JP2830545B2 - 映像信号処理装置 - Google Patents

映像信号処理装置

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JP2830545B2
JP2830545B2 JP3281127A JP28112791A JP2830545B2 JP 2830545 B2 JP2830545 B2 JP 2830545B2 JP 3281127 A JP3281127 A JP 3281127A JP 28112791 A JP28112791 A JP 28112791A JP 2830545 B2 JP2830545 B2 JP 2830545B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラーテレビジョン受
像機等の映像信号を処理する映像信号処理装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の映像信号処理装置としては、例え
ば、(図13)の構成のものがある。(図13)におい
て、50,51はオペアンプ、52はデジタル/アナロ
グ変換器(以後D/A変換器と記す)、53はアナログ
/デジタル変換器(以後A/D変換器と記す)、54は
バッファ、55,56,57,58,59,60は抵抗
器、61,62,63,64はトランジスタ、65は電
源、66は可変抵抗器である。
【0003】映像信号は、オペアンプ50の一つの入力
となり、同出力信号はトランジスタ61とトランジスタ
62にて構成している増幅回路のトランジスタ62のベ
ースに供給する。トランジスタ61のベースに設置して
いる電源65は、所定の電流をトランジスタ61および
トランジスタ62に流すためのバイアス電源である。ト
ランジスタ62のエミッタから抵抗器56にてオペアン
プ50の他の一方の入力にフィードバックにて利得の安
定化を図っている。
【0004】抵抗器58と抵抗器55とトランジスタ6
1とトランジスタ62にて所定の増幅度を得た映像信号
は、トランジスタ61のコレクタよりトランジスタ63
とトランジスタ64にて構成する映像出力増幅回路の両
トランジスタのベースに供給し、トランジスタ63とト
ランジスタ64のエミッタよりCRTをドライブする。
トランジスタ61のコレクタの映像信号を抵抗器55と
抵抗器59と抵抗器60にて分割し、抵抗器59と抵抗
器60との交点よりバッファ54に供給し、バッファ5
4にて映像信号をA/D変換器53に供給するためのイ
ンターフェースを合わせた後、A/D変換器53の入力
に供給する。
【0005】A/D変換器53に入力される映像信号の
黒レベルV0と可変抵抗器66にて所定の設定値に設定
した基準電圧Vref電圧との差は(図14)に示すよう
になる。(図14)において、入力映像信号は、コンデ
ンサにて各段間を接続するため、APL(Average Pi
cture Level)を中心に、上下の信号面積が等しくな
り、(図14(a))の様なAPLが低い映像信号は、
基準電圧Vrefと黒レベルV0間の差はV1と大きく、
(図14(b))の様にAPLが高い映像信号は、基準
電圧Vrefと黒レベルV0間の差はV2と小さくなる。
(図14)のように、APL等で変化する映像信号の黒
レベルを、クランプパルスをクロックパルスとするA/
D変換器53でデジタル信号として細分化して取り込
む。またA/D変換器53は基準電圧Vrefもデジタル
信号として細分化して取り込み、その細分化された2つ
のデジタル信号の差を出力する。D/A変換器52はA
/D変換器53の出力をアナログ信号に変換し、オペア
ンプ51に出力している。
【0006】オペアンプ51はV0>Vrefなら出力電圧
を下げ、V0<Vrefなら出力電圧を上げる。オペアンプ
51の出力は抵抗器57を通してオペアンプ50の一方
の入力となっているため、最終的にV0=Vrefに収束す
る。
【0007】その結果トランジスタ61,62の温度ド
リフトによるバイアス変化はA/D変換器53でデジタ
ル化され細分化して検知し、それを基にオペアンプ50
の直流値制御を行うため、精度良く映像信号の黒レベル
を所定の電圧に固定できる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、CRT特性が経時変化しカットオフレベ
ルが変動しても、それを検知出来ないため、事実上黒レ
ベルが変動する事になる。また、映像入力は輝度調整に
より直流成分が大きく変化するので、トランジスタ6
1,62で構成する増幅回路のダイナミックレンジを広
く設計する必要があるといった問題を有していた。
