JP2819177B2 - 金属ガスケット用プレス順送型のビード成形型 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、内燃機関のシリンダヘッドとシリンダブロ
ックとの接合面間に介装してボルト締結される金属ガス
ケットのビード成形型に係り、孔抜型と外形抜型間にビ
ード成形型を並設して金属原板の順送りにより孔抜き、
ビード成形及び外径抜きを行うようにした金属ガスケッ
トのプレス順送型におけるビード成形型に関する。

〔従来の技術〕

帯状の金属原板から打抜型を用いてガスケットを作る
には、孔抜きのためのピアス工程、ピアス工程により孔
明けした孔の周辺にシール性を向上するためのビードを
成形するビード工程、及びガスケットの外形を打抜くた
めのブランク工程を必要とする。

従来、これらの工程は、孔抜型、ビード成形型及び外
形抜型の夫々を別々に用意し、ガスケット毎に孔抜きが
終了したら次にはビード成形、次いで外形抜きというよ
うに単発的に各工程を経るようにしていた。

しかしながら、このように単発的に各工程を処理する
方法では、ガスケット毎に少なくとも３工程を必要と
し、効率が悪くコスト高になるという問題点があった。

〔発明が解決しようとする課題〕

近年、このような問題点に鑑み、従来単発的に行われ
ていたものを、孔抜型及び外形抜型を並設し、これに帯
状の金属原板を順送りして工程数を減らすように改善が
なされている。

ところが、この方法によっても、孔抜型及び外形抜型
を順送りとしただけで、ビード成形は別工程で行わなけ
ればならなかった。

本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、
孔抜き、ビード成形及び外形抜きの３工程を順送りで行
うことができるようにした金属ガスケットのプレス順送
型におけるビード成形用型を提供することを目的とす
る。

〔課題を解決するための手段〕 上記した課題を解決するために、本発明の金属ガスケ
ット用プレス順送型のビード成形型は、弾性を有する金
属原板の孔抜型と外形抜型との間にシール部位を囲繞す
るビードを成形するのためのビード成形型を並設して成
る金属ガスケットのプレス順送型において、上下側ホル
ダーに配設されて所要形状のビード及びビード周内平板
部を押圧成形するよう形成された一対の上下側ビード周
内基板と、前記上側ビード周内基板の外周に摺動可能に
添設されたストリッパーと、前記下側ビード周内基板の
外周に密着固定され前記ストリッパーと互いに対向配設
したダイとを備え、前記ストリッパーと前記上側ホルダ
ーとの間には、前記上下側ビード周内基板の圧接時に前
記ストリッパーと前記ダイの各対向面でビード周外平板
部を押圧成形可能とするように高さ調節されたストリッ
パーと、前記ストリッパーを前記ダイ側に付勢する弾性
体とを介装したことを特徴とする。

〔作用〕

上記構成のプレス順送型は、金属原板の順送りにより
金属ガスケットの孔抜きとビード成形と外形抜きとを可
能とするものである。

当該プレス順送型におけるビード成形型において、一
対の上下側ビード周内基板の圧接により、成形すべき所
要形状のビードとビードの周内平板部が押圧成形され
る。

また、上側ビード周内基板の外周に添設されたストリ
ッパーは、下側ビード周内基板の外周に添設されたダイ
と対向配設されると共に、上下側ビード周内基板の圧接
時にこれらストリッパーとダイの各対向面も同時に圧接
されるようストリッパーによる高さ調節がなされるた
め、ストリッパーとダイとの対向面圧によりビードの周
外平板部が押圧形成される。

さらに、ストリッパーが上側ビード周内基板のガイド
をなして該上下側ビード周内基板の各押圧面の位置合わ
せを正確に行う。

また、本発明のプレス順送型において、ストリッパー
がダイに接近する際、該ストリッパーをダイ側に押圧す
る弾性体によりビード周外平板部を押え付けてしわの発
生を阻止することができる。

本発明におけるストリッパーは、上記のように、ビー
ド成形型の一部としてビード周外平板部を押圧成形する
と共に、ビード成形時のしわ押さえとして機能し、また
並設された孔抜型及び外形抜型に対し、孔抜き及び外形
抜きの際の抜きかす除去手段として機能するものであ
る。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説
明する。

