JP2849887B2 - 複写機におけるスリット露光方法 - Google Patents

複写機におけるスリット露光方法

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JP2849887B2 JP34513292A JP34513292A JP2849887B2 JP 2849887 B2 JP2849887 B2 JP 2849887B2 JP 34513292 A JP34513292 A JP 34513292A JP 34513292 A JP34513292 A JP 34513292A JP 2849887 B2 JP2849887 B2 JP 2849887B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、アナログスリット露
光において発生する露光ムラを低減させる複写機におけ
るスリット露光方法に関する。
【0002】
【従来の技術】感光材料を用いた複写機による露光方法
として、スリットと光源とを有する走査ヘッドを走査さ
せて原稿からの画像光を得、得られた画像光をミラーで
反射させて露光部へ到達させて感光材料を露光するアナ
ログスリット露光がある。上記走査ヘッドは、歯車プー
リ等の機構を介して駆動され等速で走査するように構成
されているものの、これらの真円性の誤差による速度変
動の発生は避けられない。速度変動は、歯車等の回転に
同期して周期的に発生する。
【0003】走査ヘッドが等速で走査すれば、画像のど
の部分もコントラストは等しくなる。しかしこのような
周期的な速度変動を有する走査ヘッドにより、特に走査
方向と直交する等間隔の多数の線で構成されるラダーパ
ターン画像や網点画像のような周期性を有する画像の原
稿を走査すると、形成される画像にムラが発生する。す
なわち走査ヘッドの周期的な速度変動に同期してコント
ラストの差異が生じ所謂バンディングが発生する。これ
は周期的速度変動により、投影される像が振れるために
部分的なコントラストの低下が生じるために起こる。特
に銀塩写真式の感光材料は、感度が高いのでムラが顕著
に再現されてしまう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこでこの発明は上記
事情に鑑みて成されたもので、周期的に変動する走査速
度を有する走査ヘッドを用いたアナログスリット露光に
おいて、所謂バンディングの発生を低減することができ
る複写機におけるスリット露光方法を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる複写機
におけるスリット露光方法は、走査速度が周期的に変動
するスリット露光用走査ヘッドに設けられたスリット
が、前記走査速度の変動周期のn(n:自然数)倍の時
間を有して原稿上の一点を走査するようにしたものであ
る。
【0006】
【作用】この発明に係わる前記手段によれば、周期的に
変動する走査ヘッドの速度変動周期のn(n:自然数)
倍の時間と、走査ヘッドに設けられたスリットの各線画
の走査時間とが等しく設定される。設定方法としては、
歯車の径及び歯数を変えて減速機の減速比を変えたり、
またスリット幅を変えることが挙げられる。これにより
線画毎の露光条件が等しくなるためコントラストが一定
となり、形成される画像に発生するバンディングが抑制
される。
【0007】この発明が適用される画像生成装置におけ
る画像形成用材料の処理方式は特に限定されず、湿式処
理、乾式処理の何れでも良い。画像形成用材料として
は、例えば熱現像感光材料が挙げられる。該熱現像感光
材料については、米国特許第4,500,626号、同
第4,483,914号、同第4,430,415号、
同第4,503,137号明細書、特開昭59−154
445号、同59−180548号、同59−1650
54号、同61−88256号、同60−120356
号、同59−218443号、及び同61−23805
6号公報等に開示されている。
【0008】上記熱現像感光材料は、基本的には支持体
上に感光性ハロゲン化銀、バインダ、色素供与性化合
物、及び還元剤(色素供与性物質が還元剤を兼ねる場合
もある)を有するものであり、さらに必要に応じて有機
銀塩その他の添加剤を含有させることができる。上記熱
現像感光材料は露光に対しネガの画像を与えるもので
も、ポジの画像を与えるものでも良い。ポジの画像を与
える方式にはハロゲン化銀乳剤として直接ポジ乳剤(造