【0009】本発明はかかる点に鑑み、映像信号のAP
L変化による黒レベルの変動とCRT特性の変動による
黒レベルの変動を抑え、常に良好な黒レベルの再現を行
う映像信号処理装置を提供する事を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、表示画像の輝
度を制御するためのテスト信号を発生する発生手段と、
発生手段からのテスト信号を映像信号の帰線期間に重畳
する重畳手段と、重畳手段からの映像信号のテスト信号
重畳期間以外の帰線期間で直流再生をする帰還型の第1
の直流再生手段と、第1の直流再生手段の出力に結合し
映像信号に重畳されたテスト信号期間で直流再生をする
第2の直流再生手段と、第2の直流再生手段の出力を負
荷に供給し負荷に誘起される負荷電流からテスト信号を
検出して第2の直流再生手段に帰還する電流検出手段と
で構成されている。
【0011】
【作用】本発明は前記した構成により、アパーチャーコ
ントロール,マトリクス処理,ABL等による映像信号
の基準レベルのダイナミック的な変動は、第1の帰還制
御ループが制御し、CRT特性等による映像信号の基準
レベルのスタティック的な変動は、第2の帰還制御ルー
プが制御する事で、出力画像の黒レベルを常に一定にで
きる。
【0012】また、映像信号の帰線期間にテスト信号を
重畳する事で、G,B,Rの輝度のトラッキングが容易
に取れる。また、輝度を制御するテスト信号を垂直帰線
期間と水平帰線期間に重畳し、カソード電流の検出は垂
直帰線期間毎に行い、この垂直帰線期間毎に検出した信
号に基づき水平帰線期間毎のテスト信号をクランプする
事で、カソード電流の検出による制御を等価的に水平帰
線期間毎に行うことができる。
【0013】
【実施例】(図1)は本発明の第1の実施例における映
像信号処理装置のブロック図を示すものである。(図
1)において、10は映像信号の帰線期間にテスト信号
を重畳するための重畳部、11は第1の直流再生部、1
2はCRTの駆動信号を発生するための増幅回路、13
は第2の直流再生部、14は映像信号によって誘起され
るカソード電流からテスト信号を検出する電流検出部、
15は増幅回路12の出力から映像信号の基準レベルを
検出し第1の直流再生部11を制御する信号を発生する
信号発生部、16は重畳部10で重畳するテスト信号を
発生する発生部である。
【0014】また、(図1)において、第1の直流再生
部11と増幅回路12と信号発生部15で構成されるル
ープを第1の帰還制御ループ、第2の直流再生部13と
電流検出部14で構成されるループを第2の帰還制御ル
ープとする。以上のように構成されたこの実施例の映像
信号処理装置において、以下その動作を説明する。
【0015】発生部16では、ブライトネスボリューム
の調整で振幅が変化するテスト信号を発生している。こ
のテスト信号は、映像信号の輝度のトラッキングをとる
ための信号である。以後、このテスト信号をBRP(
RIGHTNESS ULSE)と記す。また、発生部16では、ク
ランプパルスやBRPの変化を検出するためのサンプリ
ングパルスを発生している。これらのパルスの発生タイ
ミングについては後に述べる。
【0016】次に(図2)を用い、重畳部10の動作を
詳細に述べる。(図2)において、101は映像信号ク
ランプ回路、102はスイッチ回路、103はテスト信
号クランプ回路である。(図2)において、映像信号は
映像信号クランプ回路101でペデスタルレベルをクラ
ンプされ、テスト信号BRPはテスト信号クランプ回路
103でクランプされ、その出力はそれぞれスイッチ回
路102の入力となる。スイッチ回路102は、スイッ
チコントロール信号に従い、映像信号とテスト信号を切
り換えて出力する。その結果、スイッチ回路102の出
力は、映像信号の帰線期間にテスト信号が重畳された信
号となる。このBRP信号は、G,B,Rの各映像信号
の帰線期間に振幅,位相共に等しく重畳される。
【0017】次に(図3)を用いて第1の帰還制御ルー
プの動作を述べる。第1の帰還制御ループは、第1の直
流再生部11において映像信号のペデスタルレベルの直
流再生を制御するフィードバッククランプループであ
る。(図3)において、11は第1の直流再生部、12
は増幅回路、150はレベルシフト回路、151はサン
プルホールド回路、152は比較器である。
【0018】増幅回路12の出力は、レベルシフト回路
150で適当な振幅にされサンプルホールド回路151
に入力される。サンプルホールド回路151は、増幅回
路12の出力から水平帰線期間毎にペデスタルレベルを
検出する。比較器152は、サンプルホールド回路15
1で検出したペデスタルレベルと基準電圧VPとを比較
