JP2824289B2 - 油冷式圧縮機の油回収装置 - Google Patents

油冷式圧縮機の油回収装置

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JP2824289B2 JP1233386A JP23338689A JP2824289B2 JP 2824289 B2 JP2824289 B2 JP 2824289B2 JP 1233386 A JP1233386 A JP 1233386A JP 23338689 A JP23338689 A JP 23338689A JP 2824289 B2 JP2824289 B2 JP 2824289B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、油冷式圧縮機の油回収装置に関し、特に詳
しく言えば、圧縮機から吐出される気体中に含まれる油
を分離する油分離装置と、圧縮機の油戻し箇所との間
に、回収配管が設けられている油冷式圧縮機に関するも
のである。
[従来の技術] 従来の油冷式圧縮機は、例えば実開昭62−66288号公
報、実開昭62−72493号公報及び実開昭61−1788093号公
報に記載されているように、圧縮機から吐出された気体
中に含まれている油は油分離装置で分離され、そして分
離された油の回収は、回収元である該油分離装置と回収
先である圧縮機の吸入側或は給油口との間の圧力差によ
り回収配管経由で行われている。このため、圧縮機で圧
縮された吐出された気体(以下代表的に例えば空気とす
る)が必要以上に回収油分と共に圧縮機に戻ることがな
いように、回収配管の途中にオリフィスを設けて、油分
のみを圧縮機へ回収するようにしている。そして、この
オリフィスの口径は、仕様圧力時すなわち定格圧力時に
おいて最適性能を出すように固定的に決められており、
調整機能がないものであった。
[発明が解決しようとする課題] 上記の従来技術においては、定格運転時には格別問題
はないが、圧縮機の吐出圧力が仕様圧力により低い時、
例えば起動時には、分離された油分の回収元である油分
離装置(この部分の圧力は圧縮機の吐出圧力と同等)
と、回収先である圧縮機の吸入側或は給油口附近との圧
力差が小さいため、オリフィスを通って回収される油量
は減少し、油分離装置から先へ吐出される圧縮空気中に
一旦分離された油が再び混入し、油の持去りという現象
が生じる。この持去りは、使用空気量に応じて圧縮機を
オン、オフ制御する場合における再起動時(吐出圧力が
仕様圧力より低くなっている)に多く見られる現象であ
る。
この対策として、オリフィス径を大きくして油の回収
量を増すことも考えられるが、オリフィス径を大きくす
ると、仕様圧力(定格圧力)で運転している時には、回
収配管を通って圧縮機の吸入側へ戻される圧縮空気量が
多くなり、圧縮機の性能低下を生じる。
したがって、本発明は、圧縮機の吐出圧力が仕様圧力
より低いときにも油の回収が充分できると共に、圧縮空
気の一部が圧縮機の吸入側へ妄りに戻ることのない油冷
式圧縮機の油回収装置を提供することを目的としてい
る。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本発明による油冷式圧縮機
の油回収装置は、特許請求の範囲1ないし4の各請求項
に記載されたところを特徴とするものである。
すなわち、各請求項に記載の発明は、いずれも、圧縮
機から吐出される気体に含まれる油を分離する油分離装
置と、圧縮機の油戻し箇所との間に回収配管が設けら
れ、該回収配管には、圧縮機の吐出圧力が仕様圧力より
低く、前記油分離装置と圧縮機の油戻し箇所との圧力差
が小さいときには通路面積が大きくなり、圧縮機の吐出
圧力が仕様圧力に達し、前記圧力差が大きいときには通
路面積が小さくなる自動弁が介装されているという構成
を前提とするものであり、請求項1に係る発明は、前記
の自動弁が、比較的大径の第1のオリフィスを有する弁
箱と、該弁箱内に設けられた比較的小径の第2のオリフ
ィスを有する板バネとからなり、これらの両オリフィス
