JP2817168B2 - ガラスの清澄装置 - Google Patents
ガラスの清澄装置Info
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- JP2817168B2 JP2817168B2 JP1039427A JP3942789A JP2817168B2 JP 2817168 B2 JP2817168 B2 JP 2817168B2 JP 1039427 A JP1039427 A JP 1039427A JP 3942789 A JP3942789 A JP 3942789A JP 2817168 B2 JP2817168 B2 JP 2817168B2
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B5/00—Melting in furnaces; Furnaces so far as specially adapted for glass manufacture
- C03B5/16—Special features of the melting process; Auxiliary means specially adapted for glass-melting furnaces
- C03B5/225—Refining
- C03B5/2252—Refining under reduced pressure, e.g. with vacuum refiners
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B5/00—Melting in furnaces; Furnaces so far as specially adapted for glass manufacture
- C03B5/16—Special features of the melting process; Auxiliary means specially adapted for glass-melting furnaces
- C03B5/20—Bridges, shoes, throats, or other devices for withholding dirt, foam, or batch
- C03B5/205—Mechanical means for skimming or scraping the melt surface
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
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- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明はガラスの清澄装置に関する。
［従来の技術］ 従来、耐火物、グラファイト、アルミ化合物でガラス
接触面を構成することは特開昭62−23522号公報、米国
特許第3,519,412号により提案されている。気孔率をも
つ耐火物及びセラミックスは減圧下において泡の発生源
となり新たな泡がガラス素地中に侵入してくるという課
題がある。
接触面を構成することは特開昭62−23522号公報、米国
特許第3,519,412号により提案されている。気孔率をも
つ耐火物及びセラミックスは減圧下において泡の発生源
となり新たな泡がガラス素地中に侵入してくるという課
題がある。
また、減圧下において溶融ガラスへの熱供給する方法
としてモリブデン電極を使用した提案が米国特許第3,51
9,412号、同第3.429,684号になされているが、モリブデ
ンは酸素の存在下で酸化物を形成し昇華する。その為、
雰囲気から酸素を遮断する方法がとられており、維持管
理が大変であるという課題がある。
としてモリブデン電極を使用した提案が米国特許第3,51
9,412号、同第3.429,684号になされているが、モリブデ
ンは酸素の存在下で酸化物を形成し昇華する。その為、
雰囲気から酸素を遮断する方法がとられており、維持管
理が大変であるという課題がある。
［発明が解決しようとする課題］ 本発明は従来技術が有していた上記課題を解消し、溶
融ガラス中に新たな泡が侵入したり、酸素を遮断する必
要がなく維持管理の容易なガラスの清澄装置の提供を目
的とする。
融ガラス中に新たな泡が侵入したり、酸素を遮断する必
要がなく維持管理の容易なガラスの清澄装置の提供を目
的とする。
［課題を解決するための手段］ 本発明は減圧下で溶融ガラスの清澄を行なうための清
澄装置であって、少なくとも内面は白金または白金ロジ
ウム合金で構成され内部に溶融ガラスを滞留させて減圧
下で溶融ガラスの清澄を行なう減圧槽と、第１の大気圧
下に保持された溶融ガラス槽と該減圧槽とを連通して、
溶融ガラスを第１の大気圧下に保持された溶融ガラス槽
から該減圧槽に導入する上昇管と、該減圧槽と第２の大
気圧下に保持された溶融ガラス槽とを連通して、溶融ガ
ラスを該減圧槽から第２の大気圧下に保持された溶融ガ
ラス槽へ導出する下降管と、該減圧槽、上昇管及び下降
管を包含して減圧下に保持する減圧室とを備えたことを
