JP2810821B2 - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JP2810821B2 JP4073709A JP7370992A JP2810821B2 JP 2810821 B2 JP2810821 B2 JP 2810821B2 JP 4073709 A JP4073709 A JP 4073709A JP 7370992 A JP7370992 A JP 7370992A JP 2810821 B2 JP2810821 B2 JP 2810821B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、制御電極の電圧によ
って動作する半導体装置に関し、特にその半導体装置の
動作特性を改善するための技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図30は従来の半導体装置の構造を示す
平面図、図31は従来の半導体装置の構造を示す斜視断
面図である。図31は図30におけるX−X斜視断面図
であり、断面構造を分かりやすくするため制御電極等の
一部を省いている。図30及び図31において、1はn
- エピタキシャル層、2はp+ 基板、3はn- エピタキ
シャル層1の表面に形成された凸部、4はn- エピタキ
シャル層1の表面に形成された凸部3の上面に形成され
たn+ 拡散領域、5は凸部3及びn+ 拡散領域4の側面
に形成された絶縁膜、6は凸部3及びn+ 拡散領域4を
挟んで絶縁膜5の上に形成された一対の制御電極、7は
+ 拡散領域4の終端部のn- エピタキシャル層1に形
成されたp+ 拡散領域、8はp+ 拡散領域7の一部、n
+ 拡散領域4の一部及び制御電極6の上に形成された絶
縁膜、9はn+ 拡散領域4及びp+拡散領域7にコンタ
クトするように形成され他の部分とは絶縁膜8で分離さ
れているAl−Si電極、10はp+ 基板2にコンタク
トしている金属電極である。
【0003】次に、この半導体装置の動作を図32乃至
図34を用いて説明する。図32において、電極9に対
する電極10の電位を上げた状態で電極9に対する制御
電極6の電位を下げていくと、制御電極6の間にあるn
- エピタキシャル層1の凸部3に、制御電極6から伸び
る空乏層が互いに接することによりポテンシャルバリア
ーが生じる。そのため、電極9から電極10に向かって
電子が流れなくなる。このようにして、電流阻止状態に
することができる。
【0004】次に、電極9に対する制御電極6の電位を
上げていくと、前記ポテンシャルバリアーは消失し、電
極9から電極10に向かって電子12が流れ始める。こ
れと同時にp+ 基板2からホール11が注入され、n-
エピタキシャル層1で伝導度変調を起こす。図33に示
すように、注入されたホール11は、n- エピタキシャ
ル層1もしくはn+ 拡散領域4で再結合するか、または
+ 拡散領域7に吸収される。このようにして、半導体
装置がターンオンすることができる。
【0005】次に、電極9に対する制御電極6の電位を
再び下げていくと、制御電極6の間の凸部3に再びポテ
ンシャルバリアーが生じ、電子電流が電極9から電極1
0に向かって流れなくなってくる。そして、図34に示
すように、この時同時に、注入されたホール11は絶縁
膜5の表面に蓄積するようにして表面部分を伝い、p+
拡散領域7に転流される。このようにして半導体装置は
ターンオフすることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体装置は以
上のように構成されているため、オン電圧を減少させよ
うとして、p+ 拡散領域7に対するn+ 拡散領域4の面
積を大きくすると、ターンオフ時のホール11の転流に
時間がかかり、スイッチングスピードの低下やスイッチ
ングロスの増大をもたらす。
【0007】逆に、p+ 拡散領域7に対するn+ 拡散領
域4の面積を小さくするとスイッチングスピードとスイ
ッチングロスは改善されるが、オン状態で注入されたホ
ールの多くがp+ 拡散領域7に転流してしまうため、n
+ 拡散領域4近傍のn- エピタキシャル層1が十分な伝
導度変調を受けなくなりオン電圧の上昇をもたらす。
【0008】このように、従来の半導体装置ではオン電
圧とスイッチングスピード、スイッチングロスがトレー
ドオフの関係にあり、両者を同時に改善することが難し
いという問題点があった。
【0009】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、オン電圧が低く、スイッチング
スピードが速く、スイッチングロスが小さい半導体装置
を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る半導体
装置は、第1主面と第2主面とを有する第1導電型の第
1の半導体層と、前記第1の半導体層の前記第1主面上
に形成された第2導電型の第2の半導体層とを備え、前
記第1の半導体層は前記第2主面上に選択的に形成され
た凸部を有し、前記凸部の上面に形成された前記第1の
半導体層より低抵抗の第1導電型の第1の半導体領域
と、前記第1の半導体層の前記凸部及び前記第1の半導
体領域の一方側面に形成された第1の絶縁膜と、前記第
1の絶縁膜上に形成された第1の制御電極と、前記一方
側面に対向する前記凸部及び前記第1の半導体領域の他
方側面に形成された第2の絶縁膜と、前記第2の絶縁膜
上に形成された第2の制御電極と、前記第1の半導体領
域の表面に前記第1の絶縁膜に接して選択的に形成され
た第2導電型の第2の半導体領域と、前記第1の半導体
領域の表面に前記第2の絶縁膜に接して選択的に形成さ
れた第2導電型の第3の半導体領域と、前記第1及び第
2の制御電極とは独立し、前記第1、第2及び第3の半
