JP2836266B2 - パルス管冷凍機 - Google Patents

パルス管冷凍機

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパルス管冷凍機に関す
る。このパルス管冷凍機は、例えば、赤外線センサなど
の各種センサの冷却装置、クライオポンプ、極低温装置
に利用できる。
【0002】
【従来の技術】近年、パルス管冷凍機が開発されつつあ
る。このパルス管冷凍機は、蓄冷型閉サイクル冷凍機の
一種であり、他の種類の冷凍機例えば逆スターリングサ
イクル冷凍機、ギフォードマクマホン冷凍機等に比較し
て、冷凍発生部にピストン等の可動部分を要せず、構造
が簡素化でき、価格の低廉に有利であり、しかも耐久性
を向上できるという種々の利点を備えている。
【0003】このパルス管冷凍機は、図6に模式的に示
す様に、ヘリウムなどの作動流体が装填された圧縮室1
00とピストン101とをもつ圧縮機102と、第1放
熱部104と、圧縮機102を経た作動流体を冷却する
蓄冷部105、コールドヘッド107と、蓄冷部105
を経た作動流体が流入するパルス管109と、パルス管
109の末端に設けられた第2放熱部110とで構成さ
れている(例えば、Cryogenics 1990
Vol30 September Supplemen
t 267〜271、Butterworth社発
刊)。このパルス管冷凍機では、冷却液を流して熱交換
する熱交換設備130が第1放熱部104に装備され、
また、冷却液を流して熱交換する熱交換設備131が第
2放熱部110にも装備されている。
【0004】このパルス管冷凍機では、圧縮機102の
ピストン101が前進して圧縮室100が圧縮行程とさ
れると、作動流体は第1放熱部104、蓄冷部105、
コールドヘッド107を経てパルス管109に流入す
る。なお、圧縮機102で圧縮された生じた作動流体の
圧縮熱は第1放熱部104の熱交換設備130で取り除
かれる。またパルス管109内で断熱圧縮された生じた
作動流体の圧縮熱は第2放熱部110の熱交換設備13
1で取り除かれる。
【0005】一方、ピストン101が後退して圧縮機1
02が膨張行程にはいると、パルス管109の作動流体
は断熱膨張して温度が低下してコールドヘッド107が
冷却されるとともに、作動流体は蓄冷部105を経て圧
縮機102に戻る。かかる圧縮行程、膨張行程を繰り返
すことにより、コールドヘッド107から寒冷が取り出
される。
【0006】パルス管冷凍機は現在、理論解析、実験解
析の段階にあり、寒冷理論は、現在のところ必ずしも明
らかでないが、従来からの逆スターリングサイクル冷凍
機、ギフォードマクマホン冷凍機等に近いかそれに並び
得る冷凍性能が得られることが実験で知見、確認されて
いる。更に近年、図7に示す様に第2放熱部110にオ
リフィス式の絞り弁200、バッハァタンク部201を
直列に接続したものも開発されている。このパルス管冷
凍機でも、その理論的解析は現在のところ完全ではない
が、図6に示す構造のものに比較して一層の極低温が得
られることが実験で知見、確認されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記したパル
ス管冷凍機の開発の一環としてなされたものであり、そ
の目的は、第2放熱部を作動流体で冷却することによ
り、第2放熱部で熱交換するための熱交換設備を簡略化
あるいは廃止し得、小型化に有利なパルス管冷凍機を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のパルス管冷凍機
は、作動流体を圧縮する圧縮部と、圧縮部で圧縮された
作動流体の熱を取り除く第1放熱部と、第1放熱部を経
た作動流体を冷却する蓄冷部、蓄冷部を経た作動流体が
流入するとともに膨張空間となる管室をもつパルス管
と、パルス管と一体的に形成またはパルス管に連設され
た寒冷取出部と、パルス管の管室内の作動流体の熱を取
り除く第2放熱部とで構成され、第2放熱部は、パルス
管で断熱膨張して冷却された作動流体が通過する通路に
配置されていることを特徴とするものである。
【0009】圧縮部は従来と同一のものを採用できる。
ここで、第1放熱部は圧縮部と別体として配置されてい
ても、あるいは圧縮部に併合、内蔵されていてもよく、
あるいは、圧縮部のハウジングを第1放熱部として利用
