JP2769866B2 - 遊技店における遊技媒体貸出・精算システム - Google Patents

遊技店における遊技媒体貸出・精算システム

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JP2769866B2 JP1144180A JP14418089A JP2769866B2 JP 2769866 B2 JP2769866 B2 JP 2769866B2 JP 1144180 A JP1144180 A JP 1144180A JP 14418089 A JP14418089 A JP 14418089A JP 2769866 B2 JP2769866 B2 JP 2769866B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、カード供給機関から供給されたカード状記
憶媒体を用いて遊技機での遊技に供する遊技媒体の貸出
を行い、遊技結果として遊技者が獲得した遊技媒体の精
算を行う遊技店における遊技媒体貸出・精算システムに
関するものである。
<従来の技術> 従来の遊技店における遊技媒体貸出システムは、遊技
媒体貸出装置に金銭を投入することにより遊技媒体を貸
し出すものが一般的であった。
しかし、遊技媒体貸出装置に金銭を投入する方式の遊
技媒体貸出システムにおいては、遊技者が遊技機を離れ
ることなく遊技媒体の貸出が行えるように利便性を高め
るべく、遊技機列から成る島設備内の遊技機間へ遊技媒
体貸出装置を配設することが一般化しているために、各
遊技媒体貸出装置に投入される金銭を島設備の一方端へ
移送して回収する装置が必要となる。
加えて、遊技媒体貸出装置において使用可能な金銭が
硬貨などに限られていると、遊技媒体を借り受けるため
に必要な硬貨等を使いきってしまった遊技者は、いちい
ち紙幣の両替を行わなければならないので利便性が悪く
なってしまうことから、紙幣も使用可能な遊技媒体貸出
装置を島設備に設けると、さらに金銭の回収装置が複雑
なものになってしまい、貨幣の回収途中に島設備内で金
銭が詰まってしまったり、盗難にあったりする虞があっ
た。
すなわち、このような遊技媒体貸出システムでは、回
収装置等の保守管理が煩雑になってしまうと共に、遊技
媒体の貸出に関する正確な売上管理をも困難にしてしま
うのである。
そこで、遊技店に設置したカード発行機に金銭を投入
することにより購入したカードを用いて、遊技媒体貸出
装置から遊技媒体の貸し出しが可能なカード式の遊技媒
体貸出システムも提案されている。このようなカード式
遊技媒体貸出システムにおいては、島設備内に遊技媒体
貸出装置を配置しても、貨幣を移送回収するための高価
で複雑な装置を必要としない上に、島設備内で金銭が盗
難にあう虞もないことから、遊技媒体の貸出に関する売
上管理の信頼性も向上させることができる。
一方、上記のような遊技媒体貸出システムによって遊
技媒体を借り受けた遊技者が遊技を行い、遊技結果とし
て獲得した遊技媒体を精算するための遊技店内における
遊技媒体精算システムとしては、遊技者が獲得した遊技
媒体を所定の計数装置に投入して、計数結果が印字され
たレシートや計数結果が記憶されたカードの発行を受
け、これらレシートやカードの情報を基に遊技店が用意
した種々の景品と交換するものが、一般の遊技店で広く
採用されている。
<発明が解決しようとする課題> しかしながら、従来より提案されているカード式の遊
技媒体貸出システムは、当該遊技店において有効に使用
できる独自のカードを発行して、この適正に発行された
カードを遊技媒体貸出装置に挿入することにより遊技媒
体の貸し出しを可能にするものであるため、遊技媒体貸
出用のカードは発行した当日に限り発行した遊技店のみ
で有効なものとなっている。
このために、遊技者は遊技を終了して遊技店を出ると
きに当該遊技店で購入したカードの精算(未使用分の残
額を返却してもらう処理)をしなければならず、遊技者
にとってカードの購入・精算という煩雑な行為を要求さ
れることとなっていた。
また、当該遊技店において当日限り有効な遊技媒体貸
出用カードを発行するカード式の遊技媒体貸出システム
においては、遊技店の閉店間際になると多数の遊技者が
カードのを精算行うために、限られた台数の精算機しか
設置されない遊技店で、多数の遊技者が精算のために待
たなければならなくなる。なお、精算機の設置台数を多
くすれば、斯かる遊技者の精算待ち時間を減少させるこ
とができるものの、遊技店側の設備投資が嵩むと共に、
全ての精算機の保守・修理等も必要となるために、遊技
店側の負担が著しく増大して非効率的である。
加えて、遊技店の営業終了時間には、銀行等の金融機
関も既に営業を終了しているために、遊技媒体貸出用カ
ードの精算に必要十分な紙幣を各遊技店が予め確保して
おかなければならず、遊技店が精算不能な状態に陥った
ような場合、当該遊技店の信用に大きく関わるため、遊
技店のリスクも大きい。
さらに、上述したようなカード式の遊技媒体貸出シス
テムにおいては、カード残高があるのにも拘わらず遊技
媒体貸出用カードを精算して、当該カードを使用不能状
態にするものであることから、多大な資源の浪費であ
る。
このようなことから、発行当日に限らず継続して使用
可能な遊技媒体貸出用カードを用いた遊技媒体貸出シス
テムを実現することが望ましいものの、遊技店の実質的
な利益は、遊技媒体の貸出に伴って発生することとなる
ために、遊技媒体貸出用カードの使用情報が極めて重要
であり、使用情報の改竄等を防止できる高信頼性がシス
テムに要求されることとなる。
加えて、遊技者が遊技結果として獲得した遊技媒体を
精算するための遊技媒体精算システムでは、レシートや
カードの精算情報に基づいて遊技店が予め用意した景品
とだけしか遊技媒体の交換ができないために、遊技者の
希望する景品が用意されていなかったり、品切れになっ
ていたりすることもあり、遊技者にとって、遊技店が用
意している限られた景品群からの選択を強いられること
は、非常に大きな不満となる。このため、多くの遊技者
