JP2802047B2 - 孔加工工具 - Google Patents

孔加工工具

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JP2802047B2
JP2802047B2 JP9101795A JP9101795A JP2802047B2 JP 2802047 B2 JP2802047 B2 JP 2802047B2 JP 9101795 A JP9101795 A JP 9101795A JP 9101795 A JP9101795 A JP 9101795A JP 2802047 B2 JP2802047 B2 JP 2802047B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば建物の壁面など
にエアコンの配管に必要とされる大口径孔等の比較的大
きい孔を設ける場合に使用される孔加工工具に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種大口径孔の孔加工工具(通
称コアードリル)としては、図8に例示するものが知ら
れている。該工具41は、センタードリル42、中央軸
部43、シヤンク44(回転ドリル等にチャッキングさ
れる部分)を備えた工具中軸体45に、そのセンタード
リル42を囲綾するように、軸方向両端部に多数の切削
刃46を備えた円筒状の孔加工筒47が着脱可能に保持
されたものである。
【0003】前記中軸体45の中央軸部43は、径小部
43Aと径大部43Bを備え、センタードリル42側の
径小部端にねじ部48が設けられており、径小部43A
の径大部43B寄りに、筒ホルダー49が外嵌されてい
る。該筒ホルダー49は、軸孔50を備えたボス部51
と、該ボス部51一端から半径方向に張り出したフラン
ジ部52と、該フランジ部52外周端から軸方向のボス
部51と反対側に延出された拡縮輪部53を備えてい
る。
【0004】そして、該拡縮輪部53は、前記孔加工筒
47内に嵌合され、内面がテーパー面53Aとされると
共に、軸方向の延出端からフランジ部52にまで達する
スリット54が全周にわたって多数設けられている。ま
た、前記中軸体45のねじ部48には、中心にねじ孔5
を有する外周がテーパー状とされた拡縮駆動円盤56が
螺合されている。該円盤56は、前記筒ホルダー49の
拡縮輪部53テーパー面53Aに嵌合され、軸方向移動
が可能とされている。
【0005】したがって、筒ホルダー49を回転不能な
状態に保持しながら、工具中軸体45をねじの締まり方
向に回転させると、拡縮駆動円盤56が筒ホルダー49
に引き寄せられて拡縮輪部53を半径方向外方に押し拡
げ、孔加工筒47の内面に全周的に押圧固定される。反
対に、工具中軸体45をねじの緩み方向へ回転させる
と、全体を解体することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来技
術では、筒ホルダー49に対して工具中軸体45を締め
込むときの回転方向が、加工工具41を用いて孔明けす
る場合の回転方向(回転ドリル等の回転方向)と同じに
し、ねじの緩みを防止しなければならない。したがっ
て、加工工具41の使用に伴ない、工具中軸体45が拡
縮駆動円盤56に増々締め込まれることになり、工具中
軸体45及び筒ホルダー49から孔加工筒47を外すこ
とが非常に困難になるという問題がある。
【0007】この問題を解消するものとして、工具中軸
体45と拡縮駆動円盤56とを直接的なねじ止め構造と
せずに、別のねじ機構によって拡縮駆動円盤56の軸方
向移動を行えるようにしたものが考えられているが、別
のねじ機構によって拡縮駆動円盤56の軸方向移動を行
うようにすると、ねじの緩みによって孔加工筒47が筒
ホルダー49から抜ける可能性が生じる。
【0008】本発明は、上述のような実状に鑑みてなさ
れたもので、その目的とするところは、工具中軸体に対
する孔加工筒の着脱を容易にかつ迅速に行うことができ
るものであって、且つ、孔加工筒が加工作業中に緩んで
筒ホルダーから離脱することのない孔加工工具を提供す
るにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明は、センタードリル、中央軸部、シヤンクが回転軸線
に沿って一軸上に設けられている工具中軸体と、該中軸
体の中央軸部外周で保持される筒ホルダーと、工具中軸
体のセンタードリルを包囲する状態で前記ホルダーに保
持される円筒状の孔加工筒とからなる孔加工工具におい
て、前記筒ホルダーには工具中軸体の中央軸部に螺合さ
れるボス部と、これから放射方向に延びるフランジ部
と、該フランジ部外周に設けられた前記孔加工筒内に嵌
合される拡縮輪体が備えられ、前記ボス部に外嵌される
と共にフランジ部を貫通して筒ホルダー内に臨入された
拡縮輪体の拡縮操作部材の内端には、外周にテーパー面
が設けられた拡縮操作駆動輪が係止され、該拡縮操作部
材の外周面には前記ボス部の外周側に拡縮操作駆動用ナ
ット部材が螺合され、前記拡縮輪体のテーパー状内面に
拡縮操作駆動輪が嵌合され、前記拡縮輪体の外周面と孔
加工筒の内周面とが凹凸部を介して軸線方向に係止され
るようになっていることを特徴としている。
【0010】また、本発明は、前記筒ホルダーの拡縮輪
体がフランジ部と別体とされると共に両者がテーパー面
で接触するようになされていることを特徴としている。
さらに、本発明は、前記筒ホルダーのフランジ部には、
前記ナット部材に対向して係止ボールが嵌装され、該係
止ボールが常時付勢手段によりナット部材方向に付勢さ
れ、前記ナット部材の係止ボール当接面には凹凸が形成
されていることを特徴としている。
【0011】
【作用】本発明によれば、工具中軸体は、筒ホルダーの
ボス部に螺合されており、拡縮操作部材及び拡縮操作駆
動林を螺合させることがなく、したがって、工具中軸体
の回転によって拡縮輪体が拡縮されることはない。即
ち、拡縮輪体の拡縮は、ナット部材を回転させることに
よって、拡縮操作部材と共に拡縮操作駆動輪が軸方向移
動することにより行われる。そして、筒ホルダーの拡縮
輪体の外周面と、孔加工筒との凹凸部係合によって、拡
縮輪体により孔加工筒の軸方向移動が拘束され、孔加工
筒から筒ホルダーが抜出することはない。
【0012】また、前記拡縮操作部材に螺合されている
ナット部材は、ばね等の弾性体の付勢力により係止ボー
ルを介して筒ホルダーに係止されているので、緩むこと
がなく、したがって、拡縮輪体が縮径して孔加工筒が脱
離することもない。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1〜図7は本発明の実施例を示し、加工工具1
は、センタードリル2、中央軸部3及びシャンク4が回
転軸線に沿って一軸上に設けられている工具中軸体5
と、前記中央軸部3に保持される筒ホルダー6と、該ホ
ルダー6に保持される孔加工筒7と、ホルダー6に外嵌
されている拡縮輪体8と、拡縮操作部材9と、該部材9
に螺合されたナット部材10と、前記操作部材9の内端
に固着連係された拡縮操作駆動輪11とから成ってい
る。
【0014】前記工具中軸体5の中央軸部3は、センタ
ードリル2側の径小部12とシャンク4側の径大部13
とを備えた段付構造で、径小部12外周面にはおねじ部
(以下径小ねじ部12という)が形成されている。な
お、径小部13には、センタードリル固定ボルト14が
螺着されており、該ドリル2が着脱自在で交換可能にな
っている。
【0015】また、工具中軸体5のシャンク4には、そ
の外周面に、軸線と平行なキー溝状のロータリーハンマ
ードリルへの装着用トルク伝達溝15が2条180度間
隔でその略全長にわたって設けられ、該溝15間に夫々
平行にしかも等間隔で軸端寄りに工具ストローク規制溝
16が設けられている。この規制溝16は、ハンマード
リルによって打撃されたときの工具1の軸方向移動量及
び復帰量即ちストロークを規制するもので、係止ボール
が係合可能なように溝底が図2に示すように半円形とさ
れ、軸方向両端が閉塞されている。
【0016】即ち、前記トルク伝達溝15及びストロー
ク規制溝16が交互に90度間隔で設けられている。そ
して、シャンク4には、さらに、回転ドリルのチャック
