JP3363697B2 - 冷凍装置 - Google Patents

冷凍装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スターリングサイ
クル機関、ブルミエサイクル機関などのガス圧縮膨張機
を利用した冷凍装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、バイオテクノロジーの分野や電子
デバイスの分野等の先端技術分野において、各種試料や
各種材料の極低温の保存技術の開発が急務になってい
る。特に、スターリング冷凍装置などは、上記極低温を
実現する手段として注目され各種赤外線センサー、超電
導デバイス等の冷却用やバイオメディカル用のフリー
ザ、冷凍庫等に広く利用されようとしている。
【0003】ここでは、ディスプレーサタイプのスター
リング冷凍装置の構造について図3を参照して動作原理
を説明する。本体ハウジング1には、膨張機本体容器内
部に配設される膨張シリンダ2と圧縮機本体容器内部に
配設される圧縮シリンダ3とが90度の角度差で取り付
けられ、膨張シリンダ2に内蔵されたディスプレーサ6
と、圧縮シリンダ3に内蔵された圧縮ピストン7は、共
通のクランク機構5に連結されて、互いに90度位相が
ずれた状態で往復駆動される。
【0004】ディスプレーサ6は、内部に例えば燒結金
属からなる蓄冷材14が充填されており、ディスプレー
サ6の一方の開口から流入した作動ガスは、蓄冷材14
の内部を通過し、他方の開口からの流出までの過程で、
蓄冷材14との熱交換が行われる。
【0005】このディスプレーサ6は、再生熱交換器と
しての機能を兼ね備えたものであって、その熱交換性能
は冷凍装置の成績係数を大きく左右する。また、膨張シ
リンダ2および圧縮シリンダ3はそれぞれオイルシール
8、9によってクランク室12と仕切られており、膨張
シリンダ2の基端部と圧縮シリンダ3の圧縮空間部と
は、ガス通路4によって互いに連通されている。これに
より、圧縮シリンダ3に形成される圧縮空間13と膨張
シリンダ2に形成される膨張空間11とが、蓄冷材14
を介してガス通路4によって連通されることになる。一
方、クランク室12にはオイル10が注入されている。
【0006】次に、図4を参照して、上述した構造から
なるスターリング冷凍装置の動作について説明する。
尚、図4は、横軸に時間T、縦軸にストロークSをとっ
ている。
【0007】スターリング冷凍機において、ディスプレ
ーサ6が、図4の曲線B、Cの如く往復移動すると同時
に、圧縮ピストン7が図4の曲線Dの如く往復移動する
ことによって、膨張シリンダ2の膨張空間11は、図4
の直線Aと曲線Bに挟まれた幅領域で容積変化し、圧縮
シリンダ3の圧縮空間13は、図4の曲線Cと曲線Dに
挟まれた幅領域で容積変化する。
【0008】この結果、図4のの行程では、圧縮空間
13内のガスが圧縮され、ガス通路4を経て膨張シリン
ダ2内へ流入する(理想的には等温圧縮)。このガスは
図4のの行程で、ディスプレーサ6内の蓄冷材14を
通過し、蓄冷材14と熱交換を行って、温度低下する
(定積冷却)。蓄冷材14を通過したガスは図4のの
行程で、膨張シリンダ2の膨張空間11へ流入し、その
後、圧縮ピストン7の下降に伴って膨張する(理想的に
は等温膨張)。次に、図4のの行程では、ディスプレ
ーサ6の上昇に伴って、膨張空間11内のガスが蓄冷材
14を通過し、蓄冷材14と熱交換を行って、温度上昇
した後、ガス通路4を経て再び圧縮空間13へ導入する
(定積加熱)。
【0009】この結果、膨張シリンダ2頭部に設けたコ
ールドヘッド15が冷却される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】そして、圧縮比を高め
装置の冷凍能力を向上させるために、作動ガスが流れる
装置内部の体積(死容積)が極力小さくなるように設計
されている。
【0011】しかしながら、圧縮空間13において作動
ガスが高温となるため、その高温の作動ガスをガス通路
4等の死容積部分で充分に放熱した後にディスプレーサ
6側へ供給する必要があり、反対に放熱能力向上のため
に死容積が大きくなると共に、装置全体が大型化する虞
れがあった。
【0012】本発明は斯かる点に鑑みてなされたもので
あって、作動ガスの死容積を低減すると共に放熱効率を
改善し、しかも装置全体の小型化を実現させた冷凍装置
