JP2811583B2 - 遊技店の管理システム - Google Patents

遊技店の管理システム

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JP2811583B2
JP2811583B2 JP1231695A JP23169589A JP2811583B2 JP 2811583 B2 JP2811583 B2 JP 2811583B2 JP 1231695 A JP1231695 A JP 1231695A JP 23169589 A JP23169589 A JP 23169589A JP 2811583 B2 JP2811583 B2 JP 2811583B2
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吉平 新山
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、遊技店内に設けられた複数の遊技機と、該
遊技機から種々の情報を収集して管理する管理装置とか
らなる遊技店の管理システムに関するものである。
〈従来技術〉 例えば、パチンコ機を主たる遊技機として扱うパチン
コ店などの遊技店においては、店内の各パチンコ機に対
するパチンコ球の補給数やアウト球・セーフ球等の回収
球数等の遊技関連情報(遊技機で実際の遊技が行われる
ことにより変化が生ずる種々の情報)を管理装置で収集
し、各遊技機毎の出玉率などを算出し、この情報を各パ
チンコ機の釘調整や遊技店の営業戦略等に用いていた。
すなわち、これらの情報収集によって遊技店の管理・運
営を行っていたのである。
特に、近年の遊技機においては、遊技者が短期間に多
量の賞球を獲得可能な特別遊技状態が発生するものが多
く導入される傾向にあるため、この特別遊技状態に関す
る情報を収集することにより、特別遊技状態の発生頻度
などを遊技店が把握して、遊技機の調整や遊技店の営業
戦略に役立てていた。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、上述した従来の遊技店における管理シ
ステムは、遊技機から伝送される情報や管理装置での処
理内容が各遊技機の売上管理を主体としており、その他
の遊技店管理に対しては、必ずしも効率の良いシステム
とは言えなかった。
特に、遊技店では、心ない遊技者が不正な入賞球を発
生するなどして、不正に賞球を得る行為が行われること
もあり、斯かる不正行為に対する防止策としては、遊技
店の店員等による監視に頼らざるを得ない状況である。
すなわち、このような不正行為が遊技機に対して行わ
れたとしても、その行為を遊技機側で機械的に検出・報
知することは殆ど不可能に近いためである。これは、不
正行為が一定の行動手順に依存したものではなく、不正
の対象とする部位や不正の内容が余りにも多すぎるた
め、それらの全てを遊技機側で検出できるような不正防
止機能を設けるとした場合、遊技機としての採算がとれ
るようなレベルではなくなってしまい、到底現実的とは
言えない。
また、不正行為の一例として、遊技機の遊技盤前面側
に位置してガラスが装着されたガラス枠(いわゆる金
枠)を開放して遊技盤面上の入賞具や入賞装置等へ球を
直接入れるものがあり、このような不正行為に対して
は、金枠の開放状態を検出すれば不正行為を特定できる
かのように思われるが、この金枠は不正行為以外でも営
業時間中に開閉することがあり、金枠の開放状態と不正
行為とを一義的に関連付けることはできないのである。
すなわち、遊技機の遊技盤面上で球止まりが発生した
場合などには、遊技店の店員が金枠の開放を行い、球止
まりした球を取り除くとともに球止まりに対するお詫び
(サービス)として入賞口へ1個または少量の球を入賞
させるようなことが、日常的に行われており、遊技店員
等が行った金枠の開放行為と、不正に行われた金枠の開
放行為とを遊技機側で単純に識別することは到底不可能
なのである。
従って、不正行為に対しては遊技店の店員等による地
道な監視より他に、これといった有効な防止策はなかっ
たのである。
しかし、遊技店の店員は、不正監視だけではなく遊技
機のトラブル処理や特別遊技が発生した遊技者へ球箱を
渡すなどのサービス業務も行うとともに、一店舗で作業
できる人数にも限りがあるため、とても十分な不正監視
が行われているとは言えなかった。
このため、遊技店の営業的な管理だけではなく、不正
行為に対する管理も可能な遊技店の管理システムが望ま
れていた。
〈課題を解決するための手段〉 本発明は上記に鑑み提案されたもので、遊技店内に設
けられた複数の遊技機(例えば、パチンコ機3)と、該
遊技機から種々の情報を収集して管理する管理装置
(6)とからなる遊技店の管理システムにおいて、上記
遊技機は、遊技領域(例えば、遊技部112)を有する遊
技盤(110)の前面側に位置し、当該遊技領域が視認可
能な透明部材を備えて開閉可能に構成された開閉扉(例
えば、金枠134)と、上記開閉扉の所要開放状態を検出
可能な開閉扉状態検出手段(例えば、金枠開放検出器13
3)と、上記開閉扉状態検出手段が開閉扉の所要開放状
態を検出したことを上記管理装置へ送信る開閉扉状態信
号送信手段(例えば、メイン制御装置117)と、当該遊
技機で行われた遊技に関連する遊技稼働情報を管理装置
へ送信する遊技稼働情報送信手段(例えば、ローカル制
御装置118)と、を備え、上記管理装置は、営業中にお
いて、各遊技機の開閉扉状態信号送信手段から送信され
た情報に基づいて、開閉扉の開放状態を各遊技機毎に識
別し、この開閉扉の所要開放状態が識別された各遊技機
の上記遊技稼働情報を異常稼働に係わる特定情報とし
て、通常時の遊技稼働情報と分別して集計する特定情報
分別集計手段(例えば、第1伝送制御装置285,中央処理
装置278,主記憶装置279など)を備え、上記特定情報分
別集計手段により集計した特定情報を各遊技機毎に外部
へ視認可能に出力するようにしたことを特徴とする。
〈作用〉 遊技機の開閉扉の所要開放状態を開閉扉状態検出手段
が検出することにより、開閉扉状態信号送信手段が該状
態の検出を管理装置へ送信し、また、当該遊技機で行わ
れた遊技に関連する遊技稼働情報を遊技稼働情報送信手
段が管理装置へ送信し、これらの情報を各遊技機から受
信した管理装置は、各遊技機が特定状態であるか否かを
識別し、特定状態にある遊技機に対しては、特定情報分
別集計手段が通常時の遊技稼働情報と分別して稼働情報
を集計することで、遊技機の異常稼働に係わる特定情報
を得る。
そして、この分別集計された特定情報が、所定範囲
(適正な範囲である蓋然性の高い範囲)に含まれるか否
かを判定することに基づき、当該遊技機に対する不正行
為等に起因した異常状態が発生していることを判断する
ことが可能になる。
〈実施例〉 以下に本発明の一実施例を、図面に基づき説明する。
本発明に係る遊技システムのシステム概念図を第1図
に示す。
各遊技店内にはカード販売機1、球貸機2、パチンコ
機3、景品球精算機4、景品カード書換更新機5が設置
されている。そして、これらの機器は遊技店内の適宜な
位置に設置した管理装置6と店内伝送路7を介して電気
的に接続され、管理装置6ではこれらの機器を制御する
とともに、売上等を管理している。
上記したカード販売機1や景品カード書換更新機5
は、遊技店内のみではなくタバコ販売店やスーパーマー
ケット、デパート等の販売に設置してもよい。
また、ホール管理センター8では、上記したカード販
売機1で販売する遊技カード9(第2図)、および景品
球精算機4で発行する景品カード10(第20図)を統括し
て管理し、遊技店やデパート等の販売店から店外伝送路
11等を介して、または郵便等の伝送手段により伝送され
てきた売上データに基づき、カード代金等の精算を行な
う。
尚、上記した精算は直接に行なってもよいが、金融機
関等を介して行なうこともできる。
上記した遊技カード9の実施例を第2図に示す。
この遊技カード9は、紙、合成樹脂等からなる薄い板
状であり、表面には長手方向の上部に残高表示部12、発
行表示部13を設け、長手方向の下部に販売金額、有効金
額を表示する金額表示部14、セキュリティデータを記憶
するセキュリティ記憶部15を設けてある。
残高表示部12は、遊技カード9の概ねの残高をパンチ
穴、マーキング等で表示し、遊技カード9の使用者に当
該遊技カード9の残高を知らせるようにしている。
発行表示部13は遊技カード9の二重発行を防止するた
めのもので、カード販売機1でカードを発行する時にパ
ンチ穴、マーキング等により既発行であることを表示す
る。
金額表示部14には遊技カード9の販売金額を表示する
が、遊技カード9にプレミアムを付けて販売する場合に
は、販売金額にプレミアム分を加算した有効金額も合わ
せて表示するようにする。このプレミアムは遊技カード
9の有効金額を実際の販売価格より高くして差額を遊技
者にサービスするもので、例えば、500円カードでは無
し、100円カードでは40円、2000円カードでは100円、30
00円カードでは200円、5000円カードでは400円、10000
円カードでは800円とする。
セキュリティ記憶部15は、遊技カード9の偽造を防止
するために設けたもので、有価データ記憶領域に記憶さ
せたセキュリティデータと同一のデータを光学的手段、
磁気的手段等を用いて記憶し、かつ該データが外観から
は読取られないように隠匿した状態で記憶してある。
また、遊技カード9の表面には、矢印を表示して挿入
方向を示して遊技カードの挿入方向を分り易くしたり、
挿入方向の錯誤を防止するため、遊技カードの先端の一
方の角を予め斜めに切断しておいてもよいし、遊技カー
ドの余白部分には、広告表示部16を設けて広告を表示し
たり、遊技カード9の裏面に取扱説明部17を設けて遊技
カード9の取扱方法を表示してもよい。
遊技カード9の裏面には、長手方向の下部に有価デー
タ記憶領域として磁気データ記憶部18を設け、磁気デー
タ記憶部18の下方には発行番号表示部19と発行年月日表
示部20を設けてある。
磁気データ記憶部18には、遊技カード9の有効金額を
表わす金額データと、遊技カード9の発行金額を表わす
カード種別データと、遊技カード9の偽造を防止するた
めのセキュリティデータを記憶してある。金額データは
遊技カード製造時に遊技カード9の有効金額を記憶し、
球貸機2で遊技カード9が使用されると、使用金額を減
算して再記憶される。カード種別データは製造時に遊技
カード9の発行金額を記憶し、カード販売機1において
遊技カード9を販売する際に金額データとカード種別デ
ータとが一致するかどうかを照合し、遊技カード9の発
行ミスや不正発行を防止している。
セキュリティデータは遊技カード製造時に上記したセ
キュリティ記憶部15に記憶されたデータと同一のデータ
が記憶されており、両データを比較してデータが不一致
の場合には不適正カードとして処理する。
発行番号表示部19には互いに重複しない一連の通し番
号等を表示すれば、盗難カードの摘発が可能であり、ま
たこの番号により抽選を行なうようにすれば、遊技者が
残高のなくなった無効遊技カードを遊技店内に捨てるこ
とがないので、遊技店の美化に貢献できる。
上記した遊技カード9を販売するカード販売機1を第
3図に示す。
このカード販売機1は、箱状体21に開閉可能な前面部
22を設け、前面部22のほぼ中程にカード排出口23…を左
右に並設し、カード排出口23…の上部にはそれぞれカー
ド残量可視窓24…を設け、カード排出口23…の下部には
それぞれカード金額指定スイッチ25…を設け、左側のカ
ード金額指定スイッチ25の下部には遊技カード9の残高
を示す残高表示器26を設け、残高表示器26の下部にはカ
ード挿入口27を開設し、右側のカード金額指定スイッチ
25の下部には投入紙幣の金額を表示する投入金額表示器
28を設け、投入金額表示器28の下部には紙幣投入口29を
開設し、カード挿入口27と紙幣投入口29との間の下方に
紙幣払出口30を開設してある。また、前面部22の上部に
は遊技カード9が販売中であることを示す販売中表示器
31、遊技カード9の販売を中止していることを示す販売
中止表示器32が設けてある。
カード販売機1にカード挿入口27を設けたのは、遊技
者が、自ら保管している遊技カード9の正確な残高を知
りたい場合に利用するためであり、カード挿入口27に遊
技カード9を挿入することにより残高表示器26に残高が
表示されるようになっている。
そして、箱状体21の内部には、前面部22を閉じたとき
に上記カード排出口23…に連通する位置に各々カード発
行装置33を、上記カード挿入口27に連通する位置にカー
ドリーダ34を、上記紙幣投入口29に連通する位置に紙幣
識別装置35を、紙幣払出口30に連通する位置に紙幣払出
器36を各々配置してある。また、カード発行装置列の左
側には遊技カード9に関する処理の制御を行なうメイン
制御装置37を設け、このメイン制御装置37の上部にカー
ド販売機1の伝送アドレスを定義するための台番号設定
器38と販売中止状態を回復させるためのリスタートスイ
ッチ39を設け、カードリーダ34と紙幣払出器36との間に
は遊技カード9に関する以外の処理を制御するローカル
制御装置40を設け、ローカル制御装置40の上部にはロー
カル制御装置40が制御する機器の状態を表示するローカ
