JP2799689B2 - 射出成形機用制御装置のプログラム設定方法 - Google Patents
射出成形機用制御装置のプログラム設定方法Info
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- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/76—Measuring, controlling or regulating
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- G—PHYSICS
- G05—CONTROLLING; REGULATING
- G05B—CONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
- G05B19/00—Programme-control systems
- G05B19/02—Programme-control systems electric
- G05B19/04—Programme control other than numerical control, i.e. in sequence controllers or logic controllers
- G05B19/042—Programme control other than numerical control, i.e. in sequence controllers or logic controllers using digital processors
- G05B19/0426—Programming the control sequence
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- G—PHYSICS
- G05—CONTROLLING; REGULATING
- G05B—CONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
- G05B2219/00—Program-control systems
- G05B2219/20—Pc systems
- G05B2219/23—Pc programming
- G05B2219/23261—Use control template library
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Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は射出成形機用制御装置の
プログラム設定方法に関する。
プログラム設定方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、射出成形機に搭載する制御装置
は、内蔵するマイクロプロセッサユニット（ＭＰＵ）に
より射出成形機の各種シーケンス制御を行っていた。
は、内蔵するマイクロプロセッサユニット（ＭＰＵ）に
より射出成形機の各種シーケンス制御を行っていた。
【０００３】この種のＭＰＵは、通常、シーケンス制御
を実行するシーケンス部と、シーケンス制御を実行する
際に必要なパラメータの設定，機械状態の監視及び表示
等の機能を有するマンマシンインターフェイス部（ＭＭ
Ｉ）を備え、ＲＯＭに格納されたシーケンスプログラム
により動作する（例えば、特開平３−２０７６２８号公
報，特公平５−１２１３６号公報等参照）。
を実行するシーケンス部と、シーケンス制御を実行する
際に必要なパラメータの設定，機械状態の監視及び表示
等の機能を有するマンマシンインターフェイス部（ＭＭ
Ｉ）を備え、ＲＯＭに格納されたシーケンスプログラム
により動作する（例えば、特開平３−２０７６２８号公
報，特公平５−１２１３６号公報等参照）。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、射出成形機
は全自動運転による無人化が進んでいる反面、多品種少
量生産も少なくないため、段取り時間の占める割合も相
対的に長くなっている。例えば、同じ金型を使用して成
形品の色だけを変更する際には、変更前の成形材料のパ
