JP2825573B2 - 空気バネ及び流体圧力装置 - Google Patents

空気バネ及び流体圧力装置

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、締付け手段に関し、そして更に詳細には、
弾性エラストマー・スリーブ部材を空気バネの比較的剛
性のピストン部材又は端部キャップに取り付けるのに適
した締付け手段に関する。具体的には、空気バネの本発
明は締付けリングを用いた締付けリング・アセンブリに
関し、ピストン部材において締付けリングを適切に位置
付けそしてエラストマー・スリーブの開端部を有効にシ
ールするために、該締付けリングは、ピストン部材又は
端部キャップ外側直径部における対応した突起と協働す
る凹部を内側直径部に有する。
一般に空気バネと呼ばれる空気圧バネは、多年の間自
動車のために使用され、車両の可動部分の間にクッショ
ンを設け、主に、車輪が道路における物体に当たるか、
又はくぼみに落ちることにより、車軸に課せられた衝撃
負荷を吸収するために使用される。空気バネは通常可撓
性のゴム・スリーブから成り、圧縮流体の供給を含み、
そして可撓性スリーブ内に位置する1つ以上のピストン
を有する。車両が道路衝撃を受けたときスリーブは圧縮
及び拡張するので、ピストンはスリーブ内の流体の圧縮
と膨張を引き起こす。バネ・スリーブは可撓性エラスト
マー材料から形成され、スリーブ端部内に固定された別
のピストン又は端部キャップに対して軸方向にピストン
を移動させる。
スリーブの端部は、ピストン及び/又は対向した端部
キャップに密封して連結され、そして常に、効率的かつ
保守のない空気バネを生産する際に、重要かつ主要な見
地の一つとなる。空気バネに関する一つの問題は、空気
バネのエラストマー・スリーブの端部における露出され
たカット縁が、過剰行程条件において、ピストン又は端
部キャップに沿って回転する時、スリーブ本体に係合
し、過度の摩耗を可撓性スリーブに生じさせることであ
る。現存する空気バネと、特に締付けリングに関する別
の問題は、締付けリングが、動的空気バネ条件の下で締
付け位置において移動し、締付けられたエラストマー材
料の移動を生じさせ、密封係合を緩める傾向があり、か
つ締付けの完全さを低下させ、そして究極的な空気バネ
の漏れと故障を引き起こすことである。このリング移動
は、はね返り又は収縮工程中、特に重要である。
現存する空気バネとピストン部材及び/又は端部キャ
ップへのエラストマー・スリーブ端部の締付けに関する
別の問題は、厳しい空気バネの移動と車台の苛酷な環境
への露呈による早期漏れ又は破裂なしに、流体室に包含
された高流体圧力に耐えることができる十分緊密なシー
ルを固定することである。
空気バネとバンド密封装置の幾つかの実施例は、以下
に記載された特許において示される。
米国特許第3,788,628号は、可撓性回転スリーブの内
側端部を固定するための構造を含む空気圧バネ形式シス
テムを開示する。スリーブは、内側周囲表面における周
囲溝とリブと、外側周囲表面における二つのリブとを有
する鋸歯付き形状を有することを特徴とする表面の間に
位置付けられる。溝の対向側は、所定かつ一致する曲率
半径を有する規定角度において収束し、それらの組み合
わせは、リング及びスリーブ・フランジの一致する凹部
と協同した鋸歯設計により、可撓性スリーブを位置に確
実に保持するためのつかみ作用を与える。
米国特許第3,870,286号は、流体バネに関し、この場
合回転スリーブの端部は、スリーブの内面に対して係合
する環状締付けリングによって固定される。締付けリン
グは、回転スリーブを作用シリンダーに固定し、かつ環
状溝形式変形を含み、これにより、回転スリーブは、リ
ングによって及ぼされた締付け力と組み合わされて、相
互作用する溝形状設計により、位置に保持される。
米国特許第4,489,474号は、管状可撓性部材をピスト
ンに連結するための手段に関し、可撓性部材が固定され
たピストン端部の近くに凹部を含む。可撓性部材は、リ
ング形状管継ぎ手の回りに巻かれ、ピストンに固定され
る。ピストンは、端部に隣接して周囲に延びている凹部
を具備し、可撓性部材が位置付けられ、ピストンの凹部
を実質的に満たす。リング形状管継ぎ手は、従来のすえ
込みリングであり、そして可撓性部材の端部部材は、ピ
ストン・リングから延びている部分からトリミングさ
れ、可撓性部材は、ピストンの肩の凹部を実質的に満た
す。ピストンは、可撓性部材のつかみを助けるために、
鋸歯状の縁を使用する。米国特許第4,573,692号は、二
つの部材を密封するためのアセンブリを開示し、一方
は、シールを支持する円筒形表面を有し、この場合密封
口が、第2部材に対して保持されるために設けられる。
円筒形表面は、本体から外側に延びている口を有する中
空円筒形本体を具備するシールを支持し、エラストマー
