JP2814277B2 - スリッターリワインダー - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、金属箔、紙、プラスチックフィルム等の帯
状シートを原反ロールから巻き戻して複数条に分割し左
右の巻取位置に振り分けて巻き取るスリッターリワイン
ダーに関する。

（従来の技術） 従来、例えばアルミ箔や銅箔のスリッターリワインダ
ーは、第４図に示すように原反ロールの支持装置Ａ、帯
状シートの繰り出し装置Ｂ、スリッターＣ、左右の巻取
装置D,Eが夫々順次水平方向に配置されており、スリッ
ターＣを帯状シートが水平に通過して複数条に分割さ
れ、分割された帯状シートはスリッター部からその先に
ある左右の巻取位置の巻取軸へ夫々交互に振り分けて巻
き取られていた。

（発明が解決しようとする課題） ところが、従来のようにスリッター部、左右の巻取位
置が水平方向に並んでおり、分割帯状シートを左右の巻
取位置へ夫々交互に振り分ける構造では、振り分けた一
方の各分割帯状シートは手前側の巻取位置を通り越して
その後ろにある巻取位置へ夫々送給しなければならな
い。そのために作業性が悪く、スリッター部から分割帯
状シートを各々の巻取位置まで幅方向へズレないように
正確に通す作業は長時間と作業者の多くの労力を必要と
していた。

また、スリッターから左右夫々の巻取軸までの分割帯
状シートの走行長さは、後方にある巻取位置の方が長く
なる。しかし、スリッターから巻取軸までの分割帯状シ
ート走行長さが長くなると巻取中に分割帯状シートがそ
の幅方向へズレる等により巻取不良を生じやすい。また
手前側の巻取位置に振り分けられる分割帯状シートは後
ろ側の巻取位置に振り分けられる分割帯状シートに比べ
短くて済み、その余分な部分は巻取準備時に切断除去さ
れるので無駄が多くなる。

本発明は、分割帯状シートが巻取中にその幅方向へ大
きくズレることがなく高品質の巻取ロールを無駄無く得
ることができ、かつ分割仕様変更、原反ロール交換の際
に、帯状シートの先端を巻取中の走行経路に沿って巻取
軸まで通す準備作業における作業性がよいスリッターリ
ワインダーを提供することを目的としている。

（課題を解決するための手段） そこで本発明は、所定の支持位置にある原反ロールの
斜め上方に設けた、帯状シートの送り出しローラと、上
記送り出しローラの真下に設けられ、上記送り出しロー
ラから垂直または略垂直に下方へ降りる帯状シートを複
数条に分割するスリッターと、該スリッターの斜め下方
にある左右の巻取位置に夫々スリッターから等距離また
は略等距離に設けた巻取軸とを備え、上記スリッター
は、上記送り出しローラを支持するための機枠から独立
し、かつ分割帯状シートの走行経路沿いにシート幅方向
に渡し設けた台上の所定位置と、上記帯状シートの走行
経路の外側にある取り出し位置へシート幅方向に移動で
きる一つの機枠と、該機枠で支持した、上記帯状シート
を切断する複数の刃とを備えることを特徴とする。

（作用） 送り出しローラの真下にスリッターを設け、巻取位置
をさらにその下方に左右に設けたので、スリッターと左
右夫々の巻取軸との分割帯状シート走行経路長さを等し
くすることが容易にでき、かつ分割帯状シートの振り分
け位置及び巻取軸までの走行長さを短くすることができ
る。また分割仕様の変更、原反ローラ交換の際の帯状シ
ートの先端のスリッター部通過、及び分割帯状シート先
端の振り分け作業については、帯状シート及び分割帯状
シートが重力により真下に降りることを利用できる。し
かし、この作業を、単なる原反ロールの交換時に短時間
でできるようにしても、シートの分割数や分割幅を変え
るときは、スリッターでの準備作業が終わるまで帯状シ
ートを通過させることができず、従来のように帯状シー
トの走行経路中でスリッターの刃を交換したりセットし
たりすると作業性が悪く時間がかかるので、結局スリッ
ター部分がスリッターリワインダーの生産性を向上を阻
害する。そこでスリッターを、送り出しローラを支持す
るための機枠から独立し、かつ分割帯状シートの走行経
路沿いにシート幅方向に渡し設けた台上の所定位置と、
上記帯状シートの走行経路の外側にある取り出し位置と
をシート幅方向に移動できる一つの機枠と、該機枠で支
持した、上記帯状シートを切断する複数の刃とを備える
ものにすることにより、複数の刃を、機枠ごとシート走
行経路から取り出すことができ、その交換やセット等の
作業性のよい、帯状シートの走行経路外で行うことがで
きるようになる。