ージと変更後の新しい成形材料の供給を繰り返しながら
成形材料を入替えることから相当時間が費やされる。な
お、この場合、段取り時間の短縮を図るため、通常は自
動パージ処理により行っている。
は全自動運転による無人化が進んでいる反面、多品種少
量生産も少なくないため、段取り時間の占める割合も相
対的に長くなっている。例えば、同じ金型を使用して成
形品の色だけを変更する際には、変更前の成形材料のパ
ージと変更後の新しい成形材料の供給を繰り返しながら
成形材料を入替えることから相当時間が費やされる。な
お、この場合、段取り時間の短縮を図るため、通常は自
動パージ処理により行っている。
【０００５】一方、射出成形機を用いた成形品製造会社
では、様々な生産技術やノウハウを保有するとともに、
色々な工夫もなされている。
では、様々な生産技術やノウハウを保有するとともに、
色々な工夫もなされている。
【０００６】しかし、従来の自動パージ処理はメーカー
側でプログラミングされた一定のシーケンスプログラム
により実行されるため、ユーザー側の生産技術やノウハ
ウ等を取り入れる余地が無く、融通性に欠ける問題があ
った。なお、メーカー側に依頼してプログラムを変更し
てもらうことも可能であるが、変更までに長期間を要す
るとともに、プログラミングのための労力とコストを強
いられ、しかも、変更により汎用性も失われてしまう。
側でプログラミングされた一定のシーケンスプログラム
により実行されるため、ユーザー側の生産技術やノウハ
ウ等を取り入れる余地が無く、融通性に欠ける問題があ
った。なお、メーカー側に依頼してプログラムを変更し
てもらうことも可能であるが、変更までに長期間を要す
るとともに、プログラミングのための労力とコストを強
いられ、しかも、変更により汎用性も失われてしまう。
【０００７】本発明はこのような従来の技術に存在する
課題を解決したものであり、ユーザー側において生産技
術やノウハウ等を取り入れた所望のシーケンスプログラ
ムを容易かつ短時間に作成して設定できる射出成形機用
制御装置のプログラム設定方法の提供を目的とする。
課題を解決したものであり、ユーザー側において生産技
術やノウハウ等を取り入れた所望のシーケンスプログラ
ムを容易かつ短時間に作成して設定できる射出成形機用
制御装置のプログラム設定方法の提供を目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明に係る射出成形機
用制御装置のプログラム設定方法は、予め、成形に係わ
る標準工程に付属する少なくとも自動パージ処理，生産
完了時停止処理，異常時停止処理，異常時エジェクタ処
理の一又は二以上を含むオプション処理工程における複
数の基本動作に対応する単位プログラムＸ１，Ｘ２…、
Ｙ１，Ｙ２…、Ｚ１，Ｚ２…をそれぞれ作成して記憶す
るとともに、プログラム設定時に、各単位プログラムＸ
１…、Ｙ１…、Ｚ１…を任意に選択し、かつ選択した単
位プログラムＸ１…、Ｙ１…、Ｚ１…を所定の順番に接
続することにより、オプション処理工程の全体プログラ
ムＰＸａ，ＰＸｂ…、ＰＹａ，ＰＹｂ…、ＰＺａ，ＰＺ
ｂ…を設定するようにしたことを特徴とする。
用制御装置のプログラム設定方法は、予め、成形に係わ
る標準工程に付属する少なくとも自動パージ処理，生産
完了時停止処理，異常時停止処理，異常時エジェクタ処
理の一又は二以上を含むオプション処理工程における複
数の基本動作に対応する単位プログラムＸ１，Ｘ２…、
Ｙ１，Ｙ２…、Ｚ１，Ｚ２…をそれぞれ作成して記憶す
るとともに、プログラム設定時に、各単位プログラムＸ
１…、Ｙ１…、Ｚ１…を任意に選択し、かつ選択した単
位プログラムＸ１…、Ｙ１…、Ｚ１…を所定の順番に接
続することにより、オプション処理工程の全体プログラ
ムＰＸａ，ＰＸｂ…、ＰＹａ，ＰＹｂ…、ＰＺａ，ＰＺ
ｂ…を設定するようにしたことを特徴とする。
【０００９】この場合、最適な実施形態により、設定し
た全体プログラムＰＸａ…、ＰＹａ…、ＰＺａ…は書換
可能にすることが望ましい。
た全体プログラムＰＸａ…、ＰＹａ…、ＰＺａ…は書換
可能にすることが望ましい。
【００１０】
【作用】本発明に係る射出成形機用制御装置のプログラ
ム設定方法によれば、オプション処理工程における複数
