JP2842165B2 - 車両のディファレンシャル装置 - Google Patents

車両のディファレンシャル装置

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JP2842165B2
JP2842165B2 JP23459093A JP23459093A JP2842165B2 JP 2842165 B2 JP2842165 B2 JP 2842165B2 JP 23459093 A JP23459093 A JP 23459093A JP 23459093 A JP23459093 A JP 23459093A JP 2842165 B2 JP2842165 B2 JP 2842165B2
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gear
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孝雄 木村
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H48/00Differential gearings
    • F16H48/06Differential gearings with gears having orbital motion
    • F16H48/08Differential gearings with gears having orbital motion comprising bevel gears
    • F16H2048/085Differential gearings with gears having orbital motion comprising bevel gears characterised by shafts or gear carriers for orbital gears

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  • Retarders (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両のディファレン
シャル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディファレンシャル装置は、FFまたは
FRベースの4WDの場合、センタディファレンシャル
装置、フロントディファレンシャル装置およびリアディ
ファレンシャル装置の3つに分けることができる。フロ
ントディファレンシャル装置は、車両が旋回走行する場
合、前側の左右駆動輪に回転数差を与えて、両駆動輪に
均等な駆動力を伝達する一方、リアディファレンシャル
装置は、フロントディファレンシャル装置と同様に後側
の左右駆動輪に回転数差を与えて、両駆動輪に均等な駆
動力を伝達する。したがって、旋回走行時に左右駆動輪
の回転数差が吸収され、車輪のスリップが防止されて円
滑な走行が可能となる。
【0003】一方、センタディファレンシャル装置は、
トランスミッションから出力される駆動力をフロントデ
ィファレンシャル装置およびリアディファレンシャル装
置に回転数差を与えて分配し、前後駆動輪に均等な駆動
力を伝達する。一般に、ディファレンシャル装置は、ベ
ベルギアが使用されており、駆動軸の回りに回転するデ
ィファレンシャルケースと、ディファレンシャルケース
に内臓された4個のピニオンギアと、ピニオンギアにそ
れぞれ噛み合う一対のサイドギアより構成されている。
【0004】各ピニオンギアはそれぞれピニオンシャフ
トに軸支されており、ピニオンシャフトは、ディファレ
ンシャルケースと駆動軸に外嵌されたシャフトホルダと
の間に連結されている。したがって、ピニオンギアは、
ピニオンシャフトの回りを自転しながらディファレンシ
ャルケースとともに駆動軸回りを公転できるようになっ
ている。
【0005】駆動力はディファレンシャルケースから入
力され、これによりディファレンシャルケースが駆動軸
の回りに回転される。ディファレンシャルケースの回転
により、ピニオンギアが駆動軸の回りを公転し、ピニオ
ンギアの公転によりサイドギアが回転される。そして、
ピニオンギアの自転により各サイドギアの回転に回転数
差が付与され、各サイドギアから駆動力がそれぞれ出力
される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したようにシャフ
トホルダが駆動軸回りに外嵌されているタイプのディフ
ァレンシャル装置では、シャフトホルダの支持部の肉厚
が薄くシャフトホルダとピニオンシャフトとの支持領域
が十分に確保できない。そのため、ピニオンシャフトの
シャフトホルダに対する軸倒れ、この軸倒れによるピニ
オンギアとサイドギアとの歯当たりの不良を防止すべ
