JP2792724B2 - 繊維質材料の細分化方法およびその装置 - Google Patents
繊維質材料の細分化方法およびその装置Info
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- B02C23/34—Passing gas through crushing or disintegrating zone gas being recirculated to crushing or disintegrating zone
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Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、材料、とくに繊維質材料、有利には密度の
高い又は乾燥分含量の高い材料の細分化（comminutio
n）、とくにデフイブリル化（defibrillation離解）の
ための方法及び設備に関し、更に詳細には媒体、特にガ
ス、好ましくはキャリヤガスおよび／または反応ガス、
ならびに必要に応じて化学薬品を加えて、繊維束を個々
の繊維又はルーズな繊維構造に分離するための方法又は
設備に関する。
高い又は乾燥分含量の高い材料の細分化（comminutio
n）、とくにデフイブリル化（defibrillation離解）の
ための方法及び設備に関し、更に詳細には媒体、特にガ
ス、好ましくはキャリヤガスおよび／または反応ガス、
ならびに必要に応じて化学薬品を加えて、繊維束を個々
の繊維又はルーズな繊維構造に分離するための方法又は
設備に関する。
［発明が解決しようとする課題］ 最近、パルスを塩素を含まない物質で漂白するための
努力が益々盛んに行なわれている。使用される漂白剤
は、主として、オゾンであるが、しかしNOX、とくにNO2
もまた用いられている。オゾンによる漂白はしばしば気
相中で行なわれ、この気相は比較的高い密度であること
が必要である。パルプとオゾンがよく混合され、従って
少ない量の化学薬品で均一な脱リグニンを可能とするた
めの前提条件を確立することが非常に重要である。パル
ス繊維はオゾンに自由に接近できることが必要である。
このことは、従来技術から公知のように、フラッファー
（毛羽立て機）を使用することにより達成され、そのフ
ラッファーにおいて回転要素によってパルプが毛羽立た
せ、小さい繊維束に細分される。
努力が益々盛んに行なわれている。使用される漂白剤
は、主として、オゾンであるが、しかしNOX、とくにNO2
もまた用いられている。オゾンによる漂白はしばしば気
相中で行なわれ、この気相は比較的高い密度であること
が必要である。パルプとオゾンがよく混合され、従って
少ない量の化学薬品で均一な脱リグニンを可能とするた
めの前提条件を確立することが非常に重要である。パル
ス繊維はオゾンに自由に接近できることが必要である。
このことは、従来技術から公知のように、フラッファー
（毛羽立て機）を使用することにより達成され、そのフ
ラッファーにおいて回転要素によってパルプが毛羽立た
せ、小さい繊維束に細分される。
オゾンによる最適な脱リグニンは室温以下で達成され
る。これはパルプ工場で行なうことができ、この場合、
特にパルプミルが閉プロセスで運転されるとき、パルプ
は著しく上昇した温度で漂白ステーションに到達するの
で、以後の洗滌および選別のために費用が増大する。繊
維およびオゾンの最適混合を迅速に行えば温度に依存す
るオゾンの分解速度を非常に低く保つことができる。オ
ゾンの高い反応性のために、他の漂白方法に比べて漂白
時間を極めて短かく数秒ないし数分の範囲に保つことが
できる。このように、パルプ繊維内へのオゾンの混合お
よびその反応自身は可能な最低温度で行なわれなければ
ならない。
る。これはパルプ工場で行なうことができ、この場合、
特にパルプミルが閉プロセスで運転されるとき、パルプ
は著しく上昇した温度で漂白ステーションに到達するの
