JP2837454B2 - ミンチ肉の盛付け方法 - Google Patents

ミンチ肉の盛付け方法

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JP2837454B2
JP2837454B2 JP1234914A JP23491489A JP2837454B2 JP 2837454 B2 JP2837454 B2 JP 2837454B2 JP 1234914 A JP1234914 A JP 1234914A JP 23491489 A JP23491489 A JP 23491489A JP 2837454 B2 JP2837454 B2 JP 2837454B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はチョッパから押出されたミンチ肉を形状を崩
すことなく、筋目がついたまま店頭販売用のトレイに盛
付けるミンチ肉の盛付け方法に関する。
〔従来の技術〕
チョッパから押出されたミンチ肉はチョッパのダイス
によって筋目が付けられている。この筋目に直交する方
向に所定長さに切断して個々のトレイに盛付けしてい
る。すなわち、ミンチ肉の肉質を損なわない状態のまま
で、確実に小さい容器に分別収納する。
ミンチ肉を製造する際には、通常マイナス4〜5℃の
ブロック状の肉を、切削して、粗目のチョッパに通して
から、3ミリ程度の目合いを持つチョッパで仕上げ挽き
をするが、食味を損なわないよう、また、日持ちを良く
するためには、材料を出来るだけ練らずにミンチするよ
うチョッの構造や、取り扱いに留意している。従って、
チョッパから連続した帯状に押し出されるミンチ肉は、
少しでも触れるとぱらぱらと崩れる脆い状態である。こ
れを細断してから小さい容器に収納しようとして、コン
ベア上で、カッター等で切断すると途端にばらけてしま
い、以後の収納がスムーズに出来ないし、収納されたミ
ンチが乱れて見映えも良くない。そこで、この種の盛付
け作業は従来殆ど手作業で行われている。
ミンチ肉の商品価値は筋目が崩れずに残っているか否
かが大きなウェイトを占めている。このため筋目を崩さ
ないように盛付るには熟練を必要とし生産性が低い。こ
れに加えて従来の手作業による盛付けでは作業者の手が
ミンチ肉に振れ非衛生的である。
〔発明が解決しようとする課題〕
このような手作業による盛付けを回避するため、特開
昭60−90110号公報には、個々の容器を長手方向に連接
して、ミートチョッパから押出されてくるミンチ肉を連
続状態で収容する容器コンベアと、容器コンベアで移送
中の連続状ミンチ肉を、容器の隣接端部付近において所
定長さに切断すると共に切断用カッターを容器表面上に
一時停止させて切断切り目で引離すミンチ肉切断装置
と、容器間に間隙を設けるべく個々の容器を容器コンベ
ア上で90゜に亘って回動させる容器回転装置と、切り目
で引離された個々のミンチ肉を収容した容器の上方に、
底部を上にしたトレイを供給して被せるトレイ供給装置
と、トレイを容器に被せた状態で容器コンベアの一端部
の周りを周回させて上下を反転させ、ミンチ肉を容器か
らトレイに受渡すトレイ反転装置と、個々のミンチ肉を
収容したトレイを容器コンベアが次工程に向けて搬送す
るトレイ搬送装置とを備えてなるミンチ肉の自動盛付け
装置が提案されている。
通常、ミンチ肉容器に分割収納する際には、販売の都
合で重さ100グラム〜500グラム位の間で5〜6種類にな
る。また、これを収納する容器も、幅60〜20、長さ10〜
25センチメートル位の範囲で何種類もある。
しかしながら、この特開昭60−90110号公報に開示さ
れた装置では、上記コンベアの容器の取付け位置が容器
コンベアに対して一定の位置関係で取着されている。こ
のために、トレイの大きさを一定とする必要があり、従
ってトレイに収納するミンチ肉の収納量の変更が容易に
行えない。このため、上述の装置では種々の収納重量に
対応できない。仮に、上述の装置でコンベア速度を変更
して、ミンチ肉の収納量を変更しようとした場合には、
ミンチ肉の供給速度と容器の移動速度がアンバランスと
なり、容器に受取られたミンチ肉が蛇行したり、引き千
切られたりして、商品価値が低下する。
このような事態を避けるには、上述した特開昭60−90
