JP2795415B2 - 釣 竿 - Google Patents

釣 竿

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JP2795415B2
JP2795415B2 JP1183359A JP18335989A JP2795415B2 JP 2795415 B2 JP2795415 B2 JP 2795415B2 JP 1183359 A JP1183359 A JP 1183359A JP 18335989 A JP18335989 A JP 18335989A JP 2795415 B2 JP2795415 B2 JP 2795415B2
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fiber yarn
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wound
rod
fiber
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誠治 明上
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Shimano Inc
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は魚釣りに使用する釣竿に関する。
(従来の技術) 一般に、此種釣竿は、高強度繊維に合成樹脂を含浸し
たプリプレグを巻回して成る竿本体の外周に、リール取
付具、釣糸ガイドなどの固定部をもった装備品が固定さ
れている。そして、この装備品の固定は、第5図の如く
複数本の微細合成繊維をより合わせて成る合繊より糸
(C)を用い、この合繊より糸(C)を、前記竿本体
(A)と該竿本体に配設する前記装備品(B)の固定部
(b)とに、互いに密接させて巻き付けて固定してお
り、又、前記より糸(C)の巻装部表面及び竿本体
(A)表面に合成樹脂のクリヤ塗料を塗装して前記より
糸を固定している。
(発明が解決しようとする課題) 所が、この従来のように、より糸を、互いに密接させ
て巻装した後、このより糸(C)をクリヤ塗料で固定す
ると、巻装したより糸(C)と竿本体(A)表面との間
の空間における空気が外部に出にくいため、クリヤ塗料
が硬化する過程で前記空間内の空気がクリヤ塗装部表面
から外部に押し出されて巻装部表面に多数の微小凹みが
発生する問題があった。
本発明は以上の如き従来の問題点に鑑み発明したもの
で、繊維糸を互いに密接させることなく巻き付けて固定
することにより、巻装部表面に微小凹みができないよう
にするものである。
(課題を解決するための手段) しかして、本発明は、竿本体(1)の外周に、リール
取付具、釣糸ガイドなどの固定部(20)を持った装備品
(2)を固定して成る釣竿であって、単繊維糸で形成さ
れる繊維糸(3)を、前記竿本体(1)と、前記竿本体
(1)に配設する前記装備品(2)の前記固定部(20)
に、互いに密接させることなく巻付けて前記装備品
(2)を前記竿本体(1)に固定すると共に、前記繊維
糸(3)の巻装部表面にクリヤ塗装したことを特徴とす
る釣竿である。
(作用) 装備品(2)の固定部(20)は、繊維糸(3)が、互
いに密接しないように巻装されていて、クリヤ塗料が、
巻装した繊維糸(3)と竿本体(1)表面との間の空間
に入り易いようにしているため、クリヤ塗料が硬化した
後の巻装部表面に微小凹みは発生しないのである。
(実施例) 図において、(1)はカーボン繊維、ガラス繊維など
の高強度繊維に合成樹脂を含浸したプリプレグを芯金に
巻装し、定法通り加圧、焼成して中空に形成した竿本体
であり、(2)はこの竿本体(1)の外周に固定する装
備品である。又、この装備品(2)は、前記竿本体
(1)に添設する長さをもち、その両端部と中間部とに
固定部(20)をもったシート台座(21)と、該シート台
座(21)に固定の固定受体(22)と、前記シート台座