で、以後の洗滌および選別のために費用が増大する。繊
維およびオゾンの最適混合を迅速に行えば温度に依存す
るオゾンの分解速度を非常に低く保つことができる。オ
ゾンの高い反応性のために、他の漂白方法に比べて漂白
時間を極めて短かく数秒ないし数分の範囲に保つことが
できる。このように、パルプ繊維内へのオゾンの混合お
よびその反応自身は可能な最低温度で行なわれなければ
ならない。
本発明の目的の一つは、繊維質材料にガスを混合する
とき供給されるエネルギおよび必要に応じて、遊離した
反応熱を熱交換によって回収することであり、これはオ
ゾンによる漂白の場合に特に重要である。
とき供給されるエネルギおよび必要に応じて、遊離した
反応熱を熱交換によって回収することであり、これはオ
ゾンによる漂白の場合に特に重要である。
［課題を解決するための手段］ 本発明は、主として、媒体、特にガス、好ましくはキ
ャリヤガスおよび／または反応ガス、並びに必要に応じ
て化学薬品を、細分化装置（とくにフラッファー）から
出た後に、好ましくは処理して温度を変え、処理後に細
分化装置に再循環することを特徴とする。この場合、反
応の正確な制御のための別の反応装置を用いるのが好都
合である。本発明によれば、細分化した、特にデフイブ
レート（離解）した材料、有利には高密度の材料、好都
合には繊維質材料が細分化装置（とくにフラッファー）
から、媒体、とくにガス、好ましくはキャリヤガスおよ
び／または反応ガスならびに必要に応じて化学薬品と共
に反応装置に送られ、この反応装置から媒体、特にガ
ス、好ましくはキャリヤガスおよび／または反応ガスお
よび必要に応じて用いられた化学薬品を排出し、有利に
はそれを処理して温度を変化させ、処理後、細分化装置
に再循環させる。
ャリヤガスおよび／または反応ガス、並びに必要に応じ
て化学薬品を、細分化装置（とくにフラッファー）から
出た後に、好ましくは処理して温度を変え、処理後に細
分化装置に再循環することを特徴とする。この場合、反
応の正確な制御のための別の反応装置を用いるのが好都
合である。本発明によれば、細分化した、特にデフイブ
レート（離解）した材料、有利には高密度の材料、好都
合には繊維質材料が細分化装置（とくにフラッファー）
から、媒体、とくにガス、好ましくはキャリヤガスおよ
び／または反応ガスならびに必要に応じて化学薬品と共
に反応装置に送られ、この反応装置から媒体、特にガ
ス、好ましくはキャリヤガスおよび／または反応ガスお
よび必要に応じて用いられた化学薬品を排出し、有利に
はそれを処理して温度を変化させ、処理後、細分化装置
に再循環させる。
前述したように、本発明では、反応ガスとしてO3及び
／又はNOXを使用するのが有利である。
／又はNOXを使用するのが有利である。
さらに、気相での細分化または漂白をキャリヤガスを
用いて行なうことができる。本発明によれば、酸素およ
び／または二酸化炭素をキャリヤガスとして用いる。
用いて行なうことができる。本発明によれば、酸素およ
び／または二酸化炭素をキャリヤガスとして用いる。
パルスの漂白を、反応または細分化中に、選択された
化学薬品を用いることによって促進することができる。
本発明によれば、かかる化学薬品としてH2O2を使用する
のが好都合である。
化学薬品を用いることによって促進することができる。
本発明によれば、かかる化学薬品としてH2O2を使用する
のが好都合である。
再循環ガス、すなわち、細分化プロセス、特に繊維質
材料の漂白プロセスからのガス媒体を次に、装置運転条
件に応じて、排出、冷却または加熱することができる。
これらの工程段階に続いて、循環ガス量の少なくとも一
部分のガスを処理し、工程に送ることができる。別個の
反応装置を用いることなしに繊維質材料を漂白する場
合、本発明は、媒体、特にガス、好ましくはキャリヤガ
スおよび／または反応ガス、ならびに必要に応じて用い
る化学薬品が、細分化装置（とくにフラッファー）から