(図示省略)に装着できるトルク伝達面17が周方向等
間隔(120度間隔)で3面設けられており、そのうち
の一面17Aの周方向中心が、前記ストローク規制溝1
6の幅方向中心と一致されるように、該規制溝16の軸
方向両側に位置して設けられている。
【0017】したがって、前記トルク伝達面17の形成
によって、前記両溝15、16の一部の側壁高さが若干
低くなるが、トルク伝達及びストローク規制に全く支障
をきたすことはなく、十分機能させることができ、ロー
タリーハンマードリル及び回転ドリルのいずれにも装着
可能である。前記筒ホルダー6は、ホルダー本体6Aと
これとは別体の拡縮輪体7とから成り、該本体6Aが中
心部に前記中軸体5の径小ねじ部12に螺合されるねじ
孔18が貫通状に形成されたボス部19と、該ボス部1
9の外周端から放射方向(半径方向外方)に延出するフ
ランジ部20と、該フランジ部20の外周部の前記ボス
部19の反対側に突出するリング状の拡縮輪体受部21
とを備えている。
【0018】そして、該拡縮輪体受部21の外周側が、
前記孔加工筒7内に嵌合可能とされると共に、端縁に向
って縮径されたテーパー面21Aが形成され、該テーパ
ー面21Aに拡縮輪体8の一方のテーパー面8Aが当接
するようになっている。また、前記ホルダー6のフラン
ジ部20には、ボス部19を中心としかつその外周側の
対称的な2位置に、夫々円弧状の貫通孔22が設けら
れ、該貫通孔22間には係止ボール嵌装部23が設けら
れており、該嵌装部23内にはコイルばねからなる弾性
体24及び係止ボール25が嵌装されている。そして、
係止ボール25は、その一部がフランジ部20のボス部
19側端面から若干突出しており、常時弾性体24によ
りボス部19方向に付勢されている(図3、図5、図6
参照)。
【0019】さらに、前記ホルダー6のフランジ部20
外周部には、孔加工筒7の軸方向両端部に設けた多数の
切削刃26に対応させて切削刃嵌入切欠部27が多数設
けられている。なお、孔加工筒7の軸方向両端部内周面
には、輪体係合環状溝28凹部が設けられている。前記
拡縮輪体8は、外周部の一カ所にスリット29が軸方向
両端に達して設けられ、C型の割リングとされており、
その内周面の軸方向両端部には、端縁から夫々中央部に
向って縮径されたテーパー面8A、8Bとされ、外周に
は、多数の浅い溝30が軸線に対して斜めに設けられる
と共に、テーパー面8B側端部に夫々係合凸部31が設
けられ、該凸部31が前記孔加工筒7の環状溝28に嵌
入係合するようになっている。
【0020】したがって、拡縮輪体8と孔加工筒7と
は、前記環状溝28及び係合凸部31によって、その軸
方向移動が拘束され、両者の係合状態が確実に保持され
るため、拡縮輪体8が孔加工筒7から抜出することはな
い。前記拡縮操作部材9は、図3に示すように、パイプ
材を素材として一端部外周にねじ部32を、他端外周に
環状溝33を設け、前記ねじ部32の軸方向端部を残し
て切欠部34を形成し、そこに残された断面が円弧状の
二股片9Aを、前記筒ホルダー6のフランジ部20に設
けた貫通孔22に挿通可能としてある。
【0021】そして、前記拡縮操作部材9は、二股片9
Aを前記フランジ部20の貫通孔22に、ボス部19側
から挿入されると共に、そのボス部19に外嵌され、軸
方向移動可能になっており、前記ねじ部32に前記ナッ
ト部材10が螺合されている。前記ナット部材10に
は、前記フランジ部20に対向する端面(係止ボール当
接面)に、図3、図4に示すように、多数の凹凸35が
全周にわたって設けられ、凹んだところに係止ボール2
5が嵌入係止して、ナット部材10が自然に緩むのを防
止するようになっている。
【0022】前記拡縮操作駆動輪11は、図3に示すよ
うに、リング状でその外周面には、前記拡縮輪体8のテ
ーパー面8Bに嵌合するテーパー面36が形成され、孔
部37に前記拡縮操作部材9の二股片9Aが嵌合される
と共に、図3に2点鎖線で示すように、前記溝33に嵌
入させたCリング38を介して、該駆動輪11に設けた
凹部の軸方向端面39に係止されており、該駆動輪11
が拡縮部材8を拡径させる方向(図3に矢印イで示す方