・バンドが、位置において確実に保持するために、本体
を取り囲む。円筒形表面は、表面の回りの周囲に延びて
いる凹部を含み、そして円筒形本体の内径から延びてい
るシールの一致する突出要素を収容する。
米国特許第4,629,170号は、軸方向に間隔をあけた保
持器とピストンに密封して取り付けられた一対の膜によ
って形成された一対の室を備えた空気バネに関し、この
場合膜の軸方向端部は、固体部材の鋸歯状表面と保持リ
ングの間で圧縮され、リングは、すえ込み、嵌合、又は
そうでなければ、締められ、可撓性膜の軸方向端部に対
して放射状圧縮を生成する。
米国特許第199,789号は、ダイヤフラムをつかみ、か
つ管状部材のテーパ端部部分に対してそれを押し付ける
金属固定バンドを開示する。米国特許第4,718,650号
は、空気バネを開示し、この場合可撓性スリーブの端部
は、すえ込み又はクリンプされた締付けリングによっ
て、一対の軸方向に間隔をあけたピストン密封表面に連
結される。ピストン締付け表面は、締付けリングによっ
て押された時、エラストマー材料の保持を助けるため
に、鋸歯を形成される。
空気バネのための他の形式のピストン及び端部キャッ
プ密封配置が、米国特許第4,784,376号、第4,787,607号
と第4,787,606号において示され、それらのすべてが、
本発明の譲受人に譲渡された。
別の公知の先行技術の空気バネ構造は、締付けリング
が位置するピストン部材において形成された放射状に延
びている肩を含み、環状肩に隣接したピストン部材の軸
方向に延びている密封表面において形成された複数の一
様の上げリブに対して、可撓性スリーブのカット端部を
密封して締付ける。しかし、そのような構造は、締付け
リングが、環状肩において明確に位置付けられず、そし
て空気バネが厳しいはね返り又は延ばされた配置を受け
ることにより、上方軸方向において自由に移動するとい
う問題を有する。
本発明の目的は、一方の端部においてピストンを有
し、そして軸方向に間隔をあけた対向端部において端部
キャップを有する主に自動車車両のための空気バネの締
付けリング・アセンブリを提供することを含み、可撓性
スリーブが延びており、締付けリングによってそれぞれ
の端部キャップ又はピストン部に対して締付けられ、流
体耐密シールを形成し、加圧流体室を形成する。
本発明の別の目的は、締付けリングを超えて延びてい
る可撓性スリーブのカット縁が露出されない締付けリン
グ・アセンブリを提供することであり、これにより、今
まで、空気バネの動的移動中、露出された縁においてこ
すられたエラストマー・スリーブの過度摩耗を除去す
る。
本発明のさらにいっそうの目的は、ピストン部材の肩
又は端部キャップの環状フランジに直接にリングを配置
することにより、動作条件下において動作する時、締付
けリングの移動が縮小される締付けリング・アセンブリ
を提供することであり、ことにより、リングと隣接端部
部材の間に締付けられたエラストマー・スリーブにより
正の密封効果を維持する。
本発明のさらにいっそうの目的は、ピストン部材又は
端部キャップ締付け表面が、締付けリングにおける対応
する雌又は凹状溝と協同して作用する上げ雄突起を含む
締付けリング・アセンブリを提供することであり、エラ
ストマー材料の有効なつかみを容易にし、かつエラスト
マー・スリーブ内に包含された補強コードの方向を変化
させ、リングの締付け効果をいっそう増大させ、そして
ピストン部材又は端部キャップの密封表面において締付
けリングを位置に配置する。
本発明の別の目的は、ピストン部材と端部キャップの
締付け表面が、一対の突起を設けられた締付けリング・
アセンブリを提供することであり、好ましくは、介在す
る雄突起の対向側において平坦表面を有し、雄突起と共
に可撓性スリーブを確実につかむための一連の軸方向に
間隔をあけたピンチ点を備える。この場合間隔をあけた
突起の平坦締付け表面は、エラストマー材料により、よ
り大きなつかみ領域を与える。スリーブのカット端部に
接近した突起は、他の突起よりも大きな直径であり、圧
力流体室の漏れ経路から離れた位置において、可撓性ス
リーブによりより大きなシールを与える。
さらにいっそうの目的は、エラストマー材料の流れを
許容するために、環状拡張溝が、ピストン部材と端部キ
ャップ部材の密封表面における突起の間に形成された締
付けリング・アセンブリを提供することである。別の環
状溝が、カット端部をトラップるために、エラストマー
・スリーブのカット端部に隣接して設けられ、動的条件
中移動するエラストマー・スリーブに関して露出と続く
接触を防止する。
別の目的は、締付けリングの外面が、ピストン又は端
部キャップの隣接する外面と略整合される締付けリング
・アセンブリを提供することであり、締付けリングと、
可撓性スリーブが回転するピストン部材又は端部キャッ
プとの間に略連続する表面を設け、空気バネの動的動作
