JP2830954B2 - テレビジョン信号処理装置 - Google Patents

テレビジョン信号処理装置

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JP2830954B2
JP2830954B2 JP3120823A JP12082391A JP2830954B2 JP 2830954 B2 JP2830954 B2 JP 2830954B2 JP 3120823 A JP3120823 A JP 3120823A JP 12082391 A JP12082391 A JP 12082391A JP 2830954 B2 JP2830954 B2 JP 2830954B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテレビジョン信号処理装
置に関し、例えば、アスペクト比16:9を有するテレ
ビジョン信号用の表示装置にアスペクト比4:3を有す
るテレビジョン信号を表示させるための装置に適用し得
るものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、NTSC方式に従うテレビジョ
ン信号をハイビジョン用テレビジョン受像機で表示しよ
うとした場合に、NTSC方式に従うテレビジョン信号
をハイビジョン信号に従う形式に変換することを要する
が、かかる信号変換方式(アスペクト比からみた変換方
式)として非圧縮変換方式と圧縮変換方式とがある。
【0003】非圧縮変換方式は、NTSC方式に従うテ
レビジョン信号(図2(A))を倍速変換し、この際、
アスペクト比4:3を維持し、図2(B)に示すよう
に、その表示領域を垂直方向については一部とすること
でアスペクト比16:9のハイビジョン用テレビジョン
受像機で表示し得るようにしたものである。このような
信号変換は、図3に示すように、垂直方向及び水平方向
に同期制御方法の説明を省略すると、2個のラインメモ
リを中心とした方式変換回路1に対して例えば14.3
MHzの書込みクロック信号WCKで書込みを行ない、
この2倍の28.6MHzの読出しクロック信号RCK
で読出しを行なうことでなされる。
【0004】他方、圧縮変換方式は、概念的には、NT
SC方式に従うテレビジョン信号(図4(A))をアス
ペクト比4:3と16:9との違いを考慮しつつ、図4
(B)に示すように水平方向に圧縮し、これを倍速変換
して、図4(C)に示すように表示画面の水平方向の一
部を非表示領域とし、アスペクト比16:9の表示画面
中にアスペクト比4:3の画像を表示し得るようにした
ものである。このような信号変換は、図5に示すよう
に、垂直方向及び水平方向に同期制御方法の説明を省略
すると、2個のラインメモリを中心とした方式変換回路
2に対して例えば14.3MHzの書込みクロック信号
WCKで書込みを行ない、この2.66倍の約38.2
MHzの読出しクロック信号RCKで読出しを行なうこ
とでなされる。なお、2.66倍は、倍速変換に係る2
倍と、圧縮処理に係る1.33倍との積である。
【0005】非圧縮変換方式は、表示画面全体に画像を
表示できるという利点を有する反面、入力された画像の
一部分しか表示できないという欠点を有する。他方、圧
縮変換方式も、入力された画像の全体を表示できるとい
う利点を有する反面、表示画面の一部(表示領域以外)
が黒くなるという欠点を有する。
【0006】そこで、非圧縮変換方式による表示も圧縮
変換方式による表示も可能な、どちらの表示にするかを
ユーザに委ねたハイビジョン用テレビジョン受像機が提
案されている。このようなハイビジョン用テレビジョン
受像機の場合、方式変換回路に与えるクロック信号等を
可変できるようになされており、他の構成はほとんど共
通に用いていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の非圧縮変換方式及び圧縮変換方式併用のハイビジョン
