
き、遊星ギヤの旋回運動が増速し、出力軸もそれに同調
して増速するようになる。
【0031】また、リングギヤがサンギヤの逆方向に回
転されるとき、遊星ギヤの旋回運動は減速し、特にリン
グギヤがサンギヤより高速で逆転すると、遊星ギヤもリ
ングギヤの回転方向に旋回し、斯くして出力軸も逆転す
るようになる。
【0032】
【実施例】以下、本発明の動力伝達装置に係わる実施例
を説明すれば、図1がその第1実施例を示す正面概略図
で、図中の符号Mは制御用モータ、20は正転用ドラ
ム、20′は逆転用ドラム、24,24′は変速ギヤ、
28,28′はドライブホイール、50はフライホイー
ルである。
【0033】図示する如く、制御用モータMはタイミン
グベルトtを介してピニオン10に連繋され、そのピニ
オン10の片側には正転用ドラム20と変速ギヤ24と
ドライブホイール28が、その逆側には逆転用ドラム2
0′と変速ギヤ24′とドライブホイール28′がそれ
ぞれ並列状に配置されている。
【0034】そして、その双方の変速ギヤ24,24′
が前記ピニオン10と噛合し、また双方のドライブホイ
ール28,28′がメインギヤ29と噛合している。
【0035】なお、前記制御用モータMとしては、サー
ボモータやスピンドルモータ、好ましくは過負荷耐量お
よび瞬時最大トルクが大きく、且つ経済性のあるACサ
ーボモータを用いている。
【0036】そして、その制御用モータMの出力が減速
比が2〜5で変速ギヤ24,24′に伝達されるように
ギヤ比が構成してある。
【0037】次に、図2は図1におけるA−A線断面を
示す。
【0038】この図で明らかにしているように、ハウジ
ング40の内部には出力軸70に並列する2つの支持軸
41,41′が固設してあり、正転・逆転用ドラム2
0,20′はこの支持軸41,41′の一端にそれぞれ
ラジアル玉軸受R1,R1を介して回転自在に設けら
れ、また前記ドライブホイール28,28′はその他端
にそれぞれラジアル玉軸受R2,R2を介して回転自在
に設けられている。
【0039】また、前記変速ギヤ24,24′は、双方
のドラム20,20′にそれぞれラジアル玉軸受R3を
介して回転自在に設けられ、且つその双方24,24′
は前述の如くピニオン10に噛合している(図1参
照)。
【0040】なお、このピニオン10は、ラジアル玉軸
受R4,R4で支持された回転軸11に嵌着されてお
り、またその回転軸11の先端にはプーリ12が嵌着さ
れ、このプーリ12と、制御用モータMの駆動軸に嵌着
されたプーリ13がタイミングベルトtを介して連繋し
てある。
【0041】ところで、正転・逆転用ドラム20,2
0′にあって、その外周には変速ギヤ24,24′とド
ライブホイール28,28′の間に、巻き方向が相互に
逆向きのコイルC,C′が装備され、その一端が変速ギ
ヤ24,24′に、他端がドライブホイール28,2
8′にそれぞれ係止してある。
【0042】なお、正転・逆転用ドラム20,20′
は、浸炭焼入れ、或いは高周波焼入れを行って、その表
面を硬化してある。
【0043】一方、前記コイルC,C′は焼入れ、焼戻
しなどの熱処理を施して成る断面矩形状の巻き線で、そ
の巻き方向は、正転用ドラム20側のコイルCが左巻
き、また逆転用ドラム20′側のコイルC′が右巻きと
されている。
【0044】なお、双方のコイルC,C′は、正転用ド
ラム20側のコイルCを逆転用ドラム20′側のコイル
C′に比較して、その巻数を多くしている。
【0045】これは、出力軸70の正転時に大きな出力
を要するためであって、その正転に正転用ドラム20側
のコイルCが利用されるからに他ならない。
【0046】即ち、上記の式からも明らかなように、コ
イル巻数nを多くすれば、これに比例して伝達トルクを
大きくすることができるからである。
【0047】また、上記コイルC,C′は、ドライブホ
イール28,28′側に太く、変速ギヤ24,24′側
に細くなるように形成されている。
【0048】これは、コイルC,C′の一端、即ち変速
ギヤ24,24′側に比較して、コイルC,C′の他
端、即ちドライブホイール28,28′側に大きな力が
作用するためで、こうすることによって、コイルC,
C′の任意断面に作用する荷重が一定となるようにして
いるのである。
【0049】なお、そのコイルC,C′は、例えば素材
として円筒状の炭素鋼をNC旋盤にチャッキングして回