中、ピストン部材又は端部キャップと締付けリングの表
面に沿って移動する時、エラストマー・スリーブにおけ
る摩耗を減少させるなめらかな中間面を形成する。
これらの目的と利点は、本発明の改良された締付けリ
ング・アセンブリによって獲得され、その一般性質は、
支持構造において空気バネを取り付けるためのピストン
部材を含むとして延べられ、該ピストン部材は、内側放
射状に外側に延びている肩において終端する環状軸方向
に延びている密封表面を形成されたピストン本体を有
し、該密封表面は、放射状外側に延びている中間環状突
起と、一対の放射状に延びている内側及び外側環状突起
とを形成され、可撓性スリーブは、補強コードを含むエ
ラストマー材料から形成され、かつピストン部材と、ピ
ストン部材から軸方向に間隔をあけた端部部材とに密封
して係合された開端部を有し、そして加圧流体室がそれ
らの間に形成され、そして連続環状締付けリングが、ピ
ストン部材の環状密封表面の回りに同心に位置し、そし
て可撓性スリーブの一方の端部を締付け、該締付けリン
グは、ピストン部材の中間突起と放射状に整合した凹状
突起を形成された放射状に延びている内側締付け表面
と、一対の隣接表面とを有し、各々は、ピストン部材に
関して締付けリングを位置に配置し、そして一般に気密
シールを形成するために、内側及び外側ピストン部材突
起のそれぞれと整合する。原理を適用することを熱慮し
た最良モードを例示する本発明の好ましい実施態様が、
次の説明において延べられ、図面において示され、そし
て特許請求の範囲において詳細かつ明確に指摘及び記載
される。
類似の番号は、図面を通じて類似の部分を参照する。
本発明の締付けリング・アセンブリが、第1図におい
て、静止位置において一般に1で示された空気バネに取
り付けられる。空気バネ1は、それぞれ2と3で一般に
示された端部キャップとピストン部材とから成る軸方向
に間隔をあけた端部部材を含む。ピストン部材3は、カ
ップ形状部材であり、凹状中央部分7を形成された基部
6において、開放内部5を形成する略円錐形成外壁4を
有する。内側に補強コード9を含むエラストマー材料の
可撓性スリーブ8が、本発明の締付けリング・アセンブ
リによって可撓性スリーブの開端部内で、密封して係合
された端部キャップ2とピストン部材3との間に延びて
おり、圧流体室18を形成する。
本発明により、全体を10で示された改良された軸方向
に延びている密封表面は、第2図に特に詳細に示され
た、ピストン部材3の縮小直径の上方端部11において形
成される。密封表面10は、放射状に延びている肩12と湾
曲した角13とによって、ピストン部材の円錐形外壁4に
連結される。上方端部11の開放外側端部は、放射状に延
びている平坦表面14と丸い角15とを有し、略円錐表面17
を介して環状口16と連絡する。
第5図は、本発明に最も近い公知の先行技術の締付け
リングと密封表面配置を示す。締付けリング55は、複数
の小さく一様な環状リブ57を形成された環状密封表面56
の回りに同心に取り付けられる。締付けリング55は、ピ
ストン部材59において形成された放射状に延びている環
状の肩58に隣接して位置する。しかし、この先行技術の
空気バネ構造により、環状のリブ57は、空気シールを与
えるために、スリーブ端部60のエラストマー材料に単に
圧縮され、肩58に対して締付けリングを正確に位置付け
又は維持するための手段がない。締付けリング55は、肩
58に対して位置に保持するために、軸方向に延びている
密封表面56に対して放射状締付け係合によらなければな
らず、そして肩58に対して所定位置に位置付けられるこ
とを保証することは、設置の時点における設置者の能力
による。
さらに本発明により、密封表面10は、環状放射状に延
びている外側突起19及び内側突起20と、中間の放射状外
側に延びている環状の中間突起21とを含む。外側突起19
及び内側20は、好ましくは、軸方向に延びている平坦外
面19及び20Aを有し、中間突起21は、凸状湾曲外面21Aに
おいて終端する。中間突起21は、凸状湾曲外面21Aから
発散する一対の環状材料拡張溝23及び24によって、隣接
する外側突起19及び内側突起20から分離され、拡張溝23
及び24は、可撓性スリーブ8のエラストマー材料の拡張
領域を形成する。
別の放射状内側に延びている溝26は、内側の突起20と
環状の肩12の間に形成され、そして可撓性スリーブ8の
圧縮されたカット端部27を収容しかつ把持するための貯
蔵器を形成し、そしてエラストマー材料の拡張を与え
る。カット端部27の把持は、今までスリーブに非所望の
摩損を生じさせた動的条件下において、スリーブが移動
する時、それが、スリーブの残りの部分に露出され、か
つ接触することを防止する。
好ましくは、溝26よりも小さな軸方向幅と小さな放射
状内側拡張の別の溝が、外側締付け突起19と環状口16の