出る際その少なくとも一部を排出させ、あるいは処理、
好都合には温度の変化、必要に応じて他の化学−物理的
処理を加える。別の反応装置を用い繊維質材料を漂白す
る場合、本発明によれば、媒体、特にガス、好ましくは
キャリヤガスおよび／または反応ガス、ならびに必要に
応じて用いる化学薬品が反応装置から出る際にその少な
くとも一部を排出させ、あるいは処理、好都合には温度
を変化させ、又、必要に応じて他の化学−物理的処理を
施す。
材料の漂白プロセスからのガス媒体を次に、装置運転条
件に応じて、排出、冷却または加熱することができる。
これらの工程段階に続いて、循環ガス量の少なくとも一
部分のガスを処理し、工程に送ることができる。別個の
反応装置を用いることなしに繊維質材料を漂白する場
合、本発明は、媒体、特にガス、好ましくはキャリヤガ
スおよび／または反応ガス、ならびに必要に応じて用い
る化学薬品が、細分化装置（とくにフラッファー）から
出る際その少なくとも一部を排出させ、あるいは処理、
好都合には温度の変化、必要に応じて他の化学−物理的
処理を加える。別の反応装置を用い繊維質材料を漂白す
る場合、本発明によれば、媒体、特にガス、好ましくは
キャリヤガスおよび／または反応ガス、ならびに必要に
応じて用いる化学薬品が反応装置から出る際にその少な
くとも一部を排出させ、あるいは処理、好都合には温度
を変化させ、又、必要に応じて他の化学−物理的処理を
施す。
現在の技術では、密度の高いまたは乾燥分含量の高い
繊維質材料と反応ガスを混合するためには、かなりの量
のキャリヤーガス（例えば空気）を用いることが不可欠
である。その結果、細分化または処理において、特に反
応装置で、例えばオゾン、酸素、および空気のようなガ
ス混合物が大量にできてしまう。これは漂白操作に対し
ては極めて不都合である。さらに、これは大型の排ガス
浄化プラントを必要とする。本発明は、このような問題
を解決したものである。本発明は、また、材料、とくに
高密度の、好都合には繊維質材料を媒体、特にガス、好
ましくはキャリヤガスおよび／または反応ガス、ならび
に必要に応じて化学薬品を添加して細分化、特にデフイ
ブリレーション化するプラントに関する。本発明によれ
ば、細分化装置（とくにフラッファー）、媒体、特にガ
ス、好ましくはキャリヤガスおよび／または反応ガス、
ならびに必要に応じて用いられる化学薬品（とくにH
2O2）の再循環及び処理が実質的に又は完全にクローズ
ドシステムを形成する。
繊維質材料と反応ガスを混合するためには、かなりの量
のキャリヤーガス（例えば空気）を用いることが不可欠
である。その結果、細分化または処理において、特に反
応装置で、例えばオゾン、酸素、および空気のようなガ
ス混合物が大量にできてしまう。これは漂白操作に対し
ては極めて不都合である。さらに、これは大型の排ガス
浄化プラントを必要とする。本発明は、このような問題
を解決したものである。本発明は、また、材料、とくに
高密度の、好都合には繊維質材料を媒体、特にガス、好
ましくはキャリヤガスおよび／または反応ガス、ならび
に必要に応じて化学薬品を添加して細分化、特にデフイ
ブリレーション化するプラントに関する。本発明によれ
ば、細分化装置（とくにフラッファー）、媒体、特にガ
ス、好ましくはキャリヤガスおよび／または反応ガス、
ならびに必要に応じて用いられる化学薬品（とくにH
2O2）の再循環及び処理が実質的に又は完全にクローズ
ドシステムを形成する。
漂白反応を別個の反応装置により行なうのが好都合で
ある場合、本発明においては細分化装置（とくにフラッ
ファー）、反応装置への材料供給、反応装置、媒体、特
にガス、好ましくはキャリヤガスおよび／または反応ガ
スおよび必要に応じて用いられる薬品例えばH2O2の再循
環および処理でクローズドシステムを提供する。本発明
によれば、プロセス内への二次空気の侵入が最小に保つ
ため細分化装置、特に毛羽立て機で換気スリットを経て
周りの空気の代りに再循環ガスを吸入することおよび供