（実施例） 以下、この発明を図示した実施例によって説明する。

第１図および第２図はこの発明の一実施例を示す図面
であって、第１図のように、所定の巻き出し位置にある
図示しない原反ロール支持機構により支持された原反ロ
ール１の斜め上方に送り出しローラ２が設けてある。送
り出しローラ２は被駆動ローラであり、原反ロール１か
ら巻き戻された帯状シート３を下方へと送り出すことが
できる。この実施例によれば送り出しローラ２は圧接ロ
ーラ４と一対となり帯状シート３を挟持して回転できる
ようになっている。圧接ローラ４は送り出しローラ２に
対して圧接、後退可能であり、第１図に鎖線で示す受け
入れ姿勢と、実線で示す送り出し姿勢を取ることができ
る。そして受け入れ姿勢にあるときは送り出しローラ２
から進退して帯状シート３の先端を待ち、帯状シート３
の先端を送り出しローラ２との隙間に受け入れた後、圧
接作動して帯状シート３を送り出しローラ２に押し付け
る。そしてこの状態で送り出しローラ２の回転中心と同
心に旋回して帯状シート送り出し姿勢をとる。

送り出しローラ２の真下にはスリッター５が設けてあ
り、帯状シート３を複数（第２図に示す実施例では12
条）の分割帯状シート６に分割することができる。送り
出しローラ２から送り出された帯状シート３は垂直また
は略垂直に下方へ降り、スリッター５のスリット点に至
るようになっている。

スリッター５は、第２図に示すように帯状シート３を
切断して分割する複数対（図示の実施例では13対）の回
転刃5b、5bと、一つの機枠5aとを備えている。このスリ
ッターの機枠5aは、送り出しローラ２等の両端部に設け
られて送り出しローラ２等を支持するための機枠（図示
せず）から独立しており、複数対の回転刃5b,5bを回転
可能に支持している。そして機枠5aは分割帯状シートの
走行経路沿いに帯状シート幅方向に渡し設けた台７上の
所定位置に固定することができる。また必要に応じ第２
図に鎖線で示すように、案内機構８に案内されて機枠5a
ごと帯状シートの走行経路からその外側にある取り出し
位置へシート幅方向に移動することができ、複数対の回
転刃5b、ｂは、機枠5aごと帯状シートの走行経路からそ
の外側にある取り出し位置へ取り出し可能である。その
ため回転刃5b,5bの交換やセット等を帯状シート３の走
行経路外で行うことができる。なおスリッターはシアー
カッターに限らず例えばスコアカッター等他の公知のも
のを採用し得る。

スリッター５の左斜め下方及び右斜め下方には左右の
巻取位置がある。この左右の巻取位置には夫々スリッタ
ー５から等距離または略等距離に巻取軸9,9が、図示し
ない巻取機構に支持して設けてある。巻取軸９は、この
実施例によれば、被駆動の中心軸の回りに回転可能にか
つ長手方向に並べてはめた複数の巻芯または巻芯支持用
の環の摩擦係合面へ、その中心軸にそれと共に回転する
ように保持した摩擦部材を所要の力で押し付けて係合面
の摩擦力を調節し、所要のトルクを個々の巻芯に伝達す
る構造の、いわゆる各個フリクション巻取軸であり、複
数の分割帯状シートを同時に巻き取ることができるもの
である。

