JP2807489B2 - 航空機用ラジアルタイヤ - Google Patents
航空機用ラジアルタイヤInfo
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- JP2807489B2 JP2807489B2 JP1175135A JP17513589A JP2807489B2 JP 2807489 B2 JP2807489 B2 JP 2807489B2 JP 1175135 A JP1175135 A JP 1175135A JP 17513589 A JP17513589 A JP 17513589A JP 2807489 B2 JP2807489 B2 JP 2807489B2
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- Japan
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- tire
- carcass
- radial
- aircraft
- nominal
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C15/00—Tyre beads, e.g. ply turn-up or overlap
- B60C15/0009—Tyre beads, e.g. ply turn-up or overlap features of the carcass terminal portion
- B60C15/0072—Tyre beads, e.g. ply turn-up or overlap features of the carcass terminal portion with ply reverse folding, i.e. carcass layer folded around the bead core from the outside to the inside
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C3/00—Tyres characterised by the transverse section
- B60C3/04—Tyres characterised by the transverse section characterised by the relative dimensions of the section, e.g. low profile
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- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C9/00—Reinforcements or ply arrangement of pneumatic tyres
- B60C9/18—Structure or arrangement of belts or breakers, crown-reinforcing or cushioning layers
- B60C9/20—Structure or arrangement of belts or breakers, crown-reinforcing or cushioning layers built-up from rubberised plies each having all cords arranged substantially parallel
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C2200/00—Tyres specially adapted for particular applications
- B60C2200/02—Tyres specially adapted for particular applications for aircrafts
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T152/00—Resilient tires and wheels
- Y10T152/10—Tires, resilient
- Y10T152/10495—Pneumatic tire or inner tube
- Y10T152/10819—Characterized by the structure of the bead portion of the tire
