JPH0530543A - 映像信号処理装置 - Google Patents

映像信号処理装置

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Publication number
JPH0530543A
JPH0530543A JP17947791A JP17947791A JPH0530543A JP H0530543 A JPH0530543 A JP H0530543A JP 17947791 A JP17947791 A JP 17947791A JP 17947791 A JP17947791 A JP 17947791A JP H0530543 A JPH0530543 A JP H0530543A
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JP
Japan
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signal
video signal
control
gain
test signal
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Pending
Application number
JP17947791A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Ozawa
健志 小沢
Susumu Tsujihara
進 辻原
Yutaka Miki
豊 三木
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JPH0530543A publication Critical patent/JPH0530543A/ja
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  • Picture Signal Circuits (AREA)
  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カラーテレビジョン受像機のような映像信号
処理装置に関するもので、処理系全体の変動を監視して
常に良好で安定な色再現を行う。 【構成】 重畳部11は映像信号の帰線期間に利得制御
と直流再生制御のためのテスト信号を重畳する。検出部
14はこのテスト信号をカソードの印加信号から検出
し、信号発生部15では検出されたテスト信号と基準レ
ベルを比較して利得制御と直流再生制御の信号を発生し
ている。制御部12はこの2つの制御信号により映像信
号の利得と直流再生値の変動を抑える。このためコント
ラスト,ドライブ,ブライトネス,バイアスの制御を同
時に行い階調毎のホワイトバランスも常に正確となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラーテレビジョン受
像機のような映像信号処理装置または同様の装置におけ
る映像信号処理回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の映像信号処理装置としては、たと
えば図16の構成のものがある。図16において、21
はコントラスト・ブライトネス制御部、22は映像信号
の帰線期間にテスト信号を重畳する重畳部、23は映像
信号の振幅制御と直流再生をしてCRT駆動信号を出力
する出力回路、24は前記CRT駆動信号から帰線期間
の前記テスト信号を検出する検出部、25は検出したテ
スト信号から出力回路23の利得と直流再生値を制御す
る信号を発生する制御信号発生部である。
【0003】以上のように構成された従来の映像信号処
理装置においてその動作を説明する。コントラスト・ブ
ライトネス制御部21においては、図11に示すように
コントラストの制御とは図11(a)の映像信号の交流
成分の振幅を図11(b)のように増幅して行われ、ブ
ライトネスの制御とは図11(c)に示すように図11
(a)の映像信号のペデスタルレベルに対する直流成分
の増減として行われる。この2種類の制御をG,B,R
の各映像信号に対し一様な振幅増幅と直流分の増減を行
いコントラストとブライトネスを制御している。重畳部
22では、例えば図17のようにG,B,Rの各映像信
号の帰線期間に最大出力振幅の25%の振幅の黒レベル
テスト信号と最大出力振幅の75%の振幅の白レベルテ
スト信号を重畳させている。出力回路23では制御信号
発生部25からの利得制御信号に従い映像信号の振幅増
幅を行い、また制御信号発生部25からの直流再生制御
信号を受け取り黒レベルテスト信号をクランプする。検
