JP2803853B2 - 小麦フスマから高蛋白区分と高食物繊維区分を分離する方法 - Google Patents

小麦フスマから高蛋白区分と高食物繊維区分を分離する方法

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  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、小麦フスマを高蛋白区分と高食物繊維区分
に分離する方法に関する。
〔従来の技術〕
小麦フスマは、小麦を製粉して小麦粉を製造する際の
副産物であり、主として果皮、種皮、珠心層およびアリ
ューロン層からなっている。小麦フスマは澱粉の含量は
極めて少ないが食物繊維、蛋白質、ビタミン、ミネラル
等に富み栄養価が高く、従来から家畜用の飼料として用
いられている。近年になってそのように栄養価に富む小
麦フスマを家畜用飼料以外にも有効に利用することが色
々試みられるようになり、そのような試みの一つとし
て、小麦フスマから蛋白質やビタミン類に富むアリュー
ロン層を分離・回収して有効に利用することが知られて
いる。
しかしながら、小麦フスマからアリューロン層を分離
・回収する従来の方法は、ベンゼンや四塩化炭素等の有
機溶媒やその他の液体を用いる液体処理であり、その場
合には分離したアリューロン層から液体を除去すること
および使用した液体を回収することが必要であり、処理
操作および装置が複雑になり、コスト的にも高価なもの
になっていた。
また、特表昭61−501829号には液体を使用しないでド
ライな状態で小麦フスマからアリューロン層を回収する
方法が記載されているが、この方法では静電気を利用し
てアリューロン層を回収しているため高価な荷電用装置
が必要であり、また乾燥した粉末の荷電は粉塵爆発等の
危険を伴うものであった。
〔発明の内容〕
本発明者等は、液体を使用することなく簡単な操作
で、かつ粉塵爆発等の危険を伴わない安全な操作で小麦
フスマを高蛋白区分と高食物繊維区分に分離する方法に
ついて研究を続けてきた。その結果、特定の粉砕−分級
工程を組み合わせることによって両区分の各々を効率良
く分離・回収し得ることを見出して本発明を完成させる
に至った。
すなわち、本発明は、小麦フスマを粉砕して粒度が10
〜300μの範囲にある粉末の割合が60%(以下単に%と
いう)以上である粉砕フスマにした後、粒度が300±25
μ以上の粗粉を除去し、次いで粒度が100±25μ以下の
区分と粒度が100±25μより大きい区分とに分級するこ
とにより小麦フスマを高蛋白区分および高食物繊維区分
に分離する方法である。
かかる本発明を第1図によって簡単に説明すると、以
下のとおりである。
I.小麦フスマを粉砕して粒度が10〜300μの範囲にある
粉末の割合が60%以上である粉砕フスマを調製する(工
程a)。
II.工程aで調製された粉砕小麦フスマから粒度が300±
25μ以上の粗粉を分離除去し、その粗粉をA区分とする
(工程b)。
III.工程bで粗粉(A区分)を除いた後の粉末から、必
要に応じて粒度が30μ以下の微粉を分離し(工程c)、
その微粉をD区分とする。
IV.最後に上記工程bまたは工程cから得られた粉末
を、粒度が100±25μより大きい区分(高食物繊維区分:
B区分)および粒度が100±25μ以下の区分(高蛋白区
分:C区分)に分級する(工程d)。
本発明では、上記の工程a、bおよびdは必須工程で
あり、工程cは任意工程である。
以下に、本発明を更に詳細に説明する。
小麦粒から小麦粉を製造する際の副産物である小麦フ
スマは、上記したように、主として果皮、種皮、珠心層
およびアリューロン層からなっているが、その他に少量
の胚乳部や胚芽部を含んでいる。アリューロン層および
珠心層は蛋白質、セルロースおよびペントザンを主成分
として含み、これらの他にミネラル、ビタミン(特にビ
タミンB群)を豊富に含んでいる。一方、種皮および果
皮はセルロース、ペントザンおよびミネラルに富んでい
る。フスマにおける蛋白質、脂肪、食物繊維、ミネラル
等の各成分の含有割合は、原料小麦の品種、製粉条件
(特に歩留り)、フスマが産出されるてくる工程の違い
等によって異なるが、本発明ではいずれのフスマも使用
できる。
大フスマ、小フスマ等の混合物からなる一般フスマと
称されているものについて、各成分の含有量をみると、
一般フスマは、通常、粗蛋白約14〜19%、粗脂肪約4〜