の基本動作に対応する単位プログラムＸ１…、Ｙ１…、
Ｚ１…は、メーカー側において、予め作成され、例え
ば、制御装置に内蔵するＲＯＭ等に記憶される。この場
合、オプション処理工程とは、成形に係わる射出工程，
保圧工程，計量工程等の標準工程に付属する工程であ
り、少なくとも自動パージ処理，生産完了時停止処理，
異常時停止処理，異常時エジェクタ処理の一又は二以上
を含む。
ム設定方法によれば、オプション処理工程における複数
の基本動作に対応する単位プログラムＸ１…、Ｙ１…、
Ｚ１…は、メーカー側において、予め作成され、例え
ば、制御装置に内蔵するＲＯＭ等に記憶される。この場
合、オプション処理工程とは、成形に係わる射出工程，
保圧工程，計量工程等の標準工程に付属する工程であ
り、少なくとも自動パージ処理，生産完了時停止処理，
異常時停止処理，異常時エジェクタ処理の一又は二以上
を含む。
【００１１】一方、ユーザー側は、単位プログラムＸ１
…、Ｙ１…、Ｚ１…に基づいて、オプション処理工程の
全体プログラムＰＸａ，ＰＸｂ…、ＰＹａ，ＰＹｂ…、
ＰＺａ，ＰＺｂ…を作成し、設定できる。即ち、プログ
ラム設定時には、ＲＯＭ等に記憶された各単位プログラ
ムＸ１…、Ｙ１…、Ｚ１…を任意に選択すれば、選択し
た単位プログラムＸ１…、Ｙ１…、Ｚ１…は所定の順番
に接続され、オプション処理工程の全体プログラムＰＸ
ａ…、ＰＹａ…、ＰＺａ…が作成される。また、作成さ
れた全体プログラムＰＸａ…、ＰＹａ…、ＰＺａ…は実
際の制御に使用できるように、制御装置に内蔵する他の
ＲＯＭ等に記憶（設定）される。なお、設定された全体
プログラムＰＸａ…、ＰＹａ…、ＰＺａ…は任意に書換
えることができる。
…、Ｙ１…、Ｚ１…に基づいて、オプション処理工程の
全体プログラムＰＸａ，ＰＸｂ…、ＰＹａ，ＰＹｂ…、
ＰＺａ，ＰＺｂ…を作成し、設定できる。即ち、プログ
ラム設定時には、ＲＯＭ等に記憶された各単位プログラ
ムＸ１…、Ｙ１…、Ｚ１…を任意に選択すれば、選択し
た単位プログラムＸ１…、Ｙ１…、Ｚ１…は所定の順番
に接続され、オプション処理工程の全体プログラムＰＸ
ａ…、ＰＹａ…、ＰＺａ…が作成される。また、作成さ
れた全体プログラムＰＸａ…、ＰＹａ…、ＰＺａ…は実
際の制御に使用できるように、制御装置に内蔵する他の
ＲＯＭ等に記憶（設定）される。なお、設定された全体
プログラムＰＸａ…、ＰＹａ…、ＰＺａ…は任意に書換
えることができる。
【００１２】
【実施例】次に、本発明に係る好適な実施例を挙げ、図
面に基づき詳細に説明する。
面に基づき詳細に説明する。
【００１３】まず、本発明に係るプログラム設定方法を
実施できる射出成形機用制御装置Ｃの主要部（ＭＰＵを
含む）の構成について、図２を参照して説明する。
実施できる射出成形機用制御装置Ｃの主要部（ＭＰＵを
含む）の構成について、図２を参照して説明する。
【００１４】図２中、２は各種制御及び演算処理を実行
するＣＰＵである。また、３はＲＡＭ、４は書替可能な
ＥＥＰ−ＲＯＭ等を利用したＲＯＭであり、それぞれＣ
ＰＵ２により管理される。なお、ＣＰＵ２，ＲＡＭ３及
びＲＯＭ４はバスライン５に接続する。一方、６はディ
ジタル信号の入出力部、７はアナログ信号の入出力部で
あり、それぞれバスライン５に接続する。また、８はキ
ーボード等を用いた操作部、９はＣＲＴ等を用いた表示
部をそれぞれ示す。
するＣＰＵである。また、３はＲＡＭ、４は書替可能な
ＥＥＰ−ＲＯＭ等を利用したＲＯＭであり、それぞれＣ
ＰＵ２により管理される。なお、ＣＰＵ２，ＲＡＭ３及
びＲＯＭ４はバスライン５に接続する。一方、６はディ
ジタル信号の入出力部、７はアナログ信号の入出力部で
あり、それぞれバスライン５に接続する。また、８はキ
ーボード等を用いた操作部、９はＣＲＴ等を用いた表示
部をそれぞれ示す。
【００１５】他方、１０は成形に係わる標準工程に付属
するオプション処理工程における複数の基本動作に対応
する単位プログラムＸ１，Ｘ２…、Ｙ１，Ｙ２…、Ｚ
１，Ｚ２…を記憶したＲＯＭであり、バスライン５に接
続する。オプション処理工程とは、自動パージ処理，生
産完了時停止処理，異常時停止処理，異常時エジェクタ
処理等のような成形には直接関係しない工程であり、成