は相対向するとともに、前記板バネは、圧縮機の吐出圧
力が仕様圧力より低く、油分離装置と圧縮機の油戻し箇
所との圧力差が小さいときには前記弁箱の前記第1のオ
リフィスが穿たれている壁から離間し、圧縮機の吐出圧
力が仕様圧力に達し、前記圧力差が大きいときは該壁に
密接するように設けられていることを特徴とするもので
ある。
同じく、請求項2に係る発明は、前記の自動弁が、比
較的大径の第1のオリフィスを有する弁箱と、該弁箱内
に配された比較的小径の第2のオリフィスを有するフロ
ートとからなり、前記弁箱内にてこれらの両オリフィス
は相対向するとともに、前記フロートは、圧縮機の吐出
圧力が仕様圧力より低く、油分離装置と圧縮機の油戻し
箇所との圧力差が小さいときには前記弁箱の前記第1の
オリフィスが穿たれている壁から離間し、圧縮機の吐出
圧力が仕様圧力に達し、前記圧力差が大きいときは該壁
に密接するように設けられていることを特徴とするもの
である。
同じく、請求項3に係る発明は、前記の自動弁が、中
心部に比較的大径のオリフィスを有するとともに側部に
比較的小径のオリフィスを有する弁座と、該弁座と協働
する弁板とからなり、前記弁板は、圧縮機の吐出圧力が
仕様圧力より低く、油分離装置と圧縮機の油戻し箇所と
の圧力差が小さいときには前記弁座から離間し、圧縮機
の吐出圧力が仕様圧力に達し、前記圧力差が大きいとき
は前記弁座に密接するようにバネ付勢されていることを
特徴とするものである。
同じく、請求項4に係る発明は、前記の自動弁が、シ
リンダと該シリンダ内に設けられているバネ付勢された
ピストンとからなり、前記ピストンは比較的大径のオリ
フィスを軸方向に有するとともに、前記シリンダは比較
的小径の複数個のオリフィスをその軸方向に所定間隔を
おいて有し、前記ピストンは、圧縮機の吐出圧力が仕様
圧力より低く、油分離装置と圧縮機の油戻し箇所との圧
力差が小さいときには前記ピストンのオリフィスと連通
する前記シリンダのオリフィスの数を増し、圧縮機の吐
出圧力が仕様圧力に達し、前記圧力差が大きいときは、
該数を減らすようにシリンダ内に軸方向に摺動自在であ
ることを特徴とするものである。
[作用] 本発明は、上記手段を有するので、圧縮機の吐出圧力
が低いとき、例えば起動時においては、油分離装置と圧
縮機の油戻し箇所との圧力差が小さいので、自動弁の通
路面積は大きくなる。すなわちオリフィスの口径は大き
くなる。したがって、油分離装置で分離された油は、使
用先に送られる圧縮空気に殆んど混入することなく圧縮
機の方への回収配管を通して回収される。
次に定格圧力運転時には上記圧力差は大きくなるの
で、自動弁の通路面積は小さくなる。したがって、圧縮
された空気の一部が回収配管を通って再び圧縮機に戻る
ようなことはない。すなわち圧縮機の性能が低下するよ
うなことはない。そして、このときには自動弁の通路面
積は定格運転時に対応する所定の面積を有するので油の
回収に支障はない。
[実 施 例] 以下、本発明の1実施例を添付図面によって説明す
る。第1図は、油冷式圧縮機として、圧縮空気を作るた
めの油冷式スクリュー圧縮機を使用した実施例を示すシ
ステム図である。図示のシステム全体としては従来のも
のと略同じである。すなわち本システムは、スクリュー
圧縮機2、油分離器3、アフタークーラー4、オイルク
ーラー5、油分離装置であるフィルタ6、吐出調圧弁
7、オイルフィルタ8、空気槽9、制御用圧力スイッチ
10等から成る。
圧縮機2に吸入された空気は圧縮機2により圧縮さ
れ、この圧縮途中に給油口2′から噴射された潤滑油と
ともに油分離器3へ吐出される。ここで一部の油分は油
分離器3の下部に溜り、残りの油分は油分離装置である
フィルタ6で分離される。分離された油分は、回収配管
11に設けられた油回収装置1を通って圧縮機へ回収され
る。油が分離された圧縮空気は吐出調圧弁7を経て、ア
フタークーラー4にて冷却された後、空気槽9へ送出さ
れる。一方、油分離器3の下部に溜まった潤滑油は、オ
イルクーラー5にて冷却され、オイルフィルタ8を経て
再び圧縮機2へ供給される。