出部24ではCRT駆動信号の帰線期間から前記黒レベ
ルテスト信号と,白レベルテスト信号を検出する。制御
信号発生部25では検出部24で検出された黒レベルと
基準レベルのバイアス電圧とを比較してその差電圧を直
流再生の制御信号として出力回路23に出力している。
また制御信号発生部25は検出部24で検出された白レ
ベルと基準レベルのドライブ電圧とを比較し出力回路2
3の利得が規定値になるように利得制御信号を発生して
いる。すなわち検出部24で検出された白レベルがドラ
イブ電圧より大きい場合は出力回路23の利得を下げる
信号を、検出部24で検出された白レベルがドライブ電
圧より小さい場合は出力回路23の利得を上げる信号を
発生している。
【0004】以上のように帰線期間に重畳させた黒レベ
ル,白レベルのテスト信号と基準信号とが一致するよう
にフィードバックループを構成することでCRT駆動信
号の変動を抑えて安定な映像信号処理回路としたもので
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記のよ
うな構成では、利得制御に関して出力回路23のみを監
視して安定化しているに過ぎない。そのためコントラス
ト・ブライトネス制御部21の特性が変動しその利得が
G,B,Rの各回路で変化したとき、出力回路23の出
力であるCRT駆動信号もG,B,Rの各信号で変動す
ることになる。その結果、出力画像の輝度が変動し色相
が変化するという問題点を有していた。
【0006】本発明はかかる点に鑑み、処理系全体の変
動を監視して、常に良好で安定なホワイトバランスを保
ち色相変化を起こさない映像信号処理装置を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の映像信号処理装置は、利得と輝度を制御す
るためのテスト信号を発生する発生手段と、このテスト
信号を映像信号に重畳するための重畳手段と、この重畳
手段によりテスト信号が重畳された映像信号の利得と輝
度を制御する制御手段と、この制御手段により制御され
た映像信号を増幅し表示装置に出力するための出力手段
と、この出力手段の出力信号に重畳されたテスト信号を
検出する検出手段と、この検出手段により検出されたテ
スト信号と基準信号とを比較し制御手段を制御するため
の制御信号を発生する信号発生手段を備え、この信号発
生手段より発生された制御信号により制御手段が映像信
号の利得と輝度を制御するものである。
【0008】
【作用】本発明は前記した構成により、コントラスト,
ブライトネスの調整をテスト信号として発生手段により
帰線期間に設けてあるため、このテスト信号のカソード
での振幅と直流電圧値を信号発生手段により、基準信号
と比較することで検出して映像信号の利得と輝度を制御
する制御手段へのフィードバックループで監視すること
でコントラスト,ブライトネス,ドライブ,バイアスを
同時に制御しCRTの特性を含め映像信号処理系全体を
安定にして、常に正確な輝度,色相を再現した画像が実
現できる。
【0009】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例における映像信
号処理装置のブロック図を示すものである。図1に示す
ように、その構成要素として11は映像信号の帰線期間
にテスト信号を重畳するための重畳手段としての重畳
部、13はCRTの駆動信号を発生するための出力手段
としての出力回路、14はCRTの駆動信号から前記テ
スト信号を検出する検出手段としての検出部、15は検
出した前記テスト信号と基準電圧を比較し映像信号を制
御するための制御信号を発生する信号発生手段としての
信号発生部、12は信号発生部15からの制御信号で映
像信号の利得制御,直流再生を行う制御手段としての制
御部、16は重畳部11で重畳するテスト信号及び検出
部14でテスト信号を検出するためのサンプルタイミン
グの信号を発生する発生手段としての発生部である。
【0010】以上のように構成されたこの実施例の映像
信号処理装置において、以下その動作を説明する。
【0011】発生部16では、例えば図2(a)で示す
ようなコントラストのボリュームで振幅が変化するCT
P,ブライトネスのボリュームで振幅が変化するBRP
のテスト信号の発生と、図2(b)で示すような映像信
号にテスト信号を重畳させるためのスイッチコントロー
ル信号と、図2(c)および図2(d)で示すような検
出部14でこのテスト信号を検出するためのサンプルタ
イミング信号及び図2(e)で示すようなペデスタルサ
ンプルタイミング信号を発生している。CTPは映像信
号の振幅利得を監視するための基準テスト信号であり、
