JP2851064B2

JP2851064B2 - 紙巻たばこ検査装置

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Publication number: JP2851064B2
Application number: JP1192811A
Authority: JP
Inventors: ネリアルマンド
Original assignee: JII DEII SpA
Current assignee: JII DEII SpA
Priority date: 1988-07-28
Filing date: 1989-07-27
Publication date: 1999-01-27
Anticipated expiration: 2014-01-27
Also published as: FR2634628B1; FR2634628A1; GB2221139A; GB8916754D0; US5209249A; BR8903715A; IT1225028B; JPH02174664A; GB2221139B; DE3925073A1; IT8803554A0

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は紙巻たばこ検査装置に関し、殊にフイルタ組
付機械の出口部に配置するのに適した紙巻たばこ検査装
置に関する。

〔従来の技術〕

フイルタ組付機械から送られて来た紙巻たばこは通常
包装機械に向けてコンベァベルト上に供給され、該コン
ベァベルト上で紙巻たばこは走行方向に対して横方向に
略一様な層状に積重ねられる。

フイルタ組付機械の出口部で紙巻たばこは一連の検査
を受けて長さ、直径、通気性、重量、かたさ等の所定の
寸法的及び物理的特性が決定される。もしこの検査の決
果、所定の参考データに合致しないと操作員の判断によ
って、例えば切断機及びフイルタ組付機械、印刷手段、
フイルタ製造機械による通気孔あけ等を調節する。検査
装置によって供給されるデータの正しい判断は、勿論検
査時に発見した欠陥を正しく判断することによって得ら
れる。一本棒状体、殊に日本棒状体の紙巻たばこ製造機
械によって製造された紙巻たばこの検査データの判断に
関する問題事項は、イタリ特許出願第3386A/88号明細書
（本出願人により1988年５月21日出願）に開示された紙
巻たばこ見本抜取検査ユニットによって解決される。こ
の抜取検査ユニットはフイルタ組付機械上の所定の位置
から紙巻たばこを選択的に引取るもので、見本となる紙
巻たばこの出所及びフイルタ組付機械と紙巻たばこ検査
装置の入口部間において該見本の紙巻たばこが占める位
置は判明している。

従来の紙巻たばこ検査装置は上下に配列した一連のユ
ニットを備える。上記検査装置内において夫々の見本の
紙巻たばこは一つのユニットから他のユニットに向けて
下方に送られる。上記の夫々のユニットで所定の特性を
検査する。

〔発明が解決しようとする課題〕

従ってこの装置によって夫々の紙巻たばこを検査する
ために要する時間は各ユニットの全作動時間に等しくか
なり長時間を要する。またこの装置には他に関係なしに
所定の特性を繰返し検査するユニットが設けられていな
い。さらに問題なのは、該装置がもしがんじょうな検査
ユニットを備えていると紙巻たばこが検査によって破壊
され結果的に除去せねばならない。

本発明の目的は上記の欠点を除去するように構成され
かつ自動的にまた選択的に制御できる紙巻たばこ検査装
置を提供することである。

〔課題を解決するための手段〕

上記の目的を達成する本発明の紙巻たばこ検査装置
は、後続の作動機械に送るべく第１のコンベァ手段に紙
巻たばこを搬送する第１の搬送手段から該紙巻たばこを
選択的に引取る手段と、上記の選択された紙巻たばこを
複数の検出器に搬送する第２のコンベァ手段とを備え、
上記検出器は上記第２のコンベァ手段に対面した独立し
た入口部を備える。