5%、粗繊維約6〜11%および粗灰分約4.5〜6.5%を含
有している。
本発明では、まず小麦フスマを粉砕して粒度が10〜30
0μの範囲にある粉末の割合が60%以上である粉砕フス
マを調製する(工程a)。ここで粒度が10〜300μの範
囲にある粉末の含有割合が上記60%以上の範囲になるよ
うに粉砕することが重要であり、かかる粒度分布から外
れると、小麦フスマからの高蛋白区分と高食物繊維区分
の分離が円滑に行われなくなったり、高蛋白区分および
高食物繊維区分の収量が低くなったり、各区分における
蛋白質、食物繊維の含有割合が低下したり等の欠点を生
じ望ましくない。すなわち、粒度が300μを越える粉末
の含有割合が40%を越える場合は粉砕不足であり、また
粒度が10μより小さい粉末の含有割合が40%を越えるよ
うになると粉砕過剰であり、いずれの場合にも高蛋白区
分と高食物繊維区分の分離が円滑に行われない。製粉工
程から産出してきた小麦フスマをそのまま使用してかか
る粉砕処理を行うことができるが、一旦乾燥処理を施し
た後に粉砕処理してもよい。一般に、小麦フスマ中の水
分含量が少ないほど高蛋白区分および高食物繊維区分の
回収量、特に高蛋白区分の回収量が多くなる傾向がある
が水分含量が極端に少なすぎると過粉砕になりやすく各
区分の回収が低下する。この点から小麦フスマの水分含
量を2〜14%程度にして粉砕を行うのが望ましい。
かかる小麦フスマの粉砕に際しては、ピンミル、ター
ボミル等の衝撃式粉砕機、ジェットミル等の気流式粉砕
機が好ましい。
次に、上記のようにして粉砕された小麦フスマから粒
度が300±25μ以上の粗粉をA区分として分離除去する
(工程b)。このA区分として分離された粗粉は果皮お
よび種皮部分にアリューロン層が未だ剥離されないで残
存している果皮/種皮/アリューロン層の結合粉末から
主としてなっている。かかる工程bは、通常、篩によっ
て行う。篩を使用して分級する場合は、目開きが276〜3
34μの篩(JIS規格)を使用して行う。かかる目開き276
〜334μの篩を使用すると、通常、粒度が300±25μの粗
粉が篩の上に残留して分離される。この工程bを行うに
あたっては、ナイロン篩、絹篩等の篩を使用して行うの
がよい。工程bにおいてA区分として分離された粗粉は
工程aの粉砕工程に再循環して再度粉砕すると目的とす
る高蛋白区分および高食物繊維区分の収量が向上する。
次に、工程bにおいて粗粉(A区分)を分離除去した
後の粉末から必要に応じて粒度が30μ以下の微粉(D区
分)を分離除去する(工程c)。このD区分として分離
される微粉は胚乳部に富み、またアリューロン層の一部
を含有するため高蛋白含量であり、これを単独でまたは
上記したC区分と一緒にして高蛋白区分として利用する
ことができる。この工程cは、勿論、省略することがで
き、その場合には、かかる微粉は次の工程dにおいてC
区分として一緒に分離・回収される。30μ以下の微粉を
分離するかかる工程cは篩を使用して行うこともできる
が、篩分けでは目詰まりを起こし易く効率が悪いので気
体分級により行うのがよい。ここでいう気体分級とは、
工程bからの小麦フスマを空気等の気体の流れの中に置
き気流と遠心力を利用して粉末粒子の粒形と真比重の差
を利用して行う分級をいう。この気体分級は、例えば特
開昭59−4477号公報に記載されているような回転式の空
気分級機を使用して行うのが分級効率等の点から望まし
い。例えば、回転式の空気分級機の一種であるターボク
ラシファイヤーTC−40N(日清エンジニアリング株式会
社製)を用いて30μ以下の微粉を分離するには、300±2
5μ以上の粗粉を除いた工程bからの粉砕小麦フスマを
該ターボクラシファイヤーTC−40Nに約50〜100kg/時間
の割合で供給し、1000〜1500回転/分の回転速度で分級
ロータを回転させ、風量25〜30m3/分で処理すると30μ
以下の微粉の分離が円滑に行われる。
以上の工程を行なった後に粒度が100±25μより大き
い食物繊維に富む高食物繊維区分(B区分)および粒度
が100±25μ以下の蛋白質に富む高蛋白区分(C区分)
に分級する(工程d)。
かかる工程dは、気体分級等によっても行うことがで
きるが、B区分とC区分との分離が明確に行え、操作が
簡単である等の点から篩によって行うのがよい。篩を使
用して分級する場合は、目開きが130〜74μの篩(JIS規
格)で篩うのが好ましい。この工程dを行うにあたって