は所謂特殊景品と呼ばれる景品と交換した後、更にこの
特殊景品を金銭と交換することが行われている。
したがって、遊技者は希望する景品がないことから遊
技媒体の精算においては、非常に面倒な処理(一旦特殊
景品と交換した後、特殊景品を金銭と交換する二回の交
換)を行わなければならず、遊技者の利便性を損ねるも
のであった。
斯かる不具合を解消するためには、遊技店で直接的に
金銭との交換が可能であればよいが、遊技媒体の貸出シ
ステムにおいてさえ、正確な売上管理が困難な現状であ
り、遊技媒体の精算をも金銭で行うことは、一層遊技店
側の正確な売上管理を困難にしてしまう。
そこで、本発明は、遊技店における遊技媒体の貸出に
関する情報と遊技媒体の精算に関する情報とを正確に管
理することが可能なシステムの提供を目的とするもので
ある。
<課題を解決するための手段> 本発明は上記に鑑み提案されたもので、カード供給機
関(例えば、カード発行センター8)から供給されたカ
ード状記憶媒体(例えば、カード9)を用いて遊技機
(例えば、パチンコ機3)での遊技に供する遊技媒体
(例えば、パチンコ球)の貸出を行い、遊技結果として
遊技者が獲得した遊技媒体の精算を行う遊技店における
遊技媒体貸出・精算システムにおいて、金銭が投入され
ることにより、有価価値情報が記憶されたカード状記憶
媒体を販売するカード状記憶媒体販売手段(例えば、カ
ード販売機1)と、遊技者の貸出操作に基づき、上記カ
ード状記憶媒体に所定の有価価値情報が記憶されている
ことを条件に所定数の遊技媒体を排出させ、又、この排
出された所定数の遊技媒体に対応する有価価値情報を減
算し、この減算された有価価値情報に係わる使用有価価
値情報信号を出力する遊技媒体貸出制御手段(例えば、
制御装置65)と、上記遊技媒体貸出制御手段から出力さ
れた使用有価価値情報信号を加算記憶し、該加算記憶値
に基づく使用有価価値集計信号を遊技店の売上請求の為
に上記カード供給機関へ出力する使用有価価値情報集計
手段(例えば、管理装置5)と、記遊技機における遊技
結果として遊技者が獲得した遊技媒体を計数し、該計数
値に対して所定のレートにより算出した精算額の貨幣を
排出するとともに精算情報を出力する遊技媒体精算手段
(例えば、精算機2)と、上記遊技媒体精算手段から出
力された精算情報を集計する精算情報集計手段(例え
ば、管理装置5)と、を備えたものである。
<作用> カード供給機関から供給されたカード状記憶媒体をカ
ード状記憶媒体販売手段により遊技者へ販売し、遊技媒
体貸出制御手段が遊技媒体を排出するために使用したカ
ード状記憶媒体の有価価値情報は使用有価価値情報集計
手段へ送信され、この使用有価価値情報集計手段が各遊
技媒体貸出制御手段からの使用有価価値情報信号を加算
記憶した加算記憶値に基づく使用有価価値集計信号をカ
ード供給機関へ出力し、遊技店の売上請求を行う。
また、遊技媒体精算手段が遊技機における遊技結果と
して遊技者が獲得した遊技媒体を計数し、該計数値に対
して所定のレートにより算出した精算額の貨幣を排出す
ることで精算し、この精算に関する精算情報を精算情報
集計手段へ出力し、精算情報集計手段が精算情報を集計
する。
<実施例> 第1図に本発明をパチンコ遊技店に応用した場合のシ
ステム概念図を示す。
遊技店内には、カード販売機1と、精算機2と、遊技
機としてのパチンコ機3と、遊技媒体貸出装置としての
玉貸機4とが設置してある。また、遊技店内の適宜な位
置には管理装置5が設置してあり、この管理装置5は、
上記したカード販売機1、精算機2、パチンコ機3、玉
貸機4と店内伝送路6を介して電気的に接続してある。
また、この管理装置5は電話回線等の店外伝送路7を介
してカード発行センター8と電気的に接続してある。
そして、カード発行センター8は遊技店から送られて
きた情報に基づき、カード代金の精算を行なう。このカ
ード代金の精算は、金融機関を通じて、または直接に行
なわれる。
カード供給機関たるカード発行センター8が発行し、
遊技店のカード販売機1により販売され、玉貸機4で遊
技球を借り出す場合に使用するカード状記憶媒体として
のカード9を第2図に示す。
このカード9は、紙、合成樹脂等からなる薄い板状で
あり、表面には長手方向の上部に残高表示部10、発行表
示部11を設け、長手方向の下部に販売金額、有効金額を
表示する金額表示部12、セキュリティデータを記憶する
セキュリティ記憶部13を設けてある。なお、本実施例に
おけるカード9は、上記の各情報を磁気的に記憶する所
謂磁気カードを用いるものとしてあるが、同様の機能を
備えるICカードなどのカード状記憶媒体をカード9に用
いるようにしても良い。
残高表示部10は、カード9の概ねの残高をパンチ穴、
マーキング等で表示し、カード使用者に当該カード9の
残高を知らしめるようにしている。
発行表示部11はカード9の二重発行を防止するための
もので、カード販売機1でカード9を発行する時にパン
チ穴、マーキング等により既発行であることを表示す
る。
金額表示部12にはカード9の販売金額を表示するが、
カード9にプレミアムを付けて販売する場合には、販売
金額にプレミアム分を加算した有効金額も合わせて表示
するようにする。このプレミアムはカード9の有効金額
を実際の販売価格より高くして差額を遊技者にサービス
するもので、例えば、500円カードでは無し、1000円カ
ードでは40円、2000円カードでは100円、3000円カード
では200円、5000円カードでは400円、10000円カードで
は800円とする。
セキュリティ記憶部13は、カード9の偽造を防止する
ために設けたもので、有価データ記憶領域に記憶させた
セキュリティデータと同一のデータを光学的手段、磁気
的手段等を用いて記憶し、かつ該データが外観からは読
取られないように隠匿した状態で記憶してある。
また、カード9の表面には、矢印を表示して挿入方向
を示してカードの挿入方向を分り易くしたり、挿入方向
の錯誤を防止するため、カードの先端の一方の角を予め
斜めに切断しておいてもよいし、カード9の余白部分に
は、広告表示部14を設けて広告を表示したり、カード裏