第６図は本発明の、孔抜型１と外形抜型２との間にビ
ード成形型３を並設してなるプレス順送型１の雌型押圧
面の平面図であり、これに雄型押圧面が配設される。

図中、符合５は雌型のガイドポストを嵌入するガイド
ブッシュ、2aは雄型のパンチを嵌入するダイである。

第７図は第６図のプレス順送型１により形成される金
属ガスケットＧの斜視図であり、帯状の金属原板10をプ
レス順送型１に順送りすることにより、シリンダー孔2
a、ボルト孔2b等の孔抜き、シリンダー孔2aを包囲する
シール部位へのビード3aの成形、ガスケット外形4aの打
抜きを行い、所要の金属ガスケットＧを得る。

以下に、本発明によるビード成形型の各種実施例を詳
細に示す。

第１図乃至第５図はプレス順送型１の第６図Ａ−Ａ線
に沿うビード成形型周辺の断面を示したものである。な
お、以下の実施例中、同一機能を有する部材には同一の
符合が示してある。

実施例1: 第１図（ａ）は、ステップ状ビードを成形するための
ビード成形型である。

この図に示すビード成形型は、上下側ホルダー14a、1
4bの各々にボルト13a、13bで固着された一対の上下側ビ
ード周内基板11、12と、上側ビード周内基板11の外周に
摺動可能に添設されたストリッパー15と、下側ビード周
内基板12の外周形状に添って密着固定されストリッパー
15の対向配設されたダイ16とを備えてなるものである。
上下側ビード周内基板11、12の各々にはボルト孔19a、1
9bが穿設され、上下側ビード周内基板11、12の取外し時
にボルトを適宜螺入して頭部を持ち上げることにより取
外し作業を容易にすることができる。

ストリッパー15と上側ホルダー14aとの間には、上下
側ビード周内基板11、12の押圧面11a、12bの圧接時にス
トリッパー15とダイ16の押圧面15a、16aを圧接するよう
に高さ調節されたストッパー17が上側ホルダー14aにつ
いてボルト20により着脱可能に取付けられると共に、ス
トリッパー15をダイ16側に弾性的に付勢するバネ18が介
装され、通常の状態ではストリッパー15は仮想線15bま
で押し下げられた状態にある。

これらストリッパー15及びダイ16は、第６図に示す孔
抜型２と外形抜型４との間に並設されたもので、図中20
aはストリッパー15に摺動可能に並設されたシリンダー
等の孔抜用パンチであり、20bはダイ16及びホルダー14b
に穿設された抜落し用孔である。

さらに本実施例においては、ダイ16より下側ビード周
内基板12を低レベルにして、金属ガスケット原板10に形
成すべきビード高さ（10b部の段差幅）に対応した段差1
2bとし、この段差に対応してストッパ17の高さ調節をな
し、上側ビード周内基板11の押圧面外周端縁に沿い所要
ビードのステップ傾斜角に対応した溝幅を有する段差溝
11bを穿設してある。

本実施例装置によりガスケット金属原板に所要のステ
ップ状ビードを形成するには、孔抜型２（第６図示）に
て所要の孔抜きがされた金属原板10を所定の移動量だけ
順送りし、型閉じする。このとき、孔抜型２において
は、金属原板10について新たな孔抜きがなされる。ま
た、ビード成形型３においては、上下側ビード周内基板
11、12間の定位置に孔抜型２にて打抜かれたシリンダー
孔10bが位置決めされる。

ストリッパー15はバネ18で仮想線15b位置、即ち上側
ビード周内基板11の押圧面11aレベルまで付勢するよう
設定し、押圧動作の初期段階では、まずストリッパー15
とダイ16とが金属原板10を圧接挟持すると、ビード周内
平板部10cも上側ビード周内基板11の押圧面11aに圧接
し、以後の押圧動作によりビード10a部位に対し段差溝1
1b幅をもってダイ16の押圧面16aと上側ビード周外基板1
1の押圧面11aとで交互に上下方向の面圧を加え、かくし
てビード10aが徐々に成形される。この際、ストリッパ
ー15はバネ18の弾性力に抗してダイ16に面圧を加えた状
態で押し上げられ、ストリッパー15とダイ16との間に挟
持されたビード周外平板部10dは両押圧面15a、16aから
一定の面圧を受けるため、ビード成形時の歪等によって
該ビード周外平板部10dにしわ等の不整部分が発生しな
い。