BRPは映像信号の直流再生を監視するための基準テス
ト信号である。以後この2つのテスト信号をそれぞれC
TP,BRPと記す。
【0012】次に図3を用い重畳部11の動作を詳細に
述べる。図3において111は映像信号のペデスタルレ
ベルをクランプする映像信号クランプ回路、112はテ
スト信号と映像信号とを切り換えるスイッチ回路、11
3はテスト信号のLOWレベルをクランプするテスト信
号クランプ回路である。
【0013】映像信号は映像信号クランプ回路111で
ペデスタルレベルを、テスト信号はテスト信号クランプ
回路113でLOWレベルをそれぞれクランプされるこ
とによりペデスタルレベルとLOWレベルが同一レベル
に固定される。それから映像信号とテスト信号はスイッ
チ回路112の入力となる。スイッチ回路112は発生
部16から図2(B)で示されるスイッチコントロール
信号に従い映像信号とテスト信号を切り換えて出力す
る。スイッチ回路112の出力は図2(f)で示すよう
に、映像信号の帰線期間にテスト信号が重畳された信号
となる。このCTPとBRPのテスト信号は、G,B,
Rの各映像信号の帰線期間に等しく重畳される。以後の
説明では映像信号とはこの重畳部11の出力信号を指
す。
【0014】制御部12,出力回路13を経た映像信号
は、検出部14でテスト信号のCTPとBRPを検出さ
れる。検出部14の構成例を図4に示す。図4において
141はCRTに印加される大振幅の映像信号をテスト
信号の検出に応じた振幅にするレベルシフト回路、14
2,143,144は各々映像信号のペデスタルレベ
ル,CTPの波高値レベル,BRPの波高値レベルの電
圧を各々図2(c)〜(e)のタイミングに従い検出す
るサンプルホールド回路、145はサンプルホールド回
路142,143の出力差を計算する減算器である。レ
ベルシフト回路141は、大振幅のCRT駆動映像信号
をサンプルホールド回路142、143、144で処理
するのに適した電圧に映像信号を降圧して出力する。サ
ンプルホールド回路144は、映像信号の直流再生値を
監視するためにBRPの波高値レベルの電圧をサンプル
ホールドしてその値を信号発生部15に出力している。
サンプルホールド回路142,143は、映像信号のペ
デスタルレベルとCTPの波高値レベルの電圧をサンプ
ルホールドしてその値を減算器145に出力している。
減算器145は、CTPの波高値レベルの電圧とペデス
タルレベルの差を計算し、映像信号の振幅利得を監視す
るためにCTPの振幅電圧値を出力している。
【0015】信号発生部15では、検出部14で検出し
た信号を基準電圧と比較し、制御部12の制御信号を発
生する。信号発生部15の構成を図5に示す。図5にお
いて151,152は比較器である。比較器151は検
出部14で検出したCTP振幅検出値V1と基準電圧VD
を比較し利得制御信号を発生する。その制御信号は、例
えばV1>VDなら利得を下げる信号を、V1<VDなら利
得を上げる信号を発生し結局V1=VDとなるように制御
部12を制御する。比較器152は検出部14で検出し
たBRPの波高値レベルの電圧V2を基準電圧VBと比較
しクランプのための差電圧を直流再生制御信号として出
力しており、制御部12,出力回路13,検出部14,
比較器152は、いわゆるフィードバッククランプ回路
を構成する。
【0016】制御部12は図6の様に構成される。図6
において121は重畳部11からの出力信号を増幅する
利得制御回路、122は映像信号の直流再生を行う直流
再生制御回路である。直流再生制御回路122は、比較
器152からの直流再生制御信号を受けBRPの波高レ
ベルを規定の値にクランプする。利得制御回路121
は、比較器151からの利得制御信号に従いテスト信号
のCTPを規定された振幅に制御する。その制御は映像
信号全体に及ぶので、その結果有効走査期間の信号も規
定された利得に制御される。この時もうひとつのテスト
信号であるBRPも規定された利得で変調されることに
なる。
【0017】次に、ドライブ,バイアスの調整方法につ
いて述べる。CRTの特性は一般にG,B,Rで一様で
なく、図7で示す様に入力信号と出力画面の明るさの関
係が異なるため、同一信号を入力してもその画像の明る
さはG,B,Rでそれぞれ異なる。そこで出力画像の明
るさを一様にするには図8に示すように映像信号系の利
得,直流再生値をG,B,Rでそれぞれ違ったものに調
整しなければならない。この調整がドライブとバイアス
の調整である。
【0018】次にまずドライブ調整の方法について述べ
る。制御部12,出力回路13を合わせた利得GはCT
Pの振幅をVC,基準電圧をVDとすれば、次式の(数