添付図面を参照した限定されることのない二つの実施
例について本発明を説明する。

〔実施例〕

第１図の符号101は本発明の紙巻たばこ検査装置を示
す。この検査装置101は公知のフイルタ組付機械102の出
口部とそれに追従した包装機械103の入口部との間にお
いて搬送方向に直角に配設されている。第２図に示すよ
うに、フイルタ組付機械102には、２本の紙巻たばこ棒
状体の製造ライン（夫々紙巻たばこ棒状体5,6を製造す
る二つの平行な製造ライン3,4を有する紙巻たばこ製造
機械２を備える）から紙巻たばこ棒状体が供給される。
従ってフイルタ組付機械102には、フイルタ付紙巻たば
こを製造するために標準長さの２倍の長さの紙巻たばこ
部分8,9が供給される。上記のフイルタ組付機械102内で
紙巻たばこ部分８は公知の方法で半分体10,11に切断さ
れ、紙巻たばこ部分９は半分体12,13に切断される。夫
々の二つの紙巻たばこ部分8,9の上記の二つの半分体は
間に空間を画定するように引離され、該空間に２本分の
フイルタを収容する。この２本分のフイルタを帯片で上
記の二つの半分体に接続した後半分に切ってローラ104
（第１図）に送る完成した１本の紙巻たばこ16を作る。
このフイルタ組付機械102は供給ローラ14を有する出口
部を備え、該供給ローラ14はローラ104に接触する供給
ローラ17から等間隔の周縁の複数の受座15内に紙巻たば
こ16を連続的に受取るように形成されている。供給ロー
ラ14に載せられた紙巻たばこ16は公知の手段で供給ユニ
ット18に送られ、さらに該供給ユニット18からコンベァ
ベルト135に送られる。紙巻たばこ16はこのコンベァベ
ルト135上に該コンベァベルトの走行方向に対して直角
方向に配列され、略一定厚さの層136に積重ねられる。
この紙巻たばこ層は包装機械103に向けて送られる。第
１において、部分8,9の半分体10,11,12,13から作られた
紙巻たばこに夫々16A,16B,16C,16Dと符号を付ける。紙
巻たばこ16を常時上記の型式に配列するために、受座15
及びローラ17よりも上流のフイルタ組付機械102のすべ
てのローラの受座（図示せず）は４の倍数に形成されて
いて、夫々の受座15に常に同一型式の紙巻たばこが割当
てられるようになっている。

供給ローラ14は、該供給ローラ14に接触しかつその軸
線の周りに同一速度で回転する引取ローラ20を備えた引
取ユニット19に割当でられている。引取ローラ20は周縁
に複数の軸線方向の溝を備え、そのうちの四個の溝は引
取ローラ20の周りに適当な間隔を有して夫々の紙巻たば
こ16A,16B,16C,16Dを引取る受座21A,21B,21C,21Dを構成
する。又他の溝は供給ローラ14と引取ローラ20間で紙巻
たばこ16を安全に通過させるカウンター受座（Counter
seat）を構成する。又隣接した各対の受座21A,21B,21C,
21D間のカウンター受座の数は、夫々の上記受座21A,21
B,21C,21Dが常に同一型の紙たばこ16A,16B,16C,16Dと係
合するように設定されている。

第３図に示すように供給ローラ14は、受座15を有する
と共に二つの静止状の分配器25,26を支持した中央軸24
によって反時計方向に回転され、第１の分配器25は第２
の分配器26の内側に配設されて吸引装置（図示せず）を
有する中央通路27を介して互に連通している。分配器25
は二つの半径方向貫通溝孔28,29を有し、一方では中央
通路27に連通し、他方では分配器26の二つの半径方向の
通路30,31に夫々連通し、次いで分配器26の外縁と外部
回転リング23の内縁間に画定された外部室32,33に夫々
連通する。外部室32,33はリング23を通して形成されか
つ仕切35によって区切られた半径方向の経路34を介して
受座15と連通している。この外部室32,33の外縁に亘っ
てリング23の内面が略接触状に摺動する。仕切35は供給
ローラ14と引取ローラ20間の接触点に位置していて、受
座15が供給ローラ14と引取ローラ20間の接触点を通過時
に各受座15と中央通路27間の連通を連続的に遮断する。

仕切35に類似の別の仕切36によって外部室32を別の外
部室37から区切っている。この外部室37は中央通路27か
ら完全に孤立していて経路34内の真空を除去できるよう
に供給ローラ14と供給ユニット18との接合点に配設され
ている。

第３図に示すように引取ローラ20は、受座21A,21B,21
C,21Dとカウンター受座22とを有する外部回転リング38
を備え、二つの静止状の円筒状分配器40,41を支持した
中央軸39によって時計方向に回転する。そのうち第１の
分配器40は第２の分配器41の内側に配設され、吸引装置
（図示せず）を有する中央通路42を介して互に連通され
ている。分配器40は一方において中央通路42に連通する
半径方向の溝孔43と他方において半径方向の通路45と連
通し、次いで分配器41の外縁とリング38の内縁間に画定
された外部室47に連通する。この外部室47はリング38を
通して形成された半径方向の通路49を備えた吸引装置を
介して受座21A,21B,21C,21Dと連通し、該外部室47の一
側は部分50によって画定されている。この部分の外縁に
亘ってリング38の内面が略接触状に摺動する。この部分
50が引取ローラ20と搬送ローラ51との接触点に位置して
いることは供給ローラ14の場合と類似している。この部
分50の機能は、各受部21A,21B,21C,21Dが引取ローラ20
と搬送ローラ51間の接触点を通過時に各受座21A,21B,21
C,21Dと中央通路42間の連通を連続的に遮断することで
ある。

