JP2849891B2 - 防水コネクタ - Google Patents

防水コネクタ

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JP2849891B2
JP2849891B2 JP19524193A JP19524193A JP2849891B2 JP 2849891 B2 JP2849891 B2 JP 2849891B2 JP 19524193 A JP19524193 A JP 19524193A JP 19524193 A JP19524193 A JP 19524193A JP 2849891 B2 JP2849891 B2 JP 2849891B2
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典男 杉山
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Yazaki Sogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、防水コネクタに関し、
詳しくは、コネクタ内部に挿通して設けられる通気性チ
ューブの固定構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】防水コネクタでは、使用環境が過酷な場
合、コネクタ内部と外部の急激な温度差、圧力差などに
よってパッキンの防水性が低下し、コネクタ内部に浸
水、或いは結露が生じて内部短絡を引き起こすことがあ
る。このような場合の対策を図ったものに、コネクタの
内部気圧と外気圧とを同一にする目的で、コネクタに通
気性チューブを挿通したものがある。
【0003】図5は通気性チューブを設けた従来の防水
コネクタの断面図である。ハウジング1には通気性チュ
ーブ3を挿通する為の膨出部1aが形成され、ハウジン
グ1は従来の防水コネクタと異なった形状で成形されて
いる。ハウジング1にはケーブル5を圧着した圧着端子
(ターミナル)7が嵌着され、ハウジング1と通気性チ
ューブ3及びケーブル5の間はブッシュ9により浸水が
防止されている。通気性チューブ3にはストッパ11が
設けられ、ストッパ11はブッシュ9からの通気性チュ
ーブ3の抜けを防止している。ところが、この構造を実
現するには、膨出部1aが形成されたハウジング1を新
規に製作し、ストッパ11も特別に製作したものを使用
しなければならず、製作費が高価となる欠点があった。
【0004】このような欠点を解消するものとして、実
開昭54−1197号公報記載の防水コネクタがある。
図6はストッパを用いない従来の防水コネクタの断面
図、図7は図6のA−A断面図である。この従来例で
は、通気性チューブ3をターミナル7に直接圧着接続
し、このターミナル7を従来と同形状のハウジング13
に嵌着して、通気性チューブ3を挿通した防水コネクタ
を構成していた。これによれば、従来の防水コネクタと
同一の部品(ハウジング13およびターミナル7)を共
通使用でき、何ら新規の部材を必要とすることなく、極
めて容易に通気性チューブ3が挿通された防水コネクタ
を得ることができた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、通気性
チューブ3をターミナル7に直接圧着する従来の防水コ
ネクタでは、圧着時において芯線加締部の加締形状にバ
ラツキが生じ易いため、所定形状の通気孔3a(図7参
照)を安定して確保することが困難で、最悪の場合には
通気孔3aが閉塞してしまうこともあった。また、圧着
時における圧着寸法を極めて厳格に管理しなければなら
ず、例えば、圧着方向の高さH(図7参照)を低くする
と通気性チューブ3の保持力は向上するが、通気孔3a
が確保できなくなり、逆に、高さHを高くすると、通気
孔3aは確保できるが、保持力が低下し、通気性チュー
ブ3がターミナル7から抜ける虞れがあった。本発明は
上記状況に鑑みてなされたもので、通気性チューブの通
気孔が確実且つ容易に確保でき、しかも、通気性チュー
ブの高い保持力を得ることができる防水コネクタを提供
し、もって、製作容易性、及び信頼性の向上を図ること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る防水コネクタの構成は、電気的入出力用
のケーブルと平行して通気性チューブをコネクタ内部に
引き込み、これをコネクタ内で固定し、コネクタ内部を
外気に連通させた防水コネクタにおいて、通気孔を棒状
のストッパの中心軸方向に貫通し、端子収容室内に形成
された係止部が係止する切欠を該ストッパの外周に形成
し、通気性チューブを前記ストッパの一端に挿嵌し、前
記切欠を前記係止部に係止して該ストッパをコネクタ内
に固定したことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】通気性チューブにストッパを挿嵌する防水コネ
クタでは、ストッパが端子収容室に挿入されると、切欠
が係止部に係止し、通気性チューブがストッパを介して
コネクタに固定され、圧着加工が不要となり、作業が容
易となるとともに、通気性チューブの通気孔が潰れるこ
とがない。
【0008】
【実施例】以下、本発明に係る防水コネクタの好適な実
施例を図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明に
よる防水コネクタの断面図、図2は通気性チューブを挿
嵌したストッパの斜視図、図3はストッパの斜視図、図
4はストッパとランスの係止状態を示す断面図である。
【0009】この実施例では、図2に示すように、通気