巻取中、帯状シート３は原反ロール１から巻き戻さ
れ、案内ローラ10、11,12を経て送り出しローラ２に至
り、更に送り出しローラ２からスリッター５へと走行す
る。スリッター５へ至った帯状シート３はそれを通過す
る際に複数条の分割帯状シート６に分割され、スリッタ
ー５の下方に設けた一対の送り出し補助ローラ13,13、
更にその下方に設けた一対の振り分け案内ローラ14,14
に至る。左右一対に設けた送り出し補助ローラ13,13は
互いに圧接、離反が可能であり、必要に応じて分割帯状
シート６を挟持して送り出すことができる。送り出しロ
ーラ２から振り分け案内ローラ14,14までの間では、帯
状シート３または分割帯状シート６は垂直、略垂直に走
行し、各分割帯状シート６はここから交互に左右斜め下
方へ大きく振り分けられる。そして振り分けられた分割
帯状シート６は、回転駆動される巻取軸９へ導かれてそ
の外周にはめた巻芯15の周りに巻き取られ、第１図に鎖
線で示すように巻取ロール16と成る。

新たな原反ロール１から帯状シート３を巻き戻してそ
の先端を巻取軸９まで走行経路に沿って通す際、この実
施例によれば、案内ローラ11上方の吸着コンベア17まで
作業者が帯状シート３先端を引き出せば、その後、帯状
シート３の先端は送り出しローラ２まで吸着コンベア1
7,18,19により自動的に走行経路沿いに案内されて搬送
される。

吸着コンベア19まで搬送された帯状シート３の先端が
帯状シート受け入れ姿勢にある圧接ローラ４と送り出し
ローラ２との隙間を通過すると圧接ローラ４は帯状シー
ト送り出し姿勢をとり、帯状シート３の先端は真下へ向
って送り出される。各吸着コンベア17,18,19は帯状シー
ト３の搬送が終わると、帯状シート３の走行に支障のな
いように走行経路から退避する。

送り出しローラ２から送り出された帯状シート３はス
リッター５に至って分割され、複数条の分割帯状シート
６となる。そして分割帯状シート６の先端は真下へ降り
て一対の送り出し補助ローラ13,13間、一対の振り分け
案内ローラ14,14間を通過し、更に振り分け案内ローラ1
4,14の真下に設けた自動振り分け装置20に至ってその案
内板21,21により左右に交互に振り分けられる。自動振
り分け装置20として、例えば特公昭62−45136号公報に
開示されるように可動案内片で分割帯状シート６の先端
をすくい上げる形式等、他の公知の形式を採用してもよ
い。

自動振り分け装置20で振り分けられた分割帯状シート
６の各先端は、自動振り分け装置20の出口付近に待機す
るグリップ装置22により一斉に掴まれる。そしてグリッ
プ装置22を、図示しない移送機構によって振り分け案内
ローラ14と巻取軸９の分割帯状シート走行経路沿いに移
動することにより、第１図のように巻取軸９付近まで一
括して搬送される。そして巻取軸９付近まで搬送された
分割帯状シート６の先端部は、巻き付け切断機構23によ
り巻芯15に自動的に取り付けられる。これで巻取運転を
開始すれば帯状シート３は原反ロール１から繰り出され
てスリッター６で分割され、各分割帯状シート６は夫々
の巻芯15の周りに巻き取られる。なお巻取中、グリップ
装置22及びその移送機構、巻き付け切断機構23は、巻き
取りに支障のない位置へ退避するようになっている。

