JP2837031B2 - 樹脂キートップ付シリコーンキースイッチの製造法 - Google Patents
樹脂キートップ付シリコーンキースイッチの製造法Info
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- JP2837031B2 JP2837031B2 JP18464092A JP18464092A JP2837031B2 JP 2837031 B2 JP2837031 B2 JP 2837031B2 JP 18464092 A JP18464092 A JP 18464092A JP 18464092 A JP18464092 A JP 18464092A JP 2837031 B2 JP2837031 B2 JP 2837031B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本願発明は、電子機器のスイッチ
部に使用する樹脂キートップ付キーシートの製造法に関
するものである。
部に使用する樹脂キートップ付キーシートの製造法に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来は、予め成形加工および印刷等を施
してあるシリコーンゴムあるいは接点ゴム等に、別にア
クリル、ＡＢＳ等にて成形加工したキートップをシリコ
ーン系接着剤にて接着している。
してあるシリコーンゴムあるいは接点ゴム等に、別にア
クリル、ＡＢＳ等にて成形加工したキートップをシリコ
ーン系接着剤にて接着している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】キートップが多数配置
されるキーシートにおいて、１個１個樹脂キートップを
接着しているのでは作業が複雑となり、そして作業時間
を要する。
されるキーシートにおいて、１個１個樹脂キートップを
接着しているのでは作業が複雑となり、そして作業時間
を要する。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、キートップ部
をＵＶ硬化性樹脂を用いて形成させるようにすること
で、作業時間の短縮をはからんとするものである。その
ために、諸形状に成型加工したシリコーンキーシートの
表面を短波長紫外線照射あるいはプラズマ放電処理を行
い、水酸基が多く付くように表面処理し、次にキートッ
プ部の材料とするＵＶ硬化性樹脂との接着性を高めるた
めに前記表面処理により多数付着させた水酸基と反応す
るアミノプロピルトリエトキシラン、ビニルトリエトキ
シシラン、メルカプトプロピルトリメトキシシラン等の
シリコーン系のシランカップリング剤を原液のまま、あ
るいは溶剤で適当に希釈したものを表面に塗り、その上
にアクリル系、エポキシ系、シリコーン系の紫外線で硬
化するＵＶ硬化性樹脂を薄く平らに、半球状にあるいは
複雑な曲面等任意の形状に盛り上げたのちに、紫外線を
照射して硬化、かつ接着させて樹脂キートップ付シリコ
ーンスイッチを製造するようにした。
をＵＶ硬化性樹脂を用いて形成させるようにすること
で、作業時間の短縮をはからんとするものである。その
ために、諸形状に成型加工したシリコーンキーシートの
表面を短波長紫外線照射あるいはプラズマ放電処理を行
い、水酸基が多く付くように表面処理し、次にキートッ
プ部の材料とするＵＶ硬化性樹脂との接着性を高めるた
めに前記表面処理により多数付着させた水酸基と反応す
るアミノプロピルトリエトキシラン、ビニルトリエトキ
シシラン、メルカプトプロピルトリメトキシシラン等の
シリコーン系のシランカップリング剤を原液のまま、あ
るいは溶剤で適当に希釈したものを表面に塗り、その上
にアクリル系、エポキシ系、シリコーン系の紫外線で硬
化するＵＶ硬化性樹脂を薄く平らに、半球状にあるいは
複雑な曲面等任意の形状に盛り上げたのちに、紫外線を
照射して硬化、かつ接着させて樹脂キートップ付シリコ
ーンスイッチを製造するようにした。
【０００５】
【実施例１】図に示す実施例に従って本発明を説明す
る。
る。
【０００６】キースイッチ状に成型加工したシリコーン
キーシート１の表面に、強力な短波長紫外線Ａ、この短
波長としては、有機物の化学結合を切断する効果をもつ
ものであれば何でも良いが、酸素を分解してオゾンを発
生させる１８５nm付近のものと、オゾンを分解する２５
０nm付近の紫外線とを組み合わせたものが望ましく、こ
の紫外線で表面を照射して水酸基を表面に多量に付し、
すぐにアミノプロピルトリメトキシシランのカップリン
グ剤２をガラス棒にて薄く塗布し、約１分間放置して乾
燥させたのちに、ＵＶ硬化性樹脂（スリーボンド３００
３）３を半球状に盛り上げてから波長３６５nm付近の硬
化用紫外線Ｂを照射して硬化かつ接着させた。
キーシート１の表面に、強力な短波長紫外線Ａ、この短
波長としては、有機物の化学結合を切断する効果をもつ
ものであれば何でも良いが、酸素を分解してオゾンを発
生させる１８５nm付近のものと、オゾンを分解する２５
０nm付近の紫外線とを組み合わせたものが望ましく、こ
の紫外線で表面を照射して水酸基を表面に多量に付し、
すぐにアミノプロピルトリメトキシシランのカップリン
グ剤２をガラス棒にて薄く塗布し、約１分間放置して乾
燥させたのちに、ＵＶ硬化性樹脂（スリーボンド３００
３）３を半球状に盛り上げてから波長３６５nm付近の硬
化用紫外線Ｂを照射して硬化かつ接着させた。
【０００７】
【実施例２】キースイッチ状に成型加工したシリコーン
キーシートの表面にコロナ放電処理を施したのちにメタ
アクリロキシトリメトキシシランを塗布し、その後実施
例１と同様に処理して製作した。
キーシートの表面にコロナ放電処理を施したのちにメタ
アクリロキシトリメトキシシランを塗布し、その後実施
例１と同様に処理して製作した。
【０００８】
【発明の効果】本発明の製造法によれば、キートップ樹
脂の成型と接着とが同時に行えるので作業時間の短縮と
作業の複雑さが大いに改善される。また、シリコーンキ
ーシート表面を短波長紫外線あるいはプラズマ放電処理
をし、表面に水酸基を付するように加工処理したことで
樹脂キートップとシリコーンキーシートとの接着性が向
上したので、スイッチの耐久性が非常に増大した。
脂の成型と接着とが同時に行えるので作業時間の短縮と
作業の複雑さが大いに改善される。また、シリコーンキ
ーシート表面を短波長紫外線あるいはプラズマ放電処理
をし、表面に水酸基を付するように加工処理したことで
樹脂キートップとシリコーンキーシートとの接着性が向
上したので、スイッチの耐久性が非常に増大した。
【図１】シリコーンキーシートの断面図
【図２】シリコーンキースイッチの断面図