を提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、圧縮シリンダ
の基端部側を圧縮空間とし、該圧縮空間と膨張シリンダ
の基端部側とをガス通路によって連通した冷凍装置であ
る。
【0014】この構成を用いることにより、ガス通路を
短くすることができ、死容積の低減と装置構造の簡略化
が図れる。そして具体的には、前記膨張シリンダ内部を
往復駆動させるディスプレーサと、前記圧縮空間から該
ディスプレーサに導入される作動ガスと熱交換する膨張
側熱交換手段を備え、該膨張側熱交換手段は、前記膨張
シリンダの下方部分に近接配置された膨張側仕切部材
と、該下方部分と膨張側仕切部材との間に形成される筒
状の間隙の狭い膨張側ガス通路を有し、該膨張側ガス通
路を作動ガスが通過することにより前記圧縮空間におい
て発生した高温を外部に取り出すものである。
【0015】或いは、前記圧縮空間と膨張空間とが前記
膨張シリンダの外周面に配設された再生熱交換器を介し
てガス通路によって連通されると共に、前記膨張シリン
ダ内部を往復駆動させる膨張ピストンと、前記圧縮空間
から前記再生熱交換器に導入される作動ガスと熱交換す
る膨張側熱交換手段を備え、該膨張側熱交換手段は、前
記膨張シリンダの下方部分外周面に配設された膨張側仕
切部材と、該膨張側仕切部材と膨張機本体容器との間に
形成される筒状の間隙の狭い膨張側ガス通路を有し、該
膨張側ガス通路を作動ガスが通過することにより前記圧
縮空間において発生した高温を外部に取り出すものであ
る。
【0016】このいずれかの構成を用いることにより、
前記ガス通路は熱交換面積広く、圧縮機側で圧縮されて
高温となった作動ガスはこのガス通路を通ることによっ
て効率よく放熱されると共に、ガス通路は狭い間隙に形
成されているため、ガス通路の体積が削減されて死容積
が低減され、膨張空間に導入される作動ガスの全封入量
に対する割合が増して大きな圧縮比が得られるようにな
る。
【0017】さらに、好ましくは前記圧縮空間から前記
ディスプレーサに導入される作動ガスと熱交換する圧縮
側熱交換手段を備え、該圧縮側熱交換手段は、前記圧縮
シリンダの下方部分に近接配置された圧縮側仕切部材
と、該下方部分と圧縮側仕切部材との間に形成される筒
状の間隙の狭い圧縮側ガス通路を有し、該圧縮側ガス通
路を作動ガスが通過することにより前記圧縮空間におい
て発生した高温を外部に取り出すものである。
【0018】或いは、前記圧縮空間から前記再生熱交換
器に導入される作動ガスと熱交換する圧縮側熱交換手段
を備え、該圧縮側熱交換手段は、前記圧縮シリンダの下
方部分に近接配置された圧縮側仕切部材と、該下方部分
と圧縮側仕切部材との間に形成される筒状の間隙の狭い
圧縮側ガス通路を有し、該圧縮側ガス通路を作動ガスが
通過することにより前記圧縮空間において発生した高温
を外部に取り出すものである。
【0019】このいずれかの構成を用いることによ
り、、圧縮空間において発生した高温を外部に取り出す
放熱能力をさらに一層向上させることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の冷
凍装置の一実施形態について説明する。尚、前述の従来
例と同じ構成については同一符号を付して示しており、
これらの部分の詳細な説明は省略する。
【0021】図1は、本発明が適用されるスターリング
冷凍装置の一例を示したもので、この例に示す冷凍装置
は、上述の従来装置と同様に、冷凍熱を発生させる膨張
機16と、その膨張機16において膨張させた作動ガス
を受け取り圧縮して戻す圧縮機17と、これら膨張機1
6と圧縮機17を作動させる駆動室としてのクランク室
12とを備えている。
【0022】そして、膨張シリンダ2および圧縮シリン
ダ3はそれぞれオイルシール8、9によってクランク室
12と仕切られており、圧縮シリンダ3上部を非作動空
間とし、膨張シリンダ2の基端部と圧縮シリンダ3の基
端部が装置本体内に埋設された連絡ガス通路18によっ
て互いに連通されている。これにより、圧縮シリンダ3
の基端部側に形成される圧縮空間19と膨張シリンダ2
に形成される膨張空間11とが、蓄冷材14を介してガ
ス通路によって連通されることになる。これにより、ガ
ス通路を短くすることができ、死容積の低減と装置構造
の簡略化が図れる。
【0023】また、膨張シリンダ2の下方部分2aを、
