JP2815635B2 - 軒天井付建物ユニット - Google Patents

軒天井付建物ユニット

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ユニット式住宅の建物ユニットに係り、特
に軒天井付の建物ユニットに関する。
〔背景技術〕
従来より、建物においては、玄関や窓等の開口部を風
雨や直射日光より守るために軒を設けており、箱型のユ
ニットを用いて構成されるユニット式住宅においても、
開口部を有するユニットの側面に軒を設けていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、従来のユニット式住宅の玄関ユニットは、
その側面に玄関サッシを配置しており、軒もユニット側
面に取付けられていた。
このような軒は、各ユニットに補助的に取付けられる
ものであり、ユニットそのものを構成するものではない
ので、ユニットとは別に製造し、現場で取付ける必要が
あった。
このため、部品点数が多くなって生産コストが増加す
るという問題がある。
また、現場作業が多くなって、施工期間が長くなり工
事費も高くなるという問題もある。
なお、窓等の開口部に軒を設ける場合も同様の問題が
あった。
本発明の目的は、コストを低減できかつ現場作業を軽
減できる軒天井付建物ユニットを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の軒天井付建物ユニットは、四隅に柱が設けら
れて直方体形状とされかつユニット式住宅を構成する建
物ユニットであって、建物ユニットの対向する2つの側
面における両端の柱の間に間に設けられた間柱間に梁を
接続し、この梁を境にしてユニット内を建物内側と建物
外側とに分け、前記間柱が設けられた2つの側面におい
ては下梁を建物内側に配置された2本の柱と間柱との間
に設け、つまり建物外側に設けられた2本の柱と間柱と
の間には下梁を設けず、このユニットの建物外側に配置
された天井部分により軒天井を形成したことを特徴とす
る。
ここで、前記間柱の下端にそれぞれ接続部材を取付
け、この接続部材間に玄関サッシ受梁を接続してもよ
い。
また、接続部材としては、箱型に形成された金物等が
利用できる。
〔作用〕
このような本発明においては、ユニットの対向する側
面の間柱間に梁を接続することにより、つまりユニット
の内部に梁を設けることにより、玄関サッシ、窓サッ
シ、外壁等がユニット内部に配置可能とされる。
このため、1つのユニットが間柱間の梁により建物内
側と建物外側とに分けられ、このユニットの建物外側の
天井部分により建物の軒天井が形成される。
従って、軒をユニットと別個に製造し、取付ける必要
がないので生産コストが低減され、かつ現場作業が容易
となって施工期間が短くなり、工事費も低減され、これ
らにより前記目的が達成される。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図には、本発明に係る軒天井付玄関ユニット1が
示されている。この玄関ユニット1は、4本の柱2,3,4,
5を備えているほか、長辺方向の略中央に間柱6,7を備え
ている。
この柱2,3,4,5間には、上梁8が掛け渡されている。
また、柱4,6と間柱6,7との間には、下梁9が掛け渡され
ている。この下梁9のうち、長辺方向の下梁9間には、
上り框10が取付けられている。
また、間柱6,7の下端には、第2図にも示すように、
接続部材である箱型金物11が取付けられている。一方、
柱2,4および柱3,5の下端には、箱型金物11と同型の高さ
調整部材である箱型金物12および13がそれぞれ着脱自在
に取付可能とされている。
この各箱型金物11,12,13は、通常アンカーボルトが螺
合される柱2,3,4,5および間柱6,7のナット15に、箱型金
物11,12,13内部からボルト16を螺合することで取付けら
れる。
また、各箱型金物11,12,13の下面内側には、ナット15
と同径のナット17が溶接固定され、シース管18を介して
基礎30に固定されるアンカーボルト19が螺合可能とされ
ている。
箱型金物11間には、玄関サッシ受梁20が接続されてい