し、増幅回路12の出力が常に一定の直流再生になるよ
うに、第1の直流再生部11に対し制御電圧を出力して
いる。このとき基準電圧VPは、増幅回路12の周波数
特性やリニアリティなどが、常に最良な動作状態になる
ように選択される。その結果、増幅回路12の出力は、
第1の帰還制御ループにより水平期間毎にペデスタルク
ランプされた映像信号となる。
【0019】次に、第2の帰還制御ループについて(図
4)を用い説明する。第2の帰還制御ループもフィード
バッククランプのループである。(図4)において、1
3は第2の直流再生部であり、140は電流検出器であ
り、141は電流−電圧変換器であり(以降I−V変換
器と記す)、142はサンプルホールド回路であり、1
43は比較器である。
【0020】(図4)において、電流検出器140は、
第2の直流再生部13の出力をカソードに供給し、映像
信号によって誘起されたカソード電流を検出する。電流
検出器140で検出された電流信号は、I−V変換器1
41で電流信号から電圧信号に変換される。また、サン
プルホールド回路142では、I−V変換器141の出
力からBRPによる信号を検出し保持する。さらに比較
器143において、サンプルホールド回路142の出力
V2と基準信号VBを比較して、常にV2=VBになるよう
に直流再生部13を制御する信号を発生している。直流
再生部13は、比較器143からの制御信号によりBR
Pの波高値レベルをクランプし、映像信号の直流再生を
している。その結果、カソードに入力される映像信号
は、BRPによって誘起されるカソード電流が常に一定
になる様に制御される。
【0021】次に、ブライトネスの調整について述べ
る。(図5)で示すように、画像の輝度は、CRT駆動
信号のカットオフレベルからの電圧VCRTの約3乗に比
例する。また一般に、G,B,Rのカットオフレベルは
異なる。しかし、G,B,Rにおいて、VBをそれぞれ
調整することにより、BRPの波高レベルをカットオフ
レベルにそれぞれ調整する事が出来る。その結果、(図
6)のように、BRPの振幅を変化させれば、相対的に
カットオフレベルとの電圧が変化し輝度が変化する。
(図6)において、ブライトネスを上げる前と上げた後
のG,B,RのCRT駆動信号のカットオフレベルから
の電圧をそれぞれVbG,VbB,VbRおよびVbG',Vb
B',VbR'とすると、BRPはG,B,Rに同じ振幅で
重畳されているので、VbG'−VbG=VbB'−VbB=Vb
R'−VbRとなり、輝度の変化はG,B,Rで一様となり
ブライトネスの調整ができる。
【0022】ここでブライトネス,バイアスの調整基準
をペデスタルレベル等でなくBRPの波高値の電圧にし
たのは、コントラスト量が変化したとき、その変化情報
がブライトネス,バイアスの調整基準に伝達されない場
合、階調によって色相が変化してしまうからである。そ
の説明を(図7),(図8),(図9)を用い詳細に述
べる。
【0023】BRPを重畳せず、ペデスタルレベルをバ
イアスの調整基準とした場合、コントラストとブライト
ネスの調整は(図7)で示されるように行われる。(図
8)は、上段(a)から下段(b)のようにコントラス
トを変化させたとき、ペデスタルレベルを基準電位に設
定すると、階段波の最終段の階調で色相が変化する様子
を表したものである。色相はGBRの明るさの比で決定
し、その明るさの比は基準電位からの電圧比に比例す
る。(図8)の上段において、基準電位であるクランプ
レベルから階段波の最終段までの電圧比は、例えば、 VBG:VBB:VBR=33:23:13 であるのに対し、下段では、その電圧比は、例えば、 VBG':VBB':VBR'=18:13:8となり色相が変
化する。
【0024】(図9)は、BRPパルスを重畳し、コン
トラスト量の変化にともないBRPパルスの振幅も変化
した場合を示す。(図8)と異なり(図9)では上段
(a)から下段(b)のようにコントラストが変化して
も、GBRそれぞれの基準電位と階段波の最終段との電
圧比は、例えば、 VBG:VBB:VBR=VBG':VBB':VBR'=13:8:
3 と変化せず、従って色相の変化も起こらない。
【0025】以上で説明したように、第1の帰還制御ル
ープは、映像信号を水平期間毎にクランプしてAPL変
化,アパーチャーコントロール等による水平サグを除去
し、さらに増幅回路12が最良動作になるように映像信
号の直流値を監視している。また、その結果、増幅回路
12のダイナミックレンジを狭く設計でき、回路の低電
力化が図れる。また、第2の帰還制御ループの制御は、
カソード電流の変動を監視しているので、CRT特性の
経時的な変化によりカソード電流が変動するのに対して
