JP2833035B2 - 内燃機関の出力制御装置 - Google Patents

内燃機関の出力制御装置

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JP2833035B2 JP20487389A JP20487389A JP2833035B2 JP 2833035 B2 JP2833035 B2 JP 2833035B2 JP 20487389 A JP20487389 A JP 20487389A JP 20487389 A JP20487389 A JP 20487389A JP 2833035 B2 JP2833035 B2 JP 2833035B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、機関吸気通路にアクセルペダルと連動する
通常の第1スロットル弁とは別に、トラクション制御用
の第2スロットル弁を備える内燃機関の出力制御装置に
関する。
〈従来の技術〉 氷結路や積雪路での車両の加速時に車輪がスリップし
て車両が横方向に振られることを防止するため、アクセ
ルペダルと連動する第1スロットル弁と直列に第2スロ
ットル弁を設け、車輪のスリップ状態検出時、即ち車輪
回転速度センサにより検出される駆動輪の回転速度と被
駆動輪の回転速度との差を求めることによりスリップ状
態を検出した時に、トラクション制御要求信号が発せら
れて、第2スロットル弁を閉側に制御して、これにより
機関のトルクを低下させて駆動力を低下させる装置(以
下、トラクション制御装置という)を備えたものが提案
されている(特開昭61-60331号公報等参照)。
ここで、トラクション制御用の第2スロットル弁は、
トラクション制御要求の発生しないときは、常に全開の
位置にあり、トラクション制御要求が発生したときのみ
要求(スリップ率)に応じた閉位置に制御される。
〈発明が解決しようとする課題〉 ここで、従来の前記出力制御装置に用いられるタンデ
ムスロットルチャンバにおいては、トラクション制御用
の第2スロットル弁は弁軸の一端に取り付けられたステ
ップモータによって回動され、他端に取り付けられたポ
テンショメータ式のスロットルセンサによって該第2ス
ロットル弁の開度TVOが検出される。
ここで、本出願人はトラクション制御作動中の空燃比
のフィードバック制御を停止することにより、内燃機関
が過渡状態の時の空燃比を適切なものとしてトラクショ
ン制御中の燃焼状態の悪化を防止する発明を出願してい
るが(特願昭63-25957号公報参照)、このように制御が
複雑かつ細かな制御となってきている。
このため、トラクション制御要求のないときに全開と
なっている第2スロットル弁の、トラクション制御要求
が発生したときに閉側に移行する際の、該要求に対する
実際の移動量をスロットルセンサによって測定して、第
2スロットル弁の全閉位置からの絶対開度をコントロー
ルユニットに入力することが正確な制御を行ううえで必
要となっているが、第2スロットル弁とタンデムスロッ
トルチャンバとの組立誤差、またスロットルセンサの取
付誤差等があるため、前記第2スロットル弁の開度を全
開の位置から逆算して求めると、前記種々の誤差により
検出精度の低下を起こすことがある。
従って、前記第2スロットル弁が全閉の時に、該全閉
位置におけるスロットルセンサの出力を用いて該スロッ
トルセンサの校正を行うことが考えられるが、吸入空気
流量が0となるので、運転者がアクセルペダルを操作し
ても吸入空気量が増加しないこととなり、もってタイミ
ンイグを考慮して前記校正を行わないと、運転性に違和
感が生じることがある。
もって本発明は、運転性に違和感を生じさせること無
く内燃機関の出力制御が正確に行われるように第2スロ
ットル弁の全閉位置を学習する内燃機関の出力制御装置
を提供することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 このため、本発明は、第1図に示すように、機関吸気
通路にアクセルペダルと連動する通常の第1スロットル
弁とは別に、車両の所定の運転条件で出力されるトラク
ション制御要求信号を受けて全閉方向に制御される第2
スロットル弁を備える内燃機関の出力制御装置におい
て、内燃機関のアイドル運転状態を検出するアイドル運
転状態検出手段と、トランスミッションのニュートラル
位置を検出するニュートラル検出手段とを備え、前記両
検出手段から出力される信号に基づいて内燃機関がアイ
ドル運転状態でかつトランスミッションがニュートラル
位置にあるときに前記第2スロットル弁全閉位置のスロ
ットルセンサ出力を読み込んで、該第2スロットル弁の
全閉位置を学習する全閉位置学習手段を設けた構成とす
る。
〈作用〉 かかる構成により、機関がアイドル運転状態でかつト
ランスミッションがニュートラル位置であることが検出
されるときに、第2スロットル弁全閉位置のスロットル
センサ出力により該第2スロットル弁の全閉位置が学習
されるが、このときは運転者はアクセル操作を行ってお
らずまた車両の走行には内燃機関の出力が関与していな
い。もって、車両の走行に影響を与えること無く、ま