面に取扱説明部15を設けてカード9の取扱方法を表示し
てもよい。
カード裏面には、長手方向の下部に有価データ記憶領
域として磁気データ記憶部16を設け、磁気データ記憶部
16の下方には発行番号表示部17と発行年月日表示部18を
設けてある。
磁気データ記憶部16には、カード9の有効金額を表わ
す金額データと、カード9の発行金額を表わすカード種
別データと、カード9の偽造を防止するためのセキュリ
ティデータを記憶してある。金額データはカード製造時
にカード9の有効金額を所定態様の有価価値情報として
記憶し、玉貸機4でカード9が使用されると、使用金額
を減算して再記憶される。カード種別データは製造時に
カード9の発行金額を記憶し、カード販売機1において
カード9を販売する際に金額データとカード種別データ
とが合致するかどうかを照合し、カード9の発行ミスや
不正発行を防止している。
セキュリティデータはカード製造時に上記したセキュ
リティ記憶部13に記憶されたデータと同一のデータが記
憶されており、両データを比較してデータが不一致の場
合には不適正カードとして処理する。
発行番号表示部17には互いに重複しない一連の通し番
号等を表示すれば、盗難カードの摘発が可能であり、ま
たこの番号により抽選を行なうようにすれば、遊技者が
残高のなくなった無効カードを遊技店内に捨てることが
ないので、遊技店の美化に貢献できる。
上記したカード9を販売するカード状記憶媒体販売手
段としてのカード販売機1を第3図に示す。
このカード販売機1は、箱状体19に開閉可能な前面部
20を設け、前面部20のほぼ中程にカード排出口21…を左
右に並設し、カード排出口21…の上部にはそれぞれカー
ド残量可視窓22…を設け、カード排出口21…の下部には
それぞれカード金額指定スイッチ23…を設け、左側のカ
ード金額指定スイッチ23の下部にはカード9の残高を示
す残高表示器24を設け、残高表示器24の下部にはカード
挿入口25を開設し、右側のカード金額指定スイッチ23の
下部には投入紙幣の金額を表示する投入金額表示器26を
設け、投入金額表示器26の下部には紙幣投入口27を開設
し、カード挿入口25と紙幣投入口27との間の下方に紙幣
払出口28を開設してある。また、前面部20の上部にはカ
ード9が販売中であることを示す販売中表示器29、カー
ド9の販売を中止していることを示す販売中止表示器30
が設けてある。
カード販売機1にカード挿入口25を設けたのは、遊技
者が保管しているカード9の正確な残高を遊技者が知り
たい場合に利用するためであり、カード挿入口25にカー
ド9を挿入することにより残高表示器24に残高が表示さ
れるようになっている。
そして、箱状体19の内部には、前面部20を閉じたとき
に上記カード排出口21…に連通する位置に各々カード発
行装置31…を、上記カード挿入口25に連通する位置にカ
ードリーダ32を、上記紙幣投入口27に連通する位置に紙
幣識別装置33を、紙幣払出口28に連通する位置に紙幣払
出器34を各々配置してある。また、カード発行装置列の
左側にはカード販売機1の伝送アドレスを定義するため
の台番号設定スイッチ35と販売中止状態を回復させるた
めのリスタートスイッチ36を設け、カードリーダ32と紙
幣払出器34との間にはカード販売機1における処理を制
御する制御装置37を設け、制御装置37の上部には制御装
置37が制御する機器の状態を表示するモニタ表示器38を
設け、カードリーダ32の下方には電源供給装置39を設け
てある。
上記した紙幣識別装置33は、遊技者が紙幣投入口27か
ら投入した紙幣を取り入れて該紙幣の真偽を判別すると
ともに、紙幣の種類を判別して制御装置37に信号を送
り、不適当な紙幣と判断した場合は遊技者に返却する。
一方、紙幣識別装置33が適当な紙幣と判断するとととも
に、その紙幣の種類を判別すると、制御装置37からの信
号により投入金額表示器26に当該紙幣の金額を表示す
る。例えば、紙幣投入口に1万円札を挿入すると「10,0
00円」、5千円札の場合は「5,000円」、千円札の場合
は「1,000円」と表示する。この状態で遊技者がカード
金額指定スイッチ23を操作することにより遊技に供する
所望の金額を選択すると、カード販売機1は選択された
金額に対応するカード発行装置31を作動して、有価デー
タを記憶したカード9を発行する。
上記したカード発行装置31を第4図に示す。
このカード発行装置31は、カード9を貯留するカード
タンク40の下部に横向きU字状のカード搬送路41を設
け、カード搬送路41の奥に向って、カードタンク40から
カード9を一枚ずつ取り出すための取出装置42、発行す
るカード9の真偽を鑑定するための鑑定装置43を設け、
カード搬送路41の屈曲部にカード9を反転して搬送する
転送装置44を設け、転送装置44からカード排出口21に向
って適正カードと不適正カードの搬送路を切り替える切
換装置45、適正カードをカード排出口21に導出する導出
装置46を設けてある。切換装置45にはカード搬送路41か
ら分岐した不適正カード搬送路47を設け、不適正カード
搬送路47に連通する位置に没収タンク48が設けてある。
また、カードタンク40の下部にはカードタンク40内のカ
ード9の有無を検出する第1カードセンサー49が、没収
タンク48には没収タンク48内のカード収納量を検出する
第2カードセンサー50が、転送装置44の下部には制御装
置37からの発行指令に基づいてカード9の発行を制御す
る発行制御装置51が設けてある。カード発行装置31の前
面には、カード搬送路41の出口にカード排出口21が開設
してあり、カード排出口21とカードタンク40の間には、
カードタンク40のカードなし情報や没収タンク48のカー
ド満杯情報を表示するモニタ表示器52を設けてある。
上記したカード発行装置31は、制御装置37からのカー
ド発行指令を受けると、カードタンク40から取出装置42
によりカード9を一枚ずつ取り出してカード搬送路41上
へ導き、鑑定装置43へ搬送する。鑑定装置43では、発行
するカード9の磁気データ、セキュリティデータ、発行
