JP2836702B2 - 自動二輪車の収納装置 - Google Patents

自動二輪車の収納装置

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JP2836702B2 JP2075306A JP7530690A JP2836702B2 JP 2836702 B2 JP2836702 B2 JP 2836702B2 JP 2075306 A JP2075306 A JP 2075306A JP 7530690 A JP7530690 A JP 7530690A JP 2836702 B2 JP2836702 B2 JP 2836702B2
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拓也 赤尾
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は自動二輪車のシート下方に設けられ収納装置
に関し、特に収納ボックスの内面に不織布等からなる内
張材を配設する場合の外観悪化を回避できるようにした
内張材の配設構造の改造に関する。
〔従来の技術〕 最近のスクータ型自動二輪車では、シート下方にヘル
メット等を収納できるようにした比較的大型の収納ボッ
クスを設ける場合がある。この収納ボックスは一般に樹
脂製であり、そのままでは収納物の打音による騒音等の
懸念があることから、該収納ボックスの内面に不織布等
からなる内張材を配設する場合がある。この内張材の配
設に当たっては、該内張材を収納ボックスの内面形状と
同じ形状に成形し、そのまま収納ボックス内に挿入する
のが一般的である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら上記従来の内張材配置構造では、内張材
の開口縁部がシートを開けた際に外方に露出することと
なり外観が悪い問題があり、また内張材の成形強度の如
何によってはこの内張材が内方に倒れる内倒れが懸念さ
れる。
上記外観の悪化,内倒れの問題を解消するには、上記
内張材の開口縁部を覆う被覆材を別個に設ければよいの
であるが、このようにする部品点数,組立工数の増加、
ひいてはコストの増大をまねくこととなる。
本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされたもので、
非常に簡単な構成によって上記外観悪化,内倒れの問題
を回避できる自動二輪車の収納装置を提供することを目
的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、車体カバー内に配設された収納ボックスを
シートで開閉するようにした自動二輪車の収納装置にお
いて、上記収納ボックスの内面に沿って内張材を配設
し、該内張材の上縁を収納ボックスの開口縁部を覆うよ
うに外方に折り曲げるとともに、上記車体カバーの開口
縁部を上記内張材の上記折曲部を覆うように内方に折り
曲げたことを特徴としている。
なお、本発明における内張材の外方折曲部,及び車体
カバーの内方折曲部は必ずしも収納ボックスの開口の全
周に渡って設ける必要はない。
〔作用〕
本発明に係る収納装置によれば、内張材の開口縁部は
外方に折り曲げられており、かつこの外方折曲部は車体
カバーの内方折曲部で覆われているから、シートを開い
た場合にも内張材の開口縁部が外方に露出することはな
く、外観悪化を回避でき、また車体カバーの折曲部によ
って内張材の内倒れも防止できる。そして、本発明では
元々収納ボックスに沿って配置されている車体カバーの
開口縁部を内方に折り曲げて若干延長するだけで上記機
能を実現でき、部品点数,組立工数の増加をまねくこと
はない。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図について説明する。
第1図ないし第5図は本発明の一実施例による自動二
輪車の収納装置を説明するための図であり、第1図,第
2図は第3図のI−I線断面図,II−II線断面図、第3
図は該実施例装置の断面左側面図、第4図はその平面
図、第5図はスクータ型自動二輪車の左側面図である。
なお、特記なき限り車両後方から前方を見た状態で説明
する。
図において、1は本実施例装置が採用されたスクータ
型自動二輪車である。該自動二輪車1の車体フレーム2
はいわゆるアンダーボーン型のものであり、ヘッドパイ
プ2aに側面視略L字状のメインフレーム2bの縦辺上端を
溶接し、該メイフレーム2bの横辺後端に左,右一対のサ
イドフレーム2cの前端を溶接し、該サイドフレーム2cを
後方斜め上方に延長した構造となっている。