ルモニタ表示器41を設け、カードリーダ34の下方には電
源供給装置42を設けてある。
上記した紙幣識別装置35は、遊技者が紙幣投入口29か
ら投入した紙幣を取り入れて該紙幣の真偽を判別すると
ともに、紙幣の種類を判別してローカル制御装置40に信
号を送り、不適当な紙幣と判断した場合には遊技者に返
却する。一方、紙幣識別装置35が適当な紙幣と判断する
とともに、その紙幣の種類を判別すると、ローカル制御
装置40からの信号により投入金額表示器28に当然紙幣の
金額を表示する。例えば、紙幣投入口29に1万円札を投
入すると「10,000円」、5千円札の場合は「5000円」、
千円札の場合は「1,000円」と表示する。この状態で遊
技者がカード金額指定スイッチ25を操作することにより
遊技に供する所望の金額を選択すると、カード販売機1
は選択された金額に対応するカード発行装置33を作動し
て、有価データを記憶した遊技カード9を発行する。
上記したカード発行装置33を第4図に示す。
このカード発行装置33は、遊技カード9を貯留するカ
ードタンク43の下部に横向きU字状のカード搬送路44を
設け、カード搬送路44の奥に向って、カードタンク43か
ら遊技カード9を一枚ずつ取り出すための取出装置45、
発行する遊技カード9の真偽を鑑定するための鑑定装置
46を設け、カード搬送路44の屈曲部に遊技カード9を反
転して搬送する転送装置47を設け、転送装置47からカー
ド排出口48に向って適正カードと不適正カードの搬送路
を切り替える切換装置49、適正カードをカード排出口48
に導出する導出装置50を設けてある。切換装置49にはカ
ード搬送路44から分岐した不適正カード搬送路51を設
け、不適正カード搬送路51に連通する位置に没収タンク
52が設けてある。また、カードタンク43の下部にはカー
ドタンク43内の遊技カード9の有無を検出する第1カー
ドセンサー53が、没収タンク52には没収タンク52内の遊
技カード収納量を検出する第2カードセンサー54が、転
送装置47の下部にはメイン制御装置37からの発行指令に
基づいて遊技カード9の発行を制御する発行制御装置55
が設けてある。カード発行装置33の前面には、カード搬
送路44の出口にカード排出口48が開設してあり、カード
排出口48とカードタンク43の間には、カードタンク43の
遊技カードなし情報や没収タンク52の不適正カード満杯
情報を表示するモニタ表示器56を設けてある。
上記したカード発行装置33は、メイン制御装置37から
のカード発行指令を受けると、カードタンク43から取出
装置45により遊技カード9を一枚ずつ取り出してカード
搬送路44上へ導き、鑑定装置46へ搬送する。鑑定装置46
では、発行する遊技カード9の磁気データ、セキュリテ
ィデータ、発行表示、カード種別データ、カードサイズ
等を読取り、適正カードであるかどうかを鑑定する。適
正カードの条件は、遊技カード9の有効金額を表わす金
額データと遊技カード9の発行金額を表わすカード種別
データとが等しいこと、磁気データ記憶部18のセキュリ
ティデータとセキュリティ記憶部15のセキュリティデー
タとが等しいこと、発行表示部13に既発行を示す発行穴
がないこと、カードサイズが定規寸法であること、遊技
者が選択指定した金額とカード種別データとが等しいこ
となどである。鑑定装置46により鑑定され、カード発行
装置33の奥に向かって搬送されていた遊技カード9は、
転送装置47により搬送方向を変えられ、カード発行装置
33の前面に向かって搬送される。遊技カード9が切換装
置49に達すると、鑑定装置46の鑑定結果により、適正カ
ードは導出装置50へ、不適正カードは没収タンク52へ搬
送される。そして、適正カードは導出装置50によりカー
ド排出口48へ排出される。カードタンク43に遊技カード
9が無くなったことを第1カードセンサー53に検出した
り、没収タンク52が不適正カードで満杯になったことを
第2カードセンサー54が検出すると、モニタ表示器56に
これらを表示する。
上記したカード販売機1の制御装置は第5図に示すよ
うに、遊技カード9に関する制御を行なうメイン制御装
置37と、これ以外の制御を行なうローカル制御装置40か
らなり、両制御装置は電気的に接続されている。
メイン制御装置37には、カード発行装置33の発行制御
装置55、台番号設定器38、カードリーダ34、残高表示器
26、リスタートスイッチ39が電気的に接続されてこれら
を制御するとともに、伝送路用コネクタ端子57を介して
店内伝送路7により管理装置6と連絡している。
また、各発行制御装置55は、それぞれ、取出装置45、
鑑定装置46、転送装置47、切換装置49、導出装置50、モ
ニタ表示器56、第1カードセンサー53、第2カードセン
サー54と電気的に連絡している。
ローカル制御装置40には、紙幣識別装置35、紙幣払出
器36、カード金額指定スイッチ25、販売中表示器31、販
売中止表示器32、ローカルモニタ表示器41、投入金額表
示器28が電気的に接続され、これらを制御している。
また、メイン制御装置37と、ローカル制御装置40との
間では各種の信号が授受される。メイン制御装置37から
ローカル制御装置40へは、カード発行の準備が調ったこ
とを知らせるレディ信号、正規カードの発行が終了した
ことを知らせる発行終了信号が送信され、ローカル制御
装置40からメイン制御装置37へは、遊技カード9の発行
を指令する発行指令信号、発行すべき遊技カード金額を
指定する金額指定信号、ローカル制御装置40で異常が発
生したことを知らせるアラーム信号、異常要因を知らせ
るモニタ信号、紙幣識別装置35で受入た金額を知らせる
受入金額信号、紙幣払出器36から払い出した金額を知ら
せる払出金額信号が送信される。
第6図に示す球貸機2はパチンコ機3とパチンコ機3
との間に配置するもので、箱体58の前面パネル59にカー
ドリーダライタ60のカード挿排口61を設けるとともに、
パイロットランプ62、カード金額表示器63、購入選択ス
イッチ64、球貸口65を設けてある。また、内部にはパチ
ンコ機列上方の球補給樋から分岐した球供給樋66の上部
に供給球検出器67を設け、球供給樋66の下端に球排出装
置68を設け、該球排出装置68の球流下樋69の出口を上記
球貸口65に接続し、遊技カード9に関する制御を行なう
メイン制御装置70と、これ以外の制御を行なうローカル
制御装置71とを設け、このメイン制御装置70を店内伝送
路7を介して管理装置6に接続してある。また、ローカ
ル制御装置71の前面には異常回復を指示するリスタート
スイッチ72が設けてあり、このリスタートスイッチ72
は、前面パネル59に設けた小孔73にピン等を挿入して操
作できるようになっている。
パイロットランプ62は、遊技カード9を受け付けて、
パチンコ球の貸し出しが可能なことを表示し、供給球検
出器67の位置に球がないときや、管理装置6との接続が
確認されないときに消灯し、遊技カード9の受け付けを
停止する。
カード金額表示器63は、受け付けた遊技カード9の残
高を表示する。
購入選択スイッチ64は、購入金額を指定するためのス
イッチで、本実施例においては100円、200円、500円の
スイッチから構成されており、指定金額に相当するパチ
ンコ球が貸し出される。尚、この購入選択スイッチ64を
省略して、1回のカード挿入で予め決められた金額、例
えば200円に相当するパチンコ球を貸し出すようにして
もよい。
上記したカードリーダライタ60は、遊技カード9に記
憶された磁気データの再生および更新、セキュリティデ
ータの読み出し、有価データの残高をマーキングするた
めの装置で、第7図に示すようにカード挿排口74から内
部に向ってカード走行路75を設け、該カード走行路75上
に搬送ベルト76を介して搬送モータ77で駆動する第1搬
送ローラ78、第2搬送ローラ79を設け、第1搬送ローラ
78をカード挿排口74に臨ませ、第1搬送ローラ78のカー
ド挿排口74側に挿入検出センサー80を設け、第1搬送ロ
ーラ78と第2搬送ローラ79の途中にセキュリティ読取り
センサー81、リードライトヘッド82、マーキング装置83
を設け、カード走行路75の終端部近傍に搬送モータ77、
反転位置検出センサー84を設け、搬送モータ77の軸には
搬送モータ77と同時に回転するエンコーダー85を装着
し、該エンコーダー85に位置決めセンサー86を臨ませて
ある。
搬送モータ77は、遊技カード9を搬送するローラを駆
動するための正逆回転可能なモータで、第1搬送ローラ
78、第2搬送ローラ79に搬送ベルト76を介して連結され
ている。
挿入検出センサー80は、遊技カード9の挿入を検出し
て、搬送モータ77を正転駆動するための検出器であっ
て、遊技カード9排出時には、このセンサー位置に遊技
カード9がなくなったときに、搬送モータを停止させ
る。
セキュリティ読取りセンサー81は、遊技カード9のセ
キュリティ記憶部15に隠匿されたデータを読取るための
センサーであって、セキュリティ記憶部15の記憶方法に
応じた、光学センサー、磁気センサー等からなる。
リードライトヘッド82は、遊技カード9の磁気データ
記憶部18に記憶されたデータを読取り、該データを更新
するためのヘッドであり、磁気ヘッド等よりなる。
マーキング装置83は、遊技カード9の残高表示部12へ
残高を表示するための装置で、残高表示方法に応じた、
パンチ穴穿孔器、印刷スタンプ等よりなる。
エンコーダー85は、磁気データ記憶部18のデータの読
取り位置と更新位置、セキュリティデータの読取り位
置、残高表示部12へのマーキング位置等を決定するため
の位置決め信号を生成するための装置であって、スリッ
ト円盤等よりなる。
位置決めセンサー86は、このエンコーダー85の位置決
め信号を検出して、各読取り位置等を決定するセンサー
であって、エンコーダー85がスリット円盤からなる場合
には、スリット開閉状況を光学的に検出してこれをパル
ス列に変換してメイン制御装置70へ送出する。
反転位置検出センサー84は、遊技カード9の停止位
置、搬送モータ77の逆転位置を決定するためのセンサー
で、遊技カード9の先端等を検出して逆転位置を決定す
るためのセンサーである。
上記した球排出装置68は、第8図に示すように、球排
出ソレノイド87の駆動により球供給樋66内に出没して球
の流下を規制する球ストッパ部88と、通過する球を1個
宛検出する球排出センサー89を備えてなる。
上記した球貸機2でパチンコ球を借り出すには、パイ
ロットランプ62の点灯した球貸機2のカード挿排口61へ
遊技カード9を挿入する。そして、遊技カード9に記憶
された有価データの範囲内で所望の借出金額に相当する
購入選択スイッチ64を操作すると、球排出装置68におい
て、球排出ソレノイド87が励磁して球ストッパ部88が球
供給樋66内から退避し、球が球貸口65へ流下する。そし
て、球排出センサー89が、購入選択スイッチ64により選
択した金額に相当する球数を計数すると、球排出ソレノ
イド87が消磁し、球ストッパ部88が球供給樋66内に侵入
して球の流下を阻止する。
したがって、球貸口65には購入選択スイッチ64で選択
した金額に相当する数量の球が流下する。そして、遊戯
者は球貸口65に流下した球を取り出し、遊技に供する。
上記した球貸機2の制御装置は第9図で示すように、
遊技カード9に関する制御を行なうメイン制御装置70
と、これ以外の制御を行なうローカル制御装置71とから
なる。
メイン制御装置70は、演算制御回路90、ROM91、RAM9
2、伝送制御回路93を有するメインCPU94からなり、カー
ドリーダライタ60、台番号設定スイッチ95、リスタート
スイッチ72が接続され、これらを制御するとともに、伝
送制御回路93には、受信データの波型成形、送信データ
信号のドライブ能力を上げるための信号レベルを変換す
るレベル変換回路96、送信信号と受信信号の分離および
結合を図るための分岐回路97を介して、伝送路用コネク
タ端子98が接続され、店内伝送路7により管理装置6と
連絡している。
ローカル制御装置71は、演算制御回路99、ROM100、RA
M101を有するローカルCPU102からなり、ドライバ103を
介してパイロットランプ62、カード金額表示器63、球排
出ソレノイド87が接続されるとともに、レシーバ104を
介して球排出センサー89、供給球検出器67、購入選択ス
イッチ64が接続されている。
また、両制御装置には電源回路105を介して電源が供
給されている。
両制御装置の間では各種の信号が授受され、メイン制
御装置70からローカル制御装置102へは、球貸レート設
定信号、挿入された遊技カード9の残高を知らせるカー
ド金額信号、管理装置6での準備が調ったことを知らせ
るレディ信号が送信され、ローカル制御装置71からメイ
ン制御装置70へは、購入金額信号、球排出装置68等の異
常を知らせるアラーム信号、球の排出が完了したことを
知らせる排出完了信号が送信される。尚、購入選択スイ
ッチ64を設けず、遊技カード9を挿入する毎に、例えば
200円に相当する球を排出するようにしてもよく、この
場合には、購入金額信号は送信されない。
パチンコ機3は、第10図で示すように、額縁状前面枠
106の表面に球供給皿107、打球の発射操作部108などを
有し、前面枠106の窓部109を後方から塞ぐようにして設
けた遊技盤110の表面にはガイドレール111で囲まれた遊
