JP2801167B2 - 回転リング懸吊部材を設けた筆記具 - Google Patents

回転リング懸吊部材を設けた筆記具

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JP2801167B2
JP2801167B2 JP7317110A JP31711095A JP2801167B2 JP 2801167 B2 JP2801167 B2 JP 2801167B2 JP 7317110 A JP7317110 A JP 7317110A JP 31711095 A JP31711095 A JP 31711095A JP 2801167 B2 JP2801167 B2 JP 2801167B2
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ring
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Inventor
徳男 守山
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株式会社パイロット
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  • Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボールペンやシャ
ープペンシル等の筆記具に首から吊るす紐を取り付けた
り、デスクスタンドとを鎖で繋いだり、キーホルダー,
鈴等の小物類を紐や鎖で繋いで用いる筆記具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から筆記具を構成する部材に例え
ば、キャップの頭部或いは頭冠に又、軸の後端部或いは
尾栓等の一部に紐又は鎖を接続する鐶を通す孔を設けた
取付部を形成した例として実開昭52−81224号や
実開平2−71685号等があり又、軸体や付属部材に
紐や鎖を接続する鐶を通す孔を穿設した例として実開昭
52−87331号や実開昭58−26588号等があ
って更に、本発明の如く軸体を構成する部材以外の部材
に紐又は鎖の取付手段を設け、これを軸体と一体化する
態様の例として実公昭53−15383号や実開昭56
−11985号等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術において、筆
記具に紐や鎖を取り付けるための手段について先記した
如く多様な例が開示されているが、実際に筆記する段に
なると、筆記具に取り付けられた紐や鎖が又は、紐や鎖
に繋がる小物類が軸体や手甲に纏わり付いて邪魔するの
で、使いづらいという欠点があった。詳しくは筆記具の
中でも特に、ボールペンやシャープペンシルは長時間に
わたって筆記することが多いので、筆記中において手指
の疲れを癒すため、無意識にではあるがかなり頻繁に指
先で軸体を回しながら使用する。これにより、紐や鎖が
長目のものは軸体に巻き付いたりし又、小物類をアクセ
サリーとして比較的短い紐や鎖で繋がれたものは小物類
が手の甲に当たり神経の集中がそがれる等の欠点があっ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる状態に鑑
みてなされたものであって、軸体や軸体を構成する部材
に紐や鎖を取り付けた筆記具を対象とし、紐又は鎖の取
付部をその外周面に突状に設けてリング状に形成した、
軸体を構成する部材とは別体の回転リング懸吊部材を設
け、当該回転リング懸吊部材を、軸体や軸体を構成する
被取付部材の周溝内に回動自在に嵌着することをもって
課題解決のための手段としている。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明は、筆記具を構成する部材
の一部に紐又は鎖を取り付けて成る筆記具において、筆
記中に軸体を指先で回動して使用しても、紐や鎖が軸体
や手甲に纏わり付くことがないように工夫されたもので
あって、紐又は鎖の取付部をその外周面に突状に設けて
リング状に形成した回転リング懸吊部材を、軸体等の被
取付部材の外周上に設けた周溝内に回動自在に嵌着して
構成したものである。かくして、軸体又は手甲に紐や鎖
が触れた状態で軸体を指先で回動すると、回転リング懸
吊部材はその取付部に繋がる紐や鎖が軸体又は手甲に触
れた抵抗力で、嵌め込んだ被取付部材の周溝内でその位
置を変えずに軸体に対しスリップするので、軸体のみが
回動し紐や鎖が軸体や手甲に纏わり付くことがさけられ
るようにしたものである。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施の形態を実施例を示した
図面に基づいて説明する。なお、形状は異なるが同目的
で用いられる部材及び部位の符号は同符号を用いる。
【0007】図1は本発明の実施例であって、先軸1a
と後軸1bから成る軸体の後軸後端部外周面に周溝1
cを設け、紐2の取付部3aをその外周面に突状に設け
てリング状に形成した回転リング懸吊部材を、当該周
溝内に回動自在な状態で嵌め込んで構成した、紐付きの
回転リング懸吊部材を設けたノック式ボールペンを示し
たものである。
【0008】軸体は筆記に際し把持するグリップ部1
dを有する先軸1aと、回転リング懸吊部材をその周
溝1c内に回動自在に取り付けて成る後軸1bとを例え
ばネジ嵌合等の連結手段を用いて一体に形成し且つ、中
空に形成した内部にボールペンレフィルと、ノック部材
4の押圧操作に連動してレフィルの筆端部を先軸の先端
開口部1eより出没させる出没機構部材を収容して構成
されている(図示せず)。実施例では軸体をノック式
ボールペンの軸体としたがキャップ式ボールペンであっ
ても、シャープペンシル等の他の筆記具であって良いこ
とは勿論のことであり又、筆記具の種類によって軸体を
構成する部材の形態が異なることや付属部品の形態が異
なることは、従来例からして良く知られていることであ
る。
【0009】回転リング懸吊部材は、所定の巾を有す