特徴とするガラスの清澄装置を提供するものである。
澄装置であって、少なくとも内面は白金または白金ロジ
ウム合金で構成され内部に溶融ガラスを滞留させて減圧
下で溶融ガラスの清澄を行なう減圧槽と、第１の大気圧
下に保持された溶融ガラス槽と該減圧槽とを連通して、
溶融ガラスを第１の大気圧下に保持された溶融ガラス槽
から該減圧槽に導入する上昇管と、該減圧槽と第２の大
気圧下に保持された溶融ガラス槽とを連通して、溶融ガ
ラスを該減圧槽から第２の大気圧下に保持された溶融ガ
ラス槽へ導出する下降管と、該減圧槽、上昇管及び下降
管を包含して減圧下に保持する減圧室とを備えたことを
特徴とするガラスの清澄装置を提供するものである。
本発明において使用されるガラスの組成としてはNa2O
−CaO−SiO2系ガラス、B2O3−SiO2系ガラスを初めて広
範囲のものが使用される。中でもTVのパネルガラス等清
澄が行い難くかつ高度に清澄された品質の要求されるも
のが特に適している。
−CaO−SiO2系ガラス、B2O3−SiO2系ガラスを初めて広
範囲のものが使用される。中でもTVのパネルガラス等清
澄が行い難くかつ高度に清澄された品質の要求されるも
のが特に適している。
本発明においてはガラスとの接触面の構成部材として
白金又は白金−ロジウム合金を使用するものであり、部
材からくる泡を完全に抑制するものである。中でも白金
−ロジウム合金が好ましく、ロジウム５〜20％含有する
白金−ロジウム合金が特に望ましい。その理由はロジウ
ムを含有することにより、部材の機械的強度を向上する
ことができるためである。ロジウム５〜20％含有する白
金−ロジウム合金が好ましいのはロジウム含有量が５％
未満では強度の向上が充分ではなく、20％を越えるとガ
ラスへの着色を生ずる恐れがあるためである。以下本発
明の実施例を図面に従って説明する。
白金又は白金−ロジウム合金を使用するものであり、部
材からくる泡を完全に抑制するものである。中でも白金
−ロジウム合金が好ましく、ロジウム５〜20％含有する
白金−ロジウム合金が特に望ましい。その理由はロジウ
ムを含有することにより、部材の機械的強度を向上する
ことができるためである。ロジウム５〜20％含有する白
金−ロジウム合金が好ましいのはロジウム含有量が５％
未満では強度の向上が充分ではなく、20％を越えるとガ
ラスへの着色を生ずる恐れがあるためである。以下本発
明の実施例を図面に従って説明する。
第１図は本発明の装置の実施例の断面図である。図に
おいて２は減圧室、４は上昇管、５は減圧槽、10は下降
管である。
おいて２は減圧室、４は上昇管、５は減圧槽、10は下降
管である。
図のように溶融ガラス１は左方より減圧室２の下方の
第１の大気圧下に保持された溶融ガラスの槽３に流入す
る。槽３は上昇管４により減圧室２内の減圧槽５に連通
しており、槽３内の溶融ガラスは上昇管を介して減圧槽
に流入する。減圧槽の内面には金属槽６が設けてあり、
この金属槽及び上昇管はロジウム５〜20％含有する白金
−ロジウム合金で構成されており、減圧室内においては
溶融ガラスはかかる合金とのみ接触する。７はヒータで
ありSiC,MoSiなどで構成され減圧槽内の溶融ガラスを目
標とする温度に調整する。その外周面及び上昇管の外周
面には保温材８が設けてあり、更にその外周面はケース
９で覆われている。減圧槽内の圧力は1/20〜1/3気圧に
保持するのが効率的脱泡を行なうために好ましい。ま
た、減圧槽内における溶融ガラスの粘度は102〜103ポイ
ズ、その滞留時間は15〜90分間が好ましい。
第１の大気圧下に保持された溶融ガラスの槽３に流入す
る。槽３は上昇管４により減圧室２内の減圧槽５に連通
しており、槽３内の溶融ガラスは上昇管を介して減圧槽
に流入する。減圧槽の内面には金属槽６が設けてあり、
この金属槽及び上昇管はロジウム５〜20％含有する白金
−ロジウム合金で構成されており、減圧室内においては
溶融ガラスはかかる合金とのみ接触する。７はヒータで
ありSiC,MoSiなどで構成され減圧槽内の溶融ガラスを目
標とする温度に調整する。その外周面及び上昇管の外周
面には保温材８が設けてあり、更にその外周面はケース
９で覆われている。減圧槽内の圧力は1/20〜1/3気圧に
保持するのが効率的脱泡を行なうために好ましい。ま
た、減圧槽内における溶融ガラスの粘度は102〜103ポイ
ズ、その滞留時間は15〜90分間が好ましい。
10は下降管であり脱泡された溶融ガラスは該下降管を
介して第２の大気圧下に保持された溶融ガラスの槽11に
流入し、次いで図面には省略されたが成形温度に調整し
た後、成形される。
介して第２の大気圧下に保持された溶融ガラスの槽11に
流入し、次いで図面には省略されたが成形温度に調整し
た後、成形される。
この下降管も上昇管と同様ロジウム５〜20％含有する
白金−ロジウム合金で構成されている。
白金−ロジウム合金で構成されている。
なお、図面には省略したが上昇管及び下降管も外部電
源に接続され、それ自体、電気抵抗ヒーターと作用しそ
こを通過する溶融ガラスを加熱できるようになってい
る。
源に接続され、それ自体、電気抵抗ヒーターと作用しそ
こを通過する溶融ガラスを加熱できるようになってい
