JP2811153B2 - リアプロジェクター用のスクリーン - Google Patents

リアプロジェクター用のスクリーン

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JP2811153B2
JP2811153B2 JP6178268A JP17826894A JP2811153B2 JP 2811153 B2 JP2811153 B2 JP 2811153B2 JP 6178268 A JP6178268 A JP 6178268A JP 17826894 A JP17826894 A JP 17826894A JP 2811153 B2 JP2811153 B2 JP 2811153B2
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務 中澤
義弘 葭原
一郎 保坂
剛 平原
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Arisawa Manufacturing Co Ltd
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Arisawa Manufacturing Co Ltd
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  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
  • Overhead Projectors And Projection Screens (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リアプロジェクター用
のスクリーンに関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来か
ら提案されているリアプロジェクター用のスクリーン
は、図1に図示したようにして使用され、その構造は図
2に図示したように集光用のサーキュラーフルネルレン
ズ31と拡散用のレンチキュラーレンズ32とを貼り合
わせた2枚構成のスクリーン33である。符号34はプ
ロジェクター、35は反射板である。
【0003】ところで、最近、この二枚構成のスクリー
ン33ではレンチキュラーレンズ32の凹凸及びブラッ
クストライプ32’が視認され、違和感があるというこ
とで、図3に図示したようにレンチキュラーレンズ32
の表面に表面平滑な前面板36を付設するケースが多く
なって来ている。
【0004】この前面板36の代表例としては、図4に
図示したように表面をハードコート処理したアクリル板
やガラス板(以下、従来例1)などがある。符号37は
ハードコート層(厚約10μm)、38はアクリル板
(厚約3mm)である。
【0005】しかし、この従来例1は、ハードコート層
37が存するが、未だ耐擦傷性が悪く、また、表面が平
滑故に表面反射という問題が生じる。この表面反射とい
う問題は当然透過率の低下という問題を招来する。
【0006】そこで、耐擦傷性の向上及び表面反射を防
止する為、本発明者は表面に可撓性を有する低屈折樹脂
をコーティングする方法を開発した。
【0007】具体的な構造は、図5に示すようにポリウ
レタンフィルム39(厚約200μm)/PET(ポリ
エチレンテレフタレート)フィルム40(厚約188μ
m)/エポキシ系接着剤41(厚約50μm)/PC
(ポリカーボネイト)シート42(厚約2mm)/エポ
キシ系接着剤43(厚約50μm)/PETフィルム4
4(厚約188mm)なる構造の前面板36(以下、従
来例2という。)である。
【0008】しかし、この従来例2は構造が複雑である
為、透過率が劣化するとともにその製造が厄介であり、
また、それだけ高価な製品となってしまう問題がある。
【0009】本発明は上記の点を解決したリアプロジェ
クター用のスクリーン前面板を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0011】リアプロジェクター用のスクリーンであっ
て、該スクリーンの前面に付設される前面板1をヤング
率2kg/mm以下の表面層2と透明基材3のみから
成る二層構造としことを特徴とするリアプロジェクタ
ー用のスクリーンに係るものである。
【0012】請求項1記載のリアプロジェクター用のス
クリーンにおいて、表面層2は、エポキシ系高透明熱光
硬化性樹脂,シリコーン系高透明光硬化性樹脂若しくは
アクリル系高透明熱可塑性樹脂から成ることを特徴とす
るリアプロジェクター用のスクリーンに係るものであ
る。
【0013】請求項1,2いずれか1項に記載のリアプ
ロジェクター用スクリーンにおいて、前面板1に表面反
射防止層4を形成したことを特徴とするリアプロジェク
ター用スクリーンに係るものである。
【0014】請求項記載のリアプロジェクター用のス
クリーンにおいて、表面反射防止層4を屈折率1.30
〜1.40程度の物質により形成したことを特徴とする
リアプロジェクター用のスクリーンに係るものである。
【0015】
【作用】ヤング率が2kg/mm以下である為、耐擦
傷性が良好であり、構造がシンプルな二層構造故に透過
率が向上する。
【0016】
【実施例】図6は本発明の一実施例で、以下に説明す
る。
【0017】基材3に剛性,耐熱性を有する材料、例え