ディスプレーサ6が摺接する膨張シリンダ2の上方部分
2bの内径よりも胴回りを膨らませて形成し、下方部分
2aの内径より若干小さい外径を有する膨張側仕切部材
20を、ディスプレーサロッド21周りに配設すると共
に、下方部分2aに近接配置して間隙の狭い筒状の膨張
側ガス通路22を形成している。そして、その膨張シリ
ンダ2の下方部分2aの膨張機16外周面に円板状の放
熱フィン23を配設し、これにより膨張側熱交換手段2
4を構成している。尚、本実施の形態の説明では、膨張
側熱交換手段24の膨張シリンダ2の下方部分2aを、
膨張シリンダ2の上方部分2bの内径よりも胴回りを膨
らませた構造としているが、装置構造の簡略化及び小型
化を図るために同一内径としても構わない。但し、この
場合にはガス通路の熱交換面積が小さくなるため若干熱
交換量が低下することになる。
【0024】同様に、圧縮シリンダ3の下方部分3aに
は、近接配置させて間隙の狭い筒状の圧縮側ガス通路3
2を形成するように、下方部分3aの内径より若干小さ
い外径を有する圧縮側仕切部材30を、ピストンロッド
31周り配設している。そして、その圧縮シリンダ3の
下方部分3aの圧縮機17外周面に円板状の放熱フィン
33を配設し、これにより圧縮側熱交換手段34を構成
している。
【0025】従って、この膨張側熱交換手段24および
圧縮側熱交換手段34を設けることにより、死容積の低
減と放熱面の拡大が図れ、圧縮空間19において高温と
なった作動ガスを両放熱手段24、34で充分に放熱し
た後にディスプレーサ6へ供給されることになる。この
結果、従来に比べてディスプレーサ6の基端部側での温
度上昇が抑制され低い温度に維持できる。従って、ディ
スプレーサ6の上死点側での温度が一層低下してコール
ドヘッド15の温度を低下させることが可能となる。
【0026】ここでは、膨張シリンダ2および圧縮シリ
ンダ3にそれぞれ膨張側熱交換手段24および圧縮側熱
交換手段34を設けた場合について説明したが、上述の
効果を得るためには少なくとも膨張側熱交換手段24を
設けることが必要である。但し、この場合は膨張側熱交
換手段24および圧縮側熱交換手段34を設けた場合に
比べて放熱能力が若干劣ることになるが、装置全体の小
型化を一層図ることができる。
【0027】以上の構成で、図3の場合と同様にしてク
ランク機構5が反時計方向に回転駆動されると、圧縮機
19の圧縮シリンダ3内の圧縮ピストン7が基端部側に
移動して圧縮空間19に充満するヘリウムなどの液化し
にくい作動ガスが圧縮される。そして、圧縮された作動
ガスは、放熱器として作用する圧縮側熱交換手段34の
圧縮側ガス通路32と、装置本体内に埋設された連絡ガ
ス通路18と、放熱器として作用する膨張側熱交換手段
24の膨張側ガス通路22とを通過することによって、
圧縮時に生じる熱を外部に放熱して室温近くまで冷却さ
せた後、ディスプレーサ6の開口部6aから蓄冷材14
に流入する。
【0028】蓄冷材14に流入した作動ガスは、ディス
プレーサ6が降下することによって、冷却されてディス
プレーサ6の開口部6aから膨張空間11へ流入する。
このとき、膨張空間11が圧縮された作動ガスで満たさ
れ高圧状態となる。
【0029】その後、ピストン7が上昇することによっ
て膨張空間11が拡張され、流入した高圧の作動ガスが
急激に膨張されて圧力が急降下するため作動ガスが低温
となる。
【0030】やがて、ディスプレーサ6が上昇を開始す
ると、低温の作動ガスがディスプレーサ6からガス通路
22、18、32を経て圧縮空間19へ戻されるが、こ
のときディスプレーサ6内の蓄冷材14が通過する作動
ガスによって冷却されて低温となり、蓄冷材14が所定
の熱勾配を有する。
【0031】ところで、上述したように作動ガスは、筒
状の狭い間隙から成る圧縮側ガス通路32、22を通し
て圧縮空間と膨張空間との間を行き来する。その圧縮側
ガス通路32、22は熱交換面積広く、圧縮機側で圧縮
されて高温となった作動ガスはこのガス通路32、22
を通ることによって効率よく放熱される。また、ガス通
路32、22は狭い間隙に形成されているため、ガス通
路の体積が削減されて死容積が低減され、膨張空間に導
入される作動ガスの全封入量に対する割合が増して大き
な圧縮比が得られるようになる。この結果、膨張時に作
動ガスをより低温にすることができるようになる。