次いで、ストリッパー15が押上げられたストリッパー
17に当接すると、上下側ビード周内基板11、12も互いに
圧接し、ビード周外平板部10d及びビード周内平板部10c
が押圧成形される。

第１図（ｂ）に示すものは実施例１の変形例であり、
上記構成の上下側ビード周内基板11、12のボルト13a、1
3bを離脱してこれら基板11、12の取りつけ位置を交換
し、上側ビード周内基板11を下側ホルダー14bに上側ビ
ード周内基板12を上側ホルダー14aに配設して夫々ボル
ト締着すると共に、上側に構成された段差12b及び下側
に構成された段差溝11bが第１図（ａ）で示したものと
同条件となるようにストッパー17の高さを調節して再び
ボルト締着したものである。

このように上下側ビード周内基板11と12の差し替えを
可能とするには、例えば、ダイ16の高さを基準にしてこ
れに所要ビード高さに対応したレベル差となるよう上下
側ビード周内基板12の夫々の高さを設定してストッパー
17の高さ調節をする。

このような構成によれば、段差12b及び段差溝11bは第
１図（ａ）で示したものと反対位置に構成され、第１図
（ａ）図示のビードに対し逆形状のビード成形が可能と
なる。

実施例2: 第２図（ａ）、（ｂ）に示すものは、上下側ビード周
内基板11、12双方の押圧面外周に同形状の段差溝11b、1
2bが設けられ、上下側ビード周内基板11、12と上下側ホ
ルダー14a、14bとの間には高さ調整用のスペーサ21が適
宜介装されたもので、第２図（ｂ）図示のストッパー17
は、第１図（ｂ）と同様、ボルト20により着脱可能とさ
れたものである。

このビード成形型により、第１図（ｂ）と同様、上下
側ビード周内基板11、12の差換えによってステップ状ビ
ード10aのビード方向を逆向きに成形することが可能と
なる。

但し、本実施例が第１図に示すものと相違する点は、
上下側ビード周内基板11、12の高さを共通のものとし、
高さ調節はスペーサ21により行う点にある。こうするこ
とにより、上下側ビード周内基板11、12を同一形状で形
成し上下側ビード周内基板11、12の差換え及びスペーサ
21の高さ調整だけで逆形状のビード成形が可能となる。

実施例3: 第３図（ａ）に示すものは、第１図及び第２図に示す
ものとは異なり、上下側ビード基板11、12の各押圧面外
周ライン（11c、12c位置相当部）を互いに成形すべきビ
ード幅だけ水平方向に違えると共に、上下側ビード周内
基板11、12のいずれにも段差溝11bを設けず、下側ビー
ド基板12とダイ17との高さを成形すべきビード高さだけ
上下方向に違えて段差12cを成し、これに上側ビード周
内基板11とストリッパー15の相対的な高さを対応させる
べく、ストッパー17の高さ調節を行い段差11cをなした
もので、第３図（ｂ）図により逆向き形状のステップ状
ビード形成を可能としている。

この実施例においても、ストリッパー15はバネ18によ
り仮想線15bまで付勢された構成とされ、ストリッパー1
5は上記実施例１と同様の機能をなすが、本実施例にお
いては、実施例１或は２のように上下側ビード基板の差
換えはできないものの段差溝11bを穿設する必要がない
という利点がある。

実施例4: 第４図（ａ）、（ｂ）に示すものは、凸型ビード10e
を形成するビード成形型である。

この凸型ビード成形型においては、上記ステップ状ビ
ード成形型のように段差11bを設ける必要がないから、
押圧成形時のダイ16と下側ビード周内基板12、及びスト
ッパー15と上側ビード周内基板11とは同レベルに設定
し、ストッパー22を上側ビード周内基板11にも連続的に
介装した構成とする。

本実施例においては、上側ビード周内基板11外周にス
トリッパー15と摺動可能に凸隆部材23aを固設し、スト
リッパー15は上記実施例と同様バネ18を介装して押圧面
15aが凸隆部材23aの線端面に一致する仮想線15bまで付
勢させると共に、下側ビード周内基板12外周に凸隆部材
23aに対応した凹溝23bを設けたものである。なお、23と
24は凸隆部材23aとストッパー22との間に介装した高剛
性のスペーサであり、押圧成形時の凸隆部材23aの沈み
防止として機能する。