導体領域に接して形成された第1の主電極と、前記第2
の半導体層に接して形成された第2の主電極とをさらに
備え、前記第1の半導体層と前記第1の半導体領域は直
接接しており、前記第1導電型の第1の半導体層のみを
通って前記第1の半導体領域から前記第2の半導体層に
至る電流経路が形成されることを特徴とする
【0011】また、第2の発明に係る半導体装置は、第
1主面と第2主面とを有する第1導電型の第1の半導体
層と、前記第1の半導体層の前記第1主面上に形成され
た第2導電型の第2の半導体層とを備え、前記第1の半
導体層の前記第2主面上に選択的に形成された凸部を有
し、前記凸部の上面に形成された前記第1の半導体層よ
り低抵抗の第1導電型の第1の半導体領域と、前記第1
の半導体層の前記凸部及び前記第1の半導体領域の一方
側面に形成された第1の絶縁膜と、前記第1の絶縁膜上
に形成された第1の制御電極と、前記一方側面に対向す
る前記凸部及び前記第1の半導体領域の他方側面に形成
された第2の絶縁膜と、前記第2の絶縁膜上に形成され
た第2の制御電極と、前記第1及び第2の絶縁膜に共に
接するように、前記第1の半導体領域表面に選択的に形
成され、該第1及び第2の絶縁膜に沿って並んだ複数の
独立した離散的な領域よりなる第2導電型の第2の半導
体領域と、前記第1及び第2の制御電極とは独立し、前
記第1及び第2の半導体領域に接して形成された第1の
主電極と、前記第2の半導体層に接して形成された第2
の主電極とをさらに備え、前記第1の半導体層と前記第
1の半導体領域は直接接しており、前記第1導電型の第
1の半導体層のみを通って前記第1の半導体領域から前
記第2の半導体層に至る電流経路が形成されることを特
徴とする。
【0012】また、第3の発明に係る半導体装置は、
1または第2の発明の半導体装置において、前記第1の
半導体層の一部が前記第2の主電極に直接接続されてい
ることを特徴とする。また、第4の発明に係る半導体装
置は、第1または第2の発明の半導体装置において、前
記第1の半導体層は、前記第2の半導体層に接する部分
の不純物濃度が他の部分よりも高くなるように構成さ
れ、前記第2の半導体層と前記第2の電極との間に離散
的に第1導電型の第4の半導体領域をさらに備えて構成
される。
【0013】また、第5の発明に係る半導体装置は、第
1または第2の発明の半導体装置において、前記第1お
よび第2の絶縁膜と前記第1の半導体層との境界に配置
された第2導電型の第4の半導体領域をさらに備えて構
成される。また、第6の発明に係る半導体装置は、第1
または第2の発明の半導体装置において、前記第2の半
導体領域が前記第1の半導体層に接していることを特徴
とする。
【0014】また、第7の発明に係る半導体装置の製造
方法は、(a)第1主面と第2主面とを有する第1導電
型の第1の半導体層の前記第1の主面上に第2導電型の
第2の半導体層を形成するとともに前記第2の主面上に
当該第1の半導体層よりも低抵抗の第1導電型の第3の
半導体層を形成する工程と、(b)前記第3の半導体層
の表面から前記第1の半導体層の内部に達するところま
で前記第1および第3の半導体層の一部を除去して凸部
を形成するとともに、前記凸部の上面に離散的に第2導
電型の第1の半導体領域を形成する工程と、(c)前記
凸部の両側に絶縁型の制御電極を形成するとともに、前
記凸部の上面において、前記第3の半導体層の表面およ
び前記第1の半導体領域に接続された第1の主電極を形
成する工程と、(d)前記第2の半導体層の表面に第2
の主電極を形成する工程とを備えて構成される。
【0015】また、第8の発明に係る半導体装置の製造
方法は、第7の発明の半導体装置の製造方法において、
前記工程(b)は、(e)前記第3の半導体層の表面に
互いに離散的に第2導電型の第1の半導体領域を形成す
る工程と、(f)前記第1の半導体領域の一部および前
記第3の半導体層の一部を除去することによって、前記
第1の半導体領域が側面に露出するように前記凸部を形
成する工程とを備えて構成される。また、第9の発明に
係る半導体装置の製造方法は、第7または第8の発明の
半導体装置の製造方法において、前記工程(c)は、
(g)前記凸部および前記第1の半導体層の表面に絶縁
膜を形成する工程と、(h)前記凸部の両側に、前記絶
縁膜を介して前記凸部に対向するように導電体を形成す
る工程と、(i)前記凸部の上面のうち、前記第1の半
導体領域の上および前記第3の半導体層の上にある絶縁
膜を除去する工程と、(j)前記工程(i)により除去
された部分によって前記第1の半導体領域および前記第
3の半導体層に接続された第1の主電極を形成する工程
とを備えて構成される。
【0016】
【作用】第1の発明における第2導電型の第2の半導体
領域と第2導電型の第3の半導体領域とは、第1及び第
2の制御電極を第1の主電極に対して適当にバイアスす
ることにより半導体装置をターンオフするとき、第1及
び第2の制御電極に対面する第1の半導体領域に形成さ
れる反転層を通して注入されたキャリアを引き抜く役割
を果たす。従って、キャリアが引き抜かれるときの抵抗
が小さく、引き抜かれるキャリアが移動する距離が短く
なるので、スイッチングロスが小さく、かつスイッチン
グスピードも速くなる。そして、第1の半導体領域の全
体がターンオンとターンオフに使われるため、キャリア
の転流が少なく、伝導度変調を起こさせる第1の半導体
領域の面積効率がよいので、オン電圧の上昇を防ぐこと
ができる。
【0017】また、第2の発明における第2導電型の第
2の半導体領域は、第1及び第2の制御電極を第1の主
電極に対して適当にバイアスすることにより半導体装置
をターンオフするとき、第1及び第2の制御電極に対面
する第1の半導体領域に形成される反転層を通して注入
されたキャリアを引き抜く役割を果たす。従って、キャ
リアが引き抜かれるときの抵抗が小さく、引き抜かれる
