JP2802584B2 - 板状工具とこれに装着されるキャップとの組合せ - Google Patents

板状工具とこれに装着されるキャップとの組合せ

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JP2802584B2 JP6061730A JP6173094A JP2802584B2 JP 2802584 B2 JP2802584 B2 JP 2802584B2 JP 6061730 A JP6061730 A JP 6061730A JP 6173094 A JP6173094 A JP 6173094A JP 2802584 B2 JP2802584 B2 JP 2802584B2
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    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25GHANDLES FOR HAND IMPLEMENTS
    • B25G3/00Attaching handles to the implements
    • B25G3/02Socket, tang, or like fixings
    • B25G3/12Locking and securing devices
    • B25G3/26Locking and securing devices comprising nails, screws, bolts, or pins traversing or entering the socket
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B26HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
    • B26BHAND-HELD CUTTING TOOLS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B26B29/00Guards or sheaths or guides for hand cutting tools; Arrangements for guiding hand cutting tools

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、板状工具と、これに
装着されるキャップとの組合せに係り、より詳しくは、
上記板状工具に対してキャップを着脱可能に装着するた
めの構造に係るものである。
【0002】
【従来の技術】たとえば、樹木等の枝を切断するせん定
鋸は、側縁部に歯部を形成した板状の鋸刃と、この鋸刃
の一端に連結される柄部とを備えて大略構成される。
【0003】上記歯部は、多数の楔状の歯から構成され
ており、上記柄部を握持して、上記鋸刃を前後に摺動さ
せることにより、樹木の枝等を切断するように構成され
ている。
【0004】一般的なせん定鋸においては、鋸刃の基端
部が上記柄部に設けた軸方向の嵌合穴に強制的に嵌入さ
れることにより、上記鋸刃と上記柄部とが連結されてい
る。
【0005】また、近年、上記鋸刃を新しいものと容易
に交換できるように、上記鋸刃の基端部を、上記柄部に
対してネジ止め等したものも提供されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記せん定鋸の歯は、
異物が衝突すると損傷を受けやすい。歯部が損傷を受け
ると、切れ味が低下し、作業能率が大きく低下する。し
たがって、上記歯部に異物が衝突しないようにしなけれ
ばならない。
【0007】特に、工具箱に他の工具等と共に収容する
場合には、他の工具との接触を避けるようにして保持し
なければならない。このため、工具箱が大きくなる等の
不都合が生じ、収納あるいは持ち運び等に非常に不便で
ある。
【0008】しかも、上記歯部は非常に鋭利であり、裸
のまま持ち歩いて人に接触すると怪我をさせるおそれも
ある。
【0009】上記不都合を回避するため、鋸刃を覆うよ
うにカバーが設けられることがある。ところが、従来の
カバーは、布等で形成されたものが多く、着脱が非常に