(21)に対し移動可能とした可動押体(23)とからなる
リール取付具であるが、この装備品(2)は、リール取
付具の他、釣糸を挿通するガイド孔と前記竿本体に添設
する固定部とをもった釣糸ガイドであってもよい。以下
この装備品をリール取付具(2)と称する。
第1〜4図に示した実施例では、より合わせていない
ナイロンなどの合成の単繊維糸(3)を、前記竿本体
(1)と、該竿本体(1)に配設する前記リール取付具
(2)の両端固定部(20)と中間固定部(20)とに、互
いに密接させることなく巻付けて前記リール取付具
(2)を前記竿本体(1)に固定すると共に、前記繊維
糸(3)の各巻装部表面にクリヤ塗装(4)して、前記
繊維糸(3)を前記竿本体(1)表面に固定する如く成
したのである。
しかして、前記繊維糸(3)は、互いに密接しないよ
うに巻装して、塗装したクリヤ塗料が、巻装した繊維糸
(3)と竿本体(1)表面との間の空間に入り易く、こ
の空間の空気が塗装時に外部に出易いようにして、前記
空間内に残らないようにしているので、クリヤ塗料が硬
化した後の巻装部表面に微小凹みが発生するのを防止で
きるのである。
又、前記繊維糸(3)は、より合わせていない単繊維
であるから、塗料が硬化した後における繊維糸表面側塗
装厚さのバラツキを小さくでき、巻装部表面に塗装ムラ
ができるのを防止できて、表面を滑らかにできるのであ
る。即ち、前記した従来の如く複数本の微細繊維をより
合わせて成るより繊維糸を用い、このより繊維糸で装備
品を固定し、更にこのより繊維糸をクリヤ塗料で固定す
る場合、このクリヤ塗料が、前記より繊維糸内に浸透し
ながら硬化することになるため、より繊維糸の巻装部
に、塗料の浸透度合いが高い部分と低い部分とができ
て、浸透度合いの高い部分の表面に塗料が不足し、より
繊維糸のより形状が表面に表れて凹凸面となるのである
が、前記した如く単繊維糸を用いることにより、塗料が
硬化した後における繊維糸表面側塗装厚さのバラツキを
小さくでき、巻装部表面に塗装ムラができるのを防止で
きるのである。
又、より繊維糸を用いた場合、この繊維糸の巻装部表
面に塗装したクリヤ塗料が、より繊維糸内に浸透すると
き、該より繊維糸内の空気が外部に出にくいのでクリヤ
塗料が硬化する過程で前記空間内の空気がクリヤ塗装部
表面から外部に押し出されて巻装部表面に多数の微小凹
みが発生することになるのであるが、前記した如くより
合わせていない単繊維糸(3)を用いることにより、繊
維糸による前記微小凹みの発生をなくすることができる
のである。
又、前記繊維糸(3)は、透明の合成繊維糸か、又は
竿本体(1)の地色と同色の色付き合成繊維糸を使用す
るのである。しかして、透明の繊維糸(3)を使用する
ことにより、クリヤ塗装(4)及び繊維糸(3)を通し
て竿本体(1)の地色が外部に出現することになる。そ
して、前記繊維糸(3)を、互いに密接させて巻き付け
ると、この巻装部表面に塗装するクリヤ塗料が、巻装し
た繊維糸(3)と竿本体(1)表面との間の空間に入り
にくくて、クリヤ塗料が硬化した後においても前記空間
に気泡が残ることになり、このため、外部から前記巻装
部表面に当たる光の屈折率が、前記空間内に気泡が残っ
ている部分と、気泡が残っていない部分とでは異なるこ
とになり、気泡が残っていない部分では竿本体の地色が
出現するが、気泡が残っている部分では、白く光って見
え、前記竿本体(1)の地色は出現しないのである。従
って、竿本体(1)が、リール取付具(2)の3つの固
定部(20)部分で分断されているように見え、竿本体
(1)が一体になっていることの一体感が出なかったの
である。所が、前記した如く繊維糸(3)を、互いに密
接させることなく巻き付けると、この巻装部表面に塗装
するクリヤ塗料を、巻装した繊維糸(3)と竿本体
(1)表面との間の空間に、塗装時に容易に侵入させる
ことができて、この空間に気泡が残らないようにできる
ため、外部から前記巻装部表面に当たる光の屈折率をほ
ぼ同じにできるのである。従って、繊維糸(3)を巻き