上記ヘッドパイプ2aには、下端で前輪3を軸支する前
フォーク4の操向軸4aが左右に操向自在に軸支されてい
る。この操向軸4aの上端には操向ハンドル5のハンドル
バー5bにT字状に固着されたハンドル軸5aが接続されて
いる。なお、27はフロントバスケットである。
上記サイドフレーム2cの略中央付近には、エンジン本
体6と伝動ケース7とをユニット化してなるエンジンユ
ニット8が上下に揺動可能に枢支されている。上記伝動
ケース7の後端には後輪9が装着されており、また該後
端部と上記サイドフレーム2cの後端部との間には後輪懸
架用リヤクッション10が介設されている。
また上記左,右のサイドフレーム2c間にはヘルメット
等を収納するための収納ボックス11が配設されており、
該収納ボックス11の上方にはシート12が配設され、さら
に上記収納ボックス11の後方には燃料タンク13が搭載さ
れている。
また上記車体フレーム2,前フォーク4,収納ボックス1
1,及び燃料タンク13等の回りは車体カバー14によって囲
まれている。この車体カバー14は、上記ヘッドパイプ2a
の前側,後側にそれぞれ配置されたフロントカバー15,
レッグシールド16と、上記メインフレーム2bとサイドフ
レーム2cとの接続部に形成された足載部の上側,下側に
それぞれ配設されたフートボード17,アンダカバー18
と、上記収納ボックス11,燃料タンク13の周囲を囲むサ
イドカバー19と、これの下方部分を覆う左,右一対のサ
イドモール20,センタモール21と、車両後端面を覆うテ
ールランプユニット49のリヤカバー部50とから構成され
ている。
上記左,右のサイドフレーム2cの後端部間には、門型
ブラケット46が架設されており、この門型ブラケット46
は、サイドフレーム2cにボルト締め固定された左,右の
支持プレート47同士を門形状の芯材48で連結した構造の
ものである。この芯材48は上記サイドカバー19の後端部
に後方斜め上方に延びるように形成された門形状の立上
げ部19cと、上記リヤカバー部50の門形状の上縁部とで
囲まれており、これよにより門形状のリヤスポイラが構
成されている。また該自動二輪車の後端部には、キャリ
ア55が上記リヤカバー部50面から延びるように配設され
ている。このキャリア55は、丸棒をU字状に折り曲げて
なる荷受け部56と、該荷受け部56の後端付近から前方斜
め下方に延びる支持部57とからなる。なお、52は左,右
一対のフラッシャランプ、53はフラッシャランプ間に配
設されたテールランプである。
上記収納ボックス11は、ヘルメットHと略同一形状に
成形された収納部11aと、これの後部に棚状に延設され
たシート受部11bとから構成されており、このシート受
け部11bの前段部11cは、門型ステー2dで支持されてい
る。この門型ステー2dは、上記左,右のサイドフレーム
2c間を跨ぐ門形状のもので、その両脚部2hが上記両サイ
ドフレーム2cに溶接固定され、また中央部分を上方に延
長してなるブラケット部2eに上記燃料タンク13のフラン
ジ部13bがボルト締め固定されている。
また上記収納部11a内には、該収納部11aの内面形状と
同一形状に成形された不織布製の内張材60が配設されて
いる。この内張材60の開口縁部は外方に折り曲げられて
おり、該折曲部60aは上記収納部11aの上縁11fを覆って
いる。また上記折曲部60aの上記収納部11aとシート受部
11bとの境界に位置する部分60a′は、該部分に形成され
た凹溝11i内に挿入されている。
上記シート12は、樹脂製の底板12c状にクッション部
材12dを配設するとともにこれを表皮12eで覆った構造の
ものであり、上記底板12cの前端部に固着されたヒンジ
プレート12fが上記収納ボックス11の前端部に形成され
た軸支部11dによりヒンジピン12gを介して軸支されてい
る。また上記底板12cの後部に下方に突設されたダンパ
部12aが上記シート受部11bの前段部11cで支持されてい
る。またこの前段部11cは上記門型ステー2dの上辺部2f
によってロックユニット64を介して支持されている。ま
た上記ロックユニット64の下部は門型ステー2dの切欠部
2g内に位置し、上部は前段部11cの開口11dから上方に臨
んでおり、シート12の底板に固定された係止ロッド12h
が該ロックユニット64内に挿入され、係止されるように
なっている。
上記サイドカバー19は、平面から見て上記収納ボック
ス11と略同一形状のボックス開口19aを有し、該収納ボ
ックス11及び上記燃料タンク13の周囲を囲む大略筒状の
もので、その後端上壁部には上記燃料タンク13の給油キ
ャップ13aを外方に臨ませる給油開口19bが形成されてい