ばPCシート,MS(アクリルとスチレンの共重合体)
シート,PMMA(ポリメチルメタアクリレート)シー
トなどの高透明熱可塑性シート(厚約0.5〜5mm)
を用いる。尚、基材3の材料は高透明なものであればど
のようなものでも良い。
【0018】この基材3上に表面層2として可撓性を有
する材料、例えばウレタンアクリレート系やエポキシ系
などの高透明光硬化性樹脂,ウレタン系やシリコーン系
などの高透明熱硬化性樹脂、ウレタン系やアクリル系の
高透明熱可塑性樹脂を付設する。この表面層2はヤング
率が2kg/mm以下のものを採用する。
【0019】そして、この二枚構成となった前面板1の
全面に表面反射を防ぐ為低屈折率樹脂をコーティングし
て表面反射防止層4を形成する。
【0020】この表面反射防止層4を形成する材料は表
面層2,基材3の屈折率(屈折率1.50前後)より低
い材料であることが望ましく、特に屈折率が1.30〜
1.40程度のものが最適である。この範囲の屈折率の
材料を使用すれば後記表1の特性が得られることを実験
により確認済である。
【0021】図6の実施例は、基材3としてPCシート
(厚2mm)を、表面層2としてウレタンアクリレート
系紫外線硬化性樹脂(厚150μm)を、表面反射防止
層4として屈折率1.34の旭硝子製フッ素樹脂「サイ
トップ」(厚約0.1μm)を採用している。尚、「サ
イトップ」はディッピングによりコーティングする。
【0022】本実施例の前面板1は次の表1,2の特性
を有することが実験により確認されている。
【表1】
【表2】 即ち、表面層2のヤング率が2kg/mm以下である
為、耐擦傷性が良好となり、また、構造がシンプルであ
ること及び表面反射防止層4の存在故に表面反射が減少
して透過率が向上することになる。尚、本発明のクレー
ムは、以上の種々の実験により得た結果をまとめたもの
である。
【0023】更に、本実施例は次の特徴も発揮する。即
ち、異種材料を加熱重合すると必ず一方の部材にそりが
生じてしまう。本実施例の場合、表面層2が可撓性を有
している為、基材3の熱膨張に追従し、全体としてそり
のない部材となる。スクリーンにおいてそりは致命的で
あり、この点においても、本実施例は秀れたスクリーン
を提供し得ることになる。
【0024】以上、本実施例に係る前面板1を付設した
スクリーンは、耐擦傷性,軽量化,高解像度化,ハイコ
ントラスト化において秀れたものとなる。
【0025】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したから、光
学的性能及び表面性能に秀れ且つ軽量にして安価なリア
プロジェクター用のスクリーンを提供し得ることにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】リアプロジェクター用映射装置の説明図であ
る。
【図2】一般的なリアプロジェクター用のスクリーンの
構造説明図である。
【図3】最近多用されているリアプロジェクター用のス
クリーンの構造説明図である。
【図4】従来例1の説明図である。
【図5】従来例2の説明図である。
【図6】本実施例の説明図である。
【符号の説明】
1 前面板 2 表面層 3 透明基材 4 表面反射防止層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平原 剛 新潟県上越市南本町1丁目5番5号 株 式会社有沢製作所内 (56)参考文献 特開 平7−261276(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03B 21/62

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リアプロジェクター用のスクリーンであ
    って、該スクリーンの前面に付設される前面板1をヤン
    グ率2kg/mm以下の表面層2と透明基材3のみか
    ら成る二層構造としことを特徴とするリアプロジェク
    ター用のスクリーン。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のリアプロジェクター用の
    スクリーンにおいて、表面層2は、エポキシ系高透明熱
    光硬化性樹脂,シリコーン系高透明光硬化性樹脂若しく
    はアクリル系高透明熱可塑性樹脂から成ることを特徴と
    するリアプロジェクター用のスクリーン。
  3. 【請求項3】 請求項1,2いずれか1項に記載のリア
    プロジェクター用スクリーンにおいて、前面板1に表面
    反射防止層4を形成したことを特徴とするリアプロジェ
    クター用スクリーン。
  4. 【請求項4】 請求項記載のリアプロジェクター用の
    スクリーンにおいて、表面反射防止層4を屈折率1.3
    0〜1.40程度の物質により形成したことを特徴とす
    るリアプロジェクター用のスクリーン。
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JP2008145746A (ja) * 2006-12-11 2008-06-26 Dainippon Printing Co Ltd 光学シート、プラズマディスプレイパネル、表示装置

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