核剤を用いる方式、光かぶらせ方式の2種がある)を用
いる方式、及びポジ状に拡散性の色素像を放出する色素
供与性化合物を用いる方式の何れもが採用できる。
【0009】また拡散転写に用いる画像形成用溶媒とし
ては例えば水があり、この水は所謂純水に限らず、広く
慣習的に使われる意味での水を含む。さらに純水とメタ
ノール、DMF、アセトン、及びジイソブチルケトン等
の低沸点溶媒との混合溶媒でも良い。さらにまた画像形
成促進剤、カブリ防止剤、現像停止剤、及び親水性熱溶
剤等を含有させた溶液でも良い。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。図1はこの発明に係わるスリット露光方法が適
用される複写機の概略構成図を示している。まず複写機
の搬送系について説明する。本体11内には感材マガジ
ン13が配置されており、感材マガジン13内には感光
材料15がロール状に巻回されて収納されている。感材
マガジン13から引き出された感光材料15は、カッタ
17により所定長に切断されたのち露光部19へ搬送さ
れる。
【0011】露光部19に搬送された感光材料15は、
後述する走査ヘッド45の走査と同期しながら搬送され
て走査露光され、走査露光後、水塗布部21へ搬送され
る。露光された感光材料15は、水塗布部21で水が塗
布されて熱現像転写部23へ搬送される。さらに本体1
1内には受材マガジン25が配置されており、受材マガ
ジン25内には、受材材料27がロール状に巻回されて
収納されている。受材マガジン25から引き出された受
材材料27は、カッタ29により所定長に切断されたの
ち熱現像転写部23へ搬送される。
【0012】熱現像転写部23に搬送された感光材料1
5及び受材材料27は互いに重ね合わされて加熱現像転
写が行われる。熱現像転写部23は、発熱体31が内蔵
された加熱ドラム33と無端圧接ベルト35とで構成さ
れている。互いに重ね合わされた感光材料15及び受材
材料27は、それぞれ無端圧接ベルト35により加熱ド
ラム33の外周へ押圧され、重ね合わされた状態で加熱
ドラム33の周面上を挟持搬送されることにより熱現像
される。
【0013】加熱現像転写された後、感光材料15及び
受材材料27は剥離され、感光材料15は廃棄感光材料
収容箱37へ送出され、受材材料27はトレイ38内に
集積される。つぎに複写機の光学系について説明する。
この複写機は、外部に光透過型原稿を照明する透過光源
装置140と本体に光反射型原稿を照明する反射光源装
置40とを備えている。
【0014】以下、反射光源装置40について説明す
る。光源43とスリット44とミラー47aとを有する
走査ヘッド45は原稿載置台41に載置された光反射型
原稿を矢印方向に走査して画像光を得る。得られた画像
光はミラー47b、cで反射されてレンズ部51、絞り
板53及び色フィルタ55a、bで構成されるレンズ部
49に入射される。
【0015】レンズ部49を通過した光はミラー可動部
57を構成するミラー47d、47eでそれぞれ反射さ
れ、さらにミラー47fで反射された後、露光部19に
達し、これにより感光材料15はアナログスリット露光
される。つぎに透過光源装置140について説明する。
透過光源装置140は、光源143とスリット144と
を有する光源部145、光透過型原稿が載置される原稿
載置台141、ズームレンズ151と絞り板153とで
構成されるレンズ部149、色フィルタ155a、b及
びレンズ147で構成される。
【0016】原稿を載置した原稿載置台141は光源部
145からの照射光を横切る方向にスライドし、原稿を
透過した画像光は、レンズ部149に入射される。透過
光源装置140が選択されている場合は、本体11のミ
ラー47eを光路から後退させ、透過光源装置140か
らの光線がミラー47fで反射されて露光部19に到達
するように成されている。
【0017】露光ムラの原因となるバンディングは上記
何れの光源装置においても発生し、歯車プーリ等により
機械的に駆動される走査ヘッド45及び原稿載置台14
1が周期的に変動する走査速度を伴うことに起因する。
以下、図2を参照してバンディングの発生原因について
説明する。図2は走査ヘッドの走査速度特性すなわちス
リットの走査速度特性を示しており、縦軸は走査速度
v、横軸は走査時間tを示している。
【0018】走査ヘッドは歯車等により駆動されるた
め、走査ヘッドに設けられたスリットは図示されるよう
な周期的に変動する走査速度で原稿面を走査する。例え