１ シリコーンキーシート ２ カップリング剤 ３ ＵＶ硬化性樹脂 Ａ 短波長紫外線 Ｂ 硬化用紫外線
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−121874（ＪＰ，Ａ) 特開 昭54−73872（ＪＰ，Ａ) 特開 昭57−147527（ＪＰ，Ａ) 特開 昭57−159865（ＪＰ，Ａ) 特開 昭58−166967（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−278582（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−196631（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−188509（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−313580（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−20570（ＪＰ，Ａ) 独国特許出願公開2022052（ＤＥ，Ａ １) 独国特許出願公開3013787（ＤＥ，Ａ １) 米国特許2601337（ＵＳ，Ａ) 米国特許3056735（ＵＳ，Ａ) 米国特許3179546（ＵＳ，Ａ) 米国特許4312693（ＵＳ，Ａ) 米国特許4499148（ＵＳ，Ａ) 米国特許4618389（ＵＳ，Ａ) 米国特許4717605（ＵＳ，Ａ) 米国特許4861408（ＵＳ，Ａ) 米国特許4933234（ＵＳ，Ａ) 米国特許4938827（ＵＳ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B05D 3/00 - 3/14 C08J 7/00 - 7/18 H01H 1/06 - 1/66 H01H 11/00 - 11/06 H01H 13/00 - 13/76 ＰＣＩ（ＤＩＡＬＯＧ) ＷＰＩ（ＤＩＡＬＯＧ)
Claims (2)
- 【請求項１】 必要に応じて成形加工してあるシリコー
ンキーシートの表面に、短波長紫外線をあてて有機物の
化学結合の切断処理を行い、その後水酸基と反応するシ
リコーン系化合物を塗布し、さらにその上にＵＶ硬化性
樹脂を任意の形状に盛り上げ、その上方より紫外線を照
射して硬化させ、かつ接着させる樹脂キートップ付シリ
コーンスイッチの製造法。 - 【請求項２】 必要に応じて成形加工してあるシリコー
ンキーシートの表面に、プラズマ放電して表面処理を行
い、さらにその上にＵＶ硬化性樹脂を任意の形状に盛り
上げ、その上方より紫外線を照射して硬化させ、かつ接
着させる樹脂キートップ付シリコーンスイッチの製造
法。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18464092A JP2837031B2 (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 | 樹脂キートップ付シリコーンキースイッチの製造法 |
| EP93109059A EP0575798B1 (en) | 1992-06-19 | 1993-06-04 | Process for producing a finger-touch key for a manipulation switch |
| DE69314997T DE69314997T2 (de) | 1992-06-19 | 1993-06-04 | Verfahren zur Herstellung einer Fingertaste für einen Handhabeschalter |
| US08/079,143 US5439545A (en) | 1992-06-19 | 1993-06-17 | Process for producing finger-touch key for manipulation switch |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18464092A JP2837031B2 (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 | 樹脂キートップ付シリコーンキースイッチの製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH065150A JPH065150A (ja) | 1994-01-14 |
| JP2837031B2 true JP2837031B2 (ja) | 1998-12-14 |
Family
ID=16156771
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18464092A Expired - Fee Related JP2837031B2 (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 | 樹脂キートップ付シリコーンキースイッチの製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2837031B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| TW388895B (en) * | 1996-09-12 | 2000-05-01 | Alpha Techno Co Ltd | Keypad and its manufacturing processes |
| JP2002093515A (ja) | 2000-09-11 | 2002-03-29 | Yazaki Corp | 防水コネクタ |
| JP2008161806A (ja) * | 2006-12-28 | 2008-07-17 | Honda Motor Co Ltd | 金属表面の処理方法 |
| JP2017019907A (ja) * | 2015-07-08 | 2017-01-26 | フジデノロ株式会社 | 表面改質樹脂成形品 |
| CN114220683B (zh) * | 2021-10-29 | 2023-08-15 | 兴科电子(东莞)有限公司 | 一种具有隐形光圈效果的音响按键的制备工艺 |
-
1992
- 1992-06-19 JP JP18464092A patent/JP2837031B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH065150A (ja) | 1994-01-14 |
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