るリング部3bの外周面上に、紐又は鎖2を直接又は連
結媒体(例えば連結鐶,図示せず)を介して取り付ける
取付孔3cを有する取付部3aを突状に形成し、先記し
た軸体後軸1bの周溝1c内に回転自在な状態で嵌め込
まれる。すなわち、当該回転リング懸吊部材のリング部
内径は後軸の外径より若干径小に且つ、周溝径より大径
に設定され、リング部巾は周溝巾より巾狭に設定される
ものであって、後軸周溝への取り付けは、リング部が一
時的に拡径して後軸後端部を通過し周溝に嵌まり込むい
わゆる、圧入落とし込み嵌合方式によるものである。か
くして、周溝内に位置した回転リング懸吊部材と当該周
溝との関係は、径方向及び巾方向共に適宜な間隙を有す
るものであるから自由な回動が保証されることは勿論の
こと、周溝から離脱しない係合関係が同時に保証されて
いるものである。
【0010】回転リング懸吊部材の実施態様について
は多様に存在すると考えられるが、大別して樹脂材料の
成形加工で得られる実施例図2のようにリング部3bが
環になっているものと、金属材料で加工される他の実施
例図3のように、リング部3bの一部が切り欠かれ不連
続部3dを形成したものがあげられる。後者の弾性を与
えられたリング部は取付時拡径する自由を与えられるが
周溝1cに嵌着後は成形時の形状に復元し、周溝内で自
由な回動を保証されると共に、周溝からはずれない配慮
がなされていることは実施例図2のものと同様である。
【0011】回転リング懸吊部材は、被取付部材(実
施例では後軸1b)の周溝1c内に嵌め込む際、リング
部3bを拡径しながら圧入状態で取り付けるので、被取
付部材への挿入面3eは面取りされていることが好まし
い。従って、実施例図2では挿入面にテーパー状の面取
りを、他の実施例図3では挿入面が左・右いずれの方向
であっても良いので、バレル研磨等の手段により角面を
R面に形成されると良い。
【0012】又、金属材料で加工される他の実施例図3
の回転リング懸吊部材は、リング部3bと取付部3a
を別体で加工し、ハンダ付けや鑞付け等で一体に加工す
ることもできる。なお、リング部に不連続部3dのある
当該手段は、樹脂材料を用いて実施することも考えられ
なくはないが、紐又は鎖2を強く引張るとリング部が容
易に拡径して周溝1cからはずれるので、剛性と弾性に
優れた金属材料を用いるべきものである。
【0013】更に、回転リング懸吊部材を取り付ける
被取付部材の外周形状は、多くの場合円形状であろうか
ら被取付部を周溝1cと表現したが、これが多角形状等
の異形状であったとしても、回転リング懸吊部材が被取
付部にあって回動の自由と離脱を防止する係合関係の保
証がなされるものであれば、本発明が意図した目的が達
せられるので、被取付部がかならずしも周溝として連な
ったものでなくとも良く、要は、リング部3bの内径よ
り小径のリング部内径と同心円の、周溝に代わる溝部
(図示せず)の存在があれば良いことは自明の理であ
る。
【0014】本発明は以上のとおりの構成により、軸体
の周溝1c内に取り付けられた、紐又は鎖2をその取
付部3aに繋いで成る回転リング懸吊部材は、筆記中
に軸体を指先で回しながら使用しても、紐又は鎖が軸体
や手甲等に接触する抵抗力により軸体の周溝内でスリッ
プするので、紐や鎖が軸体や手甲に纏わり付くことがさ
けられ、不快な筆記感を抱くことが払拭できたものであ
る。
【0015】
【発明の効果】従来から記念品やノベルティ商品として
需要拡大手段に用いられてきた、首から吊るす紐付き或
いはデスクスタンド等に繋いだ鎖付きの筆記具とか、キ
ーホルダー,鈴等の小物類を紐や鎖で繋いだ筆記具では
あるが、高筆圧で長時間筆記することが多いボールペン
は筆記中に手指の疲れを癒すため又、シャープペンシル
の場合は鉛芯の紙当たり角を変えるため無意識にではあ
るがかなり頻繁に指先で軸体を回しながら使用している
ので、紐や鎖が長目のものは軸体や手甲に纏わり付いて
邪魔になり又、小物類をアクセサリーとして比較的短い
紐や鎖で繋がれたものは回転の都度小物類が手甲に当た
り神経の集中ができない等の欠点があることから、机の
中や小物入れの中に仕舞われてしまい、記念品やノベル
ティとしての効果が十分発揮できなかった。
【0016】本発明は、紐や鎖の取付部材を筆記具本体
とは別体として設けることによって、紐や鎖の取付部材
を筆記具本体に回動自在に連結することを可能にしたも
ので、これにより、筆記中に筆記具本体を指先で回動し
ても紐や鎖が軸体や手甲に纏わり付いたり、小物類が手
甲に当たる等の先記の従来技術による不快感が払拭され
るものであるから、記念品やノベルティ商品として筆記
具の一層の利用拡大に大きく貢献するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である紐付きノック式ボールペ
ンの外観を示す正面図である。
【図2】実施例の回転リング懸吊部材拡大説明図で、
(a)は正面図,(b)は(a)の縦断面図である。
【図3】他の実施例の回転リング懸吊部材拡大説明図
で、(a)は正面図,(b)は(a)の縦断面図であ
る。
【符号の説明】 軸体 1a 先軸 1b 後軸(被取付部材) 1c 周溝 2 紐又は鎖 回転リング懸吊部材 3a 取付部 3b リング部 3c 取付孔

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筆記具を構成する部材の一部に紐又は鎖
    を取り付けて成る紐付き又は鎖付き筆記具において、紐
    又は鎖の取付部をその外周面に突状に設けてリング状に
    形成した回転リング懸吊部材を、被取付部材の周溝内に
    回動自在に嵌着したことを特徴とする回転リング懸吊部
    材を設けた筆記具。
JP7317110A 1995-11-10 1995-11-10 回転リング懸吊部材を設けた筆記具 Expired - Fee Related JP2801167B2 (ja)

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