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Tires In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は航空機に用いられるラジアルタイヤに関す
る。
る。
航空機用のタイヤは、航空機の離陸及び着陸時に高速
で大きな衝撃(落下)荷重を受けるためこの高速大荷重
に耐え得る耐久性が要求されるのみならず、現在の航空
機は空港内で比較的長い距離をタキシング(地上滑走)
することが多いため、タキシングの際の耐久性や走行性
も一般の車両に用いられるタイヤと同様に高性能が要求
される。
で大きな衝撃(落下)荷重を受けるためこの高速大荷重
に耐え得る耐久性が要求されるのみならず、現在の航空
機は空港内で比較的長い距離をタキシング(地上滑走)
することが多いため、タキシングの際の耐久性や走行性
も一般の車両に用いられるタイヤと同様に高性能が要求
される。
このため、耐摩耗性、熱や繰り換し荷重に対する耐疲
労性、あるいは重量やコスト等の諸性能を考慮して、航
空機用タイヤとしてラジアルタイヤを用いることが考え
られている。
労性、あるいは重量やコスト等の諸性能を考慮して、航
空機用タイヤとしてラジアルタイヤを用いることが考え
られている。
ところで、航空機のタイヤのように大きな撓みを受け
る使用条件では、走行中にホイールフランジとタイヤ表
面が擦れゴムが摩耗する所謂リムズレが発生し易いこと
が知られており、特にラジアルタイヤは従来のバイアス
タイヤに比べよりリムズレを起こし易い。
る使用条件では、走行中にホイールフランジとタイヤ表
面が擦れゴムが摩耗する所謂リムズレが発生し易いこと
が知られており、特にラジアルタイヤは従来のバイアス
タイヤに比べよりリムズレを起こし易い。
ラジアルタイヤのリムズレを改良する手段として一般
のタイヤではホイールフランジに近いカーカスを補強す
る方法が一般的であるが、軽量化が要求される航空機用
タイヤにとっては望ましい方法ではない。本発明は重量
を増す事無くラジアルタイヤのリムズレを改良する技術
である。
のタイヤではホイールフランジに近いカーカスを補強す
る方法が一般的であるが、軽量化が要求される航空機用
タイヤにとっては望ましい方法ではない。本発明は重量
を増す事無くラジアルタイヤのリムズレを改良する技術
である。
また、クレームにある様なカーカス構造は、ビードコ
アの両側からカーカスが巻付けられているため、高内圧
で使用されるタイヤにとってカーカスの引ヌケ防止の上
で有効な構造である。しかしこのカーカス構造はカーカ
スの補強コードがビード近傍で疲労し易い性格を持ち、
本発明はこのいわゆるアツプダウン構造カーカスのコー
ド疲労を防止するのに効果を発揮する。
アの両側からカーカスが巻付けられているため、高内圧
で使用されるタイヤにとってカーカスの引ヌケ防止の上
で有効な構造である。しかしこのカーカス構造はカーカ
スの補強コードがビード近傍で疲労し易い性格を持ち、
本発明はこのいわゆるアツプダウン構造カーカスのコー
ド疲労を防止するのに効果を発揮する。
本発明に係る航空機用ラジアルタイヤは、有機繊維の
アツプカーカスがビードコアの内方側から巻付けられ有
機繊維のダウンカーカスがビーズコーアの外方側からさ
らに巻付けられた航空機用ラジアルタイヤであって、静
的でかつ規定の内圧の5%以下の圧力状態において、前
記アツプカーカスを、タイヤ回転軸を通る断面内で、前
記ビービコアの巻付け位置から半径方向に沿って直線形
状に形成し、かつ、このアツプカーカスの直線形状終端
部までのタイヤリムからの半径方向高さ寸法の、タイヤ
セクション高さ寸法に対する百分率を、呼称リム幅寸法
の呼称タイヤ幅寸法に対する百分率を4で除算し、さら
に10を加算した値以上で、かつ、呼称リム幅寸法の呼称
タイヤ幅寸法に対する百分率を4で除算し、さらに20を
加算した値以下の範囲とした、ことを特徴としている。
アツプカーカスがビードコアの内方側から巻付けられ有
機繊維のダウンカーカスがビーズコーアの外方側からさ
らに巻付けられた航空機用ラジアルタイヤであって、静
的でかつ規定の内圧の5%以下の圧力状態において、前
記アツプカーカスを、タイヤ回転軸を通る断面内で、前
記ビービコアの巻付け位置から半径方向に沿って直線形
状に形成し、かつ、このアツプカーカスの直線形状終端
部までのタイヤリムからの半径方向高さ寸法の、タイヤ
セクション高さ寸法に対する百分率を、呼称リム幅寸法
の呼称タイヤ幅寸法に対する百分率を4で除算し、さら
に10を加算した値以上で、かつ、呼称リム幅寸法の呼称
タイヤ幅寸法に対する百分率を4で除算し、さらに20を