外部室47の他方側の仕切55は別の外部室56から外部室
を区切るものである。外部室56は中央通路42から完全に
孤立しかつ引取ローラ20と供給ローラ14との接触点に配
置されている。分配器41を通して形成された軸線方向の
導管57と、後に詳述するように選択的引取のための電磁
弁58とを介して外部室56は吸引装置につながった吸引導
管59に連通する。

第１図に示すように、引取ローラ20上の受座21A,21B,
21C,21Dは、リング38と一体状に形成されかつ円形経路
に沿って該リングと共に移動する誘導センサー60A,60B,
60C,60Dに夫々割当てられている。上記の円形経路の一
部分は供給ローラ14と引取ローラ20との接触点におい
て、例えば金属要素からなる静止状ブロック61を備えた
信号発信手段によって制御される。

搬送ローラ51は周縁に紙巻たばこ16の受座115を有す
る外部回転リング123を備え、静止状の二つの円筒状分
配器125,126を支持する中央軸124によって反時計方向に
回転する。第１の分配器125は第２の分配器126の内側に
配設され、中央通路127を介して図示せぬ吸引装置に連
通する。第１の分配器125は一方側において中央通路127
に連通し、他方側において夫々の半径方向の通路145に
連通する半径方向の溝孔143を備える。上記の溝孔143は
第２の分配器126の外縁とリング123の内縁間に画定され
た外部室147に連通する。外部室147はリング123を通し
て形成した半径方向の通路149からなる吸引手段を介し
て受座115と連通する。該外部室147の一側は部分150に
よって画定され、この部分150の外縁上をリング123の内
面が略接触状に摺動する。上記の部分150は回転方向に
関して搬送ローラ51と引取ローラ20との接触点のすぐ上
流の位置にありかつ引取ローラ20の部分50も上記の接触
点の位置にあるので、引取ローラ20から搬送ローラ51へ
の吸引によって紙巻たばこ16は自動的に受渡される。こ
の外部室147の他の側は搬送ローラ51とコンベァ装置211
との接触点に位置した同様の部分151によって画定され
ている。上記部分151の機能は、受座115が搬送ローラ51
とコンベァ装置211との接触点を通過時に、各受座115と
中央通路127間の連通を連続的に遮断して紙巻たばこ16
を移し控えることである。このコンベァ装置211はコン
ベァベルト212を備え、該コンベァベルトの表面に紙巻
たばこ16を収容する横方向の受座216が設けられてい
る。コンベァベルト212は二つのローラ213（その一つは
駆動力を有する）間に張設され、支持体214上を走行す
る。該支持体内には長手方向に吸引ダクト215が形成さ
れ、紙巻たばこ16を収容した受座216はコンベァベルト2
12を通して形成された中央の直角方向の通路217からな
る吸引手段を介して上記の吸引ダクト215に連通する。

第１図に示すように、上部コンベァベルト211と下部
コンベァベルト135との間に個々の紙巻たばこ16の物理
的及び形状的特性（重量、直径、通気性、かたさ等）の
検査をするように構成された垂直にかつ平行に並べた三
つの公知の検出器230,231,232が設けられている。上記
の検出器230,231,232はコンベァベルト212の進行経路の
直下に配置された夫々の上部入口と、コンベァベルト13
5上の紙巻たばこ16の層136の上方に配置された夫々の下
部出口とを備える。各検出器230,231,232の下部出口に
は夫々の検査サイクルの終りにおいて紙巻たばこ16の通
過を検出するように構成された光電管等のセンサ233,23
4,235を夫々備える。検出器230,231,232の入口において
コンベァ装置211の下部走行部上には、コンベァベルト2
12から紙巻たばこ16を選択的にもぎ取る抜取装置219,22
0,221が夫々設けられている。第４図及び第５図に示す
ように上記の抜取装置219,220,211は圧縮空気源に接続
されかつ支持体214に形成された垂直の二つの通路240に
連通する電気弁を備える。上記の通路240はコンベァベ
ルト212の前進時に、中央通路217の各側においてコンベ
ァベルト212に形成された垂直孔242と整合して紙巻たば
こ16を収容した受座216に常時対応するように構成され
ている。