1)となる。
【0019】
【数1】
【0020】つまり映像信号の振幅を変化させるにはV
CかまたはVDを変化させればよい。ドライブ調整はG,
B,Rの各映像信号の振幅を個別に設定しなければなら
ない。もしドライブ調整のためにVCを用いるとすると
発生部16で重畳用のテスト信号CTPをG,B,R用
に3種類用意しなければならなくなり、回路規模が大き
く煩雑になる。それに比べVDは単に直流電圧であり
G,B,R用に3種類用意するのは容易である。そこで
VDをドライブ調整用電圧とすればよい。バイアス調整
も同様である。バイアス調整もG,B,Rで各々異なっ
た直流再生値にクランプしなければならないが、BRP
の波高値(振幅)をG,B,Rで各々異なった値にする
より基準電圧VBをバイアス電圧として3種類用意する
ほうが回路を単純化できる。
【0021】次にコントラスト,ブライトネスの調整原
理について述べる。まずコントラストの調整原理につい
て述べる。コントラストはG,B,Rの各映像信号の振
幅を同様に変化させる必要がある。CRTを駆動する映
像信号の振幅は(数1)の利得Gで制御されるが、ドラ
イブ電圧VDがG,B,Rで異なっていてもG,B,R
で一様なVCが変化することによる利得の変化率がG,
B,Rで同じであることは(数1)から自明である。そ
こでG,B,Rの映像信号に等しく重畳しているCTP
の振幅VCを変化することでG,B,Rの各映像信号の
振幅を同様に変化することができコントラストの調整が
可能となる。
【0022】次にブライトネスの調整について述べる。
図9で示すように画像の輝度はCRT駆動信号のカット
オフレベルからの電圧VCRTに比例する。G,B,Rの
BRPの波高レベルはバイアス調整によりカットオフレ
ベルに一致しているので図10のようにBRPの振幅を
変化させれば相対的にカットオフレベルとの電圧が変化
し輝度が変化する。図10(a)のブライトネスを上げ
る前と図10(b)のブライトネスを上げた後のG,
B,RのCRT駆動信号のカットオフレベルからの電圧
をそれぞれVbG,VbB,VbRおよびVbG',VbB',Vb
R'とするとBRPはG,B,Rに同じ振幅で重畳されて
いるのでVbG'−VbG=VbB'−VbB=VbR'−VbRとな
り輝度の変化はG,B,Rで一様となりブライトネスの
調整ができる。 ここでブライトネス,バイアスの調整
基準をペデスタルレベル等でなくBRPの波高値の電圧
にしたのは、コントラスト量が変化したときその変化情
報がブライトネス,バイアスの調整基準に伝達されない
場合、階調によって色相が変化してしまうからである。
その説明を図11〜13を用い詳細に述べる。
【0023】BRPを重畳せず、ペデスタルレベルをバ
イアスの調整基準とした場合コントラストとブライトネ
スの調整は図11で示されるように行われる。すなわち
コントラストを上げる場合は図11(a)から図11
(b)へ映像信号を変化させ、ブライトネスを上げる場
合は図11(a)から図11(c)に変化させる。図1
2は、図11の方法で図12(a)から図12(b)の
ようにコントラストを変化させたとき、ペデスタルレベ
ルを基準電位に設定すると階段波の最終段の階調で色相
が変化する様子を表したものである。色相はGBRの明
るさの比で決定し、その明るさの比は基準電位からの電
圧比に比例する。図12(a)において、基準電位であ
るクランプレベルから階段波の最終段までの電圧比は例
えばVBG:VBB:VBR=33:23:13であるのに対
し図12(b)ではその電圧比は例えばVBG':VBB':
VBR'=18:13:8となり色相が変化する。
【0024】図13は、BRPパルスを重畳しコントラ
スト量の変化にともないBRPパルスの振幅も変化した
場合を示す。図12と異なり図13では図13(a)か
ら図13(b)のようにコントラストが変化してもGB
Rそれぞれの基準電位と階段波の最終段との電圧比は例
えばVBG:VBB:VBR=VBG':VBB':VBR'=13:
8:3と変化せず、従って色相の変化も起こらない。
【0025】以上のようにこの実施例によれば、CT
P,BRPの2つのパルスをG,B,Rの各映像信号の
帰線期間に等しく重畳し、カソードに印加する映像信号
からそのパルスを検出してG,B,Rそれぞれのドライ
ブ電圧,バイアス電圧で制御することでコントラスト,
ブライトネス,ドライブ,バイアスをコントロールし、
画像の階調に左右されること無く良好なホワイトバラン
スが得られる。
【0026】また、コントラスト,ブライトネスのコン
トロールをする制御部12からCRTを駆動する出力回
路13を含めてフィードバックループを構成しているの