不便であった。また、カバー自体に強度がないため、鋸
刃を十分に保護できるとはいえなかった。
【0010】また、せん定鋸のように、板状作業体を柄
部に連結して片持ち状に力を作用させて使用する工具に
おいては、上記板状作業体が厚み方向に撓みやすく、そ
の基端部に大きな曲げ応力が作用する。このため、上記
基端部に疲労破壊等が生じやすい。
【0011】本願発明は、上述の事情のもとで考え出さ
れたものであって、板状作業体が異物に接触するのを防
止できるとともに、板状作業体の基端部の曲げ強度を実
質的に向上させることのできるように改良した板状工具
とこれに装着されるキャップとの組合せを提供すること
をその課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本願発明では、次の技術的手段を講じている。
【0013】すなわち、本願の請求項1に記載した発明
は、板状作業体とこれに連結された柄部とを備える板状
工具と、この板状工具に装着されかつ上記板状作業体を
収容する収容空間を備えたキャップとの組合せであっ
て、上記柄部には、上記板状作業体の少なくとも一方の
側面に沿って上記板状作業体の先端部方向に延出する延
出部が設けられているとともに、この延出部には、上記
板状作業体の側面に沿ってこの板状作業体の幅方向に膨
出する突起が設けられている一方、上記キャップには、
上記収容空間の開口端からこのキャップの長手方向に延
びる長穴が上記延出部よりも長い寸法に形成されてお
り、かつこの長穴の長手方向中間部に上記延出部の突起
に係合させるための凹部が設けられていることを特徴と
している。
【0014】本願の請求項2に記載した発明は、板状作
業体とこれに連結された柄部とを備える板状工具と、こ
の板状工具に装着されかつ上記板状作業体を収容する収
容空間を備えたキャップとの組合せであって、上記柄部
には、上記板状作業体の少なくとも一方の側面に沿って
上記板状作業体の先端部方向に延出する延出部が設けら
れているとともに、この延出部には、上記板状作業体の
側面に対して略直角方向に突出する突起が設けられてい
る一方、上記キャップの基端部には、このキャップを上
記板状作業体に被せたときに上記突起に係合する穴が設
けられているとともに、上記キャップの先端部の内側に
は、このキャップを上記板状作業体に被せたときに上記
板状作業体の先端部に当接してこの板状作業体の位置決
めを図るための位置決め凸部が設けられていることを特
徴としている。
【0015】本願の請求項3に記載した発明は、請求項
1または2に記載の板状工具とこれに装着されるキャッ
プとの組合せにおいて、延出部は板状作業体の基端部を
その両側から挟むように板状作業体の両側面に沿って2
箇所一対に設けられているとともに、板状作業体の基端
部には貫通孔が設けられており、かつ、一対の延出部の
先端部には、これら一対の延出部の先端部どうしが互い
に係合するように上記貫通孔を通過する凸部とこの凸部
が嵌入する凹部とが設けられている。
【0016】本願の請求項4に記載した発明は、請求項
3に記載の板状工具とこれに装着されるキャップとの組
合せにおいて、板状作業体は、この板状作業体の基端部
を柄部とこの柄部に固定して取付けられる連結部材との
間に挟み込むことにより柄部に連結されており、かつ、
一対の延出部は、その一方が柄部と一体的に形成されて
いるとともに、その他方が連結部材と一体的に形成され
ている。
【0017】本願の請求項5に記載した発明は、請求項
1ないし4のいずれかに記載の板状工具とこれに装着さ
れるキャップとの組合せであって、板状作業体は、少な
くもと一方の側縁部に歯部を備える鋸刃であるととも
に、キャップが上記鋸刃を収容する鞘状に形成されてい
る。
【0018】本願発明においては、板状工具の柄部に板
状作業体の側面に沿って延出するとともに突起を備えた
延出部を設けている。一方、上記板状作業体を覆うキャ
ップには、上記突起と係合可能な長穴または穴が設けら
れている。したがって、上記キャップを上記柄部に装着
することができる。
【0019】上記キャップを上記柄部に対して装着する
と、キャップに作用する外力が柄部によって支持され
る。したがって、誤って落下させた場合等においても、
板状作業体に衝撃力が直接作用することはない。このた