凹溝23bは、第４図（ａ）図示のものにあっては、下
側ビード周内基板12の押圧面外周端縁に穿設したもので
あるが、第４図（ｂ）図示のものにあっては、下側ビー
ド周内基板12と間隔を開けてダイ16を固設することによ
り所定幅の凹溝23bとしてある。ただし、第４図（ａ）
図示のものにあっては、ダイ16が下側ビード周内基板12
をガイドして成るが、第４図（ｂ）図示のものにおいて
は、このような機能を果たし得ないため、ビード周内基
板12とダイホルダー14bをノックピン25にて位置決めを
堅固に成す構成としてある。

このような本実施例のビード成形型においても、スト
リッパー15はダイ16との面圧によりビード成形時のビー
ド周外平板部10bのしわ発生を防止すると共に、ビード
成形型の一部としてビード周外平板部10dの押圧成形を
成すことができる。

第４図（ｃ）は、上記凸型ビードの逆形状を成形する
ために構成されたビード成形型である。

このビード成形型は、図示のように凸隆部材23aと凹
溝23bとを上下逆位置に設けたもので、凹溝23bは上側ビ
ード周内基板の押圧面外周端縁に、凸隆部材23aは下側
ビード周内基板の外周形状に沿って密着固定させ、これ
にダイ16を添設固定したものであり、上側ビード周内基
板11側に凸隆部材23aの沈み防止用のスペーサを設ける
必要がなく、従って実施例１〜３のようにストッパー17
を上側ビード周内基板11の外周に添設することができ
る。

実施例5: 第５図（ａ）、（ｂ）は、凸型ビード成形型の他の実
施例を示すもので、ビード成形部位周辺の断面を示すも
のである。

これは、第５図に示すように埋込み式の突隆部材を用
いるものではなく、上側ビード周内基板11のビード成形
ラインに沿って凸隆部24aを設け、下側ビード周内基板1
2の対向位置に凹溝24bを穿設したものである。

このような形式のビード成形型においても、上下内周
部基板11、12の厚さをそろえるか、厚さ調整用のスペー
サの併用により逆向き形状の凸型ビードが上下側ビード
周内基板の差換えにより行なえる。

なお、実施例１〜５のビード成形型のいずれにも共通
して、上下側ビード周内基板11、12の押圧面外周端縁に
設けた段差溝11b、24cをその底部ラインがストリッパー
15及びダイ16の押圧面と同等かそれ以下としてある。こ
うすることにより、ガスケット製品に対しストリッパー
15及びダイ16と上下側ビード周内基板11、12の境界の影
響を受けず、良好なビード形状を形成することができ
る。

〔発明の効果〕

以上の説明から、本発明の金属ガスケット用プレス順
送型のビード成形型は次のような効果を奏する。

１）ストリッパーはビード成形型の一部としてビード周
外平板部の押圧成形をなすと共に、ビード成形時のしわ
の発生を抑える機能をなす。

２）上側ビード周内基板の外周形状にストリッパーが添
設された構成とされているため、上側ビード周内基板は
ストリッパーにガイドされ、位置決めをなすことができ
る。従って、孔抜型及び形状抜型の特性、性能を低下す
ることなくビード形成型を並設することができる。

３）ストリッパーが上下側ビード周内基板の外周ライン
に添設備配置され、ビード成形のための凹溝及び凸隆
部、またこれに対向する凹溝が上下側ビード周内基板の
外周ラインに添って設けられたこと、及び上下側ビード
周内基板の押圧面外周端縁に設けた凹溝をその底部ライ
ンがストリッパー及びダイの押圧面と同等かそれ以下と
したことにより、ガスケット製品に対しストリッパーと
上下側ビード周内基板の境界の影響を受けず、良好なビ
ード形状を形成することができる。

４）ストリッパーがビード成形型の一部としてビード周
外平板部の押圧成形をなすことにより、またストッパー
はストリッパー背後の上側ホルダーとの間に介装された
ことにより、ストッパーの面積を最大限に確保でき、型
閉じ時の強度不足がなく、またへたりが生じない。

