JP2802824B2 - 磁気ディスクの突起検査装置 - Google Patents

磁気ディスクの突起検査装置

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常雄 山羽
俊 中北
浩 川口
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日立電子エンジニアリング株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、磁気ディスクの突起検査装置に関し、詳
しくは磁気ディスク・グライドテスターによる突起検査
中に、突起検出ヘッドの不良を検出してテストを中止す
る磁気ディスクの突起検査装置に関するものである。
[従来の技術] 情報記録媒体の磁気ディスクはアルミニュームディス
クをベースとし、その表面に磁性膜を塗布して製作され
る。磁性膜は凹凸がない平滑な表面とすることが必要
で、このために研磨が行われる。ただし研磨によっても
なお突起が残留することがあり、突起が残留すると磁気
ヘッドが衝突して損傷し、またデータにエラーを発生す
るなどの危険ないしは欠点がある。これを避けるために
研磨につづいて突起検査を行い、その結果により再研磨
を行うか、または研磨が終了する。
第2図(a),(b)および(c)は、磁気ディスク
の突起検査を行う突起検出ヘッドと、キャリッジ機構を
示す。図(a)において、突起検出ヘッド(以下単にヘ
ッドという)3は、断面がコの字形の金属コア3bにピエ
ゾ素子3aを取り付けて構成される。図(b),(c)に
おいて、ヘッドはヘッドアーム4aの先端に固定され、ヘ
ッドバー4bによりキャリッジ機構5の移動部5aに取り付
けられ、ステップモータ5bにより回転するボールねじ5c
により、磁気ディスクの半径方向にステップ移動する。
突起検査においては、スピンドル2に装着された被検査
の磁気ディスク1はθ方向に回転し、これに対してヘッ
ドが半径方向に移動して磁気ディスク面を走査する。表
面に突起があると、これに金属コア3bの底面が衝突して
ピエゾ素子3aが衝突信号を出力する。突起検出回路(図
示省略)によりこの衝突信号の大きさと発生位置を検出
して突起検査が行われるものである。
[解決しようとする課題] 以上のヘッド3の目的は衝突による突起の検出であ
り、これに対してピエゾ素子3aとその配線は、かならず
しも強靭でないので検査中に故障がしばしば発生する。
故障が発生すると衝突信号が出力されず、突起が存在す
るに拘らず見逃されて不良な磁気ディスクが良品と判定
される不都合が生ずる。これに対してヘッド3の良否を
検査中に絶えずチェックし、不良と判定されたときは直
ちに検査を中止することが望ましい。
この発明は、以上に鑑みてなされたもので、磁気ディ
スク・グライドテスターにおける突起検査中、常にヘッ
ドの良否をチェックし、不良となった時点で直ちにテス
トを中止する磁気ディスクの突起検査装置を提供するこ
とを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] このような目的を達成するためのこの発明の磁気ディ
スクの突起検査装置の特徴は、回転する磁気ディスクの
表面をキャリッジ機構により半径方向に移動し、回転に
より該表面に生ずるエアフローにより浮上して表面に存
在する突起に衝突する突起検出ヘッドを有し、この突起
検出ヘッドの衝突による振動に応じて発生する電気信号
に基づいて突起を検出する磁気ディスクの突起検査装置
において、電気信号に含まれ、キャリッジ機構の動作に
応じて発生する振動ノイズを電気信号の中から抽出する
抽出手段と、この抽出手段から得られる振動ノイズのレ
ベルと所定の基準値とを比較するコンパレータと、この
コンパレータの比較結果に応じてレベルが基準値未満の
ときに突起検出ヘッドを不良と判定しかつ判定が不良の
ときに磁気ディスクの突起検査を中止する制御手段とを
備えるものである。
[作用] 以上の構成による突起検出ヘッドの不良検出処理方式
においては、キャリッジ機構の動作により発生し、ヘッ
ドにより検出される振動ノイズについて予めレベルと周
波数が測定され、レベルの基準値が定められる。これに
対して、磁気ディスクの検査中絶えずこの振動ノイズの
レベルが監視され、これが基準値以上のとき、ヘッドは
良好と判定される。基準値未満のときは不良と判定され
てテストが中止される。このように、ヘッドの不良は、
自身が検出する振動ノイズのレベルにより判定されるも
ので、格別の検出手段を必要とせず甚だ効率的である。
特に、前記抽出手段の具体例として、振動ノイズの周
波数を通過するローパスフィルタにより、ヘッドの出力
信号より振動ノイズを選択抽出して行うことができる。
この場合には、特に、突起の検出は、ハイパスフィルタ
により、突起との衝突による高周波数の減衰振動を抽出
することで行うことができる。
[実施例] 第1図(a),(b)は、この発明による磁気ディス
クの突起検査装置の実施例における、ブロック構成図と
ヘッドの出力信号の波形図を示す。図(a)において、
ヘッド3は制御回路5dにより制御されるキャリッジ機構
5に取り付けられ、マイクロプロセッサ(MPU)10の制
御の下に被検査の磁気ディスク1の表面をシーク移動す
る。なお、ヘッド3とキャリッジ機構5の詳細は前記し