検査装置101は中央処理ユニット251（第６図）を備え
た電気的制御装置250によって制御される。誘導センサ
ー60A,60B,60C,60Dが静止状ブロック61を通過時に、上
記の制御装置250は夫々のセンサから出力情報信号を受
け、紙巻たばこ16を供給ローラ14から選択的に引取る作
動モード（後で詳述する）に応じて電気弁装置58の制御
入力を作る。上記の静止状ブロック61は選択的引取制御
回路62に組込まれている。

また電気的制御系250は、検出器230,231,232に紙巻た
ばこ16を選択的に供給するように抜取装置（電気弁装
置）219,220,221を制御し、検査ユニット（センサー）2
33,234,235から情報信号を受けて、検出器230,231,232
及び紙巻たばこ供給ユニット、殊に供給ローラ14、引取
ローラ20、搬送ローラ51を作動させる制御手段249の制
御・情報信号に変えて電気的制御装置250で機械制御系
を制御する。

電気的制御装置250をコンピュータ290に接続して紙巻
たばこ製造ライン全体を制御することができる。

本発明の検査装置の作動を第７図の中央処理ユニット
251の作動ブロック図について説明する。

実際の使用に当って、供給ローラ14によって紙巻たば
こ16は連続的に供給ユニット18に向けて送られるが、通
常は制御装置250によって引取制御回路62が活性化され
ない限りは紙巻たばこは供給ユニット18に積み込まれな
い。紙巻たばこ16が引取ローラ20によって引取られるよ
うに仕切35を通過する時に夫々の受座15に作用する吸引
力は予め略ゼロに減じられている。この引取は受座15の
一つが受座21A,21B,21C,21Dのうちの一つと一致した時
にのみ可能である。

第７図を参照すると、処理ユニット251の第１段階は
ブロック260で、このブロックによって検査順序を検出
して検査順序とシーケンス中に行なうべき夫々の紙巻た
ばこの検査形式を記憶し、例えば操作員によって設定さ
れる。設定された検査順序は、16A,16B,16C,16Dのどの
紙巻たばこを検査するのが、第２図の半分体10,11,12,1
3のどのものを検査するのが、半分体10と11或いは12と1
3との組合わせを検査するのか、或いは四つの半分体10,
11,12,13の全部を検査するのかを決める。供給ローラ14
と引取ローラ20が回転するにつれて、引取制御回路62に
よって制御装置250には、ローラ14と20の接触点を通っ
て延びる円弧上を夫々の受座21A,21B,21C,21Dが走行中
にセンサー60A,60B,60C,60Dから発生した一連の信号が
送られる。第７図において、ブロック260はブロック261
に進み、該ブロック261によってセンサー60A,60B,60C,6
0Dから信号を受けているかどうかを決定する。負の応答
の場合にはブロック261は待機サイクルにスイッチバッ
クされる。又正の応答の場合にはブロック262に進み、
該ブロック262によってセンサーから入力した信号が検
査すべき紙巻たばこ型式16A,16B,16C,16Dに割当てられ
たものであるかどうかを決定する。正の応答の場合には
ブロック262はブロック263に進み、該ブロック263によ
って上記の紙巻たばこ型式を第１のユニット230（設定
Ａ＝１）で検査すべきかどうかを決定する。正の応答の
場合にはブロック263はブロック264に進み、このブロッ
ク264によってこの第１のユニット230がフリーであるか
どうか、即ちこの第１のユニット230が見本の紙巻たば
こを今迄に検査していないかどうかを決定する。このこ
とは例えば、上記第１のユニット230の係合の有無を示
すデジタル信号ALの状態をしらべることによって決定さ
れる。負の応答の場合（第１のユニット230がフリーでA
L＝１）にはブロック264はブロック265に進み、負の応
答の場合にはブロック264はブロック266に進む。

第８図に示すように、ブロック265は下記のものを含
む。

・第１のユニット230の係合を示す上記ディジタル信
号に対してAL＝０にするブロック270、・電気弁58の可能信号を決定するブロック271、・第１のユニット230の電気弁219に所定の機械サイク
ル数に等しい遅延を与えて、電気弁58が作用した時に起
動させるブロック272、機械の１サイクルは機械軸（駆動軸）の所定の角度的
行程に等しいことが知られており、該機械軸に引取ロー
ラ20、搬送ローラ51、コンベァベルト212のローラ213が
接続されている。