技部112を有し、該遊技部112には無数の障害釘(図示せ
ず)を配置するとともに、可変表示装置113、変動入賞
装置114、始動口115などを設けてある。
また、第11図に示すように、遊技盤110の裏側には賞
球を発出する賞球排出装置116やメイン制御装置117、ロ
ーカル制御装置118などを有する。この賞球排出装置116
は、球補給樋119から球の補給を受けて、打球が入賞し
た場合に賞球を排出するための装置で、賞球の不足を検
出する球不足検出器120を有する。また、メイン制御装
置117は遊技カード9に関する制御を行ない、ローカル
制御装置118はこれ以外の制御を行なう。そして、遊技
部112内に発射された球のうち、セーフ球はセーフ球流
下路121を流下して、セーフ球流下路121下部に設けられ
たセーフ球センサー122により検出され、アウト球はア
ウト球流下路123を流下して、アウト球流下路123下部に
設けられたアウト球センサー124により検出される。そ
の後、両流下路を流下してきた球は回収球流下路125に
集められ、回収球流下路125の下部に設けられた回収球
センサー126により検出される。
第12図に遊技盤110下部に設けた発射部127を示す。
この発射部127は遊技盤110に向って上り傾斜する発射
レール128と、発射レール128の中程に位置する反射型セ
ンサー等よりなる発射センサー129からなる。また、発
射レール128の上端側にはファール球回収部130を設け
て、ファール球を回収する。
したがって、遊技者が発射操作部108を操作すると、
発射レール128上に供給された球は発射杆131(第8図)
により遊技部112内へ弾発される。このとき、弾発球が
遊技部112まで届かずファール球となることがある。そ
して、発射レール128の上端側に設けたファール球回収
部130より上部まで弾発された球は、ファール球回収部1
30により回収される。しかし、ファール球回収部130ま
で至らずに戻り球となったファール球は発射杆131まで
戻ってくる。ここで、発射杆131によって弾発された球
は発射センサー129により検出されるが、上記した場合
は弾発球とファール球が共に発射センサー129によって
検出されることとなる。そこで、発射センサー129によ
る球の検出は、球が遊技部112に向って発射される速度
よりもファール球として戻ってくる速度のほうが遅いこ
とを利用して、発射センサー129からの球検出パルスが
所定時間、例えば3msecより短い場合には発射球とし、3
msecより長い場合にはファオル球として認識する。
また、ファール球回収部130に入った球は、ファール
球回収部130の下部に設けたファール球センサー132によ
り検出される。
前面枠106の窓部109には、第13図で示すように、反射
型センサ等からなる金枠開放検出器133を設けてある。
したがって、金枠134が開放されると、金枠開放検出器1
33がこれを検出し、ローカル制御装置118へ金枠134が開
放されたことを知らせる。
尚、本実施例における発射センサー129および金枠開
放検出器133は反射型センサーを利用したが、これらは
球の通過速度を検出できるもの、または金枠134の開放
を検出できるものであれば、光透過型センサーや近接型
センサー等どのような形式のものでもよい。
パチンコ機3の制御装置は第14図に示すように、遊技
カード9に関する制御を行なうメイン制御装置117と、
これ以外の制御を行なうローカル制御装置118からな
る。
メイン制御装置117は、演算制御回路135、ROM136、RA
M137、伝送制御回路138を有するメインCPU139からな
り、レシーバ140を介して台番号設定器141、球不足検出
器120、金枠開放検出器133、発射センサー129、ファー
ル球センサー132、セーフ球センサー122、回収球センサ
ー126が接続されるとともに、ドライバ142を介してアラ
ーム表示器143、完了表示器144、補給装置145、モータ
開閉回路146が接続され、また、レベル変換回路147、分
岐回路148を介して店内伝送路7により管理装置6と連
絡している。上記したモータ開閉回路146は発射モータ1
49の駆動を制御するための回路で、発射操作部108のタ
ッチ回路150からの信号を受け、発射モータ149を制御す
る。
ローカル制御装置118は、演算制御回路151、ROM152、
RAM153を有するローカルCPU154からなり、レシーバ155
を介して始動スイッチ156、継続スイッチ157、10カウン
トスイッチ158が接続されるとともに、ドライバ159を介
して可変表示装置113、記憶表示器160、変動入賞装置11
4、大当り表示器161が接続され、また、サウンドジェネ
レータ162、増幅回路163を介してスピーカー164が接続
されている。
また、両制御装置へは、電源回路165を介して電源が
供給されている。
上述したパチンコ機3での遊技の結果として獲得した
景品球を、景品球精算機4に投入することにより精算球
数を記録した景品カード10を発行する。
尚、本実施例においては予め定めた一定数以上の球を
精算の対象として、景品カード10に記録している。この
場合、精算の対象とならない余り玉が生じることがあ
る。そこで、この余り玉を、遊技者の選択によりそのま
ま返却するか、あるいは第三者に対する募金としてい
る。
この景品球精算機4は、第15図に示すように、箱型体
166の上面に球受入部167を設け、上面の後側に表示部16
8を立設し、表示部168には精算中表示器169と精算中止
表示器170を並設し、上面の前側を傾斜面として操作部1
71を形成し、操作部171には精算球数表示器172、余り玉
数表示器173、余り玉設定数表示器174を設けるととも
に、景品カード発行スイッチ175、余り玉返却スイッチ1
76、余り玉募金スイッチ177が設けてある。また、箱型
体166の前面には余り玉返却口178、景品カード発行口17
9を設けてある。球受入部167は、底面に開設した球入口
180と箱体上面の開口部181から底面182に向って下り傾
斜する側壁183とからなる。また底面182は側壁183の下
端にあって球入口180へ向って下り傾斜しており、表面
には球を導く複数の導入溝184が設けてあり、球入口180
には球の受入を阻止するためのソレノイド185等で駆動
するシャッター装置186が設けてある。箱型体166の内部
には余り玉返却口178に連通する位置に余り玉返却装置1
87を設け、景品カード発行口179に連通する位置に景品
カード発行装置188を設けてある。また、球受入部167は
第16図に示すように、球入口180を回収樋189の上部に連
結し、回収樋189の上部に球計数器190を設け、回収樋18
9の途中から余り玉貯留部191を分岐させ、この余り玉貯
留部191に余り玉返却装置187を設け、余り玉返却樋192
を通じて余り玉返却口178へ連結している。また、箱型
体166の内部には景品カード10に関する以外の各機器の
制御および管理装置6との交信を制御するローカル制御
装置193が設けてある。
上記した余り玉返却装置187は、第17図に示すよう
に、余り玉排出ソレノイド194の駆動により余り玉返却
樋192内に出没して球の流下を規制する余り玉ストッパ
部195と、通過する球を1個宛検出する余り玉排出セン
サー196を備えてなる。
上記した景品カード発行装置188は、第18図に示すよ
うに、景品カード10を貯留する景品カードタンク197の
下部に横向きU字状の景品カード搬送路198を設け、景
品カード搬送路198の奥に向って、景品カードタンク197
から景品カード10を一枚ずつ取り出すための取出装置19
9、発行する景品カード10の読み書きを行なうカードリ
ーダライタ200を設け、景品カード搬送路198の屈曲部に
景品カード10を反転して搬送する転送装置201を設け、
転送装置201から景品カード発行口202に向って景品カー
ド10に印字を行なう印字装置203、適正景品カードと不
適正景品カードの搬送路を切り替える切換装置204、適
正景品カードを景品カード発行口202に導出する導出装
置205を設けてある。切換装置204には景品カード搬送路
198から分岐した不適正景品カード搬送路206を設け、不
適正景品カード搬送路206に連通する位置に没収タンク2
07が設けてある。また、景品カードタンク197の下部に
は景品カードタンク197内の景品カード10の有無を検出
する第1景品カードセンサー208が、没収タンク207には
没収タンク207内の景品カード収納量を検出する第2景
品カードセンサー209が、転送装置201の下部には景品カ
ード10の発行を制御するメイン制御装置210が設けてあ
る。景品カード発行装置188の前面には、景品カード搬
送路198の出口に景品カード発行口202が開設してあり、
景品カード発行口202と景品カードタンク197の間には、
景品カードタンク197の景品カードなし情報や没収タン
ク207の景品カード満杯情報を表示するモニタ表示器21
1、異常回復を指示するためのリスタートスイッチ212を
設けてある。
上記した景品カード発行装置188は、メイン制御装置2
10からの景品カード発行指令を受けると、景品カードタ
ンク197から取出装置199により景品カード10を一枚ずつ
取り出して景品カード搬送路198上へ導き、カードリー
ダライタ200へ搬送する。カードリーダライタ200では、
発行する景品カード10のセキュリティデータ読み出し、
磁気データの記録および再生を行なう。カードリーダラ
イタ200により磁気記憶された景品カード10は転送装置2
01により搬送方向を変えられ、景品カード発行装置188
の前面に向かって搬送される。そして、印字装置203に
より景品カード表面に精算球数、精算日、発行店舗コー
ドが印字される。景品カード10が切換装置204に達する
と、適正景品カードは導出装置205へ、不適正景品カー
ドは没収タンク207へ搬送される。そして、適正景品カ
ードは導出装置205により景品カード発行口202へ排出さ
れる。景品カードタンク197に景品カード10が無くなっ
たことを第1景品カードセンサー208が検出したり、没
収タンク207が不適正景品カードで満杯になったことを
第2景品カードセンサー209が検出すると、モニタ表示
器211にこれらを表示する。
上記した景品球精算機4の制御装置は、第19図に示す
ように、景品カード10に関する制御を行なうメイン制御
装置210と、これ以外の制御を行なうローカル制御装置1
93とからなる。
メイン制御装置210は、演算制御回路213、ROM214、RA
M215、伝送制御回路216を有するメインCPU217からな
り、ドライバ218およびレシーバ219を介して、取出装置
199、カードリーダライタ200、転送装置201、印字装置2
03、切換装置204、導出装置205、モニタ表示器211、第
1カードセンサー208、第2カードセンサー209、台番号
設定器220、リスタートスイッチ212と接続されるととも
に、レベル変換回路221、分岐回路222を介して店内伝送
路7により管理装置6と連絡している。
ローカル制御装置193は、演算制御回路223、ROM224、
RAM225を有するローカルCPU226からなり、レシーバ227
を介して球計数器190、余り玉返却スイッチ176、余り玉
募金スイッチ177、景品カード発行スイッチ175、余り玉
排出センサー196が接続されるとともに、ドライバ228を
介して精算球数表示器172、余り玉数表示器173、余り玉
設定数表示器174、精算中表示器169、精算中止表示器17
0、シャッタ装置186、余り玉排出ソレノイド185が接続
されている。
上記した景品カード発行装置188で発行する景品カー
ド10は第20図で示すように、紙、合成樹脂等からなる薄
い板状であり、表面には残球数表示部229、印字領域部2
30、磁気データ記憶部231、セキュリティ記憶部232を設
けてある。
残球数表示部229は、景品カード10の概ねの残球数を
パンチ穴、マーキング等で表示し、景品カード使用者に
当該景品カード10の残球数を知らせるようにしている。
印字領域部230には、景品カード10に記憶した精算球
数、精算年月日、発行店舗コードを印字してある。
磁気データ記憶部231には、精算球数、発行熱月日、
発行店舗コード、セキュリティデータ記憶部232と同一
のセキュリティデータが記憶しある。
セキュリティ記憶部232は、景品カード10の偽造を防
止するために設けたもので、磁気データ記憶部231に記
憶したセキュリティデータと同一のデータを光学的手
段、磁気的手段等を用いて記憶し、かつ該データが外観
からは読取られないように隠匿した状態で記憶してあ
る。
また、景品カード10の表面には、矢印を表示して挿入
方向を示して景品カード10の挿入方向を分り易くした
り、挿入方向の錯誤を防止するため、景品カード10の先
端の一方の角を予め斜めに切断しておいてもよいし、景
品カード10の余白部分には、広告表示部を設けて広告を
表示したり、取扱説明部を設けて景品カードの取扱方法
を表示してもよい。
上記した景品カード10を所持する遊技者は、景品カー
ド書換更新機5の設置された販売店等で、景品カード10
に記憶された精算球数に相当する金額の範囲内で景品と
交換をすることができる。
この景品カード書換更新機5は第21図に示すように、