く、ピニオンギアの4枚化は不可欠となっている。した
がって、ピニオンギアの数を低減して装置自身の軽量化
を図ることは、ピニオンシャフトとシャフトホルダの支
持剛性上不具合がある。
【0007】この発明は、上述した事情を考慮してなさ
れたもので、その目的とするところは、ピニオンギアの
数を低減することによる軽量化およびコストの低減が可
能となり、ピニオンシャフトのシャフトホルダに対する
支持剛性が向上でき、しかも、ギアどうしの歯当たりを
良好にできる車両のディファレンシャル装置を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、この発明の車両のディファレンシャル装置は、
駆動軸回りに回転するディファレンシャルケースと、デ
ィファレンシャルケース内部に内端が互いに対向するよ
うに対をなして配設された2組の第1および第2シャフ
トと、一対の第1シャフトにそれぞれ支持されたピニオ
ンギアと、両ピニオンギアとそれぞれに噛み合う一対の
サイドギアとからなる車両のディファレンシャル装置に
おいて、前記ディファレンシャルケース内の前記駆動軸
に外嵌され、前記各シャフト内端を支持するシャフトホ
ルダを備え、前記シャフトホルダの第2シャフト側の肉
厚を第1シャフト側の肉厚よりも厚く形成し、第2シャ
フトとシャフトホルダとの支持領域を増大させたことを
特徴とする。
【0009】
【作用】上述のように構成した車両のディファレンシャ
ル装置によれば、シャフトホルダの第2シャフト側を肉
厚とした分だけ、第2シャフトとシャフトホルダとの支
持領域を増大させることができる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図1ないし図3
に基づいて詳細に説明する。図1および図2には、本発
明を適用した車両のディファレンシャル装置2が示され
ている。このディファレンシャル装置2は、たとえば、
FFまたはFRベースの4WD車に搭載されるセンタデ
ィファレンシャル装置であり、一般にトランスミッショ
ン(図示省略)のケース内に一緒に組み込まれている。
【0011】このディファレンシャル装置2は、ディフ
ァレンシャルケース4と、ディファレンシャルケース4
内に収容されるピニオンギア10、ピニオンシャフト1
2,14およびサイドギア16等より構成されている。
ディファレンシャルケース4は、ケース本体6とケース
カバー8等より構成されており、駆動軸、すなわち、セ
ンタシャフト18の回りに回転可能に配置されている。
【0012】ケースカバー8は、センタシャフト18に
回転自在に連結されており、このケースカバー8には、
トランスミッションからの駆動出力が入力されるリング
ギア20が接続されている。ケース本体6はセンタシャ
フト18の回りに回転自在に配設されている。そして、
ケースカバー8はケース本体6とボルトで固定されてい
る。
【0013】ケース本体6には、図2に示すように、2
組のピニオンシャフト、すなわち、一対の第1ピニオン
シャフト12(第1シャフト)と一対の第2ピニオンシ
ャフト14(第2シャフト)が配設されている。一方、
センタシャフト18には、第1出力シャフト22を介し
てシャフトホルダ15が外嵌されており、第1および第
2ピニオンシャフト12,14は、それそれの内端が互
いに対向するように、ケース本体6とシャフトホルダ1
5との間に支持されている。なお、第1出力シャフト2
2は、センタシャフト18上に回転自在に外嵌されてい
る。また、一対の第1ピニオンシャフト12と一対の第
2ピニオンシャフト14とは、互いに垂直の位置関係に
ある。
【0014】第1ピニオンシャフト12にはそれぞれピ
ニオンギア10が軸支されており、第2ピニオンシャフ
ト14には軸支されていない。なお、図1および図2中
の符号11は、各ピニオンシャフト12,14をケース
本体6に固定するためのロックピンである。図3には、
各ピニオンシャフト12,14、シャフトホルダ15お
よびピニオンギア10の概略分解図が示されており、そ
れぞれの位置関係が具体化されている。
【0015】図2および図3によれば、シャフトホルダ
15は長形のブロック状を有しており、第2ピニオンシ
ャフト14が支持される側の肉厚は、第1ピニオンシャ
フト12が支持される側の肉厚よりも厚く形成されてい
る。そして、第2ピニオンシャフト14とシャフトホル
ダ15との支持領域は、シャフトホルダ15を肉厚とし
た厚みの分だけ大きく確保されている。したがって、第
2ピニオンシャフト14のシャフトホルダ15への支持
剛性は非常に強固なものとなっている。
【0016】図1に示すように、ディファレンシャルケ
ース4の内部において、各ピニオンギア10には、一対
のサイドギア16がそれぞれ垂直に噛み合わされてい
る。一対のサイドギア16は、それそれ対向するように
配設されている。一方のサイドギア16は、第1出力シ