加算した値以下の範囲とした、ことを特徴としている。
本発明に係る航空機用ラジアルタイヤの如く、高内圧
で充填されかつ有機繊維のコードすなわち伸び易いコー
ドを補強材に用いると、内圧充填したタイヤのサイドウ
オール形状は以下の式に示される様ないわゆる自然平衡
形状になる事は良く知られている。
で充填されかつ有機繊維のコードすなわち伸び易いコー
ドを補強材に用いると、内圧充填したタイヤのサイドウ
オール形状は以下の式に示される様ないわゆる自然平衡
形状になる事は良く知られている。
ここで Z :ベルト端を通り赤道面に平行な面から測ったカー
カスまでの距離 R :タイヤ回転軸から放射方向に測った距離 RD :タイヤ回転軸から放射方向に測ったベルト端まで
の距離 RC :タイヤ回転軸から放射方向に測ったZが最大とな
る点までの距離 φD:ベルト端での放射方向から測ったカーカスの接線角 従来のラジアルタイヤの形状設計法は低内圧において
もカーカスの断面形状を自然平衡形状とし、内圧により
カーカスに生じる張力を至る所で一定とする方法が一般
に用いられた。
カスまでの距離 R :タイヤ回転軸から放射方向に測った距離 RD :タイヤ回転軸から放射方向に測ったベルト端まで
の距離 RC :タイヤ回転軸から放射方向に測ったZが最大とな
る点までの距離 φD:ベルト端での放射方向から測ったカーカスの接線角 従来のラジアルタイヤの形状設計法は低内圧において
もカーカスの断面形状を自然平衡形状とし、内圧により
カーカスに生じる張力を至る所で一定とする方法が一般
に用いられた。
一方本発明に係る航空機用ラジアルタイヤの如く、低
内圧時に一部のカーカス形状が直線状であると、この直
線部分は内圧充填時に自然平衡形状に近づこうとする
為、結果として局部的に高い張力を持つ事になる。
内圧時に一部のカーカス形状が直線状であると、この直
線部分は内圧充填時に自然平衡形状に近づこうとする
為、結果として局部的に高い張力を持つ事になる。
カーカスがビードコアの両側から巻付けられたいわゆ
るアツプダウン構造のタイヤは、荷重負荷によりビード
近傍のダウンカーカスに圧縮力を受け易く、有機繊維の
コードは圧縮歪を受けると非常に疲労し易い。しかしな
がら、本発明に係る航空機用ラジアルタイヤでは、ビー
ド近傍のカーカスは高い張力となるため、この圧縮歪が
低減される。
るアツプダウン構造のタイヤは、荷重負荷によりビード
近傍のダウンカーカスに圧縮力を受け易く、有機繊維の
コードは圧縮歪を受けると非常に疲労し易い。しかしな
がら、本発明に係る航空機用ラジアルタイヤでは、ビー
ド近傍のカーカスは高い張力となるため、この圧縮歪が
低減される。
また、カーカスに生じるコード方向の張力が高くなる
事によりラジアルタイヤのカーカスの回転方向の剪断剛
性が増加する。このため、タイヤのサイドウオールは高
い剪断剛性を有することになり、タイヤ回転中のサイド
ウオールの回転方向の剪断変形が低減され、ひいてはリ
ムズレが低減される。
事によりラジアルタイヤのカーカスの回転方向の剪断剛
性が増加する。このため、タイヤのサイドウオールは高
い剪断剛性を有することになり、タイヤ回転中のサイド
ウオールの回転方向の剪断変形が低減され、ひいてはリ
ムズレが低減される。
さらに、本発明ではアツプカーカスの直線形状部分を
前記範囲としている。この範囲を越える部分まで直線形
状とすると、ショルダー部分の曲率が大きくなり、モー
ルド内で加硫する際にこのシヨルダー部へゴムが集中し
たり、ブラダーとグリーンタイヤ間への空気の残留によ
る加硫圧不足ひいてはゴムの加硫不足を生じる。一方、
前記範囲に満たない部分のみを直線形としたのでは、タ
イヤ内圧によって生じるビート近傍のカーカス張力を効
果的に増加することができず、両者を共に満足する範囲
が前記範囲となる。
前記範囲としている。この範囲を越える部分まで直線形
状とすると、ショルダー部分の曲率が大きくなり、モー
ルド内で加硫する際にこのシヨルダー部へゴムが集中し
たり、ブラダーとグリーンタイヤ間への空気の残留によ
る加硫圧不足ひいてはゴムの加硫不足を生じる。一方、
前記範囲に満たない部分のみを直線形としたのでは、タ
イヤ内圧によって生じるビート近傍のカーカス張力を効
果的に増加することができず、両者を共に満足する範囲
が前記範囲となる。
第1図及び第2図には本実施例に係る航空機用ラジア
ルタイヤ10の、タイヤ回転軸を通る要部断面図が示され
ている。
ルタイヤ10の、タイヤ回転軸を通る要部断面図が示され
ている。
このラジアルタイヤ10は、充填された空気による内圧
を保持する強度メンバーとしてのアツプカーカス12およ