め、板状作業体の損傷を効果的に防止することができ
る。また、きわめて簡単な構成で、確実なキャップの装
着構造を構成することができる。
【0020】しかも、本願発明では、延出部が板状作業
体の側面に沿って延出形成されている。このため、上記
板状作業体の基端部が、上記延出部によって補強され、
上記板状作業体の基端部の変形に対する抵抗が高まると
ともに、基端部に集中して作用する曲げ応力を緩和する
ことができる。この結果、板状作業体の基端部に疲れ破
壊等が生じることを防止することができ、工具の寿命を
大幅に延ばすこともできる。また、板状作業体の剛性が
実質的に向上するため、板状作業体の厚み方向へのふれ
が少なくなり、作業性も向上する。
【0021】本願の請求項3に記載した発明のように、
板状作業体を挟むようにして、上記板状作業体の両側面
に沿って延出する2箇所一対の延出部を設けると、上記
板状作業体の基端部の剛性をより向上させることができ
る。したがって、板状作業体の厚み方向への変形も少な
くなり、基端部に作用する曲げ応力を大幅に緩和するこ
ともできる。しかも、板状作業体をその両側から挟む一
対の延出部の先端部どうしを互いに係合させているため
に、板状作業体と柄部との連結強度をより向上させるこ
とができるとともに、板状作業体の基端部に作用する力
の集中をさらに緩和することができる。
【0022】本願の請求項4に記載した発明は、板状作
業体を柄部に対して着脱可能に設けている。この種の板
状工具においては、上記板状作業体の基端部を上記柄部
とこれに添着される連結部材との間で挟持することによ
り、上記板状作業体が上記柄部に対して連結されること
が多い。このような板状作業体を交換できる板状工具に
おいては、板状作業体と柄部との連結強度が十分ではな
く、また、板状作業体の基端部あるいは柄部の連結部に
曲げ応力が集中して作用しやすかった。このため、上記
板状作業体あるいは柄部が損傷するといった問題が生じ
やすかった。
【0023】本願発明においては、一方の延出部が、上
記柄部から一体延出形成されているとともに、他方の延
出部が、上記連結部材から一体延出形成されている。し
たがって、板状作業体の基端部あるいは柄部に集中して
曲げ応力が作用することはなくなる。このため、板状作
業体ないし柄部の連結部位近傍で疲れ破壊等が生じると
いうようなことはなくなる。また、上記延出部を利用し
て、上記板状作業体を覆うキャップを取付けることがで
きるため、非常に使い勝手のよい板状工具を構成するこ
とができる。
【0024】本願の請求項5に記載した発明は、本願発
明をいわゆる鋸に適用したものである。鋸は、薄板状の
鋸刃と柄部とを連結して構成される。鋸刃の側縁部に
は、多数の楔状の歯を形成した歯部が設けられており、
この歯部を切断対象物に対して摺動させることにより切
断作業が行われる。
【0025】鋸においては、上記鋸刃が大きく撓みやす
く、したがって鋸刃の基端部に大きな曲げ応力が集中し
て作用する。本願発明は、鋸刃の基端部両側面に沿って
延出する延出部を設けているため、鋸刃の基端部の実質
的な剛性が向上する。このため、上記鋸刃の撓みを減少
させるとともに、基端部に集中する応力を緩和し、疲れ
破壊等を有効に防止することができる。
【0026】また、上記キャップが上記鋸刃を収容する
鞘状に形成されているため、鋸刃の損傷を有効に防止で
きるとともに、持ち運び等の際の安全性を格段に向上さ
せることもできる。
【0027】
【実施例の説明】以下、本願発明の実施例を図に基づい
て具体的に説明する。
【0028】本実施例は、本願発明を樹木等の小枝を切
断するためのいわゆるせん定鋸に適用したものであり、
図1ないし図6に第一の実施例を示す。
【0029】本実施例に係るせん定鋸1は、図1ないし
図3に示すように、鋸刃2と、この鋸刃2の一端が連結
固定される柄部3とを備え、上記鋸刃2を覆うようにし
てキャップ4が装着される。
【0030】上記鋸刃2は、金属薄板から形成されてお
り、一方の側縁部に楔状の歯5を多数設けてなる歯部6
が形成されている。
【0031】上記鋸刃2の基端部には、図6に示すよう
に、上記鋸刃2を上記柄部3に連結するための連結穴7
が設けられている。
【0032】一方、本実施例における柄部3は、樹脂で