第３図は本発明の第２実施例を示す。

この実施例においては左右の振り分け案内ローラ14,1
4の下方に夫々揺動腕24,24が配設してある。揺動腕24
は、その上端部の軸25を中心に揺動可能に支持されてい
る。そして分割帯状シート６の走行経路の幅方向（第３
図の紙面に対して垂直方向）両側において一対となって
おり、その下端部にセパレータローラ26、軸25と同心に
案内ローラ27、更に案内ローラ28を支持している。また
揺動腕24には分割帯状シート６の走行経路沿いにグリッ
プ装置22を支持して移送する移送機構が設けてある。移
送機構はこの場合、駆動されて移送方向に循環する例え
ば無端チェーン、ベルトのような無端巻き掛け体30を一
対の揺動腕24に夫々備えており、両側の無端巻き掛け体
30により分割帯状シート６幅方向に平行に伸びるグリッ
プ装置22の両端を支持して所要の位置へ平行移動させる
ことができる。更に、揺動腕24の下端部にはグリップ装
置22により先端を掴んで巻取軸９まで移送した分割帯状
シート６を巻芯15へ粘着剤または両面粘着テープ等を介
して押し付けて接着した後、余分な先端部を切断する巻
き付け切断機構23を支持している。そして揺動腕24、24
は流体圧シリンダ装置等の揺動駆動機構３により揺動す
ることができ、巻取中、巻取ロール16の半径増大に応じ
て揺動してセパレータローラ26を巻取軸9,9から離反さ
せると共に移送機構、巻き付け切断機構23を巻取に支障
が無いよう退避させる。

以上、二つの実施例について説明したが、その実施態
様は設計条件により設計者の公知技術により多様に変化
し得るものである。

例えば、送り出しローラは、圧接ローラと一対になら
ず単独で帯状シートを送り出すもの、中空ローラの内部
を負圧にしてローラ外周に通じる吸着孔に適時吸着作用
を持たせるようにしたものを必要に応じて用いてもよ
い。また送り出しローラは最も高い位置に配置するとは
限らず、その上方に案内ローラを設け、この案内ローラ
により帯状シートの走行経路を下方に変更した後、その
送り出しローラへ受け入れるようにしてもよい。また前
述の実施例では圧接ローラと送り出しローラの間に帯状
シートを受け入れた後、圧接ローラが旋回して帯状シー
ト先端の送り出し方向を下方へ変えていたが、それに代
わる機構として送り出しローラが圧接ローラの周りを旋
回して送り出し方向を下方に向ける機構、または送り出
しローラと圧接ローラが同じ腕に支持され、この腕の旋
回によって両方のローラが旋回して帯状シート受け入れ
姿勢から帯状シート送り出し姿勢に移る機構、更に送り
出しローラ及び圧接ローラが受け入れ姿勢を変えず、送
り出された帯状シートを案内板沿いに下方へ向かわせる
機構が考えられる。あるいは作業者が帯状シートを送り
出しローラ外周に巻き掛けて送り出すようにしてもよ
い。また帯状の材質によっては重力により帯状シートが
自然に真下に向かい、帯状シートの送り出し方向を下方
へ変えるための機構は必要としない場合も有り得る。ま
た送り出しローラと圧接ローラが受け入れ姿勢にあると
き両ローラの間を閉じたままでもよい。また送り出しロ
ーラとスリッターとの間に他のローラを設ける場合も有
り得る。更に送り出しローラへの、原反ロールからの帯
状シートの移送は、帯状シートの先端部を掴んで帯状シ
ートの走行経路沿いに移動するグリップ装置、帯状シー
トを両面より挟持するベルトコンベア等によってもよ
い。

また、両巻取位置での巻取軸は夫々一定位置に支持さ
れるものに限らず、巻取中、巻取ロールの半径増大に応
じて揺動またはスライド運動により互いに反対方向へ移
動可能に支持される場合も有り得る。またスリッターか
ら巻取軸への分割帯状シートの走行経路としては、送り
出し補助ローラが無く、スリッターから直接、振り分け
案内ローラへ至る場合、左右の巻取位置へ向かう振り分
け分割帯状シートを挟持する左右夫々のニップローラを
備える場合等がある。

