JP2849356B2 - 半導体チップのバーンイン電圧感知回路 - Google Patents

半導体チップのバーンイン電圧感知回路

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JP2849356B2 JP7295269A JP29526995A JP2849356B2 JP 2849356 B2 JP2849356 B2 JP 2849356B2 JP 7295269 A JP7295269 A JP 7295269A JP 29526995 A JP29526995 A JP 29526995A JP 2849356 B2 JP2849356 B2 JP 2849356B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体チップのバ
ーンイン電圧感知回路に係るもので、詳しくは、バーン
イン動作時の電圧を半導体チップの製造工程偏差にかか
わりなく正常に感知し、バーンイン開始電圧(burn in
entry voltage )とバーンイン終了電圧(burn in exit
voltage)間のヒステリシス特性を利用してバーンイン
動作を正確に行ない、信頼性を向上し得る半導体チップ
のバーンイン電圧感知回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体素子を製造するとき、半
導体チップの不良品を初期の短時間内に摘出するため、
正常動作時よりも高電圧および高温度を前記半導体チッ
プに供給し、半導体チップの不良品を検出するテストと
してバーンイン(burn in )動作を行なう。すなわち、
半導体チップのすべての素子に正常動作の電圧よりも高
い電圧を印加し、半導体チップの外部電圧レベルが正常
動作領域を超え、バーンイン動作に入るバーンイン開始
電圧(burn in entry voltage )になると、所定電圧を
維持する内部電圧発生器からは外部電圧の変化に比例す
る電圧が発生され、バーンイン動作モードに変換され
る。その後、外部電圧が正常動作領域に還元されると、
内部電圧発生器により半導体チップの動作状態が正常モ
ードに還元されるようになっていた。
【0003】そして、従来の半導体チップのバーンイン
電圧感知回路においては、図8に示したように、一方側
端子が外部電圧Vddに連結されたPMOSトランジス
タ列10と、該PMOSトランジスタ列10の他方側端
子にドレイン端子が連結されソース端子が接地されゲー
ト端子が基準電圧Vrefに連結されたNMOSトラン
ジスタ11と、前記PMOSトランジスタ列10および
NMOSトランジスタ11の接続されたノードN1から
出力する電圧と基準電圧発生部(図示せず)から出力す
る基準電圧MVAとを比較する差動増幅器20と、該差
動増幅器20の出力信号をそれぞれ反転する各インバー
タ30,40,50と、を備えていた。かつ、前記PM
OSトランジスタ列10においては、各PMOSトラン
ジスタのゲート端子がそれぞれドレイン端子に連結され
ていた。また、前記差動増幅器20においては、外部電
圧Vddに各ソース端子が連結され各ゲート端子が相互
接続され各ドレイン端子が後述する各NMOSトランジ
スタ23,24のドレイン端子に接続された各PMOS
トランジスタ21,22と、該PMOSトランジスタ2
1のドレイン端子にドレイン端子が接続されソース端子
が後述するNMOSトランジスタ25のドレイン端子に
接続されゲート端子が前記ノードN1に接続されたNM
OSトランジスタ23と、前記PMOSトランジスタ2
2のドレイン端子にドレイン端子が連結されソース端子
が後述するNMOSトランジスタ25のドレイン端子に
接続されゲート端子が前記基準電圧MVAに連結された
NMOSトランジスタ24と、それらNMOSトランジ
スタ23,24の各ソース端子にドレイン端子が共通連
結されソース端子が接続されゲート端子が基準電圧発生
部(図示せず)の基準電圧BIAS端子に連結されたN
MOSトランジスタ25と、を備え、前記PMOSトラ
ンジスタ21のゲート端子およびドレイン端子は相互連
結されていた。
【0004】そして、このように構成された従来の半導
体チップのバーンイン電圧感知回路の作用を説明すると
次のようであった。
【0005】まず、半導体チップに外部電圧Vddが印
加すると、メモリセルアレイ(図示せず)駆動用の内部
基準電圧MVAとNMOSトランジスタ25駆動用基準
電圧BIASとNMOSトランジスタ11駆動用基準電
圧VREFとがそれぞれバーンイン電圧感知回路に印加
される。このとき、NMOSトランジスタ11はターン
オンされ、ノードN1には前記外部電圧Vddが前記P
MOSトランジスタ列10の各PMOSトランジスタの
しきい電圧(threshold voltage ;Vtp)だけ降下さ
れた電圧Vdd−3|Vtp|に現われる。次いで、差
動増幅器20は、NMOSトランジスタ23のゲートに
印加する前記ノードN1の電圧Vdd−3|Vtp|と
NMOSトランジスタ24のゲート端子に印加する基準
電圧MVAレベルとを比較し該結果を出力する。そし
て、各トランジスタ22,24を通ってトランジスタ2
5に流れる電流は量は各トランジスタ21,23を通っ
てトランジスタ25に流れる電流の量よりも多いため、
該差動増幅器20の出力信号はすべてロー状態になる。
次いで、該ロー状態の出力信号は各インバータ30,4
0でそれぞれ反転され、ローレベルのバーンインイネー
ブル信号BINENとして出力され、インバータ50を
経てハイレベルのバーンインイネーブル信号/BINE
Nに出力される。次いで、半導体チップが正常動作モー
ドであると認知し、外部電圧の変化にかかわりなく一定
の基準電圧MVAにより内部電圧を発生し、内部電圧を
一定に維持する。しかし、外部電圧Vddが上昇してノ
ード電圧Vdd−3|Vtp|が基準電圧MVAよりも
大きくなると、前記の場合とは逆に、各トランジスタ2
1,23を通ってトランジスタ25に流れる電流の量が