給口（furnish）に追加のパッキングスクリューを用い
る。本発明によれば、二次空気の侵入が実質的に、好ま
しくは完全に防止される密閉輸送手段、詳細にはパッキ
ングスクリュー等が、材料、とくに繊維質の材料であっ
て好都合には高密度の材料の添加のため、及び／又は媒
体、詳細にはガス、好ましくはキャリヤガス及び／又は
反応ガス、ならびに必要に応じて化学薬品を細分化装置
（とくにフラッファー）添加するために使用される。
ある場合、本発明においては細分化装置（とくにフラッ
ファー）、反応装置への材料供給、反応装置、媒体、特
にガス、好ましくはキャリヤガスおよび／または反応ガ
スおよび必要に応じて用いられる薬品例えばH2O2の再循
環および処理でクローズドシステムを提供する。本発明
によれば、プロセス内への二次空気の侵入が最小に保つ
ため細分化装置、特に毛羽立て機で換気スリットを経て
周りの空気の代りに再循環ガスを吸入することおよび供
給口（furnish）に追加のパッキングスクリューを用い
る。本発明によれば、二次空気の侵入が実質的に、好ま
しくは完全に防止される密閉輸送手段、詳細にはパッキ
ングスクリュー等が、材料、とくに繊維質の材料であっ
て好都合には高密度の材料の添加のため、及び／又は媒
体、詳細にはガス、好ましくはキャリヤガス及び／又は
反応ガス、ならびに必要に応じて化学薬品を細分化装置
（とくにフラッファー）添加するために使用される。
［発明の効果］ 本発明によれば、有利には高密度の繊維質材料および
媒体、特にガス、好ましくはキャリヤガスおよび／また
は反応ガス、ならびに必要に応じて用いる化学薬品を細
分化装置、特に毛羽立て機に入口オリフィスを通り、一
緒に導入することができる。
媒体、特にガス、好ましくはキャリヤガスおよび／また
は反応ガス、ならびに必要に応じて用いる化学薬品を細
分化装置、特に毛羽立て機に入口オリフィスを通り、一
緒に導入することができる。
本発明の好適実施例によれば、再循環ガスは細分化装
置、特に毛羽立て機に別個の入口オリフィスを経て導入
可能である。
置、特に毛羽立て機に別個の入口オリフィスを経て導入
可能である。
［実 施 例］ 本発明の実施例を添付図面を参照して説明する。
第１図において、参照番号１は細分化装置、特に、毛
羽立て機または他のデフイブレータ（defibrator）を示
すのに使用され、２は反応装置、３は廃ガス排出手段、
4,5および７は熱交換器、６はガス処理装置を示す。繊
維質材料、キャリヤガス、反応ガスおよび必要に応じて
添加される化学薬品は細分化装置（特にフッラッファ
ー）のオリフィスＥで矢Ｅ′の方向に一緒に導入される
か、あるいは、循環ガスが細分化装置から分離され、矢
Ａ′の方向に位置Ａにおいてフラッファー内に送入され
る。細分化または漂白作業後、細分化または漂白した材
料、特に繊維質材料は、媒体、すなわちキャリヤガス、
特にCO2、好ましくはO2、反応ガス、特にNOX、好ましく
はO3、および必要に応じて加えた化学薬品から反応装置
２を用いての本発明の有利な実施例にしたがって分離さ
れる。次に、漂白媒体は排気ガス排出手段３に運ばれ、
それから大気中に放出されるか、またはその少なくとも
一部が熱交換器４に通り、その少なくとも一部が必要に
応じ熱交換器５に送られ運転上の必要性に応じて冷却ま
たは加熱する。循環ガス、すなわち、キャリヤガス、反
応ガスおよび選択的に用いられる化学薬品、特に、H2O2
は、運転条件に応じて熱交換器４で冷却または加熱され
た後、細分化装置、特にフラッファー１に場所Ａで別々
に、または、場所Ｅで繊維質材料、反応ガス、キャリヤ
ガスおよび必要に応じて用いられる化学薬品と一緒に供
給される。他方、循環ガス、すなわちキャリヤガス、反
応ガスおよび必要に応じて用いられる化学薬品の少なく
とも一部分は、必要に応じて熱交換器５内で熱処理され
た後、ガス処理装置６に送られ、循環ガス、すなわちキ
ャリヤガス、反応ガスおよび必要に応じて用いられる化