用テレビジョン受像機においては、方式変換回路に与え
るクロック周波数等を切り換える構成を除いては他の構
成は共通に用いており、このような変換後の信号をアナ
ログ信号に変換した後に通過させるローパスフィルタ回
路も共通に用いていた。
【0008】このローパスフィルタ回路のカットオフ周
波数を非圧縮変換方式を考慮して選定すると、圧縮変換
方式に従って処理されて変換されたテレビジョン信号の
情報を欠落させることになる。他方、このローパスフィ
ルタ回路のカットオフ周波数を圧縮変換方式を考慮して
選定すると、非圧縮変換方式に従って処理されたテレビ
ジョン信号をアナログ信号に変換した場合に折返し歪が
生じて画面上に妨害が生じるという問題がある。
【0009】本発明は、以上の点を考慮してなされたも
のであり、あるアスペクト比のテレビジョン信号を、そ
れより相対的に横方向の割合が大きいテレビジョン信号
に変換する、非圧縮変換方式及び圧縮変換方式を選択的
に採用するものであって、方式変換された信号をアナロ
グ信号に変換してローパスフィルタ回路を介しても情報
欠落及び折返し歪による画質低下のないテレビジョン信
号処理装置を提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本発明においては、あるアスペクト比のテレビジョ
ン信号を、それより相対的に横方向の割合が大きいテレ
ビジョン信号にデジタル信号段階で変換する装置であっ
て、その変換方式として、非圧縮変換方式及び圧縮変換
方式を選択的に採用するテレビジョン信号処理装置にお
いて、方式変換されたテレビジョン信号をアナログ信号
に変換するデジタル/アナログ変換手段と、非圧縮変換
方式の採用時に、このアナログ信号をフィルタリングす
る第1のローパスフィルタ手段と、圧縮変換方式の採用
時に、上記アナログ信号をフィルタリングする、上記第
1のローパスフィルタ手段よりカットオフ周波数が高い
第2のローパスフィルタ手段とを備えた。
【0011】
【作用】あるアスペクト比のテレビジョン信号を、それ
より相対的に横方向の割合が大きいテレビジョン信号用
の表示装置に表示しようとした場合、方式変換を行なう
ことを要するが、変換方式としては非圧縮変換方式と圧
縮変換方式とがある。本発明は、これら変換方式を選択
的に採用できるテレビジョン信号処理装置に関する。
【0012】このようなテレビジョン信号処理装置の場
合、デジタル信号段階で方式変換しており、従って、そ
の後にはデジタル/アナログ変換手段によってアナログ
信号に変換した後、ローパスフィルタ手段を通過させる
必要がある。ここで、本発明は、非圧縮変換方式用の第
1のローパスフィルタ手段と、圧縮変換方式用の第2の
ローパスフィルタ手段とを別個に設け、これらローパス
フィルタ手段を採用されている変換方式に応じて選択す
ることとした。
【0013】
【実施例】以下、本発明をハイビジョン用テレビジョン
受像機に適用した一実施例を図1を参照しながら詳述す
る。
【0014】図示しないデジタル構成のY/C分離回路
によって分離されたNTSC方式に従う輝度信号Yは、
輝度信号用方式変換回路10に与えられる。この輝度信
号用方式変換回路10は、2個のラインメモリ10a及
び10bを有し、クロック発生回路11から与えられた
例えば14.3MHzの書込みクロック信号WCKY及
びWCKY*(*は反転信号を意味する)に基づいて、
入力された輝度信号Yをラインメモリ10a又は10b
に格納する。この輝度信号用方式変換回路10にはま
た、クロック発生回路11が発生し、スイッチ回路12
で選択された読出しクロック信号RCKYが与えられて
おり、輝度信号用方式変換回路10はこの読出しクロッ
ク信号RCKYに基づいて、ラインメモリ10a又は1
0bからの読出しを行なう。クロック発生回路11は、
非圧縮変換方式用に28.6MHZのクロック信号RC
KY1を発生しており、また、圧縮変換方式用に38.