た、運転者の所謂空吹かし操作に対しても影響を与える
こと無く、第2スロットル弁の全閉位置が学習される。
〈実施例〉 以下、本発明の実施例を図に基づいて説明する。
先ず、第2図を参照しつつ内燃機関の出力制御装置の
システム構成を説明する。
機関1において、吸入空気は吸気通路2、スロットル
チャンバ3を通して各気筒に供給され、燃料は燃料噴射
弁4により噴射供給される。そして、気筒内の混合気は
図示しない点火プラグの放電作用によって着火、爆発し
て、排気管を通って外部に排出される。
ここで、吸入空気の流れはアクセルペダル10の踏込動
作に連動して開閉制御されるスロットルチャンバ3内の
第1スロットル弁11により制御される。前記第1スロッ
トル弁11上流の吸気通路2には第2スロットル弁12が配
設されており、第2スロットル弁12の開度はロッド13を
介して連結されたステップモータ14により制御される。
該第2スロットル弁12は通常は全開状態にあり、後述す
るトラクション用コントロールユニット43からの制御信
号によりステップモータ14に電流が供給されると、該ス
テップモータ14は所定角度回転し、それに連動して第2
スロットル弁12を閉じる。
吸入空気流量Qはエアフローメータ20により検出さ
れ、第1スロットル弁11の開度TVO1はスロットル開度セ
ンサ21により検出され、更に、第1スロットル弁11の全
閉位置がアイドルスイッチ25により検出され、これらの
検出信号は後述するコントロールユニット41及び43に出
力されている。
また、第2スロットル弁12の開度TVO2はスロットル開
度センサ22により検出され、この開度TVO2信号は、一旦
モータ制御ユニット15に入力されバッファ15aを介して
後述するコントロールユニット41に出力されている。
更に前記コントロールユニット41には、クランク角セ
ンサ23からのクランク角度信号(機関回転速度に対応す
る)と、車速センサ24からの車速信号と、水温センサ27
からの水温信号と、が入力されている。また、トランス
ミッションのニュートラル位置を検出するニュートラル
スイッチ26からの検出信号も、コントロールユニット41
に入力されている。
また、車両の前後左右の車輪の回転速度を検出する車
輪速センサ31〜34が設けられ、これらの検出信号は前記
トラクション用コントロールユニット43に入力され、該
トラクション用コントロールユニット43はそれらの回転
速度によりスリップ状態を検出する。また、ブレーキペ
ダル35の踏込状態を検出するブレーキスイッチ36からの
オン・オフ検出信号も前記トラクション用コントロール
ユニット43に入力されており、トラクション制御のオン
・オフはトラクションスイッチ37により運転者がマニュ
アルで選択する。
コントロールユニット41は前述した各種センサ情報及
び後述するトラクション用コントロールユニット43から
のトラクション制御信号が入力され、機関の燃焼制御
(空燃比制御や点火時期制御)を行う。
一方、ニュートラルスイッチ26、車輪速センサ31〜3
4、ブレーキスイッチ36及びトラクションスイッチ37か
らの信号はトラクション用コントロールユニット43に入
力され、トラクション用コントロールユニット43はこれ
らセンサ情報に基づいて機関の出力トルクを減少させて
駆動輪のスリップを抑制するトラクション制御や車輪へ
の駆動力を下げてスリップを防止するブレーキ制御を行
う。トラクション用コントロールユニット43には、マイ
クロコンピュータ等により構成され、上記各センサ25,2
6,31〜34,35,37からの信号、モータ制御ユニット15から
のスロットルバルブ12の実開度信号、コントロールユニ
ット41からのエンジン回転数等が入力される一方、トラ
クション用コントロールユニット43からは、モータ制御
ユニット15に第2スロットル弁12の開度TVO2を制御する
ための制御信号が、コントロールユニット41にトラクシ
ョン制御の作動状態を知らせるための作動信号が、ブレ
ーキ油圧アクチュエータ46にブレーキ制御信号が夫々出
力される。
トラクション用コントロールユニット43においては、
前記各信号の入出力によりコントロールユニット41と通
信しながら、第3図に示すルーチンに従って、第2スロ
ットル弁12の制御を行っている。
次に第3図及び第4図を参照しつつ、前記トラクショ
ン用コントロールユニット43における制御について説明
する。
ステップ(図ではSと記す。以下同様)1では学習済
フラグFの判定を行い、フラグFが1の場合は既に学習
を行っているのでこのルーチンを終了する。
学習済フラグFが0の場合は、ステップ2へ進んでア
イドルスイッチ25のオン・オフにより第1スロットル弁
11が全閉位置か否かを判定し、オンの場合はステップ3
へ進む。即ち、アイドルスイッチ25はアイドル運転状態
検出手段を構成する。
ステップ3では、ニュートラルスイッチ26のオン・オ
フを判定する。オンの場合は、トランスミッションのギ
ア位置がニュートラル位置であって、機関1の出力は駆
動輪に伝達されておらず、またエンジンブレーキ等もき
かない状態であるので、車両の走行には内燃機関1の出
力が関与していないとして、ステップ4に進む。即ち、
ニュートラルスイッチ26はニュートラル検出手段を構成