前記各トランジスタ22,24を通ってトランジスタ2
5に流れる電流の量よりも大きくなるため、前記差動増
幅器20の出力信号はハイレベルになる。次いで、該ハ
イレベルの出力信号は前記各インバータ30,40で順
次反転しハイレベルのバーンインイネーブル信号BIN
ENに出力され、インバータ50を経てローレベルのバ
ーンインイネーブル信号BINEN信号に出力される。
次いで、半導体チップはバーンイン動作モードであると
認知し、外部電圧Vddの変化に比例した電圧を内部電
圧発生用の基準電圧に選択し、バーンイン動作モードに
転換され、バーンイン動作が行なわれる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、このような
従来の半導体チップのバーンイン電圧感知回路において
は、PMOSトランジスタ列のしきい電圧によりバーン
イン電圧が決定されるため、半導体チップ製造工程の偏
差により該PMOSトランジスタ列のしきい電圧Vtp
が変化するとバーンイン電圧も変化し、変化したしきい
電圧Vtpによりバーンイン電圧が調整されるようにな
って、正確な調整を図り得ないという不都合な点があっ
た。
【0007】かつ、半導体チップが正常動作モードから
バーンイン動作モードに転換されると、短時間内に多量
の電流が外部電源から内部に流れ、半導体チップ内の抵
抗成分により電圧降下が発生し、該半導体チップ内の伝
達電圧は実際の外部電圧よりも低くなって、該低い外部
電圧がバーンイン電圧感知回路に印加するため、該バー
ンイン電圧感知回路はバーンイン条件の判断を誤認する
例があるという不都合な点があった。
【0008】また、半導体チップがバーンイン動作モー
ドから正常動作モードに変わると、該半導体チップ内の
電圧降下が減少されて半導体チップの動作状態を再びバ
ーンイン動作モードに転換させようとする不意のモード
変換動作の発振現象が反復して発生する憂いがあるとい
う不都合な点があった。
【0009】さらに、基準電圧Vref,BIASによ
り各NMOSトランジスタ11,25は、常に、ターン
オンされるようになるため、電力が消耗して省エネルギ
ー化を図り得ないという不都合な点があった。
【0010】本発明の目的は、半導体製造工程の偏差に
かかわりなく正常な電圧からバーンイン動作の電圧が感
知されるようにし、バーンイン動作を正確に行なって信
頼性を向上し得る半導体チップのバーンイン電圧感知回
路を提供しようとするものである。
【0011】また、本発明の他の目的は、バーンイン開
始電圧とバーンイン終了電圧間のヒステリシス特性を利
用してバーンイン動作を行ない、従来のバーンイン動作
モードと正常動作モード間の発振現象を防止し得る半導
体チップのバーンイン電圧感知回路を提供しようとする
ものである。
【0012】さらに、本発明のまた他の目的は、正常動
作モードの場合、バーンイン電圧感知回路の不要な要素
を非活性化させ、省エネルギー化を図り得る半導体チッ
プのバーンイン電圧感知回路を提供しようとするもので
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る半導体チ
ップのバーンイン電圧感知回路は、印加する外部電圧の
レベルが所定の内部基準電圧レベルよりも大きいかを検
出し、該検出結果によりバーンインイネーブル信号を出
力する外部電圧感知部と、ヒステリシス特性を有してバ
ーンインイネーブル信号により制御され、分圧された外
部電圧と内部基準電圧とが印加する場合、分圧された外
部電圧が内部基準電圧にヒステリシス特性を加えた値よ
りも大きいとき第1状態のバーンイン信号を出力し、分
圧された外部電圧が内部基準電圧からヒステリシス特性
を引いた値よりも小さいとき第2状態のバーンイン信号
を出力するバーンイン転換感知部とを設けたものであ
る。
【0014】請求項2に係る半導体チップのバーンイン
電圧感知回路は、請求項1の半導体チップのバーンイン
電圧感知回路において、第1状態のバーンイン信号は、
バーンイン動作の開始を表わす信号である。
【0015】請求項3に係る半導体チップのバーンイン
電圧感知回路は、請求項1の半導体チップのバーンイン
電圧感知回路において、第2状態のバーンイン信号は、
バーンイン動作の終了を表わす信号である。
【0016】請求項4に係る半導体チップのバーンイン
電圧感知回路は、請求項1の半導体チップのバーンイン
電圧感知回路において、外部電圧感知部に、外部電圧と
所定ノード間に直列に連結された複数個のPMOSトラ
ンジスタと、外部電圧が各ゲートに印加され、上記所定
ノードと接地間に直列に連結された複数個のNMOSト
ランジスタとを設け、上記複数個のPMOSトランジス
タのしきい電圧と、内部基準電圧と、上記複数個のNM
OSトランジスタに印加する余分の電圧と、を和した値
よりも外部電圧が大きいとき、バーンインイネーブル信
号が出力されるようになる。
【0017】請求項5に係る半導体チップのバーンイン
電圧感知回路は、請求項1の半導体チップのバーンイン
電圧感知回路において、前記バーンイン転換感知部に、
反転されたバーンインイネーブル信号により外部電圧を
スイッチングするPMOSトランジスタと、ヒステリシ
ス特性を有して上記PMOSトランジスタにより動作さ
れ、分圧された外部電圧が内部基準電圧にヒステリシス
特性を加えた値よりも大きいとき第1状態のバーンイン
信号を出力し、外部電圧が内部基準電圧からヒステリシ
ス特性を引いた値よりも小さいとき第2状態のバーンイ
ン信号を出力する差動増幅器と、差動増幅器の出力信号
と反転されたバーンインイネーブル信号とが印加すると
き第1状態のバーンイン信号および第2状態のバーンイ
ン信号をそれぞれ出力するNORゲートとを設けたもの
である。
【0018】請求項6に係る半導体チップのバーンイン
電圧感知回路は、印加する外部電圧のレベルが所定の内
部基準電圧レベルよりも大きいかを検出し、該検出結果
によりバーンインイネーブル信号を出力する外部電圧感
知部と、バーンインイネーブル信号によりイネーブルさ