付けてリール取付具(2)を固定したに拘らず、前記巻
装部表面においても竿本体(1)の地色を現出でき、竿
本体(1)が一体になっていることの一体感を出すこと
ができるのである。即ち、リール取付具(2)部分を除
いた部分の色を同色にでき、一体感のある釣竿を形成で
きるのである。尚、この場合、前記リール取付具(2)
の固定部(20)表面を、前記竿本体(1)の地色と同色
にすれば、より一層一体感がある釣竿を形成できるので
ある。
又、竿本体(1)の地色と同色の色付き繊維糸(3)
を使用した場合、この繊維糸(3)の巻き方に関係な
く、即ち前記巻装した繊維糸(3)と竿本体(1)表面
との間の空間内に気泡があっても、前記巻装部表面が竿
本体(1)の地色と同色になるので、リール取付具
(2)部分を除いた部分の色を同色にでき、一体感のあ
る釣竿を形成できるのである。尚、前記竿本体(1)
は、その表面の地色を、部分的にぼやかした地色に形成
する場合があるので、色付き繊維糸を用いるよりは、透
明の繊維糸を用いるのが好ましい。
又、前記クリヤ塗装は、前記繊維糸(3)の各巻装部
表面に施した上、更に、竿本体(1)における両端側巻
装部の長さ方向外方部分(1a)(1b)及び各巻装部間の
リール取付具を除く部分(1c)(1d)に厚塗りして、前
記各巻装部表面との間の段差を小さくし、竿本体(1)
のリール取付具部分における段差が最小になった釣竿を
形成するようにしている。
尚、以上説明した実施例では、より合わせていない単
繊維糸(3)を用いて、クリヤ塗装するとき、繊維糸
(3)内に空気を含まないようにしたが、その他、より
繊維糸であっても、例えば、2本の微細繊維をより合わ
せた繊維糸は、クリヤ塗装するとき繊維糸内に空気を含
まないし、又、3本以上の微細繊維をより合わせた繊維
糸であっても、そのより方によっては、クリヤ塗装する
とき繊維糸内に空気を含まないようにより合わせること
ができるので、これら空気を含まないようにした繊維糸
を用いることにより、前記した如く巻装部表面に塗装ム
ラができなくて、しかも巻装部表面に微小凹みが発生し
ない釣竿を形成できるのである。
尚、本発明の装備品(2)がリール取付具である場
合、このリール取付具は、第3図の如く竿本体(1)の
一側に配設する構造である他、筒状の台座をもち、この
台座を前記竿本体(1)の外周に挿嵌する如く成した構
造であってもよい。
(発明の効果) 以上の如く本発明は、繊維糸(3)を、竿本体(1)
と、該竿本体(1)に配設する装備品(2)の固定部
(20)に、互いに密接させることなく巻付けて前記装備
品(2)を前記竿本体(1)に固定すると共に、前記繊
維糸(3)の巻装部表面にクリヤ塗装したから、このク
リヤ塗装した巻装部表面に微小凹みが発生するのを防ぐ
ことができて、外観を良好にでき、釣竿の商品価値を高
めることができるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明釣竿の一実施例を示す要部のみの断面
図、第2図は部分拡大断面図、第3図は装備品のみの一
部省略斜視図、第4図は要部のみの斜視図、第5図は従
来例の説明図である。 (1)……竿本体 (2)……装備品 (20)……固定部 (3)……単繊維糸

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】竿本体(1)の外周に、リール取付具、釣
    糸ガイドなどの固定部(20)を持った装備品(2)を固
    定して成る釣竿であって、単繊維糸で形成される繊維糸
    (3)を、前記竿本体(1)と、前記竿本体(1)に配
    設する前記装備品(2)の前記固定部(20)に、互いに
    密接させることなく巻付けて前記装備品(2)を前記竿
    本体(1)に固定すると共に、前記繊維糸(3)の巻装
    部表面にクリヤ塗装したことを特徴とする釣竿。
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