JP2844979B2 - 給水装置 - Google Patents

給水装置

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JP2844979B2
JP2844979B2 JP3192023A JP19202391A JP2844979B2 JP 2844979 B2 JP2844979 B2 JP 2844979B2 JP 3192023 A JP3192023 A JP 3192023A JP 19202391 A JP19202391 A JP 19202391A JP 2844979 B2 JP2844979 B2 JP 2844979B2
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water
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water supply
shower
solenoid
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恭司 森
晴樹 松嶋
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TOTO KIKI KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は複数の吐水口に対応し
て複数の電磁弁を備える給水装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の吐水口を備える給水装置と
してはシャワー装置がある。そして従来のシャワー装置
の中において、例えばハンドシャワーやボディシャワ
ー、オーバーヘッドシャワー等のように種類の異なるシ
ャワー吐水口を6〜8個程度備えたものがある(実開昭
63−15885号、実開昭63−9365号等)。上
記したシャワー装置は各シャワー吐水口に対応して複数
の電磁弁を備えており、そして通常においてこれらの電
磁弁には、弁体を一次側に向けて開弁させるダイヤフラ
ム式のものが用いられている。
【0003】
【発明が解決しょうとする課題】上記したシャワー装置
は、各シャワー吐水口に対応して設けられる電磁弁を順
次開弁させて希望するシャワー吐水口から代る代る吐水
を行いながらシャワーを浴びるものである。
【0004】しかしながら、上記したシャワー装置にお
いて、例えばハンドシャワーの電磁弁を開弁させて吐水
を開始すると、その時の水圧変動により給水路内に強い
負圧が生じる。そして、この負圧力は他の各電磁弁の弁
体の一次側に干渉圧力として加わり、これにより吐水と
は関係のないシャワー吐水口の電磁弁が一次側に強く吸
引されて開弁してしまい、予定以外のシャワー吐水口か
ら吐水が開始されてしまうことがある。さらに、上記し
たように開弁してしまった関係のない電磁弁は、ハンド
シャワーの電磁弁を閉弁した後も、弁体を開弁する方向
に作用する吐水流の動圧により開弁されたまま自力では
閉弁できなくなる状態になってしまうこともある。
【0005】本発明は、上記したシャワー装置の様に、
複数の吐水口を備える給水装置に対して、吐水開始時に
給水路を介して各電磁弁の間で生じる干渉圧力を阻止せ
しめる手段を具備することより、吐水時に関係のない電
磁弁が誤動作するのを防止することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した課題
を解決するために、共通する給水路からの給水を受けて
吐水を行う複数の吐水口と、これらの吐水口に対応して
上記給水路に設けられる複数の電磁弁とを備え、上記電
磁弁の弁体を一次側に開動させて各吐水口からの吐水を
行う給水装置において、前記各電磁弁の一次側に各々逆
止弁を設けたものである。
【0007】
【作用】以上の手段によれば、各吐水口に対応する電磁
弁の一次側に設けられる逆止弁は、同弁の一次側に負圧
力が生じた場合に閉弁し、これにより上記負圧力が同弁
の二次側に伝播されるのを抑止する。
【0008】したがって、特定の電磁弁が開弁され時の
圧力変動により給水路の全域に負圧が生じた時、逆止弁
はこの負圧が同逆止弁の二次側に伝播されるのを絶ち、
電磁弁の弁体を開弁させる干渉圧力として作用するのを
防止する。
