JP2797358B2 - オイルダッシュポット - Google Patents

オイルダッシュポット

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JP2797358B2
JP2797358B2 JP1001365A JP136589A JP2797358B2 JP 2797358 B2 JP2797358 B2 JP 2797358B2 JP 1001365 A JP1001365 A JP 1001365A JP 136589 A JP136589 A JP 136589A JP 2797358 B2 JP2797358 B2 JP 2797358B2
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pressure receiving
pressure
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receiving piston
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正光 橘内
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、オイルダッシュポットに関し、詳しくは、
各種機器に取付けて衝撃の吸収や振動の減水、防振等の
目的で使用されるオイルダッシュポットに関する。
〔従来の技術〕
従来のオイルダッシュポットは例えば第4図または第
5図に示すように構成されていた。これらの図におい
て、1はシリンダ、2はシリンダ1に往復動自在に嵌合
されたピストン部材、3はピストン部材2のロッド部2A
を摺動自在に保持し、その間を液密に保つキャップ部
材、4はピストン部材2を作動前の状態に復帰させるた
めの復帰ばね、5は緩衝のために受圧室6に装填された
粘性流体、7はピストン部材2に設けられた連通孔であ
る。
そこで、ピストン部材2にロッド部2Aを介して衝撃力
が加えられるとピストン部材2の移動に連れて受圧室6
内の粘性流体5が連通孔7を介して逃圧室8に流れ出る
ことにより衝撃力を緩衝させることができる。また、衝
撃力が除かれると、復帰ばね4のばね力によりピストン
部材2のストッパ部2Bがキャップ部材3の下面に当接す
るまで復元し、それに連れて粘性流体5が逃圧室8から
受圧室6に戻される。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来のオイルダッシュポットにおいて
は、第4図に示すように連通孔7の数あるいはその全体
の断面積が少ないと、衝撃力は高められるが粘性流体5
が受圧室6に戻り難いために復帰が遅く、また、第5図
に示すように連通孔7の数あるいは全体の断面積を増や
すと衝撃吸収時に逃圧室8に流出した粘性流体5が受圧
室6に速く戻り易く、復帰し易い代りに衝撃に対する緩
衝力が弱くなるという問題点があった。
本発明の目的は、上述したような従来の課題に着目
し、その解決を図るべく、十分に高い緩衝力を保持しな
がら復帰が速いオイルダッシュポットを提供することに
ある。
〔課題を解決するための手段〕
かかる目的を達成するめに、本発明は、受圧ピストン
により受圧室と逃圧室との2つの密閉室に画成されるシ
リンダと、前記受圧室に収容された粘性流体と、前記受
圧室の底部と前記受圧ピストンの頂部との間に配設さ
れ、前記受圧ピストンを復帰位置に保持する復帰ばね
と、前記受圧ピストンに設けられ、前記粘性流体を前記
受圧室と逃圧室との間で連通させる第1および第2の連
通孔と、を有し、前記受圧ピストンに加えられた衝撃力
の緩衝が可能なオイルダッシュポットにおいて、前記受
圧ピストンの頂部に前記復帰ばねにより押圧支持された
弁保持部材と、この弁保持部材の内部に前記粘性流体の
圧力を受けて移動可能に収容され、その移動によって前
記第1の連通孔を開閉する弁板とにより構成され、前記
受圧ピストンによる前記受圧室への加圧時には、前記粘
性流体の増圧により前記弁板を受圧ピストンの頂部に圧
接して前記第1の連通孔のみを閉成し、前記復帰ばねに
よる受圧ピストンの復帰位置への復帰時には前記粘性流
体の減圧により前記受圧ピストンの頂部から退避して前
記第1および第2の連通孔を共に開口状態とする流量調
整弁を具備することを特徴とするものである。
[作用] 本発明によれば、受圧ピストンにより受圧室が加圧さ
れると、流量調整弁の弁板が粘性流体の増圧によって受
圧ピストンの頂部に向けて圧接されることにより第1連
通孔のみを閉成して受圧室から逃圧室に流通する粘性流
体の流量を制限し、衝撃力に対して、緩衝力を高めるこ
とができる。また、受圧ピストンによる加圧力が衝撃力
の解除によって取り除かれると、復帰ばねによる受圧ピ
ストンの復帰位置への復帰動作により受圧室の粘性流体
が減圧されて第1および第2の連通孔が共に開弁される
ように流量弁の弁板が動作するもので、これにより逃圧
室から受圧室に戻される粘性流体の戻り流量を増大さ
せ、受圧ピストンの復帰動作を速めることができる。
〔実施例〕
以下に、図面に基づいて本発明の実施例を詳細かつ具
体的に説明する。
第1図は本発明の一実施例を示す。なお本例の場合、
ピストン部材2に設けられている連通孔7Aおよび7Bのう
ち、連通孔7Aの方はピストン頂面2Cの周囲部に開口され
ているが、連通孔7Bの方は逃圧室8からピストン頂面2C
の中心部に向けて開口されている。またここで、11は受
圧室6と逃圧室8との間の粘性流体の移動を調整するた