形に直接関係する射出工程，保圧工程，計量工程，冷却
工程，型開閉工程等の標準工程とは区別される。また、
基本動作とはオプション処理工程を構成する動作単位で
あり、例えば、自動パージ処理の場合には、「射出装置
前進」動作，「射出装置後退」動作，「計量（無背
圧）」動作，「計量（背圧）」動作，「射出（最前
進）」動作，「射出（最前進位置可変）」動作，「計量
前スクリュ強制後退（時間）」動作，「計量前スクリュ
強制後退（位置）」動作が含まれる。
するオプション処理工程における複数の基本動作に対応
する単位プログラムＸ１，Ｘ２…、Ｙ１，Ｙ２…、Ｚ
１，Ｚ２…を記憶したＲＯＭであり、バスライン５に接
続する。オプション処理工程とは、自動パージ処理，生
産完了時停止処理，異常時停止処理，異常時エジェクタ
処理等のような成形には直接関係しない工程であり、成
形に直接関係する射出工程，保圧工程，計量工程，冷却
工程，型開閉工程等の標準工程とは区別される。また、
基本動作とはオプション処理工程を構成する動作単位で
あり、例えば、自動パージ処理の場合には、「射出装置
前進」動作，「射出装置後退」動作，「計量（無背
圧）」動作，「計量（背圧）」動作，「射出（最前
進）」動作，「射出（最前進位置可変）」動作，「計量
前スクリュ強制後退（時間）」動作，「計量前スクリュ
強制後退（位置）」動作が含まれる。
【００１６】さらに、１１はプログラム設定時に使用す
るユーザープログラミングＲＡＭであり、バスライン５
に接続する。ユーザープログラミングＲＡＭ１１は、通
常のＲＡＭを利用できる。
るユーザープログラミングＲＡＭであり、バスライン５
に接続する。ユーザープログラミングＲＡＭ１１は、通
常のＲＡＭを利用できる。
【００１７】次に、本発明に係るプログラム設定方法に
ついて、図１に示すフローチャート及び図２〜図８を参
照して説明する。
ついて、図１に示すフローチャート及び図２〜図８を参
照して説明する。
【００１８】まず、メーカー側では、各オプション処理
工程における単位プログラム、即ち、図３に示す「自動
パージ処理」における単位プログラムＸ１〔射出装置前
進〕，Ｘ２〔射出装置後退〕，Ｘ３〔計量（無背
圧）〕，Ｘ４〔計量（背圧）〕Ｘ５〔射出（最前
進）〕，Ｘ６〔射出（最前進位置可変）〕，Ｘ７〔計量
前スクリュ強制後退（時間）〕，Ｘ８〔計量前スクリュ
強制後退（位置）〕、図５に示す「生産完了時停止処
理」における単位プログラムＹ１〔型開停止〕，Ｙ２
〔型締停止〕，Ｙ３〔射出装置後退〕，Ｙ４〔射出〕，
Ｙ５〔エジェクタ〕，Ｙ６〔ノズル・加熱筒温度保温制
御〕，Ｙ７〔ポンプ停止〕，Ｙ８〔警報ランプ〕，Ｙ９
〔警報ブザー〕、図７に示す「異常時停止処理」におけ
る単位プログラムＺ１〔型開停止〕，Ｚ２〔型締停
止〕，Ｚ３〔射出装置後退〕，Ｚ４〔射出〕，Ｚ５〔エ
ジェクタ〕，Ｚ６〔ノズル・加熱筒温度保温制御〕，Ｚ
７〔ポンプ停止〕，Ｚ８〔警報ランプ〕，Ｚ９〔警報ブ
ザー〕をそれぞれ作成し、ＲＯＭ１０に記憶させてお
く。
工程における単位プログラム、即ち、図３に示す「自動
パージ処理」における単位プログラムＸ１〔射出装置前
進〕，Ｘ２〔射出装置後退〕，Ｘ３〔計量（無背
圧）〕，Ｘ４〔計量（背圧）〕Ｘ５〔射出（最前
進）〕，Ｘ６〔射出（最前進位置可変）〕，Ｘ７〔計量
前スクリュ強制後退（時間）〕，Ｘ８〔計量前スクリュ
強制後退（位置）〕、図５に示す「生産完了時停止処
理」における単位プログラムＹ１〔型開停止〕，Ｙ２
〔型締停止〕，Ｙ３〔射出装置後退〕，Ｙ４〔射出〕，
Ｙ５〔エジェクタ〕，Ｙ６〔ノズル・加熱筒温度保温制
御〕，Ｙ７〔ポンプ停止〕，Ｙ８〔警報ランプ〕，Ｙ９
〔警報ブザー〕、図７に示す「異常時停止処理」におけ
る単位プログラムＺ１〔型開停止〕，Ｚ２〔型締停
止〕，Ｚ３〔射出装置後退〕，Ｚ４〔射出〕，Ｚ５〔エ
ジェクタ〕，Ｚ６〔ノズル・加熱筒温度保温制御〕，Ｚ
７〔ポンプ停止〕，Ｚ８〔警報ランプ〕，Ｚ９〔警報ブ
ザー〕をそれぞれ作成し、ＲＯＭ１０に記憶させてお
く。
【００１９】一方、ユーザー側では、単位プログラムＸ
１…、Ｙ１…、Ｚ１…に基づいて、オプション処理工程
の全体プログラムＰＸａ，ＰＸｂ…、ＰＹａ，ＰＹｂ
…、ＰＺａ，ＰＺｂ…を設定できる。
１…、Ｙ１…、Ｚ１…に基づいて、オプション処理工程