間の締付け表面10において形成され、エラストマー材料
を把持する時、スリーブにおいてOリング密封効果を与
える。
さらに本発明により、締付けリング・アセンブリは、
全体を32で示された締付けリングを含み、好ましくは、
すえ込み又は縮小直径のアルミニューム、あるいは可撓
性スリーブ8の圧縮を達成するために熱収縮された高強
度プラスチックから形成される。また、締付けリングの
スナップ・オン形式が、使用される。締付けリング32
は、周囲端面35及び36の間に略中心を置かれた内径軸方
向に延びている表面34において、中央凹部を形成され
る。この表面34は、好ましくは、軸方向に延びている外
径表面37と平行であり、内径及び外径表面34及び37は、
丸い角38によって周囲端面35及び36に連結される。
再び第2図を参照すると、締付けリング32の凹部33
は、締付け表面10の中間突起21と半径方向に整合かつ協
同し、可撓性スリーブ8の開端部を収容するために、ピ
ストン表面において締付けリングを位置において整合さ
せる。この位置において、締付けリングの周囲端面35
は、第1図を参照して、下方軸方向において締付けリン
グ32の移動を防止する環状肩12に位置する。これは、特
に、端部キャップ2がピストン部材3に向かって軸方向
に移動する空気バネのはね返り又は収縮位置中重要であ
る。今まで、特にはね返り中の空気バネの軸方向移動
は、締付けリングの移動を生じさせ、結果として、締付
け係合を緩めさせ、スリーブ端部は、流体室の早期故障
又は漏れを生じさせることがあった。
また、第2図に示された如く、外径表面37は、ピスト
ン部材の丸い角13と円錐壁との接合部と略整合し、隣接
表面の間になめらかな連続遷移を与える。この遷移は、
空気バネの動的動作中、隣接表面に沿って移動する時、
可撓性スリーブを損傷させる方向における不意の変化又
は鋭い角又は他の突起を回避し、そしてスリーブ材料
が、移動する連続表面を与え、過度の摩耗を縮小する。
本発明の他の特徴により、環状口16は、第2図におい
て矢印Aによって表現された可撓性スリーブ8の非圧縮
厚よりも小さな距離だけ、締付けリング角38Aから間隔
をあけられ、エラストマー・スリーブ材料において第1
ピンチ領域を与える。外側の環状の突起19は、第2ピン
チ領域を与えるために、締付けリング32の内面34から、
可撓性スリーブ8の厚さよりも小距離の放射状距離40だ
け、間隔をあけられる。同様に、中間の突起21の外面21
Aは、別のピンチ領域を形成するために、可撓性スリー
ブの厚さ41よりも小距離の、凹部33の底部表面33Aから
の放射状距離41に位置する。同様に、突起20の表面20A
は、エラストマー材料を締付け、さらに別のピンチ領域
を形成するために、締付けリングの内側表面34から放射
状距離42に位置する。
内側突起20は、好ましくは、締付けリング32の隣接表
面に対してより堅いつかみ又はピンチを形成するため
に、外側突起19よりも大きな直径を有する。中間突起21
は、締付けリングの凹部33にさらに大きな距離延びてい
くために、外側及び内側突起19及び20よりも大きな距離
を有する。内側突起20によって与えられたより堅いピン
チ領域は、潜在的な漏れ経路に沿って大きな距離位置
し、空気バネのカット端部27に隣接して位置する。ま
た、溝23及び24は、材料が、これらの領域においてエラ
ストマー材料のピンチ又は圧縮によって外側に圧搾され
る時、ピンチ領域の各々に隣接して圧縮されたエラスト
マー材料の移動又は拡張を与え、ピンチ領域において堅
い締付け係合を保証する。
第2図に特に示されたように、本発明の別の特徴によ
り、補強コード9は、整合された締付けリングの凹部33
への中間の突起21の放射状外側拡張により、方向を変化
させられる。これは、締付けリングとピストン部材の締
付け表面との間からスリーブ端部を引き出すためにより
大きな力が必要とされるために、トラップされたスリー
ブ端部とのより堅くかつより安定な締付け係合を与え、
トラップされたエラストマー材料と補強コードが一般直
線整合にあるならば、必要とされる。
好ましい実施態様において、可撓性スリーブ8は、第
2図の矢印Aによって示された如く、約0.120インチ
(約3.05mm)の厚さを有する。ピンチ距離40は、約0.06
0インチ(約1.52mm)であり、ピンチ距離41は、約0.080
インチ(約2.03mm)であり、そしてピンチ距離42は、約
0.048インチ(約1.22mm)である。これらの大きさは、
改良された締付けリング32と締付け表面10との間に非常
に適切な締付け関係を与えることが見いだされ、加圧流
体室18において比較的高い内部流体圧力に耐えることが
可能にシールを与える。
第1図を参照すると、端部キャップ2は、全体を45で
示した外側軸方向に延びている環状密封表面を有する環