性チューブ45の先端に、樹脂材等からなる棒状のスト
ッパ51が挿嵌されている。ストッパ51の外径D
2 (図3参照)は通気性チューブ45の内径d2 (図4
参照)より大きくなっており、通気性チューブ45はス
トッパ51にむり嵌めされることで、ストッパ51から
抜け落ちないようになっている。ストッパ51が挿嵌さ
れた通気性チューブ45にはゴム栓35が嵌められ、ゴ
ム栓35は端子収容室25(図1参照)の内壁と通気性
チューブ45との間を防水している。
【0010】図3に示すように、ストッパ51には中心
軸方向に通気孔53が貫通され、通気孔53は通気性チ
ューブ45と連通するようになっている。ストッパ51
には先端を除く外周の一部分が切除されることで形成さ
れた切欠55が設けられ、切欠55はランス27に係合
するようになっている。ハウジング21、ストッパ5
1、通気性チューブ45を主な部材として、防水コネク
タ57が構成されている。
【0011】このように構成される防水コネクタ57に
おいて、通気性チューブ45を固定するには、先ず、通
気性チューブ45にゴム栓35を通し、次いで、通気性
チューブ45の先端にストッパ51を差し込む。このス
トッパ51を端子収容室25に挿入すると、ランス27
がストッパ51に当接し、収容室の外側に移動される。
この状態で更にストッパ51を差し込むと、ランス27
がストッパ51の切欠55と一致し、図4に示すよう
に、ランス27が切欠55に係止することで、ストッパ
51がハウジング21に固定される。この状態で、収容
室内壁とチューブとの間は、ゴム栓35により防水され
ることになる。したがって、通気性チューブ45は、ス
トッパ51を介してハウジング21に固定され、ハウジ
ング21内を外気と連通させることになるのである。
【0012】この発明に係る防水コネクタ57によれ
ば、圧着加工が不要となり、ストッパ51に通気性チュ
ーブ45を差し込むとともに、ストッパ51をランス2
7に係止させるのみでよいため、圧着を行う固定に比
べ、作業性を著しく向上させることができ、更には、二
重係止構造も容易に実現できる。また、ストッパ51に
通気性チューブ45を挿嵌して、通気性チューブ45を
通気孔53に連通しているため、チューブを潰す固定構
造とならず、通気性チューブ45の通気孔45a(図4
参照)を真円のままで確保することができる。更に、ス
トッパ51のみを用いることで通気性チューブ45の固
定が行えるので、材料費、工数も低減でき、製造コスト
を安価にすることができる。
【0013】なお、雄ハウジングの構成は省略したが、
同一要領で通気性チューブ45が固定できることは勿論
であり、この場合、通気性チューブ45に対向する雄ハ
ウジングのコネクタピン37を省略すれば、コネクタ内
での通気抵抗は小さくなり、チューブ開孔側における圧
力変動に対する追従性を高めることができる。また、上
述の実施例では、ケーブル33と通気性チューブ45を
上下に一本ずつ配置したコネクタを示したが、ケーブル
の本数をより多くした防水コネクタであっても、そのう
ちの一本を通気性チューブ45に置き替えればよく、全
ての防水コネクタに適用することができるのは勿論であ
る。
【0014】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
る通気性チューブにストッパを挿嵌する防水コネクタ
は、端子収容室内に係止するストッパを介して通気性チ
ューブをコネクタに固定したので、圧着加工が不要とな
り、作業を容易にすることができるとともに、通気性チ
ューブが潰れることがなく、通気孔を容易且つ確実に確
保することができる。この結果、防水コネクタの製作容
易性、信頼性を著しく向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明防水コネクタの断面図である。
【図2】通気性チューブを挿嵌したストッパの斜視図で
ある。
【図3】ストッパの斜視図である。
【図4】ストッパとランスの係止状態を示す断面図であ
る。
【図5】通気性チューブを設けた従来の防水コネクタの
断面図である。
【図6】ストッパを用いない従来の防水コネクタの断面
図である。
【図7】図6のA−A断面図である。
【符号の説明】
23、25 端子収容室 27 ランス(係止部) 29 ターミナル 33 ケーブル 45 通気性チューブ 57 防水コネクタ 51 ストッパ 53 通気孔 55 切欠

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気的入出力用のケーブルと平行して通
    気性チューブをコネクタ内部に引き込み、これをコネク
    タ内で固定し、コネクタ内部を外気に連通させた防水コ
    ネクタにおいて、 通気孔を棒状のストッパの中心軸方向に貫通し、端子収
    容室内に形成された係止部が係止する切欠を該ストッパ
    の外周に形成し、通気性チューブを前記ストッパの一端
    に挿嵌し、前記切欠を前記係止部に係止して該ストッパ
    をコネクタ内に固定した ことを特徴とする防水コネク
    タ。
JP19524193A 1993-07-13 1993-07-13 防水コネクタ Expired - Lifetime JP2849891B2 (ja)

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JP4824525B2 (ja) * 2006-10-30 2011-11-30 日本特殊陶業株式会社 ガスセンサ用の回路基板収容ケース

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