JP2848382B2 - 液晶パネル - Google Patents
液晶パネルInfo
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- JP2848382B2 JP2848382B2 JP21751297A JP21751297A JP2848382B2 JP 2848382 B2 JP2848382 B2 JP 2848382B2 JP 21751297 A JP21751297 A JP 21751297A JP 21751297 A JP21751297 A JP 21751297A JP 2848382 B2 JP2848382 B2 JP 2848382B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- substrate
- substrates
- drive circuit
- liquid crystal
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- Liquid Crystal (AREA)
- Thin Film Transistor (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、画素領域と駆動回
路とが同一の基板上に形成された液晶パネルの構造に関
する。 【０００２】 【従来の技術】アクティブマトリックス基板のスイッチ
ング素子として絶縁ゲート型ＭＯＳトランジスターある
いは薄膜トランジスターを用いれば、同一基板上に駆動
回路を内蔵することが可能であり、周辺の実装がしやす
くなるという長所がある。 【０００３】図２は、絶縁性基板上にマトリックス状に
配置された薄膜トランジスターと周辺駆動回路から構成
された液晶表示用ドライバー内蔵アクティブマトリック
ス基板の模式図である。１（Ｇ1 〜Ｇｍ）は、タイミン
グ線となるゲート線、２（Ｓ1 〜 Ｓｒ）データ線とな
るソース線であり、その交差点に配置された薄膜トラン
ジスター３によりデータを画素電極４に書き込んでい
る。５は、タイミング線駆動回路、６はデータ線駆動回
路でありこの図は、両側駆動の場合を示している。 【０００４】図３は、従来のドライバー内蔵液晶パネル
の概要断面図（ａ）と平面図（ｂ）である。アクティブ
マトリックス基板は絶縁性基板７上に、薄膜トランジス
ターと配線と画素電極からなるパネル表示領域８と、タ
イミング線１を駆動するタイミング線駆動回路５と、デ
ータ線２を駆動するデータ線駆動回路６と周辺連続用端
子９が形成されている。対向電極基板は、絶縁性の対向
基板１０上に、対向電極１１が形成されている。両基板
を配向処理した後、液晶１２を封じ込めるシール剤１３
を対向基板側にパターン印刷して両基板を組み合わせた
後、封入口１４より液晶を注入すれば、液晶パネルがで
きる。周辺駆動回路は、外部雰囲気に露出した状態にな
るので、あらかじめパッシべーション膜１５を形成して
おくか、パネル完成後に樹脂モールド等を施して、周辺
駆動回路を湿気保護しておく必要がある。 【０００５】 【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の従来技
術では、周辺駆動回路の耐湿保護は樹脂モールドの厚み
むらがあると不完全であり、また、樹脂モールドの上か
らでも引っかきキズ等の機械的応力がかかると、素子破
壊を発生するという問題点もあり、取り扱いには慎重を
要する。 【０００６】そこで本発明はこのような問題点を解決す
るもので、その目的とするところは、周辺駆動回路を湿
気および機械的応力から十分保護できるドライバー内蔵
液晶パネルの構造を提供するところにある。 【０００７】 【課題を解決するための手段】本発明は、一対の基板間
に液晶が挟持され、該一対の基板の一方の基板に、マト
リクス状に配列されたデータ線とタイミング線と、前記
各データ線と前記各タイミング線に接続されたスイッチ
ング素子と、前記スイッチング素子に接続された画素電
極とからなる表示領域と、前記一方の基板の前記表示領
域周辺に前記データ線と前記タイミング線の少なくとも
一方を駆動する駆動回路とが配置されてなる液晶パネル
であって、前記一対の基板の他方の基板の内面及び外面
は突出部のない平坦な面からなり、且つ前記他方の基板
は前記駆動回路の上まで延在されてなり、前記表示領域
を包囲するように前記一対の基板間にシール剤が形成さ
れてなり、前記駆動回路上の前記シール剤と前記一対の
基板間とで覆われた空間には樹脂が充填されてなること
を特徴とする。 【０００８】 【作用】本発明の上記の構成によれば、対向電極基板が
周辺駆動回路を覆うように延在されてなり、しかも樹脂
が周辺駆動回路部上を覆うように形成されているので、
周辺駆動回路は、機械的応力（キズ、損傷等）から保護
でき、また耐湿性を維持することができる。 【０００９】 【発明の実施の形態】図１は、本発明の実施例を示すド
ライバー内蔵液晶パネルの概要断面図（ａ）と平面図
（ｂ）である。図３の従来例と異なるのは、対向基板１
０上に対向電極１１を有した対向電極基板がタイミング
線駆動回路５とデータ線駆動回路６の上まで延長されて
おり、周辺駆動回路を機械的応力から保護している点に
ある。さらに周辺を樹脂１６でモールドすることにより
周辺駆動回路の耐湿性も向上している。樹脂１６は、粘
度の低いものを周辺駆動回路上の穴洞部１７に充填して
さらに粘度の高い樹脂で周辺を被ふくするような二層構