の全体プログラムＰＸａ，ＰＸｂ…、ＰＹａ，ＰＹｂ
…、ＰＺａ，ＰＺｂ…を設定できる。
【００２０】即ち、ユーザーによるプログラム設定時に
は、最初に、ユーザープログラミングモードを選択する
（ステップＳ１）。これにより、オプション処理工程の
全体プログラムの設定が可能となる。次いで、設定しよ
うとするオプション処理工程を選択する（ステップＳ
２）この場合、表示部９に表示されたオプション処理工
程の選択肢、即ち、「自動パージ処理」，「生産完了時
停止処理」，「異常時停止処理」を操作部８により選択
する。今、一例として、「自動パージ処理」を選択した
ものとする。これにより、表示部９には図３に示すよう
な「自動パージ処理」における単位プログラムＸ１〜Ｘ
８が表示されるため、表示部９に表示される設定ガイダ
ンスに従って、各単位プログラムＸ１〜Ｘ８を選択す
る。
は、最初に、ユーザープログラミングモードを選択する
（ステップＳ１）。これにより、オプション処理工程の
全体プログラムの設定が可能となる。次いで、設定しよ
うとするオプション処理工程を選択する（ステップＳ
２）この場合、表示部９に表示されたオプション処理工
程の選択肢、即ち、「自動パージ処理」，「生産完了時
停止処理」，「異常時停止処理」を操作部８により選択
する。今、一例として、「自動パージ処理」を選択した
ものとする。これにより、表示部９には図３に示すよう
な「自動パージ処理」における単位プログラムＸ１〜Ｘ
８が表示されるため、表示部９に表示される設定ガイダ
ンスに従って、各単位プログラムＸ１〜Ｘ８を選択す
る。
【００２１】例えば、自動パージ処理において、最初
に、射出装置を後退させるとともに、計量前に、一定時
間スクリュを強制的に後退させ、無背圧で計量を行った
後、最前進位置までスクリュを移動させて射出を行うパ
ージ動作を繰り返すプログラムを設定したい場合には、
図４（ａ）に示すように、「Ｘ２」，「Ｘ７」，「Ｘ
３」，「Ｘ５」，「Ｘ７」，「Ｘ３」を、順番に選択す
ればよい。これにより、この順番に単位プログラム「Ｘ
２」…が接続された「自動パージ処理」の全体プログラ
ムＰＸａが作成される（ステップＳ３）。この場合、各
単位プログラム「Ｘ２」…はＲＯＭ１０から読み出され
るとともに、ＲＡＭ１１に転送され、このＲＡＭ１１の
空エリアに順番に書き込まれる。そして、全体プログラ
ムＰＸａの作成が終了したなら（ステップＳ４）、操作
部８の終了キーを押すことにより、作成された全体プロ
グラムＰＸａは、ＲＡＭ１１からＲＯＭ４に転送され、
ＲＯＭ４に書き込まれる（ステップＳ５）。このよう
に、ユーザー側において、自動パージ処理に対する所望
の全体プログラムＰＸａを作成して設定できる。また、
全体プログラムＰＸａは、必要に応じて再作成し、書換
えることができる。
に、射出装置を後退させるとともに、計量前に、一定時
間スクリュを強制的に後退させ、無背圧で計量を行った
後、最前進位置までスクリュを移動させて射出を行うパ
ージ動作を繰り返すプログラムを設定したい場合には、
図４（ａ）に示すように、「Ｘ２」，「Ｘ７」，「Ｘ
３」，「Ｘ５」，「Ｘ７」，「Ｘ３」を、順番に選択す
ればよい。これにより、この順番に単位プログラム「Ｘ
２」…が接続された「自動パージ処理」の全体プログラ
ムＰＸａが作成される（ステップＳ３）。この場合、各
単位プログラム「Ｘ２」…はＲＯＭ１０から読み出され
るとともに、ＲＡＭ１１に転送され、このＲＡＭ１１の
空エリアに順番に書き込まれる。そして、全体プログラ
ムＰＸａの作成が終了したなら（ステップＳ４）、操作
部８の終了キーを押すことにより、作成された全体プロ
グラムＰＸａは、ＲＡＭ１１からＲＯＭ４に転送され、
ＲＯＭ４に書き込まれる（ステップＳ５）。このよう
に、ユーザー側において、自動パージ処理に対する所望
の全体プログラムＰＸａを作成して設定できる。また、
全体プログラムＰＸａは、必要に応じて再作成し、書換
えることができる。
【００２２】なお、図４（ｂ）には単位プログラム「Ｘ
１」，「Ｘ８」，「Ｘ４」，「Ｘ２」，「Ｘ６」，「Ｘ
８」，「Ｘ４」を順番に接続した全体プログラムＰＸｂ
を、図４（ｃ）には単位プログラム「Ｘ２」，「Ｘ
５」，「Ｘ７」，「Ｘ３」，「Ｘ５」，「Ｘ７」を順番