110号公報に開示された装置では、容器コンベア全体を
取替える必要があり、これは非常に煩瑣である。そのた
めに、種々の重量の包装を作ろうとした場合に対応する
ことができない。
更に、特開昭60−90110号公報に開示された装置で
は、上記コンベアに容器が取着さており、容器をコンベ
アから容易に取外しできない。このため、コンベアから
容器を取外して別の箇所で充分に洗浄するようなことが
できず、衛生面の心配がある。
また、特開昭60−90110号公報に記載された装置で
は、個々の容器を容器コンベア上で90゜に亘って回動さ
せることが必要であり、この回動を行わせるため容器は
両側のみに立上り壁を有し、ミンチ肉の連続供給時に前
後となる箇所には立上り壁を設けられない。
このため、ミンチ肉は容器の2辺で囲まれているが他
の2辺はフリーのため、このフリーの部分のミンチ肉の
端部が崩れ易いという問題がある。特に、ミンチ肉を収
納した状態で容器を回動した際に、遠心力により立上り
壁のない箇所近傍のミンチ肉の端部が崩れて容器外に零
れ落ちることがある。このようなミンチ肉の端面の崩れ
は、特にミンチ肉の供給方向の長さが短い場合に生じ易
い。
更にまた、この特開昭60−90110号公報に開示された
装置においては、容器コンベアの反転を利用してミンチ
肉を容器からトレイへ受渡すようにしている。しかし、
このようにした場合に、ミンチ肉を形を崩すことなく綺
麗に受渡しすることが非常に困難である。
〔発明の目的〕
以上のような問題点に鑑みて、本発明においては、種
々の包装容量にも簡単に対応することができ、しかも、
ミンチ肉が崩れたり、容器外にこぼれ落ちたりすること
なく盛付けられ、且つ盛付けから包装までの工程が非常
にスムースに生産性よく行うことができる、ミンチ肉の
盛付け方法を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明においては、パレットコンベアにパレットを一
定間隔に係脱可能に係着し、該パレットコンベアの上の
パレット上へチョッパから連続的にミンチ肉を押出し、
ダンシングアームの先端に設けられた回転ローラをパレ
ット上に押出された前記ミンチ肉に押圧して該ミンチ肉
をパレット縁と回転ローラとの間で切断して各パレット
上に所定量のミンチ肉が載置された状態とし、該所定量
のミンチ肉を前記パレットとトレイとで挟んだ状態でパ
レットを反転し、パレットを除去することを特徴とする
ミンチ肉の盛付け方法により上述した目的を達成する。
この方法により種々の包装容器にも簡単に対応するこ
とができ、しかも、盛付けから包装までの工程が非常に
スムースに生産性良く行うことができる。ミンチ肉の盛
付け方法が提供される。
また、本発明は全周に立上り壁を具備した多数の弁当
箱状の容器をコンベアに載置可能とし、チョッパの口金
から帯状に連続してミンチ肉を押出し、該チョッパの下
方において、前記全周に立上り壁を具備した多数の弁当
箱状態の容器を、前記コンベアによってミンチ肉の流れ
方向と同じ方向に連続的に供給して、前記口金から押出
されるミンチ肉を該容器上に受け止め、前記容器の立上
り壁のうち前記流れ方向に見て該容器の後端の立上り壁
部でミンチ肉を持上げた状で該ミンチ肉をカッターで切
断し分割するとともに該容器と前記コンベアとの相対位
置を保持しつつ次工程へ移送することを特徴とするミン
チ肉の盛付け方法を提供する。この方法により、種々の
包装容量にも簡単に対応することができ、しかも、ミン
チ肉が崩れたり、容器外にこぼれ落ちたりすることなく
盛付けられ、且つ盛付けから包装までの工程が非常にス
ムースに生産性よく行うことができる、ミンチ肉の盛付
け方法が提供される。
〔作 用〕
請求項1に記載の本発明においては、容器コンベア
に、容器を係脱可能な状態で係止して容器を順次搬送し
て行く。従って、容器を容器コンベアから外して、別の
所で確実に洗浄することができ、極めて衛生的である。
更に、容器コンベアへの容器の係着間隔を替えることに
より、簡単にトレイの包装ミンチ肉量を変更することが
できる。
また、請求項1に記載の発明においては、ダンシング
アームの先端に設けられた回転ローラをパレット上に押
出された前記ミンチ肉に押圧してパレット縁と回転ロー
