JP2844582B2 - 共振器 - Google Patents

共振器

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JP2844582B2
JP2844582B2 JP2054600A JP5460090A JP2844582B2 JP 2844582 B2 JP2844582 B2 JP 2844582B2 JP 2054600 A JP2054600 A JP 2054600A JP 5460090 A JP5460090 A JP 5460090A JP 2844582 B2 JP2844582 B2 JP 2844582B2
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electrode
coil
capacitor
electrodes
resonator
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尚武 岡村
輝久 鶴
哲夫 谷口
謙 利根川
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、コンデンサとコイルとが並列接続された等
価回路をもつ共振器に関する。
従来の技術 上記共振器の従来のものとしては、第4図に示す如く
誘電体基板20の表裏面に、対向部Aと非対向部Bが存在
する状態でL字形パターンの電極21とコの字形パターン
の電極22が形成され、両電極21,22の上記非対向部Bに
ある部分が、第5図に示すように誘電体基板20を貫通さ
せて設けたスルーホール20aを介して接続された構造と
なっている。かかる構造の共振器においては、両電極2
1,22の対向部Aを入出力用端子として用いるので、対向
部Aで形成されるコンデンサCと、非対向部Bで形成さ
れるコイルLが並列接続された並列共振回路となってい
る。なお、その等価回路を第6図に示す。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記共振器においては、上述したよう
に両電極21,22の対向部Aを入出力用端子として用いる
ため、表面実装を行うことができず、また、コンデンサ
とコイルを誘電体基板上に並べた平面構造であるため大
型化するという問題点があった。
本発明はかかる課題を解決すべくなされたものであ
り、表面実装化が可能であり、しかも小型な共振器を提
供することを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明は、コンデンサとコイルとが並列接続された等
価回路をもつ共振器において、同じ材質の同一形状の誘
電体シートを全ての外縁が重なるように積層した積層体
からなり、誘電体シートの層を介して対向する電極対か
らなるコンデンサ部と、一つの誘電体シート上の同一平
面内に形成される帯状の電極からなるコイル部とが、そ
の間に誘電体シートからなる、少なくともコンデンサ部
の電極間よりも厚い、コンデンサへの電磁的影響を低減
する中間層を介して積層されていると共に、前記積層体
の一の側面にコンデンサ部の一方の電極の端部と、コイ
ル部の電極の端部が引出され、積層体の前記一の側面に
対向する側面に、コンデンサ部の他方の電極の端部とコ
イル部の電極の端部が引出され、積層体の各側面に引出
されたコンデンサ部及びコイル部の電極の各端部に接続
される、コイル部の電極の端部よりも幅が広く、かつ積
層体の側面よりも幅の狭い帯状の端子電極が、互いに平
行に積層体の前記各側面に形成されていることを特徴と
する。
作用 本発明にあっては、積層体の側面に形成した端子電極
に、コンデンサ部及びコイル部の各電極が所定の接続状
態で接続されているので、端子電極は外部接続用端子と
して用いることができると共に、この端子部分からコイ
ル部に繋がっている部分までの箇所がコイルとしても機
能し、このコイルとして機能する箇所と積層したコイル
部とからなる実質的なコイルにコンデンサ部が並列接続
された並列共振回路となる。
また、コンデンサ部とコイル部とは積層体の厚み方向
に設けられているので立体構造となっている。
実施例 第1図は本発明に係る共振器の一実施例を示す分解斜
視図、第2図はその共振器の一体化された状態を示す断
面図、第3図はその共振器の側面を示す外観図である。