状軸方向に延びている本体44を形成される。密封表面45
は、ピストン部材3の締付け表面10に形成されたものに
類似して、一連の軸方向に間隔をあけた溝と突起を形成
され、そしてこのため、あまり詳細に記載されない。さ
らに、締付けリング46は、ピストン部材の締付け締付け
リング32に類似しており、そしてこのため、あまり詳細
に記載されない。端部キャップ2は、外側の環状のフラ
ンジ48を設けられ、その下方縁49は、空気バネが動的動
作を受ける間、ピストン部材3の肩12と同様に、締付け
リング46の軸方向移動を防止する。
締付けリング46と協同した端部部材の密封表面45のい
ろいろな溝と突起の関係は、上記で記載されたものに類
似する。また、締付けリング46の外径表面52は、端部キ
ャップのフランジ48の外側環状表面53に軸方向に整合
し、空気バネがはね返り位置にある時、可撓性スリーブ
8が移動する一般連続表面を与え、鋭い角又は突起を回
避し、そして外径表面37と上記のピストン部材の外壁4
によって与えられたと同様に、整合された表面の間に連
続遷移を与える。
上記の改良された締付けリング・アセンブリに関して
発見された別の特徴は、大形サイズの空気バネにおける
締付け作用の有効性を増大させる能力である。例えば、
約140mmのピストン部材において標準外径を有する空気
バネは、今まで使用された先行技術の締付けリング・ア
センブリで可能であったよりも、より高い内部圧力に耐
えることができることが見いだされた。これらの先行技
術の形式の締付けリングは、なめらかな軸方向に延びて
いる内面を有し、そしてそのような大きなサイズとスタ
イルの空気バネにおいて使用された時、本発明の改良さ
れた締付けリング・アセンブリによって達成された改良
保持力又は不測の結果と対照的に、締付けリングの内面
によって与えられた比較的大きななめらかな表面領域に
より、保持力を減少させた。締付けリングの内面におけ
る凹部と組み合わされピストン部材の締付け表面に形成
されたユニークな締付け突起は、現存する締付けリング
・アセンブリで達成可能と考えられなかった増大保持力
を与えると考えられる。
従って、改良された締付けリング・アセンブリは、簡
略化され、列挙された目的のすべてを達成する有効、安
全、安価、かつ効率的なアセンブリを与え、先行技術の
締付けアセンブリで遭遇した困難を除去し、そして問題
を解決し、技術において新しい結果を獲得する。
前述の説明において、幾つかの用語が、簡単性、明確
性、及び理解性のために使用されたが、そのような用語
は説明目的のために使用され、そして広く解釈されるこ
とを意図されるために、不必要な制限は、先行技術の必
要条件を超えて含意されない。
さらに、本発明の説明と例示は、実施例により行わ
れ、そして本発明の範囲は、示され又は記載された正確
な詳細に制限されない。
今特徴を記載したが、本発明の発見と原理、空気バネ
のための改良されたクランプ・アセンブリが構成かつ使
用される方法、改良アセンブリの特性と、都合良く、新
しくかつ有益な結果が、獲得された。新しくかつ有益な
構造、装置、要素、配置、部品、及び組み合わせが、特
許請求の範囲において記載される。
本発明の主なる特徴及び態様は以下のとおりである。
1. a)支持構造に空気バネを取り付けるためのピスト
ン部材であって、 半径方向外側に延びている肩にて終端する、軸方向に
延びている環状の密封表面を備えたピストン本体を有
し、 該密封表面が、半径方向外側に延びている環状の中間
突起と、一対の半径方向に延びている環状の内側突起及
び外側突起とを有するピストン部材と、 b)内側に補強コードを含むエラストマー材料から形
成され、該ピストン部と該ピストン部材から軸方向に間
隔をあけられた端部キャップとに密封して係合して流体
圧力室を形成する開端部を有する可撓性スリーブと、 c)該ピストン部材の該密封表面の周りに同心に位置
し、可撓性スリーブの一方の端部を締付ける環状の締付
けリングであって、 該ピストン部材の該中間突起と半径方向に整合してい
る中央の凹部を有する軸方向に延びている内側の締付け
表面を有し、該ピストン部材の内側突起及び外側突起の
それぞれと整合して、該ピストン部材に対して締付けリ
ングを所定位置に配置し、気密シールを形成する一対の
隣接表面を有する締付けリングと を具備ことを特徴とする空気バネ。
2. ピストン部材の密封表面の内側突起は、外側突起の
直径よりも大きな直径を有する上記1に記載の空気ば
ね。
3. ピストン部材の密封表面の内側及び外側突起は、概
ね平坦な軸方向に延びている端面において終端する上記
1に記載の空気バネ。
4. 内側及び外側突起の端面は、締付けリングの軸方向
に延びている内面と概ね平行に延びている上記3に記載
の空気バネ。
5. ピストン部材の密封表面の内側突起の平坦端面は、
可撓性スリーブの厚さの2分の1よりも小さく旦つ3分