ラとの間でミンチ肉を切断しているので、ミンチ肉の切
断がスムースに行え、切断されたミンチ肉はパレット内
に確実に収納される。
更にまた、請求項1に記載の本発明においては、パレ
ットがパレットコンベアから簡単に外すことができるよ
うにしている。このために、パレットとトレイとの間
で、ミンチ肉をサンドイッチした状態でパレットをパレ
ットコンベアから外し、反転することによってミンチ肉
を崩すことなく、換言すれば、筋目を残したままで、綺
麗な状態でミンチ肉をトレイ上に移すことができる。従
って、本発明により盛付けられたミンチ肉は非常に新鮮
な感覚があり、商品価値が高いものである。
請求項2に記載の発明においては、回転ローラの周速
がパレットの移動速度と等しくしているので、上述した
請求項1の発明の奏する作用に加え、更にパレットの移
動に合わせてミンチ肉をより確実に切断することができ
る。
請求項1および2に記載の発明においては、上述した
特開昭60−90110号公報記載のように全自動で実施する
のではなく、適宜、人手を介入させて行うために、装置
全体として見れば、自動化が非常に難しい部分を人手に
より補える。一方、手作業が難しい部分を機械化するこ
とができ、全体として成算コストが非常に安くなる、 また、請求項3に記載の発明においては、全周に立上
り壁を具備した多数の弁当箱状の容器をコンベアに載置
可能としている。従って、容器の大きさを変えることに
よって簡単に包装ミンチ肉量を変更することができる。
このように容器が全周に立上り壁を具備しているため、
ミンチ肉を、所定の盛り付け量に分割する際に、立上り
壁に囲まれた容器内に収まった状態で、容器の後端の立
上り壁部でミンチ肉を持上げた状態でミンチ肉をカッタ
ーで切断する。このため、ミンチ肉の切断がより容易且
つ確実に行え、また切断時にミンチ肉が崩れ落ちても、
崩れ落ちたミンチ肉はそのまま容器内に落下回収され、
こぼれ落ちによるミンチ肉のロスを生じる心配もない。
更にまた、立上り壁によって容器に収納したミンチ肉が
移動中に崩れることを防止できる。加えて請求項3に記
載の発明においては、コンベアにより容器を移動中に容
器とコンベアとの相対位置を保持しており、すなわち、
特開昭60−90110号公報記載の方法のように個別の容器
を容器コンベア上で90℃に亘って回動させることを行わ
ないので、容器の回動に伴う遠心力等によって容器内に
収納したミンチ肉が崩れ落ちることがない。
本発明においては、人手が直接ミンチ肉に触れる箇所
がないので非常に衛生的である。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明す
る。
第1図は本発明に係るミンチ肉の盛付けラインの斜視
図である。第1図において11はパレットコンベアであ
る。パレットコンベア11は、両端に設けられたプーリー
13間に掛け渡されている。パレットコンベア11は、従来
公知のアタッチメント付きコンベア等で構成することが
できる。このアタッチメントには、パレットを種々の間
隔とできるよう、パレット係止部材、例えば、突起12が
種々の間隔で取付けられている。このようにしてパレッ
トコンベア11には、パレット10を所望の一定間隔で取付
けることができる。取付けは、アタッチメントの突起12
と穴10aとを係合させることが簡単で好ましい。
パレットコンベア11の他の態様としてダブルピッチロ
ーラチェーンを用い、パレットの底部から突出させたフ
ックをこのダブルピッチローラチェーンのローラに係止
するようにしてもよい。この場合に、例えばピッチが1
インチのダブルピッチローラを用い、パレットの長さを
そのピッチの整数倍の大きさとすることにより、種々の
大きさのパレットコンベア11に係止することができる。
またパレットはダブルピッチローラチェーンを挟んで平
行に設定した一対の案内板上を摺動されるようにするこ
とが構造が簡単で好ましい。
第1図の右端の箇所において、パレットコンベア11上
に一定間隔でパレット10が並べられ、順次左の方へ移動
されて行く。
パレット供給箇所の先には、チョッパ21が設けられて
いる。チョッパ21は、原料となるミンチ肉を供給する本
体22を含んでおり、22内部には、公知のチョッパと同
様、撹拌装置(図示せず)が設けられている。