５）ストリッパーが上側ビード周内基板の外周をガイド
するため、ストリッパーの面形状を対向するダイと同一
のものとすることにより、上下側ビード周内基板が同形
状で形成できるため、該上下側ビード周内基板を上下差
換えるだけで逆形状のビード成形が可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第６図は本発明の金属ガスケット用プレス順送
型のビード成形型の係る図面であり、第１図（ａ）、
（ｂ）はステップ状ビードを成形するためのビード成形
型の部分断面図、第２図（ａ）、（ｂ）は上下側ビード
周内基板を差換え可能としたステップ状ビード成形型の
部分断面図、第３図（ａ）、（ｂ）は凸型ビード成形型
の部分断面図、第４図（ａ）、（ｂ）、（ｃ）は、凸型
ビード成形型の他の実施例を示す部分断面図、第５図
（ａ）、（ｂ）はステップ状ビード成形型の他の実施例
を示す部分断面図、第６図はプレス順送型の雌型押圧面
の平面図、第７図は第６図のプレス順送型により形成さ
れる金属ガスケットの斜視図である。 １……プレス順送型、２……孔抜型 ３……ビード成形型、４……外形抜型 11……上側ビード周内基板 12……下側ビード周内基板 14a……上側ホルダー 14b……下側ホルダー、15……ストリッパー 16……ダイ、17……ストッパー 18……コイルバネ

Claims (6)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】弾性を有する金属原板の孔抜型と外形抜型
   との間にシール部位を囲繞するビードを成形するための
   ビード成形型を並設して成る金属ガスケットのプレス順
   送型において、上下側ホルダーに配設されて所要形状の
   ビード及びビード周内平板部を押圧成形するよう形成さ
   れた一対の上下側ビード周内基板と、前記上側ビード周
   内基板の外周に摺動可能に添設されたストリッパーと、
   前記下側ビード周内基板の外周に密着固定され前記スト
   リッパーと互いに対向配設したダイとを備え、前記スト
   リッパーと前記上側ホルダーとの間には、前記上下側ビ
   ード周内基板の圧接時に前記ストリッパーと前記ダイの
   各対向面でビード周外平板部を押圧成形可能とするよう
   に高さ調節されたストッパーと、前記ストリッパーを前
   記ダイ側に付勢する弾性体とを介装したことを特徴とす
   る金属ガスケット用プレス順送型のビード成形型。
2. 【請求項２】前記ビード成形型にてステップ状ビードを
   成形するために、前記下側ビード周内基板の押圧面と前
   記ダイの押圧面とが所要のステップ高さに対応した段差
   を有することを特徴とする請求項１記載の金属ガスケッ
   ト用プレス順送型のビード成形型。
3. 【請求項３】前記上下側ビード周内基板の各押圧面外周
   にステップ状ビード成形のための段差溝を同一形状で設
   けると共に、前記上下側ビード周内基板の各々を前記上
   下側ホルダーに対して着脱可能とし、前記上下内周部基
   板の厚さをそろえるか、厚さ調整用のスペーサを併用す
   ることにより、前記上下側ビード周内基板の差換えだけ
   で逆向き形状のビード成形が行なえるようにしたことを
   特徴とする請求項２記載の金属ガスケット用プレス順送
   型のビード成形型。
4. 【請求項４】前記ビード成形用型にて凸型ビードを成形
   するために、前記上側ビード周内基板外周に成形すべき
   凸型ビード形状に対応した凸隆部を設け、前記下側ビー
   ド周内基板外周に前記凸隆部に対応した凹溝を設けたこ
   とを特徴とする請求項１記載の金属ガスケット用プレス
   順送型のビード成形型。
5. 【請求項５】前記上側ビード周内基板の押圧面外周に設
   けた凸隆部の外周に段差溝を穿設したことを特徴とする
   請求項４記載の金属ガスケット用プレス順送型のビード
   成形型。
6. 【請求項６】前記上下側ビード周内基板の押圧面外周に
   設けた凹溝をその底部ラインがストリッパー及びダイの
   押圧面と同等かそれ以下としたことを特徴とする請求項
   ３又は４記載の金属ガスケット用プレス順送型のビード
   成形型。