る。玄関サッシ受梁20は、第3図にも示すように、断面
C字型のチャンネル材21と、このチャンネル材21の両端
に固定された接続板22とで構成される。
この玄関サッシ受梁20は、その下面を箱型金物11の下
面に合わせた状態で各箱型金物11にボルト止めされると
ともに、接続板22上部において間柱6,7に皿テックス23
により取付けられている。
この玄関サッシ受梁20上には、図示しない玄関サッシ
が配置されて玄関サッシ受梁20から柱3,5側が建物内側
とされ、玄関サッシ受梁20から柱2,4側が建物外側とさ
れる。
また、ユニット1の上面には、図示しない天井パネル
が取付けられ、このユニット1上面の建物外側の部分に
より軒天井25が構成される。
次に、このように構成される軒天井付玄関ユニット1
の設置方法について説明する。
まず、工場において、玄関ユニット1を組み立てると
ともに、間柱6,7に箱型金物11を、柱2,3,4,5に箱型金物
12,13をそれぞれ取付ける。
この箱型金物11間に玄関サッシ受梁20を接続し、この
玄関サッシ受梁20上に玄関サッシを配置する。
次に、玄関ユニット1をトラック等に乗せて現場へと
輸送し、その後、第4図に示すように、予め施工された
基礎30上に玄関ユニット1を設置する。
ここで、玄関ユニット1では、上り框10の部分で段差
を付けるため、間柱6,7と柱2,4の下に設けられる基礎31
は、通常の基礎32に比べて箱型金物11の高さ分低くされ
ている。従って、箱型金物11,12は取付けた状態で、箱
型金物13は取り外された状態で、玄関ユニット1は基礎
30上に設置される。
また、玄関サッシ受梁20および上り框10間は、玄関の
たたき26となり、玄関サッシ受梁20から柱2,4側は、建
物外側のポーチ27となる。
このような本実施例によれば、次のような効果があ
る。
すなわち、玄関サッシ受梁20を玄関ユニット1内部に
設けたので、玄関サッシをユニット1内に配置すること
が可能となり、よってユニット1の天井の一部を軒天井
25とすることができる。従って、軒天井25を別個に製造
する必要がなく、また、現場で軒天井25をユニット1に
取付ける必要もないので、生産コストや工事費を低減で
きるとともに、現場作業を軽減でき、施工期間も短縮で
きる。
また、軒天井25は玄関ユニット1の一部であるから十
分な強度を有し、軒天井25上に他のユニットを設置する
こともできるので、スペースを有効に利用できる。
さらに、下梁のない間柱6,7に箱型金物11を取付け、
この箱型金物11間に玄関サッシ受梁20を接続したので、
通常の玄関ユニットに用いられる玄関サッシより大型、
特に背が高い玄関サッシを配置することができるととも
に、上り框10の高さを確保できる。
また、サッシ受梁20は接続板22を介して間柱6,7およ
び接続金物11に接続されているので、その接続を確実か
つ強固なものにできる。
さらに、柱2,4および間柱6,7の下端に箱型金物11,12
を取付けたので、柱2,4および間柱6,7の寸法を長くしな
くとも玄関サッシの取付スペースの高さ寸法を大きくす
ることができる。従って、柱2,4および間柱6,7は、柱3,
5つまり他のユニットの柱と同一のものを用いることが
でき、生産コストをより低減できる。
また、輸送時には、柱3,5の下端に高さ調整用の箱型
金物13を取付けることで、玄関ユニット1を水平状態で
輸送できる。
さらに、箱型金物13は取り外した状態で、箱型金物1
1,12は付けたままの状態で玄関ユニット1を設置してい
るので、高さが異なる基礎31,32上であっても玄関ユニ
ット1を水平状態で容易に設置することができる。
また、箱型金物11,12にアンカーボルト19を付けるこ
とで、通常の基礎32に比べて低くされた基礎31であって
もアンカーボルト19の埋込み寸法を充分確保できて確実
な接合が行え、玄関ユニット1のラーメン構造を強固な
ものにできる。
さらに、玄関サッシ受梁20を接続しているので、工場
において玄関サッシを取付けることができ、現場での作
業を少なく、かつ容易なものにできて施工期間の短縮や
工事費の低減が図れる。
なお、本発明は前記実施例の構成等に限らず、本発明