で映像信号処理系の経時変化も抑えることができる。
【0027】図14は本発明の第2の実施例における検
出部14の詳細な構成図である。図14において146
はカソードに流れる電流を検出する電流検出回路、14
7は電流を電圧に変換する電流電圧変換回路である。な
お図14において第1の実施例と同じ動作をするものは
同じ番号で示し説明は省略する。
【0028】電流検出回路146はカソードに印加され
るCRT駆動映像信号によってカソードに流れる電流を
検出し電流電圧変換回路147へ出力している。電流電
圧変換回路147は電流から電圧への変換を行いサンプ
ルホールド回路144へ出力している。サンプルホール
ド回路144は図2(d)のサンプルタイミングに従い
BRPテスト信号をサンプルホールドしている。CRT
駆動映像信号の電圧V CRTと出力画像の輝度Lとの関係
はL≒K1・VCRT 3(K1:比例係数)であるのに対
し、カソード電流IKと出力画像の輝度Lとの関係はL
=K2・IK(K2:比例係数)で表される。そのため
出力画像の輝度Lを調整するにはVCRTという電圧値で
制御するよりIKという電流値で制御する方が精度良く
出来る。この第2の実施例による構成によりBRPテス
ト信号によって流れるカソード電流をサンプルホールド
回路144で取り込む事で第1の実施例よりバイアス調
整がより精度良く出来る。BRPレベルをカソード電流
で検出することにより精度良く調整できるのに対し、C
TPレベルはカソード電流では検出出来ない。この理由
を図15を用いて説明する。BRPはブライトネスの調
整によりその振幅は変化するが直流再生回路122によ
りBRPの波高値レベルは常にバイアス値VBに固定さ
れる。図15でBRPの波高値レベルを図9で説明した
カットオフレベルではなくバイアス値VBに固定する理
由は、カソードにBRPによる電流を流すためである。
【0029】そのため、バイアス値VBを適当な値にす
ることでBRPに対するカソード電流は常に同じ様に流
れて検出が可能である。しかし図15に示す様にペデス
タルレベルとCTPの波高値のレベルはブライトネスの
調整で変動する。その結果図15で示すようにペデスタ
ルレベルとCTPの波高値のレベルはカットオフレベル
を越えてしまいカソード電流が流れず検出が不可能とな
る可能性が出てくる。このためCTPは電圧レベルの検
出によらなければならない。
【0030】以上、本実施例によればCTPの検出はC
RT駆動映像信号の電圧による検出、BRPの検出はB
RPによって流れるカソード電流の検出とすることで、
出力画像の黒レベルをより高精度に制御出来る。
【0031】なお、本実施例ではCTPとBRPを共に
水平の帰線期間に重畳したが垂直の帰線期間、または一
方を水平,他方を垂直の帰線期間に重畳しても良いこと
は言うまでもない。
【0032】また、CTPとBRPを重畳させる順序を
限定するものではないことは言うまでもない。
【0033】また、本実施例では重畳部11の動作をス
イッチ回路112を用いた映像信号とテスト信号の切り
換えによる重畳方法で説明したが、例えば映像信号にテ
スト信号を加算する方法、またはその他の方法で映像信
号にテスト信号を重畳させても良いことは言うまでもな
い。
【0034】またCTPとBRPをそれぞれ分離された
パルス波としたが、例えばCTPとBRPを連続させ2
段の階段波の様な波形としても同様の効果が得られる。
【0035】また検出部14の動作説明においてCTP
の振幅検出に2つのサンプルホールド回路と1つの減算
器を用いて検出する方法を述べたがそれ以外の方法を用
いてCTPの振幅を検出しても良いことは言うまでもな
い。
【0036】また本実施例では映像信号の利得制御と直
流再生を制御部14にて行い制御部14と出力回路15
を直結して出力するとしたが、制御部14では映像信号
の利得制御のみを行い直流再生は出力回路15で行うカ
ソードクランプとしても同様の効果が得られる。このと
き信号発生部15からの直流再生制御信号は出力回路1
5に帰還され、制御部14では利得制御の後映像信号は
出力回路15の入力として最適なようにクランプされ出
力される。
【0037】また本実施例ではテレビジョン受像機の一
例であり本装置を組み込む機器を限定するものでない。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明の映像信号処
理装置は、映像信号の帰線期間に利得用と直流再生用の
2つのテスト信号を重畳し、基準信号と比較することで
自動的にコントラスト,ドライブ,ブライトネス,バイ
アスの制御を行い映像信号処理系の安定化を図ると共に
階調毎のホワイトバランスも常に正しくする事が出来