箱体233の上面に設けた操作部234と、箱体233の後部に
立設した表示部235と、箱体233の前面に設けた景品カー
ド挿入口236と、バーコードが付された商品のバーコー
ドを読み取るためのバーコード読み取り装置237とから
なる。
操作部234には表面の右側にテンキーからなる商品金
額入力スイッチ238と、金額の入力終了を後述する制御
装置239に指示するための金額確定スイッチ240とを設
け、該商品金額入力スイッチ238の上方には景品カード
書換更新機5に異常が発生した場合に、係員による異常
の回復を制御装置239に知らせるためのリスタートスイ
ッチ241と、景品カード10に記憶された景品球数を更新
させるための更新スイッチ242を左右に並設し、商品金
額入力スイッチ238の左側にはレシート発行口243を開設
してある。
表示部235には、前面の右側に入力された商品の金額
を表示する商品金額表示器244を設け、該商品金額表示
器244の上方には景品カード10の受付が可能であること
を表示する受付可表示器245と、挿入された景品カード1
0が不適正景品カードであった場合や、商品の金額が景
品カード10の残高を超えた場合に点灯するアラーム表示
器246を左右に並設し、前面の左側には記憶されている
球数を表示する球数表示器247と、この級数を金額に変
換して表示する金額変換表示器248を上下に並設してあ
る。
また、箱体233の内部には景品カード挿入口236に連通
する位置に景品カードリーダライタ249を、レシート発
行口243に連通する位置にレシートプリンタ250を設ける
と共に、各機器の制御および売上データの演算記憶を行
なうための制御装置239が設けてある。
また、バーコード読み取り装置237には、読取ったバ
ーコードを制御装置239に送信するための読み取りスイ
ッチ251が設けてある。
上記した景品カードリーダライタ249は第22図に示す
ように、景品カード10に記憶された磁気データの再生お
よび更新、セキュリティデータの読み出し、残球数のマ
ーキングをするための装置で、景品カード挿入口252か
ら内部に向って景品カード走行路253を設け、該景品カ
ード走行路253上に搬送モータ254で駆動する第1搬送ロ
ーラ255、第2搬送ローラ256を設け、第1搬送ローラ25
5をカード挿入口252に臨ませ、第1搬送ローラ255のカ
ード挿入口252側に挿入検出センサー257を設け、第1搬
送ローラ255と第2搬送ローラ256の途中にセキュリティ
読取りセンサー258、リードライトヘッド259、マーキン
グ装置260を設け、景品カード走行路253の終端部近傍に
搬送モータ254を設け、景品カード走行路253の後方に景
品カード没収タンク261を設け、搬送モータ254と景品カ
ード没収タンク261の間の景品カード走行路253上に反転
位置検出センサー262を設け、搬送モータ254の軸には搬
送モータ254と同時に回転するエンコーダ263を装着し、
該エンコーダ263に位置決めセンサー264を臨ませてあ
り、上記搬送モータ254、挿入検出センサー257、セキュ
リティ読取りセンサー258、リードライトヘッド259、マ
ーキング装置260を制御装置239に電気的に接続してあ
る。
搬送モータ254は、景品カード10を搬送するローラを
駆動するための正逆回転可能なモータで、第1搬送ロー
ラ255、第2搬送ローラ256に搬送ベルト265を介して連
結されている。
挿入検出センサー257は、景品カード10の挿入を検出
して、搬送モータ254を正転駆動するための検出器であ
って、景品カード排出時には、このセンサー位置に景品
カードがなくなったときに、搬送モータ254を停止させ
る。
セキュリティ読取りセンサー258は、景品カード10の
セキュリティ記憶部232に隠匿されたデータを読取るた
めのセンサーであって、セキュリティ記憶部232の記憶
方法に応じた、光学センサー、磁気センサー等からな
る。
リードライトヘッド259は、景品カード10の磁気デー
タ記憶部に記憶されたデータを読取り、該データを更新
するためのヘッドであり、磁気ヘッド等よりなる。
マーキング装置260は、景品カード10の残球数表示部2
29へ残高を表示するための装置で、残球数表示方法に応
じた、パンチ穴穿孔器、印刷スタンプ等よりなる。
エンコーダ263は、景品カード10の磁気データ記憶部2
31のデータの読取り位置と更新位置、セキュリティデー
タの読取り位置、残球数表示部229へのマーキング位置
等を決定するための位置決め信号を生成するための装置
であって、スリット円盤等よりなる。
位置決めセンサー264は、このエンコーダ263の位置決
め信号を検出して、各読取り位置等を決定するセンサー
であって、エンコーダ263がスリット盤からなる場合に
は、スリット開閉状況を光学的に検出してこれをパルス
列に変換して制御装置239へ送出する。
反転位置検出センサー262は、景品カード10の停止位
置、搬送モータ254の逆転位置を決定するためのセンサ
ーで、景品カード10の先端等を検出して逆転位置を決定
するためのセンサーである。
景品カード没収タンク261は、残球数がなくなった景
品カード10を収納するためのタンクである。
上記した景品カード書換更新機5の制御装置239は、
第23図に示すように、演算制御回路266、ROM267、RAM26
8、伝送制御回路269を有するCPU270にカレンダ回路27
1、カードリーダライタ249、バーコード読取装置237、
レシートプリンタ250が接続されるとともに、レシーバ2
72を介して商品金額入力スイッチ238、更新スイッチ24
2、金額確定スイッチ240、台番号設定器273、リスター
トスイッチ241が接続され、ドライバ274を介して、球数
表示器247、金額変換表示器248、商品金額表示器244、
受付可表示器245、アラーム表示器246が接続され、ま
た、レベル変換回路275、分岐回路276を介して、店内伝
送路7により管理装置6と連絡している。また、制御装
置239には電源回路277を介して電源が供給されている。
管理装置6は、第24図で示すように、中央処理装置27
8と、主記憶装置279と、補助記憶装置280と、カレンダ2
81と、キーボード282と、ブラウン管等よりなるディス
プレイ装置283と、プリンタ284と、第1伝送制御装置28
5と、第2伝送制御装置286とからなり、これらを電気的
に接続してある。また、管理装置6へは、補助電源装置
287、電源装置288を経由して電源が供給される。
中央処理装置278は、管理装置6内の各制御装置を統
括的に管理するための装置であって、各装置間のデータ
の受け渡しや、データの演算処理などを行なう。
主記憶装置279は、カード販売機1における販売デー
タ、景品球精算機2における精算データ等を記憶するフ
ァイルを有するとともに、電源をオンにしたときに中央
処理装置278の処理プログラムが記憶される。
補助記憶装置280は、例えばハードディスク等よりな
り、中央処理装置278の処理プログラムやホール管理セ
ンター8が各遊技店を識別するために利用する店舗番号
等の固有データを記憶するとともに、営業終了時に当日
の精算データ等を記憶する。
カレンダ281は、年月日、時間等を設定するためのも
のであり、年月日情報は各データを補助記憶装置280に
記憶するときや、ホール管理センター8にデータを送信
する際に使用され、時間データは各機器からのデータを
主記憶装置279に記憶する際に使用される。
キーボード282は、中央処理装置278に対する指令盤で
あり、第25図に示すように、盤面上にキースイッチ28
9、開店スイッチ290、閉店スイッチ291、送信スイッチ2
92、ファイルスイッチ293、表示スイッチ294、印字スイ
ッチ295、打止解除スイッチ296、営業モード設定スイッ
チ297、テンキー298等が設けてある。
キースイッチ289は、開店スイッチ290、閉店スイッチ
291等の誤操作を防止するためのスイッチで、このスイ
ッチをオンにしないと各スイッチが作動しないようにな
っている。開店スイッチ290は、各機器に開店指令信号
を送信するためのスイッチである。閉店スイッチ291
は、各機器に閉店指令信号を送信するためのスイッチで
ある。送信スイッチ292は稼動実績ファイルのデータを
ホール管理センター8に送信するためのスイッチであ
る。ファイルスイッチ293は、稼動実績ファイルおよび
設定値ファイルのデータを補助記憶装置280に記憶させ
るためのスイッチである。表示スイッチ294は売上デー
タをディスプレイ装置283に表示させるためのスイッチ
で、このスイッチを操作することにより、表示項目が表
示され、該表示項目のいずれかをテンキー298で指定
し、目的のデータをディスプレイ装置283に表示する。
印字スイッチ295は売上データをプリンタに印字させる
ためのスイッチで、このスイッチを操作することによ
り、表示項目が表示され、該表示項目のいずれかをテン
キー298で指定し、目的のデータをプリンタ284により印
字する。打止解除スイッチ296は、打止台の解除を指示
するスイッチで、このスイッチを操作すると、全打止台
の稼動データがディスプレイ装置283等に表示され、テ
ンキー298から目的の台番号を指示すると打止台に打止
解除指令が送信される。営業モード設定スイッチ297
は、特別営業または通常営業の指定をするスイッチで、
このスイッチを操作すると、営業モードが表示され、該
表示項目のいずれかをテンキー298で指定すると、指定
された営業モードが稼動実績ファイルに記憶され開店ス
イッチの操作が可能となる。テンキー298は、特定の機
器の売上等を知りたい場合に、その機器の台番号等を入
力するためのスイッチである。
プリンタ284は、上記した売上データ等を印字するた
めの装置である。
第1伝送制御装置285は遊技店内の店内伝送路6上に
おける送受信権の確立および送受信データの規格化を行
い、中央処理装置278が必要とするデータの送受信管理
を行なうための装置である。
第2伝送制御装置286は、遊技店との店外伝送路11上
における送受信権の確立および送受信データの規格化を
行なうための装置である。
電源装置288は、各機器へ電源を供給するための装置
であり、補助電源装置287は停電時におけるバックアッ
プ用の電源で、主記憶装置279に記憶された売上データ
等が停電により消失することを防ぐために設けた装置で
ある。
上記した管理装置6において管理されるファイルの概
略を第26図から第33図に示す。
販売機ファイルは第26図に示すように、カード販売機
1において遊技カード9が発行される毎に送信される台
番号、カード種別データ、受入金額データ、払出金額デ
ータ、没収カード枚数データと、カード販売機1におい
て異常が発生したとき、および異常が回復したときに送
信される台番号、モニタ情報が、カード販売機一台毎の
データとして蓄積される。このカード販売機一台毎のデ
ータは、台番号、売上、カード発行枚数、各金額カード
毎の発行枚数、没収カード枚数、受入金額合計、払出金
額合計、モニタ情報からなる。また、モニタ情報は、16
ビットからなり、各ビットはそれぞれ対応する異常情報
を示す。
球貸機ファイルは第27図に示すように、球貸機2にお
いて球が購入される毎に送信される球貸機台番号、カー
ド種別データ、購入金額データと、球貸機2において異
常が発生したとき、および異常が回復したときに送信さ
れる球貸機台番号、モニタ情報が、球貸機一台毎のデー
タとして蓄積される。この球貸機一台毎のデータは、台
番号、売上、購入時刻、カード種別、購入金額、モニタ
情報からなる。また、8ビットからなり、各ビットはそ
れぞれ対応する異常情報を示す。尚、本実施例において
は3ビットは未使用である。
パチンコ機ファイルは第28図、第29図に示すように、
パチンコ機3から送信される定時データ、通常遊技デー
タ、特別遊技データ、金枠開放データ、金枠開放中デー
タ、打止発生データ、モニタ情報をパチンコ機一台毎の
データとして蓄積している。
定時データは、遊技店が開店してから閉店するまでの
間、5分間隔で送信されるもので、台番号、定時コー
ド、出玉数、回収球数、回収球数と出玉数の差である差
数、出玉数と回収球数の比である割数、発射球数、稼動
時間、稼動情報からなる。この稼動情報は、打止を示す
完了フラグ、大当りを示す特別フラグを有する。この定
時データの割数およびモニタ情報により通常遊技中にお
ける異常遊技状態を判断し、異常要因をディスプレイ装
置283に表示する。
通常遊技データは、通常遊技が終了して特別遊技が開
始した場合、または閉店指令信号を受信した場合に、そ
れまで行なわれた通常遊技におけるデータが送信される
もので、台番号、通常遊技コード、出玉数、回収球数、
差数、割数、発射球数、稼動時間からなる。
特別遊技データは特別遊技が終了した場合に特別遊技
中におけるデータを送信するもので、台番号、特別遊技
コード、出玉数、回収球数、差数、割数、発射球数、稼
動時間からなる。
金枠開放データは金枠またはパネルが開放された場合
に送信されるもので、台番号、金枠開放コードからな
る。この金枠開放データを受信するとディスプレイ装置
283に、その要因を表示する。
金枠開放中データは、金枠またはパネルが開放された
後、再び閉鎖された場合に、開放中のデータが送信され
るもので、台番号、金枠開放中コード、出玉数、回収球