表示、カード種別データ、カードサイズ等を読取り、適
正カードであるかどうかを鑑定する。適正カードの条件
は、カード9の有効金額を表す金額データとカード9の
発行金額を表わすカード種別データとが等しいこと、磁
気データ記憶部16のセキュリティデータとセキュリティ
記憶部13のセキュリティデータとが等しいこと、発行表
示部11に既発行を示す発行穴がないこと、カードサイズ
が正規寸法であること、遊技者が選択指定した金額とカ
ード種別データとが等しいことなどである。鑑定装置43
により鑑定され、カード発行装置31の奥に向かって搬送
されていたカード9は転送装置44により搬送方向を変え
られ、カード発行装置31の前面に向かって搬送される。
カード9が切換装置45に達すると、鑑定装置43の鑑定結
果により、適正カードは導出装置46へ、不適正カードは
没収タンク48へ搬送される。そして、適正カードは導出
装置46によりカード排出口21へ排出される。カードタン
ク40にカード9が無くなったことを第1カードセンサー
49が検出したり、没収タンク48が不適正カードで満杯に
なったことを第2カードセンサー50が検出すると、モニ
タ表示器52にこれらを表示する。
尚、カード販売機1はパチンコ遊技店内のみではなく
他の場所、例えばタバコ販売店、スーパーマーケット等
に設置してもよい。
また、上記した制御装置31は、カード9の仕様は秘密
にしてカード9の偽造やカード9に記憶されたデータの
改竄を防ぐため、カード9の読み書きに関する制御を行
なうメイン制御装置と、これ以外の制御を行なうローカ
ル制御装置とに分離してもよい。
第5図に示す玉貸機4はパチンコ機3とパチンコ機3
との間に配置するもので、箱体53の前面部54にカードリ
ーダライタ55のカード挿排口56を設けるとともに、パイ
ロットランプ57、カード金額表示器58、購入選択スイッ
チ59、球貸口60を設け、内部にはパチンコ機列上方の球
補給樋から分岐した球供給樋61の上部に供給球検出器62
を設け、球供給樋61の下端に球排出装置63を設け、該球
排出装置63の球流下樋64の出口を上記球貸口60に接続
し、上記カードリーダライタ55、カード金額表示器58、
購入選択スイッチ59、供給球検出器62、および球排出装
置63を制御装置65に電気的に接続し、該制御装置65を店
内伝送路6を介して管理装置5に接続してある。
すなわち、この制御装置65が、「遊技者の貸出操作に
基づき、カード状記憶媒体たるカード9に所定の有価価
値情報が記憶されていることを条件に所定数の遊技媒体
を排出させ、又、この排出させた所定数の遊技媒体に対
応する有価価値情報を減算し、この減算された有価価値
情報に係わる使用有価価値情報信号を出力する遊技媒体
貸出制御手段」として機能するのである。
パイロットランプ57は、カード9を受け付けて、パチ
ンコ球の貸し出しが可能なことを表示し、供給球検出器
62に球がないときや、管理装置5との接続が確認されな
いときに消灯し、カード9の受け付けを停止する。
カード金額表示器58は、受け付けたカード9の残高を
表示する。購入選択スイッチ59は、購入金額を指定する
ためのスイッチで、本実施例においては100円、200円、
500円のスイッチから構成されており、指定金額に相当
するパチンコ球が貸し出される。尚、この購入選択スイ
ッチ59を省略して、1回のカード挿入で予め決められた
金額、例えば200円に相当するパチンコ球を貸し出すよ
うにしてもよい。
上記したカードリーダライタ55を第6図に示す。
このカードリーダライタ55は、カード9に記憶された
磁気データの再生および更新、セキュリティデータの読
み出し、有価データの残高をマーキングするための装置
で、カード挿排口56から内部に向ってカード搬送路66を
設け、該カード搬送路66上に搬送ベルト67を介して搬送
モータ68で駆動する第1搬送ローラ69、第2搬送ローラ
70を設け、第1搬送ローラ69をカード挿排口56に臨ま
せ、第1搬送ローラ69のカード挿排口56側に挿入検出セ
ンサー71を設け、第1搬送ローラ69と第2搬送ローラ70
の途中にセキュリティ読取りセンサー72、リードライト
ヘッド73、マーキング装置74を設け、カード搬送路66の
終端部近傍に搬送モータ68、反転位置検出センサー75を
設け、搬送モータ68の軸76には搬送モータ68と同時に回
転するエンコーダー77を装着し、該エンコーダー77に位
置決めセンサー78を臨ませてあり、上記搬送モータ68、
挿入検出センサー71、セキュリティ読取りセンサー72、
リードライトヘッド73、マーキング装置74を制御装置65
に電気的に接続してある。
搬送モータ68は、カード9を搬送するローラを駆動す
るための正逆回転可能なモータで、第1搬送ローラ69、
第2搬送ローラ70に搬送ベルト67を介して連結されてい
る。
挿入検出センサー71は、カード9の挿入を検出して、
搬送モータ68を正転駆動するための検出器であって、カ
ード排出時には、このセンサー位置にカード9がなくな
ったときに、搬送モータ68を停止させる。
セキュリティ読取りセンサー72は、カード9のセキュ
リティ記憶部13に隠匿されたデータを読取るためのセン
サーであって、セキュリティ記憶部13の記憶方法に応じ
た、光学センサー、磁気センサー等からなる。
リードライトヘッド73は、カード9の磁気データ記憶
部16に記憶されたデータを読取り、該データを更新する
ためのヘッドであり、磁気ヘッド等よりなる。
マーキング装置74は、カード9の残高表示部10へ残高
を表示するための装置で、残高表示方法に応じた、パン
チ穴穿孔器、印刷スタンプ等よりなる。
エンコーダー77は、カード9の磁気データ記憶部16の
データの読取り位置と更新位置、セキュリティデータの
読取り位置、残高表示部10へのマーキング位置等を決定
するための位置決め信号を生成するための装置であっ
て、スリット円盤等よりなる。
位置決めセンサー78は、このエンコーダー77の位置決
め信号を検出して、各読取り位置等を決定するセンサー
であって、エンコーダー77がスリット盤からなる場合に