びダウンカーカス14を備えている。各カーカスは、工業
用有機繊維(例えばナイロン、ポリエステル、アラミド
等)により形成されるカーカスコードをタイヤ回転軸を
中心として放射状に配列しゴム層で被覆したカーカスプ
ライによって構成されている。
を保持する強度メンバーとしてのアツプカーカス12およ
びダウンカーカス14を備えている。各カーカスは、工業
用有機繊維(例えばナイロン、ポリエステル、アラミド
等)により形成されるカーカスコードをタイヤ回転軸を
中心として放射状に配列しゴム層で被覆したカーカスプ
ライによって構成されている。
アツプカーカス12は、その端部がビードコア16のタイ
ヤ幅方向内側から外側へ向けて巻付けられて折り返さ
れ、さらにその外周に、ダウンカーカス14の端部がビー
ドコア16のタイヤ幅方向外側から内側へ向けて巻付けら
れて折り返されており、各カーカスが所謂アツプ・ダウ
ン構造となっている。
ヤ幅方向内側から外側へ向けて巻付けられて折り返さ
れ、さらにその外周に、ダウンカーカス14の端部がビー
ドコア16のタイヤ幅方向外側から内側へ向けて巻付けら
れて折り返されており、各カーカスが所謂アツプ・ダウ
ン構造となっている。
ビードコア16に巻付けられた各カーカスの外周は、ゴ
ム層18によって被覆されており、サイドウォール20およ
びビード部22を構成している。このビード部22は、ラジ
アルタイヤ10の内周の寸法を定め、リム24との嵌め合い
を確保するようになっている。
ム層18によって被覆されており、サイドウォール20およ
びビード部22を構成している。このビード部22は、ラジ
アルタイヤ10の内周の寸法を定め、リム24との嵌め合い
を確保するようになっている。
ここで、ビードコア16に巻付けられサイドウオール20
を構成するアツプカーカス12は、静的でかつ規定の内圧
の5%以下の圧力状態において、ビードコア16への巻付
け位置からタイヤ半径方向に沿って連続的に直線形状と
された直線形状部25が形成されている。さらに、このア
ツプカーカス12の直線形状部25は、以下の範囲に制限さ
れている。
を構成するアツプカーカス12は、静的でかつ規定の内圧
の5%以下の圧力状態において、ビードコア16への巻付
け位置からタイヤ半径方向に沿って連続的に直線形状と
された直線形状部25が形成されている。さらに、このア
ツプカーカス12の直線形状部25は、以下の範囲に制限さ
れている。
すなわち、 WT:呼称タイヤ幅寸法 WR:呼称リム幅寸法 RW:WR/WT×100 HL:直線形状終端部のタイヤリム24からの半径方向
高さ寸法 HS:タイヤセクシヨン高さ寸法、すなわち(呼称タ
イヤ外径寸法−呼称リム径寸法)/2RH:HL/HS×100 とした場合に、直線形状部25の終端部の半径方向高さ寸
法HLの、タイヤセクシヨン高さ寸法HSに対する百分率
(すなわち、RH)を、呼称リム幅寸法WRの呼称タイヤ幅
寸法WTに対する百分率を4で除算し、さらに10を加算し
た値以上で、かつ、呼称リム幅寸法WRの呼称タイヤ幅寸
法WTに対する百分率を4で除算し、さらに20を加算した
値以下の範囲としている。
高さ寸法 HS:タイヤセクシヨン高さ寸法、すなわち(呼称タ
イヤ外径寸法−呼称リム径寸法)/2RH:HL/HS×100 とした場合に、直線形状部25の終端部の半径方向高さ寸
法HLの、タイヤセクシヨン高さ寸法HSに対する百分率
(すなわち、RH)を、呼称リム幅寸法WRの呼称タイヤ幅
寸法WTに対する百分率を4で除算し、さらに10を加算し
た値以上で、かつ、呼称リム幅寸法WRの呼称タイヤ幅寸
法WTに対する百分率を4で除算し、さらに20を加算した
値以下の範囲としている。
すなわち換言すれば、 RW/4+10≦RH≦RW/4+20 の範囲である。
この場合、第1図には、タイヤサイズが「30×8.8R1
5」すなわち、呼称タイヤ幅寸法WTが8.8インチ、呼称リ
ム幅寸法WRが7.0インチ、タイヤセクシヨン高さ寸法HS
が7.5インチ、さらに、RHが35%のものが示されてい
る。また、第2図には、タイヤサイズが「H46×18.0R2
0」、すわなち、呼称タイヤ幅寸法WTが18.0インチ、呼
称リム幅寸法WRが11.0インチ、タイヤセクシヨン高さ寸
法HSが11.5インチ、さらに、RHが34%のものが示されて
いる。
5」すなわち、呼称タイヤ幅寸法WTが8.8インチ、呼称リ
ム幅寸法WRが7.0インチ、タイヤセクシヨン高さ寸法HS
が7.5インチ、さらに、RHが35%のものが示されてい
る。また、第2図には、タイヤサイズが「H46×18.0R2
0」、すわなち、呼称タイヤ幅寸法WTが18.0インチ、呼