数、差数、開放時間からなる。
打止発生データは打止が発生した場合に送信されるも
ので、台番号、打止コードからなる。この打止発生デー
トを受信するとディスプレイ装置283に、その要因を表
示する。
パチンコ機ファイルのモニタ情報は、通信異常フラ
グ、打止フラグ、通常遊技フラグ、特別遊技フラグ、金
枠開放フラグからなる。
パチンコ機ファイルには上記したデータが蓄積される
が、これらのデータはAからFまでの6ブロックに分け
て蓄積される。
Aブロックは、台番号、いわゆる1種、2種等の機種
コード、打止数、賞球数、異常遊技を監視するための割
数判定値としての通常遊技割数上限値、特別遊技割数上
限値からなる。このブロックのデータは、ホール管理セ
ンター8から受信した設定値で、開店と同時に、打止
数、賞球数を各パチンコ機3に送信する。
Bブロックは、モニタ情報、打止回数、特別遊技回数
からなる。
Cブロックは、全遊技における出玉数、回収球数、差
数、割数、発射球数、稼動時間からなる。このブロック
のデータは、定時データが受信された場合に加算記憶さ
れる。
Dブロックは、金枠開放時における出玉数、回収球
数、差数、開放時間からなる。このブロックのデータ
は、金枠開放中データが受信された場合に加算記憶され
る。
Eブロックは、通常遊技におけるデータで、通常遊技
コード、出玉数、回収球数、差数、割数、発射球数、稼
動時間からなる。このブロックのデータは、通常遊技デ
ータが受信される毎に記憶されるので、複数のEブロッ
クが存在することになる。
Fブロックは、特別遊技におけるデータで、特別遊技
コード、出玉数、回収球数、差数、割数、発射球数、稼
動時間からなる。このブロックのデータは、特別遊技デ
ータが受信される毎に記憶されるので、複数のFブロッ
クが存在することになる。
精算機ファイルは第30図に示すように、景品球精算機
4において精算が行なわれる毎に送信される台番号、精
算球数、余り玉数、募金の有無と、景品球精算機4にお
いて異常が発生したとき、および異常が回復したときに
送信されるモニタ情報が、景品球精算機一台毎のデータ
として蓄積される。この景品球精算機一台毎のデータは
台番号、精算球数合計、余り玉数合計、募金余り玉数合
計、精算回数と、各精算における精算時刻、精算球数、
余り玉数、募金の有無と、モニタ情報からなる。また、
モニタ情報は、8ビットからなり、各ビットはそれぞれ
対応する異常情報を示す。尚、本実施例においては3ビ
ットは未使用である。
更新機ファイルは第31図に示すように、景品カード書
換更新機5において景品カード10が更新される毎に送信
される台番号、売上金額、カード発行店舗コード、没収
カード枚数と、景品カード書換更新機5において異常が
発生したとき、および異常が回復されたときに送信され
るモニタ情報が、景品カード書換更新機一台毎のデータ
として蓄積される。この景品カード書換更新機一台毎の
データは、台番号、売上、カード取扱回数、没収カード
枚数と、各更新時における売上時刻、売上金額、カード
発行店舗コードと、モニタ情報からなる。また、モニタ
情報は、8ビットからなり、各ビットはそれぞれ対応す
る異常情報を示す。尚、本実施例においては、4ビット
は未使用である。
設定値ファイルは第32図で示すように、各機器に送信
する設定値を記憶しておくためのもので、毎日、ホール
管理センター8から受信したり、補助記憶装置280等に
記憶されたデータを読み出して作成される。このファイ
ルは、稼動実績ファイルに転送されるとともに、景品球
精算機4に送信される店舗コード、全ての機器に送信さ
れる暗号コード、球貸機2に送信される球貸レート、景
品カード書換更新機5に送信される景品球変換レート、
景品球精算機4に送信される余り玉数設定値、パチンコ
機ファイルに転送される通常遊技割数上限値、特別遊技
割数上限値と、パチンコ機ファイルに転送される各パチ
ンコ機毎のパチンコ機台番号、機種コード、打止数、賞
球数からなる。上記した設定値のうち、通常遊技割数上
限値、特別遊技割数上限値は、通常営業における設定値
Aと、特別営業(新装開店時等)における設定値Bから
なる。また、打止数および賞球数は、開店指令信号とと
もに、各パチンコ機3に送信される。
稼動実績ファイルは、第33図に示すように、上記した
各ファイルの内容を統括したもので、管理装置6を立ち
上げる際にカレンダ281より読み出す年月日情報、ホー
ル管理センター8から受信した店舗コード、開店スイッ
チ290がオンになったときにカレンダ281より読み出す開
店時刻、閉店スイッチ291がオンになったときにカレン
ダ281より読み出す閉店時刻、管理装置6を立ち上げる
際にキーボード282より設定する営業モードと、各ファ
イルに対応するデータからなる。販売機ファイルに対応
するデータは、販売機売上合計、カード発行枚数合計、
各カード種別毎の発行枚数合計からなり、球貸機ファイ
ルに対応するデータは球貸機売上合計、購入回数合計、
各カード種別毎の利用回数からなり、パチンコ機ファイ
ルに対応するデータは出玉数合計、回収球数合計、差数
合計、総割数、発射球数合計、稼動時間合計、金枠開放
時における出玉数合計、回収球数合計、差数合計、時間
合計からなり、精算機ファイルに対応するデータは精算
球数合計、余り玉数合計、募金余り玉数合計、精算回数
からなり、更新機ファイルに対応するデータは更新機売
上合計、カード取扱回数合計からなる。
各遊技店は、上記した稼動実績ファイルをホール管理
センター8に伝送して、精算を請求する。尚、より詳細
なデータが必要な場合には他のファイルの内容を付加し
て伝送してもよい。
第34図から第53図に管理装置および各機器おける処理
のフローチャートを示す。
第34図および第35図は、管理装置6における処理、お
よび管理装置6での各機器に対する処理のフローチャー
トである。
管理装置6において、電源が投入されると、主記憶装
置279に記憶された各ファイルをクリアし、ホール管理
センター8から設定値が送信されてくるのを待つ。
ホール管理センター8からの設定値を受信すると、受
信した設定値を設定値ファイルに記憶し、店舗コードを
稼動実績ファイルに記憶し、カレンダ281より年月日情
報を読み出して稼動実績ファイルに記憶し、設定値ファ
イルのパチンコ機台番号、機種コード、打止数、賞球数
をパチンコ機ファイルに台番号順に記憶し、営業モード
設定スイッチ297が押されるのを待つ。
営業モード設定スイッチ297が押されると、テンキー2
98より入力された営業モード指定を読み取り、稼動実績
ファイルの営業モードに、指定営業モードを設定する。
ここで、通常営業モードが指定されると、設定値ファ
イルの通常営業遊技割数上限値Aと、特別遊技割数上限
値Aをパチンコ機ファイルに記憶する。一方、特別営業
モードが指定されると、設定値ファイルの通常遊技割数
上限値Bと、特別遊技割数上限値Bをパチンコ機ファイ
ルに記憶し、開店スイッチ290が押されるのを待つ。
開店スイッチ290が押されると、カレンダ281より時刻
を読み出し、稼動実績ファイルの開店時刻に、この時刻
を記憶し、販売機開店処理と、球貸機開店処理と、パチ
ンコ機開店処理と、精算機開店処理と、更新機開店処理
を行なう。
そして、各ファイルのモニタ情報の通信異常を確認
し、異常台には、再度開店処理を行ない、一定時間応答
を待った後、応答信号を受信すると、該当ファイルにお
ける該当台番号に対応するモニタ情報の通信異常をリセ
ットする。一定時間内に応答信号を受信しない場合に
は、応答信号を受信できない該当台には処理を開始させ
ない。一方、異常台が無い場合には、上記した処理をス
キップする。
その後、販売機のモニタ処理、販売機売上のデータ受
信処理、球貸機のモニタ処理、球貸機の売上データ受信
処理、パチンコ機の金枠開放データ受信処理、パチンコ
機の金枠開放中データ受信処理、パチンコ機の打止発生
データ受信処理、パチンコ機の打止解除処理、パチンコ
機の通常遊技データ受信処理、パチンコ機の特別遊技デ
ータ受信処理、パチンコ機の定時データ受信処理、精算
機のモニタ処理、精算機の精算データ受信処理、景品カ
ード書換更新機のモニタ処理、景品カード書換更新機の
データ受信処理を行なう。
そして、キーボード282上の各スイッチが押される
と、以下の処理を行なう。
表示スイッチ294、印字スイッチ295が押されると、テ
ンキー298により指定されたファイル内のデータを、デ
ィスプレイ装置283、プリンタ284に出力する。
閉店スイッチ291が押されると、カレンダ281より時刻
を読み出し、この時刻を稼動実績ファイルの閉店時刻に
記憶し、閉店指令信号を各機器に送信し、パチンコ機の
通常遊技データ受信処理を行なう。
送信スイッチ292が押されると、暗号で稼動実績ファ
イルのデータを加工し、売上データとしてホール管理セ
ンター8へ送信する。
ファイルスイッチ293が押されると、主記憶装置279の
全ファイルを補助記憶装置287に格納して管理装置6で
の処理が終了する。
上記した売上データを受信したホール管理センター8
では、金枠開放回収球数合計が規定範囲内にあるがどう
か確認し、範囲内であれば、回収球数合計と発射球数合
計が略等価かどうか確認し、略等価であれば、回収球数
合計を回収球数として確定し、出玉数合計を出玉数とし
て確定する。一方、不正が行なわれるなどして、金枠開
放回収球数合計が規定範囲外であるか、回収球数合計と
発射球数合計が略等価でない場合には、発射球数合計を
回収球数合計として確定し、出玉数合計から金枠開放出
玉合計を減算し、その演算値を出玉数として確定する。
そして、球貸機売上合計を球貸レートにより球数に変
換し、貸球数を確定し、確定した回収級数、出玉数、貸
球数より景品球数を算出し、精算球数合計に余り玉数合
計を加算して、総精算球数を算出し、算出した景品球数
と総精算球数が略等価であるかどうかを確認する。ここ
で両球数が略等価である場合には、精算球数合計に募金
余り玉数合計を加算し、その演算値を景品球数として確
定する。一方、不正が行なわれるなどして、両球数が略
等価でない場合には、算出した論理景品球数を景品球数
として確定する。
そして、景品球数を景品球交換レートにより金額に変
換して景品球代金を確定し、販売機売上合計、球貸機売
上合計、景品球代金、更新機売上合計から手数料を算出
し、パチンコ店への支払金額を確定する。また、募金余
り玉数合計を景品球変換レートにより金額に変換し、募
金金額を確定し、確定した各金額と、売上データ値を該
当するパチンコ店ファイルに記憶し、金融機関を介して
パチンコ店に代金の支払いを行ない、募金金額を第三者
に募金する。
第36図から第38図はカード販売機1での処理、および
カード販売機1に関する管理装置6での処理のフローチ
ャートである。
カード販売機1のメイン制御装置37において電源が投
入されると、RAM領域がクリアされ、I/Oポートが初期化
され、台番号設定器38より台番号を読み込み、管理装置
6から開店指令信号が送られてくるのを待つ。
管理装置6からの開店指令信号を受信すると、受信し
た暗号コードを記憶し、管理装置6へ応答信号を送信す
る。
そして、異常確認処理として、カード発行装置55のモ
ニタ要因を確認し、カードリーダ34のモニタ要因を確認
して、異常がなければ、ローカル制御装置へ対するレデ
ィ信号をオンにする。一方、カード発行装置55またはカ
ードリーダ34に異常があった場合には、モニタ表示器56
にモニタ要因を表示し、モニタ要因をモニタ情報にセッ
トし、モニタ情報を管理装置6へ送信し、ローカル制御
装置40へのレディ信号をオフにして、リスタートスイッ
ト39が押されるのを待つ。ローカル異常が発生した場合
にも、モニタ表示器56への表示以外は同様の処理を行な
う。
遊技店員等により異常が回復され、リスタートスイッ
チ39が押されると、モニタ情報をリセットし、管理装置
6へモニタ情報を再度送信し、モニタ表示器56の表示を
オフにし、ローカル制御装置40へのレディ信号をオンに
して、再度、異常確認処理を行なう。
ローカル制御装置40からの発行指令を受けると、金額
指定信号、受入金額信号、払出金額信号を読み取り、該
当するカード発行装置33から遊技遊技カード9を取り出
し、遊技カード9の取り出しに異常がないかどうか確認
する。異常が発生した場合には異常確認処理を行なう。
そして、鑑定装置46で磁気データ、セキュリティデー
タ、残高表示、発行表示を読み取り、磁気データ記憶部
18とセキュリティ記憶部15のセキュリティデータを比較
して、両データの一致を確認し、カード種別データと金
額表示部14の金額の対応を確認し、残高表示部12および
発行表示部13が未加工であることを確認する。鑑定に異
常がなければ、遊技カード9に発行表示をマークし、遊
技カード9をカード排出口23へ搬送する。一方、鑑定結
果に異常があ場合には遊技カード9を没収タンク52へ搬
送する。また、搬送過程で異常が発生した場合には異常
確認処理へ戻る。遊技カード9の発行が終了すると、ロ
ーカル制御装置40への発行完了信号をオンにし、暗号に
よって台番号、カード種別、受入金額、払出金額、没収
カード枚数のデータを加工し、売上データとして管理装
置6へ送信する。
また、カードリーダ34での残高照会処理もメイン制御
装置37で行なう。
カードリーダ34のカード挿入口27に遊技カード9が挿