も自動的に対応し変動を抑える。
【0026】次に、(図10)に第2の帰還制御ループ
の回路図を示す。(図10)において、31はPNPト
ランジスタ、32はダイオード、33は抵抗器、34,
35はバッファ、36はスイッチ、37はホールドコン
デンサ、38はオペアンプ、39はアナログスイッチ、
40はコンデンサ、41は抵抗器である。
【0027】また、(図11)、(図12)は、発生部
16で発生する各パルスのタイミングチャートである。
(図11)は、映像信号を水平帰線期間でみた場合であ
り、(図11(a))は映像信号、(図11(b))は
BRP、(図11(c))はサンプルホールド回路15
1のサンプリングパルス、(図11(d))はアナログ
スイッチ39のコントロール信号である。
【0028】(図12)は、映像信号を垂直帰線期間で
みた場合であり、(図12(a))は映像信号、(図1
2(b))はBRP、(図12(c))はサンプルホー
ルド回路151のサンプリングパルス、(図12
(d))はアナログスイッチ39のコントロール信号、
(図12(e))はサンプルホールド回路142のサン
プリングパルスである。
【0029】PNPトランジスタ31のベースに加えら
れた映像信号によって、カソードに誘起されるカソード
電流Ikは、PNPトランジスタ31のエミッタを通
り、ほとんど全てコレクタから抵抗器33に流れる。抵
抗器33に流れ込んだカソード電流は、ここで電流−電
圧変換され、Vk=Ik・R(R:抵抗器33の抵抗値)
となる。バッファ34,35とスイッチ36とホールド
コンデンサ37はサンプルホールド回路を構成する。抵
抗器33で電圧変換され、バッファ34を通過した信号
は、(図12(e))に示すサンプリングパルスでコン
トロールされたスイッチ36の開閉により、垂直帰線期
間毎のBRPの波高値レベル信号VkBのみが通過し、ホ
ールドコンデンサ37に蓄えられる。VkBはバッファ3
5を経てオペアンプ38で基準信号VBと比較される。
【0030】オペアンプ38の出力は、(図11
(d))のパルスにより水平帰線期間毎に開閉するアナ
ログスイッチ39を通し、コンデンサ40を充電する。
この時、オペアンプ38でVkB>VBであれば、コンデ
ンサ40の充電電圧は上昇するので、PNPトランジス
タ31のベース電位は上がり、PNPトランジスタ31
のエミッタに流れ込むカソード電流が減少する。そのた
めVkBも減少する。また、オペアンプ38でVkB<VB
であれば、コンデンサ40の充電電圧は減少するので、
PNPトランジスタ31のベース電位は下がり、PNP
トランジスタ31のエミッタに流れ込むカソード電流が
増加する。そのためVkBは増加する。その結果、最終的
にBRPの波高値は、水平帰線期間毎にオペアンプ38
でVkB=VBとなるレベルに収束する。
【0031】ここでカソード電流の検出を垂直帰線期間
毎に重畳しているBRPのみから行う理由は、PNPト
ランジスタ31と抵抗器33で構成するカソード電流の
検出回路の特性による。BRPによる電流は、出力画像
の画質を損なわないように数μAから数十μAで設定し
なければない。このような低電流時において検出回路の
パルス特性は悪く、水平帰線期間のような短い期間で
は、BRPによる信号を検出できない。そのため、垂直
帰線期間に広いパルス幅のBRPを重畳させる事によ
り、有効走査期間の信号に影響する事なく低電流の信号
を検出する。
【0032】この垂直帰線期間毎に重畳したBRPを検
出し、この検出信号に基づき水平帰線期間毎のBRPを
クランプする事で、BRPによるカソード電流の制御を
等価的に水平帰線期間毎に行うことができる。
【0033】以上説明したように2つの直流再生の帰還
制御ループにより、APL等の信号レベルの変化による
黒レベルのダイナミック的な変動とCRT特性の変化に
よる黒レベルのスタティック的な変動を抑え、常に良好
な黒レベルを再現する。さらにG,B,Rに等しくテス
ト信号を重畳し監視する事で、輝度のトラッキングを容
易かつ良好にとることが出来る。
【0034】なお、本実施例ではテレビジョン受像機の
一例であり、本装置を組み込む機器を限定するものでな
い。また、第1の帰還制御ループの動作を映像信号のペ
デスタルレベルをクランプするものとして説明したが、
他のレベルを映像信号の基準レベルとして設定し、その
レベルをクランプするような動作としても良い。
【0035】また、垂直帰線期間に重畳する電流検出用
のBRPを、(図12(b))で説明したが、これは電
流検出用BRPの垂直帰線期間に重畳する位相、パルス
幅を限定するものではない。また、重畳部10の動作を
スイッチ回路102を用いた映像信号とテスト信号の切