上記の電気弁58はセットされた順序で引取ローラ20
（第３図）上に向っての紙巻たばこ16の搬送を制御す
る。従って上述したローラ20と51及びコンベァベルト21
2の吸引装置によって、即ち一つの受座から吸引を遮断
し、接触点上に一致した受座に吸引を作用させることに
よって、紙巻たばこ16は中央通路217内から電気弁219に
至る真空によってローラ20からローラ51に従って該ロー
ラ51によって供給されるコンベァベルト212に自動的に
供給される。ローラ20,51及びコンベァベルト212のロー
ラ213を活性化する手段が上記の駆動軸に接続している
ので、電気弁219に到達するまでの機械のサイクル数が
判明している。従ってそのようなサイクル数（ブロック
272で数えられる）に到達すると、電気弁219を制御装置
250によって活性化して、通路240を介し圧縮空気を受座
216の垂直孔242に送り、このようにして紙巻たばこ16を
受座216から解放して検出器230の中に落す。上記によっ
て紙巻たばこ16の特殊な検査及び検査の結果によって紙
巻たばこを廃棄したり或いは出口からベルトコンベァ13
5上の層136上に供給して次の包装機械103に送ることが
できる。紙巻たばこ16が検出器230の出口から落下する
際にセンサ233で検出し、制御装置250のディジタル信号
を１にセットして第１のユニット230が再びフリーとな
ったことを示す。紙巻たばこ16を廃棄した場合も同様に
表示する。

ブロック266（第７図）はローラ14と20との接触点に
ある紙巻たばこの型式が第２のユニット231（設定Ｂ＝
１）で検査すべきかどうかを決定する。正の応答があっ
た場合にはブロック266はブロック275に進み、該ブロッ
ク275によって該第２のユニット231の係合を示すディジ
タル信号BLの状態をしらべることによって第２のユニッ
ト231がフリーであるかどうかを決定する。正の応答
（第２のユニットがフリーでBL＝１）があった場合には
ブロック275はブロック265と類似のブロック265′に進
む。負の応答があった場合にはブロック275はブロック2
76に進む。

ブロック265′は下記を含む。

・第２のユニット231の係合を示す上記のディジタル
信号に対してBL＝０にするブロック、・電気弁58の可能信号を決定するブロック、・第２のユニット231の電気弁220に所定の機械サイク
ル数（このサイクル数はブロック272のサイクル数と異
なる）に等しい遅延を与えて電気弁58が作用した時に起
動させるブロック。

ブロック276ばローラ14とローラ20との接触点にある
紙巻たばこの型式が第３のユニット232（セッチングＣ
＝１）で検査すべきものかどうかを決定する。正の応答
があった場合にはブロック276はブロック277に進み、該
ブロック277によって第３のユニット232の係合を示すデ
ィジタル信号CLの状態をしらべることによって該第３の
ユニット232がフリーであるかどうかを決定する。正の
応答（第３のユニットがフリー、CL＝１）があった場合
にはブロック277はブロック265と類似のブロック265″
に進む。負の応答があった場合にはブロック277はブロ
ック276と同様にブロック280に進む。

ブロック265″は下記を含む。

・第３のユニット232の係合を示す上記ディジタル信
号に対してCL＝０にするブロック、・電気弁58の可能信号を決定するブロック、・第３のユニット232の電気弁221に所定の機械サイク
ル数に等しい遅延を与えて電気弁58が作用した時に起動
させるブロック。

位相の変換及び中央処理ユニット250からの指令、セ
ンサ234,235或いはユニット231,232からの信号BL,CLの
定義に関してユニット231,232は上述したユニット230と
同様である。

遅延計数が電気弁219,220又は221、ブロック256,26
5′,265″を作動し始めると（負の応答時のブロック262
と同様に）すべてがブロック280に進む。該ブロック280
は設定された検査すべき紙巻たばこ16の型式に何かの変
化があるかどうかを決定する。正の応答があった場合に
はブロック280はブロック260に進んで新しい設定を監視
する。又負の応答があった場合にはブロック280はブロ
ック261に進んでセンサー60A,60B,60C又は60Dから入っ
て来る信号を検出して上述のサイクルを繰り返す。