れ、外部電圧の大きさに比例する第1基準電圧を出力す
る外部電圧分圧部と、バーンインイネーブル信号により
イネーブルされ、外部電圧の大きさに比例する第2基準
電圧を出力する内部基準電圧発生部と、ヒステリシス特
性を有して前記バーンインイネーブル信号により制御さ
れ、第1基準電圧が内部基準電圧にヒステリシス特性を
加えた値よりも大きいとき、バーンイン動作開始信号を
出力し、第1基準電圧が内部基準電圧からヒステリシス
特性を引いた値よりも小さいとき、バーンイン動作終了
信号を出力するバーンイン転換感知部と、バーンイン動
作開始信号およびバーンイン動作終了信号の状態に従い
第2基準電圧と内部基準電圧とを選択して出力する内部
電圧選択部とを設けたものである。
【0019】請求項7に係る半導体チップのバーンイン
電圧感知回路は、請求項6の半導体チップのバーンイン
電圧感知回路において、内部電圧選択部は、以前に選択
された第2基準電圧または内部基準電圧を非活性化した
後、第2基準電圧と内部基準電圧とを選択し、各電圧間
の衝突を防止する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に対し
詳しく説明する。
【0021】本発明に係る半導体チップのバーンイン電
圧感知回路においては、図1に示したように、印加する
外部電圧Vddのレベルを感知しバーンインイネーブル
信号BIENを出力する外部電圧感知部100と、前記
バーンインイネーブル信号BIENにより外部電圧Vd
dを抵抗比に従い分圧し該分圧された電圧Vdivを出
力する外部電圧分圧部200と、前記バーンインイネー
ブル信号BIENにより正常モード時の内部基準電圧V
int−refおよび前記分圧された電圧Vdivを比
較してバーンイン信号BURNINを出力するバーンイ
ン転換感知部300と、前記バーンインイネーブル信号
BIENにより外部電圧Vddの変化に比例するバーン
イン時の内部基準電圧Vref−biを出力する内部基
準電圧発生部400と、前記バーンイン信号BURNI
Nにより正常動作時の内部基準電圧Vint−refお
よびバーンイン時の内部基準電圧Vref−biを選択
して出力する内部電圧選択部500と、該内部電圧選択
部500の出力信号Vref−muxにより内部基準電
圧Vintを発生し半導体チップ内の各素子を駆動する
内部電圧駆動部600と、を備えている。
【0022】かつ、前記外部電圧感知部100において
は、図2に示したように、各PMOSトランジスタ11
0,120および3個のNMOSトランジスタを有した
NMOSトランジスタ列130が外部電圧Vddと接地
間に連結されている。そして、前記PMOSトランジス
タ110のゲート端子はドレイン端子に接続され、前記
PMOSトランジスタ120のゲート端子に正常動作時
の内部基準電圧Vint−refが印加され、前記NM
OSトランジスタ列130の各ゲート端子には外部電圧
Vddがそれぞれ印加される。かつ、前記PMOSトラ
ンジスタ120とNMOSトランジスタ列130との接
続点ノードN2から出力した信号が各インバータ14
0,150を経てバーンインイネーブル信号BIENと
して出力されるようになっている。
【0023】また、前記外部電圧分圧部200において
は、図3に示したように、PMOSトランジスタ21
0、各抵抗R1,R2およびNMOSトランジスタ22
0がそれぞれ外部電圧Vddと接地間に直列に連結さ
れ、該NMOSトランジスタ220のゲート端子に前記
外部電圧100のバーンインイネーブル信号BIENが
印加され、該バーンインイネーブル信号BIENがイン
バータ230で反転され前記PMOSトランジスタ21
0のゲート端子に印加するようになっている。さらに、
前記各抵抗R1,R2間の接続点から外部電圧の分圧さ
れた信号Vdivが出力され、該接続点と接地間にNM
OSトランジスタ240が連結され、該NMOSトラン
ジスタ240のゲート端子に前記インバータ230の出
力信号が印加するようになっている。
【0024】さらに、バーンイン反転感知部300にお
いては、図4に示したように、前記外部電圧感知部10
0のバーンインイネーブル信号BIENを反転するイン
バータ310と、該インバータ310の出力信号により
外部電圧VddをスイッチングするPMOSトランジス
タ320と、該PMOSトランジスタ320の出力外部
電圧Vddにより前記外部電圧分圧部200から出力す
る電圧Vdivと正常モード時の内部基準電圧Vint
−refとを差動増幅して出力する差動増幅器350
と、該差動増幅器350の出力信号とインバータ310
の出力信号とを否定論理和して出力するNORゲート3
30と、該NORゲート330の出力信号を反転しバー
ンイン信号BURNINを出力するインバータ340
と、を備えている。
【0025】そして、前記内部基準電圧発生部400に
おいては、図5に示したように、前記図3の外部電圧分
圧部200と同様に構成され、ただ、各抵抗R4,R3
の抵抗値だけが異なって、バーンイン時の内部基準電圧
Vref−biを出力するようになっている。
【0026】かつ、前記内部電圧選択部500において
は、図6に示すように、前記バーンイン転換感知部30
0のバーンイン信号BURNINとインバータ523の
出力信号とを否定論理積するNANDゲート511と、
該NANDゲート511の出力信号を順次反転する各イ
ンバータ512,513と、該インバータ513の出力
信号がPMOSトランジスタ515のゲートおよびイン
バータ514に印加し該インバータ514で反転された
信号がNMOSトランジスタ516のゲートに印加する
と正常動作時の内部基準電圧Vint−refを伝達す
るトランスミッションゲートT1と、前記バーンイン信
号BURNINを反転するインバータ501と、該イン
バータ501の出力信号および前記インバータ513の
出力信号を否定論理積するNANDゲート521と、該
NANDゲート521の出力信号を順次反転する各イン
バータ522,523と、該インバータ523の出力信