は、スリット開閉状況を光学的に検出してこれをパルス
列に変換して制御装置65へ送出する。
反転位置検出センサー75は、カード9の停止位置、搬
送モータ68の逆転位置を決定するためのセンサーで、カ
ード9の先端等を検出して逆転位置を決定するためのセ
ンサーである。
上記した球排出装置63を第7図に示す。
この球排出装置63は、球排出ソレノイド79の駆動によ
り球流下樋64内に出没して球の流下を規制する球ストッ
パ部80と、通過する球を1個宛検出する球排出センサー
81を備えてなる。
上記した玉貸機4でパチンコ球を借出すには、パイロ
ットランプ57の点灯した玉貸機4のカード挿排口56へカ
ード9を挿入する。そして、カード9に記憶された有価
データの範囲内で所望の借出金額に相当する購入選択ス
イッチ59を操作すると、球排出装置63において、球排出
ソレノイド79が励磁して球ストッパ部80が球流下樋64内
から退避し、球が玉貸口60へ流下する。そして、球排出
センサー81が、購入選択スイッチ59により選択した金額
に相当する球数を計数すると、球排出ソレノイド79が消
磁し、球ストッパ部80が球流下樋64に侵入して球の流下
を阻止する。こうして玉貸口60に排出された球を取り出
せばよい。
上記のような玉貸機4から遊技媒体たるパチンコ球を
借り受けた遊技者がパチンコ機3で遊技を行った結果と
して獲得した遊技媒体を精算する遊技媒体精算手段とし
ての精算機2の実施例を第8図、第9図に示す。
この精算機2は、箱型体82の上面の中央より左側に精
算金額表示器83、精算玉数表示器84、余り玉数表示器85
を有する一対の精算表示部86を前後に並設し、後側の精
算表示部86の左には精算表示部86の表示をクリアするた
めの表示クリアスイッチ87を設け、前側の精算表示部86
の左には精算中止表示器88と精算中表示器89を前後に並
設してある。また、上面の中央より右側には球投入部90
を設け、球投入部90の前寄りにはレシート発行口91を開
設するとともに、プリントスイッチ92を設けてある。ま
た、箱型体82の前面の左側には硬貨払出口93と紙幣払出
口94を並設し、前面の右側には余り玉返却口95を設けて
ある。
箱型体82の内部には、レシート発行口91に連通する位
置にレシートプリンタ96が、硬貨払出口93に連通する位
置に硬貨払出器97が、紙幣払出口94に連通する位置に紙
幣払出器98がそれぞれ設けてある。また、球投入部90の
球入口99に連通する位置には球計数器100が設けてあ
り、球計数器100は球回収樋101の上端に連結している。
そして、球回収樋101からは余り玉流下樋102が分岐して
いる。この余り玉流下樋102は、第10図で示すように、
余り玉貯留部103、余り玉排出装置104を経て余り玉返却
口95に連結している。また、上記した球入口90には、球
が球計数装置100へ流入するのを阻止するための開閉ソ
レノイド105等で駆動するシャッター機構106が設けてあ
る。箱型体82の内部には、精算機固有の台番号を発生す
るための台番号設定器107、余り玉数を設定するための
余り玉数設定器108、球の精算における変換レートを設
定するための変換レート設定器109、精算機2で異常が
発生した場合に、異常の回復を指令するためのリスター
トスイッチ110、硬貨払出器97での払出しを許可するた
めの硬貨払出スイッチ111、精算機2の各機器を制御す
るための制御装置112が設けてある。
上記した余り玉排出装置104を第11図に示す。
この余り玉排出装置104は、余り玉排出ソレノイド105
の駆動により余り玉流下樋102内に出没して球の流下を
規制する余り玉ストッパ部114と、通過する球を1個宛
検出する余り玉排出センサー115を備えてなる。
管理装置5は、第12図で示すように、中央処理装置11
6と、主記憶装置117と、補助記憶装置118と、カレンダ1
19と、キーボード120と、ブラウン管等よりなるディス
プレイ装置121と、プリンタ122と、第1伝送制御装置12
3と、第2伝送制御装置124とからなり、これらを電気的
に接続してある。また、管理装置5へは、補助電源装置
125、電源装置126を経由して電源が供給される。
本実施例においては、この管理装置5が、「遊技媒体
貸出制御手段たる玉貸機4の制御装置65から出力された
使用有価価値情報信号を加算記憶し、該加算記憶値に基
づく使用有価価値集計信号を遊技店の売上請求の為にカ
ード供給機関たるカード発行センター8へ出力する使用
有価価値情報集計手段」および「遊技媒体精算手段とし
ての精算機2から出力された精算情報を集計する精算情
報集計手段」としての機能を併せ持つものとしてある。
中央処理装置116は、管理装置5内の各制御装置を統
括的に管理するための装置であって、各装置間のデータ
の受け渡しや、データの演算処理などを行なう。
主記憶装置117は、カード販売機1における販売デー
タ、精算機2における精算データ等を記憶するファイル
を有するとともに、電源をオンにしたときに中央処理装
置116の処理プログラムが記憶される。
補助記憶装置118は、例えばハードディスク等よりな
り、中央処理装置116の処理プログラムやカード発行セ
ンター8が各遊技店を識別するために利用する店舗番号
等の固有データを記憶するとともに、営業終了時に当日
の精算データ等を記憶する。
カレンダ119は、年月日、時間等を設定するためのも
のであり、年月日情報は各データを補助記憶装置118に
記憶するときや、カード発行センター8にデータを送信
する際に使用され、時間データは各機器からのデータを
主記憶装置117に記憶する際に使用される。
キーボード120は、中央処理装置116に対する指令盤で
あり、第13図に示すように、盤面上にキースイッチ12
7、開店スイッチ128、閉店スイッチ129、売上スイッチ1
30、印字スイッチ131、送信スイッチ132、ファイルスイ
ッチ133、テンキー134等が設けてある。キースイッチ12
7は、開店スイッチ128および閉店スイッチ129の誤操作
を防止するためのスイッチで、このスイッチをオンにし