転し、そして所定の工具を送りピッチを順次大きく、或
いは小さくしながら送り、そうしてこの素材に螺旋状の
溝を切削し、その後中ぐりバイトなどの工具を用いてそ
の素材の中ぐりを行って前記溝を貫通させ、しかる後、
これに焼入れ、焼戻しなどの熱処理を施すことによって
製造される。
【0050】次に、この図に示されるように、ハウジン
グ40の中心部には前記出力軸70が通してあり、この
出力軸70の一端に前記フライホイール50がラジアル
玉軸受R5,R5を介して回転自在に設けられ、これが
ハウジング40内において正転用ドラム20と直接噛合
し、逆転用ドラム20′とはアイドルギヤ(図示せず)
を介して噛合している。
【0051】また、出力軸70のほぼ中央には、メイン
ギヤ29がキーなどで固定されており、これにドライブ
ホイール28,28′が噛合している。
【0052】なお、前記フライホイール50は、ハウジ
ング40に嵌着したすべり軸受S1で回転自在に支持さ
れ、後述するモータにより常時一定方向に回転される。
【0053】一方、前記出力軸70の他端には、ベベル
ギヤG,Gを介してもう一つの出力軸70′が直交して
いる。
【0054】なお、一方の出力軸70はハウジング40
に嵌着したすべり軸受S2,S2で、また他方の出力軸
70′はハウジング40に嵌着したすべり軸受S3でそ
れぞれ支持してあり、且つ双方の出力軸70,70′の
先端はハウジング40の外部に突出され、所要の装置と
連結できるようにしてある。
【0055】次に、この動力伝達装置の作動状態を説明
すれば、フライホイール50を矢印の方向へ回転させて
やると、このフライホイール50に噛合する正転・逆転
用ドラム20,20′がそれぞれ正逆に回転するように
なる。
【0056】特に、アイドルギヤを介していない正転用
ドラム20は、フライホイール50と逆向きに回転し、
アイドルギヤを介した逆転用ドラム20′はフライホイ
ール50と同方向に回転するようになる。
【0057】そこで、制御用モータMを矢印の方向へ駆
動すると、タイミングベルトt、プーリ13,12、回
転軸11、及びピニオン10を介し、変速ギヤ24,2
4′がフライホイール50と逆向きの回転を始めるよう
になる。
【0058】そうすると、一方のコイルCが正転用ドラ
ム20に巻き付いて、ドライブホイール28をフライホ
イール50と逆向きの方向へ回転させるようになるの
で、このドライブホイール28と噛合するメインギヤ2
9はフライホイール50の回転方向に回転され、斯くし
て出力軸70も同方向に回転、即ち正転する。
【0059】ところで、このとき他方のコイルC′は、
その一端が変速ギヤ24′によって押され、且つ他端が
メインギヤ29によって回転されるドライブホイール2
8′で引っ張られるようになるので、逆転用ドラム2
0′には巻き付かない。
【0060】然るに、ドライブホイール28がその慣性
力で変速ギヤ24の回転速度を上回ろうとするとき、メ
インギヤ29を介して回転される他方のドライブホイー
ル28′が変速ギヤ24′より高速で回転するようにな
るので、このときコイルC′は逆転用ドラム20′に巻
き付きドライブホイール28を制動するように作用す
る。
【0061】従って、制御用モータMで回転される変速
ギヤ24,24′に対し、ドライブホイール28,2
8′が瞬時に応答して同速回転するようになるので、出
力軸70も制御用モータMの動作量に比例した確定運動
を適宜行うのである。
【0062】故に、この動力伝達装置で駆動される駆動
系の変位量や速度などをデジタル信号として制御用モー
タMにフィードバックし、そうして制御用モータMの回
転速度を適宜変更すれば、それに出力軸70が高速応答
するようになるのである。
【0063】なお、出力軸70を逆転させる場合は、制
御用モータMを上述と逆側の方向に駆動すればよく、そ
のときコイルC,C′は前述の逆の動作を行う。
【0064】一方、出力軸70の正転時に制御用モータ
Mを停止すると、ドライブホイール28によるメインギ
ヤ29への動力伝達が断たれるようになる一方、メイン
ギヤ29の慣性力で他方のドライブホイール28′が回
転され、このドライブホイール28′によってコイル
C′の一端が引っ張られ、斯くしてコイルC′がドライ
ブホイール28′の逆側に回転する逆転用ドラム20′
に急速に巻き付くようになるので、メインギヤ29は即
時停止し、延いては出力軸70も停止する。
【0065】また、逆転中の出力軸70も然り、制御用