称リム幅寸法WRが11.0インチ、タイヤセクシヨン高さ寸
法HSが11.5インチ、さらに、RHが34%のものが示されて
いる。
ラジアルタイヤ10の半径方向外側端部のダウンカーカ
ス14外方には、このダウンカーカサス14に沿ってベルト
26が配設されており、剛性を確保している。また、ベル
ト26の外方には、アラミドコード等によりなる保護層28
が配設されており、耐カット性を確保している。保護層
28の外方には、厚肉ゴム層のトレツド部30が形成されて
いる。トレツド部30は実際に地面と接触する部分となっ
ており、このため、摩耗や外傷に耐え得るように充分な
厚肉とされている。
ス14外方には、このダウンカーカサス14に沿ってベルト
26が配設されており、剛性を確保している。また、ベル
ト26の外方には、アラミドコード等によりなる保護層28
が配設されており、耐カット性を確保している。保護層
28の外方には、厚肉ゴム層のトレツド部30が形成されて
いる。トレツド部30は実際に地面と接触する部分となっ
ており、このため、摩耗や外傷に耐え得るように充分な
厚肉とされている。
次に本実施例の作用を説明する。
上記構成の航空機用ラジアルタイヤ10では、使用状態
の正規の圧力で空気が充填されると、このタイヤ内圧に
よってアツプカーカス12の直線形状部25の張力が増加す
る。このため、ビードコア16のカーカス巻付け位置近傍
では、周方向カーカス剛性が向上する。
の正規の圧力で空気が充填されると、このタイヤ内圧に
よってアツプカーカス12の直線形状部25の張力が増加す
る。このため、ビードコア16のカーカス巻付け位置近傍
では、周方向カーカス剛性が向上する。
このため、タイヤが転動中にアツプカーカス12及びダ
ウンカーカス14に生ずる周方向移動が低減され、ビード
背面部22C近傍でのリムズレが防止される。また、張力
が増加することにより、荷重が加わった際にダウンカー
カス14に生じる圧縮歪みが低減され、したがって、耐疲
労性も向上する。
ウンカーカス14に生ずる周方向移動が低減され、ビード
背面部22C近傍でのリムズレが防止される。また、張力
が増加することにより、荷重が加わった際にダウンカー
カス14に生じる圧縮歪みが低減され、したがって、耐疲
労性も向上する。
ここで、第1表には、アツプカーカス12の直線形状部
25の終端部の半径方向高さ寸法HLの、タイヤセクシヨン
高さ寸法HSに対する百分率(すなわち、RH)を、種々変
更したラジアルタイヤ10の試験データ示されている。ま
た、第3図には、この試験データがグラフとして表され
ている。
25の終端部の半径方向高さ寸法HLの、タイヤセクシヨン
高さ寸法HSに対する百分率(すなわち、RH)を、種々変
更したラジアルタイヤ10の試験データ示されている。ま
た、第3図には、この試験データがグラフとして表され
ている。
これらの図表においても明らかなように、本発明では
アツプカーカス12の直線形状部25を前述の範囲としてい
るため、リムずれ量が低減され、また、ダウンカーカス
14の残強度が向上している。
アツプカーカス12の直線形状部25を前述の範囲としてい
るため、リムずれ量が低減され、また、ダウンカーカス
14の残強度が向上している。
一方、アツプカーカス12の直線形状部25をこの範囲を
越える部分まで直線的に形成すると(例えば、第4図に
示す試料、あるいは第6図に示す試料)、シヨルダ
ー部分の曲率が大きくなり、モールド内で加硫する際に
このシヨルダー部へゴムが集中したり、ブラダーとグリ
ーンタイヤ間への空気の残留による加硫圧不足ひいては
ゴムの加硫不足を生じる。また、前記範囲に満たない部
分のみを直線形状としてのでは(例えば、第8図に示す
試料および第9図に示す試料)、タイヤ内圧によっ
て生じるビードコア16に近傍のカーカス張力を効果的に
増加することができない。したがって、両者を共に満足
する範囲が前記範囲である。
越える部分まで直線的に形成すると(例えば、第4図に
示す試料、あるいは第6図に示す試料)、シヨルダ
ー部分の曲率が大きくなり、モールド内で加硫する際に
このシヨルダー部へゴムが集中したり、ブラダーとグリ
ーンタイヤ間への空気の残留による加硫圧不足ひいては
ゴムの加硫不足を生じる。また、前記範囲に満たない部
分のみを直線形状としてのでは(例えば、第8図に示す
試料および第9図に示す試料)、タイヤ内圧によっ
て生じるビードコア16に近傍のカーカス張力を効果的に
増加することができない。したがって、両者を共に満足
する範囲が前記範囲である。
以上説明した如く本発明に係る航空機用ラジアルタイ
ヤは、他の性能を低下させることなく、タイヤのリムず