向)に駆動するようになっている。
【0023】上記実施例において、孔加工工具1を組立
てる場合、まず、拡縮操作部材9の二股片9Aを筒ホル
ダー6の貫通孔22に挿通すると共に、ボス部19に外
嵌してそのねじ部32にナット部材10を螺合させ、次
いで、筒ホルダー6の輪体受部21に拡縮輪体8を嵌合
させ、続いて拡縮操作駆動輪11をその孔部37に前記
二股片9Aが嵌合するように拡縮輪体8に嵌合させてか
ら、環状溝33にCリング38を嵌入して抜け止めす
る。
【0024】次に、工具中軸体5を、そのセンタードリ
ル2から筒ホルダー6のねじ孔18に挿入し、その径小
ねじ部12をねじ孔18に嵌合固定した後、孔加工筒7
の一端部を、筒ホルダー6の拡縮輪体8及び拡縮操作駆
動輪11の周りに嵌合させる。このとき、切削刃26を
筒ホルダー6のフランジ部20外周に設けた切欠部27
に嵌合して、筒ホルダー6と孔加工筒7の暫定的な回り
止め作用と、位置決め作用及び切削刃26の保護作用と
が得られるようになっている。
【0025】そこで、孔加工筒7を手で持ち、回転不能
の状態に保持したまま、ナット部材10をねじの締まる
方向へ回転させて締め込むと、拡縮操作駆動輪11が筒
ホルダー6のフランジ部20側に(図3に矢印イで示す
方向に)引き寄せられ、これにより、拡縮輪体8が押し
拡げられて、拡縮輪体8の係合凸部31が孔加工筒7の
環状溝28に嵌合すると共に、拡縮輪体8の外周面が孔
加工筒7の内周面に密着状に押圧され、全体的な組立て
関係が固定される。
【0026】このとき、ナット部材10の端面の凹凸3
5には、係止ボール25が係止されているが、弾性体2
4の付勢力に抗して係止ボール25が押し込まれ、ナッ
ト部材10を容易に回転させることができる。そして、
ナット部材10が自然に緩もうとすると、係止ボール2
5が凹凸35に完全に嵌合して、筒ホルダー6に対して
ナット部材10の回転が拘束され、緩み止めの効果が生
じる。
【0027】他方、孔加工筒7を筒ホルダー6から取り
外す場合は、孔加工筒7を回転不能の状態に保持したま
ま、ナット部材10をねじの緩む方向へ回転させること
により、拡縮輪体8がその弾性により縮径し、拡縮操作
駆動輪11を筒ホルダー6から離れる方向に押動し、拡
縮輪体8の外周面と孔加工筒7の内周面の間に隙間が生
じるので、孔加工筒7を容易に抜き出すことができる。
【0028】なお、上記実施例において、筒ホルダー6
の拡縮輪体8は、フランジ部20の外周に一体的に突設
することができ、また、周方向に複数分割して分割輪体
とすることができ、さらに、拡縮操作部材9は、二股片
9Aの外周にねじ部を設けて、前述とは逆の前記駆動輪
11側からフランジ部20の貫通孔22に挿通してナッ
ト部材10により固定することができる。
【0029】本発明は、上記実施例に限定されるもので
はなく、例えば拡縮操作部材9と拡縮操作駆動輪11を
一体物とするなど適宜設計変更可能である。
【0030】
【発明の効果】本発明は、上述のように、センタードリ
ル、中央軸部、シヤンクが回転軸線に沿って一軸上に設
けられている工具中軸体と、該中軸体の中央軸部外周で
保持される筒ホルダーと、工具中軸体のセンタードリル
を包囲する状態で前記ホルダーに保持される円筒状の孔
加工筒とからなる孔加工工具において、前記筒ホルダー
には工具中軸体の中央軸部に螺合されるボス部と、これ
から放射方向に延びるフランジ部と、該フランジ部外周
に設けられた前記孔加工筒内に嵌合される拡縮輪体が備
えられ、前記ボス部に外嵌されると共にフランジ部を貫
通して筒ホルダー内に臨入された拡縮輪体の拡縮操作部
材の内端には、外周にテーパー面が設けられた拡縮操作
駆動輪が係止され、該拡縮操作部材の外周面には前記ボ
ス部の外周側に拡縮操作駆動用ナット部材が螺合され、
前記拡縮輪体のテーパー状内面に拡縮操作駆動輪が嵌合
され、前記拡縮輪体の外周面と孔加工筒の内周面とが凹
凸部を介して軸線方向に係止されるようになっているこ
とを特徴とするものであるから、工具中軸体と拡縮操作
駆動輪とが直接的なねじ機構とならず、加工工具の使用
によって孔加工筒の脱離が困難になることがなく、交換