号がPMOSトランジスタ525のゲートおよびインバ
ータ524に印加し、該インバータ524で反転された
信号がNMOSトランジスタ526のゲートに印加する
とバーンイン時の内部基準電圧Vref−biを伝達す
るトランスミッションゲートT2と、を備えている。
【0027】このように構成された本発明に係る半導体
チップのバーンイン電圧感知回路の作用を説明すると次
のようである。
【0028】まず、図2に示したように、バーンイン電
圧感知回路の外部電圧感知部100に外部電圧Vddが
印加すると、該外部電圧感知部100は印加する外部電
圧Vddのレベルを感知し、該感知した外部電圧Vdd
が次式(1)の場合、該外部電圧感知部100から出力
するバーンインイネーブル信号BIENはローレベルに
維持される。
【0029】
【数1】
【0030】すなわち、印加する外部電圧VddがPM
OSトランジスタ120のゲートに印加する内部基準電
圧Vint−refと、各PMOSトランジスタ11
0,120のしきい電圧Vtpと、該外部電圧Vddが
各ゲートに印加するとき既に常にオン状態のNMOSト
ランジスタ列130に供給される余分の電圧αと、を和
した値よりも小さいと、それらPMOSトランジスタ1
10,120はオフされる。したがって、それらPMO
Sトランジスタ110,120がオフで、NMOSトラ
ンジスタ130がオンであるため、ノードN2に現われ
る電圧はローレベルになる。次いで、該ノードN2のロ
ーレベル電圧はインバータ140,150を順次通っ
て、ローレベルのバーンインイネーブル信号BIENと
して出力され、バーンイン転換感知部300、外部電圧
分圧部200、および内部基準電圧発生部400にそれ
ぞれ印加される。この場合、該ノードN2の電圧が前記
余分の電圧αの影響を少なく受けるようにするため、前
記各PMOSトランジスタ110,120の大きさ(W
/L)P を大きく設定し、逆に、電流消費を最小に減ら
すため前記NMOSトランジスタ列130の各トランジ
スタの大きさ(W/L) N は前記各PMOSトランジス
タ110,120の大きさ(W/L)P よりも小さく設
定する。
【0031】かつ、図3に示したように、前記外部電圧
分圧部200のNMOSトランジスタ220のゲートに
前記ローレベルのバーンインイネーブル信号BIENが
印加され、インバータ230でハイレベルに反転された
後、PMOSトランジスタ210およびNMOSトラン
ジスタ240のゲートにそれぞれ印加される。したがっ
て、それらPMOSトランジスタ210およびNMOS
トランジスタ220はそれぞれオフされ、NMOSトラ
ンジスタ240はオンになって外部電圧分圧部200か
らの出力電圧Vdivはローレベルになる。また、図4
に示したように、バーンイン転換感知部300のインバ
ータ310に印加したローレベルのバーンインイネーブ
ル信号BIENはハイレベルに反転してPMOSトラン
ジスタ320のゲートに印加され、該PMOSトランジ
スタ320はオフされ差動増幅器350が遮断される。
次いで、ハイレベルのバーンインイネーブル信号BIE
NはNORゲート330の一方側端子に印加され、該N
ORゲート330の他方側端子に印加する差動増幅器3
50の出力信号にはかかわりなくローレベルの信号が出
力される。次いで、該ローレベルの信号はインバータ3
40に印加してハイレベルに反転され、バーンイン転換
感知部300からはハイレベルのバーンイン信号BUR
NINが出力される。さらに、内部基準電圧発生部40
0に印加したローレベルのバーンインイネーブル信号B
IENは、該内部基準電圧発生部400が各抵抗R3,
R4の値だけを除きすべての構造が図3の外部電圧分圧
部200と同様であるため、該内部基準電圧発生部40
0の各要素を通った後ローレベルのバーンイン時の内部
基準電圧Vref−inとして出力される。
【0032】次いで、図6に示したように、前記バーン
イン転換感知部300から出力したハイレベルのバーン
イン信号BURNINは内部電圧選択部500のインバ
ータ501およびNANDゲート511に印加され、該
インバータ501でローレベルに反転してNANDゲー
ト521の一方側端子に出力され、該NANDゲート5
21は他方端子に印加する信号にはかかわりなくハイレ
ベルの信号を出力する。次いで該出力信号は各インバー
タ522,523に印加して順次反転され、該インバー
タ523からはハイレベルの信号が出力してトランスミ
ッションゲートT2のPMOSトランジスタ525に印
加され、該トランスミッションゲートT2のNMOSト
ランジスタ526には前記ハイレベルの信号がインバー
タ524により反転されてローレベルの信号が印加され
る。したがって、該トランスミッションゲートT2はオ
フされ、バーンイン時の内部基準電圧Vref−biは
伝達されなくなる。一方、前記インバータ523から出
力したハイレベルの信号と前記バーンイン信号BURN
INとは前記NANDゲート511で否定論理積され、
ローレベルの信号が各インバータ512,513に印加
して順次反転され、ローレベルの信号がトランスミッシ
ョンゲートT1のPMOSトランジスタ515に印加
し、該トランスミッションゲートT1のNMOSトラン
ジスタ516にはインバータ514より反転されたハイ
レベルの信号が印加される。したがって、該トランスミ
ッションゲートT1はオンになり、印加する正常動作時
の内部基準電圧Vint−refを伝達するようになる
ので、内部基準電圧選択部500からは、該正常動作時
の内部基準電圧Vint−refを選択した内部基準電
圧信号Vref−muxが出力される。次いで、該内部
基準電圧信号Vref−muxにより内部電圧駆動部6
00は外部電圧Vddの変化によりかかわりなく常に一
定な内部電圧Vintで半導体チップ内部の素子を駆動
させ、前記外部電圧分圧部200、バーンイン転換感知
部300、およびバーンイン時の内部基準電圧発生部4
00はすべて動作しなくなるため、電力の消耗が節減さ
れる。
【0033】そして、たとえば、外部電圧Vddが3.