してもよい。パルス管は筒状でもリング筒状でもよい。
パルス管の全長は適宜選択できる。寒冷取出部は、一般
的にパルス管の端側となる。
【0010】第2放熱部は、パルス管の管室の作動流体
の圧縮熱を取り除くものであり、一般的に、パルス管の
うち寒冷取出部と反対側の位置となる。第2放熱部は、
放熱フィン状に形成できる。パルス管内で断熱膨張して
冷却された作動流体が通過する通路に、第2放熱部は配
置されている。この場合、後述する実施例で示す様に、
作動流体が通過する中空室をハウジングに設け、その中
空室に第2放熱部を配置することができる。
【0011】
【作用】本発明のパルス管冷凍機では、基本的には従来
と同様に、圧縮部で圧縮された作動流体は第1放熱部、
蓄冷部、パルス管に流入する。圧縮部で圧縮された生じ
た作動流体の圧縮熱は第1放熱部で取り除かれる。また
パルス管内で断熱圧縮された生じた作動流体の圧縮熱は
第2放熱部で取り除かれる。その後、パルス管の作動流
体は断熱膨張して温度が低下して寒冷取出部が冷却され
るとともに、作動流体は蓄冷部を経て圧縮部に戻る。か
かる行程を繰り返すことにより、寒冷取出部から寒冷が
取り出される。
【0012】本発明のパルス管冷凍機では、パルス管内
で断熱膨張して冷却された作動流体が第2放熱部に接触
し、第2放熱部の熱を奪う。
【0013】
【実施例】(第1実施例)以下、本発明の第1実施例を
図1〜図3に基づき説明する。 (構成)このパルス管冷凍機は、ユニット1と冷却機本
体2とからなる。
【0014】図3に示す様にユニット1は圧縮機能と放
熱機能とをもち、サージボトル10と圧縮部11と第1
放熱部12とオイルセパレータ13とアドゾーバ14と
で形成されている。サージボトル10はバッファとして
機能し、ヘリウムなどの作動流体の圧力を極力均一にす
るためのものである。圧縮部11は作動流体を圧縮して
高圧にするものである。第1放熱部12は冷却水が流れ
る冷却水通路を備えた熱交換設備12aをもち、圧縮部
11で圧縮された作動流体の熱を冷却水により熱交換し
て取り除くものである。オイルセパレータ13、アドゾ
ーバ14は作動流体からオイルを分離するためのもので
ある。
【0015】図1に示す様に、冷却機本体2は、ハウジ
ング20と、蓄冷部21と、パルス管22と、寒冷取出
部としてのコールドヘッド23と、第2放熱部24とを
もつ。ハウジング20はモータ室25と収納室26とか
らなる機能室27をもつ。ハウジング20には往路用と
して、吸入ポート30、吸入ポート30につながるバネ
室31、弁口32、通路33、通路34が形成され、更
に復路用として、通路36、バネ室37、弁口38、吐
出口39、吐出ポート40が形成されている。吸入ポー
ト30はユニット1のアドゾーバ14にフレキシブルパ
イプ15を介して接続されている。吐出ポート40はユ
ニット1のサージボトル10にフレキシブルパイプ16
を介して接続されている。
【0016】図1に示す様に吐出口39は機能室27の
収納室26に対面している。更に収納室26とモータ室
25とを連通する連通路28が形成されている。機能室
27のモータ室25にはモータ43が装備されている。
モータ43は、ハウジング20に保持された固定子44
と、軸受45に回転可能に支持され軸芯Pをもつ回転軸
46と、回転軸46に保持された回転子47とで形成さ
れている。ハウジング20の内壁面20aとモータ43
との間には隙間20bが形成されている。ハウジング2
0の内壁面20cとモータ43との間には隙間20eが
形成されている。固定子44と回転子47との間には隙
間20f、20hが形成されている。
【0017】また図2に示す様にハウジング20には弁
機構5が装備されている。弁機構5は、回転軸46の先
端部に取付られた偏芯カム50と、偏芯カム50で作動
する作動子51、52と、往路用のバネ室31に配置さ
れたバネ53と、吸入弁54をもつステム55と、復路
用のバネ室37に配置されたバネ56と、吐出弁57を
もつステム58とで形成されている。バネ53は吸入弁
54を矢印X1方向につまり吸入用の弁口32を閉じる
方向に付勢する。バネ56は吐出弁57を矢印X2方向
につまり吐出用の弁口38を閉じる方向に付勢する。こ
こで、偏芯カム50が矢印Y1方向に回転すると、偏芯
カム50の大径部位50aが吸入用の作動子51、ステ
ム55をバネ53に抗して矢印X2方向に押し、吸入用