【0032】以上のように、圧縮空間で圧縮された作動
ガスが膨張空間に供給されて膨張され、その膨張された
ガスが再び圧縮空間19に戻る工程によって、一つの熱
サイクルが終了し、この工程がクランク機構5の回転運
動によって繰り返される。これにより、徐々に膨張空間
11での作動ガスの温度と蓄冷材14の温度が降下し、
コールドヘッド15が最も低温になるので、この冷凍熱
を図示せぬ熱交換器から外部へ取り出し図示せぬ冷凍負
荷を冷凍温度にすることができる。
【0033】次に、図2は本発明の実施の形態の別の実
施例を示したもので、図中、図1と同じ構成については
同一符号を付して示しており、これらの部分の詳細な説
明は省略する。この例に示すスターリング冷凍装置にお
いて図1と異なる主な点はディスプレーサ6の代わりに
膨張ピストン41を用いて膨張機側を構成し、2ピスト
ン型とした点である。
【0034】そして、図1のディスプレーサ6内の蓄冷
材14の代わりに、膨張シリンダ42の外周面にドーナ
ツ形状の蓄冷材44からなる再生熱交換器43が配設さ
れ、全体が膨張機本体容器45で被覆されている。
【0035】膨張シリンダ42の下方部分42aの外周
面に、膨張機本体容器45の内径より若干小さい外径を
有する膨張側仕切部材40が配設され、膨張機本体容器
45に近接配置して間隙の狭い筒状の膨張側ガス通路4
6を形成している。そして、その膨張機本体容器45の
下方部分外周面に円板状のフィン47を配設し、これに
より膨張側熱交換手段48を構成している。
【0036】この結果、圧縮された作動ガスは、放熱器
として作用する圧縮側熱交換手段34の圧縮側ガス通路
32と、装置本体内に埋設された連絡ガス通路18と、
放熱器として作用する膨張側熱交換手段48の膨張側ガ
ス通路46とを通過することによって、圧縮時に生じる
熱を外部に放熱して室温近くまで冷却させた後、再生熱
交換器43の開口部43aに流入させることができる。
【0037】従って、上記第1実施例と同様に、圧縮シ
リンダ3の基端部側に形成される圧縮空間19と膨張シ
リンダ2に形成される膨張空間11とが、蓄冷材14を
介してガス通路によって連通されることになり、ガス通
路を短くすることができ、死容積の低減と装置構造の簡
略化が図れる。また、ガス通路32、46は熱交換面積
広く、圧縮機側で圧縮されて高温となった作動ガスはこ
のガス通路32、46を通ることによって効率よく放熱
されると共に、ガス通路32、46は狭い間隙に形成さ
れているため、ガス通路の体積が削減されて死容積が低
減され、膨張空間に導入される作動ガスの全封入量に対
する割合が増して大きな圧縮比が得られるようになり、
膨張時に作動ガスをより低温にすることができるように
なる。
【0038】尚、上記実施形態の説明は、本発明を説明
するものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定
し、或いは範囲を縮減するように解すべきではない。
又、本発明の各部構成は上記実施の形態に限らず、特許
請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々変形可能であ
る。例えば、本発明をスターリング冷凍装置に適用した
場合について説明したが、その他のガス圧縮膨張冷凍装
置にも適用可能である。
【0039】
【発明の効果】以上述べた通り本発明によれば、ガス通
路を短くすることができ、死容積の低減と装置構造の簡
略化が図れ、装置全体を小型化することができる。
【0040】また、膨張側熱交換手段を設けたことによ
り、死容積の低減と放熱面の拡大が図れ、圧縮比を高め
装置の冷凍能力を向上させることができる。さらに、圧
縮側熱交換手段を設けることにより、圧縮空間において
発生した高温を外部に取り出す放熱能力をさらに一層向
上させることができ、装置の冷凍能力を一層向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における第1実施例として
のスターリング冷凍装置の概略構成を示す断面図であ
る。
【図2】本発明の実施の形態における第2実施例として
のスターリング冷凍装置の概略構成を示す断面図であ
る。
【図3】従来のスターリング冷凍装置の断面図である。
【図4】スターリング冷凍サイクルを行程を説明する図
である。
【符号の説明】