モータMの停止動作に応答して即時停止するようにな
る。
【0066】端的に云えば、制御用モータMをフライホ
イール50の回転方向に駆動すれば、出力軸70も同方
向に回転(正転)し、また逆方向へ駆動すれば出力軸7
0も逆転するようになり、且つ制御用モータMを停止す
ると、正転、或いは逆転している出力軸70が瞬時に停
止するようになるのである。
【0067】勿論、コイルC,C′の巻き方向を変えて
やれば、正転用ドラム20側で出力軸70の逆転が、ま
た逆転用ドラム20′側で出力軸70の正転がそれぞれ
行われるようになることは云うまでもない。
【0068】次に、本発明の第2実施例を説明すれば、
図3がその正面概略図で、図中の符号30はリングギ
ヤ、32はサンギヤ、34は遊星ギヤである。
【0069】なお、本実施例は上記第1実施例のメイン
ギヤに変えて、リングギヤ30、サンギヤ32、及び遊
星ギヤ34から成る遊星歯車機構を装備したことを特徴
としており、第1実施例と共通する部分は図示するに留
め、以下、相違する部分について詳述する。
【0070】この図に示すように、ドライブホイール2
8,28′は、リングギヤ30の外周面と噛合してお
り、且つそのリングギヤ30の内周面とサンギヤ32と
には遊星ギヤ34,・・・が噛合している。
【0071】次に、図4は図3におけるB−B線断面を
示す。
【0072】この図で明らかにしているように、ハウジ
ング40の中心部には入力軸60が通してあり、前記フ
ライホイール50はこの入力軸60の一端にラジアル玉
軸受R5,R5を介して回転自在に設けられている。
【0073】また、入力軸60の一端にはクラッチディ
スクdが固着され、且つこのクラッチディスクdを含む
クラッチ、例えば図示するブレーキ装置付き電磁クラッ
チEの本体部がフライホイール50に固設してあり、そ
の電磁クラッチEの入り切り操作でフライホイール50
の動力が前記入力軸60を介して遊星歯車機構に伝達す
るようにしてある。
【0074】この遊星歯車機構は、前述の如くリングギ
ヤ30、サンギヤ32、遊星ギヤ34,・・・から成
り、前記リングギヤ30は入力軸60の他端にラジアル
玉軸受R6,R6を介して回転自在に設けられ、またサ
ンギヤ32は入力軸60の他端に嵌着固定され、更に遊
星ギヤ34,・・・はリングギヤ30とサンギヤ32の
間に配設されてリングギヤ30とサンギヤ32とに噛合
している。
【0075】一方、前記入力軸60の軸線方向には、こ
れと同心の出力軸70が配設されているとともに、この
出力軸70にはベベルギヤG,Gを介してもう一つの出
力軸70′が直交している。
【0076】そして、入力軸60と同心である出力軸7
0の一端には回転盤80が固着され、この回転盤80に
突設されるボス81,・・・が滑り接触する状態で前記
遊星ギヤ34,・・・に嵌入してある。
【0077】なお、前記入力軸60の他端は、上記回転
盤80に嵌着されたラジアル玉軸受R7で支持されてい
る。
【0078】次に、この動力伝達装置の作動状態を説明
すれば、電磁クラッチEを入れた状態でフライホイール
50を矢印の方向へ回転させてやると、このフライホイ
ール50に噛合する正転・逆転用ドラム20,20′が
それぞれ正逆に回転するようになる一方、フライホイー
ル50の動力が入力軸60を介してサンギヤ32に伝達
する。
【0079】そこで、制御用モータMを矢印の方向へ駆
動すると、タイミングベルトt、プーリ13,12、回
転軸11、及びピニオン10を介し、変速ギヤ24,2
4′がフライホイール50と逆向きの回転を始めるよう
になる。
【0080】そうすると、一方のコイルCが正転用ドラ
ム20に巻き付いて、ドライブホイール28をフライホ
イール50と逆向きの方向へ回転させるようになるの
で、このドライブホイール28と噛合するリングギヤ3
0はフライホイール50の回転方向に回転され、斯くし
てサンギヤ32の周りを旋回する遊星ギヤ34,・・・
の旋回速度が増大するようになる。
【0081】そして、この遊星ギヤ34,・・・の旋回
運動は、回転盤80を介して出力軸70に伝達されるの
で、出力軸70は遊星ギヤ34,・・・の旋回運動に同
調して同方向に回転、即ち正転する。
【0082】ところで、このとき他方のコイルC′は、
その一端が変速ギヤ24′によって押され、且つ他端が
リングギヤ30によって回転されるドライブホイール2