学薬品を反応ガスに変換する。この循環ガスまたは反応
ガスは必要に応じて熱交換器７で熱処理した後に細分化
装置（特にフラッファー１）内に、場所Ａに送られ、お
よび／または、繊維質材料、キャリヤガス、反応ガス、
必要に応じて用いられる化学薬品と一緒に場所Ｅに送ら
れる。他の矢印はガスまたは循環ガスの流れの方向、ま
たは繊維質材料−ガス−化学薬品混合物の移動方向を示
す。反応装置２からの繊維質材料の排出はFSで示されて
いる。排ガス排出手段３からの排ガスの排出がまた矢AE
で示されている。
羽立て機または他のデフイブレータ（defibrator）を示
すのに使用され、２は反応装置、３は廃ガス排出手段、
4,5および７は熱交換器、６はガス処理装置を示す。繊
維質材料、キャリヤガス、反応ガスおよび必要に応じて
添加される化学薬品は細分化装置（特にフッラッファ
ー）のオリフィスＥで矢Ｅ′の方向に一緒に導入される
か、あるいは、循環ガスが細分化装置から分離され、矢
Ａ′の方向に位置Ａにおいてフラッファー内に送入され
る。細分化または漂白作業後、細分化または漂白した材
料、特に繊維質材料は、媒体、すなわちキャリヤガス、
特にCO2、好ましくはO2、反応ガス、特にNOX、好ましく
はO3、および必要に応じて加えた化学薬品から反応装置
２を用いての本発明の有利な実施例にしたがって分離さ
れる。次に、漂白媒体は排気ガス排出手段３に運ばれ、
それから大気中に放出されるか、またはその少なくとも
一部が熱交換器４に通り、その少なくとも一部が必要に
応じ熱交換器５に送られ運転上の必要性に応じて冷却ま
たは加熱する。循環ガス、すなわち、キャリヤガス、反
応ガスおよび選択的に用いられる化学薬品、特に、H2O2
は、運転条件に応じて熱交換器４で冷却または加熱され
た後、細分化装置、特にフラッファー１に場所Ａで別々
に、または、場所Ｅで繊維質材料、反応ガス、キャリヤ
ガスおよび必要に応じて用いられる化学薬品と一緒に供
給される。他方、循環ガス、すなわちキャリヤガス、反
応ガスおよび必要に応じて用いられる化学薬品の少なく
とも一部分は、必要に応じて熱交換器５内で熱処理され
た後、ガス処理装置６に送られ、循環ガス、すなわちキ
ャリヤガス、反応ガスおよび必要に応じて用いられる化
学薬品を反応ガスに変換する。この循環ガスまたは反応
ガスは必要に応じて熱交換器７で熱処理した後に細分化
装置（特にフラッファー１）内に、場所Ａに送られ、お
よび／または、繊維質材料、キャリヤガス、反応ガス、
必要に応じて用いられる化学薬品と一緒に場所Ｅに送ら
れる。他の矢印はガスまたは循環ガスの流れの方向、ま
たは繊維質材料−ガス−化学薬品混合物の移動方向を示
す。反応装置２からの繊維質材料の排出はFSで示されて
いる。排ガス排出手段３からの排ガスの排出がまた矢AE
で示されている。
第２図ａおよび第２図ｂは本発明による細分化装置、
特にフラッファー１の縦断面図を示す。入口オリフィス
Ｅは繊維質材料、キャリヤガス、反応ガス、循環ガスお
よび必要に応じて用いられる化学薬品を、特に破砕板M1
およびM2に対して軸線方向に、方向Ｅ′に導入するため
に用いられ、一方、本発明によれば入口オリフィスＡは
循環ガスを細分化装置、特にフラッファー１に、好都合
には換気スリットを経て、破砕板M1およびM2の回転軸線
に対して垂直に導入するために用いられる。
特にフラッファー１の縦断面図を示す。入口オリフィス
Ｅは繊維質材料、キャリヤガス、反応ガス、循環ガスお
よび必要に応じて用いられる化学薬品を、特に破砕板M1
およびM2に対して軸線方向に、方向Ｅ′に導入するため
に用いられ、一方、本発明によれば入口オリフィスＡは
循環ガスを細分化装置、特にフラッファー１に、好都合
には換気スリットを経て、破砕板M1およびM2の回転軸線
に対して垂直に導入するために用いられる。
材料または媒体の導入中には入口オリフィスＥを通る
二次空気の侵入の防止には密閉輸送手段Ｆ、特にパッキ