に接続した全体プログラムＰＸｃをそれぞれ示す。ま
た、図６（ａ）には「生産完了時停止処理」における単
位プログラム「Ｙ１」を選択した全体プログラムＰＹａ
を、図６（ｂ）には単位プログラム「Ｙ２」を選択した
全体プログラムＰＹｂを、図６（ｃ）には単位プログラ
ム「Ｙ２」，「Ｙ３」，「Ｙ４」，「Ｙ６」，「Ｙ７」
を順番に接続した全体プログラムＰＹｃを、図６（ｄ）
には単位プログラム「Ｙ１」，「Ｙ７」，「Ｙ８」を順
番に接続した全体プログラムＰＹｄをそれぞれ示す。さ
らにまた、図８（ａ）には「異常時停止処理」における
単位プログラム「Ｚ１」，「Ｚ８」，「Ｚ９」を順番に
接続した全体プログラムＰＺａを、図８（ｂ）には単位
プログラム「Ｚ２」，「Ｚ９」を順番に接続した全体プ
ログラムＰＺｂを、図８（ｃ）には単位プログラム「Ｚ
２」，「Ｚ３」，「Ｚ４」，「Ｚ６」，「Ｚ７」を順番
に接続した全体プログラムＰＺｃを、図８（ｄ）には単
位プログラム「Ｚ１」，「Ｚ７」，「Ｚ８」を順番に接
続した全体プログラムＰＺｄをそれぞれ示す。
１」，「Ｘ８」，「Ｘ４」，「Ｘ２」，「Ｘ６」，「Ｘ
８」，「Ｘ４」を順番に接続した全体プログラムＰＸｂ
を、図４（ｃ）には単位プログラム「Ｘ２」，「Ｘ
５」，「Ｘ７」，「Ｘ３」，「Ｘ５」，「Ｘ７」を順番
に接続した全体プログラムＰＸｃをそれぞれ示す。ま
た、図６（ａ）には「生産完了時停止処理」における単
位プログラム「Ｙ１」を選択した全体プログラムＰＹａ
を、図６（ｂ）には単位プログラム「Ｙ２」を選択した
全体プログラムＰＹｂを、図６（ｃ）には単位プログラ
ム「Ｙ２」，「Ｙ３」，「Ｙ４」，「Ｙ６」，「Ｙ７」
を順番に接続した全体プログラムＰＹｃを、図６（ｄ）
には単位プログラム「Ｙ１」，「Ｙ７」，「Ｙ８」を順
番に接続した全体プログラムＰＹｄをそれぞれ示す。さ
らにまた、図８（ａ）には「異常時停止処理」における
単位プログラム「Ｚ１」，「Ｚ８」，「Ｚ９」を順番に
接続した全体プログラムＰＺａを、図８（ｂ）には単位
プログラム「Ｚ２」，「Ｚ９」を順番に接続した全体プ
ログラムＰＺｂを、図８（ｃ）には単位プログラム「Ｚ
２」，「Ｚ３」，「Ｚ４」，「Ｚ６」，「Ｚ７」を順番
に接続した全体プログラムＰＺｃを、図８（ｄ）には単
位プログラム「Ｚ１」，「Ｚ７」，「Ｚ８」を順番に接
続した全体プログラムＰＺｄをそれぞれ示す。
【００２３】このような全体プログラムＰＸｂ…、ＰＹ
ａ，ＰＹｂ…、ＰＺａ，ＰＺｂ…も前述した全体プログ
ラムＰＸａの場合と同様に作成し、設定できるととも
に、必要に応じて再作成し、書換えることができる。こ
のように、本発明方法によれば、ユーザー側において生
産技術やノウハウ等を取り入れた所望のシーケンスプロ
グラムを容易かつ短時間に作成して設定できる。
ａ，ＰＹｂ…、ＰＺａ，ＰＺｂ…も前述した全体プログ
ラムＰＸａの場合と同様に作成し、設定できるととも
に、必要に応じて再作成し、書換えることができる。こ
のように、本発明方法によれば、ユーザー側において生
産技術やノウハウ等を取り入れた所望のシーケンスプロ
グラムを容易かつ短時間に作成して設定できる。
【００２４】以上、実施例について詳細に説明したが、
本発明はこのような実施例に限定されるものではない。
例えば、オプション処理工程は例示の他、異常時エジェ
クタ処理等の他の任意のオプション処理工程を含む。ま
た、オプション処理工程における基本動作の内容等も例
示に限定されるものではない。その他、細部の構成，手
法等において、本発明の要旨を逸脱しない範囲で任意に
変更できる。
本発明はこのような実施例に限定されるものではない。
例えば、オプション処理工程は例示の他、異常時エジェ
クタ処理等の他の任意のオプション処理工程を含む。ま
た、オプション処理工程における基本動作の内容等も例
示に限定されるものではない。その他、細部の構成，手
法等において、本発明の要旨を逸脱しない範囲で任意に
変更できる。
【００２５】
【発明の効果】このように、本発明に係る射出成形機用
制御装置のプログラム設定方法は、予め、成形に係わる
標準工程に付属する少なくとも自動パージ処理，生産完
了時停止処理，異常時停止処理，異常時エジェクタ処理
の一又は二以上を含むオプション処理工程における複数