入され、遊技カード9が検出されると、カードリダ34内
へ遊技カード9を搬送し、磁気データおよびセキュリテ
ィデータを読み取って、セキュリティデータの一致を確
認し、磁気データ記憶部18に記憶された金額を残高表示
器26に表示し、遊技カード9をカード挿入口27へ搬送
し、残高表示器26の表示をオフにする。
そして、閉店指令信号を受信すると、ローカル制御装
置40に対するレディ信号をオフにする。また、遊技カー
ド9の搬送過程で異常が発生した場合には異常確認処理
を行なう。
ローカル制御装置40において電源が投入されると、RA
M領域がクリアされ、I/Oポートが初期化され、メイン制
御装置37からのレディ信号がオンになるのを待つ。
レディ信号がオンになると、アラーム信号をオフに
し、ローカルモニタ表示器41の表示をオフにし、販売中
表示器31を点灯し、販売中止表示器32を消灯し、紙幣識
別装置35のモニタ要因を確認し、紙幣払出器36のモニタ
要因を確認する。各機器に異常がなければ、紙幣の受け
入れを待つ。一方、各機器に異常がある場合にはアラー
ム信号をオンにし、モニタ信号にモニタ要因を出力し、
ローカルモニタ表示器41にモニタ要因を表示する。
紙幣を受け入れると、紙幣識別装置35で紙幣の真偽を
鑑定し、受入金額を投入金額表示器28に表示し、カード
金額指定スイッチ25が押されるのを待つ。
カード金額指定スイッチ25が押され、指定された金額
に相当する残高がある場合には、メイン制御装置37に対
する発行指令信号をオンにし、金額指定信号、受入金額
信号、払出金額信号を出力し、発行監視タイマをセット
する。
発行監視タイマで予め設定された一定時間内に遊技カ
ード9の発行が完了すると、紙幣払出器36より釣銭を払
い出し、発行指令信号をオフにし、投入金額表示器28の
表示をオフにする。一方、予め設定された一定時間内に
遊技カード9の発行が完了しない場合には受入金を払い
戻す。
上記したカード販売機1での処理に伴なう管理装置6
での処理を説明する。
販売機開店処理では、開店指令信号と、暗号コードを
メイン制御装置37へ送信し、一定時間応答を待ち、全台
に対する開店処理が終了すると、次の処理へ進む。一定
時間内に応答信号を受信しない場合は、販売機ファイル
の該当台番号のモニタ情報に通信異常をセットし、ディ
スプレイ装置283、プリンタ284に異常が発生した機種
名、台番号、異常要因を出力する。
販売機モニタ処理では、メイン制御装置37からモニタ
情報を受信すると、販売機ファイルの該当台番号を検索
し、受信したモニタ情報を書き込む。モニタ情報に異常
情報が含まれていた場合には、ディスプレイ装置283、
プリンタ284に異常が発生した機種名、台番号、異常要
因を出力する。
販売機売上データ受信処理では、メイン制御37から売
上データを受信すると、販売機ファイルの該当台番号を
検索し、受信したカード種別より、売上と該当カード枚
数を加算し、カード発行枚数、没収カード枚数を加算
し、受入金額、払出金額を加算し、稼動実績ファイルの
販売機売上合計、カード発行枚数合計、該当カード枚数
合計を更新する。
第39図から第40図は球貸機2での処理、および球貸機
2に関する管理装置6での処理のフローチャートであ
る。
球貸機2のメイン制御装置70において電源が投入され
ると、RAM領域92がクリアされ、I/Oポートが初期化さ
れ、台番号設定スイッチ95より台番号を読み込んで、管
理装置6から開店指令信号が送られてくるのを待つ。
管理装置6からの開店指令信号を受信すると、受信し
た暗号コード、球貸レートを記憶し、応答信号を管理装
置6へ送信し、球貸レート設定信号をローカル制御装置
71へ送信する。
そして、異常確認処理として、カードリーダライタ60
のモニタ要因を確認し、不適正カードの摘発を確認し、
異常がなければローカル制御装置71に対するレディ信号
をオンにする。一方、異常があった場合には、モニタ要
因をモニタ情報にセットし、モニタ情報を管理装置6へ
送信し、ローカル制御装置71へのレディ信号をオフにし
て、リスタートスイッチ72が押されるのを待つ。ローカ
ル異常が発生した場合にも、同様の処理を行なう。
遊技店員等により異常が回復され、リスタートスイッ
チ72が押されると、モニタ情報をリセットし、管理装置
6へモニタ情報を送信し、ローカル制御装置71へのレデ
ィ信号をオンにして、再度、異常確認処理を行なう。
カードリーダライタ60に遊技カード9が挿入され、挿
入検出センサー80により遊技カード9が検出されると、
遊技カード9をカードリーダライタ60内に搬送し、磁気
データとセキュリティデータを読み取り、磁気データ記
憶部18とセキュリティ記憶部15のセキュリティデータの
一致を確認し、カード金額の残高を悪人し、残高がある
場合には、カード金額をローカル制御装置71へ出力す
る。ここで、遊技カード9の搬送に異常があった場合に
は異常確認処理を行なう。また、セキュリティデータが
一致しなかった場合には、不適正カードの摘発を行な
い、モニタ要因をセットし、遊技カード9をカードリー
ダライタ60内から外部へ搬送して、異常確認処理を行な
う。カード金額の残高がない場合にも遊技カード9を外
部へ搬送し、異常確認処理を行なう。
そして、ローカル監視タイマーをセットし、予め定め
られた一定時間内にローカル制御装置71から購入金額が
送信されてくると、カード金額を減算し、磁気データの
金額を更新し、残高表示のマークを更新し、カードリー
ダライタ60内から遊技カード9を外部へ搬送する。一
方、ローカル制御装置71からアラーム信号が送られてき
たり、予め定めた一定時間内に購入金額が送信されてこ
ない場合には、ローカル異常であることをモニタ要因に
セットして、遊技カード9を外部へ搬送する。
その後、カード金額出力をオフにし、暗号によって台
番号、カード種別、購入金額の各データを加工し、売上
データとして管理装置6へ送信する。
そして、管理装置6から閉店指令信号を受信すると、
ローカル制御装置71に対するレディ信号をオフにしてメ
イン制御装置70での処理を終了する。
ローカル制御装置71において電源が投入されると、RA
M領域101がクリアされ、I/Oポートが初期化され、メイ
ン制御装置70から球貸レート信号が送られてくるのを待
つ。
メイン制御装置70から球貸レート信号が送られてくる
と、球貸レートを記憶し、メイン制御装置70からのレデ
ィ信号がオンになるのを待つ。
メイン制御装置70からのレディ信号がオンになると、
供給球の有無を確認し、供給球がある場合にはアラーム
信号をオフにし、パイロットランプ62を点灯する。一
方、供給球がない場合にはアラーム信号をオンにして、
レディ信号の確認処理を行なう。
メイン制御装置70からカード金額が送られてくると、
カード金額表示器63にカード金額を表示し、購入選択ス
イッチ64が押され購入選択スイッチ64により指定された
残高がある場合には球貸レートにより排出玉数を確定
し、球排出ソレノイド87をオンにする。そして、排出監
視タイマーをセットし、予め定めた一定時間内に排出が
完了すると、球排出ソレノイド87をオフにし、購入金額
をメイン制御装置70へ送信し、カード金額から購入金額
を減算してカード金額表示器63に表示する。一方、予め
定めた一定時間内に球の排出が完了しない場合には、メ
イン制御装置70へのアラーム信号をオンにする。
そして、メイン監視タイマーをセットし、メイン制御
装置70からのカード金額出力がオフになるか、予め定め
た一定時間が経過すると、カード金額表示器63の表示を
オフにし、購入金額出力をオフにして、レディ信号の確
認処理を行なう。
また、ローカル制御装置71の処理においては、メイン
制御装置70からのレディ信号がオフになると、パイロッ
トランプ62を消灯する。
上記した球貸機1での処理に伴なう管理装置6での処
理を説明する。
球貸機開店処理では、開店指令信号、暗号コード、球
貸レートをメイン制御装置70へ送信し、一定時間応答を
待ち、全台に対する開店処理が終了すると、次の処理へ
進む。一定時間内に応答信号を受信しない場合は、球貸
機ファイルの該当台番号のモニタ情報に通信異常をセッ
トし、ディスプレイ装置283、プリンタ284に異常が発生
した機種名、台番号、異常要因を出力する。
球貸機モニタ処理では、メイン制御装置70からモニタ
情報を受信すると、球貸機ファイルの該当台番号を検索
し、受信したモニタ情報を書き込み、異常が発生してい
る場合には、ディスプレイ装置283、プリンタ284に異常
が発生した機種名、台番号、異常要因を出力する。
球貸機売上データ受信処理では、メイン制御装置71か
ら売上データを受信すると、球貸機ファイルの該当台番
号を検索し、カレンダ281より時刻を読み出し、時刻、
カード種別、購入金額を記憶し、売上に受信した金額を
加算し、稼動実績ファイルの球貸機売上合計、購入回数
合計、該当カード利用回数を更新する。
第41図から第48図はパチンコ機3での処理、およびパ
チンコ機3に関する管理装置6での処理のフローチャー
トである。
パチンコ機3のメイン制御装置117において、電源が
投入されると、RAM領域137がクリアされ、I/Oポートが
初期化され、台番号設定器141から台番号を読み込み、
管理装置6から開店指令信号が送信されてくるのを待
つ。
管理装置6から開店指令信号が送信されてくると、受
信した暗号コード、打止数、賞球数を記憶し、応答信号
を管理装置6へ送信して、割込処理を許可する。
金枠134の開放を示す金枠フラグがセットされている
場合には、ローカル制御装置118へ対する金枠信号をオ
ンにし、発射開閉信号をオフにする。一方、金枠フラグ
がセットされていない場合には金枠信号をオフにする。
打止を示す打止フラグがセットされている場合には、
ローカル制御装置118へ対するレディ信号をオフにし、
発射開閉信号をオフにする。一方、打止フラグがセット
されていない場合には、レディ信号をオンにし、発射開
閉信号をオンにする。
金枠開放検出器133のチェックを行ない、金枠134が開
放されている場合で、金枠フラグがセットされていない
場合には、金枠フラグをセットし、金枠出玉レジスタ、
金枠回収レジスタ、金枠差数レジスタ、金枠開放タイマ
をクリアし、金枠開放データを管理装置6へ送信し、ア
ラーム表示器143をオンにする。
一方、金枠134が閉じている場合で金枠フラグがセッ
トされている場合には、金枠フラグをリセットし、暗号
により台番号、金枠開放中コード、金枠出玉レジスタ
値、金枠回収レジスタ値、金枠差数レジスタ値、金枠開
放タイマ値を加工して、金枠開放中データとして管理装
置6へ送信し、アラーム表示器143をオフにする。
打止演算レジスタ値と、打止数とを比較して、打止条
件が成立している場合には打止フラグをセットし、打止
演算レジスタをクリアし、管理装置6へ打止発生データ
を送信し、完了表示器144をオンにする。
一方、打止条件が成立していない場合で、打止フラグ
がセットされている場合に、管理装置6からの打止解除
指令信号を受信すると、打止フラグをリセットし、完了
表示器144をオフにする。
大当り信号がオンになっている場合で、大当りフラグ
がセットされていない場合には、大当りフラグをセット
し、暗号により台番号、通常遊技コード、遊技出玉レジ
スタ値、遊技回収レジスタ値、遊技差数レジスタ値、遊
技割数レジスタ値、遊技発射レジスタ値、遊技稼動レジ
スタ値を加工し、通常遊技データとして管理装置6へ送
信し、遊技出玉レジスタ、遊技回収レジスタ、遊技差数
レジスタ、遊技割数レジスタ、遊技発射レジスタ、遊技
稼動レジスタをクリアする。
大当り信号がオフになっている場合で、大当りフラグ
がセットされている場合には、大当りフラグをリセット
し、暗号により台番号、特別遊技コード、遊技出玉レジ
スタ値、遊技回収レジスタ値、遊技差数レジスタ値、遊
技割数レジスタ値、遊技発射レジスタ値、遊技稼動レジ
スタ値を加工し、特別遊技データとして管理装置6へ送
信し、遊技出玉レジスタ、遊技回収レジスタ、遊技差数
レジスタ、遊技割数レジスタ、遊技発射レジスタ、遊技
稼動レジスタをクリアする。
球不足検出器120のチェックを行ない、球がない場合
には補給装置145をオンにする。
そして、管理装置6から閉店指令信号を受信すると、
割込処理を禁止し、ローカル制御装置118へ対するレデ
ィ信号をオフにし、発射開閉信号をオフにし、暗号によ
って、台番号、通常遊技コード、遊技出玉レジスタ値、
遊技回収レジスタ値、遊技差数レジスタ値、遊技割数レ
ジスタ値、遊技発射レジスタ値、遊技稼動レジスタ値を
加工し、通常遊技データとして管理装置6へ送信して、
メイン制御装置117での処理を終了する。
上記した割込処理は、遊技盤110内に発射された打球
の入賞、ファール等の処理を行なうためのもので、各セ
ンサーが球を検出すると一定時間毎、例えば1msec毎に
割込がかかり、以下の処理を行なう。
発射センサー129が球を検出すると、パルス幅を観測
し、パルス幅が3msよりも大きい場合には、戻り球であ
るとして、定時発射レジスタから「1」を減算し、遊技
発射レジスタから「1」を減算し、定時稼動レジスタか
ら「0.6」を減算し、遊技稼動レジスタから「0.6」を減
算する。一方、パルス幅が3msと等しいか、より小さい
場合場合には、定時発射レジスタに「1」を加算し、遊
技発射レジスタ「1」を加算し、定時稼動レジスタに