油回収装置1は、従来技術では前述した様な固定口径
のオリフィスであったが、本発明実施例では圧力差に依
って通路面積が変る自動弁である。
自動弁としての油回収装置1の1実施例が第2図に示
されている。本装置は、弁箱20と板バネ21とから成って
いる。弁箱20は、回収配管11に介装するために、ネジ22
が形成されている大径腔部23と、同様にネジ24が形成さ
れている小径腔部25とを有し、これらの腔部を連通する
ようにして、比較的大径のオリフィス26が設けられてい
る。
板バネ21は、少なくともオリフィス26の口径より広い
幅を有し、その端部は大径腔部の底壁27に固定され、フ
ィルタ6と圧縮機2の油戻し箇所2″との間の圧力差す
なわち両腔部23,25間に作用する圧力差が小さいとき
は、図示されているように、底壁27から、その一方の端
部が離間するように設けられている。また板バネ21には
定格運転時に最適口径となる比較的小径のオリフィス28
が設けられている。そして、これらのオリフィス26,28
は対向して設けられ、板バネ21が弁箱20の底壁27に密着
するときは、これらのオリフィス26,28は重なって連通
するようになっている。
次に具体的な数値を使用して、上記実施例の作用を説
明する。
圧縮機の仕様圧力を例えば8.5kgf/cm2(g)(gはゲ
ージ圧力の意)、吐出調圧弁7の設定圧力を5kgf/cm
2(g)とすると、圧縮機2がON−OFF制御方式の場合、
空気槽9の圧力は5〜8.5kgf/cm2(g)の間で使用され
る。圧縮機を運転すると、空気槽9の圧力が吐出調圧弁
7の設定圧力より低いときは、圧縮槽2の吐出圧力は吐
出調圧弁7の設定圧力5kgf/cm2(g)で運転される。こ
の時の油回収装置1の前後の圧力差は0.8kgf/cm2(g)
程度であり、この時は油回収装置1の板バネ21は開いて
おり、回収通路すなわちオリフィス26の面積はおよそ9.
4mm2(板バネのリフト1mm、オリフィス26の内径3mmの場
合)である。圧縮機2の定格吐出圧力8.5kgf/cm2(g)
での最適オリフィスであるところのオリフィス28の内径
は0.7mmであり、これに比べ約24倍の通路面積を有して
いる。従って圧力差が0.8kgf/cm2でも分離された油分を
充分回収することができる。
次に圧縮機の吐出圧力が上って来て空気槽9の圧力が
上昇するにつれて、油分離装置6と圧縮機の油戻し箇所
2″との間の圧力差すなわち油回収装置1の前後の圧力
差も上昇し、板バネ21は徐々に閉じて、仕様吐出圧力8.
5kgf/cm2(g)では底壁27に密着し、回収通路は最適オ
リフィス28だけとなって、分離された油分を回収する。
その後、使用空気量が増加し、吐出圧力が下がってくる
と、前記の圧力差も減少し、板バネ21は圧力差に応じて
徐々に開き、油回収量を増加させる働きをする。
また、使用空気量が減少し、吐出圧力が上昇してくる
と、8.5kgf/cm2(g)を越えたとき制御用圧力スイッチ
10が動作して圧縮機を停止させる。停止時は油分離器3
内の圧縮空気を大気へ放出(図示せず)するので、空気
槽9側からの圧縮空気の逆流を防止するため吐出調圧弁
7内に設けられた逆止弁が動作する。停止後、空気槽圧
力が低下してくると、これを前述の圧力スイッチ10にて
検知し、圧縮機は再起動される。この再起動は圧力スイ
ッチ10の設定圧力から始まり、徐々に吐出圧力が上昇し
ていき、前述の油回収作用をくり返す。
油回収装置1すなわち自動弁の他の異なる実施例が第
3図、第4図に夫々示されている。これらの図におい
て、第2図に示す各部分と同様な作用をする部分には同
じ参照符号を付して重複説明は省く。
第3図の実施例は、オリフィス28を有するフロート40
の重力と、油分離装置6と圧縮機の油戻し箇所2″との
間の圧力差との兼ね合いにより、フロート40が上下して
オリフィス26を開き又は閉じることにより回収通路面積
が変わるものである。
第4図に示す実施例においては、弁板41はコイルスプ
リング42,42により弁座43から離間する方向に付勢され
ている。弁座43は、その中心部に比較的大径のオリフィ