の基本動作に対応する単位プログラムをそれぞれ作成し
て記憶するとともに、プログラム設定時に、各単位プロ
グラムを任意に選択し、かつ選択した単位プログラムを
所定の順番に接続することにより、オプション処理工程
の全体プログラムを設定するようにしたため、ユーザー
側において生産技術やノウハウ等を取り入れた所望のシ
ーケンスプログラムを容易かつ短時間に作成して設定で
きるという顕著な効果を奏する。
制御装置のプログラム設定方法は、予め、成形に係わる
標準工程に付属する少なくとも自動パージ処理，生産完
了時停止処理，異常時停止処理，異常時エジェクタ処理
の一又は二以上を含むオプション処理工程における複数
の基本動作に対応する単位プログラムをそれぞれ作成し
て記憶するとともに、プログラム設定時に、各単位プロ
グラムを任意に選択し、かつ選択した単位プログラムを
所定の順番に接続することにより、オプション処理工程
の全体プログラムを設定するようにしたため、ユーザー
側において生産技術やノウハウ等を取り入れた所望のシ
ーケンスプログラムを容易かつ短時間に作成して設定で
きるという顕著な効果を奏する。
【図１】本発明に係るプログラム設定方法の設定手順を
示すフローチャート、
示すフローチャート、
【図２】同設定方法を実施できる制御装置のブロック
図、
図、
【図３】同設定方法に用いる単位プログラムを示す一覧
図、
図、
【図４】同設定方法により作成した全体プログラムを示
すブロック図、
すブロック図、
【図５】同設定方法に用いる他の単位プログラムを示す
一覧図、
一覧図、
【図６】同設定方法により作成した他の全体プログラム
を示すブロック図、
を示すブロック図、
【図７】同設定方法に用いる他の単位プログラムを示す
一覧図、
一覧図、
【図８】同設定方法により作成した他の全体プログラム
を示すブロック図、
を示すブロック図、
Ｘ１… 単位プログラム Ｙ１… 単位プログラム Ｚ１… 単位プログラム ＰＸａ… 全体プログラム ＰＹａ… 全体プログラム ＰＺａ… 全体プログラム
Claims (2)
- 【請求項１】 予め、成形に係わる標準工程に付属する
少なくとも自動パージ処理，生産完了時停止処理，異常
時停止処理，異常時エジェクタ処理の一又は二以上を含
むオプション処理工程における複数の基本動作に対応す
る単位プログラムをそれぞれ作成して記憶するととも
に、プログラム設定時に、各単位プログラムを任意に選
択し、かつ選択した単位プログラムを所定の順番に接続
することにより、オプション処理工程の全体プログラム
を設定することを特徴とする射出成形機用制御装置のプ
ログラム設定方法。 - 【請求項２】 設定した全体プログラムは書換可能であ
ることを特徴とする請求項１記載の射出成形機用制御装
置のプログラム設定方法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7152287A JP2799689B2 (ja) | 1995-05-26 | 1995-05-26 | 射出成形機用制御装置のプログラム設定方法 |
| US08/653,350 US5736080A (en) | 1995-05-26 | 1996-05-24 | Program setting method for injection molding machine control device |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7152287A JP2799689B2 (ja) | 1995-05-26 | 1995-05-26 | 射出成形機用制御装置のプログラム設定方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08318555A JPH08318555A (ja) | 1996-12-03 |
| JP2799689B2 true JP2799689B2 (ja) | 1998-09-21 |
Family
ID=15537232