チョッパ21の構造については後に詳述する。チョッパ
21の本体22の側面から突出した円筒部23内には、パレッ
トコンベア11に直交する方向にチャージングスクリュー
が延びている。チャージングスクリューは、従来のチョ
ッパのチャージングスクリューと同様な構造となってい
る。
チャージングスクリュー23を具えた円筒の下には、円
筒23に直交して円筒24が設けられ、その先端はパレット
コンベア11に向けて僅かに(例えば10゜)下傾してい
る。円筒24の内部には、フィードスクリューが設けられ
パレットコンベア11の搬送方向に延びている。円筒24の
先端には口金25が設けられている。
このようにしてチョッパ21の口金25からミンチ肉26が
パレット10の上に連続して押出されるようになってい
る。
パレット10上に連続して押出されたミンチ肉26は、横
方向に切断される。本実施例においては、パレットコン
ベア11の脇に支柱31を設け、支柱31にダンシングアーム
32を揺動可能に支承し、ダンシグアーム32の先端にロー
ラ27を回転可能に支持している。なお、ローラ27の長さ
はパレット10の内寸の幅よりも少し小さくしており、ダ
ンシングアーム32が下傾したときにローラ27がパレット
10内に入り込めるようにしている。
パレットコンベア11とローラ27とはチェーン33(第6
図)により連結され、ローラ27はパレットコンベア11と
の速度と等しい周速で回転される。なお、ストッパ(図
示せず)によりダンシングアーム32の下方移動量を制限
するようになっている。
パレット10としては、弁当箱状の縁10b付き矩形状容
器を用いる。従って、第5図に示すようにチョッパ21の
口金25から連続して押出されたミンチ肉26はパレット10
の縁10bで盛上った状態となる。この盛上った部分をロ
ーラ27で押すことにより、パレット10の縁10bが刃物と
なって切れ目28でミンチ肉26は切断される。
以上のようにして、チョッパ21の口金25から帯状に連
続してミンチ肉26を押出し、チョッパ21の下方におい
て、パレット(全周に立上り壁10bを具備した弁当箱状
の容器)10を、コンベア11によってミンチ肉26の流れ方
向と同じ方向に連続的に供給して、口金25か押出される
ミンチ肉26を容器10に受け止め、容器10の後端の立上り
壁10b部でミンチ肉を切断し分割するミンチ肉の盛付け
方法が行なわれる。
ミンチ肉26の他の切断手段としては板状の昇降カッタ
ーがある。この場合に、板状のカッターの作動間隔は、
パレットコンベア11の移動速度に運動し、しかも、パレ
ット10の取付け間隔に応じて、機械的に、または電気機
械的に変更可能とする。また、板状のカッターをパレッ
トコンベア11と連動させて作動させる代りに、板状のカ
ッターを人手により作動させてもよい。これらの場合に
は、全周に立上がり壁10bを具備した容器10容器の後端
の立上り壁部でミンチ肉26の持上がった状態の箇所を板
状のカッターにより切断するので、ミンチ肉26は容易に
且つ確実に切断される。
上述のようにしてチョッパ21から連続して送り出され
たミンチ肉26には、一定間隔で切れ目28が形成される。
これにより、パレット10の上には、それぞれ一定量のミ
ンチ肉26が載った状態となる。この状態で次に店頭販売
用のトレイ供給スティーションに到達すると、トレイ30
が人手によりパレット10の上に載ったミンチ肉の上に被
せられる。
パレット10とトレイ30とによって、所定量のミンチ肉
26を挟んだ状態でパレット10をパレットコンベア11から
外して、トレイ30が下になるよう、パレット10とともに
トレイ30を反転する。
図示した実施例においては、反転させたトレイ30を搬
出コンベア40の上に乗せるようにしている、搬出コンベ
ア40は、プーリー41、41の間に掛け渡した普通のゴムベ
ルトからなるコンベアである。
この状態でパレット10を外し、パレットリターンコン
ベア50により盛付けコンベア11の始点の位置へ戻す。
パレットリターンコンベア50は、ベルトコンベア等を
用いてもよいし、場合によっては、適宜の傾斜を持った
傾斜路としておくだけでもよい。
パレット10を外した後で、トレイ30の上に載ったミン
チ肉26の上に、適宜ポリエチレンフィルム42等を被せて