キャリアが移動する距離が短くなるので、スイッチング
ロスが小さく、かつスイッチングスピードも速くなる。
そして、第1の半導体領域の全体がターンオンとターン
オフに使われるため、キャリアの転流が少なく、伝導度
変調を起こさせる第1の半導体領域の面積効率がよいの
で、オン電圧の上昇を防ぐことができる。
【0018】また、第3の発明における第2の主電極に
接している第1の半導体層の一部を主として流れるキャ
リアが存在する。
【0019】また、第4の発明における第1の半導体層
のうちの第2の半導体層と接する部分の不純物濃度が高
くするとともに、第4の半導体領域を備えているので、
定格電流以下ではより電流が流れやすく、定格電流以上
は流れ難くなる。
【0020】また、第5の発明における第4の半導体領
域は、キャリアの引き抜きにおける抵抗を下げる。
【0021】また、第6の発明における第2の半導体領
域を介して直接キャリアの引き抜きを行うことができ
る。
【0022】第7、第8または第9の発明の半導体装置
の製造方法においては、工程(b)で、第1および第3
の半導体層の一部を含む凸部が形成できるとともに、凸
部の上面に離散的に第2導電型の第1の半導体領域が形
成でき、工程(c)で凸部の両側に絶縁型の制御電極が
形成できるとともに、第1の主電極を凸部の上面に形成
でき、工程(d)で第2の半導体層に接続された第2の
主電極が形成できる。
【0023】
【0024】
【実施例】以下、この発明の第1実施例について図1乃
至図5を用いて説明する。図1及び図2はこの発明の第
1実施例による半導体装置の構造を示す平面図及び断面
図である。図において、1はn- エピタキシャル層、2
はp+ 基板、3はn- エピタキシャル層1の表面に形成
された凸部、4は凸部3の上面に形成されたn+ 拡散領
域、5はn- エピタキシャル層1の凸部3の下面と左右
の側面及びn+ 拡散領域4の左右の側面に形成された絶
縁膜、6は凸部3の左右にある2つのゲート電極、8は
絶縁膜、7はn+ 拡散領域4の終端部に設けられたp+
拡散領域、13はn+ 拡散領域4の表面に絶縁膜5に接
するように形成されたp+ 拡散領域、9はn+ 拡散領域
4及びp+ 拡散領域13にコンタクトするように形成さ
れたAl−Si電極、10はp+ 基板2にコンタクトし
ている金属電極である。なお、図1には、この発明の構
造を分かりやすくするために電極9及び絶縁膜8を除い
た平面図を示し、図2には、図1のY−Y断面図を、図
1で省かれていた電極等も記載して示してある。
【0025】次に、この半導体装置の動作を図3乃至図
5を用いて説明する。図3において、電極9に対する電
極10の電位を上げた状態で電極9に対する制御電極6
の電位を下げていくと、制御電極6の間にあるn- エピ
タキシャル層1の凸部3に、制御電極6から伸びる空乏
層が互いに接することによりポテンシャルバリアーが生
じる。そのため、電極9から電極10に向かって電子が
流れなくなる。このようにして、電流阻止状態にするこ
とができる。
【0026】次に、電極9に対する制御電極6の電位を
上げていくと、前記ポテンシャルバリアーは消失し、電
極9から電極10に向かって電子12が流れ始める。こ
れと同時にp+ 基板2からホール11が注入され、n-
エピタキシャル層1で伝導度変調を起こす。図4に示す
ように、注入されたホール11は、n- エピタキシャル
層1もしくはn+ 拡散領域4で再接合するので、十分に
伝導度変調を起こすことができる。このようにして、半
導体装置をターンオンすることができる。この時n+
散領域4のn- エピタキシャル層1に接する面が全て使
われており、従来に比べてオン電圧の上昇はない。
【0027】次に、電極9に対する制御電極6の電位を
再び下げていくと、制御電極6の間の凸部3に再びポテ
ンシャルバリアーが生じ、電子電流が電極9から電極1
0に向かって流れなくなってくる。そして、図5に示す
ように、この時同時に、注入されたホール11は絶縁膜
5の表面に蓄積するようにして表面を伝い、電極6と対
面するn+ 拡散領域4の側面に形成されたp反転層を通
って、p+ 拡散領域13から電極9へと引き抜かれる。
このようにして半導体装置はターンオフすることができ
る。従って、ホール11が引き抜かれるときの抵抗が小
さく、引き抜かれるホール11が移動する距離が短くな
るので、スイッチングロスが小さく、かつスイッチング
スピードも速くなる。
【0028】このような構造を有する半導体装置では、
+ 拡散領域4を大きくしてオン電圧を下げても、p+
拡散領域13を適当に形成すれば、ホール11を引き抜
くときの抵抗及び距離にはあまり影響せず、スイッチン
グロスが小さく、スイッチングスピードも速く、かつオ
ン電圧の低い半導体装置を形成することが可能となる。
なお、図において点線は等電位線を示している。また、
従来ホール11の引き抜きに用いられていたp+ 拡散領
域7は、終端部分の電界集中の緩和に寄与し、ホール1
1の引き抜きの役目は殆ど果たさしていない。
【0029】次に、この発明の第2実施例について図6
乃至図8を用いて説明する。図6は第2実施例による半
導体装置の断面図である。図において、14はn- エピ
タキシャル層1の一方主面に形成されたp+ 拡散領域
で、金属電極10にコンタクトしている。また、金属電
極10はn- エピタキシャル層1にもコンタクトしてい
る。そして、他の第1実施例と同一符号の部分は第1実
施例と同一もしくは相当部分を示す。
【0030】まず、電流阻止状態における動作が第1実
施例の半導体装置と同様である。そして、電流阻止状態
から電極9に対する制御電極6の電位を上げていくと、
ポテンシャルバリアーは消失し、電極10に向かって電
子が流れはじめる。この電子電流による電圧降下でp+
拡散領域14とn- エピタキシャル層1の間に順バイア
スが加わり、p+ 拡散領域14からホール11が注入さ
れ、n- エピタキシャル層1で伝導度変調を起こす。図
7に示すように、注入されたホール11は、ほとんど全
てn- エピタキシャル層1若しくはn+ 拡散領域4で再
結合するので、十分に伝導度変調を起こすことができ
る。このようにして、半導体装置はターンオンすること
ができる。
【0031】次に、電極9に対する制御電極6の電位を
再び下げていくと、電極6の間の凸部3に再びポテンシ
ャルバリアーが生じ、電子電流が電極9から電極10に
向かって流れなくなってくる。同時に、図8に示すよう
に、注入されたホール11は絶縁膜5の表面に蓄積する
ようにして表面を伝い、制御電極6と対面するn+ 拡散
領域4の側面に形成されたp反転層を通って、p+ 拡散
領域13から電極9へと引き抜かれる。このようにして
ターンオフすることができる。
【0032】また、ターンオフ時においてp+ 拡散領域
14からの注入が速い時点で止まることと、n- エピタ
キシャル層1内の電子電流は電極10とn- エピタキシ
ャル層1が接している部分を主として流れることとによ
り、ターンオフスピードを速くし、ターンオフロスを少
なくすることができる。
【0033】次に、この発明の第3実施例について図9
を用いて説明する。図9はこの発明の第3実施例による
半導体装置の断面図である。図において、15はp+
板2の表面に形成されたn+ 領域、16はp+ 板2上
に形成されたn+ 半導体層である。そして、金属電極1
0は、p+ 基板2とn+ 領域15の両方にコンタクトし
ている。なお、他の第1実施例と同一符号は第1実施例
と同一もしくは相当部分を示す。
【0034】図9に示した半導体装置の電極9に対する
電極10の電位を上げた状態で、電極9に対する制御電
極6の電位を下げていくと、電極6の間のn- エピタキ
シャル層1の凸部3に、空乏化により電子のエネルギー
に対してポテンシャルバリアーが生じるため、電極9か
ら電極10に向かって電子が流れなくなる。空乏層がn
+ 半導体層16に達している場合には、n+ 半導体層1
6は空乏層がp+ 板2に達するのを防ぐ機能を持つ。
そして、他の実施例にn+ 半導体層16を用いても同様
の効果を奏する。このようにして電流阻止状態にするこ
とができる。
【0035】次に、電極9に対する制御電極6の電位を
上げていくと、前記ポテンシャルバリアーは消失し、電
極9から電極10に向かって電子が流れはじめる。これ
と同時に、p+ 基板2からホール11が注入され、n-
エピタキシャル層1で伝導度変調を起こす。注入された
ホール11は、ほとんど全てn- エピタキシャル層1も
しくはn+ 半導体領域4で再結合するので、十分に伝導
度変調を起こすことができる。このようにして、半導体
装置をターンオンすることができる。
【0036】ここで、n+ 半導体層16はホール11の
注入を抑える働きがあり、一般にはこの部分の構造で、
ホール11の注入量の最適化を行っている。一方、n+
領域15は高電流密度においてホール11の注入を抑え
る働きがある。従って、n+領域15とn+ 半導体層1
6を組み合わせることにより、定格電流以下ではより電
流が流れやすく、定格電流以上は流れにくくて半導体装
置が破壊しにくい特性が得られる。
【0037】次に、電極9に対する制御電極6の電位を
再び下げていくと、制御電極6の間のn- エピタキシャ
ル層1の凸部3にポテンシャルバリアーが生じ、電子電
流が電極9から電極10に向かって流れなくなってく
る。同時に、注入されたホール11は、絶縁膜5の表面
に蓄積するようにして表面を伝い、制御電極6と対面す
るn+ 拡散領域4の側面に形成されたp反転層を通っ
て、p+ 拡散領域13から電極9へと引き抜かれる。こ
のようにして半導体装置はターンオフすることができ
る。
【0038】次に、この発明の第4実施例について図1
0を用いて説明する。図10はこの発明の第4実施例に
よる半導体装置の断面図である。図において、17は
縁膜5とn- エピタキシャル層1との間に形成されたp
拡散領域である。なお、他の第1実施例と同一符号は第
1実施例と同一もしくは相当部分を示す。
【0039】図10に示した半導体装置の電極9に対す
る電極10の電位を上げた状態で、電極9に対する制御
電極6の電位を下げていくと、電極6の間のn- エピタ
キシャル層1の凸部3に、空乏化により電子のエネルギ
ーに対してポテンシャルバリアーが生じるため、電極9
から電極10に向かって電子が流れなくなる。このよう
にして電流阻止状態にすることができる。このときp拡
散領域17は絶縁膜5とn- エピタキシャル層1の間の
電界を緩和するので半導体装置がターンオフしたときの
耐圧がより出やすくなる。この様子を図11に示す。図
11(a)がp拡散層17がない場合の制御電極6付近
の等電位線、図11(b)がp拡散層17がある場合の
制御電極6付近の等電位線、図11(c)がp拡散層1
7がない場合のA−A′に沿った電界の分布を示す図、
図11(d)がp拡散層17がある場合のB−B′に沿
った電界の分布を示す図である。この図は理解を助ける
ための概略図である。そして、この図から分かるように
制御電極6の深さを浅くしても耐圧が確保できるように
なる。
【0040】次に、電極9に対する制御電極6の電位を
上げていくと、前記ポテンシャルバリアーは消失し、電
極9から電極10に向かって電子が流れはじめる。これ
と同時に、p+ 基板2から図4に示すと同様にホール1
1が注入され、n- エピタキシャル層1で伝導度変調を
起こす。注入されたホール11は、ほとんど全てn-
ピタキシャル層1もしくはn+ 半導体領域4で再結合す
るので、十分に伝導度変調を起こすことができる。この
ようにして、半導体装置をターンオンすることができ
る。
【0041】次に、電極9に対する制御電極6の電位を
再び下げていくと、制御電極6の間のn- エピタキシャ
ル層1の凸部3に、再びポテンシャルバリアーが生じ、
電子電流が電極9から電極10に向かって流れなくなっ
てくる。図5に示すと同様に同時に、注入されたホール
11は絶縁膜5の表面のp拡散領域17に流れこみ、制
御電極6と対面するn+ 拡散領域4の側面に形成された
p反転層を通って、p+ 拡散領域13から電極9へと引
き抜かれる。このようにして半導体装置はターンオフす
ることができる。ここでp拡散領域17はホール11の
引き抜きにおける抵抗を下げるのでターンオフスピード
を速くし、ターンオフロスを少なくする効果がある。
【0042】次に、この発明の第5実施例について図1
2を用いて説明する。図12はこの発明の第5実施例に
よる半導体装置の断面図である。図において、18はn
+ 拡散領域4とn- エピタキシャル層1の凸部3の上面
の間に形成されたp- 領域である。なお、第1実施例と
同一符号は第1実施例と同一もしくは相当部分を示す。
【0043】図12に示した半導体装置の電極9に対す
る電極10の電位を上げた状態で、電極9に対する制御
電極6の電位を下げていくと、電極6の間のn- エピタ
キシャル層1の凸部3に、空乏化により電子のエネルギ
ーに対してポテンシャルバリアーが生じるため、電極9
から電極10に向かって電子が流れなくなる。このよう
にして電流阻止状態にすることができる。このときp-
領域18は空乏層がn+ 拡散領域4に達するのを防ぐ効
果があるので、制御電極6の電圧をあまり下げる必要が
なくなり、ノーマリーオフも可能である。つまり-
域18の不純物濃度を上げた場合に、p- 領域18とn
- エピタキシャル層1の間で直接耐圧が保持できるこ
と、すなわちポテンシャルバリアーをつくらずに電流阻
止状態にすることが可能となる。そして、n- エピタキ
シャル層1の表面に形成された凸部3をなくした例を図
13に示す。このように半導体装置を薄く構成すること
ができる。
【0044】次に、電極9に対する制御電極6の電位を
上げていくと、前記ポテンシャルバリアーは消失し、電
極9から電極10に向かって電子が流れはじめる。この
時、p- 領域18が完全に空乏化している場合はn+
散領域4とp- 領域18の接合全体から電子の注入が起
こる。一方、p- 領域18が完全に空乏化していない場
合でもp- 領域18の制御電極6に対面した部分がn反
転して、電子電流がこのn反転層を通ってながれること
も可能である。これと同時に、p+ 基板2からホール1
1が注入され、n- エピタキシャル層1で伝導度変調を
起こす。注入されたホール11は、ほとんど全てn-
ピタキシャル層1、p- 領域18もしくはn+ 半導体領
域4で再結合するので、十分に伝導度変調を起こすこと
ができる。この構造の場合は、npnpのサイリスタ構
造になっているのでラッチ特性を示すことも考えられ
る。このようにして、半導体装置をターンオンすること
ができる。
【0045】次に、電極9に対する制御電極6の電位を
再び下げていくと、制御電極6の間のn- エピタキシャ
ル層1の凸部3に再びポテンシャルバリアーが生じ、電
子電流が電極9から電極10に向かって流れなくなって
くる。同時に、注入されたホール11は、絶縁膜5の表
面に蓄積するようにして表面を伝い、制御電極6と対面
するn+ 拡散領域4の側面に形成されたp反転層を通っ
て、p+ 拡散領域13から電極9へと引き抜かれる。こ
のようにして半導体装置はターンオフすることができ
る。
【0046】なお、上記第1から第5実施例ではp+
散領域13がn- エピタキシャル層1に接していない場
合を示したが、例えば、第1実施例のような構造の場
合、図14に示すように、p+ 拡散領域13がn- エピ
タキシャル層1に接していても良く、上記各実施例と同
様の効果を奏する。ただしこの場合、ターンオフする際
のホール11の引き抜きは、n+ 拡散領域4に形成され
たp反転層を通るだけでなく、直接p+ 拡散領域13を
通って引き抜かれる。また、第4及び第5実施例では、
+ 拡散領域13が直接p拡散領域17やp- 領域18
と接しないようにすることが必要である。
【0047】次に、第6の実施例について図15乃至図
16を用いて説明する。図15及び図16はこの発明の
第6実施例による半導体装置の構造を示す平面図及び断
面図である。図において、1はn- エピタキシャル層、
2はp+ 基板、3はn- エピタキシャル層1の表面に形
成された凸部、4は凸部3の上面に形成されたn+ 拡散
領域、5はn- エピタキシャル層1の凸部3の下面と左
右の側面及びn+ 拡散領域4の左右の側面に形成された
絶縁膜、6は凸部3の左右にある2つのゲート電極、8
は絶縁膜、7はn+ 拡散領域4の終端部に設けられたp
+ 拡散領域、20はn+ 拡散領域4の表面に左右の絶縁
膜5に接するように形成された複数のp+ 拡散領域であ
る。このp+ 拡散領域20は図に示すようにn+ 拡散領
域4にそれぞれ独立して離散的に形成されている。そし
て、9はn+ 拡散領域4及びp+拡散領域20にコンタ
クトするように形成されたAl−Si電極、10はp+
基板2コンタクトしている金属電極である。なお、図1
5には、この発明の構造を分かりやすくするために電極
9及び絶縁膜8を除いた平面図を示し、図16には、図
15のZ−Z断面図を、図15で描かれていた制御電極
6の一部と絶縁膜5を省き、図15で省かれていた電極
等も一部記載して示してある。
【0048】このように、第1実施例の半導体装置と
は、n- 拡散領域4に形成されたp+拡散領域が異なっ
ている。すなわち、第1実施例では、断面図(図2)の
凸部3の左右に形成されている絶縁膜5に沿って形成さ
れたp+ 拡散領域13であり、第6実施例では、断面図
図16)の凸部3の左右に形成されている絶縁膜5に
共に接して形成された + 拡散領域20である。しか
し、動作及び効果については、第1実施例と基本的に同
様であるが、第1実施例では凸部3の幅が電極9とp+
拡散領域13とのコンタクトの余裕によって制限される
が、第6実施例ではコンタクトの余裕をみる必要がない
ので、凸部3をより細かく形成することが可能となる。
このことによって、ターンオフ時のポテンシャルバリア
の形成が容易になり、ターンオフスピードをさらに速く
し、ターンオフロスをさらに少なくすることができる。
【0049】そのため、第6実施例と第2実施例から第
5実施例との組み合わせも可能であり、動作及び効果も
それぞれの実施例と同様である。まず、第6実施例と第
2実施例とを組み合わせた場合の断面図を図17に示
す。次に、第6実施例と第3実施例とを組み合わせた場
合の断面図を図18に示す。次に、第6実施例と第4実
施例とを組み合わせた場合の断面図を図19に示す。次
に、第6実施例と第5実施例とを組み合わせた場合の断
面図を図20及び図21に示す。
【0050】また、第6実施例についても、p+ 拡散領
域20がn- エピタキシャル層1に接していない場合を
示したが、例えば、第1実施例のような構造の場合、図
22に示すように、p+ 拡散領域20がn- エピタキシ
ャル層1に接していても良く、上記各実施例と同様の効
果を奏する。ただしこの場合、ターンオフする際のホー
ル11の引き抜きは、n+ 拡散領域4に形成されたp反
転層を通るだけでなく、直接p+ 拡散領域20を通って
引き抜くことも可能である。また、第2から第5実施例
との組み合わせについても同様であるが、第4及び第5
実施例では、p+ 拡散領域20が直接p拡散領域17や
- 領域18と接しないようにすることが必要である。
【0051】次に、図1及び図2に示した半導体装置の
製造方法について、図23乃至図29を用いて説明す
る。まず、p+ 基板31上にエピタキシャル成長法によ
りn-エピタキシャル層32を形成する。
【0052】次に、図23に示すように、n- エピタキ
シャル層32上にレジストを形成したのち、レジストを
マスクとしてn型の不純物を注入し、レジスト除去後、
アニールを行って、n+ 拡散領域33を形成する。
【0053】次に、図24に示すように、n+ 拡散領域
33上の全面に下敷き酸化膜34を形成し、下敷き酸化
膜34の上にレジスト35を形成する。その後、レジス
ト35をパターニングして不純物注入用の窓を開ける。
【0054】次に、図25に示すように、レジスト35
に開けた窓からp型の不純物を注入し、アニールを行い
+ 拡散領域36を形成する。
【0055】次に、図26に示すように、下敷き酸化膜
34及びレジスト35を除去し、改めて下敷き酸化膜3
7及び窒化膜38を形成する。その後、下敷き酸化膜3
7及び窒化膜38のパターニングを行う。
【0056】次に、図27に示すように、パターニング
された下敷き酸化膜37及び窒化膜38をマスクとし
て、n- エピタキシャル層32の途中まで深くエッチン
グして、溝41を選択的に形成する。このエッチングは
ドライエッチングでも他の異方性エッチングでもよい。
【0057】次に、図28に示すように、溝41の内面
に酸化膜39を薄く形成した後、溝41の内部を含む全
面にポリシリコンを堆積し、エッチバックを行って溝4
1の内部のみにポリシリコンを残すことにより、ゲート
電極40を形成する。その後、全面に熱酸化法により酸
化膜42を形成する。
【0058】次に、図29に示すように、窒化膜38上
の酸化膜42の膜厚の薄さを利用して、酸化膜エッチン
グを行い、窒化膜38だけ露出させ、さらに、窒化膜エ
ッチングを行って窒化膜38を除去する。そして、下敷
き酸化膜37をパターニングし、全面にアルミーシリコ
ンをスパッタ堆積して電極43を形成する。その後、さ
らに電極44を形成する。
【0059】なお、図27に示す溝41を形成した後、
図35に示すようにn- エピタキシャル層32の表面に
p型不純物を拡散することにより、p拡散層45を形成
する。このように、図10に示すp拡散領域17を容易
に形成でき、その後は、前記実施例と同様の工程を経て
図10に示した第4実施例による半導体装置を容易に形
成することができる。このとき、n+ 拡散領域33中で
はn型不純物の濃度が高いためp型の領域は形成されな
い。
【0060】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、半導体装置が第2導電型の第2の半導体領域と第
2導電型の第3の半導体領域とを備えて構成されてお
り、前記第2の半導体領域及び第3の半導体領域は、半
導体装置をターンオフするとき、第1の半導体領域に形
成される反転層を通して注入されたキャリアを引き抜く
役割を果たすので、キャリアが引き抜かれるときの抵抗
が小さく、引き抜かれるキャリアが移動する距離が短く
なり、スイッチングロスが小さく、かつスイッチングス
ピードも速くなる。そして、第1の半導体領域の全体が
ターンオンとターンオフに使われるため、オン電圧の上
昇を防ぐことができる。従って、従来トレードオフの関
係にあったスイッチングロスの逓減及びスイッチングス
ピードの高速化とオン電圧の低下を同時に実現すること
ができるという効果がある。
【0061】また、請求項2記載の発明によれば、半導
体装置が第2導電型の第2の半導体領域を備えて構成さ
れており、前記第2の半導体領域は、半導体装置をター
ンオフするとき、第1の半導体領域に形成される反転層
を通して注入されたキャリアを引き抜く役割を果たすの
で、キャリアが引き抜かれるときの抵抗が小さく、引き
抜かれるキャリアが移動する距離が短くなるので、スイ
ッチングロスが小さく、かつスイッチングスピードも速
くなる。そして、第1の半導体領域の全体がターンオン
とターンオフに使われるため、オン電圧の上昇を防ぐこ
とができる。従って、従来トレードオフの関係にあった
スイッチングロスの逓減及びスイッチングスピードの高
速化とオン電圧の低下を同時に実現することができると
いう効果がある。さらに、凸部をより細く形成すること
ができ、ターンオフスピードをさらに速くし、ターンオ
フロスをさらに少なくすることができるという効果があ
る。
【0062】請求項3記載の発明によれば、ターンオフ
スピードを速くし、ターンオフロスを少なくすることが
できるという効果がある。
【0063】請求項4記載の発明によれば、定格電流以
下ではより電流が流れやすく、定格電流以上は流れ難く
して、破壊しにくい特性の半導体装置を得ることができ
るという効果がある。
【0064】請求項5記載の発明によれは、第4の半導
体領域の存在により、ターンオフスピードを速くし、タ
ーンオフロスを少なくすることができるという効果があ
る。
【0065】請求項6記載の発明によれば、第2の半導
体領域が第1の半導体層に接することによりターンオフ
する際のキャリアの引き抜きを容易にするという効果が
ある。
【0066】また、請求項7記載の半導体装置の製造方
法によれば、第1の主電極と接続された第1の半導体領
域を凸部の上面に離散的に有し、第1の主電極と接続さ
れた第3の半導体層を凸部上面の他の領域に有し、凸部
両側に絶縁膜型の制御電極を有し、かつ第2の主電極に
接続された第2の半導体層を第1の半導体層の第1の主
面に有する半導体装置を製造することができるという効
果がある。
【0067】請求項8記載の半導体装置の製造方法によ
れば、凸部を容易に形成できるという効果がある。 請求
項9記載の半導体装置の製造方法によれば、凸部の両側
に絶縁膜及び制御電極を容易に形成することができると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例による半導体装置の平面
図である。
【図2】図1に示した半導体装置のY−Y断面図であ
る。
【図3】この発明の第1実施例による半導体装置の電流
阻止状態を示す断面図である。
【図4】この発明の第1実施例による半導体装置のター
ンオンの状態を示す断面図である。
【図5】この発明の第1実施例による半導体装置のター
ンオフの状態を示す断面図である。
【図6】この発明の第2実施例による半導体装置の断面
図である。
【図7】この発明の第2実施例による半導体装置のター
ンオンの状態を示す断面図である。
【図8】この発明の第2実施例による半導体装置のター
ンオフの状態を示す断面図である。
【図9】この発明の第3実施例による半導体装置の断面
図である。
【図10】この発明の第4実施例による半導体装置の断
面図である。
【図11】図10及び図1に示した半導体装置の電界の
様子を示す図である。
【図12】この発明の第5実施例による半導体装置の断
面図である。
【図13】この発明の第5実施例による他の半導体装置
の断面図である。
【図14】この発明の第1実施例による他の半導体装置
の平面図である。
【図15】この発明の第6実施例による半導体装置の平
面図である。
【図16】図15に示した半導体装置のZ−Z斜視断面
図である。
【図17】この発明の第6実施例と第2実施例の組み合
わせによる半導体装置の断面図である。
【図18】この発明の第6実施例と第3実施例の組み合
わせによる半導体装置の断面図である。
【図19】この発明の第6実施例と第4実施例の組み合
わせによる半導体装置の断面図である。
【図20】この発明の第6実施例と第5実施例の組み合
わせによる半導体装置の断面図である。
【図21】この発明の第6実施例と第5実施例の組み合
わせによる他の半導体装置の断面図である。
【図22】この発明の第6実施例による他の半導体装置
の平面図である。
【図23】この発明の半導体装置の製造工程を示す断面
図である。
【図24】この発明の半導体装置の製造工程を示す断面
図である。
【図25】この発明の半導体装置の製造工程を示す断面
図である。
【図26】この発明の半導体装置の製造工程を示す断面
図である。
【図27】この発明の半導体装置の製造工程を示す断面
図である。
【図28】この発明の半導体装置の製造工程を示す断面
図である。
【図29】この発明の半導体装置の製造工程を示す断面
図である。
【図30】従来の半導体装置の平面図である。
【図31】図30に示した半導体装置のX−X斜視断面
図である。
【図32】従来の半導体装置の電流阻止状態を示す斜視
断面図である。
【図33】従来の半導体装置のターンオンの状態を示す
斜視断面図である。
【図34】従来の半導体装置のターンオフの状態を示す
斜視断面図である。
【図35】この発明の半導体装置の他の製造工程を示す
断面図である。
【符号の説明】
1 n- エピタキシャル層 2 p+ 基板 3 凸部 4 n+ 拡散領域 5 絶縁膜 6 ゲート電極 7 p+ 拡散領域 8 絶縁膜 9 Al−Si電極 10 金属電極 13 p+ 拡散領域 14 p+ 拡散領域 15 n+ 拡散領域 16 n+ 層 17 p拡散領域 18 p- 領域

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1主面と第2主面とを有する第1導電
    型の第1の半導体層と、 前記第1の半導体層の前記第1主面上に形成された第2
    導電型の第2の半導体層とを備え、 前記第1の半導体層は前記第2主面上に選択的に形成さ
    れた凸部を有し、 前記凸部の上面に形成された前記第1の半導体層より低
    抵抗の第1導電型の第1の半導体領域と、 前記第1の半導体層の前記凸部及び前記第1の半導体領
    域の一方側面に形成された第1の絶縁膜と、 前記第1の絶縁膜上に形成された第1の制御電極と、 前記一方側面に対向する前記凸部及び前記第1の半導体