3±0.3Vで、正常動作時の内部基準電圧Vint−
refが2.5V、しきい電圧Vtpが0.8Vである
と、式(1)の右辺(Vint−ref+2|Vtp|
+α)の値は4.1V+αとなる。このとき、式(1)
の左辺の外部電圧Vddの最大値は3.6Vであるた
め、半導体チップは正常動作を行なう。
【0034】かつ、外部電圧Vddが漸次上昇し、次式
(2)の条件が満足されるようになると、バーンイン電
圧感知回路はバーンイン準備モードに転換される。該バ
ーンイン準備モードというのは、バーンイン動作モード
への転換のため、前記半導体チップのバーンイン電圧感
知回路の外部電圧分圧部200、バーンイン転換感知部
300、および内部基準電圧発生部400がすべて活性
化される区間をいう。
【0035】
【数2】
【0036】この場合、外部電圧感知部100の各PM
OSトランジスタ110,120がターンオンされてノ
ードN2の電圧がハイレベルになり、該ハイレベルの信
号は各インバータ140,150で順次反転され、該外
部電圧感知部100からはハイレベルのバーンインイネ
ーブル信号BIENが出力される。次いで、該ハイレベ
ルのバーンインイネーブル信号BIENは外部電圧分圧
部200に印加してPMOSトランジスタ210および
NMOSトランジスタ220がそれぞれターンオンさ
れ、NMOSトランジスタ240はターンオフされるた
め、該外部電圧分圧部200からは次式(3)に示した
ように各抵抗R1,R2の抵抗値の比に外部電圧Vdd
の分圧された電圧Vdivが出力される。
【0037】
【数3】
【0038】また、該ハイレベルのバーンインイネーブ
ル信号BIENが内部基準電圧発生部400に印加し、
該内部基準電圧発生部400からはバーンイン動作時の
内部電圧Vintの基準となるバーンイン時の内部基準
電圧Vref−biが発生され、内部電圧選択部500
に次式(4)に示したような内部基準電圧Vref−b
iが印加される。
【0039】
【数4】
【0040】一方、前記外部電圧分圧部200の出力電
圧Vdivが内部基準電圧Vint−refよりも大き
くない(Vdiv<Vint−ref)場合、バーンイ
ン転換感知部300からハイレベルのバーンイン信号B
URNINが出力される。すなわち、この場合、図4に
示したように、ハイレベルのバーンインイネーブル信号
BIENがインバータ310に印加してローレベルに反
転され、PMOSトランジスタ320およびNORゲー
ト330に印加される。次いで、該NORゲート330
では一方端子に入力する信号がローレベルであるため、
他方側端子に入力する差動増幅器350の出力信号の状
態に依存されるが、該差動増幅器350にはターンオン
されたPMOSトランジスタ320から外部電圧Vdd
が印加され、NMOSトランジスタ357に印加する前
記外部電圧分圧部200からの分圧電圧Vdivよりも
NMOSトランジスタ358に印加する内部基準電圧V
int−refの方が大きい(Vdiv<Vint−r
ef)と、各PMOSトランジスタ351,353を通
って各NMOSトランジスタ357,360に流れる電
流の量よりも各PMOSトランジスタ352,354を
通って各NMOSトランジスタ358,360に流れる
電流の量が非常に多くなる。したがって、PMOSトラ
ンジスタ356のゲートに印加する電圧はローレベルに
なり、PMOSトランジスタ355のゲートに印加する
電圧はハイレベルになって、PMOSトランジスタ35
6はターンオンされ、PMOSトランジスタ355はタ
ーンオフされる。次いで、該PMOSトランジスタ35
5のターンオフによりNMOSトランジスタ359,3
61がそれぞれターンオフされるため、ノードN3から
はハイレベルの差動増幅された電圧がNORゲート33
0に出力される。次いでNORゲート330は差動増幅
器350から印加するハイレベルの信号と前記インバー
タ320から印加するローレベルの信号とを否定論理和
してローレベルの信号を出力し、該ローレベルの信号は
インバータ340で反転してハイレベルのバーンイン信
号BURNINが出力される。ここで、NMOSトラン
ジスタ360は基準電圧Vrefが印加するため常にタ
ーンオン状態を維持する。次いで、該バーンイン転換感
知部300からはハイレベルのバーンイン信号BURN
INが継続出力するため内部電圧選択部500は印加す
る正常動作時の内部基準電圧Vint−refを出力電
圧Vref−muxとして選択する。したがって、半導
体チップの内部電圧Vintは、外部電圧Vddが増加
しバーンイン準備モードのVdd>Vint−ref+
2|Vtp|+αになっても、外部電圧分圧部200の
分圧電圧Vdivが内部基準電圧Vint−refより
も大きくならない限り、一定の電圧を維持する。かつ、
このとき、消耗電流はバーンインイネーブル信号BIE
Nにより活性化される要素のため正常動作時におけるよ
りもバーンイン準備モード時における方が多くなるが、
該バーンイン準備モード時には既に外部電圧Vddが正
常動作時の領域を外れた状態であるので、増加する電流
は問題にならない。
【0041】次いで、外部電圧Vddが継続増加し、外
部電圧分圧部200の出力分圧電圧Vdivが正常動作
時の内部基準電圧Vint−refより一層大きくなる
と、バーンイン転換感知部300の差動増幅器350で
は、PMOSトランジスタ352,354をそれぞれ通
った後NMOSトランジスタ358,360を経て流れ