8′で引っ張られるようになるので、逆転用ドラム2
0′には巻き付かない。
【0083】然るに、ドライブホイール28がその慣性
力で変速ギヤ24の回転速度を上回ろうとするとき、リ
ングギヤ30を介して回転される他方のドライブホイー
ル28′が変速ギヤ24′より高速で回転するようにな
るので、このときコイルC′は逆転用ドラム20′に巻
き付きドライブホイール28を制動するように作用す
る。
【0084】従って、制御用モータMで回転される変速
ギヤ24,24′に対し、ドライブホイール28,2
8′が瞬時に応答して同速回転するようになるので、出
力軸70も制御用モータMの動作量に比例した確定運動
を適宜行うのである。
【0085】故に、この動力伝達装置で駆動される駆動
系の変位量や速度などをデジタル信号として制御用モー
タMにフィードバックし、そうして制御用モータMの回
転速度を適宜変更すれば、それに出力軸70が高速応答
するようになるのである。
【0086】なお、リングギヤ30をサンギヤ32の回
転方向に同一速度で回転させてやれば、出力軸70は入
力軸60と同速、同方向に回転するようになるのであ
り、またサンギヤ32より低速で回転させてやれば出力
軸70が入力軸60に対して減速し、逆にサンギヤ32
より高速で回転させてやれば出力軸70が入力軸60に
対して増速するのである。
【0087】一方、リングギヤ30をサンギヤ32の逆
向きに回転させてやると、出力軸70の回転速度は入力
軸60に対して更に減速し、特にリングギヤ30の負の
回転速度がサンギヤ32の正の回転速度に一致すると、
遊星ギヤ34,・・・の旋回運動は静止し、斯くして出
力軸70は停止する。
【0088】また、リングギヤ30の負の回転速度がサ
ンギヤ32の正の回転速度を上回ると、遊星ギヤ34,
・・・は逆向き、即ちフライホイール50や入力軸60
の回転方向の逆向きに旋回運動を始め、斯くして出力軸
70が逆転するようになる。
【0089】然るに、リングギヤ30をサンギヤ32の
逆向きに、且つサンギヤ32以上の速度で回転させてや
ることで出力軸70を逆転させることは消費電力の浪費
であり、且つ出力軸70の応答性も悪化するので、実用
における出力軸70の逆転制御は電磁クラッチEを切っ
た状態で行う。
【0090】即ち、電磁クラッチEを切った状態でフラ
イホイール50を矢印の方向へ回転させてやると、その
動力がフライホイール50に噛合する正転・逆転用ドラ
ム20,20′にのみ伝達するようになる。
【0091】そこで、制御用モータMを矢印の逆方向へ
駆動すると、タイミングベルトt、プーリ12、回転軸
11、及びピニオン10を介し、変速ギヤ24,24′
がフライホイール50と同方向の回転を始めるようにな
る。
【0092】そうすると、一方のコイルC′が逆転用ド
ラム20′に巻き付いて、ドライブホイール28′をフ
ライホイール50と同方向へ回転させるようになるの
で、このドライブホイール28′と噛合するリングギヤ
30はフライホイール50の回転方向と逆の方向に回転
されるようになる。
【0093】そして、このときサンギヤ32は停止状態
にあるので、遊星ギヤ34,・・・は即時リングギヤ3
0に連動し、リングギヤ30の回転方向に旋回を始め
る。
【0094】従って、出力軸70は遊星ギヤ34,・・
・の旋回運動に同調して同方向、即ち逆転するようにな
るのである。
【0095】なお、出力軸70の逆転時に制御用モータ
Mを停止すると、ドライブホイール28′によるリング
ギヤ30への動力伝達が断たれるようになる一方、リン
グギヤ30の慣性力で他方のドライブホイール28が回
転され、このドライブホイール28によってコイルCの
一端が引っ張られ、斯くしてコイルCがドライブホイー
ル28の逆側に回転する正転用ドラム20に急速に巻き
付くようになるので、リングギヤ30は停止し、延いて
は出力軸70も停止する。
【0096】他方、出力軸70の正転時における停止制
御は、電磁クラッチEを先ず切って、その後、制御用モ
ータMを停止するのである。
【0097】そうすると、ドライブホイール28による
リングギヤ30への動力伝達が断たれるようになる一
方、リングギヤ30の慣性力で他方のドライブホイール
28′が回転され、このドライブホイール28′によっ
てコイルC′の一端が引っ張られ、斯くしてコイルC′
がドライブホイール28′の逆側に回転する逆転用ドラ
ム20′に急速に巻き付くようになるので、リングギヤ