する。
ステップ4では、運転者がアクセル10の操作を行って
おらずかつ車両の走行には内燃機関1の出力が関与して
いないので、第2スロットル弁12を全閉にしても運転性
に違和感を生じさせること無いとして、該第2スロット
ル弁12を全閉にすべくトラクション用コントロールユニ
ット43からの制御信号によりステップモータ14に電流が
供給されて、該ステップモータ14は所定角度回転する。
ステップ5では、ステップ4で第2スロットル弁12を
全閉にすべくステップモータ14に電流が供給されたとき
における、スロットル開度センサ22の検出出力TVO2を読
込む。
即ちステップ5で読込んだスロットル開度センサ22の
検出出力TVO2が、実際に該第2スロットル弁12が全閉位
置になった場合におけるスロットル開度センサ22が出力
する開度出力である。
ステップ6では、学習済フラグFをF=1として、該
ルーチンを終了する。尚、このフラッグFは、エンジン
キースイッチ(またはスタートスイッチ)の投入時に実
行される第4図のイニシャライズルーチンによって0に
されるものである。
即ち、トラクション用コントロールユニット43は全閉
位置学習手段を構成する。
これにより、エンジンキースイッチ投入時にイニシャ
ライズルーチンによってクリアされるフラグFを用いた
ので、内燃機関の出力制御が正確に行われるように、ス
ロットル開度センサ22の校正がエンジンキースイッチ投
入時毎に1回のみ行われることとなる。
また、該校正はアイドルスイッチ25及びニュートラル
スイッチ26により、運転者がアクセル操作を行っておら
ずかつ車両の走行には内燃機関の出力が関与していない
場合に行われるので、車両の走行に影響を与えること無
く、また、運転者の所謂空吹かし操作に対しても影響を
与えること無く校正が行われ、全閉位置が学習される。
従って、運転性に違和感を生じさせること無く内燃機
関の出力制御が正確に行われるように第2スロットル弁
12の全閉位置が学習される。
尚、本実施例においては、アイドルスイッチ25により
アイドル運転状態検出手段を構成したが、第1スロット
ル弁11の開度TVO1を検出するスロットル開度センサ21の
みを用いて、該出力をソフト的に演算処理してアイドル
運転状態を検出しても良い。
〈発明の効果〉 以上説明したように、本発明によれば、運転者がアク
セル操作を行っておらずかつ車両の走行には内燃機関の
出力が関与していない状態で、第2スロットル弁全閉位
置のスロットルセンサ出力を読み込んで、該第2スロッ
トル弁の全閉位置が学習されるので、車両の走行に影響
を与えること無く、また、運転者の所謂空吹かし操作に
対しても影響を与えること無く、もって、運転性に違和
感を生じさせることの無い状態で学習が行われ、内燃機
関の出力制御を正確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のクレーム対応図、第2図は本発明に係
る実施例のシステム構成図、第3図及び第4図はその出
力制御のプログラムを示すフローチャートである。 1……機関、11……第1スロットル弁、12……第2スロ
ットル弁、21,22……スロットル開度センサ、25……ア
イドルスイッチ、26……ニュートラルスイッチ、41……
コントロールユニット、43……トラクション用コントロ
ールユニット
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−275033(JP,A) 特開 昭62−60936(JP,A) 特開 昭62−23549(JP,A) 特開 昭62−206240(JP,A) 特開 平2−233835(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F02D 29/00 - 29/06 F02D 41/00 - 41/40 F02D 43/00 - 45/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機関吸気通路にアクセルペダルと連動する
    通常の第1スロットル弁とは別に、車両の所定の運転条
    件で出力されるトラクション制御要求信号を受けて全閉
    方向に制御される第2スロットル弁を備える内燃機関の
    出力制御装置において、内燃機関のアイドル運転状態を
    検出するアイドル運転状態検出手段と、トランスミッシ
    ョンのニュートラル位置を検出するニュートラル検出手
    段とを備え、前記両検出手段から出力される信号に基づ
    いて内燃機関がアイドル運転状態でかつトランスミッシ
    ョンがニュートラル位置にあるときに前記第2スロット
    ル弁全閉位置のスロットルセンサ出力を読み込んで、該
    第2スロットル弁の全閉位置を学習する全閉位置学習手
    段を設けたことを特徴とする内燃機関の出力制御装置。
JP20487389A 1989-08-09 1989-08-09 内燃機関の出力制御装置 Expired - Lifetime JP2833035B2 (ja)

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