る。
また、ケーシング９と上昇管４及びケーシング９と下
降管10とのシール位置は両管の座屈を防ぐためできるだ
け下方が好ましい。
降管10とのシール位置は両管の座屈を防ぐためできるだ
け下方が好ましい。
［発明の効果］ 本発明によれば減圧脱泡した溶融ガラスへ接触により
新たに生成した気泡が侵入する恐れがなく、また、モリ
ブデンの如く昇華する恐れがないので、設備工程管理が
大巾に簡略される。また、溶融ガラスを減圧下に充分な
時間保持することができるので充分な減圧清澄が行なえ
る。
新たに生成した気泡が侵入する恐れがなく、また、モリ
ブデンの如く昇華する恐れがないので、設備工程管理が
大巾に簡略される。また、溶融ガラスを減圧下に充分な
時間保持することができるので充分な減圧清澄が行なえ
る。
第１図は本発明の装置の実施例の断面図である。 １……溶融ガラス ２……減圧室 ４……上昇管 ５……減圧槽 10……下降管
Claims (1)
- 【請求項１】減圧下で溶融ガラスの清澄を行なうための
清澄装置であって、少なくとも内面は白金または白金ロ
ジウム合金で構成され内部に溶融ガラスを滞留させて減
圧下で溶融ガラスの清澄を行なう減圧槽と、第１の大気
圧下に保持された溶融ガラス槽と該減圧槽とを連通し
て、溶融ガラスを第１の大気圧下に保持された溶融ガラ
ス槽から該減圧槽に導入する上昇管と、該減圧槽と第２
の大気圧下に保持された溶融ガラス槽とを連通して、溶
融ガラスを該減圧槽から第２の大気圧下に保持された溶
融ガラス槽へ導出する下降管と、該減圧槽、上昇管及び
下降管を包含して減圧下に保持する減圧室とを備えたこ
とを特徴とするガラスの清澄装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1039427A JP2817168B2 (ja) | 1989-02-21 | 1989-02-21 | ガラスの清澄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1039427A JP2817168B2 (ja) | 1989-02-21 | 1989-02-21 | ガラスの清澄装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02221129A JPH02221129A (ja) | 1990-09-04 |
| JP2817168B2 true JP2817168B2 (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=12552698
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1039427A Expired - Lifetime JP2817168B2 (ja) | 1989-02-21 | 1989-02-21 | ガラスの清澄装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2817168B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006095522A1 (ja) | 2005-03-08 | 2006-09-14 | Asahi Glass Company, Limited | 強化白金製の中空管と白金製のフランジとの気密接合方法 |
Families Citing this family (22)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3767637B2 (ja) | 1995-08-21 | 2006-04-19 | 旭硝子株式会社 | 高温溶融物用導管の支持構造体 |
| KR100444628B1 (ko) * | 1995-11-21 | 2004-11-03 | 아사히 가라스 가부시키가이샤 | 용융유리의정제방법및장치 |
| US5785726A (en) * | 1996-10-28 | 1998-07-28 | Corning Incorporated | Method of reducing bubbles at the vessel/glass interface in a glass manufacturing system |
| US6119484A (en) * | 1997-10-06 | 2000-09-19 | Asahi Glass Company Ltd. | Vacuum degassing apparatus for molten glass |
| US6405564B1 (en) * | 1997-10-06 | 2002-06-18 | Asahi Glass Company Ltd. | Vacuum degassing apparatus for molten glass |
| JP3785788B2 (ja) * | 1998-02-27 | 2006-06-14 | 旭硝子株式会社 | 溶融ガラスの減圧脱泡装置 |
| JP3882342B2 (ja) | 1998-06-10 | 2007-02-14 | 旭硝子株式会社 | 溶融ガラスの減圧脱泡装置 |