30は停止し、延いては出力軸70も停止するのであ
る。
【0098】次に、本発明の第3実施例を説明すれば、
図5がその正面概略図で、図中の符号10′はピニオン
である。
【0099】本実施例は第2実施例の動力伝達装置を発
展させたもので、正転・逆転用ドラムを複数、例えば2
つずつ装備したこと特徴としている。
【0100】図中、符号20,20が正転用ドラムで、
また20′,20′が逆転用ドラムである。
【0101】図示するように、正転用ドラム20,20
はピニオン10′を基準に対向しており、他方の逆転用
ドラム20′,20′もまたピニオン10′を基準に対
向している。
【0102】勿論、正転用ドラム20,20には、それ
ぞれ変速ギヤ24,24が設けられており、且つそれに
対峙してそれぞれドライブホイール28,28が設けら
れている。
【0103】また、逆転用ドラム20′,20′にもそ
れぞれ変速ギヤ24′,24′が設けられており、且つ
それに対峙してそれぞれドライブホイール28′,2
8′が設けられている。
【0104】そして、各変速ギヤ24,24,24′,
24′にはピニオン10′が噛合している。
【0105】図6に示すように、そのピニオン10′は
入力軸60にラジアル玉軸受R8,R8を介して回転自
在に設けられている。
【0106】また、このピニオン10′は片側が歯車部
r、他方がプーリ部r′とされていて、その歯車部rに
前述の如く変速ギヤ24,24,24′,24′が噛合
し、プーリ部r′が制御用モータMとタイミングベルト
tで連繋されている。
【0107】このように、本実施例では複数の正転用ド
ラム20,20、及び逆転用ドラム20′,20′を備
えているので、各ドラム20,20′に対する動力伝達
容量を少なくすることができる。
【0108】従って、循環するオイルの発熱が抑えられ
るようになるので、コイルC,C′によるドライブホイ
ール28,28′の引っ張り力が安定し、延いては出力
軸70の速度精度が一層向上するようになる。
【0109】なお、ピニオン10′と制御用モータMの
連繋手段として、歯車を用いることもできる。
【0110】また、本実施例は、第1実施例の動力伝達
装置と併用することも当然可能である。
【0111】次に、図7には本発明の動力伝達装置の使
用状態を示し、図中の符号mはモータである。
【0112】この図で明らかなように、フライホイール
50には外部動力、例えば図示するモータmの動力がタ
イミングベルトt′を介して伝達される。
【0113】また、図中の符号Pは、この動力伝達装置
で駆動させる産業用機械としてのスクリュープレスであ
り、このスクリュープレスPのラムRを上下動させるた
めのスクリューScに嵌着したギヤGbに、本願動力伝
達装置の出力軸70′に嵌着したギヤGaを噛合してい
る。
【0114】こうして、スクリュープレスPは本願動力
伝達装置で駆動されるのであり、例えばラムRの変位量
や昇降速度を制御用モータMにフィードバックすること
で、ラムRの駆動制御が成される。
【0115】
【発明の効果】(1)本発明の動力伝達装置は、フライ
ホイールにより回転される正転・逆転用ドラムの回転運
動をコイルの巻き付き効果を利用してドライブホイール
に伝達し、このドライブホイールで出力軸を駆動させる
ようにしてあるので、フライホイールに蓄えられた大き
な回転エネルギーを出力軸に効率的に伝達することがで
きるという優れた効果を奏する。
【0116】(2)また、一方のコイルがドラムに巻き
付いてドライブホイールを回転させるとき、そのドライ
ブホイールが制御用モータの動作量を上回ろうとする
と、他方のコイルが逆側のドラムに巻き付いて、そのド
ライブホイールの運動を制動するようになるので、出力
軸は制御用モータの動作量に比例した確定運動を行って
非常に高い速度精度を示すという優れた効果を奏する。
【0117】(3)また、制御用モータを停止すれば、
一方のコイルが正転或いは逆転用ドラムに急速に巻き付
き、ドライブホイールを停止させるので、出力軸は非常
に高い停止精度を示すという優れた効果を奏する。
【0118】(4)更に、本発明の動力伝達装置は、上
述のように非常に大きな出力と、高い速度精度、停止精
度を得られるので、200〜500kwの出力を要する
産業用機械の駆動を充分に制御し得るという優れた効果
を奏する。
【0119】(5)特に、出力軸が示す高速応答性、速