更に振り分け案内ローラと巻取軸との間に、巻取中、
分割帯状シートを巻き掛けて巻取ロールへ案内すると共
に巻取ロールの外周に接触するタッチローラ、若しくは
巻取ロールと所定の隙間を保つクリアランスローラ、ま
たは巻取ロール端面に接触する鍔を両端に備えたローラ
等を設け、それらを巻取中の巻取ロール半径の増大に応
じて巻取軸から離反させるためにスライド運動するスラ
イド体により支持する場合もある。

また振り分けた分割帯状シートを巻取軸へ導くため
に、グリップ装置とその移送機構の代わりに分割帯状シ
ートを真空吸着しながら搬送する真空吸着コンベア、帯
状シートの両側に配置した循環ベルト間に分割帯状シー
トを入れて搬送する挟持コンベア等を備えてもよい。

また、スリッターは帯状シートを切断して分割する機
能であればレザーを利用したものでもよい。巻取軸も各
個フリクション巻取軸に限らない。またスリッターリワ
インダーは、前述の実施例では原反ロールからそれとほ
ぼ同じ巻取量の複数の巻取ロールを得ることができるも
のであるが一つの原反ールから複数の小巻きロールを得
るものでもよい。

（発明の効果） この発明によれば、スリッターから左右巻取位置の各
巻取軸までの分割帯状シート走行長さを実質的に同じ
に、かつその巻取軸までの走行長さが短い構造にするこ
とができるので、送り出された分割帯状シートがその幅
方向に大きなズレを生じて巻取ロールを不良にする心配
がなく高品質巻取ロールを安定して得ることができる。
また分割帯状シートの振り分け位置までの距離を短くす
ることができるので送り出された分割帯状シートのズレ
による分割帯状シート同志の重なりが自動振り分けを不
確実にするといった心配がない。それ故自動振り分け装
置を適用して安定した自動振り分けを計ることができ
る。また従来の、スリッター部、左右の巻取位置が順
次、水平方向に並んでおり、分割帯状シートをスリッタ
ーから手前側とさらにその後ろ側の巻取位置へ夫々交互
に振り分ける構造のように左右の分割帯状シート走行長
さの差に相当する分が巻取準備時に無駄になることがな
い。

また帯状シート及び分割帯状シート先端が重力により
真下に導かれるので、しかもスリッターでは、帯状シー
トを切断する複数対の刃を、帯状シートの走行経路中か
ら走行経路外の取り出し位置に機枠ごと取り出すことが
でき、この準備作業の作業性が向上するので、分割仕様
の変更、原反ロール交換の際、帯状シート先端を送り出
しローラからスリッターを経て巻取軸まで導き出す作業
の作業性がよく、短時間で作業を済ませることができ
る。また巻取準備作業の自動化を計ることが容易であ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の第１実施例の概略側面図、第２図は
同概略平面図、第３図はこの発明の第２実施例の概略側
面図、第４図は従来のスリッターリワインダーの側面図
である。 １……原反ロール、２……送り出しローラ、３……帯状
シート、５……スリッター、5a……機枠、5b……回転
刃、６……分割帯状シート、８……案内機構、９……巻
取軸、14……振り分け案内ローラ、15……巻芯、16……
巻取ロール

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】所定の支持位置にある原反ロールの斜め上
   方に設けた、帯状シートの送り出しローラと、上記送り
   出しローラの真下に設けられ、上記送り出しローラから
   垂直または略垂直に下方へ降りる帯状シートを複数条に
   分割するスリッターと、該スリッターの斜め下方にある
   左右の巻取位置に夫々スリッターから等距離または略等
   距離に設けた巻取軸とを備え、上記スリッターは、上記
   送り出しローラを支持するための機枠から独立し、かつ
   分割帯状シートの走行経路沿いにシート幅方向に渡し設
   けた台上の所定位置と、上記帯状シートの走行経路の外
   側にある取り出し位置とへシート幅方向に移動できる一
   つの機枠と、該機枠で支持した、上記帯状シートを切断
   する複数の刃とを備えることを特徴とするスリッターリ
   ワインダー。