る。
【0039】また本発明ではカソードに印加する映像信
号を検出しているのでCRT側での特性変化も検出しそ
の変動も抑える事が出来る。
【0040】また本発明では映像信号の利得に関するコ
ントラストとドライブの制御を同時に行い回路構成を簡
素化しているので、その実用的効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における映像信号処理装
置の基本構成を示すブロック図
【図2】同実施例の動作を示す波形のタイミングチャー
【図3】同実施例の重畳部における詳細な構成を示すブ
ロック図
【図4】同実施例の検出部における詳細な構成を示すブ
ロック図
【図5】同実施例の信号発生部における詳細な構成を示
すブロック図
【図6】同実施例の制御部における詳細な構成を示すブ
ロック図
【図7】同実施例の動作を説明するための入力信号と出
力画面の明るさの関係を示す説明図
【図8】同実施例の動作を説明するための入力信号とブ
ライトネスの関係を示す説明図
【図9】同実施例の動作を説明するための映像信号の波
形図
【図10】(a)同実施例のCRT駆動信号のGBRの
各波形図 (b)(a)の状態よりブライトネスを上げた場合のC
RT駆動信号のGBRの各波形図
【図11】(a)映像信号の波形図 (b)同実施例と比較のため映像信号を(a)の状態よ
り従来の方法でコントラストを上げた場合の波形図 (c)同様にブライトネスを上げた場合の波形図
【図12】(a)ペデスタルレベルを基準とした映像信
号の波形図 (b)(a)の状態よりコントラストを下げた場合の波
形図
【図13】(a)クランプレベルを基準とした映像信号
の波形図 (b)(a)の状態よりコントラストを下げた場合の波
形図
【図14】本発明の第2の実施例における検出部の詳細
な構成を示すブロック図
【図15】同実施例のBRP,CTP,ペデスタルレベ
ルとカットオフレベルの関係を示す波形図
【図16】従来の映像信号処理装置の構成を示すブロッ
ク図
【図17】従来例におけるテスト信号重畳後の映像信号
を示す波形図
【符号の説明】
11 重畳部(重畳手段) 12 制御部(制御手段) 13 出力回路(出力手段) 14 検出部(検出手段) 15 信号発生部(信号発生手段) 16 発生部(発生手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】映像信号の帰線期間に重畳して利得と輝度
    を制御するためのテスト信号を発生する発生手段と、前
    記テスト信号を映像信号に重畳するための重畳手段と、
    前記重畳手段から出力される映像信号の利得と輝度を制
    御する制御手段と、前記制御手段の出力を増幅し表示装
    置に出力するための出力手段と、前記出力手段からの出
    力信号に重畳されたテスト信号を検出する検出手段と、
    前記検出されたテスト信号と基準信号とを比較し前記制
    御手段を制御するための制御信号を発生する信号発生手
    段を備え、前記信号発生手段からの制御信号を前記制御
    手段に帰還させるようにした映像信号処理装置。
  2. 【請求項2】検出手段が、利得制御のテスト信号を検出
    するときはテスト信号の電圧による検出を行い、輝度の
    テスト信号を検出するときはテスト信号によって流れる
    カソード電流による検出を行うようにした請求項1記載
    の映像信号処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5852361A (en) * 1995-07-07 1998-12-22 Nsk Ltd. Rolling bearing unit having a plurality of rolling members between a stationary raceway and a rotatable raceway and a rotating speed sensor

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5852361A (en) * 1995-07-07 1998-12-22 Nsk Ltd. Rolling bearing unit having a plurality of rolling members between a stationary raceway and a rotatable raceway and a rotating speed sensor

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