る電流量よりもPMOSトランジスタ351,353を
それぞれ通った後NMOSトランジスタ357,360
を経て流れる電流量が非常に多くなる。かつ、PMOS
トランジスタ356のゲートに印加する電圧はハイレベ
ルに転換され、PMOSトランジスタ355のゲートに
印加する電圧はローレベルに転換されるため、PMOS
トランジスタ356はターンオフされ、PMOSトラン
ジスタ355はターンオンされる。次いで、該PMOS
トランジスタ355のターンオンによりNMOSトラン
ジスタ359,361がそれぞれターンオンされ、ノー
ドN3からローレベルの電圧が出力してNORゲート3
30に印加され、該NORゲート330で否定論理和さ
れたハイレベルの信号がインバータ340に印加され、
該インバータ340でローレベルに反転される。したが
って、外部電圧Vddが継続増加し外部電圧分圧部20
0の出力分圧電圧Vdivが基準電圧Vint−ref
よりも大きくなると、バーンイン転換感知部300から
はローレベルのバーンイン信号BURNINを内部電圧
選択部500に出力する。
【0042】次いで、図6に示したように、該ローレベ
ルのバーンイン信号BURNINが内部電圧選択部50
0のNORゲート511に印加すると、該NORゲート
511からはハイレベルの信号が出力して各インバータ
512,513に順次印加され反転される。次いで、該
インバータ513から出力するハイレベルの信号はトラ
ンスミッションゲートT1のPMOSトランジスタ51
5に印加され、同時にインバータ514に印加してロー
レベルに反転された信号がNMOSトランジスタ516
に印加され、該トランスミッションゲートT1はターン
オフされる。かつ、該インバータ513から出力するハ
イレベルの信号はNANDゲート521に印加され、該
NANDゲート521は印加するすべての信号がハイレ
ベルであるため、ローレベルの信号を出力し、該ローレ
ベルの信号は各インバータ522,523に順次印加し
て反転され、該インバータ523からはローレベルの信
号がトランスミッションゲートT2のPMOSトランジ
スタ525に印加され、同時にインバータ520に印加
してハイレベルに反転された信号がNMOSトランジス
タ526に印加され、該トランスミッションゲートT2
はターンオンされる。したがって、内部電圧選択部50
0では、外部電圧Vddが継続増加し外部電圧分圧部2
00の出力分圧Vdivが正常動作時の内部基準電圧V
int−refより一層大きくなると、バーンイン時の
内部基準電圧Vref−biを出力信号Vref−mu
xとして選択する。すなわち、内部電圧選択部500
は、一定値を維持する正常動作時の内部基準電圧Vin
t−refでなく、外部電圧Vddの変化に比例するバ
ーンイン時の内部基準電圧Vref−biを選択して出
力するため、バーンイン動作モードの転換が行なわれ
る。
【0043】特に、本発明に係る半導体チップのバーン
イン電圧感知回路のバーンイン転換感知部300におい
ては、差動増幅器350に印加する外部電圧Vddの分
圧電圧Vdivと正常動作時の内部基準電圧Vint−
refとの間に次のような関係が成立する。
【0044】 正常動作モード→バーンイン動作モー
【0045】
【数5】
【0046】 バーンイン動作モード→正常動作モー
【0047】
【数6】 Vdiv<Vint−ref−Δ …(6)
【0048】 正常動作モード→バーンイン動作モー
【0049】
【数7】
【0050】 バーンイン動作モード→正常動作モード
【0051】
【数8】
【0052】ここで、上記式(7),(8)は式
(5),(6)に前記式(3)を適用し導出したもので
ある。かつ、上記式(5)〜(8)中Δは図4に示した
PMOSトランジスタ351〜354の大きさW/Lに
より決定される電圧であって、外部電圧Vddの変化に
従い、チップの動作状態が正常動作モードからバーンイ
ン動作モードに転換される場合の電圧とバーンイン動作
モードから正常動作モードに還元される場合の電圧とが
ヒステリシス的な特性を表わすようにしたものである。
すなわち、正常動作モードからバーンイン動作モードに
転換される場合の分圧電圧Vdivは正常動作時の内部
基準電圧にΔを加えた値よりも大きくなるべきであり、
バーンイン動作モードから正常動作モードに還元される
場合の分圧電圧Vdivは正常動作時の内部基準電圧V
int−refからΔを減算した値よりも小さくなるべ
きである。
【0053】一層詳しく説明すると、図4に示したよう
に、チップの動作モードが正常動作モードからバーンイ
ン動作モードに転換されるためには、外部電圧分圧部2
00の出力電圧Vdivが正常動作時の内部基準電圧V
int−refよりも大きくなるべきである。このと
き、差動増幅350に流れる電流においては、PMOS
トランジスタ351,353をそれぞれ通った後、NM
OSトランジスタ357,360を経て流れる電流の量
が多いが、PMOSトランジスタ352,354をそれ
ぞれ通ったNMOSトランジスタ358,360を経て
流れる電流の量も存在するため、正常動作モードからバ
ーンイン動作モードに完全に転換されるためには、前記
分圧電圧Vdivが、ただ正常動作時の内部基準電圧V
int−refよりも大きくなるべきであるということ
でなく、前記電流成分に従い決定される電圧Δを考慮し
た電圧Vint−ref+Δよりも大きくなるべきであ
るということである。