度性能により、産業用機械の機能、特に成形性向上、及
び騒音や振動の軽減が図れるという優れた効果を奏す
る。
【0120】(6)また、正転・逆転用ドラムは並列状
に配置されるので、装置の小型化が図れるという優れた
効果を奏する。
【0121】(7)また、特に本発明の請求項2、3に
係わる動力伝達装置によれば、フライホイールに蓄えら
れた大きな回転エネルギーをクラッチを介してサンギヤ
に伝達し、同時にフライホイールにより回転される正転
・逆転用ドラムの回転運動をコイルの巻き付き効果を利
用してドライブホイールに伝達し、このドライブホイー
ルにより回転されるリングギヤと前記サンギヤとで遊星
ギヤを旋回させ、そうしてその遊星ギヤを介して出力軸
にフライホイールの動力を伝達するようにしたことによ
り、コイルに対する動力伝達容量を少なくできるので、
オイルの発熱などによるコイルとドラム間の摩擦抵抗の
変動が減り、格別の速度精度が得られるようになるとい
う優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す正面概略図
【図2】図1におけるA−A線断面図
【図3】本発明の第2実施例を示す正面概略図
【図4】図3におけるB−B線断面図
【図5】本発明の第3実施例を示す正面概略図
【図6】図5に示すX−X線断面における要部拡大図
【図7】本発明の動力伝達装置の使用状態を示す側面図
【符号の説明】
C,C′ コイル E 電磁クラッチ M 制御用モータ G,G ベベルギヤ m モータ 20 正転用ドラム 20′逆転用ドラム 24,24′ 変速ギヤ 28,28′ ドライブホイール 29 メインギヤ 30 リングギヤ 32 サンギヤ 34 遊星ギヤ 41,41′ 支持軸 50 フライホイール 60 入力軸 70,70′ 出力軸

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部動力が伝達されるフライホイール
    と、このフライホイールの動力が伝達されて相互に逆向
    きの回転を行う並列状に配置された正転・逆転用ドラム
    と、この双方のドラムの外周に装備される巻き方向が相
    互に逆向きのコイルと、そのコイルの一端が係止される
    とともに正逆回転可能な制御用モータで駆動される変速
    ギヤと、前記コイルの他端が係止されるドライブホイー
    ルと、このドライブホイールによって駆動される出力軸
    とを備えた動力伝達装置。
  2. 【請求項2】 外部動力が伝達されるフライホイール
    と、このフライホイールの動力がクラッチを介して伝達
    されるサンギヤを含む遊星歯車機構と、前記フライホイ
    ールの動力が伝達されて相互に逆向きの回転を行う並列
    状に配置された正転・逆転用ドラムと、この双方のドラ
    ムの外周に装備される巻き方向が相互に逆向きのコイル
    と、このコイルの一端が係止され且つ正逆回転可能な制
    御用モータで駆動される変速ギヤと、前記コイルの他端
    が係止され且つ前記遊星歯車機構のリングギヤに連繋さ
    れるドライブホイールと、前記遊星歯車機構の遊星ギヤ
    に連繋される出力軸とを備えた動力伝達装置。
  3. 【請求項3】 入力軸の一端に回転自在に設けられるフ
    ライホイールと、このフライホイールに動力を伝達する
    モータと、そのフライホイールの動力を前記入力軸へ伝
    達するクラッチと、前記入力軸の他端に設けられるサン
    ギヤを含む遊星歯車機構と、前記入力軸に並列する支持
    軸の一端にそれぞれ回転自在に設けられるとともに前記
    フライホイールの動力が伝達されて相互に逆向きの回転
    を行う並列状に配置された正転・逆転用ドラムと、この
    双方のドラムに回転自在に設けられ正逆回転可能な制御
    用モータで駆動される変速ギヤと、前記支持軸の他端に
    それぞれ回転自在に設けられ前記遊星歯車機構のリング
    ギヤに連繋されるドライブホイールと、前記双方のドラ
    ムの外周に装備され一端が前記変速ギヤに他端がドライ
    ブホイールにそれぞれ係止される巻き方向が相互に逆向
    きのコイルと、前記遊星歯車機構の遊星ギヤに連繋され
    る出力軸とを備えた動力伝達装置。
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