の1よりも大きな距離だけ、締付けリングの軸方向に延
びている内面から半径方向に間隔をあけられている上記
3に記載の空気バネ。
6. ピストン部材の密封表面の外側突起の平坦端面は、
可撓性スリーブの厚さの約2分の1の距離だけ、締付け
リングの軸方向に延びている内面から半径方向に間隔を
あけられている上記3に記載の空気バネ。
7. ピストン部材の密封表面の中間突起は、概ね凸状断
面構成を有しそして湾曲した外側端部において終端し、
そして中間突起は、環状の凹状溝によって内側及び外側
突起から隔てられている上記1に記載の空気バネ。
8. 中間突起の湾曲した外側端部は、可撓性スリーブの
厚さの約4分の3の距離だけ、凹部の表面から概ね半径
方向に間隔をあけられている上記7に記載の空気バネ。
9. ピストン部材の密封表面は、半径方向に延びている
外側環状口において終端する上記1に記載の空気バネ。
10. 締付けリングの周囲縁表面は、ピストン材料の半
径方向に延びている肩に概ね位置し、空気バネの動作
中、締付けリングの軸方向の移動を減少させる上記1に
記載の空気バネ。
11. ピストン部材の環状肩は湾曲した角によってピス
トン本体において終端し、そして締付けリングはピスト
ン本体の湾曲した角と概ね整合する軸方向に延びている
外側環状表面を有し、空気バネの動作中、可撓性スリー
ブがロールする実質的に連続した表面を与える上記10に
記載の空気バネ。
12. ピストン本体は、空気バネの動作中、可撓性スリ
ーブがロールする湾曲した角に隣接して、概ね円錐構成
を有する上記11に記載の空気バネ。
13. ピストン部材の密封表面の内側突起は、可撓性ス
リーブの開端部において余分のエラストマー材料を収容
するために半径方向内側に延びている貯蔵溝によって環
状肩から隔てられている上記1に記載の空気バネ。
14. 中間突起は半径方向内側に延びている拡張溝によ
って内側及び外側突起から隔てられ、そして貯蔵溝は拡
張溝よりも大きな範囲、半径方向内側に延びている上記
13に記載の空気バネ。
15. ピストン部材の密封表面は環状外側口において終
端し、そして密封溝は、可撓性スリーブにおいてOリン
グ効果を与えるために、該外側口と隣接した拡張溝との
間の密封表面に形成されている上記14に記載の空気バ
ネ。
16. 締付けリングは丸い角を有し、そしてピストン部
材の環状外側口が、ピンチ点を与えるために、可撓性ス
リーブの厚さよりも小さな距離だけ締付けリングの該丸
い角の1つから間隔をあけられている上記15に記載の空
気バネ。
17. 締付けリングは、締付け内側表面に概ね平行に延
びている外側表面と、湾曲した角によって該内側表面及
び外側表面に併合される一対の対向した概ね平行な周囲
端面とを含む上記1に記載の空気バネ。
18. )略軸方向に間隔をあけられた位置に取り付けら
れるようになっている一対の端部部材と、 b)補強コードを含むエラストマー材料から形成さ
れ、該端部部材と密封して係合して加圧流体室を端部部
材の間に形成する開端部を有する可撓性スリーブと、 c)軸方向に延びており、一対の軸方向に間隔をあけ
られた環状の締付け表面と、該締付け表面を超えて半径
方向外側に延びている中間突起とが形成されている該端
部部材の少なくとも1つに形成された環状の密封表面
と、 d)該可撓性スリーブの一方の端部を密封して締浸け
るように、該密封表面に対して同心に位置する締付けリ
ングであって、 該一方の端部部材に対して該締付けリングを所定位置
に配置するように、中間突起と共に作用する凹部が形成
された軸方向に延びている内側の締付け表面を有し、 該突起と該締付けリングの間隔をあけられた締付け表
面と共に、該可撓性スリーブを締付けそして締付けられ
たスリーブ端部において補強コードの移動方向を変化さ
せるように、軸方向に間隔をあけられたピンチ領域を形
成する締付けリングと、 e)該可撓性スリーブの圧縮された端部を把持するよ
うに、該一方の端部部材に形成された略半径方向に延び
ている溝手段と を具備することを特徴とする空気バネ。
19. 前記一方の端部部材の軸方向に間隔をあけられた
締付け表面の一方は、該締付け表面の他方よりも、締付
けリングの軸方向内面から大きな距離だけ半径方向に間
隔をあけられている上記18に記載の空気バネ。
20. 軸方向に間隔をあけられた締付け表面は、環状溝
によって中間突起から隔てられ、該締付け表面によって
締付けられた可撓性スリーブの一部分に対して拡張領域
を与える上記18に記載の空気バネ。
21. 概ね半径方向に延びている表面が、締付けリング
の周囲端部と突き当たる前記一方の端部部材に形成さ
れ、空気バネの動作中、該リングの軸方向の移動を制限
する上記18に記載の空気バネ。
22. 前記一方の端部部材は端部キャップであり、その
軸方向の締付け表面は可撓性スリーブの開端部へと延び
ており、そして該一方の端部部材の半径方向に延びてい