めの弁板、12は弁板11を上下自在に保持する弁保持部材
であり、弁板11および弁保持部材12によって後述するよ
うに動作する流量調整弁を構成する。11Aおよび12Aは第
2A図および第2B図に示すように弁板11および弁保持部材
12の中心部に設けた孔である。
かくして、弁板11を弁保持部材12に収容した状態で第
1図に示すように弁保持部材12のフランジ部12Bを復帰
ばね4のばね力によってピストン頂面2Cに向けて偏倚さ
せ、フランジ部12Bをピストン頂面2Cに当接させた状態
に保つ。なお、受圧室6にはaで示すように粘性流体5
が充填される。
このように構成したオイルダッシュポットにおいて
は、ロッド部2Aを介してピストン部材2に衝撃力が加わ
ると、受圧室6における液圧が高められることによって
第3A図に示すように弁板11がピストン頂面2Cに向けて圧
接され、連通孔7Aおよび7Bのうち周囲部に開口する連通
孔7Aの方を閉塞する。よって、粘性流体5は中央部に開
口する連通孔7Bのみから逃圧室8に導かれるようにな
り、流通が制限されるので緩衝力が高められる。
また、衝撃力が除かれると、復帰ばね4のばね力によ
りピストン部材2が第3B図に示すように元の状態に戻る
よう動作し、これによって受圧室6が減圧され、弁板11
は弁保持部材12の側に押戻されて、全ての連通孔7Aおよ
び7Bが開口される。よって、逃圧室8内の流体を速やか
に受圧室6に戻すことができ、ピストン部材2の復帰速
度を速めることができる。
〔発明の効果〕
以上説明してきたように、本発明によれば、受圧ピス
トンにより受圧室と逃圧室との2つの密閉室に画成され
るシリンダと、前記受圧室に収容された粘性流体と、前
記受圧室の底部と前記受圧ピストンの頂部との間に配設
され、前記受圧ピストンを復帰位置に保持する復帰ばね
と、前記受圧ピストンに設けられ、前記粘性流体を前記
受圧室と逃圧室との間で連通させる第1および第2の連
通孔と、を有し、前記受圧ピストンに加えられた衝撃力
の緩衝が可能なオイルダッシュポットにおいて、前記受
圧ピストンの頂部に前記復帰ばねにより押圧支持された
弁保持部材と、この弁保持部材の内部に前記粘性流体の
圧力を受けて移動可能に収容され、その移動によって前
記第1の連通孔を開閉する弁板とにより構成され、前記
受圧ピストンによる前記受圧室への加圧時には、前記粘
性流体の増圧により前記弁板を受圧ピストンの頂部に圧
接して前記第1の連通孔のみを閉成し、前記復帰ばねに
よる受圧ピストンの復帰位置への復帰時には前記粘性流
体の減圧により前記受圧ピストンの頂部から退避して前
記第1および第2の連通孔を共に開口状態とする流量調
整弁を具備するので、流量調整弁が弁保持部材と弁板の
2部材で構成され、受圧ピストンにより受圧室への加圧
が発生する衝撃力受け止め時には逃圧室に流出する粘性
流体が第2連通孔を介してのみに制約されることで衝撃
力を高めることができ、また、衝撃力が消滅し、受圧ピ
ストンが復帰する際には第1連通孔および第2連通孔が
共に開口されることにより逃圧室から受圧室に速やかに
粘性流体を戻すことができる理想的なオイルダッシュポ
ットの提供が可能となった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明オイルダッシュポットの構成の一例を示
す断面図、 第2A図および第2B図は本発明にかかる流量調整弁の構成
の一例を示すそれぞれ平面図および断面図、 第3A図および第3B図は本発明オイルダッシュポットの作
動状態および復帰状態をそれぞれ示す断面図、 第4図および第5図は従来例の2態様をそれぞれ示す断
面図である。 1……シリンダ、 2……ピストン、 2C……ピストン頂面、 4……復帰ばね、 5……粘性流体、 6……受圧室、 7A……第1連通孔、7B……第2連通孔 8……逃圧室。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受圧ピストンにより受圧室と逃圧室との2
    つの密閉室に画成されるシリンダと、前記受圧室に収容
    された粘性流体と、前記受圧室の底部と前記受圧ピスト
    ンの頂部との間に配設され、前記受圧ピストンを復帰位
    置に保持する復帰ばねと、前記受圧ピストンに設けら
    れ、前記粘性流体を前記受圧室と逃圧室との間で連通さ
    せる第1および第2の連通孔と、を有し、前記受圧ピス
    トンに加えられた衝撃力の緩衝が可能なオイルダッシュ
    ポットにおいて、 前記受圧ピストンの頂部に前記復帰ばねにより押圧支持
    された弁保持部材と、この弁保持部材の内部に前記粘性
    流体の圧力を受けて移動可能に収容され、その移動によ
    って前記第1の連通孔を開閉する弁板とにより構成さ
    れ、前記受圧ピストンによる前記受圧室への加圧時に
    は、前記粘性流体の増圧により前記弁板を受圧ピストン
    の頂部に圧接して前記第1の連通孔のみを閉成し、前記
    復帰ばねによる受圧ピストンの復帰位置への復帰時には
    前記粘性流体の減圧により前記受圧ピストンの頂部から
    退避して前記第1および第2の連通孔を共に開口状態と
    する流量調整弁 を具備することを特徴とするオイルダッシュポット。
JP1001365A 1989-01-10 1989-01-10 オイルダッシュポット Expired - Lifetime JP2797358B2 (ja)

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