【0009】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、各吐水口
に対応する電磁弁の一次側に逆止弁を設けたものである
から、吐水開始に際して電磁弁を開弁した時の圧力変動
により給水路内に負圧力が生じた場合において、この負
圧力が他の電磁弁の弁体を吸引して開かせる干渉圧力と
して加わるのを各電磁弁一次側の逆止弁により絶つこと
ができ、これにより、吐水時に生じる圧力変動により吐
水と関係のない電磁弁が開弁される現象を確実に防止す
ることができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施を図面に基づいて説明
する。
【0011】第1図乃至第3図は本発明を実施したシャ
ワー装置を示している。このシャワー装置は背面を開口
させて縦長状に形成される本体パネルA1正面の各部位
にシャワー吐水口a1〜a5とスパウトa6を設け、混
合栓1から供給される給湯がこれらから吐水されるよう
に構成してある。
【0012】本体パネルA1は、FRPから成形し、上
方部位にシャワー吐水口a1〜a5を支持する突出部1
1を形成すると共に、パネル正面に操作パネル13a,
13b及び収納部12a,12bを形成し、さらに最下
部にはスパウトa6をカバーする膨出部14が形成して
あり、下部のスパウトa6が床面から適当な高さになる
様、壁面Bに対して取り付け固定してある。
【0013】上記シャワー装置は、本体パネルA1の突
出部11に設置するオーバーヘッドシャワーa1、うた
せシャワーa2、ミクロシャワーa3、それと本体パネ
ルA1の中央に設ける2個のボディーシャワーa4、ハ
ンドシャワーa5の合計5種類のシャワー吐水口と、パ
ネル下部に設置するスパウトa6を備えている。上記し
た本体パネルA1内の下部には給水源(図示せず)に連
絡する給水管4及び給湯源(図示せず)に連絡する給湯
管2aを配管し、それぞれを混合栓1の湯側と水側に接
続してある。
【0014】混合栓1は温度調節ハンドル1aと量調節
ハンドル1bとを本体パネルA1の正面に突出させて取
り付け固定し、同栓1二次側に接続した第2給湯路5を
介して開閉弁となる各電磁弁b1〜b6に対して混合水
を供給する。
【0015】電磁弁b1〜b6は各シャワー吐水口a1
〜a5とスパウトa6に対応して1個ずつ設けられ、第
3給湯路6を介して夫々の吐水口a1〜a6に連絡して
ある。
【0016】操作パネル13a,13bは電源スイッチ
及びシャワー吐水口a1〜a5の吐水と止水とを行う操
作ボタンを設けて本体パネルA1の中央に設置する13
aと、うたせシャワーa2、ハンドシャワーa5、スパ
ウトa6の吐水と止水とを行う操作ボタンを設けて本体
パネルA1の下部に設置する13bとに分割して構成し
てあり、使用状況に応じてどちらか一方の操作パネル1
3a,13bから吐水、止水の切り替え操作を行う様に
なっている。
【0017】図4及び図5は上記した各電磁弁b1〜b
6を示している。各電磁弁b1〜b6は全く同じ構造で
あり、共通の給水路となる第2給湯路5の配管5’に定
間隔をおいて突出形成される接続口5’aに対して嵌合
接続することにより、第2給湯路5に対して並列状に接
続してある。従って、上記した各電磁弁b1〜b6は、
給水を受ける為に上記した如く第2給湯路5に対して各
々接続されるが、同時に、第2給湯路5を介して相互に
連絡されることにもなる。
【0018】図5にて示すように、各電磁弁b1〜b6
はダイヤフラム式の弁体をソレノイドにより開閉させる
ものであり、弁本体20の一端部に一次側接続口21a
を突設すると共に、同本体20他端部に二次側接続口2
1bを突設し、上記一次側接続口21aを配管5’の接
続口5’aに螺嵌して接続することにより、上記した配
管5’aに対して略垂直な状態で取付固定してある。
【0019】弁本体20の内部空間は、隔壁23により
一次側と二次側とに分割され、且つ、上記隔壁23には
一次、二次両空間を連通する弁座22を正面に向けて設
けてある。弁座22にはダイヤフラム式の弁体24を着
座させ、この弁体24の中心部に貫通するパイロット孔
24aを、ソレノイド26によって進退作動するプラン
シャ25により開閉するように構成してある。ソレノイ
ド26は弁本体20に対して正面から取付られ、その磁
力により上記したプランジャ25を進退させることによ