ないと各スイッチが作動しないようになっている。開店
スイッチ128は、各機器に開店指令信号を送信するため
のスイッチである。閉店スイッチ129は、各機器に閉店
指令信号を送信するためのスイッチである。売上スイッ
チ130は、各機器の稼動実績データをディスプレイ装置1
21に表示させるための指令スイッチである。印字スイッ
チ131は、各機器の稼動実績データをプリンタ122に印字
させるための指令スイッチである。送信スイッチ132
は、各ファイルに記憶されたデータをカード発行センタ
ー8に送信するための指令スイッチである。尚、カード
発行センター8からの指令によって自動的にデータを送
信させる場合には、この送信スイッチ132は不要とな
る。ファイルスイッチ133は、各ファイルに記憶された
データを補助記憶装置118に記憶させるためのスイッチ
である。テンキー134は、特定の機器の売上等を知りた
い場合に、その機器の台番号等を入力するためのスイッ
チである。
プリンタ122は、上記した各機器における稼動実績等
を印字するための装置である。
第1伝送制御装置123は遊技店内の店内伝送路6上に
おける送受信権の確立および送受信データの規格化を行
い、中央処理装置116が必要とするデータの送受信管理
を行なうための装置である。
第2伝送制御装置124は、遊技店とカード発行センタ
ー8との店外伝送路7上における送受信権の確立および
送受信データの規格化を行なうための装置である。
電源装置126は、各制御装置へ電源を供給するための
装置であり、補助電源装置125は停電時におけるバック
アップ用の電源で、主記憶装置117に記憶された売上デ
ータ等が停電により消失することを防ぐために設けた装
置である。
上記した精算機2における処理、および管理装置5に
おける処理のうち精算機2に関する処理のフローチャー
トを第14図から第23図に示す。
精算機2において、電源が投入されると、RAM領域が
クリアされ、I/Oポートが初期化され、台番号設定器107
から各精算機固有の台番号を読み込み、玉数から金額へ
の変換レートを読み込み、余り玉数設定器108から余り
玉として排出する基準球数を読み込む。そして、精算中
止表示器88を点灯し、シャッター機構106をクローズし
て精算玉を受け入れない状態にして、管理装置5からの
開店指令信号を待つ。
管理装置5からの開店指令信号を受信すると、管理装
置5から一緒に送信されてきた暗号コード、店舗コー
ド、年月日情報を記憶し、管理装置5へ応答信号を送信
し各機器の異常確認処理へ移行する。
各機器の異常確認処理では、紙幣払出器98の紙幣残
量、硬貨払出器97の硬貨残量、余り玉排出装置104の異
常、レシートプリンタ96のレシート残量を確認する。そ
して、各異常確認処理において異常が発見されると、管
理装置5への異常告知処理を行なう。一方、異常が発見
されない場合には、精算中止表示器88を消灯し、精算中
表示器89を点灯し、シャッター機構106をオープンし、
玉数カウンタ、余り玉カウンタをクリアし、精算金額表
示器83、精算玉数表示器84、余り玉数表示器85をオフに
し、精算球を受け入れる状態にして、玉検出処理へ移行
する。
上記した異常告知処理では、異常を表すモニタ発生要
因をモニタ情報にセットし、モニタ情報を管理装置5へ
送信して、リスタートスイッチ110が押されるのを待
つ。遊技店員により異常が回復され、リスタートスイッ
チ110が押されると、モニタ情報をリセットし、異常回
復を知らせるために、再度、管理装置5へモニタ情報を
送信する。
玉検出処理において、球計数器100が精算球を検出す
る毎に、余り玉カウンタに「1」を加算し、余り玉カウ
タ値と余り玉設定値とを比較し、両数値が一致した場合
には、余り玉カウンタ値を玉数カウンタに加算し、余り
玉カウンタをクリアする。上記した処理により、余り玉
数が余り玉設定値以下の場合には、そのまま余り玉とし
て処理し、余り玉数が余り玉設定値に達すると精算球と
して処理する。そして、余り玉カウンタ値と、玉数カウ
ンタ値をそれぞれ余り玉数表示器85、精算玉数表示器84
に表示する。
そして、上記した処理を行なった後、または精算球を
検出しなかった場合に、玉数カウンタ値が「0」で、余
り玉カウンタ値が「0」であると、異常確認処理へ戻
る。一方、玉数カウンタ値が「1」以上で、余り玉カウ
ンタ値が「1」以上であると、貨幣払出処理へ移行す
る。
貨幣払出処理において、プリントスイッチ92が押され
ると、シャッター機構106をクローズして、精算球を受
け付けない状態にし、変換レートにより玉数を金額に変
換演算し、演算結果を精算金額表示器83に表示する。そ
して、払出紙幣がある場合には、紙幣払出器機98に払出
枚数を設定して紙幣を払い出し、払出硬貨がある場合に
は、硬貨払出器97に払出枚数を設定して硬貨を払い出し
て、余り玉排出処理へ移行する。
余り玉排出処理においては、余り玉カウンタ値が
「1」以上の場合に余り玉を排出し、余り玉カウンタ値
が「0」の場合には、異常確認処理へ移行する。余り玉
カウンタ値が「1」以上の場合には、余り玉数を余り玉
排出装置104にセットし、余り玉排出ソレノイド113をオ
ンにし、排出監視タイマーをセットする。余り玉排出ソ
レノイド113がオンになると、余り玉ストッパ部114が余
り玉流下樋102内から退避し、余り玉が余り玉返却口95
へ排出される。そして、余り玉検出センサー115が球を
検出する毎に余り玉カウンタから「1」を減算し、余り
玉数表示器85を更新し、余り玉カウンタ値が「0」にな
ると、余り玉排出ソレノイド113をオフにして余り玉ス
トッパ部114を余り玉流下樋102内へ突出させ球の流下を
阻止して、余り玉排出処理を終了する。ここで、余り玉
流下樋102内に球が詰まるなどして、予め定めた一定時
間内に余り玉の排出が終了しない場合には余り玉排出ソ
レノイド113をオフにし、余り玉排出装置104のモニタ要
因をセットし、異常確認処理へ戻る。
そして、カレンダ119より日付、時刻を読み出し、レ
シートプリンタ96により日付、時刻、精算玉数、精算金
額を出力し、予め記憶してある暗号により台番号、精算