この共振器は、第2図に示すように最下層の誘電体等か
らなる保護層1の上に、誘電体層3及びこれを挟んで両
表面3a,3bに対向する状態に設けた電極2,4からなる層状
のコンデンサ部5が配され、更にその上には、誘電体等
からなる中間層6と、平面状の電極7からなるコイル部
と、誘電体等からなる層8と、膜状のシールド用電極9
と、誘電体等からなる保護層10がこの順に配設された積
層構造となっており、この積層体11の上・下面11a,11b
の端部と、これに繋がる側面の2箇所11c,11dにわたっ
て断面コの字状の端子電極12,13が形成されている。な
お、上記すべての電極は、Cu,Ag等の導電材料を用いて
いる。
前記コンデンサ部5を構成し対向する1対の電極2,4
は、第1図に示すように、それぞれ端子電極12,13の片
方と接続させるべく側面11c,11dに引き出した電極引出
部2a,4aを一つずつ有し、一方(下側)の電極2はその
電極引出部2aを介して図面左側の端子電極12に、他方
(上側)の電極4は電極引出部4aを介して図面右側の端
子電極13に接続されており、両電極2,4間は誘電体層3
が介装されているため静電容量をもつ。
前記コイル部を構成する平面状の電極7は、両側の端
子電極12,13に接続させるべく側面11c,11dに引き出した
2つの電極引出部7a,7bを両端に有し、一方の電極引出
部7aを左側の端子電極12に、他方の電極引出部7bを右側
の端子電極13に接続させてある。
かかる構成の共振器は、焼成後のものであり、例えば
第1図に示すようにして作成することができる。即ち、
未焼成の誘電体からなる多数のグリーンシートを用意
し、そのうちの4枚のグリーンシートの片面に、上述し
た電極引出部2aを有する電極2と、電極引出部4aを有す
る電極4と、電極引出部7a,7bを有する電極7と、シー
ルド用電極8とを、印刷等にて形成する。なお、シール
ド用電極8は端子電極12,13と接触しないように、それ
を設けるグリーンシートよりも小さく形成しておく。ま
た、電極2,4,7,8については、金属シートを用いてもよ
い。
その後、各電極形成面を上側にした状態で、電極2,4
が形成された2つのグリーンシートを、電極2を下側に
し、かつ電極引出部2a,4aを反対側にして重ね、その上
に、電極を形成していない所望枚数のグリーンシート
と、電極7が形成されたグリーンシートと、シールド用
電極9が形成されたグリーンシートと、電極を形成して
いないグリーンシート1枚とをこの順に積層して圧着
し、圧着された積層体の側面に前記端子電極12,13を印
刷等にて形成し、しかる後、この状態のものを焼成す
る。なお、端子電極12,13は積層体の上下面にも一部形
成されているが、この部分は印刷等を行う際にその処理
上やむを得ず形成されたものであり、形成を行わなくて
も構わない。
上記焼成により、最下部にあるグリーンシートは保護
層1を形成し、対向する電極2,4間にあるグリーンシー
トは誘電体層3を、電極4とコイル部を構成する電極7
との間のグリーンシートは中間層6を、電極7とシール
ド用電極9との間のグリーンシートは層8を、更にシー
ルド用電極9の上側のグリーンシートは保護層10を形成
する。また、グリーンシート同士が接合する部分は一体
化したものとなっている。
このようにして作成された共振器は、第2図に示す断
面構造をなし、また、側面は第3図に示すようになる。
したがって、この共振器は、シールド用電極9を上側に
して図示しない配線基板の上にセットし、端子電極12,1
3を配線基板に形成してある配線に半田付けすると取付
けでき、表面実装化が可能である。
また、上述のように実装された状態では、端子電極1
2,13は外部接続用端子として働くと共に、その端子部分
から電極7の電極引出部7a,7bが接続されている部分ま
でがコイルとして機能する。このため、実質的なコイル
は端子電極12,13の一部と、電極7からなるコイル部に
て構成される。一方、対向する電極2,4の間では、誘電
体層3が存在するので静電容量が生じてコンデンサとし
て機能し、このコンデンサが上述した実質的なコイルと
並列状態で端子間に存在する。よって、この共振器は並
列共振回路を構成する。なお、コンデンサ部5とコイル
部7との間に介装した中間層6の厚みについては、両電
気素子間で電磁的な影響が及びにくい程度とするのが好
ましく、例えば一般的なサイズの共振器においては約1.