ス26を形成しており、側部には小径のオリフィス28とな
る切欠を有する。油分離装置6と圧縮機の油戻し箇所
2″との間の圧力差が小さいときは、第4図(a)に示
すように、弁板41が弁座43からコイルスプリング42,42
の力によって離間し、オリフィス26は開き、通路面積は
大きくなる。上記圧力差が大きくなると、第4図(b)
に示すように弁板41が弁座43に接触し、大径のオリフィ
ス26を閉鎖し、弁座43の側部に設けられている小さい切
欠状のオリフィス28のみが開口し、圧縮空気の圧縮機2
への妄りな戻りを防止する。
更に他の実施例を第5図に示す。この第5図に示す実
施例はシリンダ50と、このシリンダ内に摺動自在に設け
られているピストン51とを具えている。ネジを切った接
続口22,24には回収配管11が接続される。ピストン51
は、比較的大径のオリフィス52を軸内に有し、ピストン
の外周にはピストンリング53,54が設けられている。シ
リンダ50の内面には段部が複数個形成され、ピストン51
と協働するようになっている。
シリンダ50には、その底壁55から離間する方向に所定
の間隔をおいて、比較的小径のオリフィス56,57,58…が
複数個形成され、これらのオリフィスは室59に連通して
いる。
今、油分離装置6と圧縮機の油戻し箇所2″との間の
差圧が小さいときは、第5図(a)に示すように、ピス
トン51はコイルスプリング60により図において右方に押
され、小さなオリフィス56,57…が開口し、通路面積は
大きくなる。上記の圧力差が大きくなると、ピストン51
は差圧に応じて左行し、これらオリフィス56,57,58のう
ち右方のオリフィスから順次閉鎖し、通路面積は小さく
なる。そして圧力差が最も大きくなると、第5図(b)
に示すようにピストンは最も左方に移行し、1個のオリ
フィス56のみが開口し、通路面積は最小となり、圧縮空
気が圧縮機に戻るのに阻止される。
なお、先述の実施例において、圧力差が小さい時の回
収量の設定は、回収通路オリフィスの径、および弁のリ
フトを変えることにより変更でき、また、圧力差による
弁の開閉時期は、弁のバネ定数を変えることにより変更
可能であることは明らかである。
[発明の効果] 本発明によると、以上のように回収配管中に、通路面
積が自動的に変わる自動弁が介装されているので、吐出
圧力が変化しても、分離された油分の回収元と回収先の
圧力差に応じて自動的に油回収量の制御が行なえる。こ
れにより、再起動時、仕様運転時等、どの様な吐出圧力
の状態でも分離した油分の回収が適正にでき、圧縮空気
中への油分の混入を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本発明の実施例を示し、第1図はシステム全体
を示す概念図、第2図、第3図(a),(b)、第4図
(a),(b)、第5図(a),(b)は自動弁のそれ
ぞれ異なる実施例を示す断面図である。 1……自動弁(油回収装置) 2……圧縮機、3……油分離器 6……油分離フィルタ(油分離装置) 11……回収配管、20……弁箱 21……板バネ、40……フロート 41……弁板、43……弁座 50……シリンダ、51……ピストン 26,28,52,56,57,58……オリフィス(通路)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧縮機から吐出される気体に含まれる油を
    分離する油分離装置と、圧縮機の油戻し箇所との間に回
    収配管が設けられ、該回収配管には、圧縮機の吐出圧力
    が仕様圧力より低く、前記油分離装置と圧縮機の油戻し
    箇所との圧力差が小さいときには通路面積が大きくな
    り、圧縮機の吐出圧力が仕様圧力に達し、前記圧力差が
    大きいときには通路面積が小さくなる自動弁が介装され
    ている油冷式圧縮機において、 前記の自動弁が、比較的大径の第1のオリフィスを有す
    る弁箱と、該弁箱内に設けられた比較的小径の第2のオ
    リフィスを有する板バネとからなり、これらの両オリフ
    ィスは相対向するとともに、前記板バネは、圧縮機の吐