2MHzのクロック信号RCKY2を発生しており、ス
イッチ回路12は、圧縮・非圧縮切換回路13からの圧
縮・非圧縮制御信号CONに応じて、いずれかのクロッ
ク信号を選択して輝度信号用方式変換回路10に与え
る。
【0015】輝度信号用方式変換回路10には図示は省
略しているが書込みアドレス信号等のメモリ制御信号も
与えられており、入力された輝度信号Yをラインメモリ
10a及び10bに交互に書き込むと共に、書込み動作
に供しないラインメモリ10b又は10aから2回ずつ
読出す。
【0016】すなわち、非圧縮変換方式用クロック信号
RCKY1が与えられているときは、輝度信号用方式変
換回路10は、倍速変換(倍速ではあるが、図2に示す
ように表示に供しない走査線部分は出力されないので走
査線数は倍にはならない)を行ない、圧縮変換方式用ク
ロック信号RCK2が与えられているときには、輝度信
号用方式変換回路10はいわゆる走査線の倍速変換と水
平方向への圧縮処理を融合して行なう。
【0017】このように変換された輝度信号Y1は、デ
ジタル/アナログ変換回路14に与えられる。このデジ
タル/アナログ変換回路14には、クロック信号とし
て、スイッチ回路15を介して上述したクロック信号R
CKY1又はRCKY2のいずれかが与えられる。スイ
ッチ回路15にも、圧縮・非圧縮切換回路13からの圧
縮・非圧縮制御信号CONが与えられており、このスイ
ッチ回路15は上述したスイッチ回路12と連動して切
換動作する。かくして、輝度信号用方式変換回路10が
非圧縮変換方式に従い変換を実行しているときに、デジ
タル/アナログ変換回路14はクロック信号RCKY1
に基づいてデジタル/アナログ変換してアナログ信号に
変換された輝度信号Y2を第1及び第2のローパスフィ
ルタ回路16及び17に与える。他方、輝度信号用方式
変換回路10が圧縮変換方式に従い変換を実行している
ときに、デジタル/アナログ変換回路14はクロック信
号RCKY1に基づいてデジタル/アナログ変換してア
ナログ信号に変換された輝度信号Y2を第1及び第2の
ローパスフィルタ回路16及び17に与える。
【0018】第1のローパスフィルタ回路16は非圧縮
変換方式用のものであり、例えば、カットオフ周波数が
第2のローパスフィルタ回路17より低い12MHzに
選定されている。この第1のローパスフィルタ回路16
を通過した輝度信号Y3は2入力1出力構成のスイッチ
回路18に与えられる。他方、第2のローパスフィルタ
回路17は圧縮変換方式用のものであり、例えば、カッ
トオフ周波数が第1のローパスフィルタ回路16より高
い16MHzに選定されている。この第2のローパスフ
ィルタ回路17を通過した輝度信号Y4もスイッチ回路
18に与えられる。スイッチ回路18にも、圧縮・非圧
縮切換回路13からの圧縮・非圧縮制御信号CONが与
えられており、このスイッチ回路18は上述したスイッ
チ回路12と連動して切換動作する。かくして、スイッ
チ回路18は、輝度信号用方式変換回路10が非圧縮変
換方式に従い変換を実行しているときに、第1のローパ
スフィルタ回路16を通過した輝度信号Y3を選択し、
輝度信号用方式変換回路10が圧縮変換方式に従い変換
を実行しているときに、第2のローパスフィルタ回路1
7を通過した輝度信号Y4を選択して出力輝度信号YO
UTとする。
【0019】なお、1個の可変ローパスフィルタ回路を
非圧縮変換時及び圧縮変換時で切り換えて使用すること
も可能であるが(他の実施例ではあるが)、4MHzも
カットオフ周波数を可変するように使用可能なローパス
フィルタ回路は入手し難く、この実施例のように、別個
に設けてその出力を選択するようにすることが実際的で
ある。
【0020】また、図示しないデジタル構成のY/C分
離回路によって分離されたNTSC方式に従うクロマ信
号Cは、クロマ信号用方式変換回路20に与えられる。
このクロマ信号用方式変換回路20は、2個のラインメ
モリ20a及び20bを有し、クロック発生回路11か
ら与えられた例えば14.3MHzの書込みクロック信
号WCKC及びWCKC*に基づいて、入力されたクロ
マ信号Cをラインメモリ20a又は20bに格納する。
このクロマ信号用方式変換回路20にはまた、クロック
発生回路11が発生し、スイッチ回路12で選択された
読出しクロック信号RCKCが与えられており、クロマ
信号用方式変換回路20はこの読出しクロック信号RC
KCに基づいて、ラインメモリ20a又は20bからの
読出しを行なう。クロック発生回路11は、非圧縮変換
方式用に28.6MHZのクロック信号RCKC1を発
生しており、また、圧縮変換方式用に38.2MHzの
クロック信号RCKC2を発生しており、スイッチ回路
21は、圧縮・非圧縮切換回路13からの圧縮・非圧縮