は、ナイロン篩、絹篩等の篩を使用して行うのがよい。
この工程dで分離・回収されるB区分は主に果皮およ
び種皮からなる食物繊維含量の高い区分であり、未処理
の小麦フスマに比べて通常約30〜50%も高い食物繊維含
量を有している。そのために、この高食物繊維区分(B
区分)は食物繊維供給を目的としてそのままでまたは好
ましくは各種の食品に添加して使用でき、成人病の予
防、整腸作用、血清中のコレステロールの抑制、肝脂質
中のコレステロール低下作用等に有効に利用できる。一
方C区分はアリューロン層および珠心層から主としてな
る蛋白質含量の高い区分である。C区分は、未処理小麦
フスマに比べて粗蛋白含有量が約25〜40%も高くなって
おり、かつビタミン類の含有量も高いため、高蛋白・高
ビタミン含有量の栄養強化剤として食品や飼料用に有効
に利用できる。
本発明によって分離・回収される各区分の割合および
その組成を示すと、通常下記の表−1のようになってい
る。
上記表−1におけて、A〜Dの各区分の回収割合はA
〜D区分の合計重量に対する%で示したものである。
また、表−1における粗蛋白含量、灰分含量、脂肪分
含量および食物繊維含量は各々乾物換算で表示してあ
る。
更に、食物繊維含量は、「Journal of the Science o
f Food and Agriculture」第20巻、第331頁(1961)に
記載されているD.A.T.Southgateらの方法によって測定
した。
上記表−1から、C区分およびD区分は未処理小麦フ
スマに比べて蛋白質の含量が高くなっており、逆に食物
繊維の含量が低くなっていることが、またA区分および
B区分、特にB区分は未処理小麦フスマに比べて食物繊
維の含量が高く、かつ蛋白質含量が低くなっていること
がわかる。
また、果皮/種皮/アリューロン層結合粉末から主と
してなるA区分は、上記したように工程aに再循環して
使用するのが望ましいが、そのまま飼料や、食品用添加
物として使用することもできる。
以下に実施例等によって本発明を具体的に説明する
が、本発明はそれらによって限定されない。
実施例 1 精選小麦フスマ(水分含量13.5重量%)1000kgを衝撃
式回転盤粉砕機:ALPINE微粉砕機250−SS(槙野工業株式
会社製)に1時間当たり100kgの割合で供給し、9600rpm
で回転して、平均粒度250μ(粒度が10〜300μの範囲内
の粉末含量:78%)に粉砕した(工程a)。これをジュ
ニアシフター篩(東京製粉機製作所製:目開き300μ)
に1時間当たり100kgの割合で供給して該篩上に残留す
る粗粉をA区分として分離除去した(工程b)。篩を通
過した粉末を前記した空気式分級機ターボクラシファイ
ヤーTC−40Nに1時間当たり100kgの割合で供給しながら
1分当たり25m3の空気を供給し、分級ロータを1300rpm
で回転させて、粒度が30μ以下の微粉(D区分)を分級
除去した(工程c)。最後に、微粉を除いた残留粉末を
ジュニアシフター篩(東京粉機製作所製:目開き106
μ)に1時間当たり84kgの割合で供給して、この篩上に
残留する区分(B区分)およびこの篩を通過する区分
(C区分)に分けた(工程d)。
上記で得られた各区分の割合およびその組成を原料と
して使用した精選小麦フスマの組成物含とともに下記の
表−2に示す。そこにおける各区分の割合および組成は
上記表−1におけるのと同じ方法で測定した。
実施例 2 精選小麦フスマ(水分含量14.0重量%)1000kgを衝撃
式回転盤粉砕機:ターボミル(ターボミル工業株式会社
製)に1時間当たり100kgの割合で供給し、7000rpmで回
転し、この操作をもう一回繰り返して平均粒度180μ
(粒度が10〜300μの範囲内の粉末含量:73%)に粉砕し
た(工程a)。これをジュニアシフター篩(東京製粉機
製作所製:目開き300μ)に1時間当たり100kgの割合で
供給して該篩上に残留する粗粉をA区分として分離した
(工程b)。篩を通過した粉末を空気式分級機械ターボ
クラシファイヤーTC−40Nに1時間当たり100kgの割合で
供給しながら1分当たり25m3の空気を供給し、分級ロー
タを1100rpmで回転させて、粒度が30μ以下の微粉(D
区分)を分級除去した(工程c)。最後に、微粉を除い
た残留粉末をジュニアシフター篩(東京製粉機製作所
製:目開き82μ)に1時間当たり78kgの割合で供給し
て、この篩上に残留する区分(B区分)およびこの篩を