り弁体24のパイロット孔24aを開閉する。
【0020】また、上記した弁体24の背部には通孔
(図示せず)を介して一次側空間と連通する圧力室27
が設けられる。そして、上記パイロット孔24aがプラ
ンジャ25によって閉鎖されている時、上記圧力室27
内が通孔(図示せず)から流入する一次側給水により満
たされ、これにより弁体24が背後からの水圧に押され
て閉弁する。また、プランジャ25の後退によりパイロ
ット孔24aが開孔されると、上記圧力室27内を満た
していた給水がパイロット孔24aから二次側に流出し
て弁体24は開弁する。
【0021】上記した各電磁弁b1〜b6の一次側接続
口21a内には吐水開始時に生じる干渉圧力を防止する
為の逆止弁30が各々設けてある。図6にて示すよう
に、逆止弁30は電磁弁の一次側接続口21内に嵌装さ
せる為に略筒状に形成した弁ケース31を備え、この弁
ケース31の一端口内に二次側へ向けて拡開する弁座3
2を形成し、この弁座32に対して二次側から弁体33
を着座させてある。
【0022】弁体33は、弁座32との接触面となる外
周部にパッキン33aを嵌着すると共に、背面部の軸芯
部に支軸33bを一体に形成してある。また、弁体33
は、支軸33bを弁ケース31他端口の中芯部に設けた
軸受孔34に対して摺動自在に嵌挿させることにより弁
座32に対して進退自在に支持すると共に、上記軸受孔
34部と弁体背面との間にスプリング35を弾装して弁
座32に対して比較的弱い圧力にて着座させてある。
【0023】上記したように、各電磁弁b1〜b6の一
次側に設けた逆止弁30は、電磁弁b1〜b6が開弁さ
れると同時に一次側からの水圧により開弁し、また、電
磁弁b1〜b6が閉弁されるとスプリング35の付勢力
により閉弁する。
【0024】上記した逆止弁30は、吐水に際して電磁
弁b1〜b6を開弁させた時の水圧変動により第2給湯
路5内に負圧が生じた時に、その負圧が同逆止弁30の
二次側にある電磁弁の弁体24に作用するのを防止する
為のものである。
【0025】例えば、ハンドシャワーa5を吐水させる
為に電磁弁b5が開弁させた時、それに伴って生じる圧
力変動により第2給湯路5内に負圧が伝播されると、こ
の負圧が他の電磁弁b1〜b4、b6の弁体24に加わ
ろうとするが、これらの弁体24の一次側に設けられる
逆止弁30が閉弁状態を維持することにより、上記負圧
力が該逆止弁30より二次側に伝播されるのが絶たれ
る。
【0026】即ち、逆止弁30は、吐水開始時の圧力変
動によって第2給湯路5内に生じた負圧力が、他の電磁
弁b1〜b4、b6の弁体24に対して干渉圧力として
作用するのを阻止する機能を備えるものであり、これに
より、吐水開始時において第2給湯路5内に生じる圧力
変動により吐水と関係のない電磁弁が開弁される現象を
確実に防止することができる。
【0027】尚、本発明は、上記したシャワー装置の他
に、例えば給水源を共通とする近接した場所に複数の自
動水栓を設置してなる給水装置にも適用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を実施したシャワー装置を示す縦断
正面図。
【図2】 同シャワー装置の縦断側面図。
【図3】 同シャワー装置の設置状態を示す斜視図。
【図4】 各電磁弁を示す正面図。
【図5】 図4におけるX−X線に沿う拡大断面図。
【図6】 逆止弁の縦断面図。
【図7】 図6のY−Y線断面図。
【符号の説明】
a1〜a6・・・各種シャワー b1〜b6・・・電磁弁 5・・・第2給湯路 30・・・逆止弁

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共通する給水路からの給水を受けて吐
    水を行う複数の吐水口と、これらの吐水口に対応して上
    記給水路に設けられる複数の電磁弁とを備え、上記電磁
    弁の弁体を一次側に開動させて各吐水口からの吐水を行
    う給水装置において、前記各電磁弁の一次側に各々逆止
    弁を設けたことを特徴とする給水装置。
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JPH0533369A JPH0533369A (ja) 1993-02-09
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