作業性を向上させることができ、しかも、工具中軸体と
拡縮操作駆動輪とを直接的なねじ機構とせず、拡縮操作
部材とその外周面に螺合したナット部材とによって拡縮
操作駆動輪を軸方向移動させるようにしたものであって
も、拡縮輪体の外周面と孔加工筒の内周面とが凹凸部を
介して軸線方向に係止されることから、孔加工筒が軸方
向に抜け出す恐れは全くない。
【0031】また、本発明は、前記筒ホルダーの拡縮輪
体がフランジ部と別体とされると共に両者がテーパー面
で接触するようになされていることを特徴とするもので
あるから、筒ホルダーの製作が容易で、拡縮輪体外周面
を孔加工筒内周面に均等な押圧力で密着させることがで
き、両者の固定強度の増大を図れる。さらに、本発明
は、前記筒ホルダーのフランジ部には、前記ナット部材
に対向して係止ボールが嵌装され、該係止ボールが常時
付勢手段によりナット部材方向に付勢され、前記ナット
部材の係止ボール当接面には凹凸が形成されていること
を特徴とするものであるから、ナット部材の緩みを防止
して、筒ホルダーから孔加工筒が脱出するのを防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す中央縦断面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】同実施例における要部の分解拡大縦断面図であ
る。
【図4】同実施例におけるナット部材の端面図である。
【図5】同実施例における筒ホルダーの拡大平面図であ
る。
【図6】図5のB−B線断面図である。
【図7】同実施例における拡縮輪体の外周面展開部分図
である。
【図8】従来例の中央断面図である。
【符号の説明】
1 孔加工工具 2 センタードリル 3 中央軸部 4 シヤンク 5 工具中軸体 6 筒ホルダー 7 孔加工筒 8 拡縮輪体 8A テーパー面 8B テーパー面 9 拡縮操作部材 10 ナット部材 11 拡縮操作駆動輪 12 径小ねじ部 18 ねじ孔 19 ボス部 20 フランジ部 22 貫通孔 23 係止ボール嵌装部 24 弾性体 25 係止ボール 28 環状溝 31 係合突部 35 凹凸 36 テーパー面

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センタードリル、中央軸部、シヤンクが
    回転軸線に沿って一軸上に設けられている工具中軸体
    と、該中軸体の中央軸部外周で保持される筒ホルダー
    と、工具中軸体のセンタードリルを包囲する状態で前記
    ホルダーに保持される円筒状の孔加工筒とからなる孔加
    工工具において、 前記筒ホルダーには工具中軸体の中央軸部に螺合される
    ボス部と、これから放射方向に延びるフランジ部と、該
    フランジ部外周に設けられた前記孔加工筒内に嵌合され
    る拡縮輪体が備えられ、前記ボス部に外嵌されると共に
    フランジ部を貫通して筒ホルダー内に臨入された拡縮輪
    体の拡縮操作部材の内端には、外周にテーパー面が設け
    られた拡縮操作駆動輪が係止され、該拡縮操作部材の外
    周面には前記ボス部の外周側に拡縮操作駆動用ナット部
    材が螺合され、前記拡縮輪体のテーパー状内面に拡縮操
    作駆動輪が嵌合され、前記拡縮輪体の外周面と孔加工筒
    の内周面とが凹凸部を介して軸線方向に係止されるよう
    になっていることを特徴とする孔加工工具。
  2. 【請求項2】 前記筒ホルダーの拡縮輪体がフランジ部
    と別体とされると共に両者がテーパー面で接触するよう
    になされていることを特徴とする請求項1に記載の孔加
    工工具。
  3. 【請求項3】 前記筒ホルダーのフランジ部には、前記
    ナット部材に対向して係止ボールが嵌装され、該係止ボ
    ールが常時付勢手段によりナット部材方向に付勢され、
    前記ナット部材の係止ボール当接面には凹凸が形成され
    ていることを特徴とする請求項1又は2に記載の孔加工
    工具。
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