造とすることも可能である。 【００１０】アクティブマトリックス基板としては、本
実施例に示されるような絶縁性基板として透明基板を用
いれば薄膜トランジスターを用いた透過性の液晶パネル
が実現できるほか不透明な半導体基板を用いればＭＯＳ
トランジスターを用いた反射型の液晶パネルも可能であ
る。 【００１１】 【発明の効果】以上述べたように本発明によれば次のよ
うな効果がある。 【００１２】第１に、周辺駆動回路が、対向電極基板に
おおわれているため、素子部を傷つけたり汚すことがな
く、取り扱いが容易で信頼性が向上する。 【００１３】第２に駆動回路を包囲するように樹脂が基
板間に形成されているため、駆動回路の耐湿性が向上す
る。第３に、他方の基板は駆動回路の上まで延在されて
おり、駆動回路上のシール剤と基板間とで覆われた空間
には樹脂が充填されているため、駆動回路の基板への密
着性及び駆動回路の耐衝撃性が向上する。
路とが同一の基板上に形成された液晶パネルの構造に関
する。 【０００２】 【従来の技術】アクティブマトリックス基板のスイッチ
ング素子として絶縁ゲート型ＭＯＳトランジスターある
いは薄膜トランジスターを用いれば、同一基板上に駆動
回路を内蔵することが可能であり、周辺の実装がしやす
くなるという長所がある。 【０００３】図２は、絶縁性基板上にマトリックス状に
配置された薄膜トランジスターと周辺駆動回路から構成
された液晶表示用ドライバー内蔵アクティブマトリック
ス基板の模式図である。１（Ｇ1 〜Ｇｍ）は、タイミン
グ線となるゲート線、２（Ｓ1 〜 Ｓｒ）データ線とな
るソース線であり、その交差点に配置された薄膜トラン
ジスター３によりデータを画素電極４に書き込んでい
る。５は、タイミング線駆動回路、６はデータ線駆動回
路でありこの図は、両側駆動の場合を示している。 【０００４】図３は、従来のドライバー内蔵液晶パネル
の概要断面図（ａ）と平面図（ｂ）である。アクティブ
マトリックス基板は絶縁性基板７上に、薄膜トランジス
ターと配線と画素電極からなるパネル表示領域８と、タ
イミング線１を駆動するタイミング線駆動回路５と、デ
ータ線２を駆動するデータ線駆動回路６と周辺連続用端
子９が形成されている。対向電極基板は、絶縁性の対向
基板１０上に、対向電極１１が形成されている。両基板
を配向処理した後、液晶１２を封じ込めるシール剤１３
を対向基板側にパターン印刷して両基板を組み合わせた
後、封入口１４より液晶を注入すれば、液晶パネルがで
きる。周辺駆動回路は、外部雰囲気に露出した状態にな
るので、あらかじめパッシべーション膜１５を形成して
おくか、パネル完成後に樹脂モールド等を施して、周辺
駆動回路を湿気保護しておく必要がある。 【０００５】 【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の従来技
術では、周辺駆動回路の耐湿保護は樹脂モールドの厚み
むらがあると不完全であり、また、樹脂モールドの上か
らでも引っかきキズ等の機械的応力がかかると、素子破
壊を発生するという問題点もあり、取り扱いには慎重を
要する。 【０００６】そこで本発明はこのような問題点を解決す
るもので、その目的とするところは、周辺駆動回路を湿
気および機械的応力から十分保護できるドライバー内蔵
液晶パネルの構造を提供するところにある。 【０００７】 【課題を解決するための手段】本発明は、一対の基板間
に液晶が挟持され、該一対の基板の一方の基板に、マト
リクス状に配列されたデータ線とタイミング線と、前記
各データ線と前記各タイミング線に接続されたスイッチ
ング素子と、前記スイッチング素子に接続された画素電
極とからなる表示領域と、前記一方の基板の前記表示領
域周辺に前記データ線と前記タイミング線の少なくとも
一方を駆動する駆動回路とが配置されてなる液晶パネル
であって、前記一対の基板の他方の基板の内面及び外面
は突出部のない平坦な面からなり、且つ前記他方の基板
は前記駆動回路の上まで延在されてなり、前記表示領域
を包囲するように前記一対の基板間にシール剤が形成さ
れてなり、前記駆動回路上の前記シール剤と前記一対の
基板間とで覆われた空間には樹脂が充填されてなること
を特徴とする。 【０００８】 【作用】本発明の上記の構成によれば、対向電極基板が
周辺駆動回路を覆うように延在されてなり、しかも樹脂
が周辺駆動回路部上を覆うように形成されているので、
周辺駆動回路は、機械的応力（キズ、損傷等）から保護
でき、また耐湿性を維持することができる。 【０００９】 【発明の実施の形態】図１は、本発明の実施例を示すド
ライバー内蔵液晶パネルの概要断面図（ａ）と平面図
（ｂ）である。図３の従来例と異なるのは、対向基板１
０上に対向電極１１を有した対向電極基板がタイミング
線駆動回路５とデータ線駆動回路６の上まで延長されて
おり、周辺駆動回路を機械的応力から保護している点に
ある。さらに周辺を樹脂１６でモールドすることにより
周辺駆動回路の耐湿性も向上している。樹脂１６は、粘
度の低いものを周辺駆動回路上の穴洞部１７に充填して
さらに粘度の高い樹脂で周辺を被ふくするような二層構
造とすることも可能である。 【００１０】アクティブマトリックス基板としては、本
実施例に示されるような絶縁性基板として透明基板を用
いれば薄膜トランジスターを用いた透過性の液晶パネル
が実現できるほか不透明な半導体基板を用いればＭＯＳ
トランジスターを用いた反射型の液晶パネルも可能であ
る。 【００１１】 【発明の効果】以上述べたように本発明によれば次のよ
うな効果がある。 【００１２】第１に、周辺駆動回路が、対向電極基板に