制御信号CONに応じて、いずれかのクロック信号を選
択して方式変換回路20に与える。
【0021】クロマ信号用方式変換回路20には図示は
省略しているが書込みアドレス信号等のメモリ制御信号
も与えられており、入力されたクロマ信号Cをラインメ
モリ20a及び20bに交互に書き込むと共に、書込み
動作に供しないラインメモリ20b又は20aから2回
ずつ読出す。
【0022】すなわち、非圧縮変換方式用クロック信号
RCKC1が与えられているときは、クロマ信号用方式
変換回路20は、倍速変換を行ない、圧縮変換方式用ク
ロック信号RCKC2が与えられているときには、クロ
マ信号用方式変換回路20はいわゆる走査線の倍速変換
と水平方向への圧縮処理を融合して行なう。
【0023】このように変換されたクロマ信号C1は、
2個のデジタル/アナログ変換回路22及び23に与え
られる。
【0024】デジタル/アナログ変換回路22には、ク
ロック信号として、クロック発生回路11が発生したク
ロック信号DAC1又はDAC2のいずれかが与えられ
る。スイッチ回路24にも、圧縮・非圧縮切換回路13
からの圧縮・非圧縮制御信号CONが与えられており、
このスイッチ回路24は上述したスイッチ回路21と連
動して切換動作する。かくして、クロマ信号用方式変換
回路20が非圧縮変換方式に従い変換を実行していると
きに、デジタル/アナログ変換回路22はクロック信号
DAC1に基づいてデジタル/アナログ変換し、クロマ
信号用方式変換回路20が圧縮変換方式に従い変換を実
行しているときに、デジタル/アナログ変換回路22は
クロック信号DAC2に基づいてデジタル/アナログ変
換する。ここで、入力されたクロマ信号Cに同期させた
書込みクロック信号WCKC及びWCKC*によって書
込みを行なってそれを読出しており、読出しクロック信
号RCKCを上述したように選定すると、クロマ信号C
における赤色差信号成分R−Yのタイミングでデジタル
/アナログ変換を行なっていることになる。かくして、
デジタル/アナログ変換回路22からは、アナログ信号
に変換された赤色差信号R−Yが出力され、これが第3
及び第4のローパスフィルタ回路25及び26に与えら
れる。
【0025】第3のローパスフィルタ回路25は非圧縮
変換方式用のものであり、例えば、カットオフ周波数が
第4のローパスフィルタ回路26より低い2.3MHz
に選定されている。この第3のローパスフィルタ回路2
5を通過した赤色差信号R−Y1 は2入力1出力構成の
スイッチ回路27に与えられる。他方、第4のローパス
フィルタ回路26は圧縮変換方式用のものであり、例え
ば、カットオフ周波数が第3のローパスフィルタ回路2
5より高い3.1MHzに選定されている。この第4の
ローパスフィルタ回路26を通過した赤色差信号R−Y
2 もスイッチ回路27に与えられる。スイッチ回路27
にも、圧縮・非圧縮切換回路13からの圧縮・非圧縮制
御信号CONが与えられており、このスイッチ回路27
は上述したスイッチ回路21と連動して切換動作する。
かくして、スイッチ回路27は、クロマ信号用方式変換
回路20が非圧縮変換方式に従い変換を実行していると
きに、第3のローパスフィルタ回路25を通過した赤色
差信号R−Y1 を選択し、クロマ信号用方式変換回路2
0が圧縮変換方式に従い変換を実行しているときに、第
4のローパスフィルタ回路26を通過した赤色差信号R
−Y2 を選択して出力赤色差信号R−YOUT とする。
【0026】クロマ信号C1が与えられる上述したデジ
タル/アナログ変換回路23には、クロック信号DAC
1をインバータ回路28を介して反転したクロック信号
DAC1*、又は、クロック信号DAC2をインバータ
回路29を介して反転したクロック信号DAC2*の一
方がスイッチ回路30を介して与えられる。スイッチ回
路30にも、圧縮・非圧縮切換回路13からの圧縮・非
圧縮制御信号CONが与えられており、このスイッチ回
路30は上述したスイッチ回路21と連動して切換動作
する。かくして、クロマ信号用方式変換回路20が非圧
縮変換方式に従い変換を実行しているときに、デジタル
/アナログ変換回路23はクロック信号DAC1*に基
づいてデジタル/アナログ変換し、クロマ信号用方式変
換回路20が圧縮変換方式に従い変換を実行していると
きに、デジタル/アナログ変換回路23はクロック信号
DAC2*に基づいてデジタル/アナログ変換する。こ
こで、デジタル/アナログ変換回路23に与えられるク
ロック信号は、デジタル/アナログ変換回路22に与え
られるクロック信号の反転信号であるので、クロマ信号
Cにおける青色差信号成分B−Yのタイミングでデジタ
ル/アナログ変換を行なっていることになる。かくし
て、デジタル/アナログ変換回路23からは、アナログ
信号に変換された青色差信号B−Yが出力され、これが