ングスクリューを用いるのが好都合でこれにより少なく
ともその大部分は防止される。
二次空気の侵入の防止には密閉輸送手段Ｆ、特にパッキ
ングスクリューを用いるのが好都合でこれにより少なく
ともその大部分は防止される。
材料、特に繊維質材料の細分化は、破砕板M1およびM2
によって行なわれる。上側破砕板M1は回転しないが、電
動機EM1によって垂直方向に移動することができ、一
方、下側破砕板M2は軸Ｗを経て回転自在に支持されてい
る。下側破砕板M2は電動機EM2によって駆動される。本
発明によれば、これらの細分化ユニットはローターまた
はステーター側を流体によって冷却または加熱するのに
適している。ステーターを冷却するのが好ましい。
によって行なわれる。上側破砕板M1は回転しないが、電
動機EM1によって垂直方向に移動することができ、一
方、下側破砕板M2は軸Ｗを経て回転自在に支持されてい
る。下側破砕板M2は電動機EM2によって駆動される。本
発明によれば、これらの細分化ユニットはローターまた
はステーター側を流体によって冷却または加熱するのに
適している。ステーターを冷却するのが好ましい。
オゾンを用いる場合、細分化装置、特にフラッファー
１の作業空間と軸受との間のシールは、気密および／ま
たは防爆形式に形成され、特に流体−保護軸面シールま
たはバリヤ媒体、便宜的にはバリヤガス、またはバリヤ
水を充填またはフラッシュしたシールとして形成する。
第２図ａは本発明による細分化装置、特にフラッファー
に軸線方向面シールＧを設けて示す縦断面図である。第
２図ｂは本発明による細分化装置、特にフラッファー
に、スタフィングボックスシールSTを設け、バリヤ水を
Ｓから導入するよう構成した例を示す縦断面図である。
１の作業空間と軸受との間のシールは、気密および／ま
たは防爆形式に形成され、特に流体−保護軸面シールま
たはバリヤ媒体、便宜的にはバリヤガス、またはバリヤ
水を充填またはフラッシュしたシールとして形成する。
第２図ａは本発明による細分化装置、特にフラッファー
に軸線方向面シールＧを設けて示す縦断面図である。第
２図ｂは本発明による細分化装置、特にフラッファー
に、スタフィングボックスシールSTを設け、バリヤ水を
Ｓから導入するよう構成した例を示す縦断面図である。
破砕されたまたは漂白された材料は媒体、すなわちキ
ャリヤガス、反応ガスおよび必要に応じて用いられた化
学薬品とともに出口オリフィスＯを経て排出される。
ャリヤガス、反応ガスおよび必要に応じて用いられた化
学薬品とともに出口オリフィスＯを経て排出される。
本発明によるプラントの広い作動状態範囲に対して最
適調整を得るために、適当な測定手段および調整手段が
細分化装置、特にフラッファー１に設けられる。本発明
によれば、媒体、特にガス、好ましくはキャリヤガスお
よび／または反応ガスおよび必要に応じて用いられる化
学薬品の細分化装置、特に、フラッファー１への導入量
をプロセスパラメータの関数として制御することができ
る。
適調整を得るために、適当な測定手段および調整手段が
細分化装置、特にフラッファー１に設けられる。本発明
によれば、媒体、特にガス、好ましくはキャリヤガスお
よび／または反応ガスおよび必要に応じて用いられる化
学薬品の細分化装置、特に、フラッファー１への導入量
をプロセスパラメータの関数として制御することができ
る。
本発明によるプラント内での火災または爆発をできる
だけ防止するため、不活性キャリヤガス（例えば、C
O2）を用いる既知の方法の他に、既に示された方法を補
充することが提案される。
だけ防止するため、不活性キャリヤガス（例えば、C
O2）を用いる既知の方法の他に、既に示された方法を補
充することが提案される。
細分化装置、特にフラッファーの破砕板は非火花発生
材料、有利には、ベリリウム材料により構成される。
材料、有利には、ベリリウム材料により構成される。
本発明による細分化装置、特にファッファーはブロー
アウト防止のため爆発保護システムによって反応装置か
