JP2847443B2 - 吸排気ガスケット - Google Patents

吸排気ガスケット

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JP2847443B2
JP2847443B2 JP3222516A JP22251691A JP2847443B2 JP 2847443 B2 JP2847443 B2 JP 2847443B2 JP 3222516 A JP3222516 A JP 3222516A JP 22251691 A JP22251691 A JP 22251691A JP 2847443 B2 JP2847443 B2 JP 2847443B2
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宏明 秋田
敏雄 堤
亘 佐藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関にあってそのフ
ランジ間を密封するガスケットに関し、具体的には吸気
孔と排気孔を同一方向に備えたカウンターフロー形式の
シリンダーヘッドのフランジ部に取り付けられる吸排気
ガスケットに関する。
【0002】
【従来の技術】カウンターフロー型エンジンに供される
従来のガスケットは、アスベスト系・グラファイト系等
からなる圧縮弾性を有する密封材を用いその両面に補
強金属板を圧接したり、あるいは前記構造とは逆に、ア
スベスト系・グラファイト系等の密封材を補強金属板の
表裏に圧接した構造などが知られている。また、吸気孔
と排気孔を各々別体として組み立てる方法として、熱負
荷の厳しい排気側に、アルミメッキ鋼鈑やステンレス鋼
鈑からなる金属板を積層しその金属板に面圧分布を有
利とするビード成形をするなどの造形を施し、一方、熱
負荷の低い吸気側は前記アスベスト系やグラファイト系
の密封材でシール部を造形してそれらを一体に組み合わ
せた構造が知られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ように排気孔にアスベスト系やグラファイト系の密封材
を使用した場合、排気ガスが高温であるため層間方向に
熱破壊を生じる問題が発生し、そのため金属製グロメッ
トを排気ポートの開口部を囲う位置に配置する等の耐熱
向上形状の付加が必要なためコストアップになってい
た。しかも、アルミ製シリンダヘッドと鋳鉄製排気集合
マニホールドでは熱歪みにより締付軸力の直角方向に移
動するため、エンジンの高負荷運転のゴー・ストップで
はガスケツト自体が切断するなど長期寿命を維持できな
い大きな欠点があった。
【0004】また、吸排気孔を別部品として組み合わせ
る構造の場合は、シリンダヘッドに埋設したスタッドボ
ルトを吸排気マニホールドのボルト孔と共用することが
できないなどの作業性に劣る欠点と、部品点数増加に伴
う管理上の問題があった。本発明はこのような欠点に鑑
み、吸排気両孔に同時に対応せしめ密封性能が良好で
組付け性に優れる吸排気ガスケットを提供することを目
的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明を図面によって説
明すると、図1に示すように、内燃機関のインテークマ
ニホールド及びエキゾーストマニホールドとシリンダヘ
ッドとの間に装着される吸気孔(1)及び排気孔(2)
を一体的に有した複数の板材からなる積層構造の吸排気
ガスケットであって、前記吸排気ガスケットはそれぞれ
の吸・排気孔(1)(2)に連なり芯材となる中間板
(3)を具備しており、前記吸気孔(1)の位置する中
間板(3)の両面には、合成ゴムあるいは合成樹脂に補
強繊維を混合してこれを50μ〜300μの厚さでコー
ティング形成した弾性層(6)を有する金属製の薄板
(4)を配設すると共に、排気孔(2)の位置する両面
には少なくとも一枚以上の薄鋼板(5)を配置し、前記
薄板(4)と薄鋼鈑(5)に吸気孔(1)と排気孔
(2)をそれぞれ連削せしめて、これら薄板(4)と薄
鋼鈑(5)を中間板(3)に接着あるいは溶着などして
一体化したことを特徴としている。
【0006】
【実施例】図1において、本発明の吸排気ガスケットは
中間板(3)を具備し、この中間板(3)に吸気孔
(1)と排気孔(2)を密封するそれぞれに最適な部材
一体的に設けたものであり、図2に示す如く吸気孔
(1)には薄板(4)を複数設けると共にその表面に
補強繊維を混合した合成ゴムあるいは合成樹脂からなる
弾性層(6)を50μ〜300μの厚さでコーティング
形成せしめており、この弾性層(6)は耐熱性の高いア
ラミド繊維や合成繊維を用いこれを特殊無機充填材等
と共に合成ゴムなどのアスベストを含まないシール材に
混入せしめて形成する等の方法がある。一方、排気孔
(2)には前記中間板(3)の両面に孔部の連設された
複数の薄鋼板(5)を積層している。また、前記中間板
(3)にはSUS鋼鈑を、薄板(4)には安価な鉄板
(SPCC)を0.2〜0.7mm程度の厚みを持たせ
て用いたものが一般的であるが、他の鋼鈑とか、軽量な
アルミニウム製板材をこれに組み合わせることも可能で
ある。
【0007】このとき、図2に示すように前記薄板
(4)及び弾性層(5)からなった吸気孔(1)と排気
孔(2)のそれぞれの開口部に該開口部を囲むビード
(7)を設けると、該ビード(7)によってフランジ歪
みを吸収してシール性を高めることが出来るので有効な
密封手段になり得る。このビード(7)の形状として
は、図2に示す吸気孔(1)側に形成された縁曲ビード
(71)及び排気孔(2)側の部分縁曲ビード(72)
等のものから、図3の吸気孔(1)側に示された突出ビ
ード(73)やその排気孔(2)側の単数縁曲ビード
(74)、あるいは、図4に示す複数縁曲ビード(7
5)などが実施可能である。また、図5に示すように薄
板(4)の開口部を前記中間板(3)の開口部とほぼ同
寸法かあるいは僅かに大きい寸法に折返して折曲部
(8)を造形することもできる。これらの構造により、
前記フランジ歪みの吸収は勿論、熱膨張による横流れ現
象に対して有効な吸収性能を持ったガスケットが得られ
る。
【0008】
【発明の効果】上記のように本発明は、求められる密封
性能の大きく異なる吸排気孔(1)(2)を同一フラン
ジ面に持つガスケットにおいて、異なったシール材を個
別に配置して各孔部のそれぞれの要求性能を完璧に満足
せしめ、尚且つ両シール箇所の密封基素材となる中間板
(3)によってこれらを一体化して正確な位置決めと
迅速・確実な装着を実現したものであり、高負荷運転に
あっても良好な追随性を示すなど長期寿命を維持する優
れたガスケットとなったものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の吸排気ガスケットの一実施例を示した
平面図である。
【図2】本発明の吸排気ガスケットを分かり易く示した
略断面図である。
【図3】本発明の他の実施例を示した略断面図である。
【図4】本発明の実施例を示した略断面図である。
【図5】本発明の他の実施例を示した略断面図である。
【符号の説明】
1 吸気孔 2 排気孔 3 中間板 4 薄板 5 薄鋼鈑 6 弾性層 7 ビード 8 折曲部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16J 15/00 - 15/14