玉数、精算金額の各データを加工して、精算データとし
て管理装置5へ送信し、玉数カウンタをクリアし、金額
値をクリアし、表示クリアスイッチ87が押されると、精
算玉数表示器84、精算金額表示器83の表示をクリアし、
閉店確認処理へ移行する。
閉店確認処理において、管理装置5からの閉店指令信
号を受信すると、シャッター機構106をクローズし、精
算中止表示器88を点灯し、精算中表示器89を消灯して、
精算球を受け付けないことを示し、精算機2における処
理が終了する。
一方、管理装置5からの閉店指令信号を受信しない場
合には、上記した処理を繰り返す。
管理装置5において、電源が投入されると、主記憶装
置117内に記憶した各ファイルをクリアし、カード発行
センター8から各設定値が送信されるのを待つ。そし
て、設定値として送信されてきた暗号コード、店舗コー
ド等をコモンファイルに記憶し、開店スイッチ128が押
されるのを待つ。
開店スイッチ128が押されると、開店指令信号、暗号
コード、店舗コード、年月日情報を精算機5に送信し、
一定時間応答を待つ。そして、全ての精算機5から応答
信号を受信すると、通信異常確認処理へ移行する。一
方、応答信号を受信しない場合には精算機ファイルのモ
ニタ情報に通信異常をセットし、ディスプレイ装置12
1、プリンタ122に異常が発生した台番号、異常要因を出
力する。
通信異常確認処理では、通信異常が発生した台に開店
指令信号および暗号を再度送信し、一定時間応答を待
つ。応答信号を受信すると、該当ファイルのモニタ情報
の通信異常をリセットし、精算機5のモニタ情報の受信
確認処理へ移行する。一方、一定時間内に応答信号を受
信しない場合には、異常台に精算を開始させない。
精算機5のモニタ情報の受信確認処理では、精算機5
で異常が発生し、モニタ情報が送信されてきた場合に、
精算機ファイルの該当台番号を検索し、受信モニタ情報
を書き込み、ディスプレイ装置121、プリンタ122に異常
が発生した台番号、異常要因を出力し、精算データの送
信処理へ移行する。一方、異常が発生した精算機5がな
い場合には、上記した処理をスキップする。
精算データの受信処理では精算データを受信すると、
精算機ファイルの該当台番号を検索し、受信した精算玉
数、精算金額を精算機ファイル内に加算し、精算回数に
「1」を加算し、コモンファイルの精算玉数合計値、精
算金額合計値を更新して、終了処理へ移行する。
終了処理は、データ出力処理、閉店処理、データ送信
処理、ファイル格納処理からなる。
データ出力処理において、売上スイッチ130、印字ス
イッチ131が押されると、コモンファイルの売上データ
をそれぞれディスプレイ装置121、プリンタ122に出力す
る。
閉店処理において、閉店スイッチ129が押されると、
閉店指令信号を精算機5に送信する。
データ送信処理において、送信スイッチ132が押され
ると、コモンファイルの売上データを読み出し、暗号に
よって店番号、送信データを加工し、売上データとして
カード発行センター8へ送信する。そして、この売上デ
ータを受信したカード発行センター8では、売上データ
の監査を行ない、金融機関に支払指令を出して精算金を
支払う。
ファイル格納処理において、ファイルスイッチ133が
押されると、年月日情報とともに、玉貸機売上ファイ
ル、精算機ファイル、コモンファイルを補助記憶装置12
5に格納して管理装置5での精算機に関する処理を終了
する。
第24図から第27図に管理装置5で管理するファイルの
概略を示す。
第24図は精算機ファイルの概略で、精算機2において
精算が終了する毎に、精算データとして、台番号、精算
金額、精算玉数、余り玉数が管理装置5へ送信される。
これらのデータは管理装置5において精算機一台毎のデ
ータとして記憶される。この精算機一台毎のデータは台
番号、精算金額合計、精算玉数合計、余り玉数合計、精
算回数と、各精算における精算時刻、精算金額、精算玉
数、余り玉数と、モニタ情報からなる。
上記したモニタ情報は、精算機2において異常が発生
した場合および異常が回復された場合に、台番号ととも
に管理装置5へ送信される。このモニタ情報は、8ビッ
トからなり、異常情報を統括する1ビットと、各ビット
に対応する5個の異常情報とからなる。尚、残り2ビッ
トは未使用である。
第25図に玉貸機売上ファイルの概略を示す。
玉貸機4において玉が購入される毎に売上データとし
て、台番号、カード種別、購入金額が管理装置5へ送信
される。これらのデータは管理装置5において玉貸機一
台毎のデータとして記憶される。この玉貸機一台毎のフ
ァイルは、台番号、売上と、各購入毎の購入時刻、カー
ド種別、購入金額と、モニタ情報からなる。
上記したモニタ情報は、玉貸機4において異常が発生
した場合および異常が回復された場合に、台番号ととも
に管理装置5へ送信される。このモニタ情報は、8ビッ
トからなり、異常情報を統括する1ビットと、各ビット
に対応する4個の異常情報とからなる。尚、残り3ビッ
トは未使用である。
第26図に販売機ファイルの概略を示す。
カード販売機1においてカード9が発行される毎に、
カード発行データとして、台番号、カード種別、受入金
額、払出金額、没収カード枚数が管理装置5へ送信され
る。これらのデータは管理装置5においてカード販売機
一台毎のデータとして記憶される。このカード販売機一
台毎のデータは、台番号、売上と、カード発行枚数、各
金額カード毎の発行枚数、没収カード枚数、受入金額合
計、払出金額合計と、モニタ情報からなる。
上記したモニタ情報は、カード販売機1において異常
が発生した場合および異常が回復された場合に、台番号
とともに管理装置5へ送信される。このモニタ情報は、
16ビットからなり、各ビットはそれぞれ異常情報に対応
している。
第27図に、玉貸機売上ファイル、精算機ファイル、販
売機ファイルのデータを総括したコモンファイルの概略
を示す。
このコモンファイルは各ファイルのデータが更新され
るときに一緒に更新されるもので、玉貸機売上ファイル
に対応する玉貸機売上合計、購入回数合計、各カード毎