ャフト22上に回転不能に連結されており、他方のサイ
ドギア16は、第1出力シャフト上に外嵌されている。
また、他方のサイドギア16は、第1出力シャフト22
上に回転自在に外嵌された第2出力シャフト24に回転
不能に連結されている。
【0017】図示されていないが、第1出力シャフト2
2は、フロントディファレンシャル装置(図示省略)の
入力側に、第2出力シャフト24は、リアディファレン
シャル装置(図示省略)の入力側にそれそれ駆動出力を
伝達する。ここで、ディファレンシャル装置2の作用を
説明する。ディファレンシャルケース4は、トランスミ
ッションから駆動力が入力されて、センタシャフト18
の回りを回転する。これにともない、各ピニオンギア1
0はセンタシャフト18の回りを公転する。そして、ピ
ニオンギア10の公転により両サイドギア16が回転さ
れる。ピニオンギア10が公転しながら自転する場合に
は、サイドギア16は、所定の回転数差が付与されて差
動回転する。
【0018】以上説明したディファレンシャル装置によ
れば、第2ピニオンシャフト14とシャフトホルダ15
との支持領域を大きくして、第2ピニオンシャフト14
とシャフトホルダ15への支持剛性を強固としたから、
ディファレンシャルケース4が回転されるときの各ピニ
オンシャフト12,14のシャフトホルダ15に対する
軸倒れが防止できる。これにより、ピニオンギア10と
各サイドギア16との歯当たりを良好に維持でき、ピニ
オンギア10の数を2個に低減できる。また、ピニオン
ギア10を2個とした分、装置自身の軽量化およびコス
トの低減が可能となる。
【0019】なお、以上説明したディファレンシャル装
置は、センタディファレンシャル装置に限定されるもの
ではなく、フロントおよびリアディファレンシャル装置
にも適応できる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の車両の
ディファレンシャル装置は、前記シャフトホルダの前記
第2シャフト側の肉厚を第1シャフト側の肉厚よりも厚
く形成して、第2シャフトとシャフトホルダとの支持領
域を増大させるようにしたから、第2シャフトのシャフ
トホルダへの支持剛性が強固となり、第2シャフトのシ
ャフトホルダに対する軸倒れが防止でき、ピニオンギア
とサイドギアの歯当たりを良好なものとすることができ
る。この結果、ピニオンギアの数を2個に低減でき、こ
れにより、ディファレンシャル装置自身の軽量化および
コストの低減が可能となるなどの優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディファレンシャル装置の断面図である。
【図2】図1中II−II線に沿う断面図である。
【図3】ディファレンシャル装置の一部分解図である。
【符号の説明】
2 ディファレンシャル装置 4 ディファレンシャルケース 6 ケースカバー 8 ケース本体 10 ピニオンギア 12 第1ピニオンシャフト 14 第2ピニオンシャフト 15 シャフトホルダ 16 サイドギア 18 センタシャフト 20 リングギア 22 第1出力シャフト 24 第2出力シャフト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16H 48/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動軸回りに回転するディファレンシャ
    ルケースと、 ディファレンシャルケース内部に内端が互いに対向する
    ように対をなして配設された2組の第1および第2シャ
    フトと、 一対の第1シャフトにそれぞれ支持されたピニオンギア
    と、 両ピニオンギアとそれぞれに噛み合う一対のサイドギア
    とからなる車両のディファレンシャル装置において、 前記ディファレンシャルケース内の前記駆動軸に外嵌さ
    れ、前記各シャフト内端を支持するシャフトホルダを備
    え、 前記シャフトホルダの第2シャフト側の肉厚を第1シャ
    フト側の肉厚よりも厚く形成し、第2シャフトとシャフ
    トホルダとの支持領域を増大させたことを特徴とする車
    両のディファレンシャル装置。
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JP5400915B2 (ja) 2012-02-27 2014-01-29 トヨタ自動車株式会社 デファレンシャル
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CN108006191A (zh) * 2017-12-30 2018-05-08 盛瑞传动股份有限公司 差速器及汽车

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