【0054】このようなことは、バーンイン動作モード
で外部電圧Vddが減少し、再び正常動作モードに還元
する場合も同様に適用される。
【0055】上記式(7),(8)で、バーンイン開始
電圧を示す式(7)からバーンイン終了電圧を示す式
(8)を引くと次式(9)が成立する。
【0056】
【数9】
【0057】したがって、本発明において、バーンイン
開始電圧とバーンイン終了電圧との差に係る外部電圧V
ddに対するヒステリシス電圧δは、差動増幅器350
のヒステリシス電圧Δと図3の各抵抗R1,R2の抵抗
値とにより決定される。このようにして、バーンイン動
作モードへの転換が行なわれると、内部電圧駆動部60
0は、外部電圧Vddの変化に比例する電圧Vref−
biによりチップ内の素子を駆動する。その後、バーン
イン動作モードから正常動作モードに還元されるために
は、外部電圧Vddがバーンイン開始電圧よりも外部電
圧Vddに対するヒステリシス電圧δだけ降下される場
合に限って正常モードに還元される。たとえば、外部電
圧VddがVdd=3.3±0.3Vのチップにおい
て、内部基準電圧Vint−refが2.5V、|Vt
p|が0.8Vのバーンイン開始電圧は4.8V、外部
電圧Vddに対するヒステリシス電圧δは0.5V、γ
=0.6Vであると、前記式(9)により差動増幅器3
50のヒステリシス電圧Δは0.15Vとなる。この場
合、外部電圧Vddが増加しても内部電圧駆動部600
は正常動作時の内部基準電圧Vint−refにより駆
動され、内部電圧Vintを一定に維持させる。次い
で、外部電圧Vddが継続増加しVdd>4.1Vにな
ると、前式(2)によりバーンイン電圧感知回路はバー
ンイン準備モードになる。このようなバーンイン準備モ
ードにおいても、外部電圧Vddがバーンイン開始電圧
4.8Vよりも小さい区間では、内部電圧Vintが外
部電圧Vddにかかわりなく一定値に維持される。か
つ、バーンイン転換感知部300、外部電圧分圧部20
0、および内部基準電圧発生部400は、バーンイン動
作モードへの転換に必要な要素を活性化させながら外部
電圧Vddを継続観察する。
【0058】その後、外部電圧Vddが一層増加しVd
d>4.8Vになると、前記バーンイン転換感知部30
0から出力されるバーンイン信号BURNINはハイレ
ベルからローレベルに変換し、チップの動作をバーンイ
ン動作モードに変換される。次いで、前述したように、
チップの内部電圧Vintは外部電圧Vddの変化に比
例して変化され、バーンイン動作が行なわれる。そし
て、一旦バーンイン動作モードに転換されたチップは、
ヒステリシス特性により外部電圧VddがVdd<4.
8VでなくVdd<4.3Vになるときのみ、バーンイ
ン動作モードから正常動作モードに還元される。
【0059】図7は、外部電圧Vddが0Vから6.5
Vまで変化する場合の内部電圧Vintの変化状態を示
したグラフであって、外部電圧Vddが4.1Vになる
まで内部電圧Vintは一定電圧2.5Vを維持する。
図中、外部電圧Vddが4.1Vから4.8Vまではバ
ーンイン準備モードであって、該バーンイン準備モード
ではバーンイン時の内部基準電圧Vref−biが外部
電圧Vddと比例して増加するが内部電圧選択部500
が正常動作時の内部基準電圧Vint−refを選択し
て出力するためチップは継続して内部電圧2.5Vにて
駆動される。次いで、外部電圧Vddがバーンイン開始
電圧4.8Vに至ると、内部電圧選択部500はバーン
イン時の内部基準電圧Vref−biをチップの駆動電
圧として選択するため、チップはバーンイン動作モード
で動作され、一旦バーンイン動作モードになったチップ
は外部電圧Vddが4.3V以下に降下するときまで継
続してバーンイン動作を行なう。そして、外部電圧Vd
dが4.3V以下になるとバーンイン動作モードから正
常動作モードに還元され、図中、バーンイン開始電圧と
バーンイン終了電圧間の0.5Vの区間が外部電圧Vd
dに対するヒステリシスとなる。
【0060】したがって、本発明においては、一旦転換
されたバーンイン動作モードから正常動作モードに還元
されるためにはヒステリシス特性により外部電圧Vdd
が十分に降下されるべきであるので、従来のようにバー
ンイン開始動作とバーンイン終了動作とが反復して行な
われる発振現象が防止される。
【0061】以上説明したように、本発明に係る半導体
チップのバーンイン電圧感知回路においては、外部電圧
感知部およびバーンイン転換感知部を備え、半導体製造
工程の偏差にかかわりなく、正常の電圧からバーンイン
動作の電圧を感知するようになっているため、バーンイ
ン動作を正確に行ない、製品の信頼性を向上し得るとい
う効果がある。かつ、バーンイン開始電圧とバーンイン
終了電圧間のヒステリシス特性を利用してバーンイン動
作を行なうようになっているため、従来のバーンイン動
作モードと正常動作間で起こる発振現象が防止されると
いう効果がある。また、正常動作モードの場合はバーン
イン電圧感知回路の不要な要素が非活性化されるので、
省エネルギー化を図り得るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半導体チップのバーンイン電圧感
知回路の構成を示したブロック図である。
【図2】図1の外部電圧感知部の回路図である。
【図3】図1の外部電圧分圧部の回路図である。
【図4】図1のバーンイン転換感知部の回路図である。