る。またサイドカバー19は後端中央縁部がボルト19i
で、左,右縁部がボルト19kでそれぞれシート受部11b,
前段部11cに固定されている。なお、65は上記給油口開
口19bの下方に配置された油受皿である。
そして上記サイドカバー19のボックス開口19aの縁部
は内方に折り曲げられており、この折曲部19fは、上記
収納部11aの上縁11fを覆う内張材60の折曲部60aを若干
の隙間を開けて覆っている。またこの折曲部19fの上面
はシール面となっており、上記シート12の底板12cのリ
ブ12bに装着されたシール材59が略全周にわたって当接
している。また上記折曲部19fの、上記シート受部11bを
囲む部分には、シール凸条19gが凸設されており、この
シール凸条19gに上記シール部材59が圧接している。こ
のシール凸条19gはシール部材59との面圧を上昇させる
とともに、雨水等の進入を防止するための堰になってお
り、該サイドカバー19のシール凸条19g前端部分には、
雨水等をサイドカバー19に沿って落下させるための凹溝
19hが凹設されている。
次に本実施例の作用効果について説明する。
本実施例に係る収納装置によれば、内張材60の折曲部
60aよって収納部11aの上縁11fを覆うとともに、折曲部6
0aをサイドカバー19の折曲部19fで覆ったので、シート1
2を開いた場合にも内張材60の開口縁部が外方に露出す
ることはなく、外観悪化を回避できる。また上記外方折
曲部60aによって内張材60自体の成形強度が向上する
点、及びサイドカバー19の内方折曲部19fが内張材60の
倒れを阻止する点から、該内張材60の内倒れも防止でき
る。なお、内張材60のシート受部11b部分(第4図のボ
ルト19kが配置されたフランジ間部分)については、凹
溝11iに挿入するようにしたので、この部分についても
外観悪化,内倒れ防止効果が得られる。
そして、本実施例では上記外観悪化及び内倒れの防止
機能を、収納ボックス11に沿って配置されているサイド
カバー19のボックス開口19aの縁部を内方に折り曲げて
若干延長するだけで、及び凹溝11iを設けるだけで実現
しており、例えば別個の被覆部材を追加する場合のよう
な部品点数,組立工数の増加をまねくことはない。
ここでシート12は乗員の着座状態では下方に湾曲する
から、シート12の門型ステー2dより後側部分が若干浮き
上がり、そのため該部分のシール性が悪化し、雨水等の
収納ボックス11内への浸入が懸念される。本実施例で
は、上記浮き上がりが懸念される部分に、シール凸条19
gを設けたので、シール部材59との面圧が上昇し、それ
だけシール性が向上し、上記問題を回避できる。またこ
のシール凸条19gは雨水等の浸入を防止する堰としても
機能し、これによって雨水等は堰き止められることとな
るが、該シール凸条19gの前端付近に凹溝19hを設けたの
で、上記雨水等はこの凹溝19hによって下方に導かれ、
この点からも雨水等の浸入を防止できる。
〔発明の効果〕
以上のように本発明に係る自動二輪車の収納装置によ
れば、内張材の上縁に形成した折曲部で収納ボックスの
開口縁部を覆うとともに、車体カバーに形成した折曲部
で上記内張材の折曲部を覆うようにしたので、非常に簡
単な構造により、部品点数等の増加をきたすことなく、
外観悪化及び内倒れを防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本発明の一実施例による自動二輪
車の収納装置を説明するための図であり、第1図,第2
図はそれぞれ第3図のI−I線断面図,II−II線断面
図、第3図は該実施例装置の断面左側面図、第4図はそ
の平面図、第5図はスクータ型自動二輪車の左側面図で
ある。 図において、1は自動二輪車、11は収納ボックス、11f
は収納ボックスの開口縁部、12はシート、19はサイドカ
バー(車体カバー)、19fは車体カバーの折曲部、60は
内張材、60aは内張材の折曲部である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体カバー内に配設された収納ボックスを
    シートで開閉するようにした自動二輪車の収納装置にお
    いて、上記収納ボックスの内面に沿って内張材を配設
    し、該内張材の上縁を収納ボックスの開口縁部を覆うよ
    うに外方に折り曲げるとともに、上記車体カバーの開口
    縁部を上記内張材の上記折曲部を覆うように内方に折り
    曲げたことを特徴とする自動二輪車の収納装置。
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