0mm〜2.0mmとするのがよい。中間層6を除く他の層1,3,
8,10については、適当な厚みとなるようにグリーンシー
トの枚数を定めればよく、また、コンデンサ部5の誘電
体層3を除く他の層1,6,8,10の材質については、誘電体
に限らず、絶縁体を用いてもよい。また、共振周波数の
調整は、最下層たる保護層1を破り電極2をトリミング
することにより行い得、所望の値とすることが可能であ
る。
なお、上記実施例では端子電極を積層体の対向する側
面(上下面を含む)に形成しているが、本発明はこれに
限らず、隣合う2つの側面に形成して、これらにコンデ
ンサ部5とコイル部7の電極を接続させた状態になして
もよい。
また、上記実施例ではシールド用電極9を具備する構
成としているが、本発明はこの電極9を省略した構成で
あってもよい。
発明の効果 以上詳述した如く本発明による場合には、積層体の厚
み方向にあるコンデンサ部とコイル部が端子電極に接続
された立体構造となっている並列共振回路を構成させる
ことができ、小型化を図ることが可能であり、また、積
層体の側面に形成した端子電極を外部接続用端子として
用いることができるので、表面実装化も可能であるとい
う優れた効果を奏する。
また、必然的にコンデンサの電極対とコイルの電極は
平行となり、このためコンデンサにその充放電の際流れ
る電流とコイルを流れる電流の磁力線との相互影響は事
実上発生しないこととなるため、Qも向上するという効
果も生じる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る共振器の一実施例を示す分解斜視
図、第2図はその共振器の一体化された状態を示す断面
図、第3図はその共振器の側面を示す外観図、第4図は
従来の共振器を示す平面図、第5図は第4図のV−V線
による断面図、第6図はその共振器の等価回路図であ
る。 5…コンデンサ部 2,4…電極 2a,4a…電極引出部 6…中間層 7…電極(コイル部) 7a,7b…電極引出部 11…積層体 11c,11d…側面 12,13…端子電極。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷口 哲夫 京都府長岡京市天神2丁目26番10号 株 式会社村田製作所内 (72)発明者 利根川 謙 京都府長岡京市天神2丁目26番10号 株 式会社村田製作所内 (56)参考文献 特開 昭58−145114(JP,A) 特開 昭56−33813(JP,A) 実開 昭62−44522(JP,U) 実公 昭60−28113(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンデンサとコイルとが並列接続された等
    価回路をもつ共振器において、 同じ材質の同一形状の誘電体シートを全ての外縁が重な
    るように積層した積層体からなり、 誘電体シートの層を介して対向する電極対からなるコン
    デンサ部と、一つの誘電体シート上の同一平面内に形成
    される帯状の電極からなるコイル部とが、その間に誘電
    体シートからなる、少なくともコンデンサ部の電極間よ
    りも厚い、コンデンサへの電磁的影響を低減する、中間
    層を介して積層されていると共に、 前記積層体の一の側面にコンデンサ部の一方の電極の端
    部と、コイル部の電極の端部が引出され、 積層体の前記一の側面に対向する側面に、コンデンサ部
    の他方の電極の端部とコイル部の電極の端部が引出さ
    れ、 積層体の各側面に引出されたコンデンサ部及びコイル部
    の電極の各端部に接続される、コイル部の電極の端部よ
    りも幅が広く、かつ積層体の側面よりも幅の狭い帯状の
    端子電極が、互いに平行に積層体の前記各側面に形成さ
    れている、 ことを特徴とする共振器。
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JPS58145114A (ja) * 1982-01-25 1983-08-29 ティーディーケイ株式会社 Lc複合部品

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