第5及び第6のローパスフィルタ回路25及び26に与
えられる。
【0027】第5のローパスフィルタ回路31は非圧縮
変換方式用のものであり、例えば、カットオフ周波数が
第6のローパスフィルタ回路32より低い2.3MHz
に選定されている。この第5のローパスフィルタ回路3
1を通過した青色差信号B−Y1 は2入力1出力構成の
スイッチ回路33に与えられる。他方、第6のローパス
フィルタ回路32は圧縮変換方式用のものであり、例え
ば、カットオフ周波数が第5のローパスフィルタ回路3
1より高い3.1MHzに選定されている。この第6の
ローパスフィルタ回路32を通過した青色差信号B−Y
2 もスイッチ回路33に与えられる。スイッチ回路33
にも、圧縮・非圧縮切換回路13からの圧縮・非圧縮制
御信号CONが与えられており、このスイッチ回路33
は上述したスイッチ回路21と連動して切換動作する。
かくして、スイッチ回路33は、クロマ信号用方式変換
回路20が非圧縮変換方式に従い変換を実行していると
きに、第5のローパスフィルタ回路31を通過した青色
差信号B−Y1 を選択し、クロマ信号用方式変換回路2
0が圧縮変換方式に従い変換を実行しているときに、第
6のローパスフィルタ回路32を通過した青色差信号B
−Y2 を選択して出力青色差信号B−YOUT とする。
【0028】上述した実施例によれば、非圧縮変換方式
を採用しているときにはカットオフ周波数が低いローパ
スフィルタ回路16、25、31を通過させ、圧縮変換
方式を採用しているときにはカットオフ周波数が高いロ
ーパスフィルタ回路17、26、32を通過させるよう
にしたので、圧縮変換方式によって変換された信号をア
ナログ信号に変換してローパスフィルタ回路を介しても
情報欠落を生じることがない、また、非圧縮変換方式に
よって変換された信号をアナログ信号に変換してローパ
スフィルタ回路を介しても折返し歪による画質低下のな
いテレビジョン受像機を実現することができる。
【0029】なお、上記実施例はハイビジョン用テレビ
ジョン受像機に適用したものを示したが、方式変換部を
有するビデオテープレコーダ等の他のテレビジョン信号
処理装置に本発明を適用することができる。
【0030】また、方式変換処理を3原色信号の段階や
複合映像信号の段階で行なう装置に対しても本発明を適
用することができる。
【0031】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、圧縮変
換方式によって変換された信号をアナログ信号に変換し
てローパスフィルタ回路を介しても情報欠落を生じるこ
とがない、また、非圧縮変換方式によって変換された信
号をアナログ信号に変換してローパスフィルタ回路を介
しても折返し歪による画質低下のないテレビジョン信号
処理装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の全体構成を示すブロック図である。
【図2】非圧縮変換方式の概念説明図である。
【図3】非圧縮変換方式の変換の基本構成を示す説明図
である。
【図4】圧縮変換方式の概念説明図である。
【図5】圧縮変換方式の変換の基本構成を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
10…輝度信号用方式変換回路、11…クロック発生回
路、12、15、18、21、24、27、30、33
…2入力1出力構成のスイッチ回路、13…圧縮・非圧
縮切換回路、14、22、23…デジタル/アナログ変
換回路、16、25、31…非圧縮変換方式用ローパス
フィルタ回路、17、26、32…圧縮変換方式用ロー
パスフィルタ回路、20…クロマ信号用方式変換回路、
29、30…インバータ回路。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 あるアスペクト比のテレビジョン信号
    を、それより相対的に横方向の割合が大きいテレビジョ
    ン信号にデジタル信号段階で変換する装置であって、そ
    の変換方式として、非圧縮変換方式及び圧縮変換方式を
    選択的に採用するテレビジョン信号処理装置において、 方式変換されたテレビジョン信号をアナログ信号に変換
    するデジタル/アナログ変換手段と、 非圧縮変換方式の採用時に、このアナログ信号をフィル
    タリングする第1のローパスフィルタ手段と、 圧縮変換方式の採用時に、上記アナログ信号をフィルタ
    リングする、上記第1のローパスフィルタ手段よりカッ
    トオフ周波数が高い第2のローパスフィルタ手段とを備
    えたことを特徴とするテレビジョン信号処理装置。
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