一体成型されており、使用者の手指を挿入できる開口部
8を備えるとともに、一端部に、上記鋸刃2を連結する
ための連結構造部9が設けられる。
【0033】上記連結構造部9は、上記鋸刃2の基端部
形状に対応した凹部10を、上記柄部3の一端部に設け
るとともに、上記凹部10に収容された鋸刃2の基端部
を連結部材11を介してネジ止めすることにより大略構
成される。
【0034】上記柄部3には、上記鋸刃2の連結穴7に
対応する位置に係止ナット嵌合孔13が設けられる一
方、上記連結部材11にボルト通挿孔14が設けられて
いる。そして、上記係止ナット嵌合孔13に相対回転不
可能に嵌合される係止ナット15に、上記ボルト通挿孔
14および上記連結穴7に連通挿される連結ボルト12
を嵌合させることにより、上記鋸刃2の基端部が上記柄
部3に対して連結固定される。
【0035】さて、本実施例においては、上記柄部3お
よび上記連結部材11から、上記鋸刃2の基端部両側面
に沿って延出する一対の延出部16,17を設け、この
延出部16,17に、上記キャップ4が着脱可能に係合
する。
【0036】上記延出部16,17は、図3および図6
に示すように、上記鋸刃2の基端部を、長手方向に向か
って延びる短冊状に形成されている。上記延出部16,
17の先端部には、円弧状に膨出させた突起22,22
がそれぞれ形成されている。
【0037】一方、上記キャップ4は、上記鋸刃2の全
体を収容する収容空間18を備える鞘状に形成されてい
る。上記キャップ4の一端部は、上記鋸刃2を挿入する
ため開口されている。また、上記鋸刃2の両側面に対向
する両側壁部には、上記延出部16,17を収容すると
ともに、上記突起22,22と弾性的に嵌合する長穴2
0,21が形成されている。
【0038】上記長穴20,21は、図3に示すよう
に、開口端19から長手方向に延びるように形成されて
おり、上記延出部16,17の長さより長く設定されて
いる。そして、上記長穴20,21の長手方向中間部両
側には、上記突起22,22を弾性的に係合保持しうる
凹部23,23がそれぞれ設けられている。
【0039】上記長穴20,21を、上記延出部16,
17の突出長さより長く設定することにより、上記長穴
20,21を弾性的に拡開することができる。したがっ
て、上記延出部16,17の突起22,22を、上記凹
部23,23に着脱可能に弾性保持できる。
【0040】また、上記鋸刃2の上記延出部16,17
の先端部によって挟持される部分には、貫通孔24が設
けられている。
【0041】上記貫通孔24に、一方の延出部16の内
面に設けた凸部25が嵌入させられるとともに、上記貫
通孔24を介して、上記一対の延出部16,17の先端
部が互いに係合するように構成されている。
【0042】本実施例においては、上記連結部材11に
形成した延出部17に、上記凸部25を収容する収容孔
26を設け、上記凸部25の周縁部と、上記収容孔26
の周縁部が、上記貫通孔24の周縁部を挟圧するように
構成している。
【0043】上記構成を採用することにより、上記延出
部16,17の鋸刃2に対する、面圧を大きく設定する
ことができる。このため、上記係止ナット15と連結ボ
ルト12との間の締めつけ力を、上記鋸刃2に効果的に
作用させ、鋸刃2と柄部3との連結強度を向上させるこ
とができる。また、上記鋸刃2の撓みを減少させること
もできる。
【0044】本実施例に係る上記構造を採用することに
より、上記鋸刃2の基端部に作用する曲げ応力が、上記
延出部16,17に分散して作用する。
【0045】したがって、上記鋸刃2の基端部の実質的
な曲げ剛性が向上するとともに、鋸刃2の基板部に曲げ
応力が集中して作用することはなくなる。このため、上
記鋸刃2の基端部あるいは柄部3に疲労等によって損傷
が生ずるのを防止することができる。
【0046】また、上記延出部16,17を利用して、
上記キャップ4を柄部3に対して装着できるように構成
している。したがって、鋸を誤って落下させた場合等に
も、衝撃力が鋸刃2に作用することはない。このため、
鋸刃2の損傷を有効に防止することができる。
【0047】また、キャップ4が鋸刃2の全体を収容す
るように構成されているため、せん定鋸1を持ち運び等