り換えによる重畳方法で説明したが、例えば、映像信号
にテスト信号を加算する方法、またはその他の方法で映
像信号にテスト信号を重畳させても良いことは言うまで
もない。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、増
幅回路の動作の最適バイアスを保持するためのフィード
バッククランプと映像信号のブライトネス調整のための
フィードバッククランプという2つの直流再生回路によ
り、システムの総合的な周波数特性とダイナミックレン
ジを良くする事が出来る。
【0037】また本発明では、カソード電流を検出して
制御を行っているので、CRT側での特性変化も検出し
て自動的にその変動も抑える事が出来る。また本発明で
は、テスト信号によるカソード電流の検出は垂直帰線期
間毎に行い、この垂直帰線期間毎に検出した信号に基づ
き水平帰線期間毎のテスト信号をクランプする事で、カ
ソード電流の検出による制御を等価的に水平帰線期間毎
に行うことが出来るので、その実用的効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における映像信号処理装
置の基本構成を示すブロック図
【図2】同実施例の重畳部における詳細な構成を示すブ
ロック図
【図3】同実施例の第1の帰還制御ループにおける詳細
な構成を示すブロック図
【図4】同実施例の第2の帰還制御ループにおける詳細
な構成を示すブロック図
【図5】同実施例の動作を説明するための映像信号の波
形図
【図6】(a)同実施例のCRT駆動信号のGBRの各
波形図 (b)(a)の状態よりブライトネスを上げた場合のC
RT駆動信号のGBRの各波形図
【図7】(a)映像信号の波形図 (b)同実施例と比較のため映像信号を(a)の状態よ
り従来の方法でコントラストを上げた場合の波形図 (c)同様にブライトネスを上げた場合の波形図
【図8】(a)ペデスタルレベルを基準とした映像信号
の波形図 (b)(a)の状態よりコントラストを下げた場合の波
形図
【図9】(a)BRPの波高値のレベルを基準とした映
像信号の波形図 (b)(a)の状態よりコントラストを下げた場合の波
形図
【図10】同実施例の第1の帰還制御ループの回路図
【図11】同実施例の動作を示す水平帰線期間における
各パルスのタイミングチャート
【図12】同実施例の動作を示す垂直帰線期間における
各パルスのタイミングチャート
【図13】従来の映像信号処理装置の構成を示すブロッ
ク図
【図14】(a)従来例の動作を説明するための映像信
号の波形図 (b)(a)の状態よりAPLが高い映像信号の波形図
【符号の説明】
10 重畳部(重畳手段) 11 第1の直流再生部(第1の直流再生手段) 12 増幅回路 13 第2の直流再生部(第2の直流再生手段) 14 電流検出部(電流検出手段) 15 信号発生部(信号発生手段) 16 発生部(発生手段)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−186185(JP,A) 特開 昭50−88927(JP,A) 特開 平3−79167(JP,A) 特開 平1−252072(JP,A) 実開 平1−162972(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 5/14 - 5/217

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表示画像の輝度を制御するためのテスト信
    号を発生するための発生手段と、前記発生手段からの前
    記テスト信号を映像信号の帰線期間に重畳させるための
    重畳手段と、前記重畳手段の出力信号の前記テスト信号
    重畳期間以外の帰線期間内で直流再生を行う帰還型の第
    1の直流再生手段と、前記第1の直流再生手段の出力と
    結合し、前記テスト信号が重畳された期間で直流再生を
    行う第2の直流再生手段と、前記第2の直流再生手段か
    らの出力を負荷に供給し、前記負荷に誘起される負荷電
    流から前記テスト信号を検出し、その検出信号を第2の
    直流再生手段に帰還させる電流検出手段とを備えた映像
    信号処理装置。
  2. 【請求項2】発生手段が映像信号の水平帰線期間と垂直
    帰線期間にテスト信号を発生し、電流検出手段は垂直帰
    線期間の前記テスト信号で電流検出を行い、第2の直流
    再生手段は水平帰線期間の前記テスト信号で直流再生す
    ることを特徴とする請求項1記載の映像信号処理装置。
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