た第2図(a),(b)と同一であるのでこれらを参照
して説明する。回転する磁気ディスク1に対してヘッド
3による走査が行われ、突起が存在するとこれに金属コ
ア3bの底面が衝突し、ピエゾ素子3aより衝突信号Ssが出
力される。一方、キャリッジ機構5に設けられたステッ
プモータ5bとボールねじ5cは、動作に伴って多かれ少な
かれ必ず振動ノイズSVを発生し、ヘッドバー4bなどを
介してピエゾ素子3aに伝達されて検出される。図(b)
は衝突信号Ssと振動ノイズSVの1例を示し、衝突信号S
sはピエゾ素子が有する固有振動数の減衰振動で、その
周波数は比較的に高い。一方、振動ノイズSVはキャリ
ッジ機構のステップモータの回転などによる比較的に低
い周波数の振動であって、両者は明らかに相違するので
フィルタにより容易に分離することができる。再び、図
(a)において、ピエゾ素子3aの出力信号はアンプ6に
より適当なレベルに調整され、衝突信号Ssはハイパスフ
ィルタ(HPF)7aを通過し、突起検出回路8に入力され
て突起の大きさと位置のデータが検出され、MPU10の制
御によりインタフェース(I/F)9を経由してメモリ(M
EM)10aに記憶される。一方、振動ノイズSVは予め測定
された振動ノイズの周波数を通すローパスフィルタ(LP
F)7bを通過し、整流回路11により整流され、コンパレ
ータ12に入力されて基準電圧Eと比較される。基準電圧
Eは、予め測定された振動ノイズのレベルを参照して定
められる。ピエゾ素子に異常がない間は、コンパレータ
より振動ノイズSVに対する検出信号がI/F9を介してMPU
10に与えられ、突起検査が継続される。突起検査中にピ
エゾ素子またはその配線に故障が発生すると、振動ノイ
ズSVがヘッドから出力されず、従って検出信号がMPUに
与えられないので、MPUはヘッドが故障したものと判定
し、以後、突起検出回路8よりのデータの取り込みや磁
気ディスク1の回転などを停止してテストが中止され
る。
[発明の効果] 以上の説明により明らかなように、この発明による磁
気ディスクの突起検査装置は、ヘッドに対するキャリッ
ジ機構が、その動作に伴って振動ノイズを発生し、これ
がヘッドにより検出されることに着目したもので、突起
検査中にこの振動ノイズを常に監視し、そのレベルが基
準値以下に低下したときヘッドに不良が発生したものと
判定してテストを中止するもので、格別な検査機構を必
要とせずヘッドの不良を確実簡便に検出して必要な処理
を行い、突起が残留した不良な磁気ディスクを良品と誤
判断する危険が排除され、磁気磁気ディスクの突起検査
装置のテストの信頼性の向上に寄与する効果には大きい
ものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)および(b)は、この発明による磁気ディ
スクの突起検査装置の実施例におけるブロック構成図
と、突起検出ヘッドが検出する衝突信号と振動ノイズの
波形図、第2図(a),(b)および(c)は、磁気デ
ィスク・グライドテスターの突起検出ヘッドの構造を示
す斜視外観図、および突起検出ヘッドに対するキャリッ
ジ機構の構成図である。 1……磁気ディスク、2……スピンドル、 3……突起検出ヘッド、3a……ピエゾ素子、 3b……金属コア、4a……ヘッドアーム、 4b……ヘッドバー、5……キャリッジ機構、 5a……移動部、5b……モータ、 5c……ボールねじ、5d……制御回路、 6……アンプ、7a……ローパスフィルタ、 7b……ハイパスフィルタ、8……突起検出回路、 9……インタフェース(I/F)、 10……マイクロプロセッサ(MPU)、10a……メモリ、 11……整流回路、12……コンパレータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 5/84 G11B 21/21

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転する磁気ディスクの表面をキャリッジ
    機構により半径方向に移動し、前記回転により前記表面
    に生ずるエアフローにより浮上して前記表面に存在する
    突起に衝突する突起検出ヘッドを有し、この突起検出ヘ
    ッドの衝突による振動に応じて発生する電気信号に基づ
    いて前記突起を検出する磁気ディスクの突起検査装置に
    おいて、前記電気信号に含まれ、前記キャリッジ機構の
    動作に応じて発生する振動ノイズを前記電気信号の中か
    ら抽出する抽出手段と、この抽出手段から得られる前記
    振動ノイズのレベルと所定の基準値とを比較するコンパ
    レータと、このコンパレータの比較結果に応じて前記レ
    ベルが前記基準値未満のときに前記突起検出ヘッドを不
    良と判定しかつ判定が不良のときに前記磁気ディスクの
    突起検査を中止する制御手段とを備えることを特徴とす
    る、磁気ディスクの突起検査装置。
  2. 【請求項2】前記抽出手段は、予めの測定により求めら
    れた前記振動ノイズの周波数を通過させるローパスフィ
    ルタを有している請求項1記載の磁気ディスクの突起検
    査装置。
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