従って制御装置250及び中央処理ユニット251を介して
本発明の検査装置は下記のことを自動的に行なう。

・ローラ14と20間の接触点（即ち検査のための選択的
引取に適した位置）を通る紙巻たばこ16の移動を検出す
る。

・上記紙巻たばこ16が検査すべき型式のものかどうか
を決定する。

・逐行する検査型式と、該検査を行なうように形成さ
れたユニットがフリーであるかどうかを決定する。正の
応答があった場合には本発明の装置は下記のことを自動
的に行なう。

・電気弁58を介して紙巻たばこ16を引取って、それを
コンベァベルト211に移し換える。

・電気弁219,220,221のうちの一つを時間調整して、
コンベァベルト211から紙巻たばこ16を選択的に取出し
て、選択された検出器230,231又は232に供給する。

・紙巻たばこ16の検査が終るまで選択され検出器230,
231或いは232の係合を示す。

上記の説明で本発明の装置の利益が明らかになるであ
ろう。接続の機械103に向った紙巻たばこ16の正規の流
れは本発明の装置によって影響されることがない。選択
された型式の紙巻たばこ16だけが引取られる。又、検出
器230,331,232が両コンベァベルト211,135間に垂直状に
平行に配列されているので、数種の紙巻たばこを同時に
検査することができ、従って検査時間を著しく短縮する
ことができる。検査中に破損を受けなかった紙巻たばこ
は層136上に戻して後続の機械に送られる。

ブロック260に対する紙巻たばこ型式及び検査型式の
設定は操作員が参加するか或いは例えば検出器230,231,
232から受けた検査結果の函数として処理ユニット251に
より或いはコンピュータ290を介して自動的に行なわれ
る。夫々の見本となる紙巻たばこ16の出所及び検査結果
と所望の理論値との相違が与えられると、コンピュータ
即ち中央処理ユニット251によって、検出器230,231,232
によって検知される不良品の率及び半分体10,11,12,13
に対する不良品の率を減少するように生産パラメータを
自動的に修正することができる。上記の機能を果すため
に中央処理ユニット251に入力されるデータは、多数の
見本の紙巻たばこの統計的分析及び統計的に行なわれる
夫々の検査の精度によって変ることは否めない。

第９図は本発明の検査装置の別の実施例を示す。第１
図の実施例と比較して唯一の相違はコンベァベルト211
から紙巻たばこ16を選択的に抜取って検出器230,231又
は232に供給する供給装置の構造である。第９図におい
て、電気弁219,220,221は除かれていて検出器230,231,2
32とコンベァベルト211との間には内部構造が引取ロー
ラ20に類似した選択引取ローラ326,327,328が夫々設け
られている。第10図に示すように夫々の選択的引取ロー
ラ326,327,328は周縁に紙巻たばこの受座321を有しかつ
静止状の円筒状分配器340,341を支持した中央軸339によ
って反時計方向に回転する外部回転リング338を備え
る。分配器340は別の分配器341の内側に配設されかつ中
央通路342を介して吸引装置（図示せず）に連通してい
る。分配器340は一方側で中央通路342に連通し、他方側
で夫々の半径方向の通路345に連通し、該半径方向の通
路345は分配器341の外縁とリング338間に画定された外
部室347に連通する。外部室347はリング338を通して形
成された半径方向の通路349からなる吸引手段を介して
紙巻たばこの受座321に連通し、また該外部室347はリン
グの内面が実質的に接触状に摺動した外縁に亘って延び
た部分350によって画定されている。この部分350は選択
的引取ローラ326,327,328の下部において夫々の検出器2
30,231,232の入口部に亘って延び、従って受座321が夫
々の検出器230,231,232の入口部に亘って移動する時に
各受座321と中央通路342間の連通を遮断する。

外部室347の他の側の仕切355によって該外部室347を
別の外部室356から区切る。この外部室356は中央通路34
2から完全に孤立していて、選択的引取ローラ326,327,3
28とベルトコンベァ212間の接触点に位置している。分
配器341を貫通して形成された軸線方向の導管357と各ロ
ーラ326,327,328の夫々の電気弁358,359,360とによって
後述するように選択的引取を行なう。外部室356は図示
せぬ吸引装置につながった吸引導管に連通する。従って
第６図の作動ブロック図の右側上部に破線で示すよう
に、制御装置250は電気弁219,220,221（第１図）の代り
に電気弁358,359,360を制御する。