「0.6」を加算し、遊技稼動レジスタに「0.6」を加算す
る。
ファール球センサー132が球を検出すると、定時発射
レジスタから「1」を減算し、遊技発射レジスタから
「1」を減算する。
セーフ球センサー122が球を検出すると、定時出玉レ
ジスタ、遊技出玉レジスタ、打止演算レジスタに賞球数
を加算し、さらに金枠フラグがセットされている場合に
は、金枠出玉レジスタに賞球数を加算する。
回収球センサー126が球を検出すると、定時回収レジ
スタに「1」を加算し、遊技回収レジスタ「1」を加算
し、打止演算レジスタから「1」を減算し、さらに金枠
フラグがセットされている場合には、金枠回収レジスタ
「1」を加算する。
そして、定時出玉レジスタ値から定時回収レジスタ値
を減算して、定時差数レジスタに記憶し、定時出玉レジ
スタ値と定時回収レジスタ値から割数を演算して、定時
割数レジスタに記憶し、遊技出玉レジスタ値から遊技回
収レジスタ値を減算して、遊技差数レジスタに記憶し、
遊技出玉レジスタ値と遊技回収レジスタ値から割数を演
算して遊技割数レジスタに記憶する。
金枠フラグがセットされている場合には、金枠出玉レ
ジスタ値から金枠回収レジスタ値を減算して、金枠差数
レジスタに記憶し、金枠開放タイマを更新する。
打止フラグがセットされている場合には、稼動情報レ
ジスタの完了フラグをセットする。
大当りフラグがセットされている場合には、稼動情報
レジスタの特別フラグをセットし、定時送信タイマを更
新する。
そして、定時送信タイマで予め設定した一定時間、例
えば5分が経過すると、暗号により、台番号、定時コー
ド、定時出玉レジスタ値、定時回収レジスタ値、定時差
数レジスタ値、定時割数レジスタ値、定時発射レジスタ
値、定時稼動レジスタ値、稼動情報レジスタ値を加工し
て、定時データとして管理装置6へ送信し、定時出玉レ
ジスタ、定時回収レジスタ、定時差数レジスタ、定時割
数レジスタ、定時発射レジスタ、定時稼動レジスタ、稼
動情報レジスタをクリアする。
上記した一連の割込処理が終了すると、メインルーチ
ンへ戻り、メインルーチンでの処理を続行する。
ローカル制御装置118において、電源が投入される
と、RAM領域153がクリアされ、I/Oポートが初期化さ
れ、割込処理が禁止される。
そして、メイン制御装置117からのレディ信号がオン
になると、メイン制御装置117からの金枠信号を確認
し、金枠信号がオンの場合にはI/Oポートの初期化処理
に戻り、金枠信号がオフの場合には、割込処理の許可を
する。
処理カウンタ値が「0」の場合で、始動記憶がある場
合には始動記憶から「1」を減算し、処理カウンタ値を
「1」にする。
処理カウンタ値が「1」の場合で更新タイムが満了す
ると可変表示装置113の表示を更新し、停止タイムが満
了すると処理カウンタ値を「2」にする。
処理カウンタ値が「2」の場合には、可変表示装置11
3の表示データを判定し、大当りであれば、大当り表示
器161をオンにし、大当り信号をメイン制御装置117へ送
信し、処理カウンタ値を「4」にする。一方、大当りが
発生しなかった場合には処理カウンタ値を「3」にす
る。
処理カウンタ値が「3」の場合で、ウエイトタイムが
満了すると、処理カウンタ値を「0」にする。
処理カウンタ値が「4」の場合には、変動入賞装置11
4をオンにし、10カウント記憶が「10」の場合には変動
入賞装置114をオフにする。一方、10カウント記憶が「1
0」以下で、開放タイムが満了していない場合には、処
理の初期へ戻り、開放タイムが満了している場合には、
変動入賞装置114をオフにする。そして、継続フラグが
セットされている場合には、継続カウンタ値に「1」を
加算し、継続カウンタ値が「10」になるか、継続フラグ
がセットされていない場合には、大当り表示器161の表
示をオフにし、メイン制御装置117への大当り信号をオ
フにし、継続カウンタをクリアし、10カウント記憶をク
リアし、処理カウンタ値を「3」にする。一方、継続カ
ウンタ値が「10」以下の場合には処理カウンタ値を
「5」にする。
処理カウンタ値が「5」の場合で、ウエイトタイムが
満了すると、10カウント記憶をクリアし、継続フラグを
リセットし、処理カウンタを「4」にする。
上記した割込処理は、一定時間毎、例えば3ms毎に割
込がかかり、以下の処理を行なう。
始動スイッチ156がオンの場合には、始動記憶に
「1」を加算し、始動記憶が「5」以上の場合には、移
動記憶を「4」にして、「4」または「4」より小さい
場合には、その数を記憶表示器160に表示する。すなわ
ち、始動記憶の最高値は「4」となる。
処理カウンタ値が「1」の場合には、更新タイマを更
新し、停止タイマを更新し、表示更新音を出力して割込
処理を終了する。
処理カウンタ値が「3」の場合にはウエイトタイマを
更新して、割込処理を終了する。
処理カウンタ値が「4」の場合で、継続スイッチ157
がオンの場合には継続フラグをセットし、10カウントス
イッチ158がオンの場合には10カウント記憶に「1」を
加算し、開放タイマを更新して大当り音を出力して、割
込処理を終了する。
処理カウンタ値が「5」の場合には、ウエイトタイマ
を更新して、割込処理を終了する。
上記したパチンコ機3での処理に伴なう管理装置6で
の処理を以下に説明する。
パチンコ機開店処理では、開店指令、暗号コード、パ
チンコ機ファイルの該当台番号の打止数、賞球数をメイ
ン制御装置117に送信する。そして、一定時間応答を待
ち、全台に対する開店処理が終了すると、次の処理へ進
む。一定時間内に応答信号を受信しない場合は、パチン
コ機ファイルの該当台弁号のモニタ情報に通信異常をセ
ットし、ディスプレイ装置283、プリンタ284に異常が発
生した機種名、台番号、異常要因を出力する。
パチンコ機金枠開放データ受信処理では、メイン制御
装置117から金枠開放データを受信すると、パチンコ機
ファイルの該当台番号を検索し、モニタ情報の金枠開放
フラグをセットし、ディスプレイ装置283、プリンタ284
に金枠が開放された機種名、台番号、金枠開放要因を出
力する。
パチンコ機金枠開放中データ受信処理では、メイン制
御装置117から金枠開放中データを受信すると、パチン
コ機ファイルの該当台番号を検索し、モニタ情報の金枠
開放フラグをリセットし、出玉数、回収球数、差数、開
放時間に受信した値を加算し、稼動実績ファイルの金枠
開放出玉数合計、金枠開放回収球数合計、金枠開放差数
合計、金枠開放時間合計を更新する。
パチンコ機打止発生データ受信処理ではメイン制御装
置117から打止発生データを受信すると、パチンコ機フ
ァイルの該当台番号を検索し、モニタ情報の打止フラグ
をセットし、打止回数に「1」を加算し、ディスプレイ
装置283、プリンタ284に打止が発生した機種名、台番
号、打止要因を出力する。
パチンコ機打止解除処理では打止解除スイッチ296が
オンになると、パチンコ機ファイルのモニタ情報から打
止台を検索し、打止台番号をディスプレイ装置283に表
示し、テンキーより指示された打止解除指定台の番号を
読み取り、指定された番号の台に打止解除指令を送信
し、パチンコ機ファイルの該当台番号のモニタ情報の打
止フラグをリセットする。
パチンコ機通常遊技データ受信処理では、メイン制御
装置117から通常遊技データを受信すると、パチンコ機
ファイルの該当台番号を検索し、受信値を記憶し、モニ
タ情報の通常遊技フラグをリセットし、特別遊技フラグ
をセットし、ディスプレイ装置283、プリンタ284に機種
名、台番号、特別遊技発生要因を出力する。
パチンコ機特別遊技データ受信処理では、メイン制御
装置117から特別遊技データを受信すると、パチンコ機
ファイルの該当台番号を検索し、受信した値を記憶し、
特別遊技回数に「1」を加算し、モニタ情報の通常遊技
フラグをセットし、特別遊技フラグをリセットする。
パチンコ機定時データ受信処理ではメイン制御装置11
7から定時データを受信すると、パチンコ機ファイルの
該当台番号を検索し、出玉数、回収球数、差数、発射球
数、稼動時間に受信した値を加算し、出玉数、回収球数
より割数を演算して記憶し、受信した稼動情報の特別フ
ラグをチェックする。そして、特別フラグがセットされ
ている場合には、受信した割数値と特別遊技割数値の上
限値を比較し、特別遊技フラグがセットされていない場
合には、受信した割数値と、通常遊技割数の上限値を比
較する。それぞれ上限値を超えている場合には、ディス
プレイ装置283、プリンタ284に異常機種名、異常台番
号、異常要因を出力し、稼動実績ファイルの出玉数合
計、回収球数合計、差数合計、総割数、発射球数合計、
稼動時間合計を更新する。
第49図から第51図は景品球精算機4での処理、および
景品球精算機4に関する管理装置6での処理のフローチ
ャートである。
景品球精算機4のメイン制御装置210において電源が
投入されると、RAM領域215がクリアされ、I/Oポートが
初期化され、台番号設定器212から台番号を読み込み、
管理装置6から開店指令信号が送信されてくるのを待
つ。
管理装置6から開店指令信号が送られてくると、受信
した暗号コード、店舗コード、年月日情報、余り玉数設
定値を記憶し、応答信号を管理装置6へ送信し、余り玉
数設定信号をローカル制御装置193へ出力する。
そして、異常確認処理として、景品カード発行装置18
8のモニタ要因を確認し、異常がなければ、ローカル制
御装置193へのレディ信号をオンにする。一方、異常が
あった場合には、モニタ表示器211にモニタ要因を表示
し、モニタ要因をモニタ情報にセットし、モニタ情報を
管理装置6へ送信し、ローカル制御装置193に対するレ
ディ信号をオフにして、リスタートスイッチ212が押さ
れるのを待つ。ローカル異常が発生した場合にも、モニ
タ表示器211への表示以外は同様の処理を行なう。
遊技店員等により異常が回復され、リスタートスイッ
チ212が押されると、モニタ情報をリセットし、管理装
置6へモニタ情報を再度送信し、モニタ表示器211の表
示をオフにし、ローカル制御装置193へのレディ信号を
オンにして、異常確認処理を行なう。
ローカル制御装置193からの発行指令信号を受信する
と、精算球数、余り玉数、募金信号を読み取り、景品カ
ードタンク197より景品カード10を取り出し、景品カー
ド10のセキュリティデータを読み取る。
セキュリティ記憶部232にセキュリティデータが記憶
されている場合には、景品カード10に精算球数、年月日
情報、店舗コード、セキュリティデータを磁気記憶す
る。
そして、磁気記憶したデータを再生し、書き込んだデ
ータとの一致を確認し、両データが一致している場合に
は、景品カード10を印字装置203に転送し、景品カード1
0に精算球数、年月日情報、店舗コードを印字し、景品
カード10を景品カード発行口179へ搬送する。一方、両
データが一致しない場合には、景品カード10を没収タン
ク207へ搬送し、景品カードタンク197より、再度景品カ
ード10を取り出して上記処理を行なう。
景品カード10の発行が正常に終了すると、ローカル制
御装置193への発行完了信号をオンにし、暗号によって
台番号、精算球数、余り玉数、募金の有無のデータを加
工し、精算データとして管理装置6へ送信する。
そして、管理装置6より閉店指令信号を受信すると、
ローカル制御装置193に対するレディ信号をオフにし
て、メイン制御装置210での処理を終了する。
ローカル制御装置193において電源が投入されると、R
AM領域225をクリアし、I/Oポートを初期化する。
メイン制御装置210から余り玉信号が送信されてくる
と、余り玉数設定値を記憶し、余り玉数表示器173に余
り玉数を表示し、メイン制御装置210からのレディ信号
がオンになるのを待つ。
メイン制御装置からのレディ信号がオンになると、余
り玉返却装置187のモニタ要因を確認し、異常がなけれ
ば、アラーム信号をオフにし、精算中止表示器170をオ
フにし、精算中表示器169を点灯し、シャッタ装置186を
オープンし、余り玉返却装置187のモニタ要因をリセッ
トし、精算カウンタ、余り玉カウンタをクリアし、精算
球数表示器172、余り玉数表示器173をオフにする。一
方、異常がある場合には、メイン制御装置210に対する
アラーム信号をオンにする。
球計数器190が球を検出すると、余り玉カウンタに
「1」を加算し、余り玉カウンタ値と余り玉設定値とを
比較して、両数値が一致した場合には、余り玉カウンタ
値を精算カウンタに加算し、余り玉カウンタをクリアす
る。一方、両数値が一致しない場合には、この処理をス
キップする。そして、余り玉カウンタ値を余り玉数表示
器173に、精算カウンタ値を精算球数表示器172に表示す
る。ここで、精算カウンタ値が「0」で余り玉カウンタ
値が「0」の場合には、精算する球がないので精算を行
なわない。
景品カード発行スイッチ175が押されると、シャッタ
装置186をクローズし、余り玉カウンタ値が「1」以上
の場合には、余り玉返却スイッチ176か、余り玉募金ス
イッチ177が押されるのを待つ。
余り玉の処理が指定されると、この指定を記憶し、精
算球数信号、余り玉数信号をメイン制御装置210へ送信
する。そして、余り玉募金スイッチ177が押されている
場合には、メイン制御装置210に対する募金信号をオン
にする。その後、メイン制御装置210に対する発行指令
信号をオンにし、メイン制御装置210から発行完了信号