る表面は、該一方の端部部材の密封表面の一部分から間
隔をあけられ旦つ概ね平行に延びている環状保持フラン
ジである上記21に記載の空気バネ。
23. a)略軸方向に間隔をあけられた位置に取り付け
られるようになっている一対の端部部材であって、少な
くとも一方の端部部材には、半径方向外側に延びている
環状の肩が形成されている一対の端部部材と、 b)該端部部材と密封して係合して、該端部部材の間
に該加圧流体室を形成する開端部を有するエラストマー
材料から形成された可撓性スリーブと、 c)該一方の端部部材に形成された軸方向に延び、該
環状肩から軸方向に間隔をあけられた環状突起を有し、
該肩よりも小径の密封表面と、 d)該可撓性スリーブの一方の端部を密封して締付け
るように環状密封表面に対して同心に位置する締付けリ
ングであって、 空気バネの動作中、環状肩に付き当たり、軸方向にお
ける該締付けリングの移動が制限され、 該環状肩及び該一方の端部部材の密封表面に対して該
締付けリングを所定位置に配置するように、密封表面に
おける環状突起と協働する凹部が形成された軸方向に延
びている内側の締付け表面を有する締付けリングと を具備することを特徴とする空気バネ。
24. 概ね半径方向に延びている溝手段が、可撓性スリ
ーブの圧縮された端部をトラップし旦つ隠蔽するため
に、前記一方の端部部材の密封表面に形成されている上
記23に記載の空気バネ。
25. 前記一方の端部部材の密封表面には環状突起の周
りに軸方向に間隔をあけられた一対の環状締付け表面が
形成され、該締付け表面は環状溝によって環状突起から
隔てられ、そして該環状締付け表面の一方は該環状締付
け表面の他方よりも大きな距離を有する上記23に記載の
空気バネ。
26. 締付けリングは、前記一方の端部部材の外側環状
表面と軸方向に整合する環状軸方向に延びている外側表
面を有し、空気バネの動作中、可撓性スリーブがロール
する実質的に連続した外面を与える上記23に記載の空気
バネ。
27. 一対の間隔をあけられた端部部材と、 流体圧力室を規定する該端部部材の各々に形成された
密封表面に密封して締付けられた開端部を有するエラス
トマー材料から作られた可撓性スリーブと、 少なくとも一方の端部部材に該密封表面に隣接して形
成された半径方向に延びている環状肩と、 該一方の端部部材の該密封表面に該可撓性スリーブの
一方の端部を密封して締付け、装置の動作中、環状肩に
突き当たり軸方向の移動が制限される環状の締付けリン
グと、 該締付けリング及び該一方の端部部材の密封表面の一
方に形成され環状突起手段であって、該締付けリングを
該一方の端部部材の環状肩の所定位置に配置するため
に、該締付けリング及び該一方の端部部材を密封表面の
他方に形成された環状溝手段と共に作用する環状突起手
段と を具備することを特徴とする流体圧力装置。
28. 端部部材は端部キャップ及び空気バネのピストン
部材であり、突起手段はピストン部材の密封表面に形成
された半径方向外側に延びている環状凸条突起であり、
締付けリングは軸方向に延びている内側締付け表面を有
し、そして溝手段は、該端部部材の環状肩及び軸方向外
側表面に対して該リングを所定位置に配置するために、
密封表面の凸状環状突起と協働する軸方向に延びている
内側締付け表面に形成された凹部である上記27に記載の
流体圧力装置。
29. ピストン部材の密封表面は、凸状突起の周りに軸
方向に間隔をあけられそして環状材料拡張溝によって隔
てられた一対の環状の概ね平坦な突起を含む上記28に記
載の流体圧力装置。
【図面の簡単な説明】
第1図は、空気バネが静止位置において示され、部分が
切り欠きされた断面における空気バネに組み込まれた改
良締付けリング・アセンブリの正面図。 第2図は、ピストン部材の密封表面に対してエラストマ
ー・スリーブの一方の端部を固定する締付けリング・ア
センブリを示す、非常に拡大された断片的な断面図。 第3図は、本発明の改良された締付けリング・アセンブ
リの締付けリングの頂面図。 第4図は、第3図の線4−4において取られた締付けリ
ングの断面図。 第5図は、公知の先行技術の空気バネの締付けリングの
拡大された断片的な断面図。 1……空気バネ 2……端部キャップ 3、59……ピストン部材 8……可撓性スリーブ 10……締付け面 18……圧力流体室 19、20、21……突起 26……溝 32、55……締付けリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−318335(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16F 9/00 - 9/58

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】a)支持構造に空気バネを取り付けるため