第９図の装置は第１図の装置と同一の方法で作動され
る。即ち紙巻たばこ16を引取ローラ20によって選択的に
引取ってコンベァベルト212に送り、所定の機械サイク
ル数を基にして該コンベァベルト12から時間を合わせて
紙巻たばこ16を夫々の検出器230,231,又は232に移し換
えるために、紙巻たばこ16は供給ローラ14の部分35から
コンベァベルト212の選択的引取ローラ326,327,328に夫
々接触する部分に送られる。紙巻たばこ16が上記の接触
点に到達すると、制御装置250は夫々の電気弁358,359又
は360を活性化してコンベァベルト212の受座216から紙
巻たばこ16を吸出して、夫々の選択的引取ローラ326,32
7,328のリング338上の隣接した受座321に受渡す。又上
記リング338が反時計方向に回転して受座321が上記部分
350に到達すると上記受座を通しての吸引が遮断され、
これによって紙巻たばこ16は直下にある検査器230,231
又は232内に落下する。

本発明の範囲から外れることなく上述した実施例を変
更し得ることは当業技術者にとって容易に理解できるで
あろう。例えば供給ローラ14から紙巻たばこ16を選択的
に引出す装置、紙巻たばこ16を検出器230,231,232に選
択的に供給する装置、及び検出器の数、或いは中央処理
ユニット251を変更することができる。また夫々の検出
器の非係合の決定を電気的処理ユニット251に依らない
で、所定の型式の紙巻たばこ16を、例えば予め見本とし
て決めた紙巻たばこ16の検査を充分長い時間をかけて検
査するように時間調整ブロックを使用して引取ローラ20
によって周期的に引取ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明にかかる紙巻たばこ検査装置の概略正面
図、第２図は第１図の検査装置に連結された紙巻たばこ
製造ラインの概略上面図、第３図は第１図の装置に設け
られた選択的引取ユニットの断面図、第４図は第１図の
装置に設けられた搬送要素の一部分を示す底面部、第５
図は第４図の搬送要素のＶ−Ｖ線に沿って示した断面
図、第６図は第１図の紙巻たばこ検査装置を制御する制
御装置のブロック図、第７図は第６図の制御系に設けら
れた中央処理ユニットの作動ブロック図、第８図は第７
図のブロックのより詳細な作動ブロック図、第９図は本
発明の別の実施例の正面図、第10図は第９図の装置に設
けられた搬送要素の断面図である。 14……第１の搬送手段、５……受座、 16……紙巻たばこ、20……引取手段、 21A,21B,21C,21D……受座、 50……手段、58……引出手段、 60A,60B,60C,60D……検知手段、 103……作動機械、135……第１のコンベァ手段、 211……第２のコンベァ手段、 212……コンベァベルト、216……受座、 219,220,221,358,359,360……電気弁、 230,231,232……検出器、 233,234,235……センサ、 250……電気的制御装置、 251……中央処理ユニット、 271……手段、321……受座、 326,327,328……引取ローラ、 350……手段。