が送られてくるのを待つ。
メイン制御装置210から発行完了信号が送られてくる
と、余り玉カウンタ値と余り玉募金の有無を再度確認
し、余り玉カウンタ値が「1」以上で余り玉募金が無い
場合には、余り玉排出ソレノイド185をオンにして、排
出監視タイマーをセットする。そして、余り玉排出セン
サー196がオンになる毎に余り玉カウンタ値から「1」
を減算し、余り玉数表示器173の表示を更新し、余り玉
カウンタ値が「0」になったら、余り玉排出ソレノイド
185をオフにして、処理の初期へ戻る。一方、予め定め
た一定時間内に排出が完了しない場合には、余り玉排出
ソレノイド185をオフにし、余り玉返却装置187のモニタ
要因をセットして、排出に異常があったことを知らせ、
処理の初期へ戻る。
上記した景品球精算機4での処理にともなう管理装置
6での処理を説明する。
精算機開店処理では、開店指令、暗号コード、店舗コ
ード、年月日情報、余り玉数設定値をメイン制御装置21
0に送信し、一定時間応答を待ち、全台に対する開店処
理が終了すると、次の処理へ進む。一定時間内に応答信
号を受信しない場合は、精算機ファイルの該当台番号の
モニタ情報に通信異常をセットし、ディスプレイ装置28
3、プリンタ284に異常が発生した機種名、台番号、異常
要因を出力する。
精算機モニタ処理では、メイン制御装置210からのモ
ニタ情報を受信すると、精算機ファイルの該当台番号を
検索して、受信したモニタ情報を書き込み、異常が発生
している場合には、ディスプレイ装置283、プリンタ284
に異常が発生した機種名、台番号、異常要因を出力す
る。
精算機精算データ受信処理では、メイン制御装置210
から精算データを受信すると、精算機ファイルの該当台
番号を検索し、カレンダ281より時刻を読み出し、精算
球数合計、余り玉数合計に受信した精算球数、余り玉数
を加算し、精算回数に「1」を加算する。
そして、余り玉募金がある場合には、募金余り玉数合
計に受信した余り玉数を加算し、時刻、精算球数、余り
玉数、募金の有無を記憶し、稼動実績ファイルの精算球
数合計、余り玉数合計、募金余り玉数合計、精算回数を
更新する。
第52図から第53図は景品カード書換更新機5での処
理、および景品カード書換更新機5に関する管理装置6
での処理のフローチャートである。
景品カード書換更新機5の制御装置239において電源
が投入されると、RAM領域268がクリアされ、I/Oポート
が初期化され、台番号設定器273から台番号を読み込
み、管理装置6から開店指令信号が送られてくるのを待
つ。
管理装置6から開店指令信号が送られてくると、受信
した暗号コード、景品球変換レートを記憶し、管理装置
6へ応答信号を送信する。
そして、異常確認処理として、レシートプリンタ250
のモニタ要因を確認し、景品カードリーダライタ249の
モニタ要因を確認し、異常がなければ受付可表示器245
をオンにする。一方、異常がある場合には、モニタ要因
をモニタ情報にセットし、管理装置6へモニタ情報を送
信し、受付可表示器245をオフにし、リスタートスイッ
チ241が押されるのを待つ。遊技店員等により異常が回
復され、リスタートスイッチ241が押されると、モニタ
情報をリセットし、管理装置6へ再度モニタ情報を送信
し、異常確認処理を行なう。
そして、景品カード10が景品カードリーダライタ249
に挿入され、挿入検出センサー257が景品カード10を検
出すると、景品カード10を景品カードリーダライタ249
内に搬送し、磁気データ、セキュリティデータを読み込
み、磁気データ記憶部231およびセキュリティ記憶部232
に記憶された両セキュリティデータの一致を確認する。
両データが一致した場合で、記憶球数がある場合には、
カード球数を球数表示器247に表示し、変換レートによ
り、カード球数を金額に変換し、変換金額を金額変換表
示器248に表示する。一方、両データが一致しなかった
場合には、アラーム表示器246を一定時間点灯し、景品
カード10を没収タンク207に搬送し、没収カード枚数に
「1」を加算し、異常確認処理を行なう。
そして商品金額入力スイッチ238による商品金額入力
がある場合には、入力金額を商品金額表示器244に表示
し、金額確定スイッチ240が押されると、商品金額値と
カード金額値とを比較する。商品金額がカード金額の範
囲内であったなら、カード金額値から商品金額値を減算
し、減算値を金額変換表示器248に表示し、変換レート
により、商品金額を球数に変換し、カード球数値から商
品球数値を減算し、減算値を球数表示器247に表示し、
商品金額値を売上金として加算記憶し、商品金額表示器
244の表示をクリアして、商品金額の入力確認処理へ戻
る。ここで、商品金額がカード金額の範囲内にない場合
には、アラーム表示器246を一定時間点灯し、商品金額
表示器244をクリアして商品金額の入力確認処理へ戻
る。
また、バーコード読み取り装置237により商品の金額
が入力され、読み取りスイッチ251が押された場合に
は、読み取った金額を商品金額表示器244に表示し、上
記した商品金額入力スイッチ238により商品金額が入力
され、金額確定スイッチ240が押された場合と同様の処
理を行なう。
その後、更新スイッチ242が押されると、カレンダ回
路271より日付、時刻を読み出し、レシートプリンタ250
に日付、時刻、商品売上金額、カード残球数を出力し、
カード残球数を磁気記録し、残球数表示部229にマーキ
ングをする。ここで、残球数がある場合には、景品カー
ド10を景品カードリーダライタ249から外部へ搬送し、
一方、残球数がない場合には、景品カード10を没収タン
ク207へ搬送して、没収カード枚数に「1」を加算す
る。そして、暗号によって台番号、売上金額、カード発
行店舗コード、没収カード枚数を加工し、売上データと
して管理装置6へ送信する。
上記したカード書換更新機5での処理に伴なう管理装
置6での処理を説明する。
更新機開店処理では、開店指令信号、暗号コード、景
品球変換レートを制御装置239へ送信し、一定時間応答
信号を待ち、全台に対する処理が終了すると次の処理へ
進む。一定時間内に応答信号を受信しない場合には、更
新機ファイルの該当台番号のモニタ情報に通信異常をセ
ットし、ディスプレイ装置283、プリンタ284に異常が発
生した機種名、台番号、異常要因を出力する。
更新機モニタ処理では、制御装置239からモニタ情報
を受信すると、更新機ファイルの該当台番号を検索し、
受信したモニタ情報を書き込み、異常が発生している場
合には、ディスプレイ装置283、プリンタ284に異常が発
生した機種名、台番号、異常要因を出力する。
更新機売上データ受信処理では、制御装置239から売
上データを受信すると、更新機ファイルの該当台番号を
検索し、カレンダ281より時刻を読み出し、時刻、売上
金額、カード発行店舗コードを記憶し、受信したデータ
を売上、没収カード枚数に加算し、カード取扱い回数に
「1」を加算し、稼動実績ファイルの更新機売上合計、
カード取扱い回数合計を更新する。
尚、上記した景品カード書換更新機5での処理は、遊
技店内に設置された景品カード書換更新機5により商品
との交換が行なわれた場合を示した。したがって、遊技
店外、例えばデパート等に景品カード書換更新機5が設
置されている場合の管理装置は、景品カード書換更新機
5のみの管理を行なうものであってもよい。
〈発明の効果〉 以上説明したように本発明によれば、遊技機の開閉扉
の所要開放状態を開閉扉状態検出手段が検出することに
より、開閉扉状態信号送信手段が該状態の検出を管理装
置へ送信し、また、当該遊技機で行われた遊技に関連す
る遊技稼働情報を遊技稼働情報送信手段が管理装置へ送
信し、これらの情報を各遊技機から受信した管理装置
は、各遊技機が特定状態であるか否かを識別し、特定状
態にある遊技機に対しては、特定情報分別集計手段が通
常時の遊技稼働情報と分別して稼働情報を集計すること
で得た遊技機の異常稼働に係わる特定情報が、所定範囲
に含まれるか否かを判定することに基づき、当該遊技機
に対する不正行為等に起因した異常状態が発生している
ことを判断することが可能になる。
すなわち、遊技店内の各遊技機は、遊技機の稼働情報
および開閉扉の所要開放状態をリアルタイムに管理装置
へ送信するだけで済み、これらの情報を受け取った管理
装置が開閉扉の開放状態を各遊技機毎に識別し、その間
の遊技稼働情報を通常時の遊技稼働情報と分別して集計
することにより、当該遊技機で不正行為の行われた蓋然
性の高い特定情報を、遊技店の営業中における累積値と
して得ることができる。
例えば、心ない遊技者が開閉扉を不正に開放して入賞
口へ球を入賞させて賞球を得るような不正行為が行われ
ると、この開閉扉開放状態中に頻繁に入賞球が発生して
大量の賞球が排出されていれば、遊技盤面で発生した球
止まりに対して遊技店員が行うサービスとは明らかに異
なっており、このような開閉扉開放状態中の遊技稼働情
報(排出賞球数や始動入賞球数等)を分別集計して特定
情報を得ることで、この特定情報が通常業務として想定
し得る所定範囲を越えていた場合を、遊技機の異常状態
(不正行為が行われている蓋然性の高い状態)として判
断できるものである。
しかも、異常稼働に係わる特定情報は、営業中に生じ
た開閉枠開放状態の全てを累積するものであることか
ら、開閉枠を頻繁に開閉して比較的少量の入賞球を不正
に発生させたような場合であっても、比較的容易に判断
することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図はシステ
ム概念図、第2図Aは遊技カードの表面図、第2図Bは
遊技カードの裏面図、第3図はカード販売機の正面図、
第4図Aはカード発行装置の正面図、第4図Bはカード
発行装置の内部を示す側面図、第5図はカード販売機の
制御装置のブロック図、第6図は球貸機の斜視図、第7
図はカードリーダライタの内部を示す側面図、第8図は
球排出装置の斜視図、第9図は球貸機の制御装置のブロ
ック図、第10図はパチンコ機の正面図、第11図はパチン
コ機の裏面図、第12図はパチンコ機の発射部を示す正面
図、第13図はパチンコ機の金枠の斜視図、第14図はパチ
ンコ機の制御装置のブロック図、第15図は景品球精算機
の斜視図、第16図は景品球精算機の球受入部の内部を示
す側面図、第17図は余り玉返却装置の斜視図、第18図A
は景品カード発行機の正面図、第18図Bは景品カード発
行機の内部を示す側面図、第19図は景品球精算機の制御
装置のブロック図、第20図は景品カードの正面図、第21
図は景品カード書換更新機の斜視図、第22図は景品カー
ドリーダライタの内部を示す側面図、第23図は景品カー
ド書換更新機の制御装置のブロック図、第24図は管理装
置のブロック図、第25図はキーボードの構成を示す概略
図、第26図は販売機ファイルの概略図、第27図は球貸機
ファイルの概略図、第28図、第29図はパチンコ機ファイ
ルの概略図、第30図は精算機ファイルの概略図、第31図
は更新機ファイルの概略図、第32図は設定値ファイルの
概略図、第33図は稼動実績ファイルの概略図、第34図、
第35図は、管理装置における処理の概略を示すフローチ
ャート、第36図から第38図はカード販売機における処理
のフローチャート、第39図、第40図は球貸機における処
理のフローチャート、第41図から第48図はパチンコ機に
おける処理のフローチャート、第49図から第51図は景品
球精算機における処理のフローチャート、第52図、第53
図は景品カード書換更新機における処理のフローチャー
トである。 図中、3……パチンコ機、6……管理装置、110……遊
技盤、112……遊技部、117……メイン制御装置、118…
…ローカル制御装置、133……金枠開放検出器、134……
金枠、278……中央処理装置、279……主記憶装置、285
……第1伝送制御装置。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技店内に設けられた複数の遊技機と、該
    遊技機から種々の情報を収集して管理する管理装置とか
    らなる遊技店の管理システムにおいて、 上記遊技機は、 遊技領域を有する遊技盤の前面側に位置し、当該遊技領
    域が視認可能な透明部材を備えて開閉可能に構成された
    開閉扉と、 上記開閉扉の所要開放状態を検出可能な開閉扉状態検出
    手段と、 上記開閉扉状態検出手段が開閉扉の所要開放状態を検出
    したことを上記管理装置へ送信する開閉扉状態信号送信
    手段と、 当該遊技機で行われた遊技に関連する遊技稼働情報を管
    理装置へ送信する遊技稼働情報送信手段と、 を備え、 上記管理装置は、営業中において、 各遊技機の開閉扉状態信号送信手段から送信された情報
    に基づいて、開閉扉の開放状態を各遊技機毎に識別し、
    この開閉扉の所要開放状態が識別された各遊技機の上記
    遊技稼働情報を異常稼働に係わる特定情報として、通常
    時の遊技稼働情報と分別して集計する特定情報分別集計
    手段を備え、 上記特定情報分別集計手段により集計した特定情報を各
    遊技機毎に外部へ視認可能に出力するようにしたことを
    特徴とする遊技店の管理システム。
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