| JP3861459B2 (ja) | 1998-06-19 | 2006-12-20 | 旭硝子株式会社 | 溶融ガラスの減圧脱泡装置 |
| JP3823544B2 (ja) | 1998-06-24 | 2006-09-20 | 旭硝子株式会社 | 溶融ガラスの減圧脱泡装置およびその製作方法 |
| JP3861460B2 (ja) | 1998-06-26 | 2006-12-20 | 旭硝子株式会社 | 溶融ガラスの減圧脱泡方法 |
| JP4110663B2 (ja) * | 1999-04-13 | 2008-07-02 | 旭硝子株式会社 | 溶融ガラス流の減圧脱泡方法 |
| DE50108586D1 (de) | 2000-11-06 | 2006-02-02 | Schott Ag | Verfahren und vorrichtung zur unterdruck-läuterung einer glasschmelze |
| CN100467409C (zh) | 2002-12-27 | 2009-03-11 | 旭硝子株式会社 | 熔融玻璃用导管、熔融玻璃脱泡方法及熔融玻璃脱泡装置 |
| DE10327201B4 (de) * | 2003-06-17 | 2005-12-08 | Schott Ag | Verfahren und Vorrichtung zum Läutern einer Glasschmelze in einer Unterdruck-Läuterkammer |
| JP4581877B2 (ja) * | 2005-07-19 | 2010-11-17 | 旭硝子株式会社 | 減圧脱泡装置の減圧脱泡槽を通電加熱する方法、減圧脱泡装置を通電加熱する方法、およびそれらを用いた減圧脱泡方法、ガラス製造方法、ならびに減圧脱泡装置 |
| US7454925B2 (en) | 2005-12-29 | 2008-11-25 | Corning Incorporated | Method of forming a glass melt |
| JP5067371B2 (ja) | 2006-08-29 | 2012-11-07 | 旭硝子株式会社 | 溶融ガラスの導管構造および該導管構造を用いた減圧脱泡装置 |
| RU2477258C2 (ru) * | 2008-04-07 | 2013-03-10 | Асахи Гласс Компани, Лимитед | Устройство для получения расплава стекла и способ получения расплава стекла, использующий это устройство |
| WO2010104036A1 (ja) | 2009-03-09 | 2010-09-16 | 日東紡績株式会社 | ガラス繊維製造用ガラス溶融装置及びこれを用いたガラス繊維の製造方法 |
| KR20110130437A (ko) | 2009-03-09 | 2011-12-05 | 니토 보세키 가부시기가이샤 | 유리 섬유 제조용 유리 용융 장치, 및 유리 섬유의 제조 방법 |
| CN103038179B (zh) | 2010-08-04 | 2015-05-06 | 旭硝子株式会社 | 熔融玻璃的导管结构和具备该导管结构的减压脱泡装置以及熔融玻璃的减压脱泡方法和玻璃制品的制造方法 |
| CN106865956B (zh) * | 2017-03-21 | 2019-10-15 | 东旭科技集团有限公司 | 用于玻璃熔液的澄清装置和玻璃窑炉 |
-
1989
- 1989-02-21 JP JP1039427A patent/JP2817168B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006095522A1 (ja) | 2005-03-08 | 2006-09-14 | Asahi Glass Company, Limited | 強化白金製の中空管と白金製のフランジとの気密接合方法 |
| US7819303B2 (en) | 2005-03-08 | 2010-10-26 | Asahi Glass Company, Limited | Method for airtightly joining reinforced platinum hollow tube with platinum flange |
| JP4872909B2 (ja) * | 2005-03-08 | 2012-02-08 | 旭硝子株式会社 | 強化白金製の中空管と白金製のフランジとの気密接合方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02221129A (ja) | 1990-09-04 |
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Legal Events
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