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】後続の作動機械（103）に送るべく第１の
コンベァ手段（135）に紙巻たばこ（16）を搬送する第
１の搬送手段（14）から該紙巻たばこを選択的に引取る
引取手段（20）と、上記の選択された紙巻たばこ（16）
を複数の検出器（230,231,232）に搬送する第２のコン
ベァ手段（211）とを備え、上記検出器（230,231,232）
は上記第２のコンベァ手段（211）に対面した独立した
入口部を備えたことを特徴とする紙巻たばこ検査装置。
【請求項２】上記検出器（230,231,232）は上記第２の
コンベァ手段（211）と第１のコンベァ手段（135）との
間において互に平行に配設された請求項１に記載の装
置。
【請求項３】上記検出器（230,231,232）は上記紙巻た
ばこ（16）の特性を検査する一つの検査ユニットを備え
た請求項１又は２に記載の装置。
【請求項４】上記第１の搬送手段（14）から紙巻たばこ
（16）を選択的に引取る引取手段（20）が所定の選択的
取出位置を検知する手段（60A,60B,60C,60D）と、該引
取を行なう手段（58）とを備えた請求項１から３までの
いずれか１項に記載の装置。
【請求項５】上記引取を行なう手段が、引取手段（20）
の付近に配設された電気弁（58）を含んで上記紙巻たば
こ（16）を上記第１の搬送手段（14）から上記第２のコ
ンベァ手段（211）に移し換え、かつ第１の搬送手段（1
4）の各受座（15）に対面した上記引取手段（20）の受
座（21A,21B,21C,21D）から空気を引抜くことによって
上記紙巻たばこの移し換えをするように構成された請求
項４に記載の装置。
【請求項６】上記引取手段（20）が上記紙巻たばこ（1
6）を自動的に上記受座（21A,21B,21C,21D）から上記第
２のコンベァ手段（211）に移し換える手段（50）を備
えた請求項５に記載の装置。
【請求項７】選択された紙巻たばこ（16）を上記検出器
（230,231,232）に選択的に供給するために、上記第２
のコンベァ手段（211）に割当てられた手段（219,220,2
21,358,359,360）を備えた請求項第１から６までのいず
れか１項に記載の装置。
【請求項８】上記の選択された紙巻たばこ（16）を上記
検出器（230,231,232）に選択的に供給する手段が上記
検出器（230,231,232）の付近に配設された電気弁（21
9,220,221,358,359,360）を備えた請求項７に記載の装
置。
【請求項９】上記電気弁（219,220,221）は上記第２の
コンベァ手段（211）の一部を構成するコンベァベルト
（212）の付近に配設され、かつ上記紙巻たばこ（16）
を収容する上記コンベァベルト（212）の受座（216）に
圧縮空気を送るように構成された請求項８に記載の装
置。
【請求項１０】上記電気弁（358,359,360）は上記第２
のコンベァ手段（211）の上記コンベァベルト（212）か
ら上記紙巻たばこ（16）を上記検出器（230,231,232）
の一つに移し換える夫々の引取ローラ（326,327,328）
の付近に配設され、かつ上記コンベァベルト（212）上
の受座（216）に対面した上記引取ローラ（326,327,32
8）上の受座（321）から空気を引抜くことによって上記
紙巻たばこの移し換えをするようにした請求項８に記載
の装置。
【請求項１１】上記引取ローラ（326,327,328）は、上
記受座（321）から上記紙巻たばこ（16）を上記検出器
（230,231,232）内に自動的に移し換える手段（350）を
備えた請求項10に記載の装置。
【請求項１２】上記第１の搬送手段（14）に送られる紙
巻たばこ（16）の特定の順序を検知する検知手段（60A,
60B,60C,60D）を備えた請求項１から11までのいずれか
１項に記載の装置。
【請求項１３】上記紙巻たばこ（16）が上記第１の搬送
手段（14）から該紙巻たばこを引出し得る位置を上記順
序で通過する上記紙巻たばこを検知する上記検知手段
（60A,60B,60C,60D,61）と、上記引出を行なう上記引出
手段（58）と、上記選択された紙巻たばこ（16）を上記
検出器（230,231,232）に選択的に供給する上記電気弁
（219,220,221,358,359,360）とを制御する電気的制御
装置（250）を備えた請求項12に記載の装置。
【請求項１４】上記制御装置（250）が中央処理ユニッ
ト（251）を含んだ請求項13に記載の装置。
【請求項１５】上記制御装置（250）が検査すべき紙巻
たばこ（16）の形式と実施すべき検査型式とを設定する
手段と、上記紙巻たばこ（16）が上記順序に属している
かどうかを決定する手段と、上記引出手段（58）を制御
する手段（271）と、上記紙巻たばこ（16）を上記検出
器（230,231,232）に選択的に供給するために上記電気
弁（219,220,221,358,359,360）の作動を遅らせる手段
（272）とを備えた請求項14に記載の装置。
【請求項１６】上記電気弁（219,220,221,358,359,36
0）を活性化する手段（272）が、上記引出手段（58）の
引出しが始まりかつ上記選択された紙巻たばこが選択さ
れた上記検知器（230,231,232）に到着した時からの機
械サイクルを計数する手段を備えた請求項15に記載の装
置。
【請求項１７】上記検出器（230,231,232）が上記制御
装置に接続された請求項１から16までのいずれか１項に
記載の装置。
【請求項１８】上記検出器（230,231,232）が上記選択
された紙巻たばこ（16）を受入れる態勢になっているか
どうかを示すセンサ手段（233,234,235）を備えた請求
項１から17までのいずれか１項に記載の装置。