の目的を達成できる範囲の変形は本発明に含まれるもの
である。
例えば、前記実施例では、玄関ユニット1の短辺方向
に沿って玄関サッシ受梁20を設けていたが、玄関サッシ
受梁20つまり玄関サッシは、長辺方向に沿って設けても
よい。すなわち、本発明においては、玄関ユニット1の
内部に玄関サッシが配置されてユニット1の天井の一部
を軒天井25として利用できればよい。
また、玄関サッシ受梁20の接続位置や箱型金物11,12,
13の高さ寸法は、配置する玄関サッシに応じて適宜設定
すればよい。但し、玄関サッシ受梁20の下面と箱型金物
11の下面とを合わせて接続したほうが、箱型金物11の高
さ寸法を最小限のものにでき、強度の低下およびコスト
の増加をそれぞれ最小限にできるという利点がある。
さらに、箱型金物13は、玄関ユニット1の設置時に取
り外されるため、ボルト等で着脱自在に取付ける必要が
あるが、箱型金物11,12は、玄関ユニット1の設置時に
おいても取り外されないので溶接等で固定してもよい。
また、前記実施例では、間柱6,7に箱型金物11を取付
け、この箱型金物11に玄関サッシ受梁20を取付けていた
が、予め玄関サッシ受梁20に箱型金物11を取付け、この
箱型金物11を間柱6,7に取付けてもよい。
さらに、箱型金物11と玄関サッシ受梁20とを一体に成
形してもよく、要するに本願発明の接続部材とは柱の下
端に取付けられて、玄関サッシを保持する玄関サッシ受
梁20と柱とを接続するものであればよい。
また、接続部材としては、箱型金物11に限らず、断面
C字形の鋼材等を用いてもよく、要するに柱の下端への
取付け、玄関サッシ受梁20の接続、アンカーボルト19の
取付けがそれぞれ可能であればよく、その形状、材質、
寸法は実施にあたって適宜設定すればよい。
さらに、前記実施例では、柱2,4には下梁が取付けら
れていないので、輸送時に仮梁を設けて補強してもよ
い。
また、玄関サッシは、現場で取付けることもできる
が、工場で取付けておくほうが現場作業が容易で作業コ
ストを低減できるという利点がある。
さらに、前記実施例では、間柱6,7間に玄関サッシを
設けていたが、窓サッシや外壁などを設けてもよく、要
するにユニット1内を室内外に区画する部材を設ければ
よい。従って、間柱6,7間に接続される梁も、玄関サッ
シ受梁20に限らず、窓サッシや外壁等を受ける梁でもよ
く、この場合には間柱6,7に直接梁を接続してもよい。
〔発明の効果〕
このような本発明によれば、現場作業を軽減できかつ
低コストで軒天井を設けることができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す分解斜視図、第2図お
よび第3図はそれぞれ前記実施例の要部を示す断面図お
よび斜視図、第4図は玄関ユニットの設置状態を示す断
面図である。 1……軒天井付玄関ユニット、2,3,4,5……柱、6,7……
間柱、8……上梁、9……下梁、10……上り框、11……
接続部材である箱型金物、12,13……高さ調整部材であ
る箱型金物、20……玄関サッシ受梁、25……軒天井、30
……基礎。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】四隅に柱が設けられた直方体形状の建物ユ
    ニットであって、 建物ユニットの対向する2つの側面における両端の柱間
    に間柱を設け、この間柱間に梁を接続し、この梁を境に
    してユニット内を建物内側と建物外側とに分けるととも
    に、前記間柱が設けられた2つの側面においては下梁を
    建物内側に配置された2本の柱と間柱との間に設け、こ
    のユニットの建物外側に配置された天井部分により軒天
    井を形成したことを特徴とする軒天井付建物ユニット。
  2. 【請求項2】請求項1記載の軒天井付建物ユニットにお
    いて、 前記間柱の下端にそれぞれ接続部材を取付け、この接続
    部材間に玄関サッシ受梁を接続したことを特徴とする軒
    天井付建物ユニット。
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