する場合に、歯部6が異物に衝突して損傷を受けたり、
使用者等に怪我等をさせるおそれもなくなる。
【0048】しかも、本実施に係る上記キャップ4の歯
部6に対向する部分には、スリット27が設けられてい
る。
【0049】このため、上記キャップ4を着脱する際
に、上記鋸刃2の歯部6が、上記キャップ4に接触する
ことがなく、上記歯部6を誤って損傷させることもな
い。
【0050】図7ないし図11に本願発明の第二の実施
例を示す。
【0051】この実施例に係るせん定鋸1aは、鋸刃2
の基端部両側面に沿って延出する一対の延出部16a,
17aの外側面に、上記鋸刃2の側面に対して略直角方
向に突出する短円柱状の突起22a,22aを一体形成
したものである。
【0052】一方、上記キャップ4aには、上記突起2
2a,22aに係合する手段が設けられている。この係
合手段は、上記キャップ4aの基端部側壁に円形の穴2
3a,23aを設けて構成されている。上記キャップ4
aを上記鋸刃2に装着すると、対向する側壁部が弾性的
に拡開させられて、上記突起22a,22aと上記穴2
3a,23aが係合させられる。
【0053】上記第二の実施例においては、係止ナット
15aが、柄部に埋め込み状に設けられており、この係
止ナット15aに連結ボルト12aが螺合されることに
より、上記鋸刃2の基端部が連結部材11と柄部2との
間に挟持される。
【0054】上記キャップ4aの基端部両側面には、上
記キャップの着脱を容易に行うことができるように、そ
の幅方向に延びる凸条30,30が一体形成されてい
る。
【0055】また、図7に示すように、上記キャップ4
aの先端部内側には、上記鋸刃2にキャップ4を装着し
た場合に、上記歯部6の先端部に当接して鋸刃2の収容
位置を位置決めする位置決め凸部31が形成されてい
る。上記位置決め凸部31を設けることによって、鋸刃
2がキャップ4内でがたつくのを防止できる。このた
め、キャップ4を柄部3に対して確実に係合できるのみ
ならず、鋸刃2およびキャップ4に傷がつくのを防止で
きる。
【0056】上記第二の実施例においても、上記第一の
実施例と同様に、上記キャップ4を上記柄部3に確実に
保持させることができる。また、上記延出部16a,1
7aによって、上記鋸刃2の基端部に作用する応力集中
を緩和することができる。
【0057】本願発明の範囲は、上述した実施例に限定
されることはない。
【0058】実施例は、本願発明を、せん定鋸に適用し
たものであるが、板状の作業体と柄部とを備える板状工
具に広く適用することができる。たとえば、スクレー
パ、やすり、ナイフ等の板状作業体を柄部に連結した板
状工具に広く適用することができる。
【0059】また、実施例においては、鋸刃2を柄部3
に対して着脱可能に設けた板状工具に、本願発明を適用
したが、上記柄部3に対して鋸刃2を埋め組み状に一体
的に連結した構造に本願発明を適用することもできる。
【0060】また、キャップ4の形状も実施例に限定さ
れることはなく、板状作業体の形状、大きさ等によって
変更することもできる。また、板状作業体の一部を覆う
キャップ等を設けることもできる。柄部3の形状も実施
例に限定されることはなく、種々の形状の柄部を備える
板状工具に適用することもできる。第二の実施例におい
て、突起22aと穴23aとの係合を容易にするため、
キャップ4aの側壁内面をテーパ状に形成し、あるい
は、上記突起22aの頂部をテーパ状に形成してもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る第一の実施例であるせん定鋸の
正面図である。
【図2】図1に示したせん定鋸の平面図である。
【図3】キャップの着脱状態を示す図である。
【図4】図1におけるIV−IV線に沿う断面図であ
る。
【図5】図1におけるV−V線に沿う断面図である。
【図6】図1におけるVI−VI線に沿う断面図であ
る。
【図7】本願発明に係る第二の実施例を示す正面図であ
る。
【図8】図7におけるVIII−VIII線に沿う断面
図である。
【図9】図7におけるIX−IX線に沿う断面図であ
る。
【図10】図7におけるX−X線に沿う断面図である。
【図11】図7に示すせん定鋸の平面図である。
【図12】第二の実施例に係るせん定鋸の正面図であ