【図5】図1の内部基準電圧発生部の回路図である。
【図6】図1の内部電圧選択部の回路図である。
【図7】本発明の半導体チップのバーンイン電圧感知回
路に係る外部電圧と内部電圧間の変化状態を表示した図
である。
【図8】従来の半導体チップのバーンイン電圧感知回路
を示した回路図である。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01R 31/28 - 31/3193 G01R 31/26 G06F 11/22 H01L 21/66 G11C 29/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から印加する電圧の大きさに従い半
    導体チップのバーンイン動作モードを検出するバーンイ
    ン電圧感知回路であって、 印加する外部電圧のレベルが所定の内部基準電圧レベル
    よりも大きいかを検出し、該検出結果によりバーンイン
    イネーブル信号を出力する外部電圧感知部と、 ヒステリシス特性を有して前記バーンインイネーブル信
    号により制御され、分圧された外部電圧と前記内部基準
    電圧とが印加する場合、前記分圧された外部電圧が前記
    内部基準電圧に前記ヒステリシス特性を加えた値よりも
    大きいとき第1状態のバーンイン信号を出力し、前記分
    圧された外部電圧が前記内部基準電圧から前記ヒステリ
    シス特性を引いた値よりも小さいとき第2状態のバーン
    イン信号を出力するバーンイン転換感知部と、 を備えた半導体チップのバーンイン電圧感知回路。
  2. 【請求項2】 前記第1状態のバーンイン信号は、バー
    ンイン動作の開始を表わす信号である請求項1に記載の
    半導体チップのバーンイン電圧感知回路。
  3. 【請求項3】 前記第2状態のバーンイン信号は、バー
    ンイン動作の終了を表わす信号である請求項1に記載の
    半導体チップのバーンイン電圧感知回路。
  4. 【請求項4】 前記外部電圧感知部は、 外部電圧と所定ノード間に直列に連結された複数個のP
    MOSトランジスタと、 外部電圧が各ゲートに印加され、前記所定ノードと接地
    間に直列に連結された複数個のNMOSトランジスタ
    と、 を備え、 前記複数個のPMOSトランジスタのしきい値電圧と、
    前記内部基準電圧と、前記複数個のNMOSトランジス
    タに印加する余分の電圧と、を和した値よりも前記外部
    電圧が大きいとき、前記バーンインイネーブル信号が出
    力されるようになる請求項1に記載の半導体チップのバ
    ーンイン電圧感知回路。
  5. 【請求項5】 前記バーンイン転換感知部は、 反転された前記バーンインイネーブル信号により外部電
    圧をスイッチングするPMOSトランジスタと、 ヒステリシス特性を有して前記PMOSトランジスタに
    より動作され、前記分圧された外部電圧が前記内部基準
    電圧に前記ヒステリシス特性を加えた値よりも大きいと
    き前記第1状態のバーンイン信号を出力し、前記外部電
    圧が前記内部基準電圧から前記ヒステリシス特性を引い
    た値よりも小さいとき前記第2状態のバーンイン信号を
    出力する差動増幅器と、 該差動増幅器の出力信号と反転されたバーンインイネー
    ブル信号とが印加するとき前記第1状態のバーンイン信
    号および前記第2状態のバーンイン信号をそれぞれ出力
    するNORゲートと、を備えた請求項1に記載の半導体
    チップのバーンイン電圧感知回路。
  6. 【請求項6】 外部から印加する電圧の大きさに従い半
    導体チップのバーンイン動作モードを検出するバーンイ
    ン電圧感知回路であって、 印加する外部電圧のレベルが所定の内部基準電圧レベル
    よりも大きいかを検出し、該検出結果によりバーンイン
    イネーブル信号を出力する外部電圧感知部と、 前記バーンインイネーブル信号によりイネーブルされ、
    前記外部電圧の大きさに比例する第1基準電圧を出力す
    る外部電圧分圧部と、 前記バーンインイネーブル信号によりイネーブルされ、
    前記外部電圧の大きさに比例する第2基準電圧を出力す
    る内部基準電圧発生部と、 ヒステリシス特性を有して前記バーンインイネーブル信
    号により制御され、前記第1基準電圧が前記内部基準電
    圧に前記ヒステリシス特性を加えた値よりも大きいと
    き、バーンイン動作開始信号を出力し、前記第1基準電
    圧が前記内部基準電圧から前記ヒステリシス特性を引い
    た値よりも小さいとき、バーンイン動作終了信号を出力
    するバーンイン転換感知部と、 前記バーンイン動作開始信号および前記バーンイン動作
    終了信号の状態に従い前記第2基準電圧と前記内部基準
    電圧とを選択して出力する内部電圧選択部と、を備えた
    半導体チップのバーンイン電圧感知回路。
  7. 【請求項7】 前記内部電圧選択部は、以前に選択され
    た第2基準電圧または内部基準電圧を非活性化した後、
    前記第2基準電圧と内部基準電圧とを選択し、各電圧間
    の衝突を防止する請求項6に記載の半導体チップのバー
    ンイン電圧感知回路。
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