おおわれているため、素子部を傷つけたり汚すことがな
く、取り扱いが容易で信頼性が向上する。 【００１３】第２に駆動回路を包囲するように樹脂が基
板間に形成されているため、駆動回路の耐湿性が向上す
る。第３に、他方の基板は駆動回路の上まで延在されて
おり、駆動回路上のシール剤と基板間とで覆われた空間
には樹脂が充填されているため、駆動回路の基板への密
着性及び駆動回路の耐衝撃性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図１】（ａ），（ｂ）は、本発明の実施例を示すドラ
イバー内蔵液晶パネルの概要断面図（ａ）と平面図
（ｂ）である。 【図２】ドライパー内蔵アクティブマトリックス基板の
回路模式図である。 【図３】（ａ），（ｂ）は、従来のドライバー内蔵液晶
パネルの概要断面図（ａ）と平面図（ｂ）である。 【符号の説明】 １…タイミング線（ゲート線） ２…データ線（ソース線） ３…薄膜トランジスター ４…画素電極 ５…タイミング線駆動回路 ６…データ線駆動回路 ７…絶縁性基板 ８…パネル表示領域 ９…周辺接続用端子 １０…対向基板 １１…対向電極 １２…液晶 １３…シール剤 １４…封入口 １５…パッシべーション １６…樹脂 １７…穴洞部
イバー内蔵液晶パネルの概要断面図（ａ）と平面図
（ｂ）である。 【図２】ドライパー内蔵アクティブマトリックス基板の
回路模式図である。 【図３】（ａ），（ｂ）は、従来のドライバー内蔵液晶
パネルの概要断面図（ａ）と平面図（ｂ）である。 【符号の説明】 １…タイミング線（ゲート線） ２…データ線（ソース線） ３…薄膜トランジスター ４…画素電極 ５…タイミング線駆動回路 ６…データ線駆動回路 ７…絶縁性基板 ８…パネル表示領域 ９…周辺接続用端子 １０…対向基板 １１…対向電極 １２…液晶 １３…シール剤 １４…封入口 １５…パッシべーション １６…樹脂 １７…穴洞部
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 １．一対の基板間に液晶が挟持され、該一対の基板の一
方の基板に、マトリクス状に配列されたデータ線とタイ
ミング線と、前記各データ線と前記各タイミング線に接
続されたスイッチング素子と、前記スイッチング素子に
接続された画素電極とからなる表示領域と、前記一方の
基板の前記表示領域周辺に前記データ線と前記タイミン
グ線の少なくとも一方を駆動する駆動回路とが配置され
てなる液晶パネルであって、 前記一対の基板の他方の基板の内面及び外面は突出部の
ない平坦な面からなり、且つ前記他方の基板は前記駆動
回路の上まで延在されてなり前記表示領域を包囲するよ
うに前記一対の基板間にシール剤が形成されてなり、 前記駆動回路上の前記シール剤と前記一対の基板間とで
覆われた空間には樹脂が充填されてなることを特徴とす
る液晶パネル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21751297A JP2848382B2 (ja) | 1997-08-12 | 1997-08-12 | 液晶パネル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21751297A JP2848382B2 (ja) | 1997-08-12 | 1997-08-12 | 液晶パネル |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62206839A Division JP2764398B2 (ja) | 1987-08-20 | 1987-08-20 | ドライバー内蔵液晶パネル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1073848A JPH1073848A (ja) | 1998-03-17 |
| JP2848382B2 true JP2848382B2 (ja) | 1999-01-20 |
Family
ID=16705401
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21751297A Expired - Lifetime JP2848382B2 (ja) | 1997-08-12 | 1997-08-12 | 液晶パネル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2848382B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3843700B2 (ja) * | 2000-05-26 | 2006-11-08 | セイコーエプソン株式会社 | 保護膜の形成方法、配向膜の形成方法、液晶装置及び電子機器 |
| WO2017072864A1 (ja) * | 2015-10-27 | 2017-05-04 | 堺ディスプレイプロダクト株式会社 | 液晶表示装置 |
-
1997
- 1997-08-12 JP JP21751297A patent/JP2848382B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH1073848A (ja) | 1998-03-17 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19981006 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |