JP2808492B2 - 充填機の洗浄殺菌装置 - Google Patents
充填機の洗浄殺菌装置Info
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- JP2808492B2 JP2808492B2 JP3008537A JP853791A JP2808492B2 JP 2808492 B2 JP2808492 B2 JP 2808492B2 JP 3008537 A JP3008537 A JP 3008537A JP 853791 A JP853791 A JP 853791A JP 2808492 B2 JP2808492 B2 JP 2808492B2
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- Filling Of Jars Or Cans And Processes For Cleaning And Sealing Jars (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、充填機の洗浄殺菌装置
に関する。
に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の充填機は、食品衛生面等から作業
終了後、製品接液配管、貯液槽、充填バルブ等の内部を
「清水、熱湯、苛性ソーダ（ＮａＯＨ）」等の洗浄液に
より洗浄殺菌する必要があり、従来は製品接液配管、貯
液槽、充填バルブ等を含む洗浄液循環回路に循環させ
て、これらの製品接液配管、貯液槽，充填バルブ等の内
部を殺菌洗浄するようにしている。その従来例を図３に
より説明すると、（１０１）が垂直軸芯周りに回転する
環状貯液槽、（１０２）が環状貯液槽（１０１）の底部
に取り付けた多数の充填バルブ、（１０３）が垂直軸芯
周りに回転する上記環状貯液槽（１０１）へ製品液（又
は洗浄液）を供給する製品液供給管、（１０５）が上記
環状貯液槽（１０１）の下部に連結した液分配管、（１
０４）が同液分配管（１０５）と上記製品液供給管（１
０３）とを連結する下部ロータリジョイント（１０４
ａ）が同下部ロータリジョイント（１０４）の外筒、
（１０６）が上記各充填バルブ（１０２）に着脱自在に
取り付けた洗浄用キャップ、（１０８）がマニホール
ド、（１０７）が上記各洗浄用キャップ（１０６）と上
記マニホールド（１０８）とを接続する配管、（１０
９）が上記マニホールド（１０８）と上記下部ロータリ
ジョイント（１０４）の外筒（１０４ａ）とを接続する
液集合配管、（１１０）が上部液排出枝管、（１１２）
が上部液排出管、（１１１）が同上部液排出管（１１
２）と上記上部液排出枝管（１１０）とを連結する上部
ロータリジョイント、（１１４）が上記下部ロータリジ
ョイント（１０４）の外筒（１０４ａ）内から延びて上
記上部液排出管（１１２）に接続した下部液排出管であ
る又、（１２１）が洗浄液タンク、（１２２）が該洗浄
液タンク（１２１）の洗浄液を送液する洗浄ポンプ、
（１２３）が洗浄液を加熱する加熱器で、前記製品液供
給管（１０３）と接続されている。また、（１２６）が
切替弁で、送液ポンプ（１２２）のサクション側に接続
され無菌水を導入する。前記下部液排出管（１１４）は
洗浄液を図示しない排水溝かあるいは前記洗浄タンク
（１２１）へ送出するかを切り替える切替弁（１２５）
に接続されている。洗浄液で製品接液配管、貯液槽、充
填バルブ等を洗浄する時には、洗浄液を洗浄液タンク
（１２１）→洗浄ポンプ（１２２）→加熱器（１２３）
→製品液供給管（１０３）→下部ロータリジョイント
（１０４）→液分配管（１０５）→環状貯液槽（１０
１）へ均等に送る。又、環状貯液槽（１０１）へ送った
洗浄液の一部を各充填バルブ（１０２）→各洗浄用キャ
ップ（１０６）→各配管（１０７）→マニホールド（１
０８）→各液集合管（１０９）→下部ロータリジョイン
ト（１０４）の外筒（１０４ａ）内→下部液排出管（１
１３）（１１４）→洗浄液タンク（１２１）へ戻す循環
経路で行う。一方、上記環状貯液槽（１０１）内の洗浄
液（１１５）を上部液排出枝管（１１０）→上部ロータ
リジョイント（１１１）→上部液排出管（１１２）→下
部液排出管（１１４）→洗浄液タンク（１２１）へ戻
し、洗浄液を循環させて、製品液接液配管、貯液槽、充
填バルブ等の内部を殺菌洗浄する。次に、切替弁（１２
５）及び切替バルブ（１２６）を切り替える。そして、
常温の無菌液を切替弁（１２６）を介して洗浄ポンプ
（１２２）で前記したと同様の経路で製品接液配管、貯
液槽、充填バルブ等へ供給して各部を冷却する。尚、こ
の無菌液は下部液排出管（１１４）から切り替えられた
切替弁（１２５）を経て図示しない排水溝に捨てられ
る。
終了後、製品接液配管、貯液槽、充填バルブ等の内部を
「清水、熱湯、苛性ソーダ（ＮａＯＨ）」等の洗浄液に
より洗浄殺菌する必要があり、従来は製品接液配管、貯
液槽、充填バルブ等を含む洗浄液循環回路に循環させ
て、これらの製品接液配管、貯液槽，充填バルブ等の内
部を殺菌洗浄するようにしている。その従来例を図３に
より説明すると、（１０１）が垂直軸芯周りに回転する
環状貯液槽、（１０２）が環状貯液槽（１０１）の底部
に取り付けた多数の充填バルブ、（１０３）が垂直軸芯
周りに回転する上記環状貯液槽（１０１）へ製品液（又
は洗浄液）を供給する製品液供給管、（１０５）が上記
環状貯液槽（１０１）の下部に連結した液分配管、（１
０４）が同液分配管（１０５）と上記製品液供給管（１
０３）とを連結する下部ロータリジョイント（１０４
ａ）が同下部ロータリジョイント（１０４）の外筒、
（１０６）が上記各充填バルブ（１０２）に着脱自在に
取り付けた洗浄用キャップ、（１０８）がマニホール
ド、（１０７）が上記各洗浄用キャップ（１０６）と上
記マニホールド（１０８）とを接続する配管、（１０
９）が上記マニホールド（１０８）と上記下部ロータリ
ジョイント（１０４）の外筒（１０４ａ）とを接続する
液集合配管、（１１０）が上部液排出枝管、（１１２）
が上部液排出管、（１１１）が同上部液排出管（１１
２）と上記上部液排出枝管（１１０）とを連結する上部
ロータリジョイント、（１１４）が上記下部ロータリジ
ョイント（１０４）の外筒（１０４ａ）内から延びて上
記上部液排出管（１１２）に接続した下部液排出管であ
る又、（１２１）が洗浄液タンク、（１２２）が該洗浄
液タンク（１２１）の洗浄液を送液する洗浄ポンプ、
（１２３）が洗浄液を加熱する加熱器で、前記製品液供
給管（１０３）と接続されている。また、（１２６）が
切替弁で、送液ポンプ（１２２）のサクション側に接続
され無菌水を導入する。前記下部液排出管（１１４）は
洗浄液を図示しない排水溝かあるいは前記洗浄タンク
（１２１）へ送出するかを切り替える切替弁（１２５）
に接続されている。洗浄液で製品接液配管、貯液槽、充
填バルブ等を洗浄する時には、洗浄液を洗浄液タンク
（１２１）→洗浄ポンプ（１２２）→加熱器（１２３）
→製品液供給管（１０３）→下部ロータリジョイント
（１０４）→液分配管（１０５）→環状貯液槽（１０
１）へ均等に送る。又、環状貯液槽（１０１）へ送った
洗浄液の一部を各充填バルブ（１０２）→各洗浄用キャ
ップ（１０６）→各配管（１０７）→マニホールド（１
０８）→各液集合管（１０９）→下部ロータリジョイン
ト（１０４）の外筒（１０４ａ）内→下部液排出管（１
１３）（１１４）→洗浄液タンク（１２１）へ戻す循環
経路で行う。一方、上記環状貯液槽（１０１）内の洗浄
液（１１５）を上部液排出枝管（１１０）→上部ロータ
リジョイント（１１１）→上部液排出管（１１２）→下
部液排出管（１１４）→洗浄液タンク（１２１）へ戻
し、洗浄液を循環させて、製品液接液配管、貯液槽、充
填バルブ等の内部を殺菌洗浄する。次に、切替弁（１２
５）及び切替バルブ（１２６）を切り替える。そして、
常温の無菌液を切替弁（１２６）を介して洗浄ポンプ
（１２２）で前記したと同様の経路で製品接液配管、貯
液槽、充填バルブ等へ供給して各部を冷却する。尚、こ
の無菌液は下部液排出管（１１４）から切り替えられた
切替弁（１２５）を経て図示しない排水溝に捨てられ
る。
【０００３】前記した洗浄殺菌装置では、洗浄タンクが
大気開放のタンクを使用しているため加熱器で洗浄液を
加熱しても、洗浄液は大気圧の飽和蒸気圧の温度（１０
０℃）以上にはならない。その為、殺菌時間が長くかか
ると共に更に高い温度で殺菌を必要とする場合には十分
な殺菌ができない。又、殺菌後、高温となった製品接液
配管、貯液槽、充填バルブ等を冷却するため，常温の無
菌液を使用しているが、この無菌液は排水溝に捨てられ
無駄である。尚、この無菌液を再使用するためにはタン
クとポンプの設備を要する。そこで本発明は係る不都合
を解消する充填機の洗浄殺菌装置を提供するものであ
る。
大気開放のタンクを使用しているため加熱器で洗浄液を
加熱しても、洗浄液は大気圧の飽和蒸気圧の温度（１０
０℃）以上にはならない。その為、殺菌時間が長くかか
ると共に更に高い温度で殺菌を必要とする場合には十分
な殺菌ができない。又、殺菌後、高温となった製品接液
配管、貯液槽、充填バルブ等を冷却するため，常温の無
菌液を使用しているが、この無菌液は排水溝に捨てられ
無駄である。尚、この無菌液を再使用するためにはタン
クとポンプの設備を要する。そこで本発明は係る不都合
を解消する充填機の洗浄殺菌装置を提供するものであ
る。
【０００４】請求項１項の充填機の洗浄殺菌装置は，垂
直軸芯周りに回転する環状貯液槽と，同環状貯液槽の底
部に取り付けられた多数の充填バルブと，下部ロータリ
ジョイントと上記環状貯液槽の下部に連結した液分配管
とを介して同環状貯液槽へ製品液を供給する製品液供給
管と，上部液排出枝管を介して上記下部ロータリジョイ
ントと接続されている下部液排出管とを有する充填機に
於て，前記多数の充填バルブに取り付けられた洗浄用キ
ャップと，，前記下部液排出管と接続されている密閉型
の洗浄液を受け入れる中間タンクと，同中間タンクの洗
浄液を前記充填機に製品液供給管を介して送液する循環
ポンプと，洗浄液を加熱する加熱器と，洗浄液を冷却す
る冷却器とを有し，上記中間タンクと上記充填バルブと
の間を洗浄液が循環する閉回路を構成するとともに，上
記加熱器及び上記冷却器によって洗浄液の温度を制御可
能にしたものである。に関する。請求項２項の充填機の
洗浄殺菌装置は，洗浄液を加熱器で１１０℃以上にして
洗浄殺菌をするものである。
直軸芯周りに回転する環状貯液槽と，同環状貯液槽の底
部に取り付けられた多数の充填バルブと，下部ロータリ
ジョイントと上記環状貯液槽の下部に連結した液分配管
とを介して同環状貯液槽へ製品液を供給する製品液供給
管と，上部液排出枝管を介して上記下部ロータリジョイ
ントと接続されている下部液排出管とを有する充填機に
於て，前記多数の充填バルブに取り付けられた洗浄用キ
ャップと，，前記下部液排出管と接続されている密閉型
の洗浄液を受け入れる中間タンクと，同中間タンクの洗
浄液を前記充填機に製品液供給管を介して送液する循環
ポンプと，洗浄液を加熱する加熱器と，洗浄液を冷却す
る冷却器とを有し，上記中間タンクと上記充填バルブと
の間を洗浄液が循環する閉回路を構成するとともに，上
記加熱器及び上記冷却器によって洗浄液の温度を制御可
能にしたものである。に関する。請求項２項の充填機の
洗浄殺菌装置は，洗浄液を加熱器で１１０℃以上にして
洗浄殺菌をするものである。
【０００５】請求項１項の充填機の洗浄殺菌装置に於
て、殺菌洗浄を行う場合には、中間タンク内の洗浄液は
加熱器で所定の温度に加温されながら、該加熱された洗
浄液は循環ポンプで製品液供給管を通って貯液槽、充填
バルブ等へ送液され、下部液排出管から中間タンクに戻
す経路で行われる。次に、殺菌洗浄終了後は加熱器での
加熱が停止され、洗浄液は冷却器で冷却される。冷却さ
れた洗浄液は前記と同様の経路、即ち製品液供給管、貯
液槽、充填バルブ等及び下部液排出管を経由して洗浄タ
ンクに戻され、洗浄液か通った充填機等が順次冷却され
る。請求項２項の充填機の洗浄殺菌装置に於て、殺菌洗
浄を行う場合には、中間タンクは密閉型であるため大気
圧以上に保持することができ、洗浄液は加熱器で１００
℃以上に加温される。加温された洗浄液は請求項１項と
同様に循環ポンプで製品液供給管を通って充填機に送液
され、下部液排出管を経て中間タンクに戻る経路で行わ
れる。又、洗浄殺菌後の冷却は請求項１項と同様にして
行われる。
て、殺菌洗浄を行う場合には、中間タンク内の洗浄液は
加熱器で所定の温度に加温されながら、該加熱された洗
浄液は循環ポンプで製品液供給管を通って貯液槽、充填
バルブ等へ送液され、下部液排出管から中間タンクに戻
す経路で行われる。次に、殺菌洗浄終了後は加熱器での
加熱が停止され、洗浄液は冷却器で冷却される。冷却さ
れた洗浄液は前記と同様の経路、即ち製品液供給管、貯
液槽、充填バルブ等及び下部液排出管を経由して洗浄タ
ンクに戻され、洗浄液か通った充填機等が順次冷却され
る。請求項２項の充填機の洗浄殺菌装置に於て、殺菌洗
浄を行う場合には、中間タンクは密閉型であるため大気
圧以上に保持することができ、洗浄液は加熱器で１００
℃以上に加温される。加温された洗浄液は請求項１項と
同様に循環ポンプで製品液供給管を通って充填機に送液
され、下部液排出管を経て中間タンクに戻る経路で行わ
れる。又、洗浄殺菌後の冷却は請求項１項と同様にして
行われる。
【０００６】本発明の実施例を図１を参照して説明す
る。図１は全体の系統図を示し、（１）が垂直軸芯周り
に回転する環状貯液槽、（２）が環状貯液槽（１）の底
部に取り付けた多数の充填バルブ、（３）が垂直軸芯周
りに回転する上記環状貯液槽（１）へ製品液（又は洗浄
液）を供給する製品液供給管、（５）が上記環状貯液槽
（１）の下部に連結した液分配管、（４）が同液分配管
（５）と上記製品液供給管（３）とを連結する下部ロー
タリジョイント、（４ａ）が同下部ロータリジョイント
（４）の外筒、（６）が上記各充填バルブ（２）に着脱
自在に取り付けた洗浄用キャップ、（８）がマニホール
ド、（７）が上記各洗浄用キャップ（６）と上記マニホ
ールド（８）とを接続する配管、（９）が上記マニホー
ルド（８）と上記下部ロータリジョイント（４）の外筒
（４ａ）とを接続する液集合配管、（１０）が上部液排
出枝管、（１２）が上部液排出管、（１１）が同上部液
排出管（１２）と上記上部液排出枝管（１０）とを連結
する上部ロータリジョイント、（１４）が上記下部ロー
タリジョイント（４）の外筒（４ａ）内から延びて上記
上部液排出管（１２）に接続した下部液排出管である。
又、（３１）が中間タンク、（３２）が該中間タンク
（３１）の洗浄液を送液する循環ポンプで製品液供給管
（３）に接続されている。（３３）が洗浄液を加熱する
加熱器で冷却器（３５）に接続され、更に、該冷却器
（３５）は前記中間タンク（３１）に配管（３７）を介
して接続さている。尚、中間タンク（３１）内の洗浄液
の温度は、洗浄液を加熱するときには温度コントロール
器（３８）で図示しないスチーム等の熱媒体量を制御弁
（３４）で制御し、反対に冷却するときには，冷水等の
冷媒量を制御弁（３６）を制御して行う。又、（２１）
は洗浄液タンク、（２２）は洗浄液ポンプである。中間
タンク（３１）の液量は洗浄液タンク（２１）から洗浄
液ポンプ（２２）で液面コントロール器（３９）を介し
て制御されている。
る。図１は全体の系統図を示し、（１）が垂直軸芯周り
に回転する環状貯液槽、（２）が環状貯液槽（１）の底
部に取り付けた多数の充填バルブ、（３）が垂直軸芯周
りに回転する上記環状貯液槽（１）へ製品液（又は洗浄
液）を供給する製品液供給管、（５）が上記環状貯液槽
（１）の下部に連結した液分配管、（４）が同液分配管
（５）と上記製品液供給管（３）とを連結する下部ロー
タリジョイント、（４ａ）が同下部ロータリジョイント
（４）の外筒、（６）が上記各充填バルブ（２）に着脱
自在に取り付けた洗浄用キャップ、（８）がマニホール
ド、（７）が上記各洗浄用キャップ（６）と上記マニホ
ールド（８）とを接続する配管、（９）が上記マニホー
ルド（８）と上記下部ロータリジョイント（４）の外筒
（４ａ）とを接続する液集合配管、（１０）が上部液排
出枝管、（１２）が上部液排出管、（１１）が同上部液
排出管（１２）と上記上部液排出枝管（１０）とを連結
する上部ロータリジョイント、（１４）が上記下部ロー
タリジョイント（４）の外筒（４ａ）内から延びて上記
上部液排出管（１２）に接続した下部液排出管である。
又、（３１）が中間タンク、（３２）が該中間タンク
（３１）の洗浄液を送液する循環ポンプで製品液供給管
（３）に接続されている。（３３）が洗浄液を加熱する
加熱器で冷却器（３５）に接続され、更に、該冷却器
（３５）は前記中間タンク（３１）に配管（３７）を介
して接続さている。尚、中間タンク（３１）内の洗浄液
の温度は、洗浄液を加熱するときには温度コントロール
器（３８）で図示しないスチーム等の熱媒体量を制御弁
（３４）で制御し、反対に冷却するときには，冷水等の
冷媒量を制御弁（３６）を制御して行う。又、（２１）
は洗浄液タンク、（２２）は洗浄液ポンプである。中間
タンク（３１）の液量は洗浄液タンク（２１）から洗浄
液ポンプ（２２）で液面コントロール器（３９）を介し
て制御されている。
【０００７】次に前記した系統図の殺菌洗浄及び冷却の
操作について説明する。まず、図１に示すように充填ボ
ルブ（２）の下部に洗浄用キャップ（６）を取付け、充
填バルブ（２）を図に示すように開とする。そして、洗
浄液を中間タンク（３１）→循環ポンプ（３２）→製品
液供給管（３）→下部ロータリジョイント（４）→液分
配管（５）→環状貯液槽（１）内へ均等に送る。又、環
状貯液槽（１）内へ送った洗浄液の一部を各充填バルブ
（２）→各洗浄用キャップ（６）→各配管（７）→マニ
ホールド（８）→各液集合管（９）→下部ロータリジョ
イント（４）の外筒（４ａ）内→下部液排出管（１３）
（１４）→加熱器（３３）→冷却器（３５）→中間タン
ク（３１）へ戻す。尚、洗浄液は加熱器（３３）で温度
コントロール器（３８）で所定の温度となるように制御
されている。但し、制御弁（３６）は閉である。一方、
上記環状貯液槽（１）内の洗浄液（１５）を上部液排出
枝管（１０）→上部ロータリージョイント（１１）→上
部液排出管（１２）→下部液排出管（１４）→加熱器
（３３）→冷却器（３５）→中間タンク（３１）へ戻す
循環経路で製品液接液配管、貯液槽、充填バルブ等の内
部を殺菌洗浄する。尚、請求項第２項に対応する、洗浄
液を加熱器（３３）で温度が１００℃以上になるように
温度コントロール器（３８）で制御する。洗浄液の流通
路である中間タンク（３３）、充填機等は密閉されてい
る為、大気圧以上に保持でき、洗浄液は加熱器（３３）
で１００℃以上に昇温される。該洗浄液で殺菌洗浄を行
うと、殺菌洗浄の時間の節約を図ることができる共に１
００℃以上で殺菌を要する場合に対応できる。
操作について説明する。まず、図１に示すように充填ボ
ルブ（２）の下部に洗浄用キャップ（６）を取付け、充
填バルブ（２）を図に示すように開とする。そして、洗
浄液を中間タンク（３１）→循環ポンプ（３２）→製品
液供給管（３）→下部ロータリジョイント（４）→液分
配管（５）→環状貯液槽（１）内へ均等に送る。又、環
状貯液槽（１）内へ送った洗浄液の一部を各充填バルブ
（２）→各洗浄用キャップ（６）→各配管（７）→マニ
ホールド（８）→各液集合管（９）→下部ロータリジョ
イント（４）の外筒（４ａ）内→下部液排出管（１３）
（１４）→加熱器（３３）→冷却器（３５）→中間タン
ク（３１）へ戻す。尚、洗浄液は加熱器（３３）で温度
コントロール器（３８）で所定の温度となるように制御
されている。但し、制御弁（３６）は閉である。一方、
上記環状貯液槽（１）内の洗浄液（１５）を上部液排出
枝管（１０）→上部ロータリージョイント（１１）→上
部液排出管（１２）→下部液排出管（１４）→加熱器
（３３）→冷却器（３５）→中間タンク（３１）へ戻す
循環経路で製品液接液配管、貯液槽、充填バルブ等の内
部を殺菌洗浄する。尚、請求項第２項に対応する、洗浄
液を加熱器（３３）で温度が１００℃以上になるように
温度コントロール器（３８）で制御する。洗浄液の流通
路である中間タンク（３３）、充填機等は密閉されてい
る為、大気圧以上に保持でき、洗浄液は加熱器（３３）
で１００℃以上に昇温される。該洗浄液で殺菌洗浄を行
うと、殺菌洗浄の時間の節約を図ることができる共に１
００℃以上で殺菌を要する場合に対応できる。
【０００８】次に、図２に示す他の実施例について説明
する。本図は、図１の加熱器（３３）及び冷却器（３
５）の替わりに中間タンク（３１）の外筒にジャケット
４０を形成し、該ジャケット（４０）を介して洗浄液を
の温調を行うものである。従って、前記したと同様の操
作で殺菌洗浄及び冷却を行うことができるため詳細な説
明は省略する。尚、加温器（３３）は図２に示すジャケ
ット（４０）で、冷却器（３５）を図１に示すように下
部液排出管（１４）に、或はその反対に配設してもよ
い。
する。本図は、図１の加熱器（３３）及び冷却器（３
５）の替わりに中間タンク（３１）の外筒にジャケット
４０を形成し、該ジャケット（４０）を介して洗浄液を
の温調を行うものである。従って、前記したと同様の操
作で殺菌洗浄及び冷却を行うことができるため詳細な説
明は省略する。尚、加温器（３３）は図２に示すジャケ
ット（４０）で、冷却器（３５）を図１に示すように下
部液排出管（１４）に、或はその反対に配設してもよ
い。
【０００９】本発明の洗浄殺菌装置によれば、洗浄液を
加熱する加熱器と冷却する冷却器とを備えているため、
従来のように冷却するための無菌液を用意し、該無菌液
を廃棄する必要もない。又、洗浄液の流通路である中間
タンク、充填機等は密閉されている為大気圧以上に保持
でき、洗浄液は１００℃以上に昇温される。該昇温され
た洗浄液で殺菌することは洗浄時間の節約になり、また
高温で殺菌を必要とする場合にも対応できる。
加熱する加熱器と冷却する冷却器とを備えているため、
従来のように冷却するための無菌液を用意し、該無菌液
を廃棄する必要もない。又、洗浄液の流通路である中間
タンク、充填機等は密閉されている為大気圧以上に保持
でき、洗浄液は１００℃以上に昇温される。該昇温され
た洗浄液で殺菌することは洗浄時間の節約になり、また
高温で殺菌を必要とする場合にも対応できる。
【図１】本発明の一実施例に係る充填機の洗浄殺菌装置
の系統図である。
の系統図である。
【図２】本発明の他の実施例に係る充填機の洗浄殺菌装
置の系統図である。
置の系統図である。
【図３】従来の充填機の洗浄殺菌装置の系統図である。
（１） 環状貯液槽 （２） 充填バルブ （３） 製品液供給管 （４） 下部ロータリジョイント （６） 洗浄用キャップ （１１） 上部ロータリジョイント （１２） 上部液排出管 （３１） 中間タンク （３２） 循環ポンプ （３３） 加熱器 （３５） 冷却器
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−44492（ＪＰ，Ａ) 特開 昭60−90190（ＪＰ，Ａ) 実開 昭63−183095（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭63−67499（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B67C 3/00 - 3/34
Claims (2)
- 【請求項１】 垂直軸芯周りに回転する環状貯液槽と，
同環状貯液槽の底部に取り付けられた多数の充填バルブ
と，下部ロータリジョイントと上記環状貯液槽の下部に
連結した液分配管とを介して同環状貯液槽へ製品液を供
給する製品液供給管と，上部液排出枝管を介して上記下
部ロータリジョイントと接続されている下部液排出管と
を有する充填機に於て，前記多数の充填バルブに取り付
けられた洗浄用キャップと，，前記下部液排出管と接続
されている密閉型の洗浄液を受け入れる中間タンクと，
同中間タンクの洗浄液を前記充填機に製品液供給管を介
して送液する循環ポンプと，洗浄液を加熱する加熱器
と，洗浄液を冷却する冷却器とを有し，上記中間タンク
と上記充填バルブとの間を洗浄液が循環する閉回路を構
成するとともに，上記加熱器及び上記冷却器によって洗
浄液の温度を制御可能にしたことを特徴とする帯状物の
巻き取り装置。 - 【請求項２】 洗浄液を１００℃以上とする請求項１項
の充填機の洗浄殺菌装置。
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|---|---|---|---|
| JP3008537A JP2808492B2 (ja) | 1991-01-28 | 1991-01-28 | 充填機の洗浄殺菌装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP3008537A JP2808492B2 (ja) | 1991-01-28 | 1991-01-28 | 充填機の洗浄殺菌装置 |
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|---|---|
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| JP2808492B2 true JP2808492B2 (ja) | 1998-10-08 |
Family
ID=11695904
Family Applications (1)
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