ら分離するのがよい。
アウト防止のため爆発保護システムによって反応装置か
ら分離するのがよい。
第１図は本発明の方法を実施する装置の概略線図であ
る。 第２図ａおよび第２図ｂは本発明によるフラッファーの
縦断面図である。 １……細分化装置、特にフラッファー ２……反応装置 4,5,7……熱交換器 ６……ガス処理装置 M1,M2……破砕板 Ｆ……コンベヤ装置 Ｗ……回転軸 EM1,EM2……電動機
る。 第２図ａおよび第２図ｂは本発明によるフラッファーの
縦断面図である。 １……細分化装置、特にフラッファー ２……反応装置 4,5,7……熱交換器 ６……ガス処理装置 M1,M2……破砕板 Ｆ……コンベヤ装置 Ｗ……回転軸 EM1,EM2……電動機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 ＦＩ Ｄ２１Ｄ 1/30 Ｄ２１Ｄ 1/30 (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) D21B 1/04 D21C 9/147 D21C 9/10 D21C 7/14 D21D 1/20 D21D 1/30
Claims (14)
- 【請求項１】ガスを加えて繊維質材料を細分化する方法
において、加えられるガスがキャリヤーガスと繊維質材
料を漂白するための反応ガスを含み、キャリヤーガスと
して酸素及び／または二酸化炭素を使用し、細分化装置
から出たガスを温度変化させて処理し、次いでこのガス
を前記細分化装置に再循環させることを特徴とする繊維
質材料の細分化方法。 - 【請求項２】繊維質材料は高密度で乾燥分含量の高い繊
維質材料である請求項１に記載の方法。 - 【請求項３】ガスとともに化学薬品を繊維質材料に加え
る請求項１または２に記載の方法。 - 【請求項４】細分化された高密度の繊維質材料を細分化
装置からガスとともに反応装置に送り、その反応装置か
らガスを排出させ、そのガスを処理して温度変化させ、
次いでこれを前記の細分化装置へ再循環させる請求項１
ないし３のいずれかに記載の方法。 - 【請求項５】用いられる反応ガスがO3及び／またはNOX
である請求項２ないし４のいずれかに記載の方法。 - 【請求項６】H2O2が化学薬品として用いられる請求項３
ないし５のいずれかに記載の方法。 - 【請求項７】細分化装置から出るガスの少なくとも一部
を排出し、及び／またはその温度を変化させる請求項１
ないし３、及び５ないし６のいずれかに記載の方法。 - 【請求項８】反応装置から出るガスの少なくとも一部を
排出し、及び／またはそれの温度を変化させる請求項４
ないし７のいずれかに記載の方法。 - 【請求項９】ガスをさらに化学−物理的に処理する請求
項７または８に記載の方法。 - 【請求項１０】繊維質材料を細分化する細分化装置、繊
維質材料の処理に使用したガスの再循環手段、及びガス
の温度を変化させる熱交換器から成り、前記細分化装
置、再循環手段、及び熱交換器が実質的に閉じたシステ
ムを形成し、繊維質材料とガスをともに細分化装置に入
口オリフィスを介して導入し、または再循環ガスを別の
入口オリフィスを介して細分化装置に導入し得るように
したことを特徴とする請求項１ないし９のいずれかに記
載の方法を実施するための装置。 - 【請求項１１】二次空気の侵入を実質的に完全に防止す
る手段として密閉された輸送手段を用いて繊維質材料、
及び／またはガスを細分化装置に供給する請求項10に記
載の設備。 - 【請求項１２】輸送手段がパッキングスクリューである
請求項11に記載の装置。 - 【請求項１３】細分化装置がローラ側またはステータ側
で冷却または加熱することができる請求項10ないし12の
いずれかに記載の装置。 - 【請求項１４】細分化装置が流体によって冷却または加
熱される請求項13に記載の装置。
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