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関のインテークマニホールド及び
    エキゾーストマニホールドとシリンダヘッドとの間に装
    着される吸気孔(1)及び排気孔(2)を一体的に有し
    た積層構造の吸排気ガスケットであって; 前記吸排気ガスケットはそれぞれの吸排気孔(1)
    (2)に連なる中間板(3)を具備しており、 前記吸気孔(1)の位置する中間板(3)の両面には
    合成ゴムあるいは合成樹脂に補強繊維を混合してこれを
    50μ〜300μの厚さでコーティング形成した弾性層
    (6)を有する金属製の薄板(4)を配設し、 排気孔(2)の位置する両面には少なくとも一枚以上の
    薄鋼鈑(5)を配設しており、 前記薄板(4)と薄鋼鈑(5)に吸気孔(1)と排気孔
    (2)をそれぞれ連削せしめて、これら薄板(4)と薄
    鋼鈑(5)を中間板(3)に一体的に取り付けた ことを
    特徴とする吸排気ガスケット。
  2. 【請求項2】 前記吸気孔(1)と排気孔(2)のそれ
    ぞれの開口部に該開口部を囲むビード(7)を設けた
    ことを特徴とする請求項1記載の断熱性ガスケット。
  3. 【請求項3】 前記排気孔(3)に形成された薄鋼板
    (5)の開口部を前記中間板(3)の開口部とほぼ同寸
    法かあるいは僅かに大きい寸法に折返して折曲部(7)
    を造形したことを特徴とする請求項1ないし2記載の
    排気ガスケット。
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