る。
【符号の説明】
1 せん定鋸 2 鋸刃 3 柄部 4 キャップ 6 歯部 11 連結部材 16,17 延出部 20,21 長穴 23a 穴 22,22a 突起 24 貫通孔
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01G 3/00 - 3/08 B26B 13/00 - 17/02 B27B 21/00 - 21/08

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状作業体とこれに連結された柄部とを
    備える板状工具と、この板状工具に装着されかつ上記板
    状作業体を収容する収容空間を備えたキャップとの組合
    せであって、 上記柄部には、上記板状作業体の少なくとも一方の側面
    に沿って上記板状作業体の先端部方向に延出する延出部
    が設けられているとともに、この延出部には、上記板状
    作業体の側面に沿ってこの板状作業体の幅方向に膨出す
    る突起が設けられている一方、 上記キャップには、上記収容空間の開口端からこのキャ
    ップの長手方向に延びる長穴が上記延出部よりも長い寸
    法に形成されており、かつこの長穴の長手方向中間部に
    上記延出部の突起に係合させるための凹部が設けられて
    いることを特徴とする、板状工具とこれに装着されるキ
    ャップとの組合せ。
  2. 【請求項2】 板状作業体とこれに連結された柄部とを
    備える板状工具と、この板状工具に装着されかつ上記板
    状作業体を収容する収容空間を備えたキャップとの組合
    せであって、 上記柄部には、上記板状作業体の少なくとも一方の側面
    に沿って上記板状作業体の先端部方向に延出する延出部
    が設けられているとともに、この延出部には、上記板状
    作業体の側面に対して略直角方向に突出する突起が設け
    られている一方、 上記キャップの基端部には、このキャップを上記板状作
    業体に被せたときに上記突起に係合する穴が設けられて
    いるとともに、上記キャップの先端部の内側には、この
    キャップを上記板状作業体に被せたときに上記板状作業
    体の先端部に当接してこの板状作業体の位置決めを図る
    ための位置決め凸部が設けられていることを特徴とす
    る、板状工具とこれに装着されるキャップとの組合せ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の板状工具とこ
    れに装着されるキャップとの組合せにおいて、 延出部は板状作業体の基端部をその両側から挟むように
    板状作業体の両側面に沿って2箇所一対に設けられてい
    るとともに、 板状作業体の基端部には貫通孔が設けられており、か
    つ、 一対の延出部の先端部には、これら一対の延出部の先端
    部どうしが互いに係合するように上記貫通孔を通過する
    凸部とこの凸部が嵌入する凹部とが設けられている、板
    状工具とこれに装着されるキャップとの組合せ。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の板状工具とこれに装着
    されるキャップとの組合せにおいて、 板状作業体は、この板状作業体の基端部を柄部とこの柄
    部に固定して取付けられる連結部材との間に挟み込むこ
    とにより柄部に連結されており、かつ、 一対の延出部は、その一方が柄部と一体的に形成されて
    いるとともに、その他方が連結部材と一体的に形成され
    ている、板状工具とこれに装着されるキャップとの組合
    せ。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の板
    状工具とこれに装着されるキャップとの組合せであっ
    て、 板状作業体は、少なくもと一方の側縁部に歯部を備える
    鋸刃であるとともに、キャップが上記鋸刃を収容する鞘
    状に形成されている、板状工具とこれに装着されるキャ
    ップとの組合せ。
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