    領域の他方側面に形成された第2の絶縁膜と、 前記第2の絶縁膜上に形成された第2の制御電極と、 前記第1の半導体領域の表面に前記第1の絶縁膜に接し
    て選択的に形成された第2導電型の第2の半導体領域
    と、 前記第1の半導体領域の表面に前記第2の絶縁膜に接し
    て選択的に形成された第2導電型の第3の半導体領域
    と、 前記第1及び第2の制御電極とは独立し、前記第1、第
    2及び第3の半導体領域に接して形成された第1の主電
    極と、 前記第2の半導体層に接して形成された第2の主電極
    をさらに備え、 前記第1の半導体層と前記第1の半導体領域は直接接し
    ており、前記第1導電型の第1の半導体層のみを通って
    前記第1の半導体領域から前記第2の半導体層に至る電
    流経路が形成されることを特徴とする 半導体装置。
  2. 【請求項2】 第1主面と第2主面とを有する第1導電
    型の第1の半導体層と、 前記第1の半導体層の前記第1主面上に形成された第2
    導電型の第2の半導体層とを備え、 前記第1の半導体層の前記第2主面上に選択的に形成さ
    れた凸部を有し、 前記凸部の上面に形成された前記第1の半導体層より低
    抵抗の第1導電型の第1の半導体領域と、 前記第1の半導体層の前記凸部及び前記第1の半導体領
    域の一方側面に形成された第1の絶縁膜と、 前記第1の絶縁膜上に形成された第1の制御電極と、 前記一方側面に対向する前記凸部及び前記第1の半導体
    領域の他方側面に形成された第2の絶縁膜と、 前記第2の絶縁膜上に形成された第2の制御電極と、 前記第1及び第2の絶縁膜に共に接するように、前記第
    1の半導体領域表面に選択的に形成され、該第1及び第
    2の絶縁膜に沿って並んだ複数の独立した離散的な領域
    よりなる第2導電型の第2の半導体領域と、 前記第1及び第2の制御電極とは独立し、前記第1及び
    第2の半導体領域に接して形成された第1の主電極と、 前記第2の半導体層に接して形成された第2の主電極
    をさらに備え、 前記第1の半導体層と前記第1の半導体領域は直接接し
    ており、前記第1導電型の第1の半導体層のみを通って
    前記第1の半導体領域から前記第2の半導体層に至る電
    流経路が形成されることを特徴とする 半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の半導体層の一部が前記第2の
    主電極に直接接続されていることを特徴とする、請求項
    1または請求項2記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の半導体層は、前記第2の半導
    体層に接する部分の不純物濃度が他の部分よりも高くな
    るように構成され、 前記第2の半導体層と前記第2の電極との間に離散的に
    第1導電型の第4の半導体領域をさらに備える、請求項
    1または請求項2記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記第1および第2の絶縁膜と前記第1
    の半導体層との境界に配置された第2導電型の第4の半
    導体領域をさらに備える、請求項1または請求項2記載
    の半導体装置。
  6. 【請求項6】 前記第2の半導体領域が前記第1の半導
    体層に接していることを特徴とする、請求項1または請
    求項2記載の半導体装置。
  7. 【請求項7】 (a)第1主面と第2主面とを有する第
    1導電型の第1の半導体層の前記第1の主面上に第2導
    電型の第2の半導体層を形成するとともに前記第2の主
    面上に当該第1の半導体層よりも低抵抗の第1導電型の
    第3の半導体層を形成する工程と、 (b)前記第3の半導体層の表面から前記第1の半導体
    層の内部に達するところまで前記第1および第3の半導
    体層の一部を除去して凸部を形成するとともに、前記凸
    部の上面に離散的に第2導電型の第1の半導体領域を形
    成する工程と、(c)前記凸部の両側に絶縁型の制御電
    極を形成するとともに、前記凸部の上面において、前記
    第3の半導体層の表面および前記第1の半導体領域に接
    続された第1の主電極を形成する工程と、 (d)前記第2の半導体層の表面に第2の主電極を形成
    する工程とを備える、半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記工程(b)は、 (e)前記第3の半導体層の表面に互いに離散的に第2
    導電型の第1の半導体領域を形成する工程と、 (f)前記第1の半導体領域の一部および前記第3の半
    導体層の一部を除去することによって、前記第1の半導
    体領域が側面に露出するように前記凸部を形成する工程
    とを備える、請求項7記載の半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記工程(c)は、 (g)前記凸部および前記第1の半導体層の表面に絶縁
    膜を形成する工程と、(h)前記凸部の両側に、前記絶
    縁膜を介して前記凸部に対向するように導電体を形成す
    る工程と、 (i)前記凸部の上面のうち、前記第1の半導体領域の
    上および前記第3の半導体層の上にある絶縁膜を除去す
    る工程と、 (j)前記工程(i)により除去された部分によって前
    記第1の半導体領域および前記第3の半導体層に接続さ
    れた第1の主電極を形成する工程とを備える、請求項7
    または請求項8記載の半導体装置の製造方法。
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