の利用回数合計と、販売機ファイルに対応する販売機売
上合計、カード発行枚数合計、各カード種別毎の発行枚
数合計と、精算機ファイルに対応する精算金額合計、精
算玉数合計、精算回数合計、余り玉数合計と、カード発
行センター8から受信した変換レート、暗号コード、店
舗コード、年月日情報と、ワーキングエリアとからな
る。
尚、暗号データは日毎に変更してもよい。
カード発行センター8へは、上記したコモンファイル
を伝送する。また、より詳細なデータが必要な場合は、
精算機ファイル等の内容を付加して伝送してもよい。上
記のファイルを伝送することにより、遊技店はカード発
行センターに売上の精算を要求する。
尚、上記した実施例において、余り玉の計数は、球計
数器100が精算球を検出する毎に、余り玉カウンタに
「1」を加算し、余り玉カウタ値と余り玉設定値とを比
較し、両数値が一致した場合には、余り玉カウンタ値を
玉数カウンタに加算し、余り玉カウンタをクリアして遊
技者に返却する余り玉数を決定しているが、全ての精算
球を計数したのち、余り玉設定値で全精算玉数を除し
て、剰余を余り玉とし遊技者に返却するようにしてもよ
い。
<発明の効果> 以上説明したように、本発明に係る遊技店における遊
技媒体貸出・精算システムによれば、カード供給機関か
ら供給されたカード状記憶媒体をカード状記憶媒体販売
手段により遊技者へ販売し、遊技媒体貸出制御手段が遊
技媒体を排出するために使用したカード状記憶媒体の有
価価値情報は使用有価価値情報集計手段へ送信され、こ
の使用有価価値情報集計手段が各遊技媒体貸出制御手段
からの使用有価価値情報信号を加算記憶した加算記憶値
を基に遊技店の売上に係わる売上データとして集計した
使用有価価値集計信号をカード供給機関へ送信すること
となるので、この使用有価価値情報集計信号に相当する
売上金を、カード供給機関側から遊技店側へ支払うもの
とする。
したがって、カード供給機関から供給された所定の有
価価値情報を記憶させたカード状記憶媒体は、購入した
当日に限定されずに継続して使用可能であるので、遊技
者の利便性を大いに高めることが可能となる。加えて、
カード状記憶媒体の使用に基づく遊技店の売上に関する
精算は、カード供給機関が行うので、カード状記憶媒体
を使用した遊技媒体貸出の売上管理が正確に行われる。
また、遊技媒体精算手段が遊技機における遊技結果と
して遊技者が獲得した遊技媒体を計数し、該計数値に対
して所定のレートにより算出した精算額の貨幣を排出す
ることで精算し、この精算に関する精算情報を精算情報
集計手段へ出力し、精算情報集計手段が精算情報を集計
するので、遊技媒体の精算に基づく正確な売上管理も可
能となる。
従って、遊技店は、売上管理に支障を来すことなく遊
技媒体の精算を金銭で行うことが可能となるので、嗜好
の異なる様々な遊技者が望む種々雑多な景品を取り揃え
る等して、遊技媒体との精算に労する必要が無くなる
し、遊技者にとっても、希望する商品が景品としてない
場合に、特殊景品と交換して更に金銭に交換するという
二度手間がなくなり、遊技者の利便性も大いに高めるこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示したもので、第1図は本発明
のシステム概念図、第2図Aはカードの表面図、第2図
Bはカードの裏面図、第3図は精算機の正面図、第4図
Aはカード発行装置の正面図、第4図Bはカード発行装
置の内部を示す断面図、第5図は玉貸機の内部を示す斜
視図、第6図はカードリーダライタの内部を示す断面
図、第7図は球排出装置の斜視図、第8図は精算機の斜
視図、第9図は精算機の内部を示す斜視図、第10図は球
投入部の断面図、第11図は余り玉排出装置の斜視図、第
12図は管理装置のブロック図、第13図はキーボードの構
成図、第14図から第23図は精算機および管理装置におけ
る処理のフローチャート、第24図は精算機ファイルの概
略図、第25図は玉貸機売上ファイルの概略図、第26図は
販売機ファイルの概略図、第27図はコモンファイルの概
略図である。 図中、1……カード販売機、2……精算機、3……パチ
ンコ機、4……玉貸機、5……管理装置、8……カード
発行センター、9……カード。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G07F 7/08 G07F 7/08 L M

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カード供給機関から供給されたカード状記
    憶媒体を用いて遊技機での遊技に供する遊技媒体の貸出
    を行い、遊技結果として遊技者が獲得した遊技媒体の精
    算を行う遊技店における遊技媒体貸出・精算システムに
    おいて、 金銭が投入されることにより、有価価値情報が記憶され
    たカード状記憶媒体を販売するカード状記憶媒体販売手
    段と、 遊技者の貸出操作に基づき、上記カード状記憶媒体に所
    定の有価価値情報が記憶されていることを条件に所定数
    の遊技媒体を排出させ、又、この排出された所定数の遊
    技媒体に対応する有価価値情報を減算し、この減算され
    た有価価値情報に係わる使用有価価値情報信号を出力す
    る遊技媒体貸出制御手段と、 上記遊技媒体貸出制御手段から出力された使用有価価値
    情報信号を加算記憶し、該加算記憶値に基づく使用有価
    価値集計信号を遊技店の売上請求の為に上記カード供給
    機関へ出力する使用有価価値情報集計手段と、 上記遊技機における遊技結果として遊技者が獲得した遊
    技媒体を計数し、該計数値に対して所定のレートにより
    算出した精算額の貨幣を排出するとともに精算情報を出
    力する遊技媒体精算手段と、 上記遊技媒体精算手段から出力された精算情報を集計す
    る精算情報集計手段と、 を備えていることを特徴とする遊技店における遊技媒体
    貸出・精算システム。
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