の弁口32を開放し、これにより吸入用の弁口32と吸
入ポート30とが連通する。このとき偏芯カム50の小
径部位50bが作動子52、ステム58に対面するの
で、バネ56の付勢力が打ちかち、バネ56の付勢力で
吐出弁57は弁口38に圧接し弁口38を閉じている。
【0018】更に偏芯カム50が回転すると、偏芯カム
50の大径部位50aが吐出用の作動子52、ステム5
8を矢印X1方向に押し、吐出弁57、吐出用の弁口3
8を開放する。このとき偏芯カム50の小径部位50b
が吸入側の作動子51、ステム55に対面するので、バ
ネ53の付勢力が打ちかち、バネ53の付勢力で吸入弁
54は弁口32に圧接し弁口32を閉じている。このよ
うにモータ43が回転して偏芯カム50が回転すると、
吸入用の弁口32、吐出用の弁口38は順に開閉するも
のである。
【0019】蓄冷部21はハウジング20の上面20r
に立設されている。蓄冷部21は金属金網や小球などの
蓄冷材を装填したものであり、筒形状に形成されてい
る。パルス管22は金属製で筒形状に形成されており、
管室22aをもつ。パルス管22は通路29を介して蓄
冷部21に接続されている。ここでパルス管22はハウ
ジング20の貫通状態の取付孔20hに気密的に挿通さ
れている。なお蓄冷部21とパルス管22とは並列状態
に並設されている。
【0020】コールドヘッド23はパルス管22の上端
に設けられている。第2放熱部24はフィン状をなし、
パルス管22の下端22iに設けられている。 (作用)次に、本実施例にかかるパルス管冷凍機の作用
をその使用方法ともに説明する。このパルス管冷凍機で
は、ユニット1の圧縮部11が駆動すると、圧縮部11
で作動流体が圧縮され高圧とされる。そして、作動流体
は第1放熱部12の熱交換設備12aで圧縮熱を除去さ
れた後、オイルセパレータ13に至りオイルを分離し、
更にアドゾーバ14に至りオイルを分離し、フレキシブ
ルホース15を介してハウジング20の吸入ポート30
に至る。
【0021】ここで、弁機構5の偏芯カム50の作動で
弁機構5の吸入弁54が開放して吸入用の弁口32が開
放すると、高圧の作動流体は吸入用のバネ室31、弁口
32、通路33、34を通り、蓄冷部21に至る。更に
作動流体は、通路29、コールドヘッド23を経てパル
ス管22に流入する。その後、偏芯カム50の作動で弁
機構5の吸入弁54が閉塞して吸入用の弁口32が閉塞
するともに、吐出弁57が開放して吐出用の弁口38が
開放する。すると、パルス管22の作動流体は膨張す
る。このようにしてパルス管22内で圧力変動が発生
し、寒冷が発生し、コールドヘッド23が冷却されると
ともに、パルス管22の下端22i側で発熱が生じる。
この熱はフィン状の第2放熱部24から放出される。
【0022】ところでパルス管22の作動流体は復路に
おいては、コールドヘッド23、通路29、蓄冷部2
1、復路用の通路36、復路用のバネ室37、弁口38
を経て、吐出口39から図1の矢印Tにそって機能室2
7の収納室26に流入する。このとき吐出口39から吐
出した作動流体はフィン状の第2放熱部24と接触し、
第2放熱部24の熱を積極的に奪う。
【0023】更に作動流体は連通路28を経てモータ室
25に至り、モータ43を冷却しつつ吐出ポート40に
至る。更に吐出ポート40からフレキシブルホース16
を介して作動流体はユニット1に至り、ユニット1のサ
ージボトル10を経て圧縮部11に至る。かかる行程を
繰り返すことにより、コールドヘッド23から寒冷(例
えば130〜150K)が取り出される。
【0024】なおパルス管冷凍機では、パルス管22の
下端22i側での発熱量は小さく、従ってユニット1の
第1放熱部12による熱交換量をW1とし、第2放熱部
24による熱交換量をW2とすると、W1はW2に比較
して10倍程度大きい(W1>W2)ものである。その
ため、第2放熱部24で熱交換されたため昇温した作動
流体はユニット1の第1放熱部12の熱交換設備12a
で熱交換されて低温とされる。またコールドヘッド23
が約130〜150Kのときには機能室27は約300
〜310K程度である。 (効果)本実施例では、パルス管22で断熱圧縮されて
発熱した熱を放出するフィン状の第2放熱部24が作動
流体の通路である機能室27の収納室26に収納されて
おり、吐出口39から吐出した作動流体で第2放熱部2