包装を完了する。
なお、上述の説明においては、トレイ30をパレット10
上のミンチ肉26の上被せて両者を一体として反転させて
いるが、まずパレット10をパレットコンベア11から外
し、この状態でパレット10を反転しつつ、トレイ30の上
にミンチ肉26をあけるようにしてもよい。なるべくなら
ば、トレイ30で軽く押さえた状態でひっくり返す方が崩
れが少なくて好ましい。
また、トレイ30を被せる前にミンチ肉26に適宜、経木
またはパーチメントペーパー等を被せておくことによ
り、店頭販売時にはミンチ肉26の下にそれら経木やパー
チメントが位置しており、商品としての価値が一層高ま
る。
トレイ30としては、一般的に良く使われているような
発泡スチロールからなるものを用いることができる。ま
た、トレイ30の大きさがパレット10よりも若干小さくな
るような選定をすると盛付けが良好となる。
上述と実施例においては、パレットコンベア11および
パレットリターンコンベア50の他に搬送コンベア40設け
ていた。しかし、パレットコンベア11の出口部でミンチ
肉26をパレット10とトレイ30で挟んだ状態で反転し、そ
のままパレット10とともにトレイ30をパレットリターン
コンベア50に載せ、パレットコンベア11の始端部でパレ
ット10を外してパレットコンベア11に供給するととも
に、トレイ30に載ったミンチ肉をそのままパレットリタ
ーンコンベア50により包装ステーションへ移送してもよ
い。
チョッパの構造について第2図に基づいて一層詳細に
説明する。前述のようにチョッパ本体22の中には、従来
のチョッパと同様、撹拌パドル22aが設けられている。
また撹拌パドル22aの下方には、従来のチョッパと同様
にチャージングスクリュー23aが設けられている。チャ
ージングスクリュー23aは前述のように盛付けコンベア1
1にほぼ直交する方向に延びている。チャージングスク
リュー23aが設けられている円筒23の先端部の下方にほ
ぼ直交して円筒24が突出しパレットコンベア11と平行し
ている。この円筒24内には、フィードスクリュー24aが
設けられている。フィードスクリュー24aの先端部には
前述のように口金25が設けられている。
パドル22aおよびチャージングスクリュー23aは第2図
から明らかなように、モータ51により駆動されており、
またフィードスクリュー24aは第3図から明らかなよう
に別のモータ52により駆動されている。このためフィー
ドスクリュー24aの送り量は、チョッパ本体側の送り量
と独立に簡単に制御することができるようになってい
る。すなわち、チョッパ本体側のミンチ肉の送り量とは
独立してフィードスクリュー24aにより押出されるミン
チ肉の供給量を制御することができる。
上述のような構造となっている第1図に示す実施例に
おいては、チョッパ21のミンチ肉押出し口の存在によ
り、パレットコンベア11の搬送路が何等邪魔されること
がない。
別のチョッパ概要を第4図を参照して説明する。第4
図においては、チョッパの本体21をパレットコンベア11
を誇ぐようにして、その上方に設けている。これにより
チョッパ本体の下方の空間部をあけて、ここにパレット
コンベア11を通すようにしている。
従来のチョッパにおいては、チョッパの下を空間部と
して、その下に何かを通すようなことは考えていない
が、本発明の特殊性に鑑みて、ホッパーの下方をパレッ
トコンベアが走行可能としているために、チョッパ本体
を設置するスペースも節約することができる。
他の構造は、第1図を参照して説明した実施例と同様
である。
〔発明の効果〕
請求項1に記載の本発明においては、パレットコンベ
アに、パレットを係脱可能な状態で係止してパレットを
順次搬送して行く。従って、パレットをパレットコンベ
アから外して別の所で確実に洗浄することができ、極め
て衛生的である。更に、パレットコンベアのパレットの
係着間隔を変えることにより、簡単にトレイの包装ミン
チ肉量を変更することができる。
また、請求項1に記載の発明においては、ダンシング
アームの先端に設けられた回転ローラをパレット上に押
出された前記ミンチ肉に押圧してパレット縁と回転ロー
ラとの間でミンチ肉を切断しているので、ミンチ肉の切
断がスムースに行え、切断されたミンチ肉はパレット内
に確実に収納される。