ば走査方向と直交する線画A、Bを走査する際に、異な
る走査速度特性でスリットが各線画を走査するため、各
線画の走査時間が異なり、これにより各線画での露光条
件が異なってしまう。すなわちスリットの走査領域(図
中斜線領域)が各線画で等しいため、走査速度vが変化
すると走査時間tが線画毎に異なる。このようにして形
成される画像には線画毎に異なるコントラストの変化を
有するため、バンディングが発生する。
【0019】バンディングの発生を防止するには、各線
画において露光条件が同一になるようにすれば良い。こ
のためにはスリットが各線画を走査する際に、走査速度
の周期のn(n:自然数)倍の時間で走査するような状
態にすれば良く、該状態になるように減速比若しくはス
リット幅または減速比及びスリット幅を調整する。図3
は上記状態を有するスリット幅で線画A、Bを走査した
様子を示しており、縦軸は走査速度v、横軸は走査時間
tを示している。図3では、スリットの走査時間tをス
リットの速度周期の1周期とした場合を示している。図
示されるように、斜線領域である走査領域を設定する走
査速度特性が同一パターンであるため、走査時間tも線
画毎に等しくなり、これにより線画毎の露光条件が等し
くなる。
【0020】バンディングを防止するためには、スリッ
ト幅若しくは減速比を調整することが挙げられるが、ス
リット幅は所要の露光量が得られる様に設定されてお
り、大幅に変更することはできないので減速比の調整が
好ましい。減速比の調整は、走査ヘッドの速度変動を構
成する周波数成分のうち、バンディングに影響を与え易
い周波数成分の周期のn(n:自然数)倍の時間でスリ
ットが各線画を走査するようにすれば良い。
【0021】さらに図1に示した走査ヘッド45のバン
ディング防止に係わるスリット幅及び減速比の調整につ
いて説明する。走査ヘッド45のスリット44の幅は1
0mm、走査速度は50mm/sである。走査ヘッドの
速度変動は複数の周波数成分を有している為、バンディ
ングに最も影響する単一の周波数成分を抽出する。この
周波数成分としては、スリットの走査時間に対して1周
期前後の時間を有するものが適当であり4Hzであっ
た。
【0022】すなわち本装置びおいて、バンディングに
影響する周波数(4Hz)の周期は0.25sである。
つぎに抽出した周波数成分の周期0.25sのn(n:
自然数)倍の時間で原稿上の各線画をスリットが走査す
るように、スリット幅若しくは減速比を調整する。
【0023】これによりスリットの走査時間と抽出した
周波数成分の半周期のn(n:自然数)倍の時間とが等
しくなりバンディングの発生を抑えることができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明した発明は、走査ヘッドの速度
変動のうち、露光ムラの原因となるバンディングを発生
させる周波数成分を抽出し、この周波数成分の周期の整
数倍の時間とスリットの走査時間とが等しくなるように
調整している。これにより線画毎の露光条件を同一にす
ることができるので、形成される画像に発生するバンデ
ィングを抑制することができる。上記調整は、スリット
幅若しくは減速比を上述のように設定して行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わるスリット露光方法が適用され
る複写機を示す概略構成図。
【図2】スリットの走査速度を示す特性図。
【図3】スリットの走査速度を示す特性図。
【符号の説明】
19 露光部 40 反射光源装置 41、141 原稿載置台 43、143 光源 44、144 スリット 45 走査ヘッド 47a〜f、147 ミラー 49、149 レンズ部 51 レンズ 53、153 絞り板 55a、b、155a、b 色フィルタ 57 可動ミラー部 140 透過光源装置 151 ズームレンズ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走査速度が周期的に変動するスリット露
    光用走査ヘッドにより原稿を走査して感光材料に露光す
    る複写機におけるスリット露光方法において、前記走査
    ヘッドに設けられたスリットが、前記走査速度の変動周
    期のn(n:自然数)倍の時間を有して原稿上の一点を
    走査することを特徴とする複写機におけるスリット露光
    方法。
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