    出圧力が仕様圧力より低く、油分離装置と圧縮機の油戻
    し箇所との圧力差が小さいときには前記弁箱の前記第1
    のオリフィスが穿たれている壁から離間し、圧縮機の吐
    出圧力が仕様圧力に達し、前記圧力差が大きいときは該
    壁に密接するように設けられていることを特徴とする油
    冷式圧縮機の油回収装置。
  2. 【請求項2】圧縮機から吐出される気体に含まれる油を
    分離する油分離装置と、圧縮機の油戻し箇所との間に回
    収配管が設けられ、該回収配管には、圧縮機の吐出圧力
    が仕様圧力より低く、前記油分離装置と圧縮機の油戻し
    箇所との圧力差が小さいときには通路面積が大きくな
    り、圧縮機の吐出圧力が仕様圧力に達し、前記圧力差が
    大きいときには通路面積が小さくなる自動弁が介装され
    ている油冷式圧縮機において、 前記の自動弁が、比較的大径の第1のオリフィスを有す
    る弁箱と、該弁箱内に配された比較的小径の第2のオリ
    フィスを有するフロートとからなり、前記弁箱内にてこ
    れらの両オリフィスは相対向するとともに、前記フロー
    トは、圧縮機の吐出圧力が仕様圧力より低く、油分離装
    置と圧縮機の油戻し箇所との圧力差が小さいときには前
    記弁箱の前記第1のオリフィスが穿たれている壁から離
    間し、圧縮機の吐出圧力が仕様圧力に達し、前記圧力差
    が大きいときは該壁に密接するように設けられているこ
    とを特徴とする油冷式圧縮機の油回収装置。
  3. 【請求項3】圧縮機から吐出される気体に含まれる油を
    分離する油分離装置と、圧縮機の油戻し箇所との間に回
    収配管が設けられ、該回収配管には、圧縮機の吐出圧力
    が仕様圧力より低く、前記油分離装置と圧縮機の油戻し
    箇所との圧力差が小さいときには通路面積が大きくな
    り、圧縮機の吐出圧力が仕様圧力に達し、前記圧力差が
    大きいときには通路面積が小さくなる自動弁が介装され
    ている油冷式圧縮機において、 前記の自動弁が、中心部に比較的大径のオリフィスを有
    するとともに側部に比較的小径のオリフィスを有する弁
    座と、該弁座と協働する弁板とからなり、前記弁板は、
    圧縮機の吐出圧力が仕様圧力より低く、油分離装置と圧
    縮機の油戻し箇所との圧力差が小さいときには前記弁座
    から離間し、圧縮機の吐出圧力が仕様圧力に達し、前記
    圧力差が大きいときは前記弁座に密接するようにバネ付
    勢されていることを特徴とする油冷式圧縮機の油回収装
    置。
  4. 【請求項4】圧縮機から吐出される気体に含まれる油を
    分離する油分離装置と、圧縮機の油戻し箇所との間に回
    収配管が設けられ、該回収配管には、圧縮機の吐出圧力
    が仕様圧力より低く、前記油分離装置と圧縮機の油戻し
    箇所との圧力差が小さいときには通路面積が大きくな
    り、圧縮機の吐出圧力が仕様圧力に達し、前記圧力差が
    大きいときには通路面積が小さくなる自動弁が介装され
    ている油冷式圧縮機において、 前記の自動弁が、シリンダと該シリンダ内に設けられて
    いるバネ付勢されたピストンとからなり、前記ピストン
    は比較的大径のオリフィスを軸方向に有するとともに、
    前記シリンダは比較的小径の複数個のオリフィスをその
    軸方向に所定間隔をおいて有し、前記ピストンは、圧縮
    機の吐出圧力が仕様圧力より低く、油分離装置と圧縮機
    の油戻し箇所との圧力差が小さいときには前記ピストン
    のオリフィスと連通する前記シリンダのオリフィスの数
    を増し、圧縮機の吐出圧力が仕様圧力に達し、前記圧力
    差が大きいときは、該数を減らすようにシリンダ内で軸
    方向に摺動自在であることを特徴とする油冷式圧縮機の
    油回収装置。
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