更にまた、請求項1記載の本発明においては、パレッ
トがパレットコンベアから簡単に外すことができるよう
にしている。このために、パレットとトレイとの間で、
ミンチ肉をサンドイッチした状態でパレットをパレット
コンベアから外し、反転することによってミンチ肉を崩
すことなく、換言すれば、筋目を残したままで、綺麗な
状態でミンチ肉をトレイ上に移すことができる。従っ
て、本発明により盛付けられたミンチ肉は非常に新鮮な
感覚があり、商品価値が高いものである。
請求項2に記載の発明においては、回転ローラの周速
がパレットの移動速度と等しくしているので、上述した
請求項1の発明の奏する作用に加え、更にパレットの移
動に合わせてミンチ肉をより確実に切断することができ
る。
また、請求項3に記載の発明においては、全周に立上
り壁を具備した多数の弁当箱状の容器をコンベアに載置
可能としている。従って、容器の大きさを変えることに
よって簡単にミンチ肉量を変更することができる。この
ように容器が全周に立上り壁を具備しているため、ミン
チ肉を、所定の盛り付け量に分割する際に、立上り壁に
囲まれた容器内に収まった状態で、容器の後端の立上り
壁部でミンチ肉を持上げた状態でミンチ肉をカッターで
切断する。このため、ミンチ肉の切断がより容易且つ確
実に行え、また切断時にミンチ肉が崩れ落ちても、崩れ
落ちたミンチ肉はそのまま容器内に落下回収され、こぼ
れ落ちによるミンチ肉のロスを生じる心配もない。更に
また、立上り壁によって容器に収納したミンチ肉が移動
中に崩れることを防止できる。加えて請求項3に記載の
発明においては、コンベアにより容器を移動中に容器と
コンベアとの相対位置を保持しており、すなわち、特開
昭60−90110号公報記載の方法のように個々の容器を容
器コンベア上で90゜に亘って回動させることを行わない
ので、容器の回動に伴う遠心力等によって容器内に収納
したミンチ肉が崩れ落ちることがない。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明に係るミンチ肉盛付けラインの斜視図、
第2図は第1図に用いているチョッパの断面側面図、第
3図は第2図の装置の一部断面とした正面図、第4図は
別のチョッパの正面図、第5図は第1図に示すラインの
ミンチ肉切断状況を示す一部断面とした側面図である。 10……パレット、11……パレットコンベア、21……チョ
ッパ、 27……ローラ、30……トレイ。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パレットコンベアにパレットを一定間隔に
    係脱可能に係着し、該パレットコンベア上のパレット上
    へチョッパから連続的にミンチ肉を押出し、ダンシング
    アームの先端に設けられた回転ローラをパレット上に押
    出された前記ミンチ肉に押圧して該ミンチ肉をパレット
    縁と回転ローラとの間で切断して各パレット上に所定量
    のミンチ肉が載置された状態とし、該所定量のミンチ肉
    を前記パレットとトレイとで挟んだ状態でパレットを反
    転し、パレットを除去することを特徴とするミンチ肉の
    盛付け方法。
  2. 【請求項2】前記回転ローラの周速がパレットの移動速
    度と等しいことを特徴とする請求項1記載のミンチ肉盛
    付け方法。
  3. 【請求項3】全周に立上り壁を具備した多数の弁当箱状
    の容器をコンベアに載置可能とし、チョッパの口金から
    帯状に連続してミンチ肉を押出し、該チョッパの下方に
    おいて、前記全周に立上り壁を具備した多数の弁当箱状
    の容器を、前記コンベアによってミンチ肉の流れ方向と
    同じ方向に連続的に供給して、前記口金から押出される
    ミンチ肉を該容器上に受け止め、前記容器の立上り壁の
    うち前記流れ方向に見て該容器の後端の立上り壁部でミ
    ンチ肉を持上げた状態で該ミンチ肉をカッターで切断し
    分割するとともに該容器と前記コンベアとの相対位置を
    保持しつつ次工程へ移送することを特徴とするミンチ肉
    の盛付け方法。
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