2、42 膨張シリンダ 3 圧縮シリンダ 5 クランク機構 6 ディスプレーサ 7 圧縮ピストン 11 膨張空間 13、19 圧縮空間 15 コールドヘッド 18 連絡ガス通路 20 膨張側仕切部材 22、46 膨張側ガス通路 24、48 膨張側熱交換手段 30 圧縮側仕切部材 32 圧縮側ガス通路 34 圧縮側熱交換手段 45 膨張機本体容器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中山 隆文 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−42932(JP,A) 特開 平7−151411(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25B 9/14 520 F25B 9/14 510

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧縮機本体容器内部に配設される圧縮シリ
    ンダに形成される圧縮空間と、膨張機本体容器内部に配
    設される膨張シリンダに形成される膨張空間とが、ガス
    通路によって連通されると共に、前記圧縮シリンダ内部
    および前記膨張シリンダ内部をそれぞれ圧縮ピストンお
    よび膨張ピストン又はディスプレーサが相互に所定の位
    相差を持って往復駆動するように駆動力を伝達する駆動
    手段が設けられ、前記圧縮空間から前記膨張空間に導か
    れる作動ガスの膨張過程を含む熱サイクルによって低温
    を発生させる冷凍装置であって、 前記圧縮シリンダの基端部側を圧縮空間とし、該圧縮空
    間と前記膨張シリンダの基端部側とを前記ガス通路によ
    って連通したことを特徴とする冷凍装置。
  2. 【請求項2】前記膨張シリンダ内部を往復駆動させるデ
    ィスプレーサと、前記圧縮空間から該ディスプレーサに
    導入される作動ガスと熱交換する膨張側熱交換手段を備
    え、 該膨張側熱交換手段は、前記膨張シリンダの下方部分に
    近接配置された膨張側仕切部材と、該下方部分と膨張側
    仕切部材との間に形成される筒状の間隙の狭い膨張側ガ
    ス通路を有し、該膨張側ガス通路を作動ガスが通過する
    ことにより前記圧縮空間において発生した高温を外部に
    取り出すことを特徴とする請求項1記載の冷凍装置。
  3. 【請求項3】前記圧縮空間から前記ディスプレーサに導
    入される作動ガスと熱交換する圧縮側熱交換手段を備
    え、 該圧縮側熱交換手段は、前記圧縮シリンダの下方部分に
    近接配置された圧縮側仕切部材と、該下方部分と圧縮側
    仕切部材との間に形成される筒状の間隙の狭い圧縮側ガ
    ス通路を有し、該圧縮側ガス通路を作動ガスが通過する
    ことにより前記圧縮空間において発生した高温を外部に
    取り出すことを特徴とする請求項2記載の冷凍装置。
  4. 【請求項4】前記圧縮空間と膨張空間とが前記膨張シリ
    ンダの外周面に配設された再生熱交換器を介してガス通
    路によって連通されると共に、前記膨張シリンダ内部を
    往復駆動させる膨張ピストンと、前記圧縮空間から前記
    再生熱交換器に導入される作動ガスと熱交換する膨張側
    熱交換手段を備え、 該膨張側熱交換手段は、前記膨張シリンダの下方部分外
    周面に配設された膨張側仕切部材と、該膨張側仕切部材
    と膨張機本体容器との間に形成される筒状の間隙の狭い
    膨張側ガス通路を有し、該膨張側ガス通路を作動ガスが
    通過することにより前記圧縮空間において発生した高温
    を外部に取り出すことを特徴とする請求項1記載の冷凍
    装置。
  5. 【請求項5】前記圧縮空間から前記再生熱交換器に導入
    される作動ガスと熱交換する圧縮側熱交換手段を備え、 該圧縮側熱交換手段は、前記圧縮シリンダの下方部分に
    近接配置された圧縮側仕切部材と、該下方部分と圧縮側
    仕切部材との間に形成される筒状の間隙の狭い圧縮側ガ
    ス通路を有し、該圧縮側ガス通路を作動ガスが通過する
    ことにより前記圧縮空間において発生した高温を外部に
    取り出すことを特徴とする請求項4記載の冷凍装置。
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