JP2804855B2 - 線条体の集合方法 - Google Patents

線条体の集合方法

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JP2804855B2
JP2804855B2 JP3203358A JP20335891A JP2804855B2 JP 2804855 B2 JP2804855 B2 JP 2804855B2 JP 3203358 A JP3203358 A JP 3203358A JP 20335891 A JP20335891 A JP 20335891A JP 2804855 B2 JP2804855 B2 JP 2804855B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は線条体の集合方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図3について従来の線条体の集合方法を
説明する。本発明はいかなる線条体の撚合わせ集合方法
にも適用できるが、たとえば中心線送出装置1から送り
出される中心線Cの周囲に、縦型の周囲線送出装置2か
ら撚り返し付きで送り出される周囲線Wを、分線板4を
経て集合ダイス5において撚り合わせ集合する場合を考
えてみよう。図3の装置は説明を簡単にするため、テー
プ巻き装置や引取装置などの付属装置を省略して,中心
線送出装置1、周囲線送出装置2、分線板4、集合ダイ
ス5および巻取回転装置6の、いわば基本的な構成要素
だけで構成したものである。周囲線送出装置2としては
設置場所節約のため図示のような縦型がよく用いられ
る。図3の装置では周囲線送出装置2のフレームが図記
入の矢印のように回転することによってボビン21から
送り出される周囲線WにZ方向の撚り返しがかけられ、
方向転換プーリー3によって走行方向を転換された後、
分線板4において中心線Cの周囲にまとめられ、巻取回
転装置6の図示の矢印方向の回転によってS撚りに撚合
わせ集合されるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】周囲線送出装置2とし
て縦型のものを用いるときは上述のように省スペースの
実効が上がるけれども、周囲線Wを方向転換プーリー3
に掛け回してその走行方向を転換して中心線Cと同じ横
方向にする必要があり、このとき周囲線Wと方向転換プ
ーリー3との間の摩擦によって周囲線Wに付与された撚
り返しが線の長手方向に波及することが阻止され、この
ためその撚り返し撚回が周囲線Wの長手方向に沿って均
一に分布する理想的な形にならずに、方向転換プーリー
3の上流側では撚りが貯まって周囲線Wのねじり応力が
過大になり、逆にその下流側では撚り返しが十分かかっ
ていない状態となる不都合がある。このような事態は、
周囲線Wが塑性変形しやすい小径の軟銅線の場合ほとん
ど問題ないが、たとえば光ファイバのスペーサケーブル
であるときはその材質、外径からみてかなり重大な支障
となる。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は上述の課題を
解決するためになされたものであって、適宜の補助撚り
を送り出された周囲線にその走行経路において与えるこ
とを要旨とし、具体的には、中心線の周囲に、撚り返し
の与えられた複数の周囲線を送り出して集合ダイスにお
いて撚り合わせ集合するとき、前記各周囲線の走行方向
を変える方向転換プーリーの上流側および下流側の、そ
れぞれ少なくとも1個所、計少なくとも2個所におい
て、前記各周囲線にその撚り返しと同方向かつ同角度の
補助撚りを付与し、これによって前記周囲線が長手方向
に均一に分布した撚り返しを帯びて前記集合ダイスに送
りこまれるようにしたことを特徴とする線条体の集合方
法である。
【0005】
【作用】周囲線の走行経路の途中において撚り返しと同
一の補助撚りを適宜与えるわけであるから、周囲線の撚
り返しの程度をその走行経路途中で常に所望の一定値に
保持させることができる。
【0006】
【実施例】この発明の方法を実施するための装置例を図
1および図2に示し、これらを参照してこの発明の方法
を説明する。中心線C(これが張力部材である例は多
い)は中心線送出装置1から撚り返しなしで送り出され
る。複数本の周囲線Wは周囲線送出装置2から、そのフ
レームの図示矢印方向の回転によりたとえばZ方向の撚
り返しを付けられて送り出される。これは後述する巻取
回転装置6の図示の矢印方向回転によってS方向の集合
撚りが与えられるからであり、周囲線Wには集合撚りの
結果それ自体にねじり応力が残らないように、集合撚り
と反対方向の(つまりこの場合はZ方向の)、かつ同角
度の撚り返しが付与されるのである。周囲線Wは縦型の
周囲線送出装置2を出た後、その走行方向を横方向に転
じるため方向転換プーリー3に掛け回され、その後分線
板4を経由し、集合ダイス5においてまとめられ、巻取
回転装置6の回転に従って撚合わせ集合される。
【0007】 この発明では、周囲線Wの経路途中の、そ
の送出装置2から集合ダイス5までの間の適宜の1か
所、好ましくは方向転換プーリー3の上流側および下流
側の2か所に補助撚り装置7を設け、周囲線Wに撚り返
しと同一方向かつ同一角度の補助撚りを与えるように構
成するのである。この補助撚り装置7はさらに、分線板
4のすぐ前にも設けてもよい。
【0008】 補助撚り装置7の構造例は図2に示す。図
2において、プーリー72を介して回転駆動される中空
円柱状のフレーム71の内部には、2個の固定ローラ7
3とこれらに対して千鳥状に配置され、押さえばね75
によって常に固定ローラ73に対向して押しつけられる
2個の押さえローラ74が設けられる。周囲線Wは固定
ローラ73と押さえローラ74とによって挟まれるため
その軸線のまわりの回転が抑止され、プーリー72を介
して与えられるフレーム71の回転によって所望の補助
撚りが付与されるのである。
【0009】
【発明の効果】この発明によれば、周囲線の走行経路の
途中において撚り返しと同一の補助撚りを適宜与えるわ
けであるから、周囲線の撚り返しの程度を集合ダイスよ
り上流側のその走行経路途中で常に所望の一定値に保持
させることができ、この結果集合ケーブルの内部におい
て周囲線に好ましくないねじり応力を残留させずに良品
質の集合ケーブルを製造できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施するための装置例を示す簡略側
面図である。
【図2】この発明に使用する補助撚り装置の構造例を示
す側断面図である。
【図3】従来の典型的な集合装置の基本的構成を示す簡
略側面図である。
【符号の説明】
1 中心線送出装置 2 周囲線送出装置 3 方向転換プーリー 5 集合ダイス 6 巻取回転装置 7 補助撚り装置 C 中心線 W 周囲線

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心線(C)の周囲に、撚り返しの与え
    られた複数の周囲線(W)を送り出して集合ダイス
    (5)において撚り合わせ集合するとき、前記各周囲線
    (W)の走行方向を変える方向転換プーリー(3)の上
    流側および下流側の、それぞれ少なくとも1個所、計少
    なくとも2個所において、前記各周囲線(W)にその撚
    り返しと同方向かつ同角度の補助撚りを付与し、これに
    よって前記周囲線(W)が長手方向に均一に分布した撚
    り返しを帯びて前記集合ダイス(5)に送りこまれるよ
    うにしたことを特徴とする線条体の集合方法。
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