    のピストン部材であって、 半径方向外側に延びている肩にて終端する、軸方向に延
    びている環状の密封表面を備えたピストン本体を有し、 該密封表面が、半径方向外側に延びている環状の中間突
    起と、一対の半径方向に延びている環状の内側突起及び
    外側突起とを有するピストン部材と、 b)内側に補強コードを含むエラストマー材料から形成
    され、該ピストン部と該ピストン部材から軸方向に間隔
    をあけられた端部キャップとに密封して係合して流体圧
    力室を形成する開端部を有する可撓性スリーブと、 c)該ピストン部材の該密封表面の周りに同心に位置
    し、可撓性スリーブの一方の端部を締付ける環状の締付
    けリングであって、 該ピストン部材の該中間突起と半径方向に整合している
    中央の凹部を有する軸方向に延びている内側の締付け表
    面を有し、該ピストン部材の内側突起及び外側突起のそ
    れぞれと整合して、該ピストン部材に対して締付けリン
    グを所定位置に配置し、気密シールを形成する一対の隣
    接表面を有する締付けリングと を具備することを特徴とする空気バネ。
  2. 【請求項2】a)略軸方向に間隔をあけられた位置に取
    り付けられるようになっている一対の端部部材と、 b)補強コードを含むエラストマー材料から形成され、
    該端部部材と密封して係合して加圧流体室を端部部材の
    間に形成する開端部を有する可撓性スリーブと、 c)軸方向に延びており、一対の軸方向に間隔をあけら
    れた環状の締付け表面と、該締付け表面を超えて半径方
    向外側に延びている中間突起とが形成されている該端部
    部材の少なくとも1つに形成された環状の密封表面と、 d)該可撓性スリーブの一方の端部を密封して締付ける
    ように、該密封表面に対して同心に位置する締付けリン
    グであって、 該一方の端部部材に対して該締付けリングを所定位置に
    配置するように、中間突起と共に作用する凹部が形成さ
    れた軸方向に延びている内側の締付け表面を有し、 該突起と該締付けリングの間隔をあけられた締付け表面
    と共に、該可撓性スリーブを締付けそして締付けられた
    スリーブ端部において補強コードの移動方向を変化させ
    るように、軸方向に間隔をあけられたピンチ領域を形成
    する締付けリングと、 e)該可撓性スリーブの圧縮された端部を把持するよう
    に、該一方の端部部材に形成された略半径方向に延びて
    いる溝手段と を具備することを特徴とする空気バネ。
  3. 【請求項3】a)略軸方向に間隔をあけられた位置に取
    り付けられるようになっている一対の端部部材であっ
    て、少なくとも一方の端部部材には、半径方向外側に延
    びている環状の肩が形成されている一対の端部部材と、 b)該端部部材と密封して係合して、該端部部材の間に
    該加圧流体室を形成する開端部を有するエラストマー材
    料から形成された可撓性スリーブと、 c)該一方の端部部材に形成された軸方向に延び、該環
    状肩から軸方向に間隔をあけられた環状突起を有し、該
    肩よりも小径の密封表面と、 d)該可撓性スリーブの一方の端部を密封して締付ける
    ように環状密封表面に対して同心に位置する締付けリン
    グであって、 空気バネの動作中、環状肩に突き当たり、軸方向におけ
    る該締付けリングの移動が制限され、 該環状肩及び該一方の端部部材の密封表面に対して該締
    付けリングを所定位置に配置するように、密封表面にお
    ける環状突起と協働する凹部が形成された軸方向に延び
    ている内側の締付け表面を有する締付けリングと を具備することを特徴とする空気バネ。
  4. 【請求項4】一対の間隔をあけられた端部部材と、 流体圧力室を規定する該端部部材の各々に形成された密
    封表面に密封して締付けられた開端部を有するエラスト
    マー材料から作られた可撓性スリーブと、 少なくとも一方の端部部材に該密封表面に隣接して形成
    された半径方向に延びている環状肩と、 該一方の端部部材の該密封表面に該可撓性スリーブの一
    方の端部を密封して締付け、装置の動作中、環状肩に突
    き当たり軸方向の移動が制限される環状の締付けリング
    と、 該締付けリング及び該一方の端部部材の密封表面の一方
    に形成され環状突起手段であって、該締付けリングを該
    一方の端部部材の環状肩の所定位置に配置するために、
    該締付けリング及び該一方の端部部材の密封表面の他方
    に形成された環状溝手段と共に作用する環状突起手段と
    を具備することを特徴とする流体圧力装置。
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