通過する区分(C区分)に分けた(工程d)。
上記で得られた各区分の割合およびその組成を原料と
して使用した精選小麦フスマの組成物含とともに下記の
表−3に示す。各区分の割合および組成は前記表−1に
おけるのと同じ方法で測定した。
実施例 3 精選小麦フスマ(水分含量13.7重量%)200kgをジェ
ットミル〔ミクロンジェットKV−15,躍進機械(株)
製〕に1時間当たり90kgの割合で供給し、回転数5000rp
mで粉砕し、平均粒度150μm(粒度が10〜300μの範囲
内の粉末含量:75%)のものを得た(工程a)。これを
ジュニアシフター篩(東京製粉機製作所製:目開き300
μ)に1時間当たり100kgの割合で供給して該篩上に残
留する粗粉をA区分として分離除去した(工程b)。篩
を通過した粉末を空気式分級機ターボクラシファイヤー
TC−40Nに1時間当たり100kgの割合で供給しながら1分
当たり2.5m3の空気を供給し、分級ロータを1100rpmで回
転させて、粒度が30μ以下の微粉(D区分)を分級除去
した(工程c)。最後に、微粉を除いた残留粉末をテス
トシフター:ジュニアシフター篩(東京製粉機製作所
製:目開き82μ)に1時間当たり80kgの割合で供給し
て、この篩上に残留する区分(B区分)およびこの篩を
通過する区分(C区分)に分けた(工程d)。
上記で得られた各区分の割合およびその組成を原料と
して使用した精選小麦フスマの組成物含とともに下記の
表−4に示す。各区分の割合および組成は上記表−1に
おけるのと同じ方法で測定した。
参考例1〜2および対照例 [ストレート法による食パンの製造] [ストレート生地配合] 小麦粉 300g イースト 6g 食 塩 4.5g 砂 糖 9g ショートニング 6g 水 201g 上記したストレート生地配合の全量をミキサーを用い
て低速で1分間、次に高速で5分間ミキシングした。得
られた生地を温度27℃、湿度75%の条件下で90分間発酵
させ、パンチしてガス抜きし、更に30分間発酵させた。
発酵生地を2分割し、丸めを行い、20分間ベンチタイム
をとった。その後整形して型詰めしてホイロに入れ温度
37℃、湿度85%の条件下で最終発酵を行った。次いで温
度215℃で30分間焼成して山型食パンを製造した(対照
例)。
上記のストレート配合の小麦粉300gのうちの30gを実
施例1で得られたB区分の粉末に置き換えた他は上記の
対照例と同様にして山型食パンを製造した(参考例
1)。
また、上記のストレート配合の小麦粉300gのうちの30
gを実施例1で得られたC区分の粉末に置き換えた他は
上記の対照例と同様にして山型食パンを製造した(参考
例2)。
上記の対照例および参考例1〜2で得られた食パンの
体積を下記の表−5に示す。
上記の表−5におけるパン体積は菜種法で測定した。
〔発明の効果〕
本発明方法によれば、粉砕と分級という極めて簡単な
処理操作で高蛋白区分と高食物繊維区分の各々を効率よ
く、しかも高収量で分離回収できる。
しかも本発明方法では液体を使用することなくドライ
な状態で行うので生成した各区分からの液体の除去や液
体の回収の必要がなく、コストがかからない。
さらに本発明では製粉工業で通常使用されている粉砕
機および気体分級装置等を使用することによって簡単な
処理操作で効率よく高蛋白区分と高食物繊維区分とを得
ることができ、粉末を荷電するための高価な荷電装置等
を必要とせず、更に粉末の荷電による粉塵爆発の危険が
ない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の工程を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 35/78 ACR A61K 35/78 ACRU ADD ADD ADE ADE ADN ADNX

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】小麦フスマを粉砕して粒度が10〜300μの
    範囲にある粉末の割合が60%以上である粉砕フスマにし
    た後、粒度が300±25μ以上の粗粉を除去し、次いで粒
    度が100±25μ以下の区分と粒度が100±25μより大きい
    区分とに分級することにより小麦フスマを高蛋白区分お
    よび高食物繊維区分に分離する方法。
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