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7152287A Expired - Lifetime JP2799689B2 (ja) | 1995-05-26 | 1995-05-26 | 射出成形機用制御装置のプログラム設定方法 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5736080A (ja) |
| JP (1) | JP2799689B2 (ja) |
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|---|---|---|---|---|
| US6684264B1 (en) * | 2000-06-16 | 2004-01-27 | Husky Injection Molding Systems, Ltd. | Method of simplifying machine operation |
| JP4168039B2 (ja) * | 2005-03-28 | 2008-10-22 | ファナック株式会社 | 射出成形機の制御装置 |
| EP1886790B1 (en) * | 2006-08-08 | 2013-10-16 | Fanuc Corporation | Injection molding machine |
| JP5666488B2 (ja) * | 2012-01-30 | 2015-02-12 | 株式会社日本製鋼所 | 射出装置のフラッシング方法 |
| JP6998814B2 (ja) * | 2018-03-29 | 2022-01-18 | 住友重機械工業株式会社 | 射出成形機の制御装置、および射出成形機 |
Family Cites Families (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03207628A (ja) * | 1990-01-10 | 1991-09-10 | Japan Steel Works Ltd:The | 射出成形機のシーケンスプログラムの編集方法およびその装置 |
| JP2872319B2 (ja) * | 1990-01-10 | 1999-03-17 | 旭化成工業株式会社 | 装飾用射出成形体 |
| US5198240A (en) * | 1990-07-19 | 1993-03-30 | Nitrojection Corporation | Pressurization control unit for a gas-assisted injection molding machine |
| JPH0649314B2 (ja) * | 1990-08-04 | 1994-06-29 | 日精樹脂工業株式会社 | 射出成形機のデータ処理方法 |
| JPH0512136A (ja) * | 1991-07-05 | 1993-01-22 | Nec Corp | Ｒｏｍアドレス制御装置 |
| JP2659480B2 (ja) * | 1991-08-27 | 1997-09-30 | 東洋機械金属株式会社 | 射出成形機の型開閉オプション動作の設定方法 |
| JPH0825216B2 (ja) * | 1991-12-11 | 1996-03-13 | 日精樹脂工業株式会社 | 成形条件設定方法 |
| US5425906A (en) * | 1993-09-21 | 1995-06-20 | Ube Industries, Inc. | Speed control method for injection molding machine |
-
1995
- 1995-05-26 JP JP7152287A patent/JP2799689B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1996
- 1996-05-24 US US08/653,350 patent/US5736080A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5736080A (en) | 1998-04-07 |
| JPH08318555A (ja) | 1996-12-03 |
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