4の熱が奪われる構成である。そのため、図6、図7に
示す従来とは異なり、第2放熱部24と熱交換するため
の冷却液系統などの熱交換設備131を別途装備する必
要がない。そのため小型化、価格の低廉に有利である。
【0025】また本実施例では、モータ43が作動流体
の通路である機能室27のモータ室25に収納されてお
り、吐出口39から吐出した作動流体でモータ43の熱
が奪われる構成である。そのため、モータ43を冷やす
ための冷却液系統などのモータ冷却設備を別途装備する
必要がない。かかる面においても小型化、価格の低廉に
有利である。
【0026】更にまた本実施例では、蓄冷部21とパル
ス管22とを並列状態に並設しているので、図6、図7
に示す蓄冷部105とパルス管109とを直列に並設し
ている従来のパルス冷凍機に比較して全高の短縮化、小
型化に有利である。加えて本実施例では前記した様に蓄
冷部21とパルス管22とを並列状態に並設しているの
で、図1に示す様にコールドヘツド23が露出する形態
となりコールドヘッド23からの寒冷の取り出しに有利
である。
【0027】(第2実施例)本発明の第2実施例を図4
に基づき説明する。第2実施例の構成は基本的には第1
実施例と同じであり、基本的に同じ機能を果たす部位に
は同じ符号を付する。ただし、第2実施例では図4に示
す様に蓄冷部21をリング筒状とし、パルス管21の外
周をリング筒状の蓄冷部21でほぼ同軸的に覆う構造と
している。そのため蓄冷部とパルス管とを直列に並べる
構造に比較して、小型化に有利である。
【0028】(第3実施例)本発明の第3実施例を図5
に基づき説明する。第3実施例の構成は基本的には第1
実施例と同じであり、基本的に同じ機能を果たす部位に
は同じ符号を付する。ただし、第3実施例は、オリフィ
ス・パルス管冷凍機であり、パルス管22の下端22i
は導管60を介してバッファ室61に連通し、導管60
とバッファ室61との間の壁部20iには、絞りとして
機能するオリフィス63が設けられている。ここで、作
動流体はオリフィス63を通過してバッファ室61に移
入する。このようにバッファ室61、オリフィス63が
設けられている本実施例では、コールドヘッド23で一
層の極低温が得られる。なおコールドヘッド23が約6
0〜70Kのときにはバッファ室61は約300〜31
0Kである。本実施例ではハウジング20の壁部20i
にオリフィス63を設けることができるので、図7に示
す従来とは異なりオリフィス式の絞り弁200を別途設
ける必要がなく、構造の簡略化、小型化に有利である。
【0029】
【発明の効果】本発明のパルス冷凍機によれば、作動流
体が通過する通路に第2放熱部が配置されている。故
に、作動流体で第2放熱部の熱が奪われる構成である。
そのため、第2放熱部の熱を熱交換する熱交換設備を簡
略化あるいは廃止し得る。そのため小型化、価格の低廉
に有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のパルス管冷凍機の断面図である。
【図2】図1のM−M線に沿う矢視図である。
【図3】ユニットの構成図である。
【図4】第2実施例のパルス管冷凍機の断面図である。
【図5】第3実施例のパルス管冷凍機の断面図である。
【図6】従来のパルス管冷凍機の構成図である。
【図7】別例の従来のパルス管冷凍機の構成図である。
【符号の説明】
11は圧縮部、12は第1放熱部、21は蓄冷部、22
はパルス管、23はコールドヘッド、24は第2放熱
部、27は機能室を示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作動流体を圧縮する圧縮部と、該圧縮部
    で圧縮された作動流体の熱を取り除く第1放熱部と、該
    第1放熱部を経た作動流体を冷却する蓄冷部と、該蓄冷
    部を経た作動流体が流入するとともに膨張空間となる管
    室をもつパルス管と、該パルス管と一体的に形成または
    該パルス管に連設された寒冷取出部と、該パルス管の管
    室内の作動流体の熱を取り除く第2放熱部とで構成さ
    れ、該第2放熱部は、該パルス管で断熱膨張して冷却さ
    れた作動流体が通過する通路に配置されていることを特
    徴とするパルス管冷凍機。
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