れの防止およびビード近傍のカーカスの耐疲労性を向上
することができるという優れた効果を有する。
ヤは、他の性能を低下させることなく、タイヤのリムず
れの防止およびビード近傍のカーカスの耐疲労性を向上
することができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】 第1図及び第2図は本発明の実施例に係る航空機用ラジ
アルタイヤの要部断面図、第3図はアツプカーカスの直
線形状部分の範囲を種々変更したラジアルタイヤの試験
データを示すグラフ、第4図乃至第9図は試験データに
対応したタイヤの要部断面図である。 10……ラジアルタイヤ、 12……アツプカーカス、 14……ダウンカーカス、 16……ビードコア、 22……ビード部、 25……直線形状部。
アルタイヤの要部断面図、第3図はアツプカーカスの直
線形状部分の範囲を種々変更したラジアルタイヤの試験
データを示すグラフ、第4図乃至第9図は試験データに
対応したタイヤの要部断面図である。 10……ラジアルタイヤ、 12……アツプカーカス、 14……ダウンカーカス、 16……ビードコア、 22……ビード部、 25……直線形状部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60C 15/00 B60C 15/06 B60C 9/06 B60C 9/08
Claims (1)
- 【請求項1】有機繊維のアツプカーカスがビードコアの
内方側から巻付けられ有機繊維のダウンカーカスがビー
ドコアの外方側からさらに巻付けられた航空機用ラジア
ルタイヤであって、 静的でかつ規定の内圧の5%以下の圧力状態において、
前記アツプカーカスを、タイヤ回転軸を通る断面内で、
前記ビードコアの巻付け位置から半径方向に沿って直線
形状に形成し、 かつ、このアツプカーカスの直線形状終端部までのタイ
ヤリムからの半径方向高さ寸法の、タイヤセクション高
さ寸法に対する百分率を、 呼称リム幅寸法の呼称タイヤ幅寸法に対する百分率を4
で除算し、さらに10を加算した値以上で、かつ、呼称リ
ム幅寸法の呼称タイヤ幅寸法に対する百分率を4で除算
し、さらに20を加算した値以上の範囲とした、 ことを特徴とする航空機用ラジアルタイヤ。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1175135A JP2807489B2 (ja) | 1989-07-06 | 1989-07-06 | 航空機用ラジアルタイヤ |
US07/548,215 US5125445A (en) | 1989-07-06 | 1990-07-05 | Radial tire for aircraft |
ES90307412T ES2044448T3 (es) | 1989-07-06 | 1990-07-06 | Neumatico radial para aviones. |
EP90307412A EP0407214B1 (en) | 1989-07-06 | 1990-07-06 | Radial tire for aircraft |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1175135A JP2807489B2 (ja) | 1989-07-06 | 1989-07-06 | 航空機用ラジアルタイヤ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0338417A JPH0338417A (ja) | 1991-02-19 |
JP2807489B2 true JP2807489B2 (ja) | 1998-10-08 |
Family
ID=15990903
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1175135A Expired - Lifetime JP2807489B2 (ja) | 1989-07-06 | 1989-07-06 | 航空機用ラジアルタイヤ |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5125445A (ja) |
EP (1) | EP0407214B1 (ja) |
